JP2006266762A - 追尾照準装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、3軸ジンバル構造を採用して天頂ロックを確実に回避することを前提として、装置の大型化を抑制するとともに、光軸調整の簡素化を図って調整誤差の減少化を得られ、追尾照準精度の向上化を図れる追尾照準装置を提供する。
【解決手段】被取付け体に取付け固定される装置ベース1と、この装置ベースに回転自在に支持されるジンバル部2との組み合せからなり、内部に、レーザ発生器7と、照明光学系8と、画像センサ14および、3軸ジンバル構造のクーデ光学系10を収容し、移動する目標物を追尾して画像を取り込み、かつレーザ光の照準を合わせて目標物を照射する追尾照準装置において、装置ベースに、レーザ発生器と、画像センサを配置するとともに、画像センサの光軸と、レーザ発生器から発振されるレーザ光の光軸とを、クーデ光学系における1軸の調整で一致させる光軸調整機構20を具備する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、不規則に移動する目標物を自動的に追尾して画像を取り込み、かつレーザ光の照準を合わせて目標物を照射する追尾照準装置に関する。
特殊な飛翔物体は、飛翔する航空機等から発生する熱を、赤外線を利用して感知し、かつ自動的に追跡する機能を備えている。一方、特殊な航空機等には前記飛翔物体の追跡機能を撹乱する装置が搭載されている。これは、たとえば地上に配置される、もしくは警戒用航空機に搭載される広域レーダ等からの情報をもとに飛翔物体を目標物として確認し、追尾し、照準を合せて追尾を撹乱する追尾照準装置である。
具体的には、追尾照準装置は画像センサ(夜間の撮影も可能とするため、赤外線カメラが用いられる)および高出力のレーザ発生器を備えている。画像センサは目標物を自動で追尾し撮影等を行う。レーザ発生器はタイミングをとって目標物に設けられた追尾用感知子である、いわゆる“目”を照射して追尾の撹乱をなす。
ところで、前記目標物がたとえば天頂、もしくは天頂付近において突然、それまでとは異なる方向に急旋回して飛翔方向を変更すると、追尾と照準を合わせることが不可能となる、いわゆる天頂ロック(ジンバルロックとも呼ばれる)が発生してしまう。
そこで、[特許文献1]ないし[特許文献3]において、天頂ロックを回避する装置および方法が開示されるに至った。具体的には、垂直軸であるアジマス軸(AZ軸)と、水平軸であるエレベータ軸(EL軸)の2軸ジンバルに加えて、エレベータ軸と直交する方向のクロス・エレベーション軸(x・EL軸)をマウントした3軸ジンバル構造を備えている。
さらに、[特許文献4]では、上述の3軸ジンバル構造に加えて、レーザ光の光軸と画像センサへの入射光の光軸とを一致させた送信光学系の焦点距離を、目標物との距離に応じて変化させるズーム用レンズを備えた光波妨害装置が開示されている。
特公平 6− 26284号公報 特開平 7−202541号公報 特開平11−308604号公報 特開2001−108399号公報
しかしながら、[特許文献1]ないし[特許文献3]では、理論の展開が主であり、装置としての構成が概略的にも示されていない。たとえ、その発明の属する技術分野における通常の知識を有する者であっても、各特許文献から容易に追尾照準装置を製作することは極めて困難である。[特許文献4]では、やや現実化しているが、それでも上述の特許文献1ないし3とほとんど近似的である。
そこで、本出願人における発明者等は、前記特許文献を参考にして追尾照準装置の構成をイメージし、これを図4に表現してみた。したがって、図4に示す追尾照準装置の概略構成図が、従来構造のものに対応することとなる。
以下、簡単に説明すると、この追尾標準装置は図示しない航空機機体に取付けられる固定系である装置ベースAと、この装置ベースAに回転自在に支持される駆動系であるジンバル部Bとの組み合わせからなる。
前記ジンバル部Bは、垂直方向の回転軸であるAZ軸回りに回転駆動される。ジンバル部Bは、底板部に対して固定される一対の分割筐体部Cと、これら分割筐体部C相互間に介在され、分割筐体部Cに対して水平方向の回転軸であるEL軸回りに回転駆動される回転ブラケットDから構成される。回転ブラケットD内には、垂直方向の回転軸であるx・EL軸回りに回転駆動される支持架台Eが収容される。
前記装置ベースA内にはレーザ発生器Fが配置され、前記AZ軸に沿ってレーザ光の光軸が形成される。ジンバル部B内には複数の反射ミラーGが配置され、AZ軸に沿って導かれるレーザ光を反射する反射光路Hを形成している。この反射光路Hは、AZ軸に沿って導かれたレーザ光の光軸を前記EL軸と一致させ、さらにEL軸から前記x・EL軸と光軸が一致するよう屈曲する。このx・EL軸に沿って照明光学系Iおよび画像センサJが設けられる。
前記照明光学系Iは、反射光路Hを介して入射したレーザ光を外部へ向けて照射する微小ストロークで駆動可能な微動鏡からなる。前記画像センサJは、夜間でも撮影が可能なように赤外線カメラが用いられる。
この装置では、AZ軸と、EL軸およびx・EL軸と一致するようレーザ光の光軸と画像センサJの光軸が形成されているから、各軸にそれぞれ設けられる回転駆動機構が作用して各軸をどのように回転制御しようとも、照明光学系Iから目標物へレーザ光を照射でき、画像センサJは目標物を正しく捉えることができる。このような反射光路Hを構成する光学系を、クーデ光学系Kと呼ぶ。
従来の追尾照準装置においては、構造的には何らの不具合もないとともに、作用的には少しの支障もなく円滑に作用するが、その一方で、従来の2軸ジンバル構造から3軸ジンバル構造に1軸追加することで、装置としてのサイズが大になってしまう。上述したように、ジンバル部Bは航空機等の機体から突出した状態で取付けられるため、装置としての大型化は航空機等の飛行特性に多大の影響を与えてしまう。
また、追尾照準装置を製造する過程において、クーデ光学系Kを組立てたあと、AZ軸と、EL軸およびx・EL軸のそれぞれに対するレーザ発生器Fから発振されるレーザ光と画像センサJとの光軸調整が必要である。
レーザ光軸と回転軸とを一致させる光軸調整は、AZ軸と、EL軸およびx・EL軸との3軸について行なわなければならない。調整軸が多いほど調整時間を費やし、調整誤差が発生し易くなって目標物を追尾する精度(追尾照準精度)が悪くなってしまう。
3軸の光軸調整にあたっては、調整対象となる複数の反射ミラーGを備えたジンバル部B内に光軸調整機構を収容して行うこととなるが、各反射ミラーGの周辺には既に多数の構成部品が配置されている。したがって、光軸調整機構が取付け難く、さらにジンバル部Bを大型化して対応しなければならない。
本発明は前記事情に着目してなされたものであり、その目的とするところは、3軸ジンバル構造を採用して天頂ロックを確実に回避することを前提として、装置の大型化を抑制するとともに、光軸調整の簡素化を図って調整誤差の減少化を得られ、追尾照準精度の向上化を図れる追尾照準装置を提供しようとするものである。
上述の目的を満足するため本発明は、装置ベースと、ジンバル部との組み合せからなり、内部にレーザ発生器、照明光学系、画像センサ、3軸ジンバル構造のクーデ光学系を収容する追尾照準装置であり、装置ベースに、レーザ発生器、画像センサ、画像センサの光軸とレーザ発生器から発振されるレーザ光の光軸とを一致させる光軸調整機構を具備し、この光軸調整機構は、クーデ光学系中で画像センサと対向して配置されるハーフミラー構造のビームスプリッタと、レーザ発生器とビームスプリッタとの間に設けられクーデ光学系を構成するとともにX−Y方向に角度調整自在な第1、第2の反射ミラーと、ビームスプリッタに着脱自在に取付けられレーザ発生器から第1、第2の反射ミラー、ビームスプリッタを導かれたレーザ光を投影する投影板およびビームスプリッタで反射したレーザ光を受けて反射する平面ミラーとを具備する。
本発明によれば、3軸ジンバル構造を採用して天頂ロックを確実に回避でき、装置の大型化を抑制するとともに、光軸調整の簡素化を図って調整誤差の減少化を得られ、追尾照準精度の向上化を図れて、コストの低減化に寄与するなどの効果を奏する。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態に係る追尾照準装置について説明する。
図1は、追尾照準装置の模式的な構成図である。
この追尾照準装置は、たとえば図示しない航空機等に搭載されていて、固定系であるところの装置ベース1と、駆動系であるところのジンバル部2とから構成される。前記装置ベース1は、被取付け体である航空機等の機体内に取付け固定され、ジンバル部2は機体から突出して設けられる。
前記装置ベース1は矩形状の箱体からなり、装置ベース1の上面とジンバル部2の底面を構成する底板部2aとは所定の間隙を存して平行に形成される。底板部2aから軸部3が一体に突設されていて、この軸部3は装置ベース1上面から内部へ突出し、かつ装置ベース1に設けられる軸受部(図示しない)に回転自在に軸支される。
上記軸部3の回転軸をアジマス軸(以下、AZ軸と記す)と呼び、ジンバル部2はAZ軸回りに回転自在である。そして、軸部3には駆動モータ等からなる駆動機構が連結されるとともに、軸部3を検出対象として角度検出センサおよび角加速度検出センサ(いずれも図示しない)等が配置され、ジンバル部2を水平方向に回転駆動し、かつ高精度で駆動制御できるようになっている。
上記ジンバル部2は、先端が半円球状をなし、基端が底板部2aで閉成される略円筒体である。底板部2a上には、中心部に沿って所定の幅寸法で形成される回転ブラケット4と、この回転ブラケット4の左右両側に備えられる分割筐体部5とが設けられる。左右の分割筐体部5は底板部2a上に立設固定されるが、回転ブラケット4は後述するように分割筐体部5に対して回転自在に支持される。
すなわち、分割筐体部5には、互いに同一の高さ位置で水平方向に軸受部(図示しない)が設けられ、これら軸受部相互に回転ブラケット4の両側部に突設される軸部(図示しない)が軸支される。これら軸部間を連結する回転軸をエレベータ軸(以下、EL軸と記す)と呼び、回転ブラケット4はEL軸回りに回転自在である。
少なくとも一方の軸部には駆動モータ等からなる駆動機構が連結され、かつ軸部を検出対象とする角度検出センサおよび角加速度検出センサ(以上、図示しない)等が配置され、回転ブラケット4を回転駆動し、かつ高精度で制御できるようになっている。
回転ブラケット4の内部には、支持架台6が収容される。この支持架台6は、上面と下面に軸部(図示しない)が突設され、支持架台6の上面部と下面部とにそれぞれ設けられる軸受部(図示しない)に回転自在に軸支される。これら軸部間を連結する回転軸をクロス・エレベータ軸(以下、x・EL軸と記す)と呼び、支持架台6はx・EL軸回りに回転自在である。
少なくとも一方の軸部には駆動モータ等からなる駆動機構が連結され、かつ軸部を検出対象とする角度検出センサおよび角加速度検出センサ(以上、図示しない)等が配置され、支持架台6を回転駆動し、かつ高精度で制御できるようになっている。
このように追尾照準装置は、AZ軸と、EL軸およびx・EL軸を備えた3軸ジンバル構造であり、各軸部にそれぞれ連結される回転駆動機構を駆動することにより、それぞれの軸を回転駆動できる。各軸には角度検出センサや、角加速度検出センサを備えていて、必要な制御が行えるようになっている。
装置ベース1内には高出力のレーザ発生器7が備えられていて、ここから発振される高出力レーザ光はジンバル部2に導かれ、さらにジンバル部2を構成する回転ブラケット4内の支持架台6に導かれる。この支持架台6には微動鏡である照明光学系8が設けられていて、入射した高出力レーザ光を目標物に対して反射する。ただし、極く微小なストロークの範囲内で反射方向を調整可能となっている。
本発明の追尾照準装置は、前記レーザ発生器7から前記照明光学系8に至り高出力レーザ光を反射するクーデ光学系10を備えている。
以下、クーデ光学系10について説明すると、装置ベース1内に収容されるレーザ発生器7の出射方向に対して第1の反射ミラー11が配置され、水平方向で、かつ前記AZ軸に向かって反射する。そして、第1の反射ミラー11の出射方向で、AZ軸上に第2の反射ミラー12が設けられ、第1の反射ミラー11から導かれたレーザ光をAZ軸に沿って反射する。
AZ軸上には、ハーフミラー構造のビームスプリッタ13が設けられていて、第2の反射ミラー12から導かれるレーザ光の一部をAZ軸に沿って透過させ、一部は反射する。また、ビームスプリッタ13と対向する側部には赤外線カメラである画像センサ14が配置され、この光軸をビームスプリッタ13に対向させている。すなわち、画像センサ14の光軸はビームスプリッタ13を透過するレーザ光の光軸と一致するよう、後述する光軸調整機構20によって調整される。
ジンバル部2内のAZ軸上には第3の反射ミラー15が配置されていて、AZ軸に沿って導かれるレーザ光を反射する。第3の反射ミラー15の反射方向に対向して第4の反射ミラー16が配置されていて、前記EL軸に対してレーザ光を反射する。EL軸の一端部で、第4の反射ミラー16の反射方向に対向して第5の反射ミラー17が配置されていて、前記EL軸に沿ってレーザ光を反射する。EL軸とx・EL軸の交差位置には第6の反射ミラー18が設けられていて、x・EL軸に沿ってレーザ光を反射する。x・EL軸上で、かつ第6の反射ミラー18の反射方向には前記照明光学系8が配置されている。
なお、前記光軸調整機構20によってビームスプリッタ13から先のレーザ光の光軸と画像センサ14の光軸が一致するとともに、これら光軸はAZ軸と、EL軸およびx・EL軸にと完全に一致するよう形成されている。
このようにして構成される追尾照準装置においては、従来構造のものと同様、いわゆる3軸ジンバル構造のクーデ光学系10を採用して天頂ロックを確実に回避できるとともに、画像センサ14で目標物に対する撮影をなすとともに、レーザ発生器7から発振される高出力レーザ光を照明光学系8から目標物のいわゆる目に対して照射し飛翔制御を撹乱させることができる。
クーデ光学系10は、AZ軸と、EL軸およびx・EL軸上のそれぞれに反射ミラーおよびビームスプリッタ11〜18を備えて光軸を形成するとともに、ジンバル部2へ導光する前に光軸調整機構20における調整をなしているために、レーザ発生器7からのレーザ光の光軸と画像センサ14への光軸とが正しく一致し、レーザ光軸と回転軸を高精度に一致させなくても追尾照準精度が低下しない。
図2は光軸調整機構20の構成を説明する図であり、図3はモニター30を用いた光軸調整作業を説明する図である。
前記ビームスプリッタ13における、前記第2の反射ミラー12と対向する面に投影板21を取付ける。そして、ビームスプリッタ13の画像センサ14と対向する面には平面ミラー22を取付ける。これら投影板21と平面ミラー22は光軸調整機構20を構成する部品であり、光軸調整作業の際のみ取付けられ、調整が完了したあとでは、それぞれ取外されるものである。
さらに、光軸調整機構20は、前記第1の反射ミラー11および第2の反射ミラー12を備えている。これら反射ミラー11,12には角度調整駆動機構(図示しない)が連結されていて、それぞれの角度調整が自在である。
調整にあたってレーザ発生器7からレーザ光を発振すると、上述したようにレーザ光は第1の反射ミラー11から第2の反射ミラー12へ反射され、さらに第2の反射ミラー12からビームスプリッタ13へ反射される。
このビームスプリッタ13はハーフミラー構造となっているので、第2の反射ミラー12から反射したレーザ光の一部はハーフミラー部Mをそのまま透過して、対向位置に配置される投影板21上に点状に投影される。これを、「a点」と呼ぶ。
画像センサ14は、ビームスプリッタ13のハーフミラー部Mを透過し、投影板21上に投影されたレーザ光であるa点を見ることができる。また、第2の反射ミラー12から反射したレーザ光の一部はハーフミラー部Mで反射して平面ミラー22に導かれる。平面ミラー22はここで受けたレーザ光を再びビームスプリッタ13へ反射する。反射したレーザ光はハーフミラー部Mを透過して、画像センサ14に捉えられる。この画像センサ14が捉えたレーザ光を、「b点」と呼ぶ。
なお、平面ミラー22で反射してハーフミラー部Mに導かれたレーザ光の一部は、再び反射することは当然考えられる。ただし、本発明ではハーフミラー部Mを透過して画像センサ14に至るレーザ光だけを利用し、ハーフミラー部Mで反射するレーザ光については何らの必要性もない。
以上の構成の光軸調整機構20であって、画像センサ14が捉えた投影板21上のレーザ光であるa点と、平面ミラー22で反射して画像センサ14に導かれたレーザ光であるb点とが別々に存在している場合は、レーザ発生器7から発振されるレーザ光の光軸と画像センサ14の光軸とにずれが存在していることとなる。
そこで、光軸調整機構20に対して図3に順次示すように調整する。
すなわち、図3(A)に示すように、画像センサ14に接続されるモニター30上に、画像センサ14が捉えた投影板21上のレーザ光a点と、平面ミラー22で反射して画像センサ14に導かれたレーザ光b点との2点が映し出される。
光軸調整機構20では、前記第1の反射ミラー11をX方向に角度調整する第1の工程を行う。a点およびb点は、同時に、互いにX方向で、かつ互いに反対方向に同一量づつ移動する。a点およびb点がY方向に一致した位置で第1の工程が終わる。
つぎに、第2の工程を行う。図3(B)に示すように、第2の反射ミラー12をY方向に角度調整する。a点およびb点は、同時に、互いにY方向で、かつ互いに反対方向に同一量づつ移動する。
第2の工程を行って、図3(C)に示すようにa点とb点が完全に一致し、1点cに変ると、光軸調整作業が終了することになる。すなわち、X−Y1方向ずつの調整でレーザ発生器7から発振されるレーザ光の光軸と、画像センサ14の光軸が完全に一致する。
従来のように、AZ軸とEL軸およびx・EL軸の3軸それぞれに対する光軸調整を行う必要がなく、AZ軸だけの1軸分の調整でよいから、調整手間の低減化を得られるとともに、調整軸が減少した分だけ調整誤差の発生率が低下して、追尾照準精度のより向上化を得られる。
しかも、画像センサ14を装置ベース1に収容するとともに、光軸調整機構20を装置ベース1内に備えたので、ジンバル部2に収容する部品と必要な光軸調整のためのスペースが不要となって、小型化を図ることができる。また、画像センサ14をx・EL軸に備える必要がなくなり、最終段を構成するx・EL軸のイナーシャが小さくなって各軸を駆動する駆動モータの小型化を図れる。
特に、装置ベース1は航空機等の機体内部に搭載するので、必要な搭載スペースの大小に比較的影響が少ないが、ジンバル部2は機体から突出して備えられるので、航空機等の飛行特性に大なる影響を及ぼす。本発明のごとき小型のジンバル部2を備えることで、飛行特性のより向上化を得られる。
なお、本発明は上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。そして、上述した実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。
本発明における実施の形態を示す、追尾照準装置の模式的な構成図。 同実施の形態を示す、調整機構の概略の構成図。 同実施の形態を示す、調整工程を順に説明する図。 従来の、追尾照準装置の模式的な構成図。
符号の説明
1…装置ベース、2…ジンバル部、7…レーザ発生器、8…照明光学系(微動鏡)、14…画像センサ、10…クーデ光学系、20…調整機構、13…ビームスプリッタ、11…第1の反射ミラー、12…第2の反射ミラー、21…投影板、22…平面ミラー。

Claims (1)

  1. 被取付け体に取付け固定される装置ベースと、この装置ベースに回転自在に支持されるジンバル部との組み合せからなり、内部に、レーザ発生器と、照明光学系と、画像センサおよび、3軸ジンバル構造のクーデ光学系を収容し、移動する目標物を追尾して画像を取り込み、かつレーザ光の照準を合わせて目標物を照射する追尾照準装置において、
    前記装置ベースに、レーザ発生器と、前記画像センサを配置するとともに、画像センサの光軸と、レーザ発生器から発振されるレーザ光の光軸とを一致させる光軸調整機構を具備し、
    前記光軸調整機構は、
    前記クーデ光学系中で、かつ前記画像センサと対向して配置される、ハーフミラー構造のビームスプリッタと、
    前記レーザ発生器とビームスプリッタとの間に設けられ、クーデ光学系を構成するとともにX方向とY方向に角度調整自在な第1の反射ミラーおよび第2の反射ミラーと、
    前記ビームスプリッタに着脱自在に取付けられ、レーザ発生器から第1の反射ミラーと第2の反射ミラーを介して導かれビームスプリッタを透過したレーザ光を投影する投影板および、前記ビームスプリッタで反射したレーザ光を受けて反射する平面ミラーとを具備することを特徴とする追尾照準装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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