JP2006259663A - 画像処理方法、画像表示装置、映像受信表示装置および画像処理装置 - Google Patents

画像処理方法、画像表示装置、映像受信表示装置および画像処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 高品位の画像を表示することができる表示装置および映像受信表示装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 画像処理方法であって、Mビット(Mは2以上の整数)のデジタル画像データのうち、下位のPビット(Pは1以上でM以下の整数)を参照して、予め補正されたデータが記憶されたメモリから補正されたデータを読み出す工程と、前記Mビットのデジタル画像データのうち、上位のRビット(Rは1以上でM−1以下の整数)を参照して、予め演算用データが記憶されたメモリから演算用データを読み出し、該読み出された演算用データに基づき補正されたデータを算出する工程と、前記Mビットのデジタル画像データの値が、所定値以下ならば前記読み出された補正されたデータを出力し、前記Mビットのデジタル画像データの値が、所定値より大ならば前記算出された補正されたデータを出力する工程と、を有する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、画像処理方法、画像表示装置、映像受信表示装置および画像処理装置に関し、特に、マトリクス配線された複数の電子放出素子を備える表示器を用いて、テレビジョン信号やコンピュータなどの表示信号を受信し、画像を表示するテレビジョン受信機やディスプレイ装置などの画像表示装置の画像処理方法に適用して好適なものである。
従来、m本の行配線及びn本の列配線に配線されてマトリクス状に配列されたn×m個の電子放出素子と、それぞれの電子放出素子に対応し電子放出素子から放出された電子が入射されることで発光する蛍光体と、を有する画像表示装置が知られている。
また、蛍光体の発光輝度が、蛍光体に照射される電子ビームの量に対して、線形の関係ではなく、飽和する傾向があることが知られている。
特開2003−241707号公報(特許文献1)には、蛍光体の飽和特性を補正するために飽和特性を打ち消す補正テーブルを設けることが開示されている。
また、特開2001−211349号公報(特許文献2)には、膨大な記憶空間を必要とすることのないように、入力値の下位ビットを除いたテーブル入力値をメモリに入力することが開示されている。
特開2003−241707号公報 特開2001−211349号公報
しかしながら、特開2003−241707号公報(特許文献1)に開示される構成では、低階調の画像データを補正する場合、補正テーブルの補正情報の量が少ないと、量子化誤差の影響で蛍光体の発光量のバランスが崩れることがある。これにより、画質、特に、ホワイトバランスが崩れることがある。また、画質の向上のために補正テーブルの補正情報の量を多くすると、画像データを高精度に補正できるが、補正テーブルとして用いるメモリの容量が増大し、ハードウェアの規模が増大することがある。
また、特開2001−211349号公報(特許文献2)に開示される構成では、入力された画像データのうち低階調のデータも補間を行うので、画質の低下が問題となる。さらに、補正されたデータを参照するために、入力される画像データが低輝度か高輝度かを判別してアドレス変換を行うため、ハードウェアの構成が複雑であるという課題があった。
そこで、本発明の目的は、高品位の画像を表示することができる画像処理方法、表示装置、映像受信表示装置および画像処理装置を提供することにある。
本発明の第一は、画像処理方法であって、Mビット(Mは2以上の整数)のデジタル画像データのうち、下位のPビット(Pは1以上でM以下の整数)を参照して、予め補正されたデータが記憶されたメモリから補正されたデータを読み出す工程と、前記Mビットのデジタル画像データのうち、上位のRビット(Rは1以上でM−1以下の整数)を参照して、予め演算用データが記憶されたメモリから演算用データを読み出し、該読み出された
演算用データに基づき補正されたデータを算出する工程と、前記Mビットのデジタル画像データの値が、所定値以下ならば前記読み出された補正されたデータを出力し、前記Mビットのデジタル画像データの値が、所定値より大ならば前記算出された補正されたデータを出力する工程と、を有する。また、前記算出された補正されたデータは、前記読み出された演算用データに基づいて補間計算されて算出されることが好ましい。
本発明によれば、高品位の画像を表示することができる。
以下、この発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態の全図においては、同一または対応する部分には同一の符号を付す。また、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
また、この発明は、蛍光体を有し、該蛍光体を発光させて画像を形成する、自発光型のディスプレイに適用することが可能である。このようなディスプレイとしては、例えば、電界放出型ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイを挙げることができる。以下の説明においては、電界放出型ディスプレイを例として、特に表面伝導型電子放出素子を用いた構成について説明する。
この発明に係る実施形態の一例においては、画像表示装置は、複数の表面伝導型電子放出素子を、複数の走査配線と変調配線により、単純マトリクス上の交点に配置した表示器を有する。表示器は表示パネルともいうことができる。表示パネルは、電子放出素子から放出された電子ビームが照射され発光する蛍光体を有する。また、画像表示装置は、TV信号をもとに該表示パネルに画像を表示可能な駆動回路を有する。したがって、画像表示装置に、この発明による補正処理回路を組み込むことにより、好適な画像表示を行うことができる。
(第1の実施形態)
第1の実施形態における画像表示装置においては、R,G,B各色の表示特性、すなわち発光特性を補正するための補正テーブルを内蔵した補正処理回路を備えている。
この第1の実施形態においては、補正処理回路と電圧降下補正処理回路とを組み込むことにより、蛍光体の飽和を最適に補正して、好適な画像表示を行う画像表示装置を構成することができる。尚、電圧降下補正処理回路は、補正処理回路と表示パネルとの間、すなわち補正処理回路の後段に設けられる。
(システム全体と各部分の機能説明)
この発明の第1の実施形態による補正処理回路および補正処理回路を搭載した画像表示装置のハードウェアの構成について以下に説明する。
この第1の実施形態による画像表示装置の表示パネルの概観、単純マトリクス構造に関する電気的接続、および表面伝導型電子放出素子の特性については、従来公知であるため、それらの説明は省略する。なお、この第1の実施形態による画像表示装置においては、線順次駆動であって、パルス幅変調手段により画像の表示が行われる。
(ハードウェア構成)
まず、この第1の実施形態によるハードウェアの構成について説明する。図1に、この第1の実施形態による画像表示装置の回路構成を示す。
図1に示すように、この第1の実施形態による画像表示装置においては、表示パネル1に走査回路2,2´が両側から接続されている。そして、表示パネル1に、走査配線の電圧供給端子Dx1〜DxM,Dx1´〜DxM´、表示パネル1の変調配線の電圧供給端子Dy1〜DyN、およびフェースプレートとリアプレートとの間に加速電圧を印加するための高圧供給端子Hvが設けられる。また、この高圧供給端子Hvに、高圧電源Vaが接続される。フェースプレートのリアプレート側の表面には走査配線と変調配線とをそれぞれ接続するように電子放出素子が配置される(不図示)。フェースプレートのリアプレート側の表面には、高圧供給端子Hvにより電位が規定されるアノード電極と、電子放出素子から放出された電子が衝突することで発光する発光体とが積層される(不図示)。例えば、表示パネルの表示部分にカラー画像を表示させるために、赤、緑、青の発光体を配置する。この各色の発光体のそれぞれをピクセルと呼ぶ。本発明のデジタル画像データは、ピクセルに対応する輝度情報からなるデータを示す。
また、この走査回路2,2´に、走査信号Tscanを供給する、同期信号分離回路3およ
びタイミング発生回路4が接続されている。
また、同期信号分離回路3から出力された信号は、RGB変換回路7に供給される。また、輝度色差信号(YPbPr信号)を3原色信号(RGB信号)に変換するためのRGB変換回路7からは、RGB信号が出力される。また、この出力されたRGB信号は、逆γ処理部17に供給されて逆γ処理がされて、データ配列変換部9に供給される。データ配列変換部9からはデータ信号が出力されて、シフトレジスタ5に供給され、シフトレジスタ5は、変調配線数分の画像データID1〜IDNを出力可能に構成されている。
これらの画像データID1〜IDNは、ラッチ回路6に供給され、ラッチ回路6から出力された変調配線分の画像データD1〜DNは、さらにパルス幅変調回路8に供給される。パルス幅変調回路8からは、画像データXD1〜XDNが出力される。
そして、走査回路2,2´およびパルス幅変調回路8から出力された画像データは、それぞれ表示パネル1における走査配線および変調配線に供給される。
また、この第1の実施形態による画像表示装置においては、この発明による補正処理回路10、電圧降下補正処理回路11、画像データの1ライン分のシフトレジスタ5、画像データ1ライン分のラッチ回路6、および表示パネル1の変調配線に変調信号を出力するパルス幅変調回路8、が設けられている。
なお、図1において、R、G、BがRGBパラレルの入力映像データ、Ra、Ga、Baが後述する逆γ変換処理を施したRGBパラレルの映像データである。また、図1において、Ry、Gy、Byが補正処理回路10によって蛍光体の飽和を考慮して補正されたRGBパラレルの補正映像データ、Rc、Gc、Bcが電圧降下補正処理回路11によって電圧降下の影響を排除するために補正されたRGBパラレルの映像データである。さらに、図1において、「Data」がデータ配列変換部9によりパラレル・シリアル変換された画像データである。
入力された映像信号は、まず、図1に示す同期信号分離回路3により同期信号Vsync,Hsyncに分離され、タイミング発生回路4に供給される。同期分離された映像信号は、RGB変換回路7に供給される。RGB変換回路7の内部には、YPbPrからRGBへの変換回路以外に、ローパスフィルタやA/D変換器(いずれも図示せず)などが設けられている。YPbPrが、RGB変換回路7においてデジタルRGB信号に変換されて、該RGB信号が逆γ処理部17に供給される。
タイミング発生回路4は、様々な映像フォーマットに対応したタイミング信号を発生し、各部の動作タイミング信号を発生する回路である。タイミング発生回路4により発生されるタイミング信号としては、シフトレジスタ5の動作タイミングを制御するTsft、シフトレジスタ5からラッチ回路6にデータをラッチするための制御信号Dataload、パルス幅変調回路8のパルス幅変調開始信号Pwmstart,パルス幅変調のためのクロックPwmclk、走査回路2の動作を制御するTscanなどがある。
また、走査回路2,2´は、表示パネルを一水平走査期間に1行ずつ順次走査するために、接続端子Dx1〜DxMに対して選択電位Vsまたは非選択電位Vnsを出力する回路である。
これらの走査回路2,2´は、タイミング発生回路4から供給されるタイミング信号Tscanに同期して、一水平期間ごとに選択している走査配線を順次切り替え、走査を行う回路である。なお、Tscanは、垂直同期信号および水平同期信号などから作られるタイミング信号群である。
(逆γ処理部)
次に、図1に示す逆γ処理部17について説明する。入力映像信号は、CRTの特性が考慮され、一般に予め0.45乗のγ特性に従った変換がされている。
しかしながら、この発明の第1の実施形態による画像表示装置の表示パネル1においては、駆動電圧の印加時間により変調を施す場合に、印加時間に対して、ほぼリニアな発光特性を有している。そのため、逆γ処理部17において、入力映像信号が、0.45乗のγ特性を打ち消すように変換される(以下、逆γ変換と称する)。
(補正処理回路)
次に、この発明が適用される補正処理回路10について説明する。この補正処理回路10は、蛍光体の飽和特性を補正する回路である。なお、補正処理回路10における補正方法の詳細については、特開2003−241707号公報に記載されており、従来公知であるので、その説明を省略する。この補正処理回路10においては、電圧降下補正処理回路で算出されたゲインGの値を用いて演算する。これによって、蛍光体の飽和特性を最適に補正することができる。
この第一の実施形態における画像表示装置としては、画像処理装置であって、デジタル画像データを参照して、予め記憶されたTビット(Tは2以上の整数)の補正されたデータが読み出される第一のメモリと、前記第一のメモリから読み出された補正されたデータに基づきデータを算出する第一の演算回路と、前記デジタル画像データを参照して、予め記憶されたUビット(Uは1以上でT−1以下の整数)の演算用データが読み出される第二のメモリと、前記第二のメモリから読み出された演算用データに基づきデータを算出する第二の演算回路と、前記デジタル画像データの値が、所定値以下ならば前記第一の演算回路で算出されたデータを出力し、前記デジタル画像データの値が、所定値より大ならば前記第二の演算回路で算出されたデータを出力する工程と、を有するように構成される。
図2に、この発明の第1の実施形態による補正処理回路を示す。なお、説明の簡略化のため、図2においては、Rの信号のみ示す。
図2に示すように、この第1の実施形態による補正処理回路10は、低階調部補正テーブル20、高階調部補正テーブル21を有して構成されている。本発明の第一のメモリは、低階調補正テーブル20で構成される。また本発明の第二のメモリは、高階調補正テーブル21で構成される。さらに、補正処理回路は、シフトレジスタ22、ゲイン逆数器23、乗算器24,25,26、判別回路40および選択器41を有して構成されている。本発明の第一の演算回路は、乗算器26で構成される。また、本発明の第二の演算回路は、乗算回路24とシフトレジスタ22とで構成される。また、本発明の選択回路は、選択器41で構成される。
入力信号および出力信号に、それらの信号名とデータ幅を示す。例えば、ある信号をRa[7..0]と表したとき、該信号の名称がRaであることを示す。また、該信号の最下位ビットが0、最上位ビットが7であり、該信号のデータ幅が8ビットであることを示す。
低階調部補正テーブル20は、入力される画像データの取りうる階調の範囲のうち、低階調側である第1の範囲の補正を行うための第1の補正情報群を有する。また、高階調部補正テーブル21は、入力される画像データの取りうる階調の範囲のうち、高階調側である第2の範囲の補正を行うための第2の補正情報群を有する。なお、この第1の実施形態においては、入力される画像データの取りうる範囲を半分に分割し、8ビットの入力画像データのうち、0から127までを第1の範囲、128から255までを第2の範囲とする。
まず、この第1の実施形態における入力画像データRaは、8ビットで補正処理回路10に入力される。そして、乗算器25で、入力画像データRaにゲインが乗算される。低階調部補正テーブル20には、最上位1ビットを除いた7ビットのゲイン乗算後の入力画像データRgが入力され、第1の補正情報群を参照して11ビットの低階調部出力画像データRt1が出力されるように補正処理される。すなわち、7ビットのデジタル画像データを参照して、予め記憶された11ビットの補正されたデータが第一のメモリから読み出される。低階調部の入力画像データRgは、上位1ビットのデータが‘0’となる。そこで、メモリ量を削減するため、上位1ビットを除いて、低階調部補正テーブル20への入力データのデータ幅を7ビットで構成している。このようにすることで、画質の劣化を抑え、かつメモリの容量を小さくすることができる。
また、低階調部出力画像データRt1は11ビットであるが、12ビット相当の情報を有している。この第1の実施形態においては、12ビットのデータ幅で出力するように低階調部補正テーブル20を構成しても、低階調部の出力画像データRt1は、最上位1ビットのデータが‘0’となる。そこで、メモリ量を削減するため、最上位1ビットを除いて、テーブルデータ幅を10ビットで構成している。このような構成とすることにより、画質の劣化を抑え、メモリの容量を小さくすることができる。
そして、低階調部出力画像データRt1にゲインの逆数を乗算する。すなわち、第一のメモリから読み出された補正されたデータに基づき第一の演算回路でデータが算出される。その後、ゲインの逆数が乗算された低階調部出力画像データRt1が選択器41に入力される。
また、高階調部補正テーブル21には、最上位1ビットを除いた7ビットのゲイン乗算後の入力画像データRgが入力される。そして、第2の補正情報群が参照されて、7ビットの高階調部出力画像データRt2が出力されるように補正処理される。すなわち、7ビットのデジタル画像データを参照して、予め記憶された8ビットの演算用データが第二のメモリから読み出される。高階調部の入力画像データRgは、最上位1ビットのデータが‘1’である。そこで、メモリ量を削減するため、最上位1ビットを除いて、低階調部補正テーブル20への入力データのデータ幅を7ビットで構成している。このようにすることで、画質の劣化を抑え、かつメモリの容量を小さくすることができる。
そして、高階調部出力画像データRt2にゲインの逆数を乗算する。ゲインの逆数を乗算したデータは、更にシフトレジスタ22で12ビットとする処理をして、選択器41に入力する。すなわち、第二のメモリから読み出された演算用データに基づき第二の演算回路でデータを算出する。
また、ゲイン乗算後の入力画像データRgが低階調データまたは高階調データのいずれのデータであるかが判別回路40により判別され、その結果であるL_selが選択器41に入力される。
そして、選択器41において、入力画像データRgが低階調データである場合、低階調部の補正画像データが補正画像データRvとして出力される。このとき、低階調部の補正画像データは11ビットであるため、最上位ビットに"0"を加えて12ビットとして出力
する。他方、入力画像データRgが高階調データである場合、高階調部の補正画像データが補正画像データRyとして出力される。すなわち、入力された8ビットのデジタル画像データの値が、所定値以下ならば第一の演算回路で算出されたデータを出力し、入力された8ビットのデジタル画像データの値が、所定値より大ならば第二の演算回路で算出されたデータを出力する。なお、この第1の実施形態では、所定値は、入力画像データRgの最上位ビットを除いた下位7ビットの最大値であり、127である。このようにして、補正処理回路の出力Rvが生成され、電圧降下補正処理回路11へ出力される。
次に、上述した補正テーブルについて説明する。図3Aに、従来の蛍光体の飽和補正を行う補正テーブルに関する補正情報を示す。図3Bおよび図3Cに、この第一の実施形態の補正テーブルに関する補正情報を示す。なお、図3Aにおいては、8ビットの入力画像データを8ビットの出力画像データに補正処理する場合の補正情報を示す。また、括弧内の数字は、2進数表記を行った場合の値である。これに対して、この第1の実施形態においては、入力画像データの取りうる範囲のうちの第1の範囲の補正処理を低階調部補正テーブル20で行い、第1の範囲よりも高階調側の第2の範囲の補正処理を高階調部補正テーブル21で行う。
図3Bは、低階調部補正テーブル20が有する、補正テーブルに関する補正情報である。低階調部補正テーブル20は、入力画像データの取りうる範囲のうち第1の範囲(0から127まで)の補正を行うための第1の補正情報群を有し、補正処理後には11ビットの出力画像データが出力される。一方、高階調部補正テーブル21は、図3Cに示す補正テーブルに関する補正情報を有する。高階調部補正テーブル21は、入力画像データの取りうる範囲のうち第2の範囲(128から255まで)の補正を行うための第2の補正情報群を有する。
低階調部補正テーブル20のデータ量は、参照するデジタル画像データの数(128)と読み出される補正されたデータのデータ幅(11ビット)との積(1408)である。
また、高階調部補正テーブル21のデータ量は、参照するデジタル画像データの数(128)と読み出される演算用データのデータ幅(8ビット)との積(1024ビット)である。
従って、第1の実施形態において、メモリに記憶された補正されたデータのデータ量(1408ビット)と演算用データのデータ量(1024ビット)との和(2432ビット)は、2と、選択して出力される補正されたデータのビット幅(12ビット)と、の積(3072ビット)よりも小さい。
このような構成にすることで、画質の劣化を抑えつつ、メモリなどのハードウェアの規模を低減することが可能となる。
また、補正処理回路における補正テーブルは、入力される画像データの取りうる階調範囲のうちの第1の範囲に対応する第1の補正情報群と、この第1の範囲よりも高階調側に存する第2の範囲に対応する第2の補正情報群とを有する。そして、この第1の範囲に含まれる範囲であって、所定の幅を有する範囲に対応する補正情報の量よりも、第2の範囲に含まれる範囲であって、所定の幅と同じ幅を有する範囲に対応する補正情報の量が小さくなるように構成することによってもメモリ量を低減することができる。
所定の幅を有する範囲に対応する補正情報の量とは、「一つの入力データに応じて補正テーブルから出力されるデータのデータ幅に、所定の幅を有する範囲に含まれる画像データの値のうちの補正テーブルに入力可能な入力データ数を積算した値のこと」である。
低階調部補正テーブル20における補正情報の量は、一つの入力データに応じて補正テーブルから出力されるデータのビット幅(11ビット)と、所定の幅(128)を有する範囲に含まれる画像データの値のうちの補正テーブルに入力しうる入力データ数(27)との積算(1408ビット)である。
高階調部補正テーブル21における補正情報の量は、一つの入力データに応じて補正テーブルから出力されるデータのビット幅(8ビット)と、所定の範囲幅(128)を有する範囲に含まれる画像データの値のうちの補正テーブルに入力しうる入力データ数(27)との積算(1024ビット)である。
このように、低階調部補正テーブル20においては、第1の範囲に含まれる範囲であって、所定の範囲幅を有する範囲に対応する補正情報の量を減少させないことによって量子化誤差を低減することができる。他方、量子化誤差が見えにくい高階調部においては、所定の範囲幅を有する範囲に対応する補正情報の量を低階調部より少なくする。これにより、量子化誤差の少ない補正処理回路を、メモリなどのハードウェアの規模を大きくすることなく実現可能となる。
また、この第1の実施形態においては、GとBの蛍光体飽和補正テーブルについてもRと同様に、第1の範囲と第2の範囲とで別々に処理を行い、量子化誤差の少ない補正処理回路10を、メモリなどのハードウェアの規模を大きくしないで実現している。
そして、Rと同様に補正処理回路10の出力として、Gy、Byが生成され、電圧降下補正処理回路11へ出力される。なお、蛍光体の発光特性は、蛍光体の種類、電子ビームの密度、電子ビームの照射時間、フェースプレートとリアプレートの加速電圧などによって変化する。そのため、この第1の実施形態における補正処理回路で用いられた各種補正テーブルに記載の内容は、これらに限定するものではない。
(電圧降下補正処理回路)
次に、電圧降下補正処理回路11について説明する。図4に、この第1の実施形態による電圧降下補正処理回路11を示す。
図4に示すように、この電圧降下補正処理回路11は、補正データ算出手段31、ゲイン算出手段32、補正画像データの中から最大値を検出する最大値検出手段33、画像データに対応した補正データ算出手段からの補正されたデータが正しく加算されるように遅延を行う遅延回路34を有する。また、電圧降下補正処理回路11は、入力画像データRy、Gy、Byに、補正データ算出手段31からの出力データRy´,Gy´,By´を加算する加算器35a〜35c、補正データ算出手段31の補正されたデータが加算された画像データに、ゲイン算出手段32から出力されるゲインGdを乗算する乗算器36a〜36cも有する。
電圧降下補正の概要を簡単に説明する。まず、入力された画像データに対し、走査配線の配線抵抗による電圧降下量を計算する。次に、電圧降下の影響による放出電流の減少分を図5のVf−Ieのグラフから算出する(図6のSTEP1)。尚、従来公知であるため、補正データ算出手段31における詳細な補正データ算出方法の詳細な説明は省略する。そして、図6のSTEP2に示すように放出電流の減少分を、パルス幅を伸張することによって補う。
図6に、表面伝導型電子放出素子の電子放出特性を示す。図6の縦軸は電子放出素子から放出される電流、横軸はパルス幅(時間軸)を示す。この第一の実施形態では、電圧降下補正処理回路11において、所定の明るさとなるために必要な電荷量を、パルスを伸張することによって補う。そして、伸張分のパルス幅データが、補正データ算出手段31からの出力pwR、pwG、pwBとなる。
しかしながら、図6のSTEP2にも示すように、パルスを伸張することによって、1水平走査期間を超えてしまい、オーバーフローのデータが発生することがある。そこで、1フレームの補正データ加算後の画像データの最大値を最大値検出手段33で検出し、その画像データの最大値が1水平期間に収まるようなゲインGdをゲイン算出手段32により算出する。そして、ゲインGdを全ての画像データに乗算することによって、画像データのオーバーフローを防ぐことができる。また、ゲインGdは補正処理回路10へ転送されて、次のフレームの補正処理の演算に用いられる。
以上のステップにより、電圧降下補正処理回路11で、電圧降下補正後の画像データRc、Gc、Bcを出力し、データ配列変換部9へ転送される。
図1に示すデータ配列変換部9は、映像信号であるRc、Gc、Bcを表示パネルの画素配列にあわせて並べ換えをする機能を有する。データ配列変換部9にパラレルで入力された映像信号Rc、Gc、Bcは、画像データDataとしてシリアルでシフトレジスタ5へ出力される。詳細については記載しないが、タイミング発生回路4からのタイミング制御信号に基づいて動作する。
データ配列変換部9からの出力された画像データDataは、シフトレジスタ5により、シリアルなデータフォーマットから、変調配線ごとのパラレルな画像データID1〜IDNに変換される。そして、変換された画像データはラッチ回路6に出力される。ラッチ回路6においては、1水平期間が開始される直前にタイミング信号Dataloadにより、シフトレジスタ5からのデータをラッチする。ラッチ回路6の出力は、パラレルな画像データD1〜DNとして、パルス幅変調回路8に供給される。
変調手段としてのパルス幅変調回路8は、パルス幅変調(PWM)カウンタと、それぞれの変調配線ごとにコンパレータとスイッチ(図1においては、FET)とを備えたパルス幅変調回路(PWM回路)である。画像データD1〜DNと変調手段の出力パルス幅との関係は、リニアな関係にある。この第1の実施形態においては、パルス幅変調回路8に供給される入力データD1〜DNのビット幅を12ビットとする。
以上のような、この第1の実施形態による構成において、本発明者は、補正処理回路10を搭載して画像の表示を行った。その結果、低階調部の量子化誤差の発生を抑制することによって、画質、特にホワイトバランスについても、好適に画像を表示することができることが確認された。また、メモリなどのハードウェアの規模の増大を抑えることができた。さらに、動画表示時においても、好適な画像を表示可能であることが確認された。
(第2の実施形態)
次に、この発明の第2の実施形態による画像表示装置について説明する。この第2の実施形態における画像表示装置のハードウェアの構成を図7に示す。この第2の実施形態による表示装置においては、補正処理回路110の構成が第1の実施形態における表示装置と異なる。さらに、この補正処理回路110の「前段」に表示パネル1における電圧降下分を補正するための電圧降下補正処理回路11が組み込まれていることも、第1の実施形態における表示装置と異なる。その他の構成については、第1の実施形態における表示装置の構成と共通であるので、共通部分については説明を省略する。
この第2の実施形態における画像表示装置としては、デジタル画像データを参照して、予め記憶されたTビット(Tは2以上の整数)の補正されたデータが読み出される第一のメモリと、前記デジタル画像データを参照して、予め記憶されたUビット(Uは1以上でT−1以下の整数)の演算用データが読み出される第二のメモリと、前記読み出された演算用データに基づき補正されたデータを算出する演算回路と、前記デジタル画像データの値が、所定値以下ならば前記読み出された補正されたデータを出力し、前記デジタル画像データの値が、所定値より大ならば前記算出された補正されたデータを出力する選択回路と、を有するように構成される。
この第2の実施形態による補正処理回路110の構成を図8に示す。図8に示す補正処理回路110においては、説明の簡略化のために、Rの信号のみが記載されている。また、この第2の実施形態における補正処理回路110は、低階調部補正テーブル200、高階調部補正テーブル210、シフトレジスタ220、判別回路230および選択器231を有して構成される。本発明の第一のメモリは低階調部補正テーブル200で構成される。また、本発明の第2のメモリは高階調部補正テーブル210で構成される。また、本発明の演算回路はシフトレジスタ220で構成される。また、本発明の選択回路は選択器231で構成される。
第2の実施形態においては、入力画像データRcが10ビットで補正処理回路110に入力される。なお、第2の実施形態においては、入力される画像データの取りうる階調の範囲を半分に分割し、10ビットの入力画像データのうち、0から511までを第1の範囲、512から1023までを第2の範囲とする。
まず、低階調部補正テーブル200には、最上位1ビットを除いた9ビットの入力画像データRcが入力され、第1の補正情報群を参照して11ビットの低階調部出力画像データRt1が出力されるように補正処理される。すなわち、9ビットのデジタル画像データを参照して、予め記憶された11ビットの補正されたデータが第一のメモリから読み出される。
低階調部の入力画像データRcは、最上位1ビットのデータが‘0’である。そこで、メモリ量を削減するため、最上位1ビットを除いて、低階調部補正テーブル200への入力データのデータ幅を9ビットで構成している。このようにすることで、画質の劣化を抑え、かつメモリの容量を小さくすることができる。
尚、第1の実施形態と同様に、低階調部出力画像データRt1は11ビットであるが、12ビット相当の情報を有している。この第2の実施形態においては、仮に12ビットのデータ幅で出力するように低階調部補正テーブル200を構成しても、低階調部の出力画像データRt1は、最上位1ビットのデータが‘0’となる。そこで、メモリ量を削減す
るため、テーブルデータ幅を11ビットで構成している。このようにすることで、画質の劣化を抑え、かつメモリの容量を小さくすることができる。
そして、低階調部出力画像データRt1は選択器231に入力される。
また、高階調部補正テーブル210には、最上位1ビットを除いた9ビットの入力画像データRcが入力され、第2の補正情報群が参照されて、10ビットの高階調部出力画像データRt2が出力されるように補正処理される。すなわち、9ビットのデジタル画像データを参照して、予め記憶された10ビットの演算用データが第二のメモリから読み出される。また、高階調部出力画像データRt2については、シフトレジスタ220で12ビットとする処理をして、選択器231に入力される。すなわち、読み出された演算用データに基づき、補正されたデータを演算回路で算出する。
また、入力画像データRcが低階調データまたは高階調データのいずれのデータであるかが判別回路230により判別され、その結果であるL_selが選択器231に入力される。
そして、判別回路230において、入力画像データRcが低階調データである場合、低階調部の補正画像データが補正画像データRvとして出力される。このとき、低階調部の補正画像データは11ビットであるため、最上位ビットに"0"を加えて12ビットとして
出力する。他方、入力画像データRcが高階調データである場合、高階調部の補正画像データが補正画像データRvとして出力される。すなわち、入力された10ビットのデジタル画像データの値が、所定値以下ならば読み出された補正されたデータを出力し、入力された10ビットのデジタル画像データの値が、所定値より大ならば算出された補正されたデータを選択して出力する。なお、この第2の実施形態では、所定値は、入力画像データRcの最上位ビットを除いた下位9ビットの最大値であり、511である。このようにして、補正処理回路110の出力Rvが生成され、データ配列変換部9へ出力される。
次に、上述した補正テーブルについて説明する。図9Aに示すように、低階調部補正テーブル200には、補正テーブルに関する補正情報が内蔵されている。低階調部補正テーブル200は、入力画像データの取りうる範囲のうち第1の範囲(0から511まで)の補正を行うための第1の補正情報群を有し、補正処理後には11ビットの出力画像データが出力される。
一方、図9Bに示すように、高階調部補正テーブル210には、補正テーブルに関する補正情報が内蔵されている。また、高階調部補正テーブル210は、入力画像データの取りうる階調の範囲のうち第2の範囲(512から1023まで)の補正を行うための第2の補正情報群を有する。
この第2の実施形態において、低階調部補正テーブル200のデータ量は、参照するデジタル画像データの数(512)と読み出される補正されたデータのデータ幅(11ビット)との積(5632ビット)である。
また、高階調部補正テーブル210のデータ量は、参照するデジタル画像データの数(512)と読み出される演算用データのデータ幅(10ビット)との積(5120ビット)である。
従って、第1の実施形態において、メモリに記憶された補正されたデータのデータ量(5632ビット)と演算用データのデータ量(5120ビット)との和(10752ビット)は、210と、選択して出力される補正されたデータのビット幅(12ビット)と、の積(12288ビット)よりも小さい。
このようにメモリを構成にすることで、画質の劣化を抑えつつ、メモリなどのハードウェアの規模を低減することが可能となる。
また、この第2の実施形態においては、低階調部補正テーブル200における補正情報の量は、一つの入力データに応じて補正テーブルから出力されるデータのデータ幅(11ビット)と、所定の幅(512)を有する範囲に含まれる画像データの値のうちの補正テーブルに入力しうる入力データ数(29)との積算(5632ビット)である。
高階調部補正テーブル210における補正情報の量は、一つの入力データに応じて補正テーブルから出力されるデータのデータ幅(10ビット)と、所定の幅(512)を有する範囲に含まれる画像データの値のうちの補正テーブルに入力しうる入力データ数(2)との積算(5120ビット)である。
したがって、この第2の実施形態は、補正処理回路における補正テーブルが、入力される画像データの取りうる階調範囲のうちの第1の範囲に対応する第1の補正情報群と、この第1の範囲よりも高階調側に存する第2の範囲に対応する第2の補正情報群とを有する構成である。そして、この第1の範囲に含まれる範囲であって、所定の幅を有する範囲に対応する補正情報の量よりも、第2の範囲に含まれる範囲であって、所定の幅と同じ幅を有する範囲に対応する補正情報の量が小さい構成である。
このように、低階調部補正テーブル200においては、第1の範囲に含まれる範囲であって、所定の範囲幅を有する範囲に対応する補正情報の量を減少させないことによって量子化誤差を少なくする。
他方、量子化誤差が見えにくい高階調部においては、所定の範囲幅を有する範囲に対応する補正情報の量を低階調部より少なくする。これにより、量子化誤差の少ない補正処理回路を、メモリなどのハードウェアの規模を大きくすることなく実現可能となる。
本発明者は、この第2の実施形態による構成を採用して画像の表示を行った。その結果、第1の実施形態におけると同様に、低階調部の量子化誤差の発生を抑制することによって、画質、特に低階調部のホワイトバランスについても、好適に画像を表示することが確認された。また、さらにメモリなどのハードウェアの規模の増大を抑えることができた。さらに、動画表示時においても、好適に画像が表示できることが確認された。
(第3の実施形態)
次に、この発明の第3の実施形態による画像表示装置について説明する。この第3の実施形態においては、補正処理回路140の構成を除いて、第1の実施形態における表示装置の構成と同様であるので、共通部分については説明を省略する。
第3の実施形態による補正処理回路140の構成を図11に示す。なお、図11に示す補正処理回路140は、説明の簡略化のために、Rの信号のみが記載されている。
この第3の実施形態における画像表示装置としては、Mビット(Mは2以上の整数)のデジタル画像データのうち、下位のPビット(Pは1以上でM以下の整数)を参照して、予め記憶された補正されたデータが読み出される第一のメモリと、前記Mビットのデジタル画像データのうち、上位のRビット(Rは1以上でM−1以下の整数)を参照して、予め記憶された演算用データが読み出される第二のメモリと、前記読み出された演算用データに基づき補正されたデータを算出する演算回路と、前記Mビットのデジタル画像データ
の値が、所定値以下ならば前記読み出された補正されたデータを出力し、前記Mビットのデジタル画像データの値が、所定値より大ならば前記算出された補正されたデータを出力する選択回路と、を有するように構成される。
なお、PはMであってもよいが、メモリに記憶された補正されたデータのデータ量は、従来のメモリのデータ量と同じ或いはより大きくなる場合がある。この場合、メモリのデータ量が削減できない。しかしながら、画質の劣化を抑制することができ、また画質を向上することが可能である。
第3の実施形態による補正処理回路140は、低階調部補正テーブル400、第1の高階調部補正テーブル401、第2の高階調部補正テーブル402、補間回路410、ゲイン逆数器411、乗算器420,421、加算器422、選択器430および判別回路431を有して構成される。本発明の第一のメモリは低階調部補正テーブル400で構成される。また、本発明の第ニのメモリは第一の高階調部補正テーブル401と第二の高階調部補正テーブル402で構成される。また、本発明の演算回路は補間回路410で構成される。また、本発明の選択回路は選択器430で構成される。なお、第一の高階調部補正テーブル401と第二の高階調部補正テーブル402とが、1つのテーブルで構成されてもよい。
第3の実施形態においては、入力信号Rinが12ビットで補正処理回路140に入力される。なお、第3の実施形態においては、入力される画像データの取りうる階調の範囲を2つに分割し、12ビットの入力画像データのうち、0から511までを第1の範囲、512から4095までを第2の範囲とする。
この第3の実施形態による補正処理回路140による信号処理について以下に説明する。まず、低階調部補正テーブル400においては、12ビットのゲイン乗算後の入力画像データgRinのうちの、最上位3ビットを除いた下位9ビットが入力される。そして、低階調部補正テーブル400においては、第1の補正情報群を参照して10ビットの低階調部出力画像データLRが出力されるように補正処理される。すなわち、12ビットのデジタル画像データのうち、下位の9ビットを参照して、予め記憶された10ビットの補正されたデータを第一のメモリから読み出される。低階調部の入力画像データgRinは、最上位3ビットのデータが‘000’である。そこで、メモリ量を削減するため、最上位3ビットを除いて、低階調部補正テーブル400への入力データのデータ幅を9ビットで構成している。このようにすることで、画質の劣化を抑え、かつメモリの容量を小さくすることができる。
尚、第1の実施形態と同様に、低階調部出力画像データLRは10ビットであるが、12ビット相当の情報を有している。この第3の実施形態においては、12ビットのデータ幅で出力するように低階調部補正テーブル400を構成しても、低階調部の出力画像データLRは、最上位2ビットのデータが‘00’である。そこで、メモリ量を削減するため、最上位2ビットを除いて、テーブルデータ幅を10ビットで構成している。このようにすることで、画質の劣化を抑え、かつメモリの容量を小さくすることができる。
そして、低階調部出力画像データLRは、選択器430に入力される。
次に、第1の高階調部補正テーブル401には、最下位4ビットを除いた上位の8ビットのゲイン乗算後の入力画像データgRinが入力される。そして、入力画像データgRinは、第2の補正情報群を参照して12ビットの第1の高階調部出力画像データHRto1が出力されるように補正処理される。
さらに、第2の高階調部補正テーブル402には、最下位4ビットを除く上位8ビットのゲイン乗算後の入力画像データgRinに対して、加算器422で1を加算した信号が入力される。そして、入力画像データgRinは、第2の補正情報群を参照して12ビットの第2の高階調部出力画像データHRto2が出力されるように補正処理される。
すなわち、12ビットのデジタル画像データのうち、上位の8ビットを参照して、予め記憶された演算用データが第二のメモリから読み出される。
なお、第1の高階調部補正テーブルおよび第2の高階調部補正テーブル402に入力される画像データにおける第2の範囲は、32から255までとなる。ただし、ここでは回路の構成上、第1の高階調部補正テーブル401および第2の高階調部補正テーブル402は、0から255までの範囲に対応する第2の補正情報群が備えている。
補正処理した画像データHRto1、HRto2、および、ゲイン乗算後の入力画像データgRinの下位4ビットを補間回路410に入力して直線補間処理を行い、12ビットの高階調部補正画像データHRを出力する。すなわち、読み出された演算用データに基づき補正されたデータを演算回路で算出する。
そして高階調部出力画像データHRは、選択器430に入力される。
また、ゲイン乗算後の入力画像データgRinが低階調データまたは高階調データのいずれのデータであるかが判別回路431により判別され、その結果であるL_selが選択器430に入力される。
そして、選択器430において、ゲイン乗算後の入力画像データgRinが低階調データである場合、低階調部の補正画像データが補正画像データRselとして出力される。このとき、低階調部の補正画像データは10ビットであるため、最上位ビットに"00"を加えて12ビットとして出力する。他方、ゲイン乗算後の入力画像データgRinが高階調データである場合、高階調部の補正画像データが補正画像データRselとして出力される。すなわち、入力された12ビットのデジタル画像データの値が、所定値以下ならば読み出された補正されたデータを出力し、入力された12ビットのデジタル画像データの値が、所定値より大ならば算出された補正されたデータを出力する。なお、この第3の実施形態では、所定値は、511である。所定値は、低階調部補正テーブル200で参照されるデジタル画像データの最大値とすることで補正処理回路の構成をより簡単にすることも可能である。特に、低階調部補正テーブル200で参照するデジタル画像データのデータ幅は、入力されるデジタル画像データのデータ幅のすくなくとも上位1ビット以上を参照しないこととすることが好ましい。このような構成は、すくなくとも入力されるデジタル画像データの最上位ビットが、例えば、必ず"0"となるように構成することにより可能である。これにより、メモリの容量を一層少なくすることが可能となる。
また、所定値は、参照するデジタル画像データの最大値であることが好ましい。これにより、選択するための構成をより簡単にすることができる。
そして、乗算器420で、補正画像データRselにゲイン逆数器411から算出されたゲインGの逆数1/Gを乗算し、補正処理回路140の出力信号Routを出力する。この出力信号Routは、第1の実施形態におけると同様に、電圧降下補正処理回路11に供給される。
なお、本実施形態では、選択器430から出力された補正画像データに対して、ゲインの逆数を乗算した。しかし、低階調補正テーブルから読み出された補正されたデータと、
高階調部補正テーブルとから読み出され補間処理された演算データと、にゲインの逆数を乗算する構成とすることもできる。すなわち、第一のメモリから読み出された補正されたデータに基づきデータを第一の演算回路で算出し、第二のメモリから読み出された演算用データに基づきデータを第二の演算回路で算出する構成とする。
次に、上述した補正テーブルについて説明する。図12は、低階調部補正テーブル400が有する、補正テーブルに関する補正情報である。低階調部補正テーブル400には、図12に示す補正テーブルに関する補正情報が内蔵されている。この低階調部補正テーブル400は、入力画像データの取りうる範囲のうち第1の範囲(0から511まで)の補正を行うための第1の補正情報群を有し、補正処理後には10ビットの出力画像データが出力される。
一方、第1の高階調部補正テーブル401および第2の高階調部補正テーブル402は、図13に示す補正テーブルに関する補正情報を有する。また、第1の高階調部補正テーブル401および第2の高階調部補正テーブル402は、入力画像データの取りうる範囲のうち第2の範囲の補正を行うための第2の補正情報群を有する。
この第3の実施形態において、低階調部補正テーブル400のデータ量は、参照するデジタル画像データの数(512)と読み出される補正されたデータのデータ幅(10ビット)との積(5120ビット)である。
また、第1の高階調部補正テーブル401のデータ量は、参照するデジタル画像データの数(256)と読み出される演算用データのデータ幅(12ビット)との積(3072ビット)である。第2の高階調部補正テーブル402のデータ量も第1の高階調部補正テーブル402のものと同じである。従って、演算用データのデータ量は、第1の高階調部補正テーブル401と第2の高階調部補正テーブル402のそれぞれのデータ量の和(6144ビット)である。
第1の実施形態において、メモリに記憶された補正されたデータのデータ量(5120ビット)と演算用データのデータ量(6144ビット)との和(11264ビット)は、210と、選択して出力される補正されたデータのビット幅(12ビット)と、の積(12288ビット)よりも小さい。
このようにメモリを構成にすることで、画質の劣化を抑えつつ、メモリなどのハードウェアの規模を低減することが可能となる。
また、この第3の実施形態においては、低階調部補正テーブル400における補正情報の量は、一つの入力データに応じて補正テーブルから出力されるデータのデータ幅(10ビット)と、所定の幅(512)を有する範囲に含まれる画像データの値のうちの補正テーブルに入力しうる入力データ数(29)との積算である。
また、低階調部補正テーブル400における所定の幅(512)は、入力画像データの取りうる範囲(4096)のうちの8分の1に相当する。したがって、低階調補正テーブルにおける所定の幅と同じ幅となる高階調部補正テーブルの所定の幅は、8ビットの入力画像データの取りうる範囲(256)のうちの8分の1に相当する、32となる。
従って、第一の高階調部補正テーブル401または第二の高階調部補正テーブル402における補正情報の量は、一つの入力データに応じて補正テーブルから出力されるデータのデータ幅(10ビット)と、所定の幅(32)を有する範囲に含まれる画像データの値のうちの補正テーブルに入力しうる入力データ数(2)との積算(320ビット)であ
る。
したがって、この第3の実施形態は、補正処理回路における補正テーブルが、入力される画像データの取りうる階調範囲のうちの第1の範囲に対応する第1の補正情報群と、この第1の範囲よりも高階調側に存する第2の範囲に対応する第2の補正情報群とを有する構成である。そして、この第1の範囲に含まれる範囲であって、所定の幅を有する範囲に対応する補正情報の量よりも、第2の範囲に含まれる範囲であって、所定の幅と同じ幅を有する範囲に対応する補正情報の量が小さい構成である。
このように、低階調部補正テーブル400においては、第1の範囲に含まれる範囲であって、所定の幅を有する範囲に対応する補正情報の量を減少させないことによって量子化誤差を少なくする。
他方、量子化誤差が見えにくい高階調部においては、所定の幅に対し、一定の間隔ごとに補正画像データを有し、さらに間の補正画像データを補間計算で算出することで、メモリの使用量を少なくする。これにより、量子化誤差の少ない補正処理回路を、メモリなどのハードウェアの規模を大きくすることなく実現可能となる。
本発明者は、この第3の実施形態による補正処理回路140を画像表示装置に搭載して画像の表示を行った。その結果、第1の実施形態におけると同様に、低階調部の量子化誤差の発生を抑制することによって、画質、特に、ホワイトバランスについても、好適に画像を表示可能であることが確認された。また、メモリなどのハードウェアの規模の増大を抑えることができた。さらに、動画表示時においても、好適に画像を表示可能であることが確認された。
なお、この第3の実施形態においては、高階調部の入力信号の補正を、第1の高階調部補正テーブル401と第2の高階調部補正テーブル402の2つの補正テーブルを用いて行っているが、高階調側の補正を倍速で行うようにして、1つの高階調部補正テーブルを用いるようにしてもよい。
1つの高階調部補正テーブルを用いて線型補間を行う構成の一例を図14に示す。図中の、501は高階調部補正テーブル、502は第1の選択器、510は補間回路、511は第3の選択器、512は第2の選択器、513は第1の遅延回路、514は第2の遅延回路を示す。
図14に示す構成の補正処理回路の高階調側の補正について説明する。
まず、高階調部の補正テーブル側に入力される信号を、低階調部の補正テーブル側に入力される信号の倍のスピードでサンプリングする。
次に、ゲイン乗算後の入力画像信号gRinの下位4ビットを除く、上位8ビットの信号を、高階調部補正テーブル501に入力する。さらに、この上位8ビットの信号に1を加算した信号を、第2の選択器512を用いて時間をずらして、高階調部補正テーブル501に入力する。
高階調部補正テーブル501においては、第2の補正情報群を参照して12ビットの画像データが出力されるように補正処理される。そして、第3の選択器511を用いて、先に出力された画像データを遅延回路514を用いて遅延させて補間回路510へ入力し、後に出力された画像データを遅延しないで補間回路510に入力する。
そして、ゲイン乗算後の入力画像データgRinの下位4ビットとあわせて補間計算を行う。このような構成にすることで、図11に示す構成と同様に補正画像データHRを算出することができる。
なお、図14の構成においては、図中の破線で囲んだブロックを低階調部の動作スピードの倍のスピードで動作させる。
(第4の実施形態)
次に、上述した画像表示装置を用いた映像受信表示装置の一例について説明する。図10に、この第4の実施形態による映像受信表示装置の構成を示す。
図10に示すように、この第3の実施形態による映像受信表示装置は、映像情報受信装置301、画像信号生成回路302、および本発明を適用可能な画像表示装置303を有して構成されている。
まず、映像情報受信装置301において選局して受信された映像情報は、画像信号生成回路302に供給され、画像信号が生成される。ここで、この映像情報受信装置301としては、例えば、無線放送、有線放送、インターネットを介して映像放送などを選局して受信可能なチューナーなどの受信機を挙げることができる。
また、映像情報受信装置301に音響装置などを接続して、さらに画像信号生成回路302および表示装置303を含めることにより、テレビジョン装置などを構成することが可能となる。
また、画像信号生成回路302においては、映像情報から画像表示装置303のそれぞれの画素に対応した画像信号が生成されて、画像表示装置303に供給される。そして、入力された画像信号に基づいた画像が、画像表示装置303に表示される。
以上、この発明の実施形態について具体的に説明したが、この発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。例えば、上述の実施形態において挙げた数値はあくまでも例に過ぎず、必要に応じてこれと異なる数値を用いてもよい。
また、例えば、上述の実施形態においては、補正処理回路10,110および140として、蛍光体の飽和特性を補正する回路を採用しているが、必ずしもこのような回路に限定されるものではなく、例えば、γ補正回路を採用することも可能である。
また、例えば、上述の実施形態においては、第1の補正情報群が低階調側補正テーブルを有し、第2の補正情報群が高階調側補正テーブルを有するように構成していたが、1つの補正テーブルが、第1の補正情報群と第2の補正情報群とを有する構成としてもよい。すなわち、第一のメモリと第二のメモリが、1つのメモリで構成されてもよい。
この発明の第1の実施形態による補正処理回路を内蔵した画像表示装置を示すブロック図である。 この発明の第1の実施形態による補正処理回路を示すブロック図である。 この発明の第1の実施形態による補正処理回路に搭載された補正テーブルを示すグラフである。 第1の実施形態における補正処理回路に搭載されている電圧降下補正処理回路を示すブロック図である。 この発明に適用できる表面伝導型電子放出素子の特性を示すグラフである。 電圧降下補正法における補正法を説明するための略線図である。 この発明の第2の実施形態の補正処理回路を内蔵した画像表示装置を示すブロック図である。 この発明の第2の実施形態による補正処理回路を示すブロック図である。 この発明の第2の実施形態による補正処理回路に搭載される補正テーブルを示す図である。 この発明の第3の実施形態による映像受信表示装置を示すブロック図である。 この発明の第3の実施形態による補正処理回路を内蔵した画像表示装置を示すブロック図である。 この発明の第3の実施形態による補正処理回路に搭載された低階調部補正テーブルを示す図である。 この発明の第3の実施形態による補正処理回路に搭載された高階調部補正テーブルを示す図である。 この発明の第3の実施形態による補正処理回路を内蔵した画像表示装置を示すブロック図である。
符号の説明
1 表示パネル
2,2´ 走査回路
3 同期信号分離回路
4 タイミング発生回路
5,22,220 シフトレジスタ
6 ラッチ回路
7 変換回路
8 パルス幅変調回路
9 データ配列変換部
10,110,140 補正処理回路
11 電圧降下補正処理回路
17 逆γ処理部
20,200,400 低階調部補正テーブル
21,210 高階調部補正テーブル
23 ゲイン逆数器
24,25,26 乗算器
31 補正データ算出手段
32 ゲイン算出手段
33 最大値検出手段
34 遅延回路
35a〜35c 加算器
36a〜36c 乗算器
40,230,431 判別回路
41,231,430 選択器
301 映像情報受信装置
302 画像信号生成回路
303 表示装置
401 第1の高階調部補正テーブル
402 第2の高階調部補正テーブル
410 補間回路
411 ゲイン逆数器
420,421 乗算器
422 加算器
501 高階調部補正テーブル
510 補間回路
511、512 選択器1、2
513、514 遅延回路
540 補正処理回路

Claims (16)

  1. Mビット(Mは2以上の整数)のデジタル画像データのうち、下位のPビット(Pは1以上でM以下の整数)を参照して、予め補正されたデータが記憶されたメモリから補正されたデータを読み出す工程と、
    前記Mビットのデジタル画像データのうち、上位のRビット(Rは1以上でM−1以下の整数)を参照して、予め演算用データが記憶されたメモリから演算用データを読み出し、該読み出された演算用データに基づき補正されたデータを算出する工程と、
    前記Mビットのデジタル画像データの値が、所定値以下ならば前記読み出された補正されたデータを出力し、前記Mビットのデジタル画像データの値が、所定値より大ならば前記算出された補正されたデータを出力する工程と、
    を有する画像処理方法。
  2. 前記下位のPビットは、PがM−1以下である請求項1記載の画像処理方法。
  3. 前記所定値は、Pビットのデジタル画像データの最大値である請求項2記載の画像処理方法。
  4. 前記メモリに記憶された補正されたデータのデータ量と、前記演算用データのデータ量との和が、2と前記出力される補正されたデータのビット幅との積よりも小さい請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像処理方法。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の前記画像処理方法により出力された補正されたデータをもとに、画像を表示する表示器を有する画像表示装置。
  6. 請求項5記載の画像表示装置と、
    映像信号を選局して受信する受信部と、
    上記選局して受信される映像信号を画像として表示するための画像信号を生成可能な回路と、
    を有する映像受信表示装置。
  7. Mビット(Mは2以上の整数)のデジタル画像データのうち、下位のPビット(Pは1以上でM以下の整数)を参照して、予め補正されたデータが記憶されたメモリから補正されたデータを読み出し、該読み出された補正されたデータに基づきデータを算出する第1工程と、
    前記Mビットのデジタル画像データのうち、上位のRビット(Rは1以上でM−1以下の整数)を参照して、予め演算用データが記憶されたメモリから演算用データを読み出し、該読み出された演算用データに基づきデータを算出する第2工程と、
    前記Mビットのデジタル画像データの値が、所定値以下ならば前記第1工程で得たデータを出力し、前記Mビットのデジタル画像データの値が、所定値より大ならば前記第2工程で得たデータを出力する工程と、
    を有する画像処理方法。
  8. デジタル画像データを参照して、予め補正されたデータが記憶されたメモリからTビット(Tは2以上の整数)の補正されたデータを読み出す工程と、
    前記デジタル画像データを参照して、予め演算用データが記憶されたメモリからUビット(Uは1以上でT−1以下の整数)の演算用データを読み出し、該読み出された演算用データに基づき補正されたデータを算出する工程と、
    前記デジタル画像データの値が、所定値以下ならば前記読み出された補正されたデータを出力し、前記デジタル画像データの値が、所定値より大ならば前記算出された補正され
    たデータを出力する工程と、
    を有する画像処理方法。
  9. 前記デジタル画像データをMビットとすると、前記メモリに記憶された補正されたデータのデータ量と、前記演算用データのデータ量との和が、2とTとの積よりも小さい請求項8記載の画像処理方法。
  10. 請求項8または9に記載の画像処理方法により出力された補正されたデータをもとに、画像を表示する表示器を有する画像表示装置。
  11. 請求項10記載の画像表示装置と、
    映像信号を選局して受信する受信部と、
    上記選局して受信される映像信号を画像として表示するための画像信号を生成可能な回路と、
    を有する映像受信表示装置。
  12. デジタル画像データを参照して、予め補正されたデータが記憶されたメモリからTビット(Tは2以上の整数)の補正されたデータを読み出し、該読み出された補正されたデータに基づきデータを算出する第1工程と、
    前記デジタル画像データを参照して、予め演算用データが記憶されたメモリからUビット(Uは1以上でT−1以下の整数)の演算用データを読み出し、該読み出された演算用データに基づきデータを算出する第2工程と、
    前記デジタル画像データの値が、所定値以下ならば前記第1工程で得たデータを出力し、前記デジタル画像データの値が、所定値より大ならば前記第2工程で得たデータを出力する工程と、
    を有する画像処理方法。
  13. Mビット(Mは2以上の整数)のデジタル画像データのうち、下位のPビット(Pは1以上でM以下の整数)を参照して、予め記憶された補正されたデータが読み出される第一のメモリと、
    前記Mビットのデジタル画像データのうち、上位のRビット(Rは1以上でM−1以下の整数)を参照して、予め記憶された演算用データが読み出される第二のメモリと、
    前記読み出された演算用データに基づき補正されたデータを算出する演算回路と、
    前記Mビットのデジタル画像データの値が、所定値以下ならば前記読み出された補正されたデータを出力し、前記Mビットのデジタル画像データの値が、所定値より大ならば前記算出された補正されたデータを出力する選択回路と、
    を有する画像処理装置。
  14. Mビット(Mは2以上の整数)のデジタル画像データのうち、下位のPビット(Pは1以上でM以下の整数)を参照して、予め記憶された補正されたデータが読み出される第一のメモリと、
    前記第一のメモリから読み出された補正されたデータに基づきデータを算出する第一の演算回路と、
    前記Mビットのデジタル画像データのうち、上位のRビット(Rは1以上でM−1以下の整数)を参照して、予め記憶された演算用データが読み出される第二のメモリと、
    前記第二のメモリから読み出された演算用データに基づきデータを算出する第二の演算回路と、
    前記Mビットのデジタル画像データの値が、所定値以下ならば前記第一の演算回路で算出されるデータを出力し、前記Mビットのデジタル画像データの値が、所定値より大ならば前記第二の演算回路で算出されるデータを出力する選択回路と、
    を有する画像処理装置。
  15. デジタル画像データを参照して、予め記憶されたTビット(Tは2以上の整数)の補正されたデータが読み出される第一のメモリと、
    前記デジタル画像データを参照して、予め記憶されたUビット(Uは1以上でT−1以下の整数)の演算用データが読み出される第二のメモリと、
    前記読み出された演算用データに基づき補正されたデータを算出する演算回路と、
    前記デジタル画像データの値が、所定値以下ならば前記読み出された補正されたデータを出力し、前記デジタル画像データの値が、所定値より大ならば前記算出された補正されたデータを出力する選択回路と、
    を有する画像処理装置。
  16. デジタル画像データを参照して、予め記憶されたTビット(Tは2以上の整数)の補正されたデータが読み出される第一のメモリと、
    前記第一のメモリから読み出された補正されたデータに基づきデータを算出する第一の演算回路と、
    前記デジタル画像データを参照して、予め記憶されたUビット(Uは1以上でT−1以下の整数)の演算用データが読み出される第二のメモリと、
    前記第二のメモリから読み出された演算用データに基づきデータを算出する第二の演算回路と、
    前記デジタル画像データの値が、所定値以下ならば前記第一の演算回路で算出されたデータを出力し、前記デジタル画像データの値が、所定値より大ならば前記第二の演算回路で算出されたデータを出力する選択回路と、
    を有する画像処理装置。
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