JP2006263072A - 針板 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ミシンベッドに固定された第1の針板と、第1の針板に対して着脱可能に装着される第2の針板とを備えた針板において、第2の針板を第1の針板に対して容易に着脱可能にすること。
【解決手段】 ミシンベッドに固定され、縫針が貫通可能な針穴12と加工布を送る送り歯が出没可能な角穴13とが形成された第1の針板11と、第1の針板11の前方且つ水平釜機構の上方に配置され、第1の針板11に対して着脱可能に装着される第2の針板30と、第2の針板30を第1の針板11に対して手前側から後方に向かってスライドさせることで、第1の針板11に係合させる係合機構50と、係合機構50の係合を解除可能な係合解除機構51とを設けた。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ミシンベッドの内部に水平釜機構を有し、そのミシンベッドの上面に配置される針板において、ミシンベッドに固定された第1の針板と、第1の針板に対して着脱可能に装着される第2の針板とを備え、簡単に着脱するように構成されたものに関する。
従来、ミシンの針板には、ミシンベッドに固定され、縫針が貫通可能な針穴と加工布を送る送り歯が出没可能な角穴とが形成された第1の針板と、ミシンベッドの内部に設けた水平釜機構の上方に配置され、第2の針板をミシンベッドに対して着脱可能にしたものが実用化されている。この針板は、水平釜機構に下糸が絡んだ場合などに第2の針板だけを取外して最小限の開口を開けることにより、下糸の絡みをほどいている間にその開口から異物が混入しないという利点を有する。その場合、第1の針板は、縫針と接触する虞があるので金属製にし、第2の針板は、その上面に布を載置するだけで縫針と接触しないので合成樹脂製にして、コストの削減を図っている。
特許文献1には、針板(本願の第1の針板に相当)と第1の蓋(本願の第2の針板に相当)とを有し、第1の蓋が針板とミシンベッドに着脱可能に構成されたものが開示されている。第1の蓋の右側後端部には切り欠けが形成され、その切り欠けと針板の右側前端部に設けた突起とを係合させて左右方向の装着位置が位置決めされ、また、第1の蓋の下面には、垂直部と水平部とを有する爪が4カ所形成され、それらをミシンベッドに設けた受け部に係合させて第1の蓋がミシンベッドに固定されている。
特開2002−336579号公報
特許文献1の針板のように第1の蓋が合成樹脂製の場合には、金属製の場合に比べ、製造時の部品寸法がばらつき易いだけでなく、第1の蓋を、第1の蓋自身の弾性力により針板及びミシンベッドに対して係合させるので、第1の蓋を着脱させるときに、その操作荷重が掛かることによって第1の蓋が変形する虞があるという問題がある。加えて、第1の蓋の下面に設けた爪をミシンベッドに設けた受け部に係合させて第1の蓋がミシンベッドに固定されているので、ミシン機枠に固定されている針板の位置に対してミシンベッドに装着される第1の蓋の位置がばらつき易く、針板と第1の蓋との合わせ面に多少のガタツキが生じるという虞もある。
上記の問題を解決する為に、第1の蓋を金属製にし、第1の蓋を針板に対してビスで着脱可能に固定させたものがあるが、その場合、第1の蓋の着脱時にビスを締めたり緩めたりする作業が発生し、また、その為の工具も必要になるので着脱作業が煩雑であった。
本発明の目的は、ミシンベッドに固定された第1の針板と、第1の針板に対して着脱可能に装着される第2の針板とを備えた針板において、第2の針板を第1の針板に対して容易に着脱可能にすること、第2の針板を着脱させるときに、その操作荷重が第2の針板に掛かることによって第2の針板が変形するのを防止すること、第1の針板と第2の針板との合わせ面に生じるガタツキを低減すること、等である。
請求項1の針板は、ミシンベッドの内部に水平釜機構を有するミシンにおける前記ミシンベッドの上面に配置される針板において、前記ミシンベッドに固定され、縫針が貫通可能な針穴と加工布を送る送り歯が出没可能な角穴とが形成された第1の針板と、前記第1の針板の前方且つ前記水平釜機構の上方に配置され、前記第1の針板に対して着脱可能に装着される第2の針板と、前記第2の針板を前記第1の針板に対して手前側から後方に向かってスライドさせることで前記第1の針板に係合させる係合機構と、前記係合機構の係合を解除可能な係合解除機構とを備えたものである。
ミシンベッドに固定された第1の針板と、第1の針板の前方且つ水平釜機構の上方に配置され、第1の針板に対して着脱可能に装着される第2の針板と、第2の針板を第1の針板に対して手前側から後方に向かってスライドさせることで第1の針板に係合させる係合機構と、係合機構の係合を解除可能な係合解除機構とを備えたので、第1の針板に対する第2の針板の装着が、第2の針板を第1の針板に対して手前側から後方に向かってスライドさせるという簡単な操作で行える。
請求項2の針板は、請求項1の発明において、前記係合機構は、前記第1の針板に設けられた被係合部と、基端部が前記第2の針板に固定され且つ自由端部に前記被係合部に係合可能な係合部を有する薄板状の弾性部材とを備え、前記薄板状の弾性部材の弾性力により、前記被係合部と前記係合部とを係合させるものである。
請求項3の針板は、請求項2の発明において、前記係合解除機構は、前記薄板状の弾性部材の弾性力に抗して押圧する操作部材を備え、前記操作部材を押圧することにより前記被係合部と前記係合部との係合が解除されるように構成されたものである。
請求項4の針板は、請求項3の発明において、前記係合解除機構は、前記第2の針板に設けられたものである。
請求項5の針板は、請求項1又は2の発明において、前記係合機構は、第1の針板の左右方向の端部に対応する位置に設けられたものである。
請求項6の針板は、請求項2の発明において、前記被係合部と前記係合部には、凹部若しくは孔部又は突起部が夫々係合可能に形成されているものである。
請求項1の発明によれば、ミシンベッドに固定された第1の針板と、第1の針板の前方且つ水平釜機構の上方に配置され、第1の針板に対して着脱可能に装着される第2の針板と、第2の針板を第1の針板に対して手前側から後方に向かってスライドさせることで第1の針板に係合させる係合機構と、係合機構の係合を解除可能な係合解除機構とを備えたので、第1の針板に対する第2の針板の装着が、第2の針板を第1の針板に対して手前側から後方に向かってスライドさせるという簡単な操作で行える。
請求項2の発明によれば、係合機構は、第1の針板に設けられた被係合部と、基端部が第2の針板に固定され且つ自由端部に被係合部に係合可能な係合部を有する薄板状の弾性部材とを備え、薄板状の弾性部材の弾性力により、被係合部と係合部とを係合させるので、第1の針板に対して第2の針板を着脱させるときに掛かる荷重が弾性部材の弾性変形によって吸収され、第2の針板自身が変形するのを防止できる。また、薄板状の弾性部材に係合部を設けることで、係合機構を簡単な構成で実現できるとともに、係合機構の高さ方向の寸法を小さくできるので、第2の針板の下側にある水平釜機構などの部品とは干渉しない。
請求項3の発明によれば、係合解除機構は、薄板状の弾性部材の弾性力に抗して押圧する操作部材を備え、操作部材を押圧することにより被係合部と係合部との係合が解除されるように構成されたので、操作部材を押圧するという簡単な操作で被係合部と係合部との係合が解除でき、第1の針板から第2の針板を簡単に取外すことができる。
請求項4の発明によれば、係合解除機構は、第2の針板に設けられたので、操作部材を押圧しながら第2の針板を手前に引っ張るという操作により、第1の針板から第2の針板を簡単に取外すことができる。
請求項5の発明によれば、係合機構は、第1の針板の左右方向の端部に対応する位置に設けられたので、第2の針板が第1の針板に対して左右方向の端部で係合され、第2の針板の装着時のガタツキが低減する。
請求項6の発明によれば、前記被係合部と前記係合部には、凹部若しくは孔部又は突起部が夫々係合可能に形成されたので、第1の針板に対する第2の針板の前後左右の位置が確実に決まる。
本発明の針板は、ミシンベッドの内部に水平釜機構を有するミシンにおけるミシンベッドの上面に配置される針板において、ミシンベッドに固定され、縫針が貫通可能な針穴と加工布を送る送り歯が出没可能な角穴とが形成された第1の針板と、第1の針板の前方且つ水平釜機構の上方に配置され、第1の針板に対して着脱可能に装着される第2の針板と、第2の針板を第1の針板に対して手前側から後方に向かってスライドさせることで第1の針板に係合させる係合機構と、係合機構の係合を解除可能な係合解除機構とを備えたものである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、ミシンMは、ベッド部1と、ベッド部1の右側部分に立設された脚柱部2と、ベッド部1と対向するように脚柱部2の上部から左方へ延びるアーム部3と、アーム部3の左部に設けられた頭部4とを有する。ベッド部1の上面には針板10が設けられ、その針板10の下側には、水平釜機構(図示略)が設けられ、その水平釜機構には、下糸が巻かれたボビンが着脱自在に装着される。
また、ベッド部1には、送り歯を前後方向(布送り方向)に駆動するとともに、送り歯を上下方向に駆動する布送り機構(図示略)などが設けられている。脚柱部2の前面には縦型の液晶ディスプレイ5が設けられている。頭部4には、針棒を介して縫針6が設けられている。アーム部3には、針棒を上下動させる針棒上下動機構(図示略)と、天秤を針棒の上下動に調時して上下動させる天秤駆動機構(図示略)などが設けられている。
次に、針板10について説明する。図2〜図4に示すように、針板10は、平面視にて略矩形状に形成され、ベッド部1に固定される第1針板11と、第1針板11に対して着脱可能に装着される第2針板30とを備えている。尚、図2における前後左右を前後左右として説明する。
図2〜図4に示すように、第1針板11は、金属製材料で略矩形状に形成され、第1針板11には、縫針6が貫通可能な針穴12と、加工布を送る送り歯が出没可能な7つの角穴13と、2つの貫通穴14が設けられ、第1針板11は、それらの貫通穴14に夫々ビスを挿通させてベッド部1に固定される。角穴13は、前後方向に細長い直線状に形成され、それらの角穴13に囲まれるように、左右方向に細長い略楕円形状の針穴12が形成されている。
図3、図4に示すように、第1針板11の裏側には、金属製の係合受け部材15と、左右方向に細長い直線状の凹部16が設けられている。係合受け部材15は、略J字状に形成され、第1針板11の左端部において、係合受け部材15の左端部が左方に突出するようにビス17で固定されている。凹部16は、第1針板11の前端部且つ右端寄り部に形成されている。係合受け部材15の左端部には、第2針板30を第1針板11装着時に後述の係合部材40と係合する突起部15aが設けられている。尚、突起部15aと凹部16が被係合部に相当する。また、第1針板11には、第1針板11から前方に突出する3つの係合突起部18〜20が設けられている。
図2〜図4に示すように、第2針板30は、金属材料で平面視略L字状に形成され、第2針板30には、係合解除ボタン33(操作部材)と、針板蓋34と、保持部材35と、覆い蓋36が設けられている。図5に示すように、第2針板30の後端部には、平面視にて略矩形状の係合解除ボタン33が下方より差し込まれ、係合解除ボタン33の上面は、第2針板30の上面と略同じ高さ位置に位置し、また、係合解除ボタン33の下面は、後述の係合部材40の上面に接触している。
図3、図4に示すように、第2針板30の裏側には、第1下糸ガイド板31と、第2下糸ガイド板32が設けられ、それらは夫々2本のビス46,47を下方より螺合させて固定されている。第1下糸ガイド板31の右端部には、下糸ボビンからの下糸を左方にガイドする略三日月状の糸ガイド部31aが設けられている。糸ガイド部31aは、第2針板30の上面から針板蓋34の上下方向の厚さ分だけ下がった位置に位置し、糸ガイド部31aの前側には、円弧曲線状の第1案内溝37が形成されている。
第2下糸ガイド板32において、糸ガイド部31aと対向する部分には、ベッド部1の内部に下糸ボビンを投入する為に手前に凹んだボビン通過部32aが形成され、そのボビン通過部32aの上側には、その一部が透明な合成樹脂材料で形成された針板蓋34が着脱自在に設けられている。針板蓋34の右側には、針板蓋34の着脱を規制する為の保持部材35が設けられている。保持部材35は弾性を有しており、その弾性力により針板蓋34の右端部を左方に押付けるように取付けられている。そのため、針板蓋34は、通常は第2針板30から取外し不能であるが、保持部材35を右方へ摺動させたとき、針板蓋34が第2針板30から取外し可能となり、針板蓋34が第2針板30から取外されると、ボビン通過部32aと糸ガイド部31aとの間の略半円形状のボビン投入開口38が開放され、そのボビン投入開口38から、下糸ボビンが水平釜機構に装着される。尚、前述の第1案内溝37は、ボビン投入開口38と連通している。
針板蓋34の直ぐ左側には、合成樹脂製の覆い蓋36が設けられている。覆い蓋36と第2針板30との取付け部分には、上下方向に延びる間隙である第2案内溝39が形成され、この第2案内溝39は、第1案内溝37の左端部と覆い蓋36との下方で連通している。覆い蓋36の下端部には、下糸を切断する為の切断刃(図示略)が取付けられている。
図3〜図5に示すように、第2針板30の裏側においてその後端部には、薄板状の板バネからなる係合部材40(これが弾性部材に相当する)と、金属製の規制部材41が設けられ、係合部材40は、平面視にて略L字状に形成されている。係合部材40の後端部の自由端部は斜め下方に折曲され、その折曲部分の少し前側には、突起部15aと係合する孔部40a(これが係合部に相当する)が形成され、第2針板30の第1針板11に対する装着時には、孔部40aが係合部材40の弾性力により突起部15aに係合される。
規制部材41は、段下がり状に形成され、その前端部に形成され上面が第2針板30の下面に接する取付部41aと、規制部材41の後端部に形成され係合解除ボタン33が操作されたときの係合部材40の撓みを規制する規制部41bとを有する。取付部41aは左右方向に延びており、係合部材40及び規制部材41の第2針板30への取付けは、第2針板30と係合部材40の前端部(これが基端部に相当する)との間に取付部41aを挟み入れた状態で2本のビス42を下方より螺合させて固定されている。規制部41bは平面視にて略矩形状に形成され、係合部材40の孔部40aよりも前方に位置し、且つ通常は係合部材40よりも所定距離だけ下方に位置している。
図3、図4、図6に示すように、第2下糸ガイド板32の右端寄り部には、薄板状の板バネからなる係合部材43(これが弾性部材に相当する)が設けられている。係合部材43の前端部は、第2下糸ガイド板32の板バネ取付け部32bの左右方向の幅よりも長くなるように設けられ、係合部材43の第2下糸ガイド板32への取付けは、前端部における左右端部を上方に折り曲げて板バネ取付け部32bの左右端部を挟み込み、係合部材43の前端部(これが基端部に相当する)にビス44を下方から螺合させて固定されている。係合部材43の後端部の自由端部には、側面視略V字状に折曲された突起部43a(これが係合部に相当する)が形成され、第2針板30の第1針板11に対する装着時には、突起部43aが係合部材43の弾性力により凹部16に係合される。尚、係合部材40と突起部15a、係合部材43と凹部16が夫々係合機構50に相当する。
一方、係合解除ボタン33が押圧されると、係合解除ボタン33の下方への移動に伴って、係合部材40の前後方向の中央部分が下方に撓んで孔部40aと突起部15aとの係合が解除される。尚、係合解除ボタン33が係合解除機構51に相当する。また、図4に示すように、第2針板30には、第2針板30の第1針板11に対する装着時に上下方向の位置決めがし易いように、係合突起部18と係合する係合凹部45と、係合突起部19と係合する図示しない係合凹部と、係合突起部20と係合する係合凹部52が係合突起部18〜20に対応する位置に夫々設けられている。
次に、以上説明した針板10の作用、効果について説明する。
第1針板11に対して第2針板30を装着するとき、第1針板11がベッド部1に固定された状態で、第1針板11に対して第2針板30を手前側から後方に向かってスライドさせていくと、第2針板30の係合凹部45が第1針板11の係合突起部18、係合凹部52が係合突起部20、図示しない係合凹部が係合突起部19に係合される。このとき、突起部15aと孔部40aが係合部材40の弾性力により係合され、同様に、凹部16と突起部43aが係合部材43の弾性力により係合され、第2針板30が第1針板11に装着される。
一方、第1針板11から第2針板30を取外すときに、係合解除ボタン33が押圧されると係合解除ボタン33の下方への移動に伴って、係合部材40の前後方向の中央部分が下方に撓んで孔部40aと突起部15aとの係合が解除され、この状態で、第2針板30が手前へ引っ張られると、突起部43aと凹部16との係合と、係合突起部18〜20と係合凹部45等との係合も解除され、第2針板30が第1針板11から取外される。
このように、ベッド部1に固定された第1針板11と、第1針板11の前方且つ水平釜機構の上方に配置され、第1針板11に対して着脱可能に装着される第2針板30と、第2針板30を第1針板11に対して手前側から後方に向かってスライドさせることで、第1針板11に係合させる係合機構50と、係合機構50の係合を解除可能な係合解除機構51とを備えたので、第1針板11に対する第2針板30の装着が、第2針板30を第1針板11に対して手前側から後方に向かってスライドさせるという簡単な操作で行える。
係合機構50は、第1針板11に設けられた係合受け部材15の突起部15a及び凹部16と、突起部15aと係合可能な孔部40aを有する薄板状の板バネからなる係合部材40と、凹部16と係合可能な突起部43aを有する薄板状の板バネからなる係合部材43とを備え、それらの係合部材40,43の弾性力により、突起部15aと孔部40a、及び凹部16と突起部43aとを係合させるので、第1針板11に対して第2針板30を着脱させるときに掛かる荷重が板バネからなる係合部材40,43の弾性変形によって吸収され、第2針板30自身が変形するのを防止できる。
また、板バネからなる係合部材40,43に孔部40aと突起部43aを設けることで、係合機構50を簡単な構成で実現できるとともに、係合機構50の高さ方向の寸法を小さくできるので、第2針板30の下側にある水平釜機構などの部品とは干渉しない。しかも、係合機構50は、第1針板11の左右方向の端部に対応する位置に設けられたので、第2針板30が第1針板11に対して左右方向の端部で係合され、そのため第2針板30の装着時のガタツキが低減する。更に、突起部15aと孔部40a、及び凹部16と突起部43aが夫々係合可能に形成されているので、第1針板11に対する第2針板30の前後左右の位置が確実に決まる。
係合解除機構51は、薄板状の板バネからなる係合部材40の弾性力に抗して押圧する係合解除ボタン33を備え、その係合解除ボタン33を押圧することにより孔部40aと突起部15aとの係合が解除されるように構成されたので、係合解除ボタン33を押圧しながら第2針板30を手前に引っ張るという操作により、第1針板11から第2針板30を簡単に取外すことができる。また、第2針板30の第1針板11に対する着脱を行う前に、保持部材35を右方へ摺動させて針板蓋34を取外しておくと、ボビン投入開口38に指を掛けて着脱操作を行うことができるので、更に簡単に着脱させることができる。
次に、前記実施例を部分的に変更した変更例について説明する。
1〕上記実施例においては、第1針板11の裏側の右端部に凹部16、第2下糸ガイド板32の右端部にその凹部16と係合する略V字状の突起部43aを有する係合部材43を設けたが、その代わりに第1針板11の裏側の右端部に突起部15aを有する係合受け部15と、第2下糸ガイド板32の右端部にその突起部15aと係合する孔部40aを有する係合部材40とを設けてもよい。その場合、更に第2針板30の右端部にも係合解除ボタン33を設けてもよい。また、係合部材40,43を第1針板11に設け、係合受け部15と凹部16を第2針板30に設ける構成であってもよい。
2〕第2針板30の裏側の後端部に設けた係合部材40と、第2下糸ガイド板32の右端部に設けた係合部材43の代わりに、薄板状の係合部材を鉛直方向に立てた状態で夫々設けて、第1針板11におけるそれらと対応する部位に係合部材の先端部(係合部)と係合する凹部(被係合部)を有する被係合壁を夫々設けておき、第2針板30の係合部材と第1針板11の被係合壁とを夫々係合させてもよい。
3〕第1針板11と第2針板30の係合機構50としては、種々の係合機能のある機構を利用可能である。
4〕その他、当業者であれば、前記実施例に種々の変更を付加した形態で実施可能であり、本発明はそのような変更された種々の形態を包含するものである。
本発明の実施例に係るミシンの斜視図である。 針板の平面図である。 針板の底面図である。 第2針板が第1針板に装着される途中の針板の状態を示す底面図である。 図3のV-V 線断面図である。 図3のVI-VI 線断面図である。
符号の説明
M ミシン
1 ベッド部
6 縫針
11 第1針板
12 針穴
13 角穴
15a,43a 突起部
16 凹部
30 第2針板
33 係合解除ボタン
40,43 係合部材
40a 孔部
50 係合機構
51 係合解除機構

Claims (6)

  1. ミシンベッドの内部に水平釜機構を有するミシンにおける前記ミシンベッドの上面に配置される針板において、
    前記ミシンベッドに固定され、縫針が貫通可能な針穴と加工布を送る送り歯が出没可能な角穴とが形成された第1の針板と、
    前記第1の針板の前方且つ前記水平釜機構の上方に配置され、前記第1の針板に対して着脱可能に装着される第2の針板と、
    前記第2の針板を前記第1の針板に対して手前側から後方に向かってスライドさせることで前記第1の針板に係合させる係合機構と、
    前記係合機構の係合を解除可能な係合解除機構と、
    を備えたことを特徴とする針板。
  2. 前記係合機構は、前記第1の針板に設けられた被係合部と、
    基端部が前記第2の針板に固定され且つ自由端部に前記被係合部に係合可能な係合部を有する薄板状の弾性部材とを備え、
    前記薄板状の弾性部材の弾性力により、前記被係合部と前記係合部とを係合させることを特徴とする請求項1に記載の針板。
  3. 前記係合解除機構は、前記薄板状の弾性部材の弾性力に抗して押圧する操作部材を備え、前記操作部材を押圧することにより前記被係合部と前記係合部との係合が解除されるように構成されたことを特徴とする請求項2に記載の針板。
  4. 前記係合解除機構は、前記第2の針板に設けられたことを特徴とする請求項3に記載の針板。
  5. 前記係合機構は、第1の針板の左右方向の端部に対応する位置に設けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載の針板。
  6. 前記被係合部と前記係合部には、凹部若しくは孔部又は突起部が夫々係合可能に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の針板。
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