JP2006263959A - インタフェースケーブルを備えた記録装置および液体噴射装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 記録装置或いは液体噴射装置と、外部装置との接続をより一層容易に行うことを可能とし、更に、記録装置或いは液体噴射装置を持ち運ぶ際の容易性をより一層向上させる。
【解決手段】 被記録媒体に記録を行う記録ヘッドを備えるとともに、外部装置と情報の送受信を行う為にUSBインタフェースを備えたプリンタ100は、USBケーブルを収容する収容部27を有するとともに、USBケーブルが、プリンタ100に接続された状態でプリンタ100と一体的に設けられている。USBケーブルの中間には巻き取り装置27が設けられており、USBケーブルは巻き取り装置27に巻き取られた状態で収容部17に収容される。
【選択図】図1
【解決手段】 被記録媒体に記録を行う記録ヘッドを備えるとともに、外部装置と情報の送受信を行う為にUSBインタフェースを備えたプリンタ100は、USBケーブルを収容する収容部27を有するとともに、USBケーブルが、プリンタ100に接続された状態でプリンタ100と一体的に設けられている。USBケーブルの中間には巻き取り装置27が設けられており、USBケーブルは巻き取り装置27に巻き取られた状態で収容部17に収容される。
【選択図】図1
Description
本発明は、ファクシミリやプリンタ等に代表される記録装置および液体噴射装置に関する。
ここで、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンタ、複写機およびファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記インクジェット式記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含む意味で用いる。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
以下、記録装置或いは液体噴射装置の一例としてのインクジェットプリンタを例に説明する。近年、ホームDPEと称されるが如く、銀塩写真並の超高画質印刷を家庭で容易に実現可能なインクジェットプリンタが一般に広く普及しており、そしてこの様なインクジェットプリンタには、画像データ等のメモリカードから直接画像データを読み込み、そして印刷データを生成し、印刷を実行可能な所謂スタンドアロン型のものが出回るようになっている。そして更に、メモリカードから読み込んだ画像データを、インタフェースケーブルを介して接続された外部記憶装置に転送して、当該転送した画像データを前記外部記憶装置にバックアップ可能なものも公知となっている(例えば、特許文献1参照)。
また、コンピュータ装置を介さずにデジタルスチルカメラと直接接続する為のインタフェースを備え、デジタルスチルカメラから直接画像データを読み込み可能であるとともに、デジタルカメラ側において各種印刷設定や印刷操作を実行可能なプリントシステムを実現するインクジェットプリンタも公知のものとなっている。勿論、これらのインクジェットプリンタであっても、外部のコンピュータ装置から送信される印刷データを受信して印刷する為に、前記コンピュータ装置と接続するためのインタフェースも備えている。
ところで近年、インクジェットプリンタには、どの様な場所においても高画質プリントを実行可能とする為に、容易に持ち運び可能であることが要求される場合があり、従ってこの様なユーザーニーズに応える為には、インクジェットプリンタの小型化及び軽量化が必須であるとともに、持ち運びの際の利便性の向上がより一層求められることになる。
しかし、上記のように、インクジェットプリンタは外部装置と接続する為のインタフェースを備えており、インクジェットプリンタと外部装置とはインタフェースケーブルを介して接続されることとなる為、インクジェットプリンタ本体を持ち運ぶ際には、装置本体とともに別途インタフェースケーブルを持ち運ぶ必要がある。従って従来のインクジェットプリンタにおいては、このような観点において必ずしも持ち運びの便宜については考慮されていなかった。
また、この様に持ち運びの際の容易性が求められるインクジェットプリンタ以外の場合でも、従来の記録装置或いは液体噴射装置においては装置とインタフェースケーブルが別個のものとなっていた為、速やかに印刷を実行したい場合でもインタフェースケーブルが手近に無い場合もあり、ユーザフレンドリとは言えなかった。加えて、インタフェースケーブルを接続する際の作業性をより一層向上させることが望まれていた。
そこで本発明はこの様な状況に鑑みなされたものであり、その目的は、記録装置或いは液体噴射装置と、外部装置との接続をより一層容易に行うことを可能とし、更に、記録装置或いは液体噴射装置を持ち運ぶ際の利便性をより一層向上させることにある。
そこで本発明はこの様な状況に鑑みなされたものであり、その目的は、記録装置或いは液体噴射装置と、外部装置との接続をより一層容易に行うことを可能とし、更に、記録装置或いは液体噴射装置を持ち運ぶ際の利便性をより一層向上させることにある。
上記課題を解決する為に、本発明の第1の態様は、被記録媒体に記録を行う記録ヘッドを備えるとともに、外部装置と情報の送受信を行う為に前記外部装置とインタフェースケーブルを介して接続可能に構成された記録装置であって、前記インタフェースケーブルを収容する収容部を有するとともに、前記インタフェースケーブルが前記記録装置に接続された状態で前記記録装置と一体的に設けられていることを特徴とする。
上記態様によれば、外部装置と情報の送受信を行う為に前記外部装置とインタフェースケーブルを介して接続可能に構成された記録装置は、前記インタフェースケーブルを収容する収容部を有するとともに、前記インタフェースケーブルが前記記録装置に一体的に設けられているので、外部装置との接続の際には、インタフェースケーブルを前記外部装置に接続するのみで足り、従来のように外部装置と記録装置の双方にインタフェースケーブルを接続する必要がなく、接続作業が容易となる。また、記録装置とインタフェースケーブルとを別個独立に管理する必要がなく、インタフェースケーブルを紛失する虞がないとともに、接続の都度インタフェースケーブルを用意する必要もない。そして、記録装置を持ち運ぶ際にもインタフェースケーブルを別個持ち運ぶ必要がないので、持ち運びを前提に構成された記録装置においては、極めてユーザフレンドリとなる。
本発明の第2の態様は、上記第1の態様において、前記インタフェースケーブルを巻き取る巻き取り装置を備えていることを特徴とする。
上記態様によれば、前記インタフェースケーブルを巻き取る巻き取り装置を備えているので、前記インタフェースケーブルを前記収容部に収容する際の作業性が飛躍的に向上する。
上記態様によれば、前記インタフェースケーブルを巻き取る巻き取り装置を備えているので、前記インタフェースケーブルを前記収容部に収容する際の作業性が飛躍的に向上する。
本発明の第3の態様は、上記第2の態様において、前記巻き取り装置が、前記インタフェースケーブルの中間に設けられ、当該巻き取り装置から前記記録装置へ延びる側と、当該巻き取り装置から前記外部装置へ延びる側とが同時に巻き取られるよう構成されていることを特徴とする。
インタフェースケーブルを巻き取る巻き取り装置を記録装置本体側に固定的に設ける場合には、ケーブルを巻き取る巻き取りドラムと、記録装置本体に設けられた接点とを電気的に接触させる必要があり、この様な構成の場合には前記接点においてノイズが混入し易く、情報の送受信を行うためのインタフェースケーブルを巻き取る手段としては好ましくない。しかし上記態様によれば、前記巻き取り装置が、前記インタフェースケーブルの中間に設けられ、当該巻き取り装置から前記記録装置へ延びる側と、当該巻き取り装置から前記外部装置へ延びる側とが同時に巻き取られることから、上記したような電気的に接触する接点を記録装置本体に設ける必要が生じず、従ってノイズの混入を防止して適切に情報の送受信を行うことができる。
本発明の第4の態様は、上記第1から第3の態様のいずれかにおいて、前記記録装置は、着脱自在な情報記憶媒体を装着する為の媒体装着用スロットを有するとともに、前記情報記憶媒体から読み込んだ情報に基づいて被記録媒体に記録を実行可能に構成され、前記記録装置上面において幅方向中央部には各種情報を表示する表示部および、各種設定操作を行う為の操作部が設けられ、電源からの電力供給を受ける電力入力部と、前記媒体装着用スロット及び前記収容部と、が前記記録装置上部において前記表示部及び前記操作部を挟んで前記記録装置の幅方向に離間して配置されていることを特徴とする。
上記態様によれば、電力入力部と、媒体装着用スロット及び前記収容部と、が前記表示部及び操作部を挟んで記録装置の幅方向に離間して配置されていることから、外部装置と情報を送受信する際の、電源からのノイズ混入を防止することができる。
上記態様によれば、電力入力部と、媒体装着用スロット及び前記収容部と、が前記表示部及び操作部を挟んで記録装置の幅方向に離間して配置されていることから、外部装置と情報を送受信する際の、電源からのノイズ混入を防止することができる。
本発明の第5の態様は、上記第1から第4の態様のいずれかにおいて、前記収容部が、前記記録装置の前方側に配置されるとともに、前記インタフェースケーブルが前記記録装置の前方側に引き出し可能に設けられていることを特徴とする。
上記態様によれば、前記インタフェースケーブルが前記記録装置の前方側に引き出し可能に設けられていることから、前記インタフェースケーブルを前記記録装置から引き出す際の操作性が良い。
上記態様によれば、前記インタフェースケーブルが前記記録装置の前方側に引き出し可能に設けられていることから、前記インタフェースケーブルを前記記録装置から引き出す際の操作性が良い。
本発明の第6の態様は、上記第1から第5の態様のいずれかにおいて、前記インタフェースケーブルにおいて前記記録装置に接続される側が、前記収容部に設けられた固定部で固定された後、前記記録装置の内部へと延びていることを特徴とする。
上記態様によれば、前記インタフェースケーブルにおいて前記記録装置に接続される側が、前記収容部に設けられた固定部で固定された後、前記記録装置の内部へと延びていることから、前記インタフェースケーブルに大きな引っ張り力が加わった際の、記録装置内部の回路基板と前記インタフェースケーブルとの接続部を保護することができる。
上記態様によれば、前記インタフェースケーブルにおいて前記記録装置に接続される側が、前記収容部に設けられた固定部で固定された後、前記記録装置の内部へと延びていることから、前記インタフェースケーブルに大きな引っ張り力が加わった際の、記録装置内部の回路基板と前記インタフェースケーブルとの接続部を保護することができる。
本発明の第7の態様は、上記第1から第6の態様のいずれかにおいて、前記インタフェースケーブルがUSBケーブルであることを特徴とする。
上記態様によれば、USB(Universal Serial Bus)インタフェースを備えた記録装置において、上述した第1から第6の態様の作用効果を得ることができる。
上記態様によれば、USB(Universal Serial Bus)インタフェースを備えた記録装置において、上述した第1から第6の態様の作用効果を得ることができる。
本発明の第8の態様は、被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射ヘッドを備えるとともに、外部装置と情報の送受信を行う為に前記外部装置とインタフェースケーブルを介して接続可能に構成された液体噴射装置であって、前記インタフェースケーブルを収容する収容部を有するとともに、前記インタフェースケーブルが前記液体噴射装置に接続された状態で前記液体噴射装置に一体的に設けられていることを特徴とする。
以下、図1乃至図6を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。ここで、図1は本発明に係る「記録装置」或いは「液体噴射装置」の一例としてのインクジェットプリンタ(以下「プリンタ」と言う)100を前方側から見た外観斜視図、図2は同後方側から見た外観斜視図、図3は同後方側から見た正面図、図4は収容部の平面図であって、(A)はUSBケーブルが引き出された状態を、(B)はUSBケーブルが収納された状態を示している。また、図5及び図6は、それぞれ本発明の他の実施形態に係るプリンタ100A、100Bを前方側から見た外観斜視図である。
プリンタ100は、被記録媒体或いは被噴射媒体の一例としての比較的サイズの小さいハガキ、L判サイズ等の記録用紙への記録に適するように、且つ、運搬の容易性を考慮して小型サイズに構成されたものである。また、本実施形態に係るプリンタ100は、記録用紙としてハガキやコート層を有する厚手の専用紙を用いることを前提に構成された、所謂写真印刷専用のプリンタである。
このプリンタ100は、プリンタ本体の後部に、積重された複数枚の記録用紙を傾斜姿勢に支持する被記録媒体給送装置1を備え、プリンタ本体の前部には、記録の行われた記録用紙をスタックするスタッカ2が、図1に示す様に略垂直に立設された収納状態と、プリンタ前方側に開いて記録用紙をスタック可能な使用状態(図示せず)とを切り換え可能に設けられている。プリンタ本体中程には記録ヘッド22を備えるとともにキャリッジガイド軸23によって主走査方向にガイドされるキャリッジ21が設けられ(図3)、キャリッジ21の主走査方向への移動動作とともに記録ヘッド22からインクが記録用紙へ吐出され、記録が実行される。
プリンタ100の上面中央には、電源ボタン、各種印刷設定ボタン、印刷実行ボタン等によって構成された操作部3と、印刷設定内容や現在の動作ステータス等を表示する表示部4が配置され、プリンタ本体の前部右側には、画像データ等が記憶された情報記憶媒体(所謂メモリカード)を装着可能な媒体装着用スロットとしてのカードスロット5a、5b、5cを備えており、即ちプリンタ100は、前記情報記憶媒体から画像データを読み込み、印刷データを生成して自ら印刷実行可能な所謂スタンドアロンプリンタに構成されている。また、プリンタ100は、USB(Universal Serial Bus)インタフェースを備えており、後述するUSBケーブル25(図4)を介して外部装置(例えば、パーソナル・コンピュータ)との情報の送受信が可能に構成されている。尚、カードスロット5a、5b、5cは通常、開閉自在なカードスロットカバー6によって覆われた状態となっている。
一方、プリンタ本体背面には、図3に示すようにプリンタ本体底部に設けられる、薄い箱状体を成すインクカートリッジ7を挿脱する為の開口部(図示せず)が設けられているとともに、当該開口部を覆うインクカートリッジスロットカバー8が、開閉(回動)自在に取り付けられている。
また、プリンタ100は、どの様な場所においても高画質プリントを実行可能とする為に、その電力源として駆動用のバッテリー9をプリンタ本体上部に着脱自在に備えている。このバッテリー9は、プリンタ本体背面に形成されたバッテリースロット(図示せず)に装着される。そしてまた、当該バッテリースロットには、当該バッテリースロットを覆うバッテリースロットカバー10が、開閉(回動)自在に設けられている。また、図2及び図3において符号16は図示しないACアダプタの端子が接続される電力入力部を示しており、これによって家庭用電源からも電力の供給を受けられるようになっている。
図1に戻って、プリンタ100の外観を構成するハウジングは、複数の部材によって構成され、図1にはその中で上部パネル11と、ハウジング左12と、ハウジング右13と、サイドパネル右14と、が示されている。そして、ハウジング左12とハウジング右13とには、手提げ用ハンドル15が、プリンタ本体を側視して回動自在に取り付けられていて、これによってプリンタ100を持ち運ぶ際に手提げ用ハンドル15を把持すれば、プリンタ100を容易に持ち運ぶことができるようになっている。
尚、プリンタ100のハウジング構造は、上下に分割された装置本体をハウジング左12とハウジング右13とでキャップするようになっており、従って手提げ用ハンドル15によってプリンタ100を持ち運ぶ場合でも、装置本体が上下に分離する様なこともなく、運搬の際の安全性(即ちハウジングの機械的強度)が向上している。
続いて、プリンタ100と、外部装置とを接続するインタフェースケーブルとしてのUSBケーブル25を収容する収容部17、USBケーブル25を巻き取る巻き取り装置27等について説明する。
収容部17は、図1乃至図3に示すようにプリンタ1の上部であって、プリンタ1を後方から見て左側に設けられている。収容部17には図4に示すようにUSBケーブル25を固定する固定部19が設けられていて、USBケーブル25において巻き取り装置27からプリンタ100の側へ延びるケーブル25aが、固定部19において固定された後、プリンタ100内部(図の左方)へ延びている。
収容部17は、図1乃至図3に示すようにプリンタ1の上部であって、プリンタ1を後方から見て左側に設けられている。収容部17には図4に示すようにUSBケーブル25を固定する固定部19が設けられていて、USBケーブル25において巻き取り装置27からプリンタ100の側へ延びるケーブル25aが、固定部19において固定された後、プリンタ100内部(図の左方)へ延びている。
USBケーブル25の中間位置には巻き取り装置27が設けられ、当該巻き取り装置27から図示しない外部装置の側(図の右方)へ延びるケーブル25bの先端に、USBコネクタ26が取り付けられ、外部装置との接続が可能となっている。
巻き取り装置27の内部には、図示を省略する渦巻きばねの力によってケーブル25a、25bを巻き取る方向に回転するよう設けられた巻き取りドラム27aが設けられるとともに、巻き取りドラム27aの回転を止める図示しないストッパ手段が設けられている。
巻き取り装置27の内部には、図示を省略する渦巻きばねの力によってケーブル25a、25bを巻き取る方向に回転するよう設けられた巻き取りドラム27aが設けられるとともに、巻き取りドラム27aの回転を止める図示しないストッパ手段が設けられている。
このストッパ手段は、ケーブル25a、25bを一杯に引き出すと巻き取りドラム27aの回転を止め、再度ケーブル25a、25bを一杯に引き出すと、前記回転を止める状態を解除するようになっている。そして、巻き取り装置27は、巻き取りドラム27aの回転に伴って、ケーブル25a、25bを巻き取るとともに、プリンタ100の側へと延びるケーブル25aを巻き取ることで、図4(B)に示すように自ら収容部17内部に収容されるようになっている。
収容部17は、上記のように構成された巻き取り装置27を収容可能なスペースを有するとともに、その開口部の左右には案内面18、18が形成されていて、巻き取り装置27を案内面18、18によって円滑に収容部内に案内するようになっている。
以上により、外部装置と情報の送受信を行う為にUSBケーブル25を介して接続可能に構成されたプリンタ100は、USBケーブル25(及び巻き取り装置27)を収容する収容部17を有するとともに、USBケーブル25の一端が、プリンタ100の制御部を構成する図示しない回路基板に接続されたことで、USBケーブル25がプリンタ100に一体的に設けられた状態となっているので、外部装置との接続の際には、USBケーブル25を収容部17から引き出し、そしてUSBコネクタ26を外部装置に接続するのみで足りる。従って従来のように外部装置とプリンタ100の双方にUSBケーブル25を接続する必要がなく、接続作業が容易となる。また、プリンタ100とUSBケーブル25とを別個独立に管理する必要がなく、プリンタ100を持ち運ぶ際にも別個に持ち運ぶ必要がないので、極めてユーザフレンドリとなる。
また、巻き取り装置27は、USBケーブル25の中間に設けられ、巻き取り装置27からプリンタ100へ延びる側のケーブル25aと、巻き取り装置27から外部装置へ延びる側のケーブル25bとが同時に巻き取られるよう構成されているので、プリンタ100本体に、巻き取りドラムとの電気的な接点を設ける必要がなく、ノイズの混入を防止して適切に情報の送受信を行うことができる。
加えて、収容部17及びカードスロット5a、5b、5cと、バッテリー9及び電力入力部16は、図1に示すようにプリンタ100上面において幅方向中央部に設けられた表示部4及び操作部3を挟んで、プリンタ100の幅方向に離間して配置されていることから、外部装置と情報を送受信する際の、電源からのノイズ混入を防止することができるようになっている。
以上説明した実施形態は一例であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であることは言うまでもない。例えば、外部装置とのインタフェースは、USBインタフェースに限られない。
また、上記実施形態においては、収容部17が、プリンタ100の後部であって、プリンタ100を後方側から見て左側に設けられていたが、例えば図5に示すように、収容部17をプリンタ100の前方側に設け、USBケーブル25をプリンタ100の前方側に引き出すように構成すれば、操作性が向上する。
また、上記実施形態においては、収容部17が、プリンタ100の後部であって、プリンタ100を後方側から見て左側に設けられていたが、例えば図5に示すように、収容部17をプリンタ100の前方側に設け、USBケーブル25をプリンタ100の前方側に引き出すように構成すれば、操作性が向上する。
また、図6に示すように、収容部17をカードスロット5a、5b、5cの近傍に設けることで、上記と同様にUSBケーブル25をプリンタ100の前方側に引き出すことができ、操作性が良いとともに、非使用時にはカードスロットカバー6によって覆われた状態となるので、装置の外観を良好に維持することができ、更に塵埃等の侵入をも防止することが可能となる。
1 被記録媒体給送装置、2 スタッカ、3 操作部、4 表示部、5a、5b、5c カードスロット、6 カードスロットカバー、7 インクカートリッジ、8 インクカートリッジスロットカバー、9 バッテリー、10 バッテリースロットカバー、11 上部パネル、12 ハウジング左、13 ハウジング右、14 サイドパネル右、15 手提げ用ハンドル、16 電力入力部、17 収容部、18 案内面、19 固定部、25 USBケーブル、26 USBコネクタ、27 巻き取り装置、100 インクジェットプリンタ
Claims (8)
- 被記録媒体に記録を行う記録ヘッドを備えるとともに、外部装置と情報の送受信を行う為に前記外部装置とインタフェースケーブルを介して接続可能に構成された記録装置であって、
前記インタフェースケーブルを収容する収容部を有するとともに、前記インタフェースケーブルが前記記録装置に接続された状態で前記記録装置と一体的に設けられている、
ことを特徴とするインタフェースケーブルを備えた記録装置。 - 請求項1において、前記インタフェースケーブルを巻き取る巻き取り装置を備えている、
ことを特徴とするインタフェースケーブルを備えた記録装置。 - 請求項2において、前記巻き取り装置が、前記インタフェースケーブルの中間に設けられ、当該巻き取り装置から前記記録装置へ延びる側と、当該巻き取り装置から前記外部装置へ延びる側とが同時に巻き取られるよう構成されている、
ことを特徴とするインタフェースケーブルを備えた記録装置。 - 請求項1から3のいずれか1項において、前記記録装置は、着脱自在な情報記憶媒体を装着する為の媒体装着用スロットを有するとともに、前記情報記憶媒体から読み込んだ情報に基づいて被記録媒体に記録を実行可能に構成され、
前記記録装置上面において幅方向中央部には各種情報を表示する表示部および、各種設定操作を行う為の操作部が設けられ、
電源からの電力供給を受ける電力入力部と、前記媒体装着用スロット及び前記収容部と、が前記記録装置上部において前記表示部及び前記操作部を挟んで前記記録装置の幅方向に離間して配置されている、
ことを特徴とするインタフェースケーブルを備えた記録装置。 - 請求項1から4のいずれか1項において、前記収容部が、前記記録装置の前方側に配置されるとともに、前記インタフェースケーブルが前記記録装置の前方側に引き出し可能に設けられている、
ことを特徴とするインタフェースケーブルを備えた記録装置。 - 請求項1から5のいずれか1項において、前記インタフェースケーブルにおいて前記記録装置に接続される側が、前記収容部に設けられた固定部で固定された後、前記記録装置の内部へと延びている、
ことを特徴とするインタフェースケーブルを備えた記録装置。 - 請求項1から6のいずれか1項において、前記インタフェースケーブルがUSBケーブルである、
ことを特徴とするインタフェースケーブルを備えた記録装置。 - 被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射ヘッドを備えるとともに、外部装置と情報の送受信を行う為に前記外部装置とインタフェースケーブルを介して接続可能に構成された液体噴射装置であって、
前記インタフェースケーブルを収容する収容部を有するとともに、前記インタフェースケーブルが前記液体噴射装置に接続された状態で前記液体噴射装置に一体的に設けられている、
ことを特徴とするインタフェースケーブルを備えた液体噴射装置。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020105493A1 (ja) * | 2018-11-22 | 2020-05-28 | シチズン時計株式会社 | ケーブルストッパ構造及び画像形成装置 |
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2005
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2020105493A1 (ja) * | 2018-11-22 | 2020-05-28 | シチズン時計株式会社 | ケーブルストッパ構造及び画像形成装置 |
JP2020082470A (ja) * | 2018-11-22 | 2020-06-04 | シチズン時計株式会社 | ケーブルストッパ構造及び画像形成装置 |
JP7049235B2 (ja) | 2018-11-22 | 2022-04-06 | シチズン時計株式会社 | ケーブルストッパ構造及び画像形成装置 |
US11848126B2 (en) | 2018-11-22 | 2023-12-19 | Citizen Watch Co., Ltd. | Cable stopper structure and image forming apparatus |
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