JP2006263140A - 球技用バット - Google Patents

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Abstract

【課題】 高い反発特性を得ると共に打感の向上などを図り、使い易く且つ大きな飛距離を実現することができるものとする。
【解決手段】 打球部Dからグリップ部Cに至る略全体を構成する硬質発泡合成樹脂材料からなる本体部材2と、この本体部材2の略全長に渡って延在する所要の弾性を備えた中空なパイプ材からなる芯棒3と、この芯棒3の内部に設けられた装填部材4とを有するものとする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、野球及びソフトボールなどに使用される球技用バットに関し、特に発泡合成樹脂材料を用いた球技用バットに関するものである。
野球及びソフトボールに使用される球技用バットでは、木製やアルミニウム合金製のものが一般的であり、またCFRP(炭素繊維強化プラスチック)などの複合材料で形成されたものも広く普及している。
他方、安全性の向上や反発特性の改善などを目的として、発泡合成樹脂材料を用いた球技用バットが知られている(特許文献1〜9参照)。
特開昭62−106784号公報 実開昭63−156667号公報 特開2000−153013号公報 特開2002−126144号公報 特開2004−275742号公報 特開2004−242738号公報 特許第3003829号公報 特許第3607257号公報 実用新案登録第3100730号公報
しかるに、球技用バットでは、ボールの反発特性、ボールのインパクト時の打感、並びにスイング時の振り抜き性などの各特性が適切に設定されることで、使い易く且つ大きな飛距離を実現することができるものとなり、前記のような発泡合成樹脂材料を用いた球技用バットにおいても、単にボールの反発特性を高めるのみならず、バット全体の剛性などを総合的に勘案して打感などの各特性を調整する必要があるが、前記従来構成の球技用バットでは、このような各特性を最適化するのに限界があり、十分に満足のいくものではなかった。
本発明は、このような従来技術の問題点を解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、高い反発特性を得ると共に打感の向上などを図り、使い易く且つ大きな飛距離を実現することができるように構成された球技用バットを提供することにある。
このような課題を解決するために、本発明においては、請求項1に示すとおり、球技用バットの構成を、打球部からグリップ部に至る略全体を構成する硬質発泡合成樹脂材料からなる本体部材と、この本体部材の略全長に渡って延在する所要の弾性を備えた中空なパイプ材からなる芯棒と、この芯棒の内部に設けられた装填部材とを有するものとした。
これによると、芯棒により、スイング時の加速度により弓状に撓る適度な弾発性を有するものとすることができるため、高い反発特性が得られる。そして装填部材の材料特性、例えば発泡合成樹脂材料であれば発泡密度などを適宜に変更することで、バット全体を適切な剛性に調整し、打感を向上させることができる。
この場合、装填部材は、芯棒の内部に全体的に充満した状態とする他、芯棒の内部に部分的に設けられる構成も可能である。特に芯棒の内部に部分的に装填部材を設けたり、あるいは芯棒の内部の適当な軸方向位置に比重の異なる装填部材を配置するようにすると、装填部材が錘として機能し、バット全体の重心位置を容易に調整することができ、振り抜き性を向上させることができる。
また装填部材は、制振効果のある軟質発泡合成樹脂材料からなるものとしても良く、これによると、ボールのインパクト時の衝撃が緩和されるため、打感を向上させ、振り抜き性の良いものとすることができる。
前記球技用バットにおいては、請求項2に示すとおり、前記本体部材の表面にモールド成型により形成される自己スキン層からなる表面層をさらに有する構成とすることができる。これによると、硬質な表面層を低コストに形成することができる。さらに木製の母型から製作されるゴム型をモールド成型に用いることで、木製の母型の微細な表面形状、特に木目や木肌の模様が再現され、木製バットに似せた良好な外観のバットを低コストに製造することができる。
この場合、反応射出成形法(RIM)、特にR−RIM成形法(Reinforced-Reaction Injection Molding)を採用すると良く、これにより厚みのある密実で硬質な表面層を形成することができ、高い耐久性を実現すると共に、ボールの方向性が向上することから、打ち損じを低減することができる。
また、本発明においては、請求項3に示すとおり、バット本体に弾性体を周設してなる打球部を備えた球技用バットにおいて、前記バット本体が、前記弾性体が周設される取付部からグリップ部に至る略全体を構成する硬質発泡合成樹脂材料からなる本体部材と、この本体部材の略全長に渡って延在する所要の弾性を備えた芯棒とを有し、前記弾性体が、前記本体部材を形成する硬質発泡合成樹脂材料より柔軟な発泡合成樹脂材料で形成されたものとした。
これによると、芯棒により、スイング時の加速度により弓状に撓る適度な弾発性を有するものとすることができ、これにボールのインパクト時の弾性体の圧縮変形による復元力が加わって高い反発特性が得られる。しかも、硬質発泡合成樹脂材料からなる本体部材は、モールド成型により製造工数を増大させることなく複雑な断面形状に形成することができるため、剛性分布を適正化して、打感を向上させることができる。
前記球技用バットにおいては、請求項4に示すとおり、前記取付部が、径方向外向きに膨出した拡径部を備え、この拡径部の外周面を覆うように前記弾性体が周設された構成とすることができる。これによると、拡径部によりバット本体の芯径が大きくなるため、打感を向上させることができる。さらに、弾性体の離脱が拡径部で阻止され、弾性体を確実に且つ簡単にバット本体に固定することができる。
なお、拡径部は、外面側に凸となる凸部を、取付部の領域内に1つ設ける他、複数設けて波形の断面形状をなすものとしても良い。これによると、ボールのインパクト時にバット本体に対して弾性体が部分的にずれることを阻止することができる。また、凸部の断面形状は、台形状、円弧状、方形状、山形状など種々の形態が可能である。
前記球技用バットにおいては、請求項5に示すとおり、前記弾性体が、内側の軟質発泡合成樹脂材料からなる低弾性層と、外側の半硬質発泡合成樹脂材料からなる高弾性層とを備えた少なくとも2層構造をなす構成とすることができる。これによると、内側の低弾性層が柔軟に変形することで、ボールのインパクト時に高弾性層の変形量を大きく確保することができることから、高い反発特性が得られる。しかも、外側の高弾性層により、ボールの方向性が向上することから、打ち損じの発生を抑えることができる。しかも、外側の高弾性層により耐久性を高めることができる。また内側の低弾性層によりボールのインパクト時の衝撃が緩和されるため、打感を向上させ、振り抜き性の良いものとすることができる。
なお、前記の本体部材を形成する硬質発泡合成樹脂材料は高密度ポリウレタンが好適である。また前記の芯棒は、鋼鉄、アルミニウム合金、チタン合金、マグネシウム合金などの金属材料、並びにCFRP(炭素繊維強化プラスチック)、GFRP(ガラス繊維強化プラスチック)、及びポリアミド繊維(デュポン社製ケブラーなど)などによる繊維強化プラスチックなどの複合材料も可能である。
このように本発明によれば、硬質発泡合成樹脂材料からなる本体部材と中空なパイプ材からなる芯棒とその内部に設けられた装填部材とを有する構成とすることにより、高い反発特性が得られ、しかもバット全体を適切な剛性に調整して打感を向上させることができるため、使い易く且つ大きな飛距離を実現することができる。また、硬質発泡合成樹脂材料からなる本体部材と中空なパイプ材からなる芯棒とバット本体に周設された弾性体とを有する構成とすることにより、高い反発特性が得られ、しかも本体部材の断面形状の変更により剛性分布を適正化して打感を向上させることができるため、使い易く且つ大きな飛距離を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明による球技用バットの一例を示す断面図である。この球技用バット1は、軟式野球やソフトボールに使用されるものであり、略同一の外径の略真直部Aと、テーパ部Bと、グリップ部Cとを有し、先端からバットの全長に対して約1/3の長さの領域、具体的には略真直部A及びテーパ部Bの一部が打球部Dを構成している。なお、この図では、特徴が明確になるように実際より径方向寸法を拡大して示している。
この球技用バット1は、打球部Dからグリップ部Cに至る略全体を構成する硬質発泡合成樹脂材料からなる本体部材2と、この本体部材2の略全長に渡って延在する芯棒3と、この芯棒3の内部に設けられた装填部材4とを有している。
本体部材2を形成する硬質発泡合成樹脂材料は高密度ポリウレタンが好適である。この本体部材2の密度は0.25〜0.75g/cm、より望ましくは0.3〜0.65g/cmとすると良い。本体部材2の表面には、モールド成型により形成される自己スキン層からなる表面層5が形成されている。
なお、本体部材2は、強度を高めるため、マイカ、炭酸カルシウム、クレイ、石膏、及び硫酸バリウムなどからなる短繊維材料あるいは粉体材料、並びにガラス繊維、セラミック繊維、合成繊維、カーボン繊維などの長繊維材料を基質となる合成樹脂材料中に分散させた複合材料で形成するものとしても良い。
芯棒3は、鋼鉄製の円筒状のパイプ材からなっている。なお、芯棒となるパイプ材は、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)やGFRP(ガラス繊維強化プラスチック)などの複合材料で形成されたものでも良い。
装填部材4は、本体部材2と同一の材料、すなわち硬質発泡合成樹脂材料(高密度ポリウレタン発泡体)からなっており、この装填部材4の発泡密度を加減することで、バット全体を適切な剛性に調整することができる。また、装填部材4は、制振効果のある軟質発泡合成樹脂材料からなるものとしても良く、これによりボールのインパクト時の衝撃を軽減することができる。
この球技用バット1を製造するには、一体モールド成型により芯棒3の周囲に本体部材2を一体的に形成し、さらに芯棒3の内部に装填部材4を一体的に形成すれば良い。
モールド成型では、ミキシングチャンバー内の撹拌スターラーにより混合して型内に注入する低圧発泡法(コンベンショナル法)、並びにR液(ポリオール成分)及びT液(イソシアネート成分)を高圧でミキシングヘッドに送り、ここで均一に混合して型内に射出するRIM成型法(高圧発泡法)のいずれでも良い。特に本体部材2を形成する発泡合成樹脂材料による自己スキン層からなる表面層5を、密実で厚みのあるものにする上では、RIM成型法(高圧発泡法)が好適である。
またモールド成型ではゴム型を用いると良い。シリコンゴムによるゴム型は、母型の微細な表面形状を転写するため、木製の母型からゴム型を製作すると、得られたモールド品の表面には木製の母型の表面の木目や木肌の模様が再現され、木製バットに類似する良好な外観が得られる。この場合、外観を損なわない塗装などの表面処理を行うようにすると良い。
図2は、図1に示した球技用バットの変形例を示す断面図である。この球技用バット21では、前記の例とは異なり、芯棒3の内部に、本体部材2と同一の硬質発泡合成樹脂材料からなる装填部材22と、これより比重の大きな材料からなる装填部材23とが設けられており、装填部材23が錘として機能し、バット全体の重心位置を容易に調整することができる。
なお、ここでは装填部材22・23が芯棒3の内部に全体的に充満した状態となっているが、これとは異なり、芯棒3の内部に部分的に装填部材を設ける構成も可能である。
図3は、本発明による球技用バットの別の例を示す断面図である。この球技用バット31は、軟式野球やソフトボールに使用されるものであり、バット本体32に弾性体33を周設してなる打球部Dを備えており、バット本体32は、弾性体33が周設される取付部34からグリップ部Cに至る略全体を構成する硬質発泡合成樹脂材料からなる本体部材35を有している。
本体部材35の中心部には、前記の例と同様に、その略全長に渡って延在する芯棒3を有し、芯棒3の内部には、本体部材35と同一の材料からなる装填部材4が設けられている。本体部材35を形成する硬質発泡合成樹脂材料は、前記の例と同様に、高密度ポリウレタンとすると良い。
弾性体33は、本体部材35を形成する硬質発泡合成樹脂材料より柔軟な発泡合成樹脂材料、例えば半硬質発泡合成樹脂材料からなっている。この弾性体33を形成する半硬質発泡合成樹脂材料はポリウレタンとすると良い。特に弾性体33は、ボールのばね定数より低くなるように設定すると良く、その硬度はC硬度で30〜50とすると良い。
弾性体33の表面には、モールド成型により形成される自己スキン層からなる表面層39が形成されている。
特にここでは、取付部34に、径方向外向きに膨出した拡径部36が形成されており、この拡径部36の外周面を覆うように弾性体33が周設されている。拡径部36は、先端側及びグリップ部側に漸拡部及び漸縮部を備え、台形状の断面をなしている。この拡径部36は、取付部34に対する突出高さ(半径方向の拡径幅)を0.5〜8mmとすると良い。
なお、表面層39は、合成樹脂材料または合成ゴム材料によるフィルム材で構成することも可能である。フィルム材の材質は、エーテル系ポリウレタンエラストマーが好適であり、耐摩耗性を向上させることができる。フィルム材の厚さは0.2mm〜0.5mmとすると良い。
この場合、表面層39となるフィルム材を型のキャビティ面に配置した上で弾性体33の形成材料をキャビティ内に注入して反応硬化させると、弾性体33の表面に強固に固着された表面層39が得られる。このとき、透明なフィルム材の裏面に文字や絵柄を印刷しておくと良い。また、立体的な造形物または文字などが表示されたシートを、型内に配置して弾性体33と一体化させるようにしても良い。
この球技用バット31を製造するには、前記の例と同様にして、バット本体32の母型から製作された型を用いて一体モールド成型により芯棒3の周囲に本体部材35を一体的に形成してバット本体32を製造する。ついでバット全体の母型から製作された型を用いて一体モールド成型によりバット本体32の周囲に弾性体33を一体的に形成してバット31の完成品を得る。なお、弾性体33を別工程で成型した後、バット本体32の取付部34に接着剤にて固着するようにしても良い。
図4は、図3に示した球技用バットの変形例を示す断面図である。この球技用バット41は、前記の例と同様に、バット本体42を構成する硬質発泡合成樹脂材料からなる本体部材45における弾性体43が周設される取付部44において、径方向外向きに膨出した拡径部46が形成されているが、この拡径部46には、前記の例での拡径部36と同様に両端に漸拡部及び漸縮部を備えた台形状の断面をなす段部47の外周に、四角形状の断面をなす環状凸部48が軸方向に所定間隔をおいて複数形成されている。
図5は、図3に示した球技用バットの変形例を示す断面図である。この球技用バット51は、前記の例と同様に、バット本体52を構成する硬質発泡合成樹脂材料からなる本体部材55における弾性体53が周設される取付部54において、径方向外向きに膨出した拡径部56が形成されているが、この拡径部56には、前記の例とは異なり、互いに同一の山形断面形状をなす環状凸部57が軸方向に複数形成され、全体として波形の断面形状をなしている。
図6は、図3に示した球技用バットの変形例を示す断面図である。この球技用バット61は、前記の例と同様に、バット本体62を構成する硬質発泡合成樹脂材料からなる本体部材65における弾性体63が周設される取付部64において、径方向外向きに膨出した拡径部66が形成されているが、この拡径部66には、前記の例とは異なり、互いに異なる山形断面形状をなす環状凸部67が軸方向に複数形成されている。特にここでは、先端側の環状凸部67が、グリップ部C側の環状凸部67より大径に形成されており、また中心部の環状凸部67が幅広に形成されている。
図7は、図3に示した球技用バットの変形例を示す断面図である。この球技用バット71は、前記の例と同様に、バット本体72を構成する硬質発泡合成樹脂材料からなる本体部材75における弾性体73が周設される取付部74において、径方向外向きに膨出した拡径部76が形成されているが、この拡径部76には、前記の例とは異なり、取付部74の基部より拡径された段部77の外周に、山形断面形状をなす環状凸部78が軸方向に複数形成されている。
図8は、図3に示した球技用バットの変形例を示す断面図である。この球技用バット81は、前記の例と同様に、バット本体82を構成する硬質発泡合成樹脂材料からなる本体部材85における弾性体83が周設される取付部84において、径方向外向きに膨出した拡径部86が形成されているが、この拡径部86には、前記の例とは異なり、取付部84の基部より拡径された段部87の外周に、台形断面形状をなす環状凸部88が軸方向に複数形成されている。
図9は、本発明による球技用バットの別の例を示す断面図である。この球技用バット91は、軟式野球やソフトボールに使用されるものであり、バット本体92に弾性体93を周設してなる打球部Dを備えており、バット本体92は、弾性体93の取付部94からグリップ部Cに至る略全体を構成する硬質発泡合成樹脂材料からなる本体部材95を有している。
本体部材95の中心部には、前記の例と同様に、その略全長に渡って延在する芯棒3が設けられており、この芯棒3の内部には、本体部材95と同一の材料からなる装填部材4が設けられている。本体部材95を形成する硬質発泡合成樹脂材料は、前記の例と同様に、高密度ポリウレタンとすると良い。
特にここでは、弾性体93が、内側の軟質発泡合成樹脂材料からなる低弾性層96と、外側の半硬質発泡合成樹脂材料からなる高弾性層97とを備えた2層構造をなしており、低弾性層96がバット本体92の取付部94の外周面に接して設けられ、高弾性層97が低弾性層96の外周面を全体的に覆うように設けられている。
低弾性層96を形成する軟質発泡合成樹脂材料はポリウレタンが好適であり、特に止水用途で用いられる軟質フォーム(例えば日本発条社製スーパーシールSB)とすると良い。この低弾性層96の厚さは4〜6mmとすると良い。
高弾性層97を形成する半硬質発泡合成樹脂材料はポリウレタンとすると良い。この高弾性層97の硬度はC硬度で30〜50とすると良い。また高弾性層97の厚さは3〜6mmとすると良い。
この球技用バット91を製造するには、まずバット本体92の母型から製作された型を用いて一体モールド成型により芯棒3の周囲に本体部材95を一体的に形成してバット本体92を製造する。ついで本体部材95に低弾性層96を付加した形態の母型から製作された型、並びにバット全体の母型から製作された型を用いて、一体モールド成型によりバット本体52の周囲に、低弾性層96及び高弾性層97を段階的に一体形成してバット51の完成品を得る。なお、弾性体53を別工程で成型した後、バット本体52の取付部54に接着剤にて固着するようにしても良い。
図10は、本発明による球技用バットの別の例を示す断面図である。この球技用バット101は、前記の例と同様に、バット本体102に弾性体103を周設してなる打球部Dを備えており、バット本体102は、弾性体103の取付部104からグリップ部Cに至る略全体を構成する硬質発泡合成樹脂材料からなる本体部材105を有している。
この球技用バット101は、前記図9に示した例と前記図3に示した例とを組み合わせた構成となっており、前記図9に示した例と同様に、弾性体103が、内側の軟質発泡合成樹脂材料からなる低弾性層106と、外側の半硬質発泡合成樹脂材料からなる高弾性層107とを備えた2層構造をなしており、また本体部材105における弾性体103の取付部104には、前記図3に示した例と同様に、径方向外向きに膨出した拡径部108が形成されており、この拡径部108の外周面を覆うように弾性体103が周設されている。
本発明にかかる球技用バットは、高い反発特性を得ると共に打感の向上などを図り、使い易く且つ大きな飛距離を実現することができる効果を有し、軟式野球やソフトボールなどに使用する球技用バットとして有用である。
本発明による球技用バットの一例を示す断面図である。 図1に示した球技用バットの変形例を示す断面図である。 本発明による球技用バットの別の例を示す断面図である。 図3に示した球技用バットの変形例を示す断面図である。 図3に示した球技用バットの変形例を示す断面図である。 図3に示した球技用バットの変形例を示す断面図である。 図3に示した球技用バットの変形例を示す断面図である。 図3に示した球技用バットの変形例を示す断面図である。 本発明による球技用バットの別の例を示す断面図である。 本発明による球技用バットの別の例を示す断面図である。
符号の説明
1・21・31・41・51・61・71・81・91・101 球技用バット
2・ 本体部材
3 芯棒
4・22・23 装填部材
32・42・52・62・72・82・92・102 バット本体
33・43・53・63・73・83・93・103 弾性体
34・44・54・64・74・84・94・104 取付部
35・45・55・65・75・85・95・105 本体部材
36・46・56・66・76・86・108 拡径部
96・106 低弾性層
97・107 高弾性層
A 略真直部
B テーパ部
C グリップ部
D 打球部

Claims (5)

  1. 打球部からグリップ部に至る略全体を構成する硬質発泡合成樹脂材料からなる本体部材と、この本体部材の略全長に渡って延在する所要の弾性を備えた中空なパイプ材からなる芯棒と、この芯棒の内部に設けられた装填部材とを有することを特徴とする球技用バット。
  2. 前記本体部材の表面にモールド成型により形成される自己スキン層からなる表面層をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の球技用バット。
  3. バット本体に弾性体を周設してなる打球部を備えた球技用バットであって、
    前記バット本体が、前記弾性体が周設される取付部からグリップ部に至る略全体を構成する硬質発泡合成樹脂材料からなる本体部材と、この本体部材の略全長に渡って延在する所要の弾性を備えた芯棒とを有し、前記弾性体が、前記本体部材を形成する硬質発泡合成樹脂材料より柔軟な発泡合成樹脂材料で形成されたことを特徴とする球技用バット。
  4. 前記取付部が、径方向外向きに膨出した拡径部を備え、この拡径部の外周面を覆うように前記弾性体が周設されたことを特徴とする請求項3に記載の球技用バット。
  5. 前記弾性体が、内側の軟質発泡合成樹脂材料からなる低弾性層と、外側の半硬質発泡合成樹脂材料からなる高弾性層とを備えた少なくとも2層構造をなすことを特徴とする請求項3若しくは請求項4に記載の球技用バット。
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