JP2006267629A - 光ファイバケーブル - Google Patents

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Junji Masunaga
淳二 増永
Koji Niikura
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Abstract

【課題】支持線部から切り離された後の光ファイバ心線を収納した本体部が、所定の曲げ半径以下には曲がりにくくされた自己支持型の光ファイバケーブルを提供する。
【解決手段】本体部11と支持線部12からなる自己支持型の光ファイバケーブルであって、本体部11は中心部に1本以上の光ファイバ心線14を配し、その両側にテンションメンバ15、15’を配して本体部外被16により一体に被覆してなり、テンションメンバの少なくとも一方は、支持線部12と本体部11の中心を通る中心軸Yから所定の距離離れた位置に1対の抗張力線材15aを対称に配し形成する。また、光ファイバケーブルの許容曲げ半径をR、1対の抗張力線材15aと中心軸Yとの距離をD、テンションメンバ15の遊びをFとしたとき、D/R≧Fの関係を満足させるように設定する。なお、テンションメンバ15の遊びFは、0.013〜0.053%とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ファイバを屋外から屋内に引落とすのに用いられる本体部と支持線部からなる自己支持型の光ファイバケーブルに関する。
インターネット等の急速な普及により情報通信の高速化、情報量の増大に加え、最近では双方向通信と大容量通信の光ネットワークの構築が進展し、通信事業者と各家庭を直接光ファイバで結び高速通信サービスを提供するFTTH(Fiber To The Home)サービスが開始されている。このため、宅内への引き込みに用いられるドロップケーブルと言われている光ファイバケーブルの需要が増えている。
この光ファイバケーブルは、例えば、図3に示すように、本体部1と支持線部2を切り離し容易な首部3で一体に連結して構成されている(例えば、特許文献1参照)。本体部1は、例えば、テープ状の光ファイバ心線4の両端側にテンションメンバ5を平行に配し、本体部外被6により一体に被覆収納して構成される。また、本体部外被6の両側面には、内部の光ファイバ心線4を取り出しやすいように、引裂き用のノッチ9が設けられている。支持線部2は、鋼線等の高抗張力線からなる支持線7を、本体部外被6の成型と同時に成型される支持線部外被8で被覆して構成される。
光ファイバケーブルを布設する時、支持線部2は、張力を加えて構造物に固定したり、本体部1をクロージャ等に引き込むために、本体部1から部分的に切り離される。また、屋内の光配線に用いる場合にも、支持線部2を本体部1から切り離して使用される。このため、本体部1と支持線部2とは、手で容易に切り離せるように細幅の首部3を介して連結一体化されている。しかし、通常の使用形態では、本体部1は支持線部2にしっかり吊り下げ支持されるように一体に結合連結されている。
特開2003−90942号公報
上記の特許文献1には、支持線部2から切り離された本体部1のクロージャへの収納作業性を改善するために、テンションメンバ5のサイズを変えて、本体部の曲げ剛性が所定の値となるようにしている。一方、本体部1と支持線部2とを切り離す場合、例えば、支持線部2を所定の位置で切断し、切断端から首部3に切り込みを入れ、次いで図4に示すように、本体部1側をU字状に折り返しながら矢印方向に引っ張るようにして切り離している。この切り離しには0.5kg〜2.0kg程度の力が必要であるが、上記の方法によれば、現場作業としては特別な工具を用いることなく本体部1を支持線部2から切り離すことができる。
しかし、本体部1に過度の曲がりが与えられて内部の光ファイバ心線に断線が生じることがあり、支持線部2と本体部1の切り離しの作業には、かなりの注意力をもって行なう必要があり、その作業性については十分であるとは言えないものであった。
本発明は、上述した実情に鑑みてなされたもので、支持線部から切り離された後の光ファイバ心線を収納した本体部が、所定の曲げ半径以下には曲がりにくくされた自己支持型の光ファイバケーブルの提供を課題とする。
本発明による光ファイバケーブルは、本体部と支持線部からなる自己支持型の光ファイバケーブルであって、本体部は中心部に1本以上の光ファイバ心線を配し、その両側にテンションメンバを配して本体部外被により一体に被覆してなり、テンションメンバの少なくとも一方は、支持線部と本体部の中心を通る中心軸から所定の距離離れた位置に1対の抗張力線材を対称に配して形成する。また、本発明による光ファイバケーブルの許容曲げ半径をR、1対の抗張力線材と中心軸との距離をD、テンションメンバの遊びをFとしたとき、D/R≧Fの関係を満足させるように設定する。なお、テンションメンバの遊びFは、0.013〜0.053%とする。
本発明によれば、従来の中心軸線上に配したテンションメンバを、中心軸を挟んで配される1対の抗張力線材で形成することにより、ケーブルの許容曲げ半径を所定以下にならないように制限することができ、過度の曲げで光ファイバ心線が破断するのを防止することができる。
図1により本発明の実施形態を説明する。図1(A)は単心の光ファイバ心線を収納した例を示し、図1(B)はテープ状の光ファイバ心線を収納した例を示す図である。図中、11は本体部、12は支持線部、13は首部、14は光ファイバ心線、15,15’はテンションメンバ、15a,15bは抗張力線材、16は本体部外被、17は支持線、18は支持線被覆、19はノッチを示す。
本発明による光ファイバケーブルは、図1(A)に示すように、本体部11と支持線部12とからなる自己支持型の光ファイバケーブルで、本体部11と支持線部12とを細幅の首部13により連結一体化して構成される。本体部11は、例えば、中央部に1本以上の光ファイバ心線14を配し、この光ファイバ心線14と平行にテンションメンバ15及び15’を配して、本体部外被16により一体に被覆収納して構成される。本体部外被16の両側面には、従来と同様に内部の光ファイバ心線14を取り出しやすいように引裂き用のノッチ19を設けることができる。
本体部11を構成する本体部外被16は、難燃性ポリエチレン(PE)やポリ塩化ビニル(PVC)等の熱可塑性樹脂で形成し、例えば、両側面が平坦な矩形状断面とする。なお、矩形状断面と言っても厳密な矩形である必要はなく、本体部11の両側面が中心軸Yに対して平行な平面となるように形成されていればよく、角部が丸められた円形、長円形に近い形状であってもよい。なお、光ファイバケーブルは、収納される光ファイバ心線14が1〜数本の場合、例えば、本体部11の横幅L1が2.0mm程度、高さ幅L2が3.1mm程度、支持線部12を含めた全体の高さL3が5.3mm程度で、支持線部12の直径が2.0mm程度で形成される。
支持線部12は、鋼線等の高抗張力線からなる支持線17を支持線被覆18で被覆して構成される。支持線被覆18は、本体部外被16と同じ樹脂材料で本体部外被16の成型と同時に中央の細幅の首部13を介して成型される。この構成により、光ファイバ心線14、テンションメンバ15,15’と支持線17は、一体化される。
光ファイバケーブルを布設する際には、支持線部12を所定の位置で切断し、両端に張力を加えて構造物に固定したり、クロージャ等に挿通される。この場合、支持線部12の切断された端部に切り込みを入れて、図4で示したように、本体部11の側面側をU字状に曲げながら細幅の首部13を破断して、本体部11と支持線部12とを部分的に切り離なす。
本発明における光ファイバ心線14は、標準外径が125μmのガラスファイバを外径が250μm前後の保護被覆で被覆した光ファイバ素線と称されているもの、並びに、その外側にさらに補強被覆を施した構成のもの全てを含むものとする。この光ファイバ心線14は、1本〜数本程度を本体部外被16で直接被覆して配されるが、複数本の光ファイバ心線を共通被覆で一体化したテープ状の光ファイバ心線とした形態で用いてもよい。
光ファイバ心線14に平行に配されるテンションメンバ15及び15’は、鋼線あるいはガラス繊維強化プラスチック(FRP)、アラミド繊維強化プラスチック(K−FRP)などの抗張力線材を用いることができる。本発明におけるテンションメンバ15及び15’は、本体部11と支持線部12の中心を通る中心軸Y上で、光ファイバ心線14を両側から挟むようにして配置される。
本発明においては、テンションメンバの少なくとも一方、例えば、支持線部12側に位置するテンションメンバ15を1対の抗張力材15aで形成する。反対側の支持線部12を有しない側のテンションメンバ15’は従来通りの単一の抗張力線材15bで形成することができる。なお、支持線部12側に単一の抗張力線材15bからなるテンションメンバ15’を設け、支持線部12を有しない側に1対の抗張力材15aからなるテンションメンバ15を設けるようにしてもよい。
テンションメンバ15は、1対の抗張力線材15aを中心軸Yから所定の距離Dだけ離した対称配置で形成され、1対の抗張力線材15a間の距離は2Dとなるようにされる。なお、テンションメンバ15側の抗張力線材15aの1本の断面積は、テンションメンバ15’側の単一の抗張力線材15bを用いる場合より細くして、テンションメンバ15側と15’側の抗張力は同じ程度になるようにすることができる。
上記のように、光ファイバケーブルの本体部11に、1対の抗張力線材15aからなるテンションメンバ15を配することにより、本体部11を支持線部12から切り離して中心軸Yと平行な面方向に湾曲すると、湾曲の内側となる抗張力線材15aは圧縮応力を受け、外側の抗張力線材は引張り応力を受けることとなり、湾曲するのを抑制するように働く。これにより、本体部11が過度に曲げられ、内部の光ファイバ心線が断線するのを防止することができる。
しかし、本体部11を曲げる際に、抗張力線材15aに直ちに引張り応力が生じるのではなく、曲げの初期に応力が生じない多少の遊びがある。本発明では、この遊びを利用して所定半径までは容易に曲げることができるが、遊びがゼロとなって本体部11が所定の半径以下に曲げられるのを阻止されるようにしている。ここで、本体部11の許容曲げ半径をR、抗張力線材15aと中心軸Yとの距離をD、抗張力線材15aの遊びをFとしたとき、「D/R≧F(%)」の関係が得られるようにするのが望ましい。
具体的には、本体部1の許容曲げ半径Rが15mm〜30mmであり、抗張力線材15aと中心軸Yとの距離Dを0.4mm〜0.8mmであるとすると、抗張力線材15aの遊びFは、0.013〜0.053(%)となる。なお、この遊びFを所定値に設定するには、本体部外被の成型時に、光ファイバ心線とともに供給される抗張力線材15aの繰出し張力を調整することにより行なうことができる。
図1(B)は、収納する光ファイバ心線14に複数本の光ファイバ心線を1列平行に並べてテープ状にした光ファイバテープ心線を用いた例を示したものである。この場合は、テープ状に一列に配された複数本の光ファイバ心線14が、中心軸Y上に一列に並ぶように本体部外被16内に収納する。1対の抗張力線15aからなるテンションメンバ15と単一の抗張力線材15bからなるテンションメンバ15’は、図1(A)の場合と同様に、光ファイバ心線の両端を挟むようにして平行に配される。
図2は、他の実施形態を説明する図で、図2(A)は単心の光ファイバ心線を収納した例を示し、図2(B)はテープ状の光ファイバ心線を収納した例を示す図である。図中の符号は図1に用いたのと同じ符号を用いることにより説明を省略する。この実施形態は、光ファイバ心線14を挟む両側のテンションメンバをいずれも、1対の抗張力線材15aで形成したものである。
この例は、光ファイバ心線14を挟む両側のテンションメンバ15は、いずれも中心軸Yを挟んで1対の抗張力線材15aで形成されているため、バランスのとれた構成となり、本体部外被16の成型が容易となる。また、本体部11を支持線部12から切り離して中心軸Yと平行な面方向に湾曲すると、両側のテンションメンバ15の抗張力線材15aで、均等に圧縮応力と引張り応力を受けるので、本体部11の湾曲に捻じれが発生せず均等な曲げ応力で所定の曲げ半径以下に曲げられるのを阻止することができる。
本発明の実施形態を説明する図である。 本発明の他の実施形態を説明する図である。 従来の技術を説明する図である。 支持線部と本体部を切り離す形態を説明する図である。
符号の説明
11…本体部、12…支持線部、13…首部、14…光ファイバ心線、15,15’…テンションメンバ、15a,15b…抗張力線材、16…本体部外被、17…支持線、18…支持線被覆、19…ノッチ。

Claims (3)

  1. 本体部と支持線部からなる自己支持型の光ファイバケーブルであって、前記本体部は中心部に1本以上の光ファイバ心線を配し、その両側にテンションメンバを配して本体部外被により一体に被覆してなり、前記テンションメンバの少なくとも一方は、前記支持線部と本体部の中心を通る中心軸から所定の距離離れた位置に1対の抗張力線材を対称に配して形成されていることを特徴とする光ファイバケーブル。
  2. 前記本体部の許容曲げ半径をR、前記1対の抗張力線材と前記中心軸との距離をD、テンションメンバの遊びをFとしたとき、D/R≧Fの関係を満足させることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバケーブル。
  3. 前記テンションメンバの遊びFが、0.013〜0.053%であることを特徴とする請求項2に記載の光ファイバケーブル。
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