JP2006264131A - 画像出力装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 濃度の再現性を向上することが出来る画像出力装置を提供する。
【解決手段】 発光時間の長さにより、1画素の濃度を制御する光学式の画像出力装置において、1記録点内の発行位置を決定する手段と、入力された画像により、1記録点の濃度情報を決定する手段と、前記濃度決定手段と、発光位置決定手段により、発光用のパルスを生成する手段と、前記発光用のパルスを生成する手段で再現する濃度情報の分解能が前記1記録点の濃度情報の分解能よりも高い関係をもち、1記録点の濃度情報から前記発光用のパルス生成手段に入力する情報を変化する手段を備え、最終の発光時間を、上記発光位置と濃度により切り替える手段をもち、濃度の切り替えを、現行の記録点の発行位置情報と、少なくともひとつの隣接する記録点の発光位置情報とにより、決定することを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 発光時間の長さにより、1画素の濃度を制御する光学式の画像出力装置において、1記録点内の発行位置を決定する手段と、入力された画像により、1記録点の濃度情報を決定する手段と、前記濃度決定手段と、発光位置決定手段により、発光用のパルスを生成する手段と、前記発光用のパルスを生成する手段で再現する濃度情報の分解能が前記1記録点の濃度情報の分解能よりも高い関係をもち、1記録点の濃度情報から前記発光用のパルス生成手段に入力する情報を変化する手段を備え、最終の発光時間を、上記発光位置と濃度により切り替える手段をもち、濃度の切り替えを、現行の記録点の発行位置情報と、少なくともひとつの隣接する記録点の発光位置情報とにより、決定することを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
発光時間により、記録点の濃度を制御する画像出力装置の濃度制御方法で、発光時間の位置を画像情報により1記録点ごとに変更し画像を再現する手段を持つ画像出力装置に関する。
レーザービームプリンタ(以下LBP)などの電子写真プロセスでは、1記録点内での発光時間を変化させるパルス幅変調と、複数の記録点で1画素を生成する際にマトリックス方式や誤差拡散などによる擬似階調方式とを組み合わせて、多値画像を再現している。
例えば、600DPIの記録点で64階調を再現するパルス変調と、2×2のマトリックスによる擬似階調で、300DPI・256階調の画像を再現している。
レーザの短波長化や制御技術の進歩に伴いレーザースポットサイズをより小さくすることが可能になり、また、トナーの粒径の均一に小さくすることが可能になったことから、LPBでのDPIも1200DPI、2400DPIなどの高精細化が進んでいる。
この高精細化により、1200DPIでは、16階調のパルス変調と4×4のマトリックス、2400DPIでは、4階調のパルス変調と8×8のマトリックスにより、300DPI・256階調を再現することになる。
特許文献1・特許文献2にあるように画像の状況により、パルスの成長方向を変更させることにより、高画質化が図られている。
他方、パルス変調技術においても、PLL技術の進歩により、1記録点の周波数が高くても、パルスの幅を線形に生成することが可能である。
特表平10−503896号公報
特開平7−274002号公報
電子写真プロセスでは、光電効果により光量に応じて電荷を感光体上から抜き取ることで、上記パルス変調による階調性を再現することになるが、時間による制御であるため、実際には、パルスの幅が線形に制御できたとしても、線形な濃度表現が難しく、この分の補正を入力画像に行っている。
図2に示す濃度特性カーブは、PWMの時間と再現される濃度の関係を一般的に表したものである。この特性を補正するために、図3で示す変換テーブルを持ちPWMのパルス幅を変換するが、一般的にこの変換を行うと出力での再現可能な階調数は減少する。再現する階調数が64などの比較的大きいときには、問題になりにくかったが、高精細化により、再現する階調数が16や4などになってくると、正確に16階調・4階調を均一に安定した階調再現が要求される。
中央を基準に成長するパルスの濃度カーブと、画素の始まりを基準に成長するパルスの濃度カーブは、記録点間の中心距離が異なるため、実際には、図4のように微妙に異なり、この違いは表現階調数が少ないシステムでは、階調の再現性に大きな問題となる。
成長方向を前画素の状態から変更する場合も、記録点間の距離が異なることから濃度再現に大きな影響を与えることになる。
本発明は、上述の問題点に着目してなされたものであって、濃度の再現性を向上することの出来る画像出力装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の構成を備える。
発光時間の長さにより、1画素の濃度を制御する光学式の画像出力装置において、1記録点内の発行位置を決定する手段と、入力された画像により、1記録点の濃度を決定する手段と、前記濃度決定手段と、発光位置決定手段により、発光用のパルスを生成する手段と、前記発光用のパルスを生成する手段で再現する濃度情報の分解能が前記1記録点の濃度情報の分解能よりも高い関係をもち、1記録点の濃度情報から前記発光用のパルス生成手段に入力する情報を変化する手段を備え、最終の発光時間を、上記発光位置と濃度により切り替える手段をもち、濃度の切り替えを、現行の記録点の発行位置情報と、少なくともひとつの隣接する記録点の発光位置情報とにより、決定することを特徴とする画像出力装置を提供することにより、パルスの成長方向が異なっても安定な濃度再現を達成する。
成長方向に応じてPWMデータを変換することにより、濃度の再現性を向上することができる。
濃度の再現性を向上することができるため、表現解像度の高精細化に応じた高精細画像の再現を提供できる。
再現濃度の分を加味した、濃度変換を実施するためにハーフトーン処理部でのビット数を増やしているが、PWMでの再現が安定することにより、PWM分に費やしている演算精度を削減することが可能になる。
図1に、本発明における実施形態のブロック図を示す。
本発明を実施する濃度制御部は、成長方向決定部1/ハーフトーン処理部2/PWMデータテーブル3/PWM4/参照画素成長方向抽出部5を基本構成としている。
成長方向決定部1、ハーフトーン処理部2は、例えば、特許文献1で開示されている手法により、PWM処理されるデータを画像データにより決定する機能を有する。
PWMデータテーブル3では、ハーフトーン処理後のデータの分解能(mビット)に対し、PWM部に入力するデータの分解能を高くする機能(nビット、n>m)を持ち、画像再現後の階調数を削減させずに図2で示した濃度特性を図5で示す濃度特性に補正する役割を果たす。
このテーブルへの他の入力は、記録ドットの成長方向の情報である。記録ドットの成長方向情報により、PWMへの入力データを決定するテーブルを切り替えることで、成長方向で発生する濃度カーブの違いを補正することが可能になる。
参照画素成長方向抽出部5は、記録ドットに隣接するドットの成長方向情報を抽出する機能を持ち、このブロックで抽出された情報は、前記成長方向の情報と同様にPWMデータテーブル3に入力され、PWMに入力するデータを決定するためのテーブルを選択する役割を持つ。
上記、ブロックの処理により、図5に示す補正後の濃度特性を成長方向に寄らずに再現をすることが可能になる。
前記実施形態の実施ブロックを、図6に示す。本実施例では、図1における参照画素成長方向抽出部5を1画素遅延部11により実現する構成である。この構成により、PWMデータの変換テーブル参照に、現記録点の1画素前の成長方向情報と、現記録点の成長方向情報を使用することを可能とする。
これにより、成長方向の状態によりPWMデータテーブルを変更することが可能になり、成長方向に寄らず安定した濃度特性を提供することができる。
[第2の実施例]
前記実施形態における、他の実施例の実施ブロックを、図7に示す。本実施例では、ハーフトーンテーブルの出力を1画素遅延73で1画素分遅延させ、図1における参照画素成長方向抽出部5を1画素分遅延させる1画素遅延部71と、1画素遅延部71の出力をさらに1画素分遅延させる1画素遅延部72で構成し、PWMでテーブルを参照させる情報として、現記録点の前後の成長方向情報を使用することが可能になる。
前記実施形態における、他の実施例の実施ブロックを、図7に示す。本実施例では、ハーフトーンテーブルの出力を1画素遅延73で1画素分遅延させ、図1における参照画素成長方向抽出部5を1画素分遅延させる1画素遅延部71と、1画素遅延部71の出力をさらに1画素分遅延させる1画素遅延部72で構成し、PWMでテーブルを参照させる情報として、現記録点の前後の成長方向情報を使用することが可能になる。
これにより、成長方向の状態によりPWMデータテーブルを変更することが可能になり、成長方向に寄らず安定した濃度特性を提供することができる。
1 成長方向決定部
2 ハーフトーン処理部
3 PWMデータテーブル
4 PWM
5 参照画素成長方向抽出部
11 1画素遅延
71 1画素遅延
72 1画素遅延
73 1画素遅延
2 ハーフトーン処理部
3 PWMデータテーブル
4 PWM
5 参照画素成長方向抽出部
11 1画素遅延
71 1画素遅延
72 1画素遅延
73 1画素遅延
Claims (2)
- 発光時間の長さにより、1画素の濃度を制御する光学式の画像出力装置において、
1記録点内の発行位置を決定する手段と、
入力された画像により、1記録点の濃度情報を決定する手段と、
前記濃度決定手段と、発光位置決定手段により、発光用のパルスを生成する手段と、
前記発光用のパルスを生成する手段で再現する濃度情報の分解能が前記1記録点の濃度情報の分解能よりも高い関係をもち、1記録点の濃度情報から前記発光用のパルス生成手段に入力する情報を変化する手段を備え、
最終の発光時間を、上記発光位置と濃度により切り替える手段をもち、濃度の切り替えを、現行の記録点の発行位置情報と、少なくともひとつの隣接する記録点の発光位置情報とにより、決定することを特徴とする画像出力装置。 - 参照するパルス成長方向の情報が、1記録点前の情報であることを特徴とする請求項1に記載の画像出力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005086051A JP2006264131A (ja) | 2005-03-24 | 2005-03-24 | 画像出力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005086051A JP2006264131A (ja) | 2005-03-24 | 2005-03-24 | 画像出力装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006264131A true JP2006264131A (ja) | 2006-10-05 |
Family
ID=37200592
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005086051A Withdrawn JP2006264131A (ja) | 2005-03-24 | 2005-03-24 | 画像出力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006264131A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010030214A (ja) * | 2008-07-30 | 2010-02-12 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置、画像形成方法、プログラムおよび記録媒体 |
-
2005
- 2005-03-24 JP JP2005086051A patent/JP2006264131A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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