JP3166245U - 光ファイバケーブル - Google Patents

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秀友 青木
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Abstract

【課題】既設のケーブルが存在する場合でも、配管内に敷設しやすい光ファイバケーブルを提供する。【解決手段】本光ファイバケーブル100は、平行に配置された2本のテンションメンバ1101、1102と、2本のテンションメンバの間に1列に配置された9心以上の光ファイバ心線1201〜120Nと、光ファイバ心線とテンションメンバとを覆う幅が厚さの2倍以上であるほぼ楕円形の外被130とを備える。例えば、光ファイバ心線は16心あり、2つの8心光ファイバテープコードで構成されており、外被の断面の外形は、厚さがほぼ6mm、幅がほぼ14mmである。【選択図】図1

Description

本考案は、配管内に配線される光ファイバケーブルに関する。
従来から多くの配管内に配線するための光ファイバケーブルが知られており、例えば特許文献1、2、3の光ファイバケーブルや特許文献4の図1に示した光ファイバケーブルがある。特許文献1、2、3の光ファイバケーブルでは、配管内に敷設しやすい形状として断面を円形としている。また、特許文献4の図1に示した光ファイバケーブルでは、光ファイバ心線の部分は、複数の単心の光ファイバ心線をより合わせた円形となっている。そして、光ファイバ心線を挟むように2本のテンションメンバが配置され、外被が光ファイバ心線とテンションメンバとを覆っている。
実開平5−30817号公報 特開平10−197765号公報 特開2009−128711号公報 特開2003−161867号公報
しかしながら、特許文献1のような断面円形の光ファイバケーブルを用いても、新しい光ファイバケーブルの敷設中に配管内に既に敷設されたケーブルに引っかかり、敷設できないなどの問題があった。なお、特許文献3の光ファイバケーブルはこのような課題を解決するために外被の摩擦抵抗を小さくした発明である。
本考案は、従来の光ファイバケーブルと同じ摩擦抵抗の外被であっても、既設のケーブルが存在する場合でも、配管内に敷設しやすい光ファイバケーブルを提供することを目的とする。
本考案の光ファイバケーブルは、平行に配置された2本のテンションメンバと、2本のテンションメンバの間に1列に配置された9心以上の光ファイバ心線と、光ファイバ心線とテンションメンバとを覆う幅が厚さの2倍以上であるほぼ楕円形の外被とを備える。なお、「幅」とは断面の最も長い部分の長さ、「厚さ」とは断面の最も短い部分の長さを意味する。また、「ほぼ楕円形」とは、角がないこと、あるいは円形を平らに変形した形状を意味する。
さらに具体的には、例えば、光ファイバ心線は16心あり、2つの8心光ファイバテープコードで構成されており、外被の断面の外形は、厚さがほぼ6mm、幅がほぼ14mmとすればよい。なお、「ほぼ」とは、製造上の許容範囲を含む意味である。
本考案の光ファイバケーブルは外形が平らな形状であり、厚さ方向には曲がりやすいので柔軟である。したがって、本考案の光ファイバケーブルは、既設のケーブルの隙間を通り抜けやすく、既設のケーブルが存在する場合でも配管内に敷設しやすい。
実施例1の光ファイバケーブルの構成を示す図。 実施例2の光ファイバケーブルの構成を示す図。 実施例2の16心光ファイバケーブルの敷設しやすさと、従来の丸型の16心光ファイバケーブルの敷設しやすさとを比較する実験の配管形態を示す図。
以下、本考案の実施の形態について、詳細に説明する。なお、同じ機能を有する構成部には同じ番号を付し、重複説明を省略する。
図1に実施例1の光ファイバケーブルの構成を示す。図1(A)は光ファイバケーブルの外観を示す図、図1(B)はA−A線での断面図である。光ファイバケーブル100は、平行に配置された2本のテンションメンバ110、110と、テンションメンバ110、110の間に1列に配置された光ファイバ心線120,…,120(ただし、Nは9以上の整数)と、光ファイバ心線120,…,120とテンションメンバ110、110とを覆う幅Wが厚さTの2倍以上であるほぼ楕円形の外被130とを備える。「幅W」とは断面の最も長い部分の長さ、「厚さT」とは断面の最も短い部分の長さを意味する。また、「ほぼ楕円形」とは、角がないこと、あるいは円形を平らに変形した形状を意味する。
光ファイバ心線としては、コアのモードフィールド径が9.5μm、クラッドの直径が125μmの石英のシングルモード光ファイバを、紫外線硬化樹脂で被覆した光ファイバ心線を用いればよい。また、光ファイバ心線120,…,120は、複数心を紫外線硬化樹脂でテープ状にまとめた光ファイバテープによって構成すればよい。例えば、N=12の場合には、4心光ファイバテープを3つ並べた構成でもよいし、8心光ファイバテープと4心光ファイバテープを並べた構成でもよい。さらには、光ファイバ心線として、光ファイバテープをノンハロゲン難燃ポリエチレンなどで被覆した光ファイバテープコードを用いてもよい。テンションメンバ110、110には、FRPをポリエチレンで被覆したものを用いればよい。外被130には、ノンハロゲン難燃ポリエチレンを用いればよい。
光ファイバケーブル100は、外形が平らな形状であり、厚さ方向には曲がりやすいので柔軟である。したがって、光ファイバケーブル100は、既設のケーブルの隙間を通り抜けやすく、既設のケーブルが存在する場合でも配管内に敷設しやすい。
実施例2では、より具体的な光ファイバケーブルについて説明する。図2に実施例2の光ファイバケーブルの構成を示す。図2(A)は光ファイバケーブルの外観を示す図、図2(B)はA−A線での断面図である。光ファイバケーブル200は、平行に配置された2本のテンションメンバ110、110と、テンションメンバ110、110の間に1列に配置された光ファイバ心線220,…,22016と、光ファイバ心線220,…,22016とテンションメンバ110、110とを覆う幅Wが厚さTの2倍以上であるほぼ楕円形の外被230とを備える。「幅W」とは断面の最も長い部分の長さ、「厚さT」とは断面の最も短い部分の長さを意味する。また、「ほぼ楕円形」とは、角がないこと、あるいは円形を平らに変形した形状を意味する。
また、光ファイバ心線220,…,22016は、コアのモードフィールド径が9.5μm、クラッドの直径が125μmの石英のシングルモード光ファイバを、紫外線硬化樹脂で被覆した光ファイバ心線である。光ファイバ心線220,…,220と光ファイバ心線220,…,22016は、それぞれ紫外線硬化樹脂でテープ状にまとめられ、8心光ファイバテープ225、225を形成している。さらに、8心光ファイバテープ225、225は、それぞれ、ノンハロゲン難燃ポリエチレンで被覆され、光ファイバテープコード227、227を形成している。そして、光ファイバ心線220,…,22016が同一平面上に1列に並ぶように、光ファイバテープコード227、227が配置されている。
テンションメンバ110、110は、FRPをポリエチレンで被覆したものである。外被230は、ノンハロゲン難燃ポリエチレンであり、光ファイバテープコード227、227とテンションメンバ110、110を覆うことで、光ファイバ心線220,…,22016とテンションメンバ110、110とを覆っている。また、外被230には、切込み部235、235が形成されている。切込み部235、235は、光ファイバケーブル200から光ファイバテープコード227、227を取り出すときに利用する。
光ファイバケーブル200は、幅Wが14mm、厚さTが6mm、質量が0.16kg/m、許容張力が22kgf、許容曲げ半径が55mmである。従来のスロットロッドを用いた丸型の16心の光ファイバケーブルは、直径が11.5mm、質量が0.1kg/m、許容張力が40kgf、許容曲げ半径が160mmである。このことから、断面積は同程度、許容張力が小さい、許容曲げ半径が小さいという特徴があることが分かる。なお、既存のケーブルがある配管に光ファイバケーブルを敷設する際には、既存のケーブルを傷つけてしまわないようにするため、敷設時のケーブルの張力を大きくできない。したがって、許容張力が小さいことは実際には問題とならない。そして、柔軟であることと断面が平たいことから、光ファイバケーブル200は既存のケーブルがある場合でも敷設しやすい。
[実験]
実施例2の16心光ファイバケーブルの敷設しやすさと、上記の従来の丸型の16心光ファイバケーブルの敷設しやすさとを比較する実験を行った。図3はこの実験の配管形態を示す図である。配管には、一般的に用いられている塩化ビニル製の直径25mmの配管を用いた。配管形態は、一般的なビルの配管曲がり方を考慮し、図3のA側から8m、6m、2m、4mの直線の配管を曲率半径が約300mmの配管で直角に接続したものとした。また、敷設では配管内にあらかじめ通しておいた通線ひも(細いワイヤ)に光ファイバケーブルの先端を固定し、図3のA側から光ファイバケーブルを挿入し、B側まで引っ張った。
まず、既設のケーブルがない状態で光ファイバケーブル200と従来の丸型光ファイバケーブルをそれぞれ敷設した。この実験では、どちらの光ファイバケーブルも問題なく敷設できた。次に、既設のケーブルが1本ある状態で比較した。既設の光ファイバケーブルとしては、光ドロップケーブルを用いた。光ドロップケーブルは電柱などからビルに光ファイバを引き込む際に用いられる心数の少ない光ファイバケーブルであり、具体的には、参考文献1(ドロップケーブル,古河電工[平成22年12月1日検索]、インターネット<URL: http://www.furukawa.co.jp/optcom/optcable/pdf/drop.pdf>.)や参考文献2(FTTH向け架空光ドロップケーブル,三菱電線工業時報,2003年4月,[平成22年12月1日検索]、インターネット<URL: http://www.mitsubishi-cable.co.jp/jihou/pdf/100/t5.pdf>.)などに示されている。この実験でも、それぞれの光ファイバケーブルに対して敷設実験を行った。
光ファイバケーブル200の場合は、すべての実験で配管の曲線部分での抵抗感もなく、既設のケーブルに引っかかることもなく敷設できた。一方、従来の丸型光ファイバケーブルの場合は、すべての実験で配管の曲線部分での抵抗感があり、既設のケーブルがずれる(移動する)事象が発生した。この事象は、既設のケーブルに負荷が加わっていることを示しており、既設のケーブルの損傷や切断の原因となる事象である。このように、光ファイバケーブル200は、従来の丸型光ファイバケーブルと比較し、既設のケーブルがある場合でも配管内に敷設しやすいことが分かる。
100、200 光ファイバケーブル
130、230 外被
110 テンションメンバ
120、220 光ファイバ心線
225 心光ファイバテープ
227 光ファイバテープコード
235 切込み部

Claims (3)

  1. 平行に配置された2本のテンションメンバと、
    前記2本のテンションメンバの間に1列に配置された9心以上の光ファイバ心線と、
    前記光ファイバ心線と前記テンションメンバとを覆い、幅が厚さの2倍以上であるほぼ楕円形の外被と、
    を備える光ファイバケーブル。
  2. 請求項1記載の光ファイバケーブルであって、
    前記光ファイバ心線は16心あり、2つの8心光ファイバテープコードで構成されている
    ことを特徴とする光ファイバケーブル。
  3. 請求項1または2記載の光ファイバケーブルであって、
    前記外被の断面の外形は、厚さがほぼ6mm、幅がほぼ14mmである
    ことを特徴とする光ファイバケーブル。
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