JP2006260282A - 製品生産システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 全ての組み込み工程にバーコード読み取り配置する必要がなく、作業効率が悪くならず、部品ロットを表すバーコードを、部品受け入れ部門と、製造工程の各部品組み付け部門とで2度読み込むという作業ロスがなく、各製品に組み込まれた部品の製造履歴を知ることを可能とする製品生産システムを提供する。
【解決手段】 部品を収容した部品箱に取り付けられ、部品箱シリアル番号が記録されたタグと、部品箱シリアル番号と部品情報を製造履歴データベースに送信する第1送信部と、組立ラインへの部品の搬入路に設けたゲートに、タグに記録された部品箱シリアル番号を読み取り製造履歴データベースに送信する第2送信部と、を備え、製造履歴データベースは、ゲートで読み込まれ第2送信部で送信された部品箱シリアル番号を記憶し、部品箱シリアル番号と組立ラインでの製品の製品シリアル番号とを紐付けして記憶する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、製品生産システムに関し、特に、部品箱シリアル番号と組立ラインでの車両の製品シリアル番号とを紐付けして管理するデータベースを有する製品生産システムに関する。
従来、完成製品工場(以下「工場」という)で生産される完成製品(自動車等:以下「製品」という」は、部品メーカ(部品工場)から搬入された部品を工場の部品受け入れ部門が受け入れ、工場内物流部門が生産工程に搬送し、各組付け工程で作業者が製品に組み付けを行っていた。部品が組み付けられた製品のシリアル番号(以下「製品シリアル番号」という)や、組み付けた部品の製造ロット番号は作業者が台帳などに記録し、製品シリアル番号と関連づけて保存され保管されていた。
これらの作業をシステム化した例として、特許文献1には、製造ラインの上を移動する製品に製品シリアル番号のバーコードラベルを貼り付け、この製品に部品を組み付ける工程で、組み付けられる部品に添付されたバーコードを読み取って、部品ロット番号を認識し、当該製品の製品シリアル番号と部品の製造ロット番号を電子情報として関連づけて保存・保管する技術が開示されている。
一方、特許文献2には、製品に組み付ける部品を収納した部品箱に部品の製造ロット番号と部品形式を表すバーコードラベルを貼付し、部品を組み付ける製品にも、製品シリアル番号をバーコードラベルで貼付し、部品ロットの切り替えを部品箱の取り替えタイミングで読み取り、製品シリアル番号と部品ロット番号を電子情報として関連づける手法が開示されている。
しかしながら、従来の製品シリアル番号と部品ロット番号の関連づけを行う方法であると、製造工程の全ての部品組み付け工程ごとにバーコード読み取り装置などを配置し、全ての部品ロットの切り替わるタイミングで、部品箱のバーコードを読み込まなければならない。このため、読み込みに時間がかかり、部品組み付け作業員が余計な作業をすることになり、作業工数が多くなり、部品ロット切替時に作業員の工数が足りなくなったり、効率が悪いという問題点があった。
また、部品メーカから送られてくる各種部品を受け入れる生産工場側の部品受け入れ部門でも、受け入れた部品の部品ロットに貼付されたロット番号(バーコード)を読み取り、納入された部品が発注した部品の品種と数量が同じであるかどうかの確認を実施していたため、部品ロットを表すバーコードを、部品受け入れ部門と、製造工程の各部品組み付け部門とで2度読み込むという作業ロスも発生していた。
特開平7−36997号公報 特開昭63−170774号公報
本発明の課題は、従来の製品シリアル番号と部品ロット番号の関連づけを行う方法で問題であった製造工程の全ての部品組み付け工程にバーコード読み取り装置を配置しなければならないということと、全ての部品ロットの切り替わるタイミングで、部品箱のバーコードを読み込まなければならないための読み込み時間がかかるということと、部品組み付け作業員が余計な作業をしなければならず、作業工数が多くなり部品切替時に作業員の工数が足りなくなったり、効率が悪くなるということを解消することにある。また、部品ロットを表すバーコードを、部品受け入れ部門と、製造工程の各部品組み付け部門とで2度読み込むという作業ロスの解消も本発明の課題とするものである。
本発明の目的は、上記の課題に鑑み、全ての組み込み工程にバーコード読み取り配置する必要がなく、作業効率が悪くならず、部品ロットを表すバーコードを、部品受け入れ部門と、製造工程の各部品組み付け部門とで2度読み込むという作業ロスがなく、各製品に組み込まれた部品の製造履歴を知ることを可能とする製品生産システムを提供することにある。
本発明に係る製品生産システムは、上記の目的を達成するために、次のように構成される。
第1の製品生産システム(請求項1に対応)は、部品搬入管理部で部品の搬入を管理し、組立ライン制御部で部品を組立ラインに供給し製品に組み付けて当該製品を製造し、製造履歴データベースで紐付け管理を行う製品生産システムであって、部品搬入管理部は、部品を収容した部品箱に取り付けられ、部品箱シリアル番号が記録されたタグと、タグに記録された部品箱シリアル番号と部品箱に入っている部品情報を製造履歴データベースに送信する第1送信部と、組立ラインへの部品の搬入路に設けたゲートに、タグに記録された部品箱シリアル番号を読み取り製造履歴データベースに送信する第2送信部と、を備え、製造履歴データベースは、搬入路のゲートで読み込まれ第2送信部で送信された部品箱シリアル番号を記憶し、部品箱シリアル番号と組立ラインでの製品の製品シリアル番号とを紐付けして記憶することで特徴づけられる。
第2の製品生産システム(請求項2に対応)は、上記の構成において、好ましくは第1送信部は部品メーカ側に設けられ、製造履歴データベースは製品メーカ側に設けられることで特徴づけられる。
第3の製品生産システム(請求項3に対応)は、上記の構成において、好ましくは第2送信部で送信された部品箱シリアル番号は、製造履歴データベースで照会されることで特徴づけられる。
第4の製品生産システム(請求項4に対応)は、上記の構成において、好ましくは製造履歴データベースは部品箱残数の演算を行う部品箱残数演算部を備え、部品箱残数演算部で演算した部品箱残数に基づいて部品メーカ側に部品箱納入指示を行う部品箱納入指示部を備えることで特徴づけられる。
第5の製品生産システム(請求項5に対応)は、上記の構成において、好ましくは組立ラインでは、複数の車種の車両が組み立てられることで特徴づけられる。
第6の製品生産システム(請求項6に対応)は、上記の構成において、好ましくはタグはICチップで形成されることで特徴づけられる。
第7の製品生産システム(請求項7に対応)は、上記の構成において、好ましくは部品箱シリアル番号とともにタグに記憶された部品箱に入っている部品情報は、製造履歴情報であることで特徴づけられる。
本発明によれば、全ての組み込み工程にバーコード読み取り配置する必要がなく、作業効率が悪くならず、部品ロットを表すバーコードを、部品受け入れ部門と、製造工程の各部品組み付け部門とで2度読み込むという作業ロスがなくなるという効果が得られる。また、製造履歴データベースにより、部品箱シリアル番号が付けられた部品箱に入れられた部品名と部品ロット番号が記憶され、搬入路に設けられたゲートで読み込まれる部品箱シリアル番号と製品シリアル番号を紐付けして記憶されるので、製造された車両の製品シリアル番号が分かれば、その車両に搭載された部品の入っていた部品箱シリアル番号が分かり、それにより、車両に搭載された部品の製造履歴を知ることができる。また、逆に、部品名と部品ロット番号からその部品の入っていた部品箱シリアル番号が分かり、その部品箱シリアル番号からその部品が搭載された車両の製品シリアル番号を知ることができる。また、本発明によれば、第2送信手段で送信された部品箱シリアル番号は、製造履歴データベースで照会されるため、部品受け入れの手続きを簡略化することができる。
以下、本発明の好適な実施形態(実施例)を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る製品生産システムの構成を示す。この実施形態で製品は例えば自動車である。生産工場10では、多品種(各種仕様)の自動車を生産する組立ライン11において、多品種の自動車が生産される。
車両生産システム20は、生産工場10内に設置されたALC(Assembly Line Control組立ライン制御)システム21と組立ライン11と製造履歴データベース22と部品受け入れ部門23−1,23−2,23−3と、部品箱納入指示部25と、生産工場10外の管理部門においても設置可能な生産計画システム26、仕様管理システム27、部品発注システム28と、各部品メーカーに設置された現品票発行システム29−1,29−2,29−3と、部品情報送信システム(第1送信部)40−1,40−2,40−3とから構成される。図中、工程1〜工程9は、組立ライン11での各工程を模式的に表したものである。例えば、工程1は、配管、配線ユニット工程、工程2は、エンジンルーム内工程、工程3は、インテリアユニット工程、工程4は、エクステリアユニット工程、工程5は、パワートレイン排ガスユニット工程、工程6は、液類注入工程、工程7は、タイヤ、スペアタイヤ工程、工程8は、シート取り付け工程、工程9は、ドア取り付け工程等である。各工程での生産ラインの近辺には、表示端末装置30−1,30−2,・・・30−9が備えられている。また、部品受け入れ部門23−1,23−2,23−3から各工程を行う組立ライン付近までは部品箱の搬入路100−1,100−2,・・・100−9が設けられている。そして、それぞれの搬入路には、ゲート103−1,103−2,・・・103−9が設けられている。上記の各システムは、電気通信回線で接続されており、この電気通信回線を通して信号・データ・情報の送受が行えるように通信可能な関係が形成されている。
ALCシステム21は、生産計画システム26から受けた生産計画(生産順位計画)に従って、組立ライン11の各工程の表示端末装置30−1,30−2,・・・30−9に、生産される製品の仕様を伝達し表示し、組立ライン11での生産状況を監視する。また、組立ライン11の進捗状況を製造履歴データベース22に送る。さらに、各工程に必要な部品の顔ぶれをリアルタイムに演算し、組立ラインにおいて車両を組み立てるために必要な部品の供給を指示する部品供給指示部21aを備え、その部品供給指示部21aにより、部品受け入れ部門23−1,23−2,23−3に備えられた部品受け入れ払い出しシステム23−A,23−B,23−Cに伝達する。
組立ライン11は、流れ作業方式の各種コンベアを組み合わせたラインであり、ラインを流れるボディーに、数多くの各種の部品やサブアセンブリされた部品ユニットを組み付けていく。本実施形態での生産工場10での組立ライン11では多品種(各種仕様)の製品が生産されている。
製造履歴データベース22は、部品受け入れ部門23−1,23−2,23−3から各工程に払い出された部品箱のシリアル番号(部品箱シリアル番号)をゲートを通過する際に通過する時刻とともに受信する。また、製造履歴データベース22は、ALCシステム21から伝達された各工程に現在ある製品の仕様を受信し、その情報を利用して各工程に現在ある製品に組み付けるべき部品を仕様管理システム27に照合して組み付けるべき部品名を取得し、工程にある当該部品の部品箱から部品が製品に作業員によって組み付けられるものと判断する。当該部品の入っていた部品箱の部品箱シリアル番号と製品シリアル番号を紐付けして記憶する。また、製造履歴データベース22は、部品箱残数の演算を行う部品箱残数演算部22aを備えている。
部品箱納入指示部25は、部品箱残数演算部22aで演算した部品箱残数に基づいて部品メーカ側に部品箱納入指示を行う。
部品受け入れ部門23−1,23−2,23−3では、組立工場10にあり、部品受け入れ払い出しシステム23−A,23−B,23−Cを用いて、納入された部品箱に添付された無線タグ等のICチップからなるタグに記録された部品箱シリアル番号を読み取り、部品箱を組立工場の保管スペースに一時保管する。この保管スペースは、特許2559159号で開示される自動倉庫を用いても良い。
図2は、部品受け入れ払い出しシステムのブロック構成図である。部品受け入れ払い出しシステム23−A(B,C)は、制御装置50と入力装置51と出力装置52と搬送部品記憶部53と、記憶装置57を備えている。制御装置50は、入力装置51と出力装置52と搬送部品記憶部53と記憶装置57の制御を行う。入力装置51は、タグ読み取り装置54から読み取られた部品箱シリアル番号を入力し、また、ALCシステム21からの部品情報を入力する装置である。出力装置52は、部品箱を保管する保管場所の情報あるいは、部品箱が保管された保管場所の情報を自動倉庫110のシステムに出力する装置である。記憶装置57は、部品箱を保管することが可能な空いてる保管場所と部品箱がすでに保管されている保管場所を記憶する保管場所記憶領域55と、部品箱に付けられたタグの部品箱シリアル番号を記憶する部品箱シリアル番号記憶領域56を備えている。また、自動倉庫110から搬送された部品箱を記憶する搬送部品記憶部53を備えている。
自動倉庫110の場合は、自動倉庫110の入り口でタグに記録された部品箱シリアル番号をタグ読み取り装置54で読み込んだ後、図示しないクレーンやコンベアによって所定の区画に自動的に搬入される。この読み込みは、自動倉庫110の入り口のタグ読み取り装置54で自動的に読み取られる。タグ読み取り装置54から読み取られた部品箱シリアル番号は、部品受け入れ払い出しシステム23A(B,C)の入力装置51から入力され、制御装置50は、記憶装置57の保管場所記憶領域55から空き保管場所を検索し、空き保管場所を部品箱の保管場所とし部品箱シリアル番号とともに、保管場所記憶領域55に記憶し、また、その保管場所の情報を出力装置52から自動倉庫110の制御装置(図示せず)に出力し、その制御装置によりクレーンやコンベアなどにより保管場所に部品箱が搬入される。さらに、部品受け入れ払い出しシステム23−A,23−B,23−Cでは、ALCシステム21から受信した情報に基づいて該当する種類の部品箱の保管されている保管場所を検出する。その際には、同一の部品である場合は、それぞれの部品箱のタグに記録された部品箱シリアル番号を読み込んだ順序で部品箱を組み付け工程に払い出すことが望ましい。自動倉庫110の場合は、必要な部品がALC21から指令があったとき、制御装置50は記憶装置40からその部品の入った部品箱の部品箱シリアル番号を記憶領域56から検索し、その部品箱シリアル番号により保管場所記憶領域55から対応する保管場所を検索し、その検索された保管場所の情報を自動倉庫110の制御装置に送信され、その制御装置はクレーンやコンベアなどを制御することにより、対応する部品箱を自動的に部品出庫口に搬送される。
搬入路100−1,100−2,・・・100−9は、部品出庫口101から、各工程へ部品箱を搬送するための通路である。図3は、搬入路を模式的に描いた図である。搬入路100は、部品出庫口101から枝分かれして各工程1,2,3,4,5,6に通じている。そして、搬入路100の途中には、ゲート103−1,103−2が設けられ、それらのゲートには、タグに記録された部品箱シリアル番号を読み取り、製造履歴データベース22に送信する部品箱シリアル番号読み取り送信装置(第2送信部)102a,103aが設けられている。この部品箱シリアル番号読み取り送信装置102a,103aは、搬入路100で組立ラインに搬入される部品箱に取り付けられたタグに記録された部品箱シリアル番号と共にその搬入時刻を製造履歴データベース22に送信する。そして、送信された部品箱シリアル番号は、製造履歴データベースで照会される。また、部品箱を搬送するための搬送車104は、作業員により移動するもの、あるいは、自動的に移動する搬送ロボットでもよい。
生産計画システム26は、多品種の製品を生産するライン11において、生産される製品の生産計画を作成し、また、その生産計画に従って、実際に工場で生産する順位を定めた生産順位計画を作成するシステムである。
仕様管理システム27は、多品種の製品別に使用される部品仕様を登録管理する。具体的には、車種ごとの部品表が登録されており、車種を指定すればその車種を組み立てるのに必要な部品が検索できる。
部品発注システム28は、作成された生産計画に応じて必要な部品の所要量が算出され、部品メーカー別に納入日時・数量を決定し発注する。
現品票発行システム29−1,29−2,29−3は、部品メーカに設置され、指定の日時に製品工場に納入する際に、納入する部品に、発注側の発注情報を識別するために、添付される現品票を発行する。このとき、部品発注システム28から受けた部品発注に基づいて、統一された規格の現品票が作成される。この現品票には、部品の製造ロットを識別する任意の番号であるロット番号も含まれている。
また、部品メーカでは出荷する部品には部品の製造ロット番号が記録された現品票を添付し、部品を入れた部品箱にはそれぞれの部品箱を識別する部品箱シリアル番号が記録されたタグを取り付ける。
部品情報送信システム(第1送信部)60は、部品メーカに備えられており、図4のブロック構成図によって示される構成となっており、制御装置61と入力装置62と記憶装置63と部品情報送信装置64を備えている。制御装置61は、入力装置62と記憶装置63と部品情報送信装置64を制御する。入力装置62と記憶装置63により、部品情報読み取り記憶装置65を構成し、部品箱66に入れた部品の現品票67に記録された製造ロット番号と部品箱に取り付けられたタグ68に記録された部品箱シリアル番号を読み取り装置69により読み取り、読み取った信号を有線、無線あるいは光により入力装置62に送り、部品名と読み取った製造ロット番号と部品箱シリアル番号を関連づけた部品情報として記憶する。部品情報送信装置64は、部品情報読み取り記憶装置65によって記憶された製造ロット番号と部品箱シリアル番号と部品名を車両製造工場の製造履歴データベース22に送信し記憶させる。
次に、車両生産システムの全体処理の一例を図5〜図8のフローチャートと図9の工程概要図と図10〜図16で示す表を参照して説明する。
まず、生産計画システム26によって多品種の製品を生産するラインにおいて、生産される製品の生産計画を作成する(ステップS20)。この生産計画は、例えば、通常、顧客からの受注状況や、受注以外の見込み生産製品を含んで、MTC(モデル(M)、タイプ(T)、カラー(C))別に当初は図10で示す表1のように台数が設定される。表1で欄C10はMTCを表し、欄C11は車種を表し、欄C12はノーマルか4WDの駆動を表し、欄C13は国内か輸出の仕向地を表し、欄C14は台数を表す。生産計画システム26では、このシステムに含まれる生産順位計画作成方法を用いることによって、当日の生産される製品の順位(生産順位計画)が確定される。そして、生産計画(生産順位計画)を部品発注システム28に送信する(ステップS21)。
次に、生産計画システム26から生産計画を受信した部品発注システム28は、多品種の製品別に使用される部品仕様を登録管理する仕様管理システム27から部品仕様を検索し、作成された生産計画に応じて必要な部品の所要量が算出される(ステップS22)。これは、次のようにして行われる。送られてきた生産計画にあるMTC別の製品の仕様によって使われる部品は異なっている。これらは、仕様管理システム27によって管理されており、この情報を用いて図11で示す表2が得られる。表2において、欄C20はMTCを表し、欄C21は車種を表し、欄C22はノーマルか4WDの駆動を表し、欄C23は国内か輸出の仕向地を表し、欄C24は部品Aを使用するかどうかを示し、欄C25は部品Bを使用するかどうかを示し、欄C26は部品Cの種類を示し、欄C27は部品Dの種類を示している。表2から分かるように、部品AとBは当日に生産される全ての製品に用いられるが、部品Cと部品Dについては、MTCによって異なることが分かる。すなわち、MTCがN,P,S,T,W,Xの車両ではC01を用い、MTCがQ,R,U,V,Y,Zの車両ではC02を用いる。また、部品DはMTCがN,QではD11を用い、MTCがP,RではD12を用い、MTCがS,UではD21を用い、MTCがT,VではD22を用い、MTCがW,YではD31を用い、MTCがX,ZではD32を用いる。図10に示した表1と図11に示した表2を結合することによって、当日の製品の生産に必要な部品数を算出する。それを表したものが図12に示す表3である。表3では、欄C30は部品名を表し、欄C31は適用するMTCを表し、欄C32は対応する部品の必要個数を表す。表3で示される部品の所要量(必要個数)に基づいて、部品発注システム28は、部品メーカー別に納入日時・数量を決定し発注する(ステップS23)。
部品発注を受けた部品メーカでは、部品を製造し(ステップS24)、現品票発行システム29−1,29−2,29−3によって、部品番号・数量・部品ロット情報(製造ロット番号)をコード化して機械読み取り可能な媒体が添付された現品票を作成する(ステップS25)。このとき、それぞれの現品票発行システム29−1,29−2,29−3は、部品発注システム28から受けた部品発注に基づいて、統一された規格の現品票が作成される。次に、部品情報送信システム60により、部品箱66に入れた部品の現品票に記録された部品名と製造ロット番号と部品箱に取り付けられたタグに記録された部品箱シリアル番号を読み取り(図9(D1))、読み取った部品名と製造ロット番号と部品箱シリアル番号を関連づけた部品情報として記憶し(図9(D2))、記憶された部品名と製造ロット番号と部品箱シリアル番号を車両製造工場の製造履歴データベース22に送信し記憶させる(ステップS26、図9(D3))。
図6は、部品情報送信システム60での処理フローチャートを示す。まず部品箱のタグの部品箱シリアル番号を読み込む(ステップS261、図9(D1))。次に、現品票を読み込む(ステップS262)。制御装置により、部品箱シリアル番号と現品票の部品名とロット番号が関連づけられて記憶装置に記憶される(ステップS263,図9(D2))。出荷する部品箱すべてについて記憶したかどうか判断する(ステップS264)。もし、終了していなければ、ステップS261に戻り、終了していれば、部品名と部品箱シリアル番号とロット番号からなる部品情報を部品情報送信装置64により、製造履歴データベース22に送信される(ステップS265,図9(D3))。その後、部品箱納入指示部25から、部品箱納入指示があったならば(ステップS27,図9(D4))、現品票とタグを、部品を入れた部品箱に添付して組立工場へ発送する(ステップS28,図9(D5))。
次に、図7に示すように部品受け入れ部門では、部品が納入されたとき、部品受け入れ払い出しシステム23−A,23−B,23−Cを用いて、納入された部品箱に添付されたタグの部品箱シリアル番号をタグ読み取り装置54によって自動的に読み取り(ステップS29、図9(D6))、部品箱を組立工場の保管スペースに一時保管する。このとき自動倉庫103の場合は、クレーンやコンベアなどにより自動的に所定の区画に部品箱が搬送される。また、現品票を読み取ると同時に、部品箱を一時保管した場所のロケーションを部品受け入れ払い出しシステム23−A,23−B,23−Cに入力し、部品受け入れ払い出しシステム23−A,23−B,23−Cに記憶させる(ステップS30)。
次に、組立ラインで自動車を生産するときの(図9(D7))このシステムの処理を図8のフローチャートを用いて説明する。まず、生産計画システム26はALCシステム21に生産計画(生産順位計画)を送信する(ステップS40)。生産計画を受信したALCシステム21は、各工程への生産の段取りの指示の作成を行う(ステップST41)。その作成された各工程での段取りの指示を生産ライン11のラインサイドにあるライン端末30−1,30−2,・・・30−9に送信する(ステップS42)。ライン端末30−1,30−2,・・・30−9は、受信した段取りの指示を表示装置に表示する(ステップS43)。作業者は、その段取りに従って各工程での組立作業を行う。ALCシステム21は、組立ライン11での生産状況監視を行い(図9(D8))、組立ラインの進捗状況を製造履歴データベース22に送る(ステップS44、図9(D9))。次に、各工程に必要な部品の顔ぶれをリアルタイムに演算し部品受け入れ払い出しシステム23−A,23−B,23−Cに伝達する(ステップS45)。部品の手配の指示を受信した部品受け入れ払い出しシステム23−A,23−B,23−Cでは、部品の各工程への払い出しが行われる(ステップS46)。そのとき、部品受け入れ払い出しシステム23−A,23−B,23−CはALCシステム21から受信した部品情報に基づいて該当する種類の部品箱のシリアル番号の保管されているロケーションを検出し、そのロケーションを表示する。作業員は、表示された保管ロケーションから該当する部品箱を取りだし、図3のように、搬入路100を作業員により部品箱を載せた搬送車を搬送するか、あるいは搬送ロボットによりラインサイドに搬送する。自動倉庫の場合は、コンベアやクレーンなどにより自動的に部品箱が出庫口に搬送される。搬送車あるいは、搬送ロボットがゲート102,103を通過するとき、部品箱シリアル番号読み取り送信装置102a,103aにより、部品箱に取り付けられたタグに記憶された部品箱シリアル番号を読み取る(ステップS47、図9(D10))。その該当する部品の部品名と製造ロット番号などの部品情報は、製造履歴データベース22に記憶されている。
製造履歴データベース22は、部品受け入れ払い出しシステム23−A,23−B,23−Cから各工程に払い出された各部品仕様の部品箱の部品箱シリアル番号を搬入路に設けられたゲートにおいて受信する。また、製造履歴データベース22は、ALCシステム21から伝達された各工程に現在ある製品の仕様を受信し(ステップS42)、その情報を利用して各工程に現在ある製品に組み付けるべき部品を仕様管理システムに照合して組み付けるべき部品名を取得し(ステップS48)、工程にある当該部品の部品箱から部品が製品に作業員によって組み付けられるものと判断する。当該部品箱シリアル番号と製品シリアル番号を紐付けして記憶する(ステップS49)。部品箱の部品が所定の個数になったかどうかを判断する(ステップS50)。部品が所定の個数になったならば、ALCシステム21に、部品が所定数になったことを送信する(ステップS51)。ALCシステム21は、進捗状況を送信し、再び部品を指示する(ステップS45)。
上記のステップS27からステップS50までを、より具体的に図13〜図16で示す表を用いて説明する。部品メーカから搬入される部品は部品箱に収納されてくるが、部品箱は部品それぞれで異なるため、部品箱一箱当たりの収容数は異なる。これを図13で示す表4に示す。表4で欄C40は部品名を表し、欄C41は部品箱収容数を表す。例えば、部品Aは部品箱収容数が50であり、部品Bは部品箱収容数は60である。また、生産計画システムで作成された生産順位計画は図14で示す表5に示す。表5で欄C50は製品シリアル番号を表し、欄C51は車種を表し、欄C52は4WDかノーマルの駆動を表し、欄C53は国内か輸出の仕向け地を表し、欄C54はMTCを表し、欄C55はライン投入時間を表す。生産工程を図15で示す表6に示す。表6で欄C60は工程を表し、欄C61はトレサ対象部品を表し、欄C62は投入後到着時間を表す。簡単のため、製品の生産ラインは1分のタクト(1工程の作業に与えられた時間)で流れているものとすると、ラインに投入された時間に作業をする場所までの時間を加えれば当該製品に作業がされる時間が演算可能である。
つまり図15の表6に示すように、部品Cを組み付ける工程である工程10にはライン投入から10分後に作業をすべき製品が到着する。図14の表5に示すように製品シリアル15番は8時44分に投入されるので、工程10には9時54分に到着することになる。
それぞれの工程では、製品に組み付ける部品がなければ作業ができないので、組み付けるべきMTCの製品が各工程に到着する前に、部品受け入れ部門から各工程に輸送されるように計画される。例えば、工程3で組み付けられる当日に使用される部品Aは、当日の最初の製品である製品シリアル番号1番が到着するライン投入時間8時30分+3分の8時33分には、部品Aが必要になる。ぎりぎりに到着してもかまわないが、ある程度余裕(例えば5分)を持って8時28分には到着させておくよう計画される。
一方、部品は当日に使われる全ての部品を同時に輸送されてしまったのでは、ライン作業場のスペースが狭くなり、類似の部品があった場合に間違いが起きてしまったりするので、通常は必要となる時間に、必要量が部品箱に収納されて納入される部品搬送計画が作成される。例えば、図13の表4で示すように部品Aの場合には、部品箱1つの収納数が50個であるので、上記に説明した時間(8時28分)に50個分のみラインサイドの部品が輸送される。この部品Aは、当日製造される全ての製品に使用されるので、1分間に1個消費されて製造開始から50台目、時間にすると50分後には部品Aの部品箱は空になる。
ALC21は、生産順位計画と製品仕様の関係から演算して、次の部品輸送の計画を作成する。この計画に基づいて、部品受け入れ部門から、部品Aは、9時18分に2つ目の部品箱を工程3に輸送する。
部品Aのように、一つの工程で製品に組み付けられる部品が単一である場合は容易であるが、工程で組み付けられる部品が複数種類ある工程では図16で示す表7のようになる。表7の(a)はロット番号C401の部品C(4WD)用を表し、欄C70は部品の個数を表し、欄C71は組み付け車両の製品シリアル番号を表す。表7の(b)はロット番号C20の部品C(2WD)用を表し、欄C72は部品の個数を表し、欄C73は組み付け車両の製品シリアル番号を表す。また、表7の(c)はロット番号C402の部品C(4WD)用を表し、欄C74は部品の個数を表し、欄C75は組み付け車両の製品シリアル番号を表す。表7の(d)はロット番号C20の部品C(2WD)用を表し、欄C76は部品の個数を表し、欄C77は組み付け車両のシリアル番号を表す。表7の(e)はロット番号CC03の部品C(4WD)用を表し、欄C78は部品の個数を表し、欄C79は組み付け車両のシリアル番号を表す。表7の(f)はロット番号C20の部品C(2WD)用を表し、欄C80は部品の個数を表し、欄81は組み付け車両のシリアル番号を表す。例えば、図12の表6で示すように工程10では部品Cを組み付けている。また、図13の表4に示すように部品Cは4WD用とノーマルの2WDと2種類である。また、部品Cは4WD用と2WD用で部品箱に収容される個数が異なる。すなわち、表4に示すように部品CのC02(4WD用)では25個であり、C01(2WD用)では20個である。
生産順位計画表を参照すると、図16で示す表7のように部品は使用される。すなわち、当日分の製品は部品Cの組み付け工程10には、8時30分+9分の8時39分に到着する。最初に組み付けられる部品C(4WD用)は8時39分の5分前の8時34分には輸送される。部品箱には部品C(4WD用)が25個入っている。製品の生産順位を参照すると、シリアル番号25までは同じMTCの製品であるので、同じ部品C(4WD用)が使われるが(表7(a))、シリアル番号26からはMTCが変わるため、図14の矢印Y10に示すように、使用部品が変わり、部品C(2WD用)が用いられる(表7(b))。部品C(2WD用)は部品箱20個入りである。部品C(2WD用)を使用はじめる9時4分の5分前の8時59分に輸送される。
この状態で、部品Cを組み付ける工程10には、部品Cの4WD用と部品Cの2WD用が同時に置かれていることになる。つまりこの例では8時59分から9時3分までは、2種類の部品箱が工程10の作業者の元に置かれている。さらに、生産順位計画によると、部品C(2WD用)は20分後には空箱になってしまうので、9時24分の5分前には次の部品箱が工程10に輸送されなければならない。矢印Y11に示すように同じ部品で部品箱が変更になった場合には、部品を製造したメーカの部品製造ロットが異なる場合もある。
生産順位計画によると、表7(d)に示す部品C(2WD用)の2つ目の部品箱から5個を使用した段階で、工程10には部品C(4WD用)を組み付けるMTC製品が来る。表7(a)で示した部品C(4WD用)の部品箱は、9時3分に製品に組み付けることによって空箱となってしまったため、シリアル番号51番は、9時20分にラインに投入されて、矢印Y12で示すように、その10分後の9時30分に使用がはじまる。よって9時25分に表7(c)で示す部品C(4WD用)の第2の部品箱が輸送される。この段階では、表7(d)で示す部品C(2WD用)が15個残った部品箱と、表7(c)で示す部品C(4WD用)の2つ目の部品箱が置かれていることになる。表7(c)で示す部品Cを使用し終わったら、表7(e)で示す部品C(4WD用)を用い、9個まで使用した後、表7(d)で示す部品C(2WD用)に矢印Y13で示すように変わる。表7(d)で示す部品C(2WD用)を20個使い終わったら、矢印Y14で示すように表7(f)で示す次の部品C(2WD用)の部品箱から部品が組み付けられる。
図17はこのシステムを用いたときの組立ライン11での車両の流れを示す図である。製品シリアル番号001から025までの車両は、車種A、製品シリアル番号026から047までの車両は車種B、製品シリアル番号048から050までの車両は、車種C、製品シリアル番号051から076までの車両は車種D、製品シリアル番号077から085までは車種E、製品シリアル番号086から121までの車両は車種Fが流れている。このとき、車種A、車種D、車種Eは、部品A(4WD用)、部品B、部品Cが用いられ、車種B、C、Fは部品A(2WD用)、部品B、部品Cが用いられる。製品シリアル番号001の車両では、部品A(4WD)、B、Cともにロット切替されたものが用いられ組立ライン11に流す。製品シリアル番号026の車両になったら、車種Bに変更なので、部品A(4WD)が部品(2WD)に変更となり新たなロットとなる。また、製品シリアル番号047の車両では、部品A(2WD)のロット切替が行われ、製品シリアル番号051の車両になったら、部品A(4WD)、Bともにロット切替となる。製品シリアル番号061の車両で部品Cがロット切替になり、製品シリアル番号076の車両で部品A(2WD)がロット切替になる。製品シリアル番号101の車両で部品A(2WD),Bがロット切替となる。また、製品シリアル番号121の車両で部品Cがロット切替になる。このようにして、車両に組み付けられた部品は、ロット切替が行われる。
部品箱が、ラインに搬送されるたびに、搬入路のゲートでシリアル番号が送られ、製造履歴データベース22により、車両の製品シリアル番号と部品箱シリアル番号が紐付けされて記録される。例えば、この例では、製品シリアル番号001の車両から部品箱シリアル番号1の部品箱に入っていた部品A、部品箱シリアル番号2の部品箱に入っていた部品B、部品箱シリアル番号3の部品箱に入っていた部品Cが搭載され、部品箱シリアル番号1の部品箱に入っていた部品A(4WD)は製品シリアル番号025の車両まで搭載されていることが記録される。部品箱シリアル番号4の部品箱に入っていた部品A(4WD)は製品シリアル番号051から075までの車両に搭載され、次の部品箱シリアル番号5の部品箱に入っていた部品は製品シリアル番号076から085までの車両に搭載される。部品箱シリアル番号6の部品箱に入っていた部品Bは、製品シリアル番号051から100までの車両に搭載される。部品箱シリアル番号7の部品箱に入っていた部品Cは製品シリアル番号061から120までの車両に搭載される。部品箱シリアル番号8の部品箱に入っていた部品A(2WD)は製品シリアル番号026から046までの車両に搭載される。部品箱シリアル番号9の部品箱に入っていた部品A(2WD)は製品シリアル番号047から100までの車両に搭載される。部品箱シリアル番号10の部品箱に入っていた部品A(2WD)と部品箱シリアル番号12の部品Bは製品シリアル番号101から121までの車両に搭載され、部品箱シリアル番号11の部品箱に入っていた部品Cは製品シリアル番号121の車両に搭載される。製造履歴データベース22には、製品シリアル番号001から025までの車両は、部品箱シリアル番号1の部品箱と、部品箱シリアル番号2の部品箱と、部品箱シリアル番号3の部品箱に入っていた部品が搭載されていることが記録される。製品シリアル番号026から046までの車両は、部品箱シリアル番号2の部品箱と部品箱シリアル番号3の部品と部品箱シリアル番号8の部品箱に入っていた部品が搭載されていることが記録される。製品シリアル番号047から050までの車両は、部品箱シリアル番号2の部品箱と部品箱シリアル番号3の部品箱と部品箱シリアル番号9の部品箱に入っていた部品が搭載されたことが記録されている。製品シリアル番号051から060までの車両は、部品箱シリアル番号2の部品箱と部品箱シリアル番号3の部品箱と部品箱シリアル番号4の部品箱に入っていた部品が搭載されていることが記録される。製品シリアル番号061から075までの車両は、部品箱シリアル番号4の部品箱と部品箱シリアル番号6の部品箱Bと部品箱シリアル番号7の部品箱に入っていた部品が搭載されていることが記録される。製品シリアル番号076から車両85までの車両は、部品箱シリアル番号5の部品箱と部品箱シリアル番号6の部品箱と部品箱シリアル番号7の部品箱に入っていた部品が搭載されていることが記録される。製品シリアル番号086から100までの車両は、部品箱シリアル番号9の部品箱と部品箱シリアル番号6の部品箱と部品箱シリアル番号7の部品箱に入っていた部品が搭載されていることが記録される。製品シリアル番号101から120までの車両は、部品箱シリアル番号10の部品箱と部品箱シリアル番号7の部品箱と部品箱シリアル番号12の部品箱に入っていた部品が搭載されていることが記録される。製品シリアル番号121は、部品箱シリアル番号10の部品箱と、部品箱シリアル番号11の部品箱と部品箱シリアル番号12の部品箱に入っていた部品が搭載されていることが記録される。
このように、車両の製品シリアル番号と、その車両に搭載された部品が収容されていた部品箱の部品箱シリアル番号が製造履歴データベースに記録されるので、車両の製品シリアル番号が分かれば、その車両に搭載された部品が収容されていた部品箱の部品箱シリアル番号が分かり、その部品箱シリアル番号から部品名と部品ロット番号が分かる。また、部品の製造ロット番号が分かれば、その部品が収容されていた部品箱の部品箱シリアル番号が分かり、その部品箱シリアル番号からその部品が搭載された車両の製品シリアル番号を同定することができる。
本発明は、製品の製造において、その製品に組み込まれる部品が収容されていた部品箱の部品箱シリアル番号と製品の製品シリアル番号を対応させてデータベースに記録する生産工程に利用される。
本発明に係る車両生産システムが適用される全体システムの構成を示す図である。 部品受け入れ払い出しシステムのブロック構成図である。 搬入路を模式的に描いた図である。 部品情報送信システムのブロック構成図である。 本発明に係る車両生産システムの全体処理フローチャートである。 部品メーカでの部品情報送信までの手順を示すフローチャートである。 部品受け入れ部門での処理フローチャートである。 本発明に係る車両生産システムの全体処理フローチャートである。 車両生産システムを用いた作業の流れを示す概要図である。 MTC別の生産台数を示す表である。 MTC別の必要部品を示す表である。 必要部品数を示す表である。 部品毎の部品箱収容数を示す表である。 生産順位計画を示す表である。 生産工程を示す表である。 部品が複数種類ある工程での生産工程を示す表である。 生産ラインでの車両の流れと部品箱のシリアル番号を示す図である。
符号の説明
10 生産工場
11 生産ライン
20 車両生産システム
21 ALCシステム
21a 部品供給指示部
22 製造履歴データベース
22a 部品箱残数演算部
23−1 部品受け入れ部門
23−2 部品受け入れ部門
23−3 部品受け入れ部門
24 組立ライン制御装置
25 部品箱納入指示部
26 生産計画システム
27 仕様管理システム
28 部品発注システム
29−1 現品票発行システム
29−2 現品票発行システム
29−3 現品票発行システム
54 タグ読み取り装置
60 部品情報送信システム
64 部品情報送信装置
65 部品情報読み取り記憶装置
100 搬入路
101 部品出庫口
102 ゲート
102a 部品箱シリアル番号読み取り送信装置
103 ゲート
103a 部品箱シリアル番号読み取り送信装置
104 搬送車
110 自動倉庫

Claims (7)

  1. 部品搬入管理手段で部品の搬入を管理し、組立ライン制御手段で前記部品を組立ラインに供給し製品に組み付けて当該製品を製造し、製造履歴データベースで紐付け管理を行う製品生産システムであって、
    前記部品搬入管理手段は、
    前記部品を収容した部品箱に取り付けられ、部品箱シリアル番号が記録されたタグと、
    前記タグに記録された前記部品箱シリアル番号と前記部品箱に入っている部品情報を製造履歴データベースに送信する第1送信手段と、
    前記組立ラインへの前記部品の搬入路に設けたゲートに、前記タグに記録された前記部品箱シリアル番号を読み取り前記製造履歴データベースに送信する第2送信手段と、を備え、
    前記製造履歴データベースは、前記搬入路の前記ゲートで読み込まれ前記第2送信手段で送信された前記部品箱シリアル番号を記憶し、前記部品箱シリアル番号と組立ラインでの製品の製品シリアル番号とを紐付けして記憶することを特徴とする製品生産システム。
  2. 前記第1送信手段は部品メーカ側に設けられ、前記製造履歴データベースは製品メーカ側に設けられることを特徴とする請求項1記載の製品生産システム。
  3. 前記第2送信手段で送信された前記部品箱シリアル番号は、前記製造履歴データベースで照会されることを特徴とする請求項1または2記載の製品生産システム。
  4. 前記製造履歴データベースは部品箱残数の演算を行う部品箱残数演算手段を備え、前記部品箱残数演算手段で演算した前記部品箱残数に基づいて前記部品メーカ側に部品箱納入指示を行う部品箱納入指示手段を備えることを特徴とする請求項2または3記載の製品生産システム。
  5. 前記組立ラインでは、複数の車種の車両が組み立てられることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の製品生産システム。
  6. 前記タグはICチップで形成されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の製品生産システム。
  7. 前記部品箱シリアル番号とともに前記タグに記憶された前記部品箱に入っている部品情報は、製造履歴情報であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の製品生産システム。
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