JP6056295B2 - 光ドロップケーブル - Google Patents

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本発明は、たとえば光ファイバを屋外から利用者宅内へ引き込むために配線される光ドロップケーブルに関する。
特許文献1には、光ファイバ心線の両側に一対の第1抗張力体が平行に配置され、それらがケーブル外被で被覆されてなるケーブル本体部と、第2抗張力体がケーブル外被で被覆されてなるケーブル支持部とが、連結部により一体的に接続されてなる光ドロップケーブルが記載されている。
特開2005−173090号公報
近年、ケーブル外被に用いられる樹脂材料の原価低減や取扱性および収納性の向上を目的として、光ドロップケーブルの小型化が要求されている。この小型化に伴い、第1抗張力体と連結部との間隔も狭くなるが、この間隔が狭くなると、ケーブル本体とケーブル支持部とを分離させると第1抗張力体と連結部との間の部分の外被が連結部とともに第1抗張力体から剥離して、第1抗張力体が露出してしまうことがある。
そこで、本発明は、小型化を実現できるとともに、本体部と支持線部とを分離する際に抗張力線が露出しにくい光ドロップケーブルを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の光ドロップケーブルは、
光ファイバ心線と、前記光ファイバ心線の両側に平行に配置される一対の抗張力線と、前記光ファイバ心線と前記一対の抗張力線とを被覆する外被と、を有する本体部と、
支持線と、前記支持線を被覆する外被と、を有する支持線部と、
前記本体部と前記支持線部とを連結する連結部と、
を備え、
前記一対の抗張力線のうち前記連結部に近い側の第1の抗張力線から前記連結部までの距離が、前記連結部の幅の0.53倍以上2.5倍以下であることを特徴とする。
また、本発明の光ドロップケーブルは、前記外被の破断強度と前記連結部の幅の積が2〜10MPa・mmの範囲内であるものが好ましい。
本発明によれば、小型化を実現できるとともに、本体部と支持線部とが分離される際に、第1の抗張力線が露出しにくい光ドロップケーブルを得ることができる。
本発明の実施形態に係る光ドロップケーブルの一例を示す断面図である。 従来の光ドロップケーブルを示す断面図である。 光ドロップケーブルを分離するときの分離力測定方法を示す模式図である。 光ドロップケーブルの連結部と第1の抗張力線との距離と分離力との関係を示すグラフである。 図4における光ドロップケーブルの分離力を、連結部と第1の抗張力線との距離と、連結部の幅との比で示したグラフである。 異なる破断強度を有する外被により形成された複数の光ドロップケーブルにおける、連結部の幅と分離力との関係を示したグラフである。 図6の光ドロップケーブルにおいて、破断強度と連結部の幅との積と、分離力との関係を示したグラフである。
以下、本発明に係る光ドロップケーブルの実施の形態の例を、図1から図5に基づいて説明する。
図1に示す光ドロップケーブル1は、並行に配置された本体部2と支持線部3とが連結部4により接続された構成である。
本体部2は、光ファイバ心線10と一対の抗張力線5a,5bとが熱可塑性樹脂の外被6により被覆されることにより、一体的に構成されている。光ファイバ心線10と、2本の抗張力線5a,5bは、外被6と密着するようにほぼ隙間なく被覆されている。本体部2は、例えば断面形状が2mm四方の略正方形であり、従来の光ドロップケーブルの本体部と比べて小型化が実現されている。
本体部2の略中央に配置された光ファイバ心線10は、コアとクラッドとからなる二重構造のガラス体の外周に紫外線硬化型樹脂が被覆された構成で、その外径寸法が0.25mmであるものを例示できる。
一対の抗張力線5a,5bは、光ファイバ心線10に対して光ドロップケーブル1の断面長手方向(図1中の上下方向)の両側に平行に配置されている。抗張力線5a,5bとしては、鋼線、アラミド繊維、ガラス繊維強化プラスチック(ガラスFRP)等が用いられている。抗張力線5a,5bの外周には、接着層(図示せず)が設けられていることが好ましい。その場合、抗張力線5a,5bと外被6との間が強く接着される。接着層の材質は、ポリエチレンが好適に用いられる。
外被6の熱可塑性樹脂は、難燃ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル(PVC)等を好適に使用することができる。
このように、光ファイバ心線10と抗張力線5a,5bとが外被6により一括に被覆されていることにより、本体部2に付加される張力等の外力を抗張力線5a,5bが受けて、光ファイバ心線10を外力から保護することができる。
なお、一対の抗張力線5a,5bのうち、連結部4に近い側に配置されているものを第1の抗張力線5aとし、連結部4から遠い側に配置されているものを第2の抗張力線5bとする。
本体部2の外被6には、光ファイバ心線10を中央にして対向するように光ドロップケーブル1の断面短手方向(図1中の左右方向)に一対のノッチ8が形成されている。2つのノッチ8から外被6に断面短手方向の切り込みを入れて断面長手方向に引き裂き、本体部2を二つに分割することで、光ファイバ心線10を容易に取り出すことができる。
支持線部3は、光ドロップケーブル1を架空で支持するための強度を有するように構成されており、鋼やFRP等の支持線7が熱可塑性樹脂の外被6により被覆されている。また、支持線7の外周には接着層が設けられていることが好ましい。支持線部3の外径はたとえば2mmである。
連結部4は、本体部2及び支持線部3の外被6と同じ樹脂により形成され、本体部2と支持線部3とを連結して一体化している。この連結部4は、幅Wがたとえば0.2〜0.4mmであり、高さがたとえば2mmである。本体部2と支持線部3とを分割する際には、連結部4を手指等で簡単に引き裂くことができる。本体部2と支持線部3とを適度な力で分離可能な分離力は、たとえば、1〜14Nである。なお、本体部2と支持線部3とを分離する際のより好ましい分離力は5〜10Nである。
また、本実施形態の光ドロップケーブル1では、光ファイバ心線10、第1および第2の抗張力線5a,5b、および支持線7の中心が同一平面上に並ぶように配置されている。
上述のように、近年、光ドロップケーブル1の小型化が要求されており、連結部4と第1の抗張力線5aとの間隔が狭くなっている。そのため、本体部2と支持線部3とを分割する際に、図2に示すように、連結部4と第1の抗張力線5aとの間の部分の外被6が連結部4とともに第1の抗張力線5aから剥離して、第1の抗張力線5aが露出してしまうことがある。
この問題を解決するため、本発明者は、鋭意検討を重ねた結果、連結部4から第1の抗張力線5aまでの距離A(図1参照)が連結部4の幅Wの1/2倍以上であると、適切に本体部2と支持線部3とが分離でき、第1の抗張力線5aが露出しにくくなることを見出した。
さらに、本実施形態の光ドロップケーブル1においては、小型化を実現するため、連結部4から第1の抗張力線5aまでの距離Aが連結部4の幅Wの2.5倍以下であることが好ましい。
以上説明した本実施形態に係る光ドロップケーブル1では、連結部4から第1の抗張力線5aまでの距離Aを連結部4の幅Wの1/2倍以上2.5倍以下としている。これにより、光ドロップケーブル1を小型化させながら、本体部2と支持線部3とを分離する際に第1の抗張力線5aが露出しにくいものとすることができる。
また、本実施形態に係る光ドロップケーブル1では、外被6の破断強度Mと連結部4の幅Wの積が2〜10MPa・mmの範囲内となるように連結部4が形成されている。そのため、本体部2と支持線部3とを適度な力で分離することができる。
連結部4から第1の抗張力線5aまでの距離Aを変えた複数の光ドロップケーブル1にて、本体部2と支持線部3とを分離するときの分離力を以下の方法にて測定した。
図3に示すように、光ドロップケーブル1の先端部において所定長さ分だけ本体部2と支持線部3とを分離しておく。分離された支持線部3を固定手段100にて固定し、本体部2を固定手段200にて固定する。固定手段200を光ドロップケーブル1の他端部側へ移動させていき、本体部2と支持線部3とが分離されるときの分離力を測定した。その結果を図4に示す。
図4は、連結部4の幅Wが0.2mmあるいは0.3mmの場合における距離Aと分離力との関係を示すグラフである。
図4に示すように、距離Aが短くなるにつれて分離力は小さくなり、距離Aが一定以上短くなると容易に連結部4が分離してしまう。この容易に分離してしまった光ドロップケーブルを観察したところ、図2に示すように、第1の抗張力線5aが露出していることが確認された。
図5は、分離力を距離Aと連結部4の幅Wとの比(A/W)で示したグラフである。図5中において、黒く塗りつぶしてあるプロットについては、本体部2と支持線部3とを分離する際に第1の抗張力線5aが露出してしまったものを示している。図5に示すように、黒く塗りつぶしてあるプロットが分布しているのはA/Wが0.5よりも小さいものに限られる。
以上より、距離Aが連結部4の幅Wの1/2以上であると、適切に本体部2と支持線部3とが分離でき、第1の抗張力線5aが露出しにくくなることが確認された。
次に、外被6として破断強度Mが10〜20MPaの材料のうち異なる3つの材料を選定して作製した外被A〜Cを用い、外被A〜Cにより形成された連結部4の幅Wと分離力との関係を測定した。その結果を図6および図7に示す。なお、破断強度Mは、JIS C3005の「4.16 絶縁体及びシースの引張り」に従い、測定した。
図6は、外被A〜Cごとに、連結部4の幅Wと分離力との関係を示したグラフである。図6に示すように、破断強度M及び連結部4の幅Wと分離力とは比例の関係にあり、破断強度Mが高くなるほど、また連結部4の幅Wが広くなるほど、分離力が高くなる。
図7は、破断強度Mと連結部の幅Wとの積(MPa・mm)と、分離力との関係を示したグラフである。図7に示すように、分離力は破断強度Mと幅Wとの積と比例の関係にあり、連結部4が容易に引き裂かれず、本体部2と支持線部3とを適度な力で分離可能な分離力(たとえば、1〜14N)を得るためには、外被6の破断強度Mと連結部4の幅Wの積が2〜10MPa・mmの範囲内であることが好ましいことがわかる。
また、より好ましい分離力である5〜10Nを得るためには、外被6の破断強度Mと連結部4の幅Wの積が4〜8MPa・mmの範囲内であることが望ましいことがわかる。
以上、本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。また、上記説明した構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等に変更することができる。
1:光ドロップケーブル、2:本体部、3:支持線部、4:連結部、5a:第1の抗張力線、5b:第2の抗張力線、10:光ファイバ心線

Claims (2)

  1. 光ファイバ心線と、前記光ファイバ心線の両側に平行に配置される一対の抗張力線と、前記光ファイバ心線と前記一対の抗張力線とを被覆する外被と、を有する本体部と、
    支持線と、前記支持線を被覆する外被と、を有する支持線部と、
    前記本体部と前記支持線部とを連結する連結部と、
    を備え、
    前記一対の抗張力線のうち前記連結部に近い側の第1の抗張力線から前記連結部までの距離が、前記連結部の幅の0.53倍以上2.5倍以下である、光ドロップケーブル。
  2. 前記外被の破断強度と前記連結部の幅の積が2〜10MPa・mmの範囲内である、請求項1に記載の光ドロップケーブル。
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