JP2006263324A - 遊技機及びメダル選別装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光学センサで見分けることができない不正品のメダルを判別可能にして正規品のメダルで遊技を行うことを可能にする。
【解決手段】投入されたメダル115が自重でメダル通路102を進行する際に、磁気センサ群105の各磁気センサ105aにより得られた複数のメダル検出データに基づいてメダル115のサイズ及び2次元磁性データを求めた後、このサイズ及び2次元磁性データに基づいて正規品か不正品かを判別し、不正品と判別したときに、メダル115の進行方向をメダル返却通路107に設定することによって、不正品のメダル115を排除する。一方、正規品と判別したときにメダル115の進行方向をメダル通路102に設定して投入メダルセンサ103で検出し、正規品のメダル115で遊技を行う。
【選択図】図3

Description

本発明は、メダルを用いて遊技を行うことが可能なパチスロ機やパチンコ機、その他の遊技機及びメダル選別装置に関する。
従来、この種の遊技機は、通常、不正品のメダルを用いて遊技を行うことを防止するため、正規品か不正品かを判別する機構を備えている。判別する機構としては、例えば特許文献1に記載のものがある。具体的には、メダルを案内するメダル通路中にラインセンサを設け、このラインセンサによりメダル通路を進行するメダルをライン状に撮像して1次元撮像データとして記憶し、一定時間間隔で撮像して得た複数の1次元撮像データを情報処理することによって、正規品か不正品かを判別するように構成されている。そして、不正品のメダルを検出した場合、このメダルをメダル通路から排出して遊技に使用されないようにすることによって、正規品のメダルのみを遊技に使用できるようにしている。
特開平5−20521号公報
しかしながら、上述したラインセンサのような光学センサにおいては、正規品のメダルと同一の表面を有する不正品のメダルを見分けることができない場合がある。
本発明の目的は、光学センサで見分けることができない不正品のメダルを判別可能にして正規品のメダルで遊技を行うことができる遊技機及びメダル選別装置を提供することである。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の遊技機は、投入されたメダルが自重でメダル通路を進行する際に不正品のメダルを排除し、該メダル通路を通過した正規品のメダルで遊技を行う遊技機であって、前記メダル通路を進行する前記メダルの磁性を検知する磁気センサと、前記磁気センサの配設位置よりも前記メダルの進行方向の下流側位置で前記メダル通路から分岐された不正メダル分岐路と、前記メダル通路と前記不正メダル分岐路との分岐部に設けられ、該分岐部を進行する前記メダルの進行方向を前記メダル通路と前記不正メダル分岐路とに切り替え可能な通路切替手段と、前記磁気センサが検知した磁性に基づいて前記メダル通路を進行する前記メダルが正規品か不正品かを判別するメダル判別手段と、前記メダル判別手段が正規品と判別したときに前記分岐部における前記メダルの進行方向を前記メダル通路に設定する一方、前記メダル判別手段が不正品と判別したときに前記分岐部における前記メダルの進行方向を前記不正メダル分岐路に設定するように、前記通路切替手段を制御する通路切替制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明の遊技機によると、磁気センサが検知したメダルの磁性の有無に基づいて、このメダルが正規品か不正品かを判別することにより、ラインセンサのような光学センサで不正品のメダルを検出できない場合であっても、不正品のメダルを高精度で排除して、正規品のメダルで遊技を行うことができる場合がある。
本発明の遊技機においては、前記磁気センサが、前記メダルのメダル識別面の1次元磁性データを一定時間間隔で取得するように前記メダル通路を横断する方向に連設されており、前記メダル判別手段は、連設された前記磁気センサにより得られた複数の1次元磁性データに基づいて正規品か不正品かを判別してよい。これによると、正規品のメダルと大きさが異なる不正品や、磁性の有無のパターンが異なる不正品が使用されたとしても、連設された磁気センサにより得られた複数の1次元磁性データ(2次元磁性データ)に基づいてメダル判別手段が正規品か不正品かを判別するため、これらのような不正品を排除することができて、正規品と不正品のメダルの判別精度を一層高めることができる場合がある。
本発明の遊技機においては、前記磁気センサの配設位置よりも前記メダルの進行方向の上流側に配設され、前記メダル通路を進行する前記メダルの進行速度を減速させる減速手段をさらに有していてよい。これによると、メダルの進行速度を減速させることで、未減速の状態で磁性の有無を検知した場合よりも、1個のメダルに対して多数の磁性データを得ることができる場合がある。
本発明のメダル選別装置は、正規品のメダルで遊技を行う遊技機に設けられるメダル選別装置であって、投入されたメダルが自重で進行するメダル通路と、前記メダル通路を進行する前記メダルの磁性を検知する磁気センサと、前記磁気センサの配設位置よりも前記メダルの進行方向の下流側位置で前記メダル通路から分岐された不正メダル分岐路と、前記メダル通路と前記不正メダル分岐路との分岐部に設けられ、該分岐部を進行する前記メダルの進行方向を前記メダル通路と前記不正メダル分岐路とに切り替え可能な通路切替手段と、前記磁気センサが検知した磁性に基づいて前記メダル通路を進行する前記メダルが正規品か不正品かを判別するメダル判別手段と、前記メダル判別手段が正規品と判別したときに前記分岐部における前記メダルの進行方向を前記メダル通路に設定する一方、前記メダル判別手段が不正品と判別したときに前記分岐部における前記メダルの進行方向を前記不正メダル分岐路に設定するように、前記通路切替手段を制御する通路切替制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明のメダル選別装置によると、磁気センサが検知したメダルの磁性の有無に基づいて、このメダルが正規品か不正品かを判別することにより、ラインセンサのような光学センサで不正品のメダルを検出できない場合であっても、不正品のメダルを高精度で排除して、正規品のメダルで遊技を行うことが可能になるから、正規品のメダルで遊技を行う遊技機にとって好適なものになる場合がある。
本発明の実施の形態を図1ないし図15に基づいて以下に説明する。
本実施の形態にかかる遊技機は、所謂『パチスロ機』であり、複数の図柄の変動表示を停止して表示される図柄に基づいて特定の入賞態様が成立するように、遊技者の操作により変動表示を停止可能に構成されている。尚、遊技機は、コインやメダル、遊技球、トークン等の他、遊技者に付与された、もしくは付与される遊技価値の情報を記憶したカード等の遊技媒体を用いて遊技するものであるが、以下の説明においては、メダルを用いるものとして説明する。
(遊技機1の機械的構成)
図1は、遊技機1の外観を示す斜視図である。遊技機1の全体を形成している筐体であるキャビネット2の正面には、略垂直面としてのパネル表示部2aが形成され、その中央には縦長矩形の表示窓4L・4C・4Rが設けられている。表示窓4L・4C・4Rには、入賞ラインとして水平方向にトップライン8b、センターライン8c及びボトムライン8d、斜め方向にクロスダウンライン8a及びクロスアップライン8eが設けられている。これらの入賞ラインは、後述の1−BETボタン11、2−BETボタン12、最大BETボタン13を操作すること、或いはメダル投入口22にメダル115を投入することにより、それぞれ1本、3本、5本が有効化される。どの入賞ラインが有効化されたかは、後で説明するBETランプ9a・9b・9cの点灯で表示される。
ここで、入賞ライン8a〜8eは、役の入賞の成否に関わる。具体的には、所定の役(例えば、『上チリの小役』)に対応する一の図柄(例えば、「上チリ」)が何れかの有効化された入賞ラインに対応する所定の位置(例えば、BET数が「3」であれば左の表示窓4L内の位置)に停止表示されること、又は所定の役に対応する図柄組合せを構成する図柄が何れかの有効化された入賞ラインに対応する所定の位置に並んで停止表示されることにより、所定の役の入賞が成立することとなる。以下の説明において、有効化された入賞ラインを有効ラインと言う場合がある。
キャビネット2の内部には、3個のリール3L・3C・3Rが回転自在に横一列に設けられている。各リール3L・3C・3Rの外周面には、複数の図柄からなる図柄列が記されている。図柄列は、「00」〜「20」のコードナンバーが付された複数種類の図柄からなっている。具体的には、「赤7」、「青7」、「下チリ」、「ベル」、「スイカ」、「Replay」、および「上チリ」の図柄からなっている。各リールの図柄は、表示窓4L・4C・4Rを通して観察可能にされている。各リールは、定速回転(例えば80回転/分)で回転する。尚、上記の図柄列中における「赤7」、「青7」は、特定の入賞態様を構成するものとして設定されている。ここで、特定の入賞態様とは、後述のBBやRBのボーナスが成立する入賞態様を意味する。尚、特定の入賞態様は、内部当選役を報知するST等のボーナス以外の有利な遊技状態を開始させる入賞態様を含む場合がある。ここで、STとは、スーパータイムの略称である。
表示窓4L・4C・4Rの左側には、1−BETランプ9a、2−BETランプ9b、最大BETランプ9c、クレジット表示部19が設けられている。1−BETランプ9a、2−BETランプ9b及び最大BETランプ9cは、一つのゲーム(単位遊技)を行うために賭けられたメダル115の数(以下『BET数』という)に応じて点灯する。ここで、本実施の形態では、一のゲームは、全てのリールが停止したときに終了する。1−BETランプ9aは、BET数が「1」で1本の入賞ラインが有効化されたときに点灯する。2−BETランプ9bは、BET数が「2」で3本の入賞ラインが有効化されたときに点灯する。最大BETランプ9cは、BET数が「3」で全て(5本)の入賞ラインが有効化されたときに点灯する。クレジット表示部19は、7セグメントLEDから成り、貯留されているメダル115の枚数を表示する。
表示窓4L・4C・4Rの右側には、当り表示ランプ(所謂WINランプ)17及び払出表示部18が設けられる。当り表示ランプ17は、基本的に、BB又はRBの入賞成立が実現可能となった後、BB又はRBの入賞が成立するまでの間、点灯する。ここで、BB及びRBを総称して、以下『ボーナス』という。払出表示部18は、7セグメントLEDから成り、入賞成立時のメダル115の払出枚数を表示する。
パネル表示部2aの右側上部には、ボーナス遊技情報表示部20が設けられている。ボーナス遊技情報表示部20は、7セグメントLEDを備えており、後で説明するBB一般遊技状態におけるゲームの回数等を表示する。表示窓4L・4C・4Rの下方には、水平面の台座部10が配置されている。台座部10と表示窓4L・4C・4Rとの間には、液晶表示装置5が設けられている。液晶表示装置5は、遊技に関連する情報、例えばST時における内部当選役の入賞に関する情報や、遊技上の演出等を表示画面5aに表示する。
液晶表示装置5の左側には、1−BETボタン11、2−BETボタン12、及び最大BETボタン13が設けられている。1−BETボタン11は、1回の押し操作により、クレジットされているメダル115のうちの1枚をゲームへの賭け枚数とする。2−BETボタン12は、1回の押し操作により、クレジットされているメダル115のうちの2枚をゲームへの賭け枚数とする。最大BETボタン13は、1回のゲームに賭けることが可能な最大枚数をゲームへの賭け枚数とする。これらのBETボタン11・12・13を操作することで、前述のとおり、所定の入賞ラインが有効化される。
一方、液晶表示装置5の右側には、メダル115の投入を可能にするメダル投入口22が配置されている。メダル投入口22は、図2に示すように、投入されたメダル115から不正品を排除して正規品を選別するメダル選別装置100に連絡されている。尚、メダル選別装置100の詳細については後述する。メダル選別装置100の後方には、メダル選別装置100から正規品のメダル115が送出されるホッパー40が配設されている。ホッパー40は、リール3L・3C・3Rの下方に設けられている。ホッパー40は、メダル115を貯留するホッパータンク40aと、貯留されたメダル115を排出するホッパー本体40bとを備えている。ホッパー本体40aの内部には、図示しないメダル投入機構が設けられており、遊技結果に基づいて所定枚数のメダル115を投出ノズル40cから投出するように構成されている。投出されたメダル115は、ドア部2bに開口したメダル払出口15を介してメダル受部16に受け入れられるようになっている。
一方、メダル選別装置100の前方には、図1に示すように、台座部10が配置されている。台座部10の前面部の左寄りには、遊技者がゲームで獲得したメダルのクレジット/払出しを押しボタン操作で切替えるC/Pボタン14が設けられている。このC/Pボタン14の切り替えにより、正面下部のメダル払出ロ15からメダルが払出され、払出されたメダル115はメダル受け部16に溜められる。C/Pボタン14の右側には、スタートレバー6が配置されている。スタートレバー6は、所定の角度範囲で回動自在に取り付けられており、遊技者の操作により遊技開始指令信号を出力することによって、リール3L・3C・3Rを回転させ、表示窓4L・4C・4R内での図柄の変動表示を開始させる。
キャビネット2の上部の左右には、スピーカ21L・21Rが設けられている。スピーカ21L・21Rの間には、入賞図柄の組合せ及びメダル115の配当枚数等を表示する配当表パネル23が設けられている。台座部10の前面部中央で、液晶表示装置5の下方位置には、3個のリール3L・3C・3Rの回転をそれぞれ停止させるための3個の停止ボタン7L・7C・7Rが設けられている。また、スピーカ21L・21Rや配当表パネル23の上方にはLEDランプ29が設けられており、遊技状態に応じた演出に伴い発光するようになっている。
(メダル選別装置100の機械的構成)
上記のように構成された遊技機1には、図2のメダル選別装置100が着脱可能に備えられている。尚、メダル選別装置100は、メダル投入口22が一体的に形成されていてもよいし、メダル投入口22を備えた部材が組み付けられるようになっていてもよい。メダル選別装置100は、図3(a)・(b)及び図4(a)・(b)に示すように、外枠体101と、外枠体101の内部に設けられたメダル通路102とを有している。メダル通路102は、メダル115が自重で進行するように形成されている。メダル通路102は、メダル115の進行方向の上流端に位置し、メダル投入口22に連通されたメダル投入部102aと、メダル115の進行方向の下流端に位置し、図2のホッパー40に連絡されたメダル排出部102bと、メダル排出部102b側に位置し、図1のメダル受け部16に連絡されたメダル返却部102cと、メダル返却部102cとメダル排出部102bとの間に位置された正規メダル検出部102eと、メダル返却部102cの上流側に位置された不正メダル検出部102fと、不正メダル検出部102fの上流側に位置されたメダル減速部102gとを有している。
上記の正規メダル検出部102eには、投入メダルセンサ103が設けられている。投入メダルセンサ103は、メダル115を検出することによりメダル115の枚数を計数するためのものである。投入メダルセンサ103は、例えば、互いに対向した発光部と受光部とを有して断面コ字状に形成され、その検出光軸を正規メダル検出部102e内に上方から臨ませて位置するフォトカプラである。
尚、投入メダルセンサ103の断面は、コ字状に形成された発光部と受光部とを備えた構成に限定されるものではなく、受光部だけを設けた構成にされていてもよい。また、メダル検出部102eには、2個の投入メダルセンサ103がメダル115の案内方向(進行方向)に隣接された2箇所に配設されていてもよい。この場合には、メダル115の枚数を検出するだけでなく、メダル115の通過が正常か否かを監視することが可能になる。即ち、投入メダルセンサ103を2つ隣接させて設けることによって、メダル115の通過速度や通過方向を検出することができ、これにより枚数だけでなく、逆方向に移動する不正行為を感知することが可能になる。
不正メダル検出部102fには、メダル115の磁性の有無を検知する磁気センサ群105が設けられている。磁気センサ群105は、一列状に配置された多数の磁気センサ105aからなり、メダル115の上端から下端にかけた複数箇所の磁性の有無を検知するように、メダル115の進行方向に対して直交するように設けられている。磁気センサ105aの各々は、磁性を検知するとオン信号を発信し、磁性を検知しないとオフ信号を発信する。そして、磁気センサ群105は、図8に示すように、メダル115の上下方向の1次元磁性データを一定時間間隔で取得するように検知タイミングが設定されている。1次元磁性データは、磁気センサ105aの各々から発信されるオン信号とオフ信号からなる。尚、検知タイミングは、磁気センサ群105側においてハードウエアにより設定されていてもよいし、本実施形態のように磁気センサ群105からのデータの取りこみタイミングで設定されてもよい。これにより、磁気センサ群105は、図8に示すように、メダル115の上下方向においてはメダル115の進行速度(メダル移動速度)に関係なくメダル115のサイズに一致した検知幅の1次元磁性データを取得し、メダル115の進行方向においては進行速度に応じた検知数の1次元磁性データを取得するようになっている。そして、取得された複数の1次元磁性データを取得順に並べることにより、図8(b)に示すような2次元磁性データが形成される。そして、磁気センサ群105は、メダル115の上下方向の磁性検知によりメダル115のサイズに基づいて正規品か否かの判別を可能にし、メダル115の進行方向の磁性検知によりメダル115の進行速度(メダル移動速度)を算出可能にし、メダル115の2次元磁性データに基づいて正規品か否かの判別を可能にしている。
尚、メダル115は、図7及び図8に示すように、一定厚みに形成され、中央に穴が開いた環状のメダル基体115aと、メダル基体115aの外周端にメダル基体115aよりも大きな厚みで形成された周縁部115bと、メダル基体115aと同一の厚みに形成され、メダル基体115aの中央の穴に嵌め込まれた芯部115cと、メダル115全体をコーティングする図示しないメッキとを有した構成にされている。これにより、メダル115における表面及び裏面であるメダル識別面は、周縁部115bを除いて同一平面となっており、一見しただけではメダル基体115aと芯部115cとを確認することができないようにされている。また、メダル基体115a及び周縁部115bは磁性体である鉄で形成され、芯部115cは非磁性体である銅で形成されている。
図3及び図4に示すように、不正メダル検出部102fの上流側に位置されたメダル減速部102gは、メダル通路102を進行するメダル115の進行速度を減速させる機能を有している。具体的に説明すると、メダル減速部102gは、メダル通路102を曲折して形成された曲折通路部102iを有しており、曲折通路部102iは、メダル115の進行方向を急速に変化させることによって、メダル115に対してブレーキ力を付与するようになっている。これにより、メダル減速部102gは、メダル115を減速させた後に不正メダル検出部102fに進行させることによって、磁気センサ群105における1枚のメダル115当たりの検知回数を増加させることを可能にし、結果として多数の1次元磁性データからなる2次元磁性データにより高精度な判別を可能にしている。さらに、メダル減速部102gは、メダル115を減速させることによって、不正メダル検出部102fからメダル返却部102cまでの距離が短くても、メダル115がメダル返却部102cに到達する時間を判別の処理時間以上に設定することが可能になる。換言すれば、メダル減速部102gは、メダル115がメダル返却部102cに到達する時間を判別の処理時間以上に設定するように、メダル115に対するブレーキ力が設定されている。
尚、メダル減速部102gは、上記の進行方向の急激な変化による曲折通路部102i等の減速機構の他、起毛やメッシュ等による機械的な接触(摩擦)による減速機構、エアーの吹き付けによる減速機構、磁力や圧力による吸引力による減速機構等であってもよいし、これら機構の2以上を組み合わせた構成であってもよい。
上記の不正メダル検出部102fの下流側に位置するメダル返却部102cには、メダル受け部16に連絡されたメダル返却通路107が不正メダル分岐路として接続されている。また、メダル返却部102cには、メダル115の進行方向をメダル返却通路107と正規メダル検出部102eとに切り替える通路切替機構108が設けられている。通路切替機構108は、切替ソレノイド109と、底面部を揺動自在に支持された断面L字形状の切替板110とを有している。切替ソレノイド109は、励磁及び非励磁により切替板110を揺動可能にしており、この揺動動作によりメダル115の進行方向を切り替え可能にしている。また、切替ソレノイド109は、上述の磁気センサ群105によるメダル115の判別結果に応じて作動が制御されるようになっていると共に、メダル115の投入枚数、単位遊技の実施の有無等に基づいて作動が制御されるようになっている。
これにより、通路切替機構108は、図3(a)・(b)に示すように、不正品のメダル115や所定以上の投入枚数、単位遊技中等となったときに、切替ソレノイド109の非励磁状態によりメダル115をメダル返却通路107に進行させてメダル受け部16に返却させるようになっている。また、通路切替機構108は、図4(a)・(b)に示すように、正規品のメダル115や所定未満の投入枚数の場合、単位遊技中でない場合等において、切替ソレノイド109の励磁状態によりメダル115を正規メダル検出部102eに進行させて投入メダルセンサ103による検出後にホッパー40に貯留させるようになっている。
(遊技機1の電気的構成:主制御回路71)
上記のメダル選別装置100が備えられた遊技機1は、図5に示すように、主基板に設けられた主制御回路71と、副基板に設けられた副制御回路72とで動作が制御されている。主制御回路71は、回路基板上に配置されたマイクロコンピュータ30を主たる構成要素とし、これに乱数サンプリングのための回路を加えて構成されている。マイクロコンピュータ30は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPU31と、主基板側記憶手段であるROM32及びRAM33を有している。また、主制御回路71には、外部集中端子板89が接続されている。外部集中端子板89は、ホールコンピュータ200及びメダル選別装置100との間でデータ通信を可能にしている。
上記のCPU31には、基準クロックパルスを発生するクロックパルス発生回路34及び分周器35と、サンプリングされる乱数を発生する乱数発生器36及びサンプリング回路37とが接続されている。乱数発生器36は、一定の数値範囲に属する乱数を発生する。サンプリング回路37は、スタートレバー6が操作された後の適宜のタイミングで1個の乱数をサンプリングする。そして、CPU31は、これらの乱数発生器36及びサンプリング回路37でサンプリングされた乱数及びROM32内に格納されている確率抽選テーブルに基づいて、内部当選役を決定するようになっている。
尚、乱数サンプリングのための手段として、マイクロコンピュータ30内で、即ち、CPU31の動作プログラム上で乱数サンプリングを実行するように構成してもよい。その場合、乱数発生器36及びサンプリング回路37は省略可能であり、或いは、乱数サンプリング動作のバックアップ用として残しておくことも可能である。
上記のマイクロコンピュータ30からの制御信号により動作が制御される主要なアクチュエータとしては、各種ランプ(BETランプ9a・9b・9c、WINランプ17)と、各種表示部(払出表示部18、クレジット表示部19、ボーナス遊技情報表示部20)と、メダル115を収納し、ホッパー駆動回路41の命令により所定枚数のメダル115を払出す上述のホッパー(払出しのための駆動部を含む)40と、リール3L・3C・3Rを回転駆動するステッピングモータ49L・49C・49Rとがある。
さらに、ステッピングモータ49L・49C・49Rを駆動制御するモータ駆動回路39、ホッパー40を駆動制御するホッパー駆動回路41、各種ランプを駆動制御するランプ駆動回路45、及び各種表示部を駆動制御する表示部駆動回路48がI/Oポート38を介してCPU31の出力部に接続されている。これらの駆動回路は、それぞれCPU31から出力される駆動指令等の制御信号を受けて、各アクチュエータの動作を制御する。
また、主制御回路71は、制御指令を発生するために必要な入力信号を発生する入力信号発生手段に接続されている。主な入力信号発生手段としては、スタートスイッチ6S、1−BETスイッチ11S、2−BETスイッチ12S、最大BETスイッチ13S、C/Pスイッチ14S、リール停止信号回路46、リール位置検出回路50、払出完了信号回路51がある。これらもI/Oポート38を介してCPU31に接続されている。
スタートスイッチ6Sは、スタートレバー6の操作を検出する。リール停止信号回路46は、各停止ボタン7L・7C・7Rの操作に応じて停止信号を発生する。リール位置検出回路50は、リール回転センサからのパルス信号を受けて各リール3L・3C・3Rの位置を検出するための信号をCPU31へ供給する。払出完了信号回路51は、メダル検出部40sの計数値(ホッパー40から払出されたメダル115の枚数)が指定された枚数データに達した時、メダル払出完了を検知するための信号を発生する。
また、主制御回路71のRAM33には、種々の情報が一時的に格納される。例えば、実行中の遊技状態や、投入されたメダル115の枚数等が格納される。一方、主制御回路71のROM32には、スタートレバー6を操作(スタート操作)する毎に行われる乱数サンプリングの判定に用いられる確率抽選テーブルや停止ボタンの操作に応じてリールの停止態様を決定するための停止テーブル群等の各種のデータテーブルと、副制御回路72へ送信するための各種制御指令(コマンド)等が格納されている。また、ROM32には、後述の各処理ルーチンを実行するプログラム等が格納されている。
(遊技機1の電気的構成:副制御回路72)
上記の主制御回路71は、副制御回路72にコマンドや情報等を一方向に出力可能に接続されている。副制御回路72は、図6に示すように、主制御回路71からの制御指令(コマンド)に基づいて液晶表示装置5の表示制御及びスピーカ21L・21Rからの音の出力制御を行う。この副制御回路72は、主制御回路71を構成する主基板とは別の副基板上に構成され、マイクロコンピュータ(以下『サブマイクロコンピュータ』という)73を主たる構成要素とし、液晶表示装置5の表示制御手段としての画像制御回路81、スピーカ21L・21Rにより出音される音を制御する音源IC78、増幅器としてのパワーアンプ79、LEDランプ29を駆動するLED駆動回路77、外部集中端子板89に接続された通信部88を備えている。
サブマイクロコンピュータ73は、主制御回路71から送信された制御指令に従って制御動作を行うサブCPU74と、副基板側記憶手段としてのプログラムROM75と、ワークRAM76とを含む。尚、副制御回路72は、クロックパルス発生回路、分周器、乱数発生器及びサンプリング回路を備えていないが、サブCPU74の動作プログラム上で乱数サンプリングを実行するように構成されている。この乱数サンプリングにより、CS、NS等を発生させるかどうかが決定される。プログラムROM75は、サブCPU74で実行するコマンド処理ルーチン等の制御プログラムを格納している。また、ワークRAM76は、上記制御プログラムをサブCPU74で実行するときの一時記憶手段として構成される。
画像制御回路81は、画像制御IC82、画像制御ワークRAM83、画像ROM86、及びビデオRAM87で構成される。画像制御IC82は、サブマイクロコンピュータ73で設定されたパラメータに基づき、画像制御プログラムに従って液晶表示装置5での表示内容を決定する。画像制御ワークRAM83は、画像制御プログラムを画像制御IC82で実行するときの一時記憶手段(バッファ)として構成される。画像ROM86は、画像を形成するためのドットデータを格納する。ビデオRAM87は、画像制御IC82で画像を形成するときの一時記憶手段として構成される。
また、プログラムROM75や画像ROM86には、ST実行処理ルーチン等の各種のプログラムが格納されている。ST実行処理ルーチンは、ST動作(内部当選役の報知)を実行する機能や、ST動作を実行するか否かを抽選する機能、ST動作が抽選される確率をメダル115の進行速度に基づいて高確率レベルと低確率レベルとに選択して設定する機能等をサブCPU74に対して実行可能に有している。ここで、ST情報とは、内部当選役の報知に関する情報を意味する。さらに、プログラムROM75や画像ROM86には、後述するST発動抽選テーブルやST演出用データテーブル、演出分類データテーブル等の各種のデータテーブルが格納されている。
尚、ST実行処理ルーチンは、ST動作の抽選確率を示す抽選レベルをメダル115の進行速度に加えて遊技状態や内部当選役等に応じた確率で抽選する機能を有していてもよいし、ST動作の抽選確率を示す抽選レベルを3段階以上有していてもよい。
(メダル選別装置100の電気的構成)
上記の副制御回路72及び主制御回路71は、外部集中端子板89を介して接続されたメダル選別装置100に接続されている。メダル選別装置100は、図3及び図4に示すように、外枠体101の内部に設けられたセレクタ基板150を有している。セレクタ基板150には、図7に示すように、マイクロコンピュータ等で構成されたセレクタ制御部151と、切替ソレノイド109に接続され、切替ソレノイド109を作動させるアクチュエータ駆動部156と、外部集中端子板89に着脱可能に接続されたコネクタ157とが実装されている。
上記のセレクタ制御部151は、検出信号入力部161とアクチュエータ出力部162とメダルセンサ入力部163と通信部164と演算部165と記憶部166とを有している。検出信号入力部161は、磁気センサ群105の各磁気センサ105aが検知した磁性の有無をセレクタ制御部151での情報処理に適したメダル検出データ(1次元磁性データ)として取り込むことを可能にしている。アクチュエータ出力部162は、アクチュエータ駆動部156に接続されており、アクチュエータ駆動部156を介して切替ソレノイド109を作動可能にしている。メダルセンサ入力部163は、投入メダルセンサ103に接続されており、投入メダルセンサ103からの信号をセレクタ制御部151での情報処理に適した状態に変換して取り込むことを可能にしている。通信部164は、コネクタ157に接続されており、外部集中端子板89を介して外部機器、即ち、主制御回路71や副制御回路72、ホールコンピュータ200等との間でデータ通信を可能にしている。
また、記憶部166は、検出データ領域166aとワークデータ領域166cとプログラム領域166dとを有している。検出データ領域166aは、検出信号入力部161から入力されたメダル検出データを入力毎に順番に一時的に格納する領域として使用される。ワークデータ領域166cは、検出データ領域166aのメダル検出データが転送され、このメダル検出データに基づいたメダル115の判別処理等の領域として使用される。プログラム領域166dは、メダル判別処理ルーチンやメダル検出処理ルーチン等の各種のプログラム及び正規品のメダル115のサイズである基準サイズデータ等の各種のデータを読み出し可能及び書換え可能に格納している。尚、プログラム領域166dは、書換え不能にされていてもよい。
上記のメダル判別処理ルーチン等の各種プログラムは、演算部165において実行可能にされている。メダル判別処理ルーチンは、磁気センサ群105からのメダル検出データを検出データ領域166aに格納する機能と、メダル検出データに基づいてメダル115の先端部及び後端部を検出する機能と、メダル115の先端部から後端部までの一連のメダル検出データをワークデータ領域166cに転送する機能と、メダル115のサイズを検出する機能と、このサイズを基にしてメダル115が正規品か否かを判別する機能と、ワークデータ領域166cで円形状に補正された2次元磁性データによりメダル115が正規品か否かを判別する機能とを演算部165に実行させるように有している。また、メダル検出処理ルーチンは、単位遊技中においては無条件にメダル115を返却する機能と、メダル判別処理で不正品であると判別したメダル115を返却する機能と、不正品のメダル115が連続して5枚検出された場合に不正行為をホールコンピュータ200等に報知する機能とを演算部165に実行させるように有している。
(遊技状態)
以上のように構成された遊技機1は、『一般遊技状態』、『RB遊技状態』及び『BB一般遊技状態』からなる3種類の遊技状態を出現させる。これら「3種類」の各遊技状態は、基本的に、内部当選する可能性のある役の種類、再遊技に内部当選する確率及び入賞成立を実現することが可能なボーナスの種別、内部当選と入賞成立との関係により区別される。
各遊技状態の特徴、即ち、各遊技状態において内部当選する役の種類、その確率及び各遊技状態におけるリール3L・3C・3Rの停止制御(入賞する可能性のある役の種類等)については後述する。また、各遊技状態間の移行は、ボーナス図柄の組合せが入賞ライン上に表示されたとき等により移行する。
BBの入賞は、一般遊技状態において「青7−青7−青7」又は「赤7−赤7−赤7」が有効ラインに沿って並ぶことにより成立する。BBの入賞が成立した後、遊技状態がBB一般遊技状態となる。RBの入賞は、一般遊技状態において「赤7−赤7−青7」が有効ラインに沿って並ぶこと、又はBB一般遊技状態において「Replay−Replay−Replay」が並ぶことにより成立する。BB一般遊技状態においてRBの入賞が成立することを、一般に『JACIN』と称する。RBの入賞が成立した後、遊技状態がRB遊技状態となる。
再遊技は、一般遊技状態において「Replay−Replay−Replay」が並ぶことにより成立する。再遊技が成立すると、投入したメダル115の枚数と同数のメダル115が自動投入されるので、遊技者はメダル115を消費することなく次回のゲームを行うことができる。また、一般遊技状態及びBB一般遊技状態では、『上チリの小役』、『下チリの小役』、『ベルの小役』、及び『スイカの小役』の入賞成立を実現することが可能である。尚、一般遊技状態においては、BBとRBと再遊技とベルの小役とスイカの小役と上チリの小役と下チリの小役とに入賞する可能性がある。そして、入賞成立が再遊技の場合、メダル115の払い出しはない。また、BB、RB、ベル、スイカ、上チリ、下チリの小役の場合、例えば、それぞれ15枚、15枚、10枚、3枚、1枚、7枚のメダル115が払い出される。
役物の入賞は、RB遊技状態において「Replay−Replay−Replay」、「赤7−Replay−Replay」又は「青7−Replay−Replay」が並ぶことにより成立する。役物の入賞成立回数が「8回」となったとき、又は、12回の遊技が終了したとき、遊技状態が移行する。ここで、役物の入賞が成立する可能性のあるRB遊技状態のゲームは、一般に『JACゲーム』と称される。
(副制御回路72のデータテーブル)
次に、図13ないし図15を参照して、ST実行処理ルーチンで使用されるST発動抽選テーブル、ST演出用データテーブル、及び演出用分類データテーブルを説明する。上記の各テーブルは、副制御回路72のプログラムROM75や画像ROM86に格納されている
ST発動抽選テーブルは、図13に示すように、ST動作を実行するか否かを抽選する際に使用されるものであり、ST動作の実行を示す発動欄と、ST動作の実行を行わない潜伏欄とをデータ欄として有している。これらの発動欄及び潜伏欄には、低確率レベルの抽選値欄と高確率レベルの抽選値欄とが対応されている。そして、低確率レベルにおいては、約1/10の確率でST動作の実行が抽選される一方、高確率レベルにおいては、約1/2の確率でST動作の実行が抽選されるようになっている。具体的には、「0」〜「255」の乱数範囲において、低確率レベルにおいては、発動が「0」〜「25」の抽選値の範囲に設定され、潜伏が「26」〜「255」の抽選値の範囲に設定されている。また、高確率レベルにおいては、発動が「0」〜「127」の抽選値の範囲に設定され、潜伏が「128」〜「255」の抽選値の範囲に設定されている。そして、例えば、抽選値が「50」である場合には、低確率レベルにおいては“潜伏”であるST動作の不実行が抽選されることになり、高確率レベルにおいては“発動”であるST動作の実行が抽選されることになる。
また、ST演出用データテーブルは、図14に示すように、主制御回路71から送信された内部当選役と副制御回路72で使用される演出用識別子ST1〜ST6とのデータ欄が設けられている。具体的に説明すると、例えば主制御回路71から送信された内部当選役がBBの場合は、演出用識別子としてST1が選択される。同様にして他の内部当選役がRB、ベル、スイカ、上チリ、下チリの場合は、演出用識別子としてST2、ST3、ST4、ST5、ST6がそれぞれ選択される。
上記の演出用識別子ST1〜ST6は、以下の内容をそれぞれ含んでいる。演出用識別子ST1は、「BBを揃える」という内容を含んでいる。演出用識別子ST2は、「RBを揃える」という内容を含んでいる。演出用識別子ST3は、「ベルを揃える」という内容を含んでいる。演出用識別子ST4は、「スイカを揃える」という内容を含んでいる。演出用識別子ST5は、「上チリを揃える」という内容を含んでいる。演出用識別子ST6は、「下チリを揃える」という内容を含んでいる。
尚、本実施形態においては、6種類の演出用識別子ST1〜ST6を例示しているが、1種類であってもよいし、2種類以上であってもよい。また、演出用識別子ST1〜ST6は、上記の内容に限定されるものでもない。さらに、各演出用識別子ST1〜ST6は、上述の各内容を図1の液晶表示装置5に表示すると共に、各内容に応じたリズムやタイミングでLEDランプ29やスピーカ21L・21Rを駆動するようになっていてもよいし、液晶表示装置5への表示の代わりに、LEDランプ29やスピーカ21L・21Rのみを駆動するようになっていてもよい。さらに、各演出用識別子ST1〜ST6は、上述の各内容を液晶表示装置5に表示した内容とは別に、払い出し枚数の大きな可能性がある内部当選になるほどLEDランプ29の点滅間隔が短くなったり、スピーカ21L・21Rの音声が高くなったり、リズム感のある音楽に変化されていってもよい。
次に、図15を用いて演出用分類データテーブルについて説明する。演出用分類データテーブルには、例えば大分類データと小分類データとが示されている。大分類データは、液晶表示装置5において全画面を用いて表示される大容量の画像データを示している。小分類データは、大分類データに含まれる一部のデータを書き換える程度の小容量の画像データを示している。例えば液晶表示装置5における画像部分及び文字部分を含む全画像が大分類に属し、文字部分の画像が小分類に属している。
大分類データは、主制御回路71から送信されるコマンド信号やST実行処理ルーチンによるST動作に対応して1又は複数用意されている。例えば遊技メダル投入コマンドを受信したことに基づいて液晶表示装置5に表示するための画像データは、複数の種類が用意されており、主制御回路71から送信される他のコマンド等により、これら複数の大分類データから所定のデータを選択するように構成されている。
具体的に説明すると、例えばBET演出の場合には、通常BET画像データと、背景画像データとが選択され、操作状態のレベルに応じた点滅速度で背景画像が点滅されながらBET演出の画像表示を行うように制御される。また、ST動作であるST演出の場合において、例えば事前に主制御回路71から送信された内部当選役の情報に基づいて演出用識別子ST1が選択された場合は、ST1演出データ(開始)が選択され、その大分類に含まれる小分類データであるST1用表示画像、即ち、『BBだよ!』の文字が描かれた画像表示を行うように制御される。具体的内容については、後述する。
尚、演出用分類データテーブルは、書き換えるデータの容量によっては大分類、中分類及び小分類に区分されていてもよい。また、LEDランプ29やスピーカ21L・21Rを演出用識別子ST1〜ST6により駆動する場合には、LEDランプ29の駆動データやスピーカ21L・21Rの音声データが演出用分類データテーブルに含まれる。また、演出用分類データテーブルに含まれる駆動データや音声データについても、操作状態のレベルに応じて変化するように設定されていてもよい。
(主制御回路71の動作)
上記の構成において、図9に示すメインルーチンのフローチャートを参照して、主制御回路71のCPU31の制御動作について説明する。
先ず、電源が投入されると、遊技機1は、主制御回路71において図9のメインルーチンを実行することにより遊技を実施可能な状態になると共に、副制御回路72において図示しないリセットルーチンを実行することにより液晶表示装置5の演出画像の表示等を実施及び実施可能な状態になる。尚、主制御回路71及び副制御回路72は、メインルーチンやリセットルーチンとは別の処理ルーチンを独立して実行しており、副制御回路72においては、例えば図12のST実行処理ルーチンを実行している。
主制御回路71によりメインルーチン等が実行されると、図9に示すように、遊技開始時の初期化が行われた後(S1)、ゲーム終了時のRAM33の所定の記憶内容が消去される(S2)。次に、メダル投入処理が実行され、メダル選別装置100やBETスイッチ11S・12S・13Sからの入力があるまで待機状態となる(S3)。そして、遊技者がメダル115を投入すると、このメダル115について正規品か不正品かがメダル選別装置100において判別された後、正規品のメダル115だけで遊技が行われることになる。尚、メダル選別装置100の動作については後述する。
次に、正規品のメダル115が投入されると、続いて、スタートレバー6の操作によりスタートスイッチ6Sがオンされたか否かが判定される(S4)。スタートスイッチ6Sがオンされなければ(S4,NO)、S4が再実行され、スタートレバー6が操作されるまで待機状態とされる。スタートスイッチ6Sがオンされると、リール回転信号が単位遊技の開始信号として副制御回路72及びメダル選別装置100にそれぞれ出力された後(S4,YES)、リール回転処理に実行が移行され(S5)、続いて抽選用の乱数が抽出される(S6)。そして、遊技状態監視処理が実行されることによって、今回のゲームにおける遊技状態が確認される(S7)。
今回のゲームの遊技状態が確認されると、図示しない確率抽選テーブルに基づく確率抽選処理において遊技状態に対応した内部当選役が抽選され(S8)、選択された内部当選役の情報が副制御回路72に格納される。そして、この内部当選役が副制御回路72におけるST処理時に液晶表示装置5等を介して報知される。内部当選役を決定すると、停止テーブル群選択処理が実行される(S9)。この後、リール回転停止処理が実行され、何れかの停止ボタン7L・7C・7Rが操作されたタイミングや自動停止タイマの値が「0」になったタイミングで滑りコマ数が決定された後、滑りコマ数分、リールが回転されてから停止される。そして、全リール停止信号が単位遊技の終了信号として副制御回路72及びメダル選別装置100にそれぞれ出力される(S10)。この後、入賞判定(入賞検索)により表示窓4L・4C・4Rの図柄の停止態様に基づいて入賞役(入賞が成立した役)が識別され(S11)、遊技状態に応じてメダル115のクレジット又は払出しが行われる(S12)。尚、入賞役がBB又はRBであると判定された場合には、BB一般遊技状態又はRB遊技状態の発生が行われる。
次に、現在の遊技状態がBB一般遊技状態又はRB遊技状態であるか否かが判定される(S13)。遊技状態がBB一般遊技状態又はRB遊技状態でない場合には(S13,NO)、S2が再実行される。一方、S13において、遊技状態がBB一般遊技状態又はRB遊技状態である場合には(S13,YES)、ボーナスの『遊技数チェック処理』が行われる(S14)。この後、ボーナスの終了時であるか否かが判定され(S15)、ボーナスの終了時でないと判定された場合には(S15,NO)、S2が再実行される一方、ボーナスの終了時であると判定された場合には(S15,YES)、ボーナス終了信号が副制御回路72に出力された後(S16)、S2が再実行される。
(メダル選別装置100の動作)
上記のようにして主制御回路71においてメインルーチンが実行されているときに、メダル選別装置100においては、図10のメダル判別処理ルーチン及び図11のメダル検出処理ルーチンをそれぞれ独立して実行している。
即ち、図10に示すように、主制御回路71からのリール回転信号及び全リール停止信号に基づいて単位遊技中であるか否かを判定し(A1)、単位遊技中であると判定した場合には(A1,YES)、メダル115が無条件で返却されるため、正規品か否かの判別を行わずに本ルーチンを終了する。一方、単位遊技中でないと判定した場合には(A1,NO)、メダル115が正規品か否かを判別するため、先ず、図8に示すように、磁気センサ群105の各磁気センサ105aから検出信号入力部161を介して入力されている1ライン分のメダル検出データを取得し、記憶部166の検出データ領域166aに格納する(A2)。
この後、メダル検出データに基づいてメダル115の先端部を検出する処理を実施する。具体的には、図8(b)に示すように、1ライン分のメダル検出データが縦軸として入力されると、このメダル検出データが順番に横軸方向に格納され、縦軸と横軸との2次元のデータ配置(2次元磁性データ)にされる。そして、例えば縦軸方向の中央部に最小の検出部が出現するか否かを判定すると共に、メダル後端部の検出処理でないことを確認し、検出部が出現したときに、この検出部をメダル先端部として決定する処理を行う(A3)。そして、メダル先端部を検出したか否かを判定し(A4)、検出した場合には(A4,YES)、検出データ領域166aのメダル先端部アドレスを記憶する(A5)。そして、一定時間間隔でメダル検出データを取得するように、所定時間の待機の後(A6)、A2から再実行し、次のメダル検出データを取得する。
一方、メダル先端部を検出しない場合には(A4,NO)、続いてメダル後端部検出処理を実施する。即ち、図8(b)に示すように、2次元のデータ配置において縦軸方向の両側に検出部が存在し、この両検出部の幅が縮小しながら縦軸方向の中央部に最小の検出部が出現するか否かを判定すると共に、メダル先端部の検出処理でないことを確認し、検出部が出現したときに、この検出部をメダル後端部として決定する処理を行う(A7)。そして、メダル後端部を検出したか否かを判定し(A8)、検出しない場合には(A8,NO)、一定時間間隔でメダル検出データを取得するように、所定時間の待機の後(A6)、A2から再実行し、次のメダル検出データを取得する。
一方、メダル後端部を検出した場合には(A8,YES)、検出データ領域166aのメダル後端部アドレスを記憶する(A9)。この後、メダル先端部アドレス及びメダル後端部アドレスに基づいて検出データ領域166aのメダル先端部からメダル後端部までの全メダル検出データをワークデータ領域166cに転送する(A10)。ワークデータ領域166cに転送すると、一定時間間隔でメダル検出データを取り込んでいることから、メダル先端部とメダル後端部との間の横軸方向のデータ数に基づいてメダル移動速度(メダル115の進行速度)を算出し、この移動速度を副制御回路72に出力する(A11)。尚、副制御回路72においては、メダル移動速度を用いてST動作を発動する抽選レベルが設定される。
この後、縦軸方向のデータ数に基づいてメダル115のサイズを算出する。即ち、図8(b)に示すように、縦軸方向の原点となる基準値と最大検出値とを取得し、最大検出値と基準値との差分であるメダル検出幅をメダル115のサイズとして求める(A12)。そして、メダル115のサイズが正規品のメダル115(正規メダル)のサイズと一致しているか否かを判定し(A13)、一致していなければ(A13,NO)、不正品のメダル115(不正メダル)としてメダルフラグに“0”をセットし(A14)、本ルーチンを終了する。
一方、正規メダルのサイズであれば(A13,YES)、図8(b)のメダルサイズを示す縦軸方向のデータ数に横軸方向のデータ数を一致させることによって、2次元磁性データをメダル115の形状である円形状に補正する(A15)。そして、補正後の2次元磁性データと基準メダルデータである正規メダルの2次元磁性データとを比較し(A16)、補正後の2次元磁性データが基準メダルデータに一致するか否かを判定する(A17)。
ここで、正規メダルにおいては、磁性体である鉄で形成されたメダル基体115aに対応する検知箇所で磁性が検出され、非磁性体である銅で形成された芯部115cに対応する検知箇所で磁性が検出されない。よって、正規メダルの補正前の2次元磁性データは図8(b)に示すように楕円のドーナツ状であり、正規メダルの補正後の2次元磁性データや基準メダルデータは真円のドーナツ状である。従って、補正後の2次元磁性データが基準メダルデータと少しでも異なっていれば、不正メダルと判断することが可能である。補正後の2次元磁性データが基準メダルデータに一致しない場合には(A17,NO)、不正品のメダル115(不正メダル)としてメダルフラグに“0”をセットし(A14)、本ルーチンを終了する。一方、補正後の2次元磁性データが基準メダルデータに一致する場合には(A17,YES)、正規品のメダル115(正規メダル)としてメダルフラグに“1”をセットし(A18)、本ルーチンを終了する。
これにより、メダル判別処理ルーチンを実行することによって、サイズが異なる不正品のメダル115を検出し、この検出結果をメダルフラグに格納して他のプログラムに受け渡すことが可能になっている。
上記のようにして図10のメダル判別処理ルーチンが実行されているときに、図11のメダル検出処理ルーチンも実行されている。このメダル検出処理ルーチンにおいては、先ず、単位遊技中であるか否かを判定し(B1)、単位遊技中であれば(B1,YES)、図3に示すように、メダル115を無条件に返却するようにメダル返却通路107を開口状態にし(B2)、本ルーチンを終了する。一方、単位遊技中でない場合には(B1,NO)、図4に示すように、メダル返却通路107を閉鎖してメダル115の通過を許可する状態にする(B3)。この後、メダルフラグを確認する(B4)。そして、上述のメダル判別処理ルーチンにおいて不正メダルが検出されたか否かを判定するため、メダルフラグが不正メダルを示す“0”であるか否かを確認する(B5)。メダル判別処理ルーチンにおいて不正メダルを検出しなかった場合には(B5,NO)、不正メダルカウンタを“0”リセットした後(B6)、正規メダル信号をメダル115の投入信号として主制御回路71に出力し(B7)、本ルーチンを終了する。
一方、メダル判別処理ルーチンにおいて不正メダルが検出された場合には(B5,YES)、図3に示すように、メダル返却通路107を通路切替機構108により所定時間開口することによって、メダル115を返却する(B8)。これにより、不正品のメダル115がサイズと2次元磁性データとに基づいて高精度に判別されて返却されることから、不正メダルによる遊技を高い信頼性で防止することが可能になっている。
この後、不正メダルカウンタを“1”カウントアップし(B9)、この不正メダルカウンタが“5”であるか否かを判定する(B10)。不正メダルカウンタが“5”でない場合には(B10,NO)、B4から再実行する一方、不正メダルカウンタが“5”である場合には(B10,YES)、連続して5回の不正品のメダル115の投入があったと判断し、その旨を示す不正報知をホールコンピュータ200等に対して行う(B11)。尚、不正報知は、例えば遊技機1の警報音や液晶表示装置5の表示によって行われてもよい。
(副制御回路72の動作)
上記の主制御回路71及びメダル選別装置100における各ルーチンにより各種の処理が実行されると、処理に応じた結果や内容がコマンドやデータとして副制御回路72に入力される。副制御回路72においては、図示しないリセットルーチンや図12のST実行処理ルーチンをそれぞれ独立して実行している。そして、リセットルーチンの実行によりコマンドに基づいた演出画像を液晶表示装置5に表示する。例えば、メダル投入を示すコマンドが入力された場合には、スタートレバー6の操作を促す演出画像等が液晶表示装置5に表示される。
また、ST実行処理ルーチンの実行時においては、図12に示すように、単位遊技が開始されたか否かを判定し(C1)、単位遊技を開始していなければ(C1,NO)、C1を再実行して待機状態となる。一方、単位遊技を開始した場合には(C1,YES)、メダル選別装置100から出力された全てのメダル移動速度を平均化して平均移動速度を算出する(C2)。尚、平均移動速度とは、1個のメダル115が投入された場合における1回のメダル移動速度を意味し、2個のメダル115が投入された場合における2回のメダル移動速度の平均を意味し、3個のメダル115が投入された場合における3回のメダル移動速度の平均を意味する。
次に、平均移動速度に応じた抽選レベルを設定する(C3)。具体的には、平均移動速度が所定範囲内であれば、高確率レベルに設定し、平均移動速度が所定範囲外であれば、低確率レベルに設定する。これにより、メダル115がメダル通路102を過度に高速や低速で進行すると、低確率レベルが設定されることになる。また、メダル115の投入数であるBET数が多い程、平均化されることによって、高確率レベルが設定され易いものとなる。この後、図13のST発動抽選テーブルを用いてST動作の発動及び潜伏が抽選され(C4)、低確率レベルが設定されていれば、約1/10の確率でST動作の発動が抽選される一方、高確率レベルが設定されていれば、約1/2の確率でST動作の発動が抽選される。
この後、ST動作の発動に当選したか否かを判定し(C5)、ST動作の発動に当選しなかった場合には(C5,NO)、内部当選役を報知することなく単位遊技が終了するまで待機する(C7)。一方、ST動作の発動に当選した場合には(C5,YES)、図14のST演出用データテーブル及び図15の演出用分類データテーブルに基づいて例えば“BBだよ!”の内容を液晶表示装置5に画面表示し(C6)、単位遊技が終了するまで待機する(C7)。
(本実施形態の概要)
以上のように、本実施形態は、投入されたメダル115が自重でメダル通路102を進行する際に不正品のメダル115を排除し、メダル通路102を通過した正規品のメダルで遊技を行う遊技機1であって、メダル通路102を進行するメダル115の磁性を検知する磁気センサ(磁気センサ群105、磁気センサ105a)と、磁気センサの配設位置よりもメダル115の進行方向の下流側位置でメダル通路102から分岐された不正メダル分岐路(メダル返却通路107)と、メダル通路102と不正メダル分岐路(メダル返却通路107)との分岐部に設けられ、分岐部を進行するメダル115の進行方向をメダル通路102と不正メダル分岐路(メダル返却通路107)とに切り替え可能な通路切替手段(通路切替機構108)と、磁気センサが検知した磁性に基づいてメダル通路102を進行するメダル115が正規品か不正品かを判別するメダル判別手段(磁気センサ群105、磁気センサ105a、セレクタ制御部151、セレクタ基板150等)と、メダル判別手段が正規品と判別したときに分岐部におけるメダル115の進行方向をメダル通路102に設定する一方、メダル判別手段が不正品と判別したときに分岐部におけるメダル115の進行方向を不正メダル分岐路(メダル返却通路107)に設定するように、通路切替手段(通路切替機構108)を制御する通路切替制御手段(セレクタ制御部151等)と、を有する構成にされている。
上記の構成によれば、磁気センサが検知したメダル115の磁性の有無に基づいて、このメダル115が正規品か不正品かを判別することにより、ラインセンサのような光学センサで不正品のメダルを検出できない場合であっても、不正品のメダル115を高精度で排除して、正規品のメダル115で遊技を行うことができる場合がある。
また、本実施形態における遊技機は、磁気センサ105aが、メダル115のメダル識別面の1次元磁性データを一定時間間隔で取得するようにメダル通路102を横断する方向に連設されており、メダル判別手段は、連設された磁気センサ105aにより得られた複数の1次元磁性データに基づいて正規品か不正品かを判別する構成にされている。上記の構成によれば、正規品のメダル115と大きさが異なる不正品や、磁性の有無のパターンが異なる不正品が使用されたとしても、連設された磁気センサ105aにより得られた複数の1次元磁性データ(2次元磁性データ)に基づいてメダル判別手段が正規品か不正品かを判別するため、これらのような不正品を排除することができて、正規品と不正品のメダル115の判別精度を一層高めることができる場合がある。
また、本実施形態における遊技機は、磁気センサの配設位置よりもメダル115の進行方向の上流側に配設され、メダル通路102を進行するメダル115の進行速度を減速させる減速手段(メダル通路の曲折による進行方向の急激な変化による減速、起毛やメッシュ等による機械的な接触(摩擦)による減速、エアーの吹き付けによる減速、磁力や圧力による吸引力による減速等)をさらに有した構成にされている。上記の構成によれば、メダル115の進行速度を減速させることで、未減速の状態で磁性の有無を検知した場合よりも、1個のメダル115に対して多数の磁性データを得ることができる場合がある。
また、本実施形態におけるメダル選別装置は、正規品のメダル115で遊技を行う遊技機1に設けられるメダル選別装置であって、投入されたメダルが自重で進行するメダル通路102と、メダル通路102を進行するメダル115の磁性を検知する磁気センサ(磁気センサ群105、磁気センサ105a)と、磁気センサの配設位置よりもメダル115の進行方向の下流側位置でメダル通路102から分岐された不正メダル分岐路(メダル返却通路107)と、メダル通路102と不正メダル分岐路(メダル返却通路107)との分岐部に設けられ、分岐部を進行するメダル115の進行方向をメダル通路102と不正メダル分岐路(メダル返却通路107)とに切り替え可能な通路切替手段(通路切替機構108)と、磁気センサが検知した磁性に基づいてメダル通路102を進行するメダル115が正規品か不正品かを判別するメダル判別手段(磁気センサ群105、磁気センサ105a、セレクタ制御部151、セレクタ基板150等)と、メダル判別手段が正規品と判別したときに分岐部におけるメダル115の進行方向をメダル通路102に設定する一方、メダル判別手段が不正品と判別したときに分岐部におけるメダル115の進行方向を不正メダル分岐路(メダル返却通路107)に設定するように、通路切替手段(通路切替機構108)を制御する通路切替制御手段(セレクタ制御部151等)と、を有する構成にされている。
上記の構成によれば、磁気センサが検知したメダル115の磁性の有無に基づいて、このメダル115が正規品か不正品かを判別することにより、ラインセンサのような光学センサで不正品のメダルを検出できない場合であっても、不正品のメダル115を高精度で排除して、正規品のメダルで遊技を行うことが可能になるから、正規品のメダル115で遊技を行う遊技機1にとって好適なものになる場合がある。
尚、本実施形態においては、図3、図4、図8(a)のように、磁気センサ群105が複数の磁気センサ105aからなる構成となっているが、図16に示すように、単体の磁気センサ205であってもよい。即ち、磁気センサ205はメダル通路102の不正メダル検出部102fの上方に設けられて、不正メダル検出部102fの上流から進行してきたメダル115の側面の磁性の有無を検知するようにされていてよい。そして、所定未満の投入枚数の場合、単位遊技中でない場合等において、磁気センサ205が磁性を検出したときのみ、メダル115が正規メダル検出部102eに進行できるように通路切替機構108を制御することで、非磁性体のメダルをメダル返却通路107から排出する構成であってよい。
また、図10のメダル判別処理ルーチン及び図11のメダル検出処理ルーチンをメダル選別装置100のセレクタ基板150において実行する構成になっているが、これに限定されるものではなく、主制御回路71や副制御回路72において実行されるようになっていてもよい。
また、本実施形態においては、磁気センサ群105に加えて、メダル115の物性(熱的、電気的、磁気的、光学的、機械的等の性質)を検知することにより正規品か不正品かを判別可能な検知手段を1つ以上有していてもよい。
(本実施形態の変形例)
以上、本発明を好適な実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技機1は、以下の構成を上述の実施の形態における構成に加えて、或いは重複、置き換えて備えていてもよい。
即ち、遊技機は、所定の遊技結果が表示された場合に遊技者に遊技価値を付与する遊技価値付与手段と、遊技開始指令信号に基づいて所定の役を内部当選役として決定する内部当選役決定手段と、内部当選役に基づいて変動表示手段に入賞態様を表示させる停止制御手段と、演出表示手段に遊技に関連した演出態様を表示させる演出表示制御手段と、遊技結果表示手段に特定の遊技結果が表示される以前に、特定の遊技結果が表示される可能性があることを予告表示手段に予告態様を表示させる予告表示制御手段と、遊技結果表示手段に特定の遊技結果が表示される以前に、特定の遊技結果が表示されることを告知表示手段に告知態様を表示させる予告表示制御手段と、遊技結果表示手段の表示制御を行なう表示制御手段と、遊技結果表示手段又は変動表示手段の一部又は全部の可変表示を停止させる停止指令信号を出力する遊技者による操作が可能な位置に設けられた表示停止指令手段と、所定の単位遊技で内部当選役決定手段が内部当選役として決定した特定の役を次回の単位遊技にも内部当選役として持ち越す内部当選役持越手段と、内部当選役決定手段が内部当選役として決定した特定の役を蓄積して記憶する特定役蓄積手段と、特定役蓄積手段が蓄積して記憶している特定の役を内部当選役とする蓄積特定役当選手段とを少なくとも1つ以上備えていてもよい。
ここで、上記の『遊技結果表示手段』は、まとめると変動表示手段、演出表示手段、告知表示手段等を含んで構成されている。それらが、別体の表示装置であってもよいし、単一の表示装置に設けられた所定の表示部(スプライト、深度の異なる3Dオブジェクト)でもよい。また、重なって表示されてもよい。さらには、1又は複数の音、1又は複数の光、1又は複数の色、1又は複数の画像、1又は複数の臭い等、1又は複数の感触(振動、圧力)のうちの何れかの、複数又は全部により遊技者に報知を行うようになっていてもよい。
『遊技価値付与手段』は、遊技価値(コイン)を付与(払出)するプログラム等、有利状態発生手段を含み、賞媒体の払出、磁気カードへの記録、ゲームの得点加算も含む。
『表示制御手段』は、まとめると停止制御手段、演出表示制御手段、告知表示制御手段等を含んで構成されている。単一の基板に設けられていても、別体の複数の基板に設けられてもよいし、停止制御手段は内部当選役決定手段と同一の基板に設けられてもよい。(別体でもよい。)さらには、演出表示制御手段及び告知表示制御手段は、内部当選役決定手段と別体の基板に設けられてもよい。(別体でもよい。)
『変動表示手段』は、静止画像・動画像等を表示するものであり、リールやディスクによる移動表示、複数種類の図柄を可変表示または停止表示する1又は複数の図柄表示部から構成されている。例えばパチスロ機やビデオスロットの図柄、パチンコの特図、音図、判定図柄等を表示する。また、遊技結果として、特定の入賞態様を表示すれば何でもよい。
『表示停止指令手段』は、演出表示手段、変動表示手段、告知表示手段等のうちの1つ、複数、全ての可変表示を停止させる信号を出力してもよいし、1つ又は複数の表示部に対応して1つ設けられていてもよい(表示部は、図柄表示部等)。或いは、1つの表示部に対応して複数設けられていてもよい(表示部は、図柄表示部等)。
『有利状態発生手段』は、複数の遊技単位の間、継続して遊技者に有利な状態が続くものであれば何でもよい。例えば発生判定、継続判定、途中終了判定、発生、継続、終了等を行うプログラム等である。また、『内部当選役決定手段』は、内部当選役抽選手段、内部当選役持越手段、特定役蓄積手段、蓄積特定役当選手段等から構成されている。
尚、本実施の形態において、『遊技機』は、パチンコ、パチスロ機、ビデオスロット等を含む。『遊技結果』は、入賞態様、外れ態様、演出態様、告知態様等を含む。『特定の入賞態様』は、特定の図柄の表示(『3』、『7』等)や特定の図柄の組合せの表示(『777』『776』等)、複数の図柄うちに特定の図柄が含まれている(単チェリー、2連チェリー等)等を含む。
『外れ態様』は、変動表示手段に表示される入賞態様以外の態様、演出態様、告知態様等を含む。『所定の遊技結果』は、入賞態様等を含む。『演出態様』は、客待ち中、遊技中、遊技間、入賞(前、中、後)、有利状態(前、中、後)等を盛り上げる態様、または、それらの遊技情報(遊技案内)の報知態様、その他の態様等を含み、『大当り』、『ボーナス』、『外れ』、有利状態の継続数等の文字も含む。
『予告態様』は、所定の内部当選役または特定の内部当選役が決定されている可能性があることを遊技者に対して予告する態様や外れを予告する態様、また、その演出態様を含む。『外れ?』、『ベル?』、『大当り当選?』、『ボーナス当選?』、『遊技手順ナビゲート機能当選?』等の文字も含む。『告知態様』は、所定の内部当選役または特定の内部当選役が決定されていることを遊技者に対して告知する態様や、所定の内部当選役または特定の内部当選役が決定されていないことを遊技者に対して告知する態様、また、その演出態様を含む。『大当り確定』、『ボーナス確定』、『外れ確定』、『ベル確定』、『遊技手順ナビゲート機能当選?』等の文字も含む。
『態様』は、1又は複数の図柄(動/静止)画像、1又は複数のキャラクタ(動/静止)画像、1又は複数の背景(動/静止)画像、1又は複数の吹出し(動/静止)画像、1又は複数の文字、1図形、1又は複数の可動物の所定の動作等、1又は複数のランプの点灯、点滅等、1又は複数のスピーカの音等を含む。『遊技情報』は、遊技コンセプト(背景)、遊技のルール、操作説明、リーチ目、チャンス目、役・リプレイの説明、有利状態(BB,RB,SB等)の説明、有利状態(BB,RB等)、確率、所定時点(ボーナス、BB,RB、所定操作等)からの経過ゲーム数等を含む。
『遊技開始指令手段』は、スタートレバー、スピンボタン等のスイッチ、遊技媒体投入、図柄始動口(ゲート)等を含む。『表示停止指令手段』は、ボタン、レバー、プログラム(計時手段)等を含む。『図柄表示手段』は、CRT,LCD、プラズマディスプレイ、7セグメント表示器、ドットマトリックス、ランプ、LED、蛍光灯、EL、電子ペーパ、フレキシブルLED、フレキシブル液晶、液晶プロジェクタ、リール、ディスク、可動物等を含む。それらが複数設けられたもの、それらが組合せられたもの等を含む。
『内部当選役』は、複数の役から内部当選役決定手段により内部当選役として決定された1または複数の役を含む。『入賞役』は、内部当選役に対応する入賞態様が表示された役を含む。『遊技価値』は、賞媒体(コイン、メダル、遊技球)の払出し、遊技結果記憶媒体(磁気カード等への所定の書き込み、リプレイ、得点の加算、有利状態の発生等を含む。『遊技媒体(賞媒体)』は、コイン、メダル、遊技球、貨幣、紙幣、磁気カード等を含む。
また、パチスロ等における役は、次のうちの1または複数を適用してもよい。外れ、所定枚数の賞媒体を払出す小役、内部当選役決定手段が小役を内部当選役と決定する確率を1単位遊技(1ゲーム)の間だけ高確率とするシングルボーナス、内部当選役決定手段が小役を内部当選役と決定する確率を複数単位遊技の間だけ高確率とするレギュラーボーナス、内部当選役決定手段がレギュラーボーナスを内部当選役に決定する確率を複数単位遊技の間だけ高確率とするビッグボーナス、内部当選役決定手段が決定した内部当選役に関する情報を遊技者による表示停止指令手段の操作より以前に報知する内部当選役ナビゲート機能。停止パターン選択手段が選択した停止パターンに関する情報を遊技者による表示停止指令手段の操作より以前に報知する押順ナビゲート機能。遊技者にとって有利となる遊技手順を報知する遊技手順ナビゲート機能。
例えば、上述の内部当選役ナビゲート機能は、左リール、中リール、右リールに対応する左、中、右リール停止ボタンを停止操作する以前に報知されるリール停止パターン(例えば、最初に左リールを停止し、次に中リールを停止、最後に右リールを停止するパターン、同様に左リール停止→右リール停止→中リール停止のパターン、中リール停止→右リール停止→左リール停止のパターン、中リール停止→左リール停止→右リール停止のパターン、右リール停止→左リール停止→中リール停止のパターン、右リール停止→中リール停止→左リール停止のパターンの6種類等)にしたがって、左、中、右リール停止ボタンを停止操作することで変動表示手段に所定の入賞態様が得られるリール停止ナビゲート機能等を含む。リール停止ナビゲート機能は全てのリール(リール以外で図柄を可変表示する画像表示手段も含まれる)の停止順序をナビゲートしなくても、所定回目(例えば、最初、2番目、3番目等)に停止させるリールを遊技者に報知するようなナビゲート機能も含む。また、所定回目に停止させるリールに所定の図柄が表示されている状態でリールを停止させた場合に変動表示手段に所定の入賞態様が得られるものも含む。遊技者による表示停止指令手段からの停止指令信号の出力から最小移動(又は略最小変動)で図柄を停止させる機能や、遊技媒体の投入無しで1単位遊技の遊技を開始できるリプレイも含む。
また、1回の単位遊技は、例えば次のようなもののうち何れかを適用してもよい。遊技開始指令手段からの遊技開始指令信号の出力から遊技結果の表示まで。スタートレバーの操作から変動表示手段(所定の表示手段)に遊技結果が表示されるまで。スタートレバーの操作から所定の表示手段に特定の表示(例えば、特定の文字情報、特定のキャラクタ、特定の画像)が表示されるまで。ベットボタンが遊技者により操作されたこと、または遊技メダルが遊技者により投入されたこと、等により遊技開始指令信号を出力するように構成し、ベットボタンの操作または遊技メダルの投入から変動表示手段に遊技結果が表示されるまで。ベットボタンが遊技者により操作されたこと、または遊技メダルが遊技者により投入されたこと、等により遊技開始指令信号を出力するように構成し、ベットボタンの操作または遊技メダルの投入から所定の表示手段に特定の表示が表示されるまで。遊技開始指令信号を出力する図柄始動手段が遊技媒体(例えば遊技球)の入賞または通過を検出してから変動表示手段(所定の表示手段)に遊技結果が表示されるまで。遊技開始指令信号を出力する図柄始動手段が遊技媒体の入賞または通過を検出してから所定の表示手段に特定の表示(例えば、特定の文字情報、特定のキャラクタ、特定の画像)が表示されるまで。また、複数単位遊技は、連続的または間欠的な複数回の単位遊技を適用してもよい。
さらに、本発明は、上述のパチスロ機やパチンコ遊技機等の実機の他、これらパチスロ機等の実機の動作を家庭用ゲーム機用として擬似的に実行するようなゲームプログラムにおいても、本発明を適用してゲームを実行することができる。その場合、ゲームプログラムを記録する記録媒体は、DVD−ROM、CD−ROM、FD(フレキシブルディスク)、その他任意の記録媒体を利用できる。
以上、本発明の実施例を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、具体的構成などは、適宜設計変更可能である。尚、発明の実施の形態に記載された、作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
本実施の形態のパチスロ機の斜視図。 本実施の形態のパチスロ機の内部の構成を示す概略構成図。 メダル選別装置の構造を示すものであり、(a)は縦断面図、(b)は(a)のA−A線矢視断面図。 メダル選別装置の構造を示すものであり、(b)は縦断面図、(b)は(a)のB−B線矢視断面図。 主制御回路のブロック図。 副制御回路のブロック図。 メダル選別装置のブロック図。 1次元磁性データ(メダル検出データ)の状態を示すものであり、(a)は1ライン分を検出するときの説明図、(b)は2次元化したときの説明図。 メインルーチンのフローチャート。 メダル判別処理ルーチンのフローチャート。 メダル検出処理ルーチンのフローチャート。 ST実行処理ルーチンのフローチャート。 ST発動抽選テーブルの説明図。 ST演出用データテーブルの説明図。 演出用分類データテーブルの説明図。 メダル選別装置の変形例の構造を示すものであり、(a)は縦断面図、(b)は(a)のC−C線矢視断面図。
符号の説明
1 遊技機
102 メダル通路
105 磁気センサ群
105a 磁気センサ
107 メダル返却通路
108 通路切替機構
115 メダル
150 セレクタ基板
151 セレクタ制御部

Claims (4)

  1. 投入されたメダルが自重でメダル通路を進行する際に不正品のメダルを排除し、該メダル通路を通過した正規品のメダルで遊技を行う遊技機であって、
    前記メダル通路を進行する前記メダルの磁性を検知する磁気センサと、
    前記磁気センサの配設位置よりも前記メダルの進行方向の下流側位置で前記メダル通路から分岐された不正メダル分岐路と、
    前記メダル通路と前記不正メダル分岐路との分岐部に設けられ、該分岐部を進行する前記メダルの進行方向を前記メダル通路と前記不正メダル分岐路とに切り替え可能な通路切替手段と、
    前記磁気センサが検知した磁性に基づいて前記メダル通路を進行する前記メダルが正規品か不正品かを判別するメダル判別手段と、
    前記メダル判別手段が正規品と判別したときに前記分岐部における前記メダルの進行方向を前記メダル通路に設定する一方、前記メダル判別手段が不正品と判別したときに前記分岐部における前記メダルの進行方向を前記不正メダル分岐路に設定するように、前記通路切替手段を制御する通路切替制御手段と、
    を有することを特徴とする遊技機。
  2. 前記磁気センサが、前記メダルのメダル識別面の1次元磁性データを一定時間間隔で取得するように前記メダル通路を横断する方向に連設されており、
    前記メダル判別手段は、連設された前記磁気センサにより得られた複数の1次元磁性データに基づいて正規品か不正品かを判別することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記磁気センサの配設位置よりも前記メダルの進行方向の上流側に配設され、前記メダル通路を進行する前記メダルの進行速度を減速させる減速手段をさらに有していることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 正規品のメダルで遊技を行う遊技機に設けられるメダル選別装置であって、
    投入されたメダルが自重で進行するメダル通路と、
    前記メダル通路を進行する前記メダルの磁性を検知する磁気センサと、
    前記磁気センサの配設位置よりも前記メダルの進行方向の下流側位置で前記メダル通路から分岐された不正メダル分岐路と、
    前記メダル通路と前記不正メダル分岐路との分岐部に設けられ、該分岐部を進行する前記メダルの進行方向を前記メダル通路と前記不正メダル分岐路とに切り替え可能な通路切替手段と、
    前記磁気センサが検知した磁性に基づいて前記メダル通路を進行する前記メダルが正規品か不正品かを判別するメダル判別手段と、
    前記メダル判別手段が正規品と判別したときに前記分岐部における前記メダルの進行方向を前記メダル通路に設定する一方、前記メダル判別手段が不正品と判別したときに前記分岐部における前記メダルの進行方向を前記不正メダル分岐路に設定するように、前記通路切替手段を制御する通路切替制御手段と、
    を有することを特徴とするメダル選別装置。


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