JP2006259227A - 作像装置、および画像形成装置 - Google Patents

作像装置、および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】重量が増大してコスト高となることなく、また複雑な調整機構を用いずに、狭い現像ギャップを精度よく確保することができる作像装置を提供する。
【解決手段】像担持体14とそれにトナーを付着してその像担持体上の潜像を可視像化する現像ローラ(現像剤担持体)49とを有する作像ステーション10を、例えばイエロ、マゼンタ、シアン、ブラック別に複数備え、それら各作像ステーションで、像担持体と現像ローラとを1つの位置決め部材66で位置決めし、各作像ステーションの位置決め部材をプリンタ本体(画像形成装置本体)Aの共通の本体側板63に取り付ける。そのような作像装置において、作像ステーションのいくつかで、位置決め部材66と本体側板63との間に調整部材77を介在する。
【選択図】 図3

Description

この発明は、カラー複写機、カラープリンタ、カラーファクシミリ、またはそれらの複合機などの画像形成装置に関する。特にそのうち、像担持体上に潜像を形成し、その潜像を現像装置でトナーを付着して可視像化し、その可視像化して形成したトナー画像を転写して、用紙・OHPフィルム等の記録媒体に画像を記録する電子写真式の画像形成装置に関する。および、そのような画像形成装置において、像担持体上に、帯電、書込み、現像を行い、画像を形成する作像装置に関する。
従来、カラー画像形成装置の中には、複数の作像ステーションを並べて備え、それらの各作像ステーションでそれぞれ異なる単色画像を形成し、それらの単色画像を、搬送する記録媒体に順次直接転写して記録媒体上に合成カラー画像を形成し、またはいったん中間転写体に転写して合成カラー画像を形成してから記録媒体に一括転写して、記録媒体上に合成カラー画像を形成するものがあった。
この種のカラー画像形成装置の各作像ステーションでは、例えばドラム状の像担持体まわりに、帯電装置、現像装置、クリーニング装置、除電装置などを備える。そして、像担持体の回転とともに、その表面を帯電装置で帯電し、書込み装置で書込みを行って静電潜像を形成し、現像装置でトナーを付着してその静電潜像を可視像化し、像担持体上にトナー画像を形成していた。現像装置は、例えばトナーとキャリアとからなる二成分現像剤を収納し、その現像剤を、現像剤担持体である現像ローラで担持してトナーを像担持体に付着することにより現像を行っていた。
このような画像形成装置において、像担持体と現像ローラ間の距離、すなわち現像ギャップは、画像濃度に影響したり、キャリア付着画像やトナー飛散などの発生を左右したりする重要な特性値であり、従来から現像ギャップの管理には大変な注意を払っていた。特に、カラー複写機にあっては、現像ギャップを可能な限り狭く設定することで画質を向上できることが確認されており、画質向上の要請からこれまで以上に現像ギャップを狭く設定することが求められており、それにともない現像ギャップ公差も今まで以上に厳しくしなければならなくなってきている。
このため、従来の画像形成装置の中には、各作像ステーションで、像担持体と現像剤担持体とを1つの位置決め部材で位置決めし、各作像ステーションの位置決め部材を共通の本体側板に取り付けるようにしたものがある。これにより、寸法公差の積み上げを最小とし、精度を確保していた。
ところが、このような構成とすると、個々の作像ステーションでは、位置決め部材を用いることで、寸法公差の積み上げをなくすことができるものの、各作像ステーション間では、現像ギャップを均一に維持することが難しい不具合があった。これは、各作像ステーションの位置決め部材を共通の本体側板に取り付けるが、その本体側板の平面度を維持することが難しく、ある作像ステーションでは位置決め部材の姿勢が変化して現像ギャップが変動するからである。
このような不具合を解消すべく、本体側板の強度をアップすることが考えられる。また、像担持体と現像ローラとの間を調整式にして、現像ギャップ精度を確保することも考えられる。
特開2002‐132045号公報 特開2002‐287489号公報
しかしながら、本体側板は、画像形成装置本体を構成する部品であり、部品重量比率が非常に高く、板厚UP等を実施すると画像形成装置全体の重量が増大し、側板だけではなくその側板を支えるベースまでも強度UPを行わなければならなくなる。よって、本体側板の強度を上げると、画像形成装置全体の重量が増大するとともに、コスト高となってしまう。
また、調整式とすると、その調整機構が複雑になるばかりか、像担持体や現像剤担持体を脱着してもなお現像ギャップ精度を確保し、ユーザ操作性を確保することは、非常に困難であった。
そこで、この発明の第1の目的は、重量が増大してコスト高となることなく、また複雑な調整機構を用いずに、狭い現像ギャップを精度よく確保することができる作像装置を提供することにある。
この発明の第2の目的は、簡単な構成で、重量が増大してコスト高となることなく、また複雑な調整機構を用いずに、狭い現像ギャップを精度よく確保することにある。
この発明の第3の目的は、重量が増大してコスト高となることなく、また簡単な調整で、複雑な調整機構を用いずに、狭い現像ギャップを精度よく確保することができる作像装置を提供することにある。
ところで、作像装置では、ユーザ操作性向上の観点から、像担持体や現像装置などを容易に脱着できる構成とすることが好ましく、かつ狭い現像ギャップを精度よく確保することができる画像形成装置をつくり出す必要があった。
そこで、この発明の第4の目的は、像担持体の脱着を容易としてメンテナンス操作性に優れ、重量が増大してコスト高となることなく、また複雑な調整機構を用いずに、狭い現像ギャップを精度よく確保することができる作像装置を提供することにある。
この発明の第5の目的は、上述のような目的を有する作像装置を備えた画像形成装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、上述した第1の目的を達成すべく、潜像を形成する感光体のような像担持体とそれにトナーを付着してその像担持体上の潜像を可視像化する現像ローラ等の現像剤担持体とを有する作像ステーションを、例えばイエロ、マゼンタ、シアン、ブラックの別に複数備え、それら各作像ステーションで、前記像担持体と前記現像剤担持体とを1つの位置決め部材で位置決めし、前記各作像ステーションの前記位置決め部材を画像形成装置本体の共通の本体側板に取り付ける作像装置において、前記作像ステーションのいくつかで、前記位置決め部材と前記本体側板との間に調整部材を介在するものである。
そして、本体側板の平面度が損なわれて位置決め部材の姿勢が変化している作像ステーションにおいて、位置決め部材と本体側板との間に調整部材を介在することにより位置決め部材の姿勢を矯正する。
請求項2に記載の発明は、上述した第2の目的を達成すべく、請求項1に記載の作像装置において、前記調整部材として、前記位置決め部材と前記本体側板との間で挟む板状の調整部材を使用するものである。
そして、位置決め部材の姿勢が変化している作像ステーションにおいて、位置決め部材と本体側板との間に板状の調整部材をスペーサとして挟み込んで、位置決め部材の姿勢を矯正する。
請求項3に記載の発明は、上述した第3の目的を達成すべく、請求項1に記載の作像装置において、前記調整部材として、前記位置決め部材に対して例えばねじにより出し入れ自在に取り付ける調整部材を使用するものである。
そして、位置決め部材の姿勢が変化している作像ステーションにおいて、位置決め部材に対して出し入れして調整部材の突出量を調節し、位置決め部材と本体側板との間にその調整部材の突出部分を介在することにより位置決め部材の姿勢を矯正する。
請求項4に記載の発明は、上述した第4の目的を達成すべく、請求項1ないし3のいずれか1に記載の作像装置において、前記各作像ステーションで、前記位置決め部材で駆動軸を回転自在に支持し、その駆動軸にジョイント部材を一体に回転可能に備える一方、ドラム状の前記像担持体の一端にフランジ部材を固定し、前記駆動軸の軸方向に前記像担持体を取り付けたとき前記ジョイント部材を前記フランジ部材に係合して前記駆動軸の回転を前記像担持体に伝達可能とするものである。
そして、像担持体を取り付けるときは、駆動軸の軸方向に挿入して像担持体のフランジ部材を駆動軸のジョイント部材に係合して駆動軸の回転を像担持体に伝達可能とする。像担持体を取り出すときは、駆動軸の軸方向に引き出し、像担持体のフランジ部材と駆動軸のジョイント部材との係合を外す。
請求項5に記載の発明は、上述した第4の目的を達成すべく、請求項1ないし4のいずれか1に記載の作像装置において、前記各作像ステーションで、前記像担持体と、少なくともその表面を帯電する帯電装置とを一体化して一括して着脱自在に備える像担持体ユニットを構成するものである。
そして、例えば像担持体の交換時や帯電装置の清掃時には、複写機本体等の画像形成装置本体に対して像担持体ユニットごと一括して着脱する。
請求項6に記載の発明は、上述した第5の目的を達成すべく、請求項1ないし5のいずれか1に記載の作像装置を備えることを特徴とする、カラーの複写機、プリンタ、ファクシミリ、またはそれらの複合機などの画像形成装置である。
請求項1に記載の発明によれば、本体側板の平面度が損なわれて位置決め部材の姿勢が変化している作像ステーションにおいて、位置決め部材と本体側板との間に調整部材を介在することにより位置決め部材の姿勢を矯正するので、調整部材を設けるだけで、重量が増大してコスト高となることなく、また調整機構を必要とせず、狭い現像ギャップを精度よく確保することができる作像装置を提供することができる。
請求項2に記載の発明によれば、位置決め部材の姿勢が変化している作像ステーションにおいて、位置決め部材と本体側板との間に板状の調整部材をスペーサとして挟み込んで、位置決め部材の姿勢を矯正するので、板状の調整部材を挟むだけの簡単な構成で、しかも調整部材を設けるだけで、重量が増大してコスト高となることなく、また調整機構を必要とせず、狭い現像ギャップを精度よく確保することができる。
請求項3に記載の発明によれば、位置決め部材の姿勢が変化している作像ステーションにおいて、位置決め部材に対して出し入れして調整部材の突出量を調節し、位置決め部材と本体側板との間にその調整部材の突出部分を介在することにより位置決め部材の姿勢を矯正するので、調整部材を設けるだけで、重量が増大してコスト高となることなく、また調整部材の突出量を調節するだけでの簡単な調整で、複雑な調整機構を用いずに、狭い現像ギャップを精度よく確保することができる作像装置を提供することができる。
請求項4に記載の発明によれば、像担持体を取り付けるときは、駆動軸の軸方向に挿入して像担持体のフランジ部材を駆動軸のジョイント部材に係合して駆動軸の回転を像担持体に伝達可能とし、取り出すときは、駆動軸の軸方向に引き出し、像担持体のフランジ部材と駆動軸のジョイント部材との係合を外すので、像担持体の脱着を容易としてメンテナンス操作性に優れ、かつ重量が増大してコスト高となることなく、また複雑な調整機構を用いずに、狭い現像ギャップを精度よく確保することができる作像装置を提供することができる。
請求項5に記載の発明によれば、例えば像担持体の交換時や帯電装置の清掃時には、複写機本体等の画像形成装置本体に対して像担持体ユニットごと一括して着脱するので、像担持体の脱着を容易としてメンテナンス操作性に優れ、かつ重量が増大してコスト高となることなく、また複雑な調整機構を用いずに、狭い現像ギャップを精度よく確保することができる作像装置を提供することができる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項1ないし5のいずれか1に記載の作像装置を備えるので、上述した効果を有する作像装置を備えたカラー複写機等の画像形成装置を提供することができる。
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の最良形態につき説明する。
図1には、画像形成装置の一例であるカラープリンタにおける全体概略構成を示す。
図中符号Aは、画像形成装置本体であるプリンタ本体である。このプリンタ本体A内には、右下から左上へと斜めに、記録媒体搬送路である用紙搬送路Pを設ける。用紙搬送路Pは、出口側に例えばその反転搬送路P1を、入口側に自動給紙路P2と手差し給紙路P3を有する。
用紙搬送路P上には、作像装置を設ける。作像装置は、用紙搬送路Pに沿って右下から左上へと、イエロ・マゼンタ・シアン・ブラックの4つの作像ステーション10Y・10M・10C・10Bを順に並べてタンデム型に配置する。各作像ステーション10は、像担持体ユニット12Y・12M・12C・12Bと現像ユニット(現像装置)13Y・13M・13C・13Bとで構成し、各々プリンタ本体Aに対して着脱自在とする。各像担持体ユニットには、それぞれドラム状の像担持体14Y・14M・14C・14Bを備える。
そのような4つの作像ステーション10Y・10M・10C・10B上には、4色共通の書込みユニット16を斜めに設ける。
他方、作像ステーション10Y・10M・10C・10Bの下には、用紙搬送路Pを挟んで、無端ベルト状の用紙担持体18を張り渡す。用紙担持体18は、図示例では、6つの支持ローラ19に掛け回し、像担持体14Y・14M・14C・14Bに接触して一部を用紙搬送路Pに沿って斜めフラットに設け、不図示の駆動装置により図中反時計まわりに回転走行可能とする。
用紙担持体18の内側には、各像担持体14Y・14M・14C・14Bごとに対応して、それぞれ転写ブラシ21Y・21M・21C・21Bを配置する。図示例では、転写ブラシであるが、転写ローラでも、非接触のチャージャとしてもよい。
用紙搬送路Pに沿って、そのような用紙担持体18の上流位置には一対のレジストローラ23を、また下流位置には定着装置24を設ける。定着装置24は、無端ベルトである定着ベルト25に加圧ローラ26を押し当て、出口に一対の排出ローラ27を備えて構成する。
定着装置24の下流位置には、用紙搬送路Pを分岐して一方に反転排出路P1を形成し、その先に、プリンタ本体A上の排紙スタック部30へと用紙を排出する一対の排出ローラ31を設ける。
一方、用紙担持体18の下には、記録媒体収納部を構成する給紙カセット34を上下2段に備える。給紙カセット34には、各々サイズの異なる用紙を積載して収納する。そして、各々その用紙を一枚ずつ分離して給紙する給紙部35を設ける。給紙部35の図中右側には、給紙部35から給紙する用紙を、一対のレジストローラ23へと導く用紙搬送路Pの自動給紙路P2を備える。
また、プリンタ本体Aの図中右側には、手差し部を設け、そこに開閉自在に手差し用トレイ36を取り付ける。手差し部には、手差し用トレイ36上の用紙を一枚ずつ分離して給紙する給紙部37を設け、その給紙部37から給紙した用紙を一対のレジストローラ23へと導く用紙搬送路Pの手差し給紙路P3を備える。
さて、いま、このカラープリンタを用いて用紙に画像を記録するときは、例えばホストからの信号に基づき給紙部35を選択的に駆動し、1の給紙カセット34内の用紙を一枚ずつ分離して繰り出し、自動給紙路P2に入れて一対のレジストローラ23に突き当てて止める。または、手差し給紙部37を駆動し、手差し用トレイ36上の用紙を一枚ずつ分離して繰り出し、手差し給紙路P3に入れて一対のレジストローラ23に突き当てて止める。
一方、各作像ステーション10Y・10M・10C・10Bでは、個々の像担持体14M・14C・14Y・14Kを回転して各像担持体上にそれぞれイエロ、マゼンタ、シアン、ブラックの単色トナー画像を形成する。同時に、不図示の駆動モータで支持ローラ19の1つを回転駆動して他の支持ローラ19を従動回転し、用紙担持体18を回転搬送する。
そして、像担持体の回転にタイミングを合わせて一対のレジストローラ23を回転し、用紙を用紙搬送路Pを通して、作像ステーション10Y・10M・10C・10Bと用紙担持体18との間に送り込み、用紙担持体18の回転走行により用紙を搬送する。その搬送とともに、個々の像担持体14Y・14M・14C・14B上の単色トナー画像を転写ブラシ21Y・21M・21C・21Bで順次転写し、該用紙上に合成フルカラー画像を記録する。
画像転写後の用紙は、定着装置24へと送り込み、転写画像を定着して後、一対の排出ローラ27で排出する。そして、フェイスアップ状態で排出するときは、そのまま用紙搬送路Pをストレートに通し、プリンタ本体A外に排出する。フェイスダウン状態で排出するときは、不図示の切換爪で切り換えて反転排出路P1へと導き、一対の排出ローラ31で排出して排紙スタック部30上に頁順にスタックする。
次に、以上のプリンタ本体Aに備える作像ステーション10Y・10M・10C・10Bについて、以下詳述する。作像ステーション10Y・10M・10C・10Bの構成は、各色共通で、図2には、その1つの作像ステーション10の概略構成を示す。
個々の作像ステーション10の各像担持体ユニット12(12Y・12M・12C・12B)では、図2に示すように、ドラム状の像担持体14(14Y・14M・14C・14B)のまわりに、帯電装置40、クリーニング装置41を備える。
帯電装置40は、像担持体14に近接してローラ状の帯電部材42を配置し、その帯電部材42と像担持体14との間に帯電バイアスを印加することにより像担持体14を帯電する。図示例では、帯電部材42は、ローラ状であるが、公知の非接触のチャージャとしてもよい。
クリーニング装置41は、ユニットケース43内に、ファーブラシ44を、外周を像担持体14に接触して回転自在に備えるとともに、例えばポリウレタンゴム製のクリーニングブレード45を、先端を像担持体14に押し当てて備える。
そして、ファーブラシ44を像担持体14に対してカウンタ方向に回転し、画像転写後に像担持体14上に残留する転写残トナーを除去する。その後、クリーニングブレード45で、なお像担持体14上に残留するトナーを掻き落として除去する。それらファーブラシ44およびクリーニングブレード45で除去したトナーは、例えば、回収スクリュ46の回転により、4色共通の不図示の廃トナーボトルへと搬送する。
一方、個々の作像ステーション10Y・10M・10C・10Bの各現像ユニット13Y・13M・13C・13Bでは、一成分現像剤を使用してもよいが、図示例では、磁性キャリアと非磁性トナーとよりなる二成分現像剤を使用する。非磁性トナーとしては、それぞれ現像ユニット13Yではイエロ、現像ユニット13Mではマゼンタ、現像ユニット13Cではシアン、現像ユニット13Bではブラックの各色トナーを用いる。
現像ユニット13には、トナー収納部47から補給されたトナーを撹拌搬送する2本のスクリュ48と、スクリュ48から搬送されたトナーを担持する現像剤担持体である現像ローラ49と、現像ローラ49上のトナー層を薄層化するドクターブレード50と、トナー濃度センサ51などを備える。図中符号52は、現像ケースである。
そして、個々の作像ステーション10(10Y・10M・10C・10B)では、像担持体14の図2中時計方向への回転とともに、帯電装置40で帯電バイアスを印加してその像担持体14の表面を一様に帯電する。次いで、図1に示す書込みユニット16からの走査光Lで書込みを行い、像担持体14の表面に静電潜像を形成する。それから、現像ユニット13の現像ローラ49でトナーを付着してその静電潜像を現像し、像担持体14上に単色トナー画像を形成する。
作像ステーション10Yの像担持体14Yにはイエロの単色トナー画像を、作像ステーション10Mの像担持体14Mにはマゼンタの単色トナー画像を、作像ステーション10Cの像担持体14Cにはシアンの単色トナー画像を、作像ステーション10Bの像担持体14Bにはブラックの単色トナー画像をそれぞれ形成する。
図3には、1つの作像ステーションにおける像担持体14と現像ローラ49との位置決め構成を示す。
像担持体14は、感光体ドラム55の一端に第1のフランジ部材56を、他端に第2のフランジ部材57を取り付け固定する。第2のフランジ部材57には、中心の軸孔58とその入口に係合穴60を形成する。そして、第1のフランジ部材56は、軸受61を介してユニットケース43で回転自在に支持する。他方、第2のフランジ部材57は、プリンタ本体Aで回転自在に支持する。
プリンタ本体Aには、本体側板63に軸受64を固定し、その軸受64で位置決めして本体側板63の外側に複数の取付ねじ65で位置決め部材66を取り付ける。位置決め部材66には、長筒部67を設け、その長筒部67の内端側に軸受64をはめ付ける。長筒部67の外端側には、軸受68をはめ付けて本体側板63の外側に、軸受68を固定する支持体70を取り付け、支持体70で位置決め部材66を被う。位置決め部材66は、軸受64・68を介して駆動軸71を回転自在に支持する。駆動軸71には、ジョイント部材72を一体に回転可能に備える。
そして、プリンタ本体A内に像担持体ユニット12を挿入して駆動軸71の軸方向に像担持体14を取り付けたとき、駆動軸71を軸孔58に入れ、軸受64を第2のフランジ部材57に入れて像担持体14を位置決めするとともに、ジョイント部材72の突起部分を第2のフランジ部材57の係合穴60に入れてジョイント部材72を第2のフランジ部材57に係合し、駆動軸71の回転を像担持体14に伝達可能とする。反対に、プリンタ本体Aから像担持体ユニット12を取り出すときは、像担持体14を駆動軸71の軸方向に引き出し、軸受64と第2のフランジ部材57との係合を外すとともに、像担持体14の第2のフランジ部材57と駆動軸71のジョイント部材72との係合を外す。
ところで、位置決め部材66には、長筒部67とともに、短筒部73を形成する。この短筒部73は、内部に軸受74を圧入し、本体側板63の外側に位置決め部材66を取り付けたとき、本体側板63の孔に入れる。そして、プリンタ本体A内に現像ユニット13を取り付けたとき、軸受74内に現像ローラ49のローラ軸75を挿入する。
これにより、各作像ステーション10で、像担持体14と現像ローラ49とを1つの位置決め部材66で位置決めし、寸法公差の積み上げを最小限として像担持体14と現像ローラ49間の隙間、すなわち現像ギャップPGの精度を確保する。
さて、各作像ステーション10では、1つの位置決め部材66を共通の本体側板63に取り付ける。ところが、上述したとおり、本体側板63の平面度を維持することが難しく、ある作像ステーション10では、位置決め部材66の姿勢が変化して現像ギャップPGが変動することがある。例えば図4に示すように、ある作像ステーション10で本体側板63が傾くと、位置決め部材66の姿勢が変化して現像ローラ49の軸心がL0からL1へとΔX移動し、現像ギャップPGが変動することとなる。
そこで、現像ギャップPGを測定し、位置決め部材66の姿勢が変化していると思われる作像ステーション10において、図3に示すように取付ねじ65の締め付け位置で、位置決め部材66と本体側板63との間に板状の調整部材77をスペーサとして挟み込み、位置決め部材66の姿勢を矯正する。調整部材77を挟む位置は、いずれの取付ねじ65の締め付け位置でもよいし、取付ねじ65の締め付け位置以外でもよい。また、調整部材の大きさは適宜でよく、厚さはいくつか準備し、適宜のものを選択して使用するようにしてもよい。
これにより、板状の調整部材77を挟むだけの簡単な構成で、しかも調整部材77を設けるだけで、重量が増大してコスト高となることなく、また調整機構を必要とせず、狭い現像ギャップPGを精度よく確保することができる。
図5には、位置決め部材66と本体側板63との間に介在する調整部材77の他例を示す。
この図5に示す例では、調整部材として、位置決め部材66に対してねじにより出し入れ自在に取り付ける調整部材77を使用する。すなわち、位置決め部材66に取付孔80をあけ、その取付孔80の内周に雌ねじ81を設ける。他方、調整部材77の外周には、雄ねじ82を設ける。
そして、位置決め部材の姿勢が変化している作像ステーションにおいて、取付孔80内に調整部材77を入れて雄ねじ82を雌ねじ81にねじ込み、不図示の計測装置で現像ギャップPGを計測しながら調整部材77を回動することにより、位置決め部材66に対して出し入れして位置決め部材66からの調整部材77の突出量を調節し、位置決め部材66と本体側板63との間にその調整部材77の突出量分の間隙を保持することにより現像ローラ49の軸心をL0の位置に戻し、位置決め部材66の姿勢を矯正する。
これにより、調整部材77を設けるだけであるから、重量が増大してコスト高となることなく、また調整部材77の突出量を調節するだけで、簡単な調整で、複雑な調整機構を用いずに、狭い現像ギャップPGを精度よく確保することができる。
なお、図示例では、像担持体14を取り付けるときは、駆動軸71の軸方向に挿入して像担持体14の第2のフランジ部材57を駆動軸71のジョイント部材72に係合して駆動軸71の回転を像担持体14に伝達可能とし、像担持体14を取り出すときは、駆動軸71の軸方向に引き出し、第2のフランジ部材57とジョイント部材72との係合を外すので、像担持体14の脱着を容易としてメンテナンス操作性に優れた作像装置およびそのような作像装置を備えた画像形成装置を提供することができる。
また、例えば像担持体14の交換時や帯電装置40の清掃時には、プリンタ本体Aに対して像担持体ユニット12ごと一括して着脱するので、像担持体14の脱着を容易として同様にメンテナンス操作性に優れた作像装置およびそのような作像装置を備えた画像形成装置を提供することができる。
画像形成装置の一例であるカラープリンタにおける全体概略構成図である。 そのカラープリンタにおける1つの作像ステーションの概略構成図である。 その1つの作像ステーションにおける像担持体と現像ローラとの位置決め構成図である。 本体側板の平面度が損なわれて現像ローラの軸心が移動することの説明図である。 位置決め部材と本体側板との間に介在する調整部材の他例を示す図である。
符号の説明
10(10M・10C・10Y・10K) 作像ステーション
12 像担持体ユニット
14 像担持体
49 現像ローラ(現像剤担持体)
57 第2のフランジ部材
63 本体側板
66 位置決め部材
71 駆動軸
72 ジョイント部材
77 調整部材
PG 現像ギャップ

Claims (6)

  1. 像担持体とそれにトナーを付着してその像担持体上の潜像を可視像化する現像剤担持体とを有する作像ステーションを複数備え、それら各作像ステーションで前記像担持体と前記現像剤担持体とを1つの位置決め部材で位置決めし、前記各作像ステーションの前記位置決め部材を共通の本体側板に取り付ける作像装置において、
    前記作像ステーションのいくつかで、前記位置決め部材と前記本体側板との間に調整部材を介在することを特徴とする、作像装置。
  2. 前記調整部材として、前記位置決め部材と前記本体側板との間で挟む板状の調整部材を使用することを特徴とする、請求項1に記載の作像装置。
  3. 前記調整部材として、前記位置決め部材に対して出し入れ自在に取り付ける調整部材を使用することを特徴とする、請求項1に記載の作像装置。
  4. 前記各作像ステーションで、前記位置決め部材で駆動軸を回転自在に支持し、その駆動軸にジョイント部材を一体に回転可能に備える一方、ドラム状の前記像担持体の一端にフランジ部材を固定し、前記駆動軸の軸方向に前記像担持体を取り付けたとき前記ジョイント部材を前記フランジ部材に係合して前記駆動軸の回転を前記像担持体に伝達可能とすることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか1に記載の作像装置。
  5. 前記各作像ステーションで、前記像担持体と、少なくともその表面を帯電する帯電装置とを一体化して一括して着脱自在に備える像担持体ユニットを構成することを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか1に記載の作像装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1に記載の作像装置を備えることを特徴とする、画像形成装置。
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