JP2006256792A - シート処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】仕分けされた複数のシート束を容易に区別できるシート処理装置を提供する。
【解決手段】ジョブ1を、ユーザ1によるシートサイズA4の10ページのプリンタ出力を3部(小分け束11,12,13)とし、ジョブ2を、ユーザ2によるシートサイズA4の10ページのプリンタ出力を5部(小分け束21,22,23,24,25)とし、ジョブ3を、ユーザ3によるシートサイズA4の10ページのコピー出力を4部(小分け束31,32,33,34)とする。この場合、ジョブ1のオフセット積載による仕分け束10の位置は"仕分け位置1"となり、次のジョブ2の仕分け束20の位置は"仕分け位置2"となり、更にジョブ3の仕分け束30の位置は"仕分け位置1"となる。この結果、それぞれの仕分けされた各ジョブ1〜3の束10〜30の間に長い(例えば20mm)ずれを形成する(もたす)ことが可能となる。
【選択図】図14

Description

本発明は、複数のシート束又は複数のシートをその幅方向に互いにずらす仕分けをして排出するシート処理装置、及びこのシート処理装置を備えた画像形成装置に関する。
近年、複写機やプリンタ等の画像形成装置には、シートなどの記録媒体に画像を形成する画像形成部によって順次に画像の形成された複数枚のシートに所定の処理を施してスタックトレイ上に排出する、所謂フィニッシャと呼ばれるシート処理装置が備えられているタイプのものがある。
シート処理装置(以下、フィニッシャと称す。)で実施される処理の例としては、例えば、各シートの排出位置を1束毎に異なる位置とする(複数のシート束又はシートをその幅方向にずらす)仕分け(オフセット)と呼ばれる処理や、各シートの端部を整合して(揃えて)、整合されたシート束の端部に針打ちするステープル処理や、整合したシート端部に穴を開ける穴開け処理などが挙げられる。フィニッシャは、このような処理を施したシートの束(以下、シート束という。)をスタックトレイ上に排出する。このようなフィニッシャを画像形成装置に備えることにより、例えば画像形成装置をネットワーク接続して複数のユーザで共用した場合等における各ユーザの便宜が図られることになる。
フィニッシャは、上記の仕分けを実施するために、シートを一時的に積載するシート積載台としての中間処理トレイと、画像形成済みのシートをこの中間処理トレイに搬送するローラ等の搬送手段と、中間処理トレイ上のシートをその幅方向で整合する(各シートの幅方向両端を揃える)整合手段と、整合手段で整合された中間処理トレイ上のシートをスタックトレイ上に排出するシート排出手段とを備えたものが知られている(特許文献1,2参照)。
また、上記のステープル処理を行うフィニッシャには、中間処理トレイ上のシート束の端部を綴じるステープラと呼ばれる綴じ手段が備えられている。さらに、上記の穴開け処理を行うフィニッシャには、中間処理トレイ上のシート束の端部に穴を開ける穴開け手段等が備えられている。
フィニッシャを備えた画像形成装置においては、画像形成部でシートに画像が形成された場合、このシートは、上記の搬送手段によって中間処理トレイ上に載置され、続いて、中間処理トレイ上で整合手段によって幅方向の整合が行われ、排出ベルト等のシート排出手段によりスタックトレイ上に排出される。
スタックトレイに複数のシート束が排出される際、排出される複数のシート束の1束毎に仕分け(オフセット)が実施されることがある。このようにフィニッシャでは、複数のシート束を仕分ける場合、前のシート束の排出位置と次のシート束の排出位置とがシート幅方向で相互に異なる(ずれた)位置となるように整合手段が制御されている。例えば、中間処理トレイ上に積載された各シートについて、前の1束では装置本体に対して手前側(シートの幅方向一端側)に位置する手前側整合となるように整合手段を制御し、次の1束では装置本体に対して奥側(シートの幅方向他端側(一端側とは反対の側))に位置する奥側整合となるように整合手段を制御し、さらに次の1束では前記手前側整合となるように整合手段を制御する。
特開平10−181981号公報 特開平10−245148号公報
図17を参照して、上記した仕分けの問題点を説明する。
図17(a)は、シートを排出する排出口に向かって見たときの仕分けられた複数のシート束を示す模式図であり、(b)は、複数のシート束が積載されたスタックトレイを示す上面図である。
ここでは、3人のユーザ(ユーザ1,2,3)が一つのスタックトレイに同一サイズのシートの束を積載する作業が行われたとする。ユーザ1はジョブ1を実施し、ユーザ2はジョブ2を実施し、ユーザ3はジョブ3を実施したとする。ここで、一つのジョブとは、一人のユーザの同一の指令に基づく画像形成作業をいい、例えば、十枚の原稿を12部(十枚の原稿を一枚ずつ複写して1部が作製される)複写する作業をいう。また、フィニッシャは、シートの幅方向の範囲が限定された仕分け位置からシートがはみ出ないように、複数のシート束又は複数のシートをその幅方向に互いにずらす仕分けをして排出する。
ユーザ1,2,3がそれぞれジョブ1,2,3を実施した場合、ジョブ1によって、スタックトレイには、複数のシート束10を小分けした小分け束11,12,13が矢印A方向(排紙方向)に排紙され手積載される。この場合、小分け束11の幅方向の一端は仕分け位置の幅方向一端に揃えられ、小分け束12の幅方向他端は仕分け位置の幅方向他端に揃えられ、小分け束13の幅方向の一端は仕分け位置の幅方向一端に揃えられる。このため、ジョブ1によるシート束10のみがスタックトレイに積載された場合は、ユーザ1は、3つの小分け束11,12,13を容易に峻別してスタックトレイから取り出せる。
しかし、ジョブ1によるシート束10がスタックトレイに積載された状態で、ジョブ2によるシート束20がスタックトレイに積載された場合、シート束20の小分け束21,22,23,24,25は、小分け束11,12,13と同様に、その幅方向に順次にずれるが、小分け束13に小分け束21が重なる。従って、小分け束13と小分け束21は峻別されにくく、複写内容をユーザが見直す必要があるという問題が発生する。ジョブ2によるシート束20がスタックトレイに積載された状態で、ジョブ3によるシート束30がスタックトレイに積載された場合も同様であり、シート束30の小分け束31,32,33,34は、小分け束21,22,23,24,25と同様に、その幅方向に順次にずれるが、小分け束25に小分け束31が重なり、上記と同じ問題が生じる。
上述したように、フィニッシャを備えた画像形成装置では、複数のシート束を仕分けする幅方向一端側(手前側)と幅方向他端側(奥側)の位置はシートサイズ毎に決められており、このため、複写機の予約コピーやネットワークプリンタでの複数のユーザからの出力に基づいて同一サイズの異なるジョブが行われた場合、仕分けされたシート束の小分け束が重なることがある。従って、複数のジョブによるシート束を峻別しにくい(区切りにくい)という問題がある。
本発明は、上記事情に鑑み、仕分けされた複数のシート束を容易に峻別できるシート処理装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明のシート処理装置は、所定形状のシートが排出される排出方向に直交する幅方向の範囲が限定された仕分け位置からはみ出ないように、複数のシート束又は複数のシートを前記幅方向に互いにずらす仕分けをして排出するシート処理装置において、
(1)前記幅方向の範囲が互いにずれて設定された複数の仕分け位置を有することを特徴とするものである。
ここで、
(2)前記複数の仕分け位置のいずれかに複数のシート束又は複数のシートを整合させる整合手段を備えてもよい。
さらに、
(3)前記整合手段は、
(3―1)前記排出方向に延びると共に前記幅方向の一端側で前記幅方向に移動してシート束またはシートを前記幅方向に移動させる前整合手段と、
(3―2)前記排出方向に延びると共に前記幅方向の一端側とは反対の他端側で前記幅方向に移動してシート束またはシートを前記幅方向に移動させる後整合手段とを備え、
(4)これら前整合手段及び後整合手段を前記幅方向に移動させることにより、前記複数の仕分け位置で複数のシート束又は複数のシートを前記幅方向に互いにずらすものであってもよい。
また、上記目的を達成するための本発明の画像形成装置は、
(5)シートに画像を形成する画像形成部と、
(6)請求項1,2,又は3に記載のシート処理装置とを備え、
(7)前記画像形成部で画像の形成されたシートを前記シート処理装置で前記仕分けをして排出することを特徴とするものである。
ここで、
(8)一つの指令に基づいて画像形成されたシート束を一つの前記仕分け位置で前記仕分けをする第1仕分けと、
(9)前記一つの指令とは異なる指令に基づいて画像形成されたシート束を前記一つの仕分け位置とは異なる仕分け位置で前記仕分けをする第2仕分けとを繰り返してもよい。
さらに、
(10)一つの指令に基づいて画像形成されたシート束の一部を一つの前記仕分け位置で前記仕分けをする第1仕分けと、
(11)前記シート束の他の一部を、前記一つの仕分け位置とは異なる仕分け位置で前記仕分けをする第2仕分けとを繰り返してもよい。
本発明によれば、幅方向の範囲が互いにずれて設定された複数の仕分け位置が存在するので、同じサイズのシートが重ねられた複数のシート束が連続して排出される場合、仕分けを実施する際に仕分け位置を互いに異ならせて仕分けすることにより、複数のシート束を容易に峻別できる。
本発明は、所定サイズのシートに画像を形成する画像形成装置に実現された。
図1を参照して、本発明のシート処理装置を備えた画像形成装置の一例を説明する。
図1は、本発明のシート処理装置を備えた画像形成装置の一例を示す模式図である。
画像形成装置50には、原稿の画像を読み取るイメージリーダ200と、この読み取られた画像を記録媒体に形成するプリンタ300とを備えている。イメージリーダ200には、原稿を給送(搬送)する原稿給送装置100が装着されている。原稿給送装置100は、上向きにセットされた原稿を上から順次に分離して、原稿の先頭頁から順に1枚ずつ左方向へ給紙し、給紙下原稿を、湾曲したパスを介してプラテンガラス102上に搬送し、原稿の画像を読み取った後に排紙トレイ112へ原稿を排出する。スキャナユニット104のランプ103の光が原稿に照射され、この原稿からの反射光がミラー105,106,107、レンズ108を経由してイメージセンサ109に導かれることにより読み取りが行われる。
イメージセンサ109に導かれた原稿画像は画像処理が施されて露光制御部110へ送られる。露光制御部110は画像信号に応じたレーザ光を出力する。このレーザ光は感光体ドラム111に照射されて、感光体ドラム111上に静電潜像が形成される。感光体ドラム111上の静電潜像は現像器113に現像されて、感光体ドラム111上の現像剤は、カセット114,115、手差し給紙部125、及び両面搬送パス124のいずれかから給送されたシートに転写部116で転写される。
現像剤が転写されたシートは定着部117に搬送され、この定着部117では現像剤の定着処理が施される。定着部117を通過したシートは排出ローラ118へ導かれ、現像剤が転写された面を下向きの状態(フェイスダウン)で排出ローラ118によってプリンタ300から排出される。フェイスダウンで排出することにより、原稿給送装置100を使用したときやコンピュータから出力された画像をプリントするときなどの様に先頭頁から順に画像形成するときに正しい頁順となる。
排出ローラ118から排出されたシートは、シート処理装置としてのフィニッシャ400へ送り込まれる。フィニッシャ400では、仕分けや綴じ等の所定の処理が選択的に行われる。フィニッシャ(シート処理装置)400は画像形成装置50の本体に装着されており、この本体から排出されるシートの処理がフィニッシャ400で行われる。
図2を参照して、画像形成装置50の制御系を説明する。
図2は、画像形成装置の制御系を示すブロック図である。
CPU回路部150はCPUを有し、ROM151に格納されているプログラム及び操作部1の設定に従って、原稿給送装置制御部101、イメージリーダ制御部201、画像信号制御部202、プリンタ制御部301、フィニッシャ制御部401、外部I/F203を司る。原稿給送装置制御部101は原稿給送装置100を制御し、イメージリーダ制御部201はイメージリーダ200を制御し、プリンタ制御部301はプリンタ300を制御し、フィニッシャ制御部401はフィニッシャ400を制御する。RAM152は制御データを一時的に保持する領域や、制御に伴う演算の作業領域として用いられる。外部I/F203はコンピュータ204からのインターフェースであり、プリントデータを画像に展開して画像信号制御部202へ出力する。イメージリーダ制御部201から画像信号制御部202へはイメージセンサ109で読み取られた画像が出力され、画像信号制御部202からプリンタ制御部301へ出力された画像は露光制御部110へ入力される。
図3を参照して画像信号制御部202の構成を説明する。
図3は、画像信号制御部の構成を示すブロック図である。
画像処理部205では、画像の補正処理や操作部1での設定に応じた編集処理が行われる。画像は、ラインメモリ206、ページメモリ207を経由してプリンタ制御部301へ出力される。ハードディスク208は、ページ順を入れ替えるときなどに必要に応じて用いられる。
図4から図8までを参照して、フィニッシャ400について説明する。
図4は、フィニッシャの概略構成を示す正面図である。図5は、束排紙レバーが一時停止した状態のフィニッシャを示す正面図である。図6は、落下してきた状態のシートを受けたフィニッシャを示す正面図である。図7は、シートを整合させるために移動させたフィニッシャを示す正面図である。図8は、シート束が小分けされた小分け束を排出したフィニッシャを示す正面図である。
プリンタ300(図1参照)から受け取ったシートPは、パス(シート搬送路)416を経由して排紙ローラ415へ送り込まれて、排紙ローラ415によって束排紙ベルト421上へ排出される。束排紙ベルト421に並行して数ミリ高い位置に低摩擦の中間処理トレイ(不図示)が設けられており、正確には、排出されたシートPは中間処理トレイに載る。排出されたシートPは、斜め(図4では、左下がり)に配置された中間処理トレイ(束排紙ベルト421)に沿って、図6に示すように、図中左下方向に落下する。中間処理トレイ(束排紙ベルト421)の上方には、図4の紙面に直交する方向に延びる回転軸417aを中心軸にして右回転(時計回り方向(矢印B方向)に回転)する扇形の戻しローラ417が配置されている。戻しローラ417の円弧部分には、高い摩擦係数をもつ摩擦部材が貼り付けられている。扇形の戻しローラ417が回転軸417aを中心にして矢印B方向に回転することにより、戻しローラ417の摩擦部材が、束排紙ベルト421上に排出されたシートP(図6の状態のシートP)に接触して、この摩擦部材がシートPを、図4の紙面の左下方向へ移動させ、図7に示すようにシートPの長手方向後端をストッパ板418に突き当てさせる。
フィニッシャ400には、同じサイズの複数枚のシートPが前後左右(長手方向及び幅方向の両端)を揃えて重ねられたシート束の端部を綴じるステープルユニット419が組み込まれている。ステープルユニット419は手前側に設けられており、束排紙ベルト421上のシート束の端部を綴じる(ステープル処理する)。束排紙ベルト421の長さがシートPの積載に十分でない(シートPの長さよりも短い)場合があるので、中間処理トレイ積載補助板421Bを束排紙ベルト421に設け、中間処理トレイにおけるシート積載面の長さを補っている。
束排紙ベルト421上のシートPは、束排紙ベルト421に設けられた束排紙レバー421Aによってスタックトレイ411上に排出される。2つの束排紙レバー421Aが無端の束排紙ベルト421の180°離れた位置(正反対の位置)に設けられている。束排紙レバー421Aは束排紙ベルト421の右回転と共に右に移動して、図8に示すように、シートPの束を右上方向へ押し上げてスタックトレイ411上に排出する。なお、束排紙レバー421Aは中間処理トレイに設けられた切り欠きの中を移動する。スタックトレイ411はシート積載量に応じて昇降する。また、スタックトレイ411上のシートの上面はシートの排出後に束押さえ部材420で押さえられる。その後、スタックトレイ411を所定量だけ下降させて、再び上昇させることにより、シートPの上面は束押さえ部材420により押さえられ、次にスタックトレイ411上に排出されるシートPによって右方向に押し出されることが防止される。
図9と図10を参照して、フィニッシャ400に組み込まれているセンサやモータ等を説明する。
図9は、フィニッシャ内に配置されたセンサやモータを示す模式図である。図10は、フィニッシャ内に配置されたセンサやモータの制御系を示すブロック図である。
フィニッシャ400を制御するフィニッシャ制御部401には、フィニッシャ400を構成するモータM1や排紙ローラ415などを制御するためのフィニッシャ制御回路410が備えられている。モータM1は排紙ローラ415及び戻しローラ417を駆動し、モータM2は束押さえ部材420及び束排紙ベルト421を駆動する。排紙ローラ415はワンウェイクラッチ425を介してモータM1によって駆動される。同様に、戻しローラ417はワンウェイクラッチ426を介してモータM1によって駆動される。モータM1が正転するときは排紙ローラ415のみがシートを右方向(図9の紙面における右方向、以下、同様)に搬送するように回転し、逆転するときは戻しローラ417のみが右回転する。束排紙ベルト421はワンウェイクラッチ422を介してモータM2によって駆動される。同様に、束押さえ部材420はワンウェイクラッチ424を介してモータM2によって駆動される。モータM2が正転するときは束排紙ベルト421のみが右回転し、逆転するときは束押さえ部材420のみが右回転する。このように排紙ローラ415と戻しローラ417、束排紙ベルト421と束押さえ部材420をそれぞれ1つのモータで駆動するので低コスト化を図ることができる。
戻しローラ417の回転軸には、センサS3によって検知されるフラグ(図示せず)が取り付けられており、このフラグがセンサS3によって検知されるか否かによって、戻しローラ417がホームポジションにあるか否かを判定できる。また、センサS2がシートの先端を検知したことに応じて排紙ローラ415を起動し、所定のタイミングで排紙ローラ415を減速させた後に停止させる。センサS5は束排紙ベルト421上のシートを検知し、センサS11はスタックトレイ411上のシートを検知する。センサS8は束排紙レバー421Aがホームポジションにあるか否かを判定するためのものである。図9における戻しローラ417と束排紙レバー421Aの位置がホームポジションである。また、束排紙レバー421Aのホームポジションはストッパ板418よりも少し左側である。
図9における戻しローラ417は、1枚のシートが排出される毎にホームポジションを起点として矢印B方向(図9の紙面では右回転)にちょうど1回転する。戻しローラ417が右回転しているときは上述したように排紙ローラ415は回転しない。シート束を排出するときは束排紙ベルト421を1/2回転させる(図8参照)。しかし、そのまま1/2回転させた場合、束排紙レバー421Aが、スタックトレイ411に積載されたシート束にぶつかってしまう。この理由は、スタックトレイ411はシート束排紙時のシート束の落下に適した距離になるような位置に制御されており、この状態でスタックトレイ411に積載されたシート束の上面は束排紙レバー421Aの軌道上に重なってしまうからである。そこで、束排紙レバー421Aが、図5に示すように束排紙ベルト421の直線部に略平行(不図示の中間処理トレイと略平行)になったところで束排紙ベルト421(モータM2)を一時停止させ、スタックトレイ411が下降した時点で残りの回転を行ってホームポジションで停止する。これにより、束排紙レバー421Aがスタックトレイ411上のシートを巻き込むことを防止し、かつ束排紙ベルト421上にシート束の後端が残ってしまうことを防止できる。
図11と図12を参照して整合板412について説明する。
図11は、整合板及びその駆動機構を示す斜視図である。図12は、整合板を示す上面図である。
フィニッシャ400には、複数枚のシートの幅方向(矢印W方向)両端を揃えて(整合して)シート束にする整合板412が備えられている。整合板412は、手前側(画像形成装置50(図1参照)の正面側)に配置された整合板412B(本発明にいう前整合手段の一例である)と、奥側(画像形成装置50(図1参照)の奥側)に配置された整合板412A(本発明にいう後整合手段の一例である)から構成されている。整合板412Bは、シートの排出方向(矢印X方向)に延びると共に幅方向(矢印W方向)の一端側(上記の手前側)で幅方向に移動してシート束またはシートを幅方向に移動させる。整合板412Aは、排出方向に延びると共に幅方向の一端側とは反対の他端側(上記の奥側)で幅方向に移動してシート束またはシートを幅方向に移動させる。このように整合板412A,412BはシートPの幅方向(矢印W方向)に移動でき、この移動の距離(移動量)を適宜に設定することにより、幅方向の範囲が限定された仕分け位置からはみ出ないように複数のシート束または複数のシートを幅方向に互いにずらして仕分けをすることができる。ここでいう、仕分け位置とは、例えば図12に示す仕分け位置1または仕分け位置2をいう。整合板412A,412Bを幅方向に適宜に移動させて仕分けをすることにより、後述する図14等に示すように、スタックトレイ411上に積載される状態を手前側と奥側に振り分けるオフセット積載をすることができる。
フィニッシャ400の特徴は、図12等に示すように、シートPの幅方向の範囲が互いにずれて設定された複数の仕分け位置1,2を有する点にある。仕分け位置1では、奥側に偏った(寄った)領域(範囲、位置)で仕分けが行われる。一方、仕分け位置2では、手前側に偏った(寄った)領域(範囲、位置)で仕分けが行われる。仕分け位置1と仕分け位置2は、図12に示すように、幅方向に例えば20mmずれている。仕分けの具体例については、図14や図16等を参照して後述する。
図11に示すように、整合板412AはモータM3によって動かされ、整合板412BはモータM4によって動かされる。モータM3は、図10に示すように、フィニッシャ制御回路410に制御されるM3モータ駆動回路M3Cによって所定のタイミングで駆動する。モータM4は、フィニッシャ制御回路410に制御されるM4モータ駆動回路M4Cによって所定のタイミングで駆動する。
整合板412Aのうち、シート束の排出方向(矢印X方向であり、矢印W方向に直交する方向)の上流側端部の下部には、矢印W1方向に延びるラック413Aが固定されている。ラック413Aは、スタックトレイ411の幅方向中央部に相当する位置まで延びている。ラック413Aにはピニオンギア414Aが噛み合っており、このピニオンギア414AはモータM3によって回転する。一方、整合板412Bのうち、シート束の排出方向(矢印X方向であり、矢印W方向に直交する方向)の上流側端部の下部には、矢印W2方向に延びるラック413Bが固定されている。ラック413Bは、スタックトレイ411の幅方向中央部に相当する位置まで延びている。ラック413Bにはピニオンギア414Bが噛み合っており、このピニオンギア414BはモータM4によって回転する。なお、ラック413A,413B、ピニオンギア414A,414B、モータM3,M4は整合位置よりも下方に配置されているので、シート束の整合の邪魔にはならない。
モータM3が矢印L1方向に回転することによりピニオンギア414Aが矢印L3方向に回転し、この回転によってラック413Aは矢印W2方向に移動し、この移動に伴って整合板412Aも矢印W2方向に移動する。モータM3が矢印L2方向に回転することによりピニオンギア414Aが矢印L4方向に回転し、この回転によってラック413Aは矢印W1方向に移動し、この移動に伴って整合板412Aも矢印W1方向に移動する。一方、モータM4が矢印R1方向に回転することによりピニオンギア414Bが矢印R3方向に回転し、この回転によってラック413Bは矢印W1方向に移動し、この移動に伴って整合板412Bも矢印W1方向に移動する。モータM4が矢印R2方向に回転することによりピニオンギア414Bが矢印R4方向に回転し、この回転によってラック413Bは矢印W2方向に移動し、この移動に伴って整合板412Bも矢印W2方向に移動する。モータM3,M4は、上述したように、フィニッシャ制御回路410に制御されるので、操作部1(図2参照)からフィニッシャ制御部401を適宜に操作してフィニッシャ制御回路410を駆動させることにより、上記の仕分け位置1及び仕分け位置2を交互に使用して仕分けをすることができる。
整合板412Aのホームポジションを検知するためにセンサS6が配置されており、整合板412Bのホームポジションを検知するためにセンサS7が配置されている。ステープルユニット419(図4等参照)でシート束をステープル処理する場合は、最も手前側(矢印W1方向の下流側、矢印W2方向の上流側)に移動させた整合板412Bにシート束を突き当てる(押し当てる)ために、束排紙ベルト421上にシートが排出される毎に、ホームポジションに位置する整合板412Aを矢印W1方向に移動させてシートを整合板412Bに押し当てる。一回の押し当てが終了したときは、整合板412Aを矢印W2方向に移動させてホームポジションに戻す。この動作を繰り返すことにより複数枚のシートP(シート束)の幅方向一端が整合板412Bに押し当てられるので、シート束の幅方向両端が整合される(揃う)こととなる。
ステープル処理せずにオフセット排紙(仕分け)を行う場合には、整合板412A,412BそれぞれをシートPの幅に応じた距離(シート幅よりも広い距離)に位置させておき、整合板412A,412Bのいずれか一方にシートPを突き当てるために、束排紙ベルト421上にシートが排出される毎に整合板412A,412Bのいずれか他方でシートPを一方に向けて押す。オフセット排紙に際しては、1束毎に整合板412A、412Bの位置を手前側・奥側・手前側・奥側・・・というように交互に移動(シフト)させて1束毎にスタックトレイ411に排紙することにより、スタックトレイ411に積載されるシート束は束毎にオフセット(ずれた/仕分けされた)状態になる。オフセットに際しては、シート束を手前側及び奥側のいずれに整合させるかに応じて、整合板412A、412Bの一方を基準位置とし、もう一方を押し当て位置まで移動させることによりオフセット積載が行われてシート束毎にオフセットされた仕分け位置が決まる。しかし、図12に示すように、幅方向の範囲が20mmずれて設定された2つの仕分け位置1,2が存在するので、仕分け位置1で仕分けされた複数のシート束と、仕分け位置2で仕分けされた複数のシート束を容易に区別できる。
上記した仕分け位置1,2は、ジョブが変わる毎に変わる。このため、異なる複数のジョブが実行されるときは異なるジョブ間で仕分け位置が変わるので、異なるジョブ間のシート束を容易に区別できる。仕分け位置1と仕分け位置2のいずれを使用するか(仕分け位置の切り替えの指定)は、画像形成装置50の操作部1やコンピュータの印刷指定画面等から行われる。
上記の異なるジョブ間について説明する。
一つのジョブとは、一人のユーザの一つの指令に基づく画像形成作業をいい、例えば、十枚の原稿を12部(十枚の原稿を一枚ずつ複写して1部が作製される)複写する作業をいう。異なるジョブ間とは、一つのジョブと、この一つのジョブに続く他のジョブとの間をいい、例えば下記の1.〜5.のようなタイミングで仕分け位置が変えられる。即ち、下記のジョブ間(切り替え時)に、画像形成装置から仕分け位置の切り替え指定が行われる。
1.ユーザが希望するコピーモードを複写機等の操作部から設定入力し、コピースタートキーを押下し、設定された動作を開始する毎(タイミング)、又は、この動作を終了した毎。
2.デジタル複写機等における予約コピーの機能で、複写機本体がウォーミングアップ中や、一つのジョブを処理中に、予約するコピー原稿(次のジョブ)をイメージスキャナで読み取って画像信号制御部のメモリやハードディスクに格納しておき、予約コピーが複数ある場合は、メモリやハードディスクに順次に格納され、ウォーミングアップ終了後、または処理中のジョブが終了後、画像制御部に格納された予約コピーのジョブを取り出し、1ジョブずつ動作を開始する毎、もしくは動作を終了した毎。
3.ネットワークプリンタに接続されたコンピュータから印刷指定される印刷ジョブの動作を開始する毎、もしくは動作を終了した毎。
4.ネットワークプリンタに接続された複数のコンピュータから印刷指定される複数の印刷ジョブの動作を開始する毎、もしくは動作を終了した毎。
5.上記1〜4.が組み合わされる場合もある。
図13と図14を参照して、仕分け位置を切り替える例について説明する。
図13は、仕分け位置を切り替える際の手順を示すフロー図である。図14(a)は、シートを排出する排出口に向かって見たときの、2つの仕分け位置に仕分けられた複数のシート束を示す模式図であり、(b)は、複数のシート束が積載されたスタックトレイを示す上面図である。
図13に示すフローは、シートに画像を形成し始めることにより起動する。画像形成装置50(図1参照)からフィニッシャ400に搬送される(排出される)シート(用紙)の処理が1束毎にオフセット積載を行うモードか否かを判定し(S100)、オフセット積載の場合は、そのシートが処理中のジョブのシートか新たなジョブ(次のジョブであり、ここではジョブ1)のシートかを判定する(S101)。ここで、オフセット積載とは、任意の一つの仕分け位置において、複数のシート束をその幅方向にずらして積載することをいう。S101において新たなジョブ(ジョブ1)と判定されたときは、スタックトレイ411上に前のジョブ(ジョブ1の前のジョブ)のシートが有るかどうかを判定し(S102)この前のジョブのシートが取り除かれていたときは、ジョブ1のシートの整合位置が手前側か奥側かを判定し(S103)、それぞれの仕分け位置(ここでは「仕分け位置1」とする)で整合動作を行う(S104、S105)。整合位置の手前側/奥側の指定は画像形成装置からの指示により行われて整合板412A,412Bを適宜に矢印W1,W2方向に移動させるが、フィニッシャ400自身の判定で行われる場合もある。なお、S100でオフセット積載ではないと判定されたときは、綴じモード又は単純に積載する処理に移行する(S112)。
整合動作の終了後、次のシートが排出される否かが判定される(S106)。次のシートの排出が無いと判定されたときは、このフローを終了する。次のシートの排出が有ると判定されたときはS101に戻り、上記の処理が繰り返される。この処理は、中間処理トレイ(束排紙ベルト421(図4等参照)よりもやや高い位置のトレイ)上で実行され、その後、整合されたシート束10は、束排紙ベルト421が回転することによりスタックトレイ411に排出される。この結果、スタックトレイ411上の"仕分け位置1"の範囲には、図14に示すように、幅方向(矢印W方向)にオフセットされて小分け束11,12,13に分けられた仕分け束10が積載される。
S102において前のジョブ(ここでは図14のジョブ1とする)のシートが取り除かれていないと判定された場合は、前のジョブ(ジョブ1)のシートの整合位置が手前側か奥側かを判定し(S107)、中間処理トレイ上の「仕分け位置1」とは異なる仕分け位置(「仕分け位置2」とする)で整合動作を行う(S108,S109)。ここでも整合位置の手前側/奥側の指定は画像形成装置からの指示により行われるが、フィニッシャ自身の判定で行われる場合もある。整合動作の終了後、次のジョブのシートが排出されるか否かが判定される(S110)。次のシートの排出が無いと判定されたときは、このフローを終了する。次のシートの排出が有ると判定されたときは、S111に進んで、排出されるシートが処理中のジョブ(図14のジョブ2)のシートか新たなジョブ(次のジョブであり、ここでは図14のジョブ3)のシートかを判定する。新規のジョブ3と判定されたときはS102に進み、上記の処理を繰り返す。S111で処理中のジョブ2のシートと判定されたときはS107に戻り、上記と同様の処理が繰り返される。この処理も上記同様に、中間処理トレイ(束排紙ベルト421(図4等参照)よりもやや高い位置のトレイ)上で実行され、その後、整合されたシート束20は、束排紙ベルト421が回転することによりスタックトレイ411に排出される。この結果、図14に示すように、スタックトレイ411の「仕分け位置1」の範囲内に積載された仕分け束10の上には、幅方向(矢印W方向)にオフセットされて小分け束21,22,23,24,25に小分けされた仕分け束20が「仕分け位置2」の範囲に積載されていく。
上記と同様の手順を繰り返すことにより、スタックトレイ411の「仕分け位置2」の範囲内に積載された仕分け束20の上には、幅方向(矢印W方向)にオフセットされて小分け束31,32,33,34に小分けされた仕分け束30が「仕分け位置1」の範囲に積載されていく。
ここで、図14に示すように、上記のジョブ1を、ユーザ1によるシートサイズA4の10ページのプリンタ出力を3部(小分け束11,12,13)とし、ジョブ2を、ユーザ2によるシートサイズA4の10ページのプリンタ出力を5部(小分け束21,22,23,24,25)とし、ジョブ3を、ユーザ3によるシートサイズA4の10ページのコピー出力を4部(小分け束31,32,33,34)とした場合、これら3つのジョブによるシートがプリンタ300(図1参照)から順次に出力される。この場合、ジョブ1のオフセット積載による仕分け束10の位置は「仕分け位置1」となり、次のジョブ2の仕分け束20の位置は「仕分け位置2」となり、更にジョブ3の仕分け束30の位置は「仕分け位置1」となる。この結果、それぞれの仕分けされた各ジョブ1〜3の束10〜30の間に長い(例えば20mm)ずれを形成する(もたす)ことが可能となる。従って、ユーザは各ジョブ1,2,3に対応する仕分けされた複数のシート束10,20,30を容易に峻別(区別)でき、容易に自分のジョブによるシート束を取り出すことができる。
図15と図16を参照して、仕分け位置を切り替える他の例について説明する。今度の例は、例えば1部が10枚からなる資料を教室で長テーブルごとに配布するときに、各テーブルにいる人数(3人とする)単位で一かたまりにして仕分ける場合である。
図15は、仕分け位置を切り替える際の手順を示すフロー図である。図16(a)は、シートを排出する排出口に向かって見たときの、2つの仕分け位置に仕分けられた複数のシート束を示す模式図であり、(b)は、複数のシート束が積載されたスタックトレイを示す上面図である。
図15に示すフローは、シートに画像を形成し始めることにより起動する。図15と図16に示される手順は、一つのジョブにおいて仕分け位置を変更する例である。
画像形成装置50(図1参照)からフィニッシャ400に搬送される(排出される)シート(用紙)の処理が1束毎にオフセット積載を行うモードか否かを判定し(S200)、オフセット積載の場合は、そのシートが、処理中のシート束のシートか新たなシート束のシートかを判定する(S201)。新たなシート束と判定されたときは、そのシート束で仕分け位置を切り替えるかどうかを判定し(S202)、切り替えの指定がない場合は、そのシートの整合位置が手前側か奥側かを判定し(S203)、この判定された側で整合動作を行う(S204,S205)。整合位置の手前側/奥側の指定は、画像形成装置50からの指示により行われて整合板412A,412B(図11等参照)を適宜に矢印W1,W2方向に移動させるが、フィニッシャ400の判定で行われる場合もある。
整合動作の終了後、次のシートが排出されるか否かが判定される(S206)。次のシートの排出が無いと判定されたときは、このフローを終了する。次のシートの排出が有ると判定されたときはS201に戻り、上記の処理が繰り返される。この処理は、中間処理トレイ(束排紙ベルト421(図4等参照)よりもやや高い位置のトレイ)上で実行され、その後、整合されたシート束110は、束排紙ベルト421が回転することによりスタックトレイ411に排出される。この結果、スタックトレイ411上の「仕分け位置1」の範囲には、図16に示すように、幅方向(矢印W方向)にオフセットされて小分け束111,112,113に分けられた仕分け束110が積載されていく。なお、S200でオフセット積載ではないと判定されたときは、綴じモード又は単純に積載する処理に移行する(S212)。
S202において仕分け位置を切り替えると判定されたときはS207に進んで、前の仕分け位置を判定し(S207)、前に処理していた仕分け位置(「分け位置1」)とは異なるそれぞれの仕分け位置(「仕分け位置2」とする)で整合動作を行う(S208、S209)。以降に排出されるシート束に対して仕分け位置の切り替え指定がない限り、スタックトレイ411上には、図16に示すように、前後にオフセットされた小分け束121,122,123がスタックトレイ411上の"仕分け位置2"の位置に積載されていく。S208又はS209における整合動作の終了後、次のシートが排出される否かが判定される(S210)。次のシートの排出が無いと判定されたときは、このフローを終了する。次のシートの排出が有ると判定されたときはS211、S202に進んで、上記の処理が繰り返される。
ここで、図15のフローに示されるジョブが、シートサイズA4の10ページを15部作成し、この15部を3部ずつの小分け束111,112,113,121,……,152,153にするジョブであるとする。この場合、3部のシート束110,120,130,140,150が、仕分け位置1と仕分け位置2で幅方向に長く(例えば20mm)ずれて交互に積載される。従って、ユーザは各小分け束にされた複数のシート束110,120,130,140,150を容易に峻別(区別)でき、容易にシート束を取り出すことができる。
本発明のシート処理装置を備えた画像形成装置の一例を示す模式図である。 画像形成装置の制御系を示すブロック図である。 画像信号制御部の構成を示すブロック図である。 フィニッシャの概略構成を示す正面図である。 束排紙レバーが一時停止した状態のフィニッシャを示す正面図である。 落下してきた状態のシートを受けたフィニッシャを示す正面図である。 シートを整合させるために移動させたフィニッシャを示す正面図である。 シート束が小分けされた小分け束を排出したフィニッシャを示す正面図である。 フィニッシャ内に配置されたセンサやモータを示す模式図である。 フィニッシャ内に配置されたセンサやモータの制御系を示すブロック図である。 整合板及びその駆動機構を示す斜視図である。 整合板を示す上面図である。 仕分け位置を切り替える際の手順を示すフロー図である。 (a)は、シートを排出する排出口に向かって見たときの、2つの仕分け位置に仕分けられた複数のシート束を示す模式図であり、(b)は、複数のシート束が積載されたスタックトレイを示す上面図である。 仕分け位置を切り替える際の手順を示すフロー図である。 (a)は、シートを排出する排出口に向かって見たときの、2つの仕分け位置に仕分けられた複数のシート束を示す模式図であり、(b)は、複数のシート束が積載されたスタックトレイを示す上面図である。 (a)は、シートを排出する排出口に向かって見たときの仕分けられた複数のシート束を示す模式図であり、(b)は、複数のシート束が積載されたスタックトレイを示す上面図である。
符号の説明
50 画像形成装置
400 フィニッシャ
410 フィニッシャ制御回路
411 スタックトレイ
412A,412B 整合板
413A,413B ラック
414A,414B ピニオンギア
415 排紙ローラ
417 戻しローラ
421 束排紙ベルト
M3,M4 モータ

Claims (6)

  1. 所定形状のシートが排出される排出方向に直交する幅方向の範囲が限定された仕分け位置からはみ出ないように、複数のシート束又は複数のシートを前記幅方向に互いにずらす仕分けをして排出するシート処理装置において、
    前記幅方向の範囲が互いにずれて設定された複数の仕分け位置を有することを特徴とするシート処理装置。
  2. 前記複数の仕分け位置のいずれかに複数のシート束又は複数のシートを整合させる整合手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のシート処理装置。
  3. 前記整合手段は、
    前記排出方向に延びると共に前記幅方向の一端側で前記幅方向に移動してシート束またはシートを前記幅方向に移動させる前整合手段と、
    前記排出方向に延びると共に前記幅方向の一端側とは反対の他端側で前記幅方向に移動してシート束またはシートを前記幅方向に移動させる後整合手段とを備え、
    これら前整合手段及び後整合手段を前記幅方向に移動させることにより、前記複数の仕分け位置で複数のシート束又は複数のシートを前記幅方向に互いにずらすものであることを特徴とする請求項2に記載のシート処理装置。
  4. シートに画像を形成する画像形成部と、
    請求項1,2,又は3に記載のシート処理装置とを備え、
    前記画像形成部で画像の形成されたシートを前記シート処理装置で前記仕分けをして排出することを特徴とする画像形成装置。
  5. 一つの指令に基づいて画像形成されたシート束を一つの前記仕分け位置で前記仕分けをする第1仕分けと、
    前記一つの指令とは異なる指令に基づいて画像形成されたシート束を前記一つの仕分け位置とは異なる仕分け位置で前記仕分けをする第2仕分けとを繰り返すことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 一つの指令に基づいて画像形成されたシート束の一部を一つの前記仕分け位置で前記仕分けをする第1仕分けと、
    前記シート束の他の一部を、前記一つの仕分け位置とは異なる仕分け位置で前記仕分けをする第2仕分けとを繰り返すことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
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