JP2006255725A - 基板の穴あけ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 被加工基板の穴あけ加工を高精度に行うことができる基板の穴あけ装置を提供する。
【解決手段】 基板の穴あけ装置において、レーザビームを射出するレーザ光源(24)と、第1ミラー(21)が取り付けられた第1ステージ(15)と、第2ミラー(22)と投影レンズ(23)とを備え、第1ステージ(15)上に取り付けられた第2ステージ(19)と、第1ステージ(15)を第1の方向に走行する第1駆動手段(13,14)と、第2ステージ(19)を第1の方向に対して直交する第2の方向に走行する第2駆動手段(17,18)と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プリント基板等の基板にレーザ光照射による穴あけ加工を行うための基板の穴あけ装置に関する。
従来のプリント基板用のレ−ザビームによる穴あけ装置は、図5に示すような構成となっている。図5において、101はレーザ発振器、102はレーザビ−ム、103は径コントロール用のアパ−チャ、104,105はガルバノミラー、106はテレセントリック方式のf−θレンズ、107はX−Y加工テ−ブル、108はプリント基板、109は加工位置、110は制御装置である。このように、従来のレーザビームを用いたプリント基板等の基板の穴あけ装置は、ガルバノミラーを用いるものが一般的であった。
このような基板の穴あけ装置では、レ−ザ発振器101から出射されたレーザビーム102は、アパ−チャ103、加工プログラムにしたがって角度変換され所定の振り角に位置決めされたガルバノミラー104,105を通り、f−θレンズ106により光軸と平行方向(プリント基板108に対して垂直方向)に方向変換され、X−Y加工テ−ブル107上にセットされたプリント基板108上の加工位置109に縮小投影され穴あけ加工が行われる。上記の工程は高速(数百ポイント/毎秒)で繰り返され、高速のスキャニング加工が行われる。そして、ガルバノミラーとf−θレンズの加工域fmmxθラジアン(例えば50mm×50mm)の穴あけが終了すると加工プログラムにしたがって次の加工域にXYテ−ブルがステップ移動する。これを順次繰返えして全域に所望の穴あけ加工を行う(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−145581号公報(第3頁、第1図)
近年、半導体チップの高密度実装技術が進展し、多層プリント配線板、CSP(Chip Size Package)、TAB(Tape Automated Bonding)等の基板において、基板(ビルドアップ基板)にビアホールあるいはスルーホールを高密度に形成することが要求されてきている。このために、基板の穴あけ加工技術の高精度化が強く望まれている。
上述したような従来技術の基板の穴あけ装置を用い、ガルバノミラー104,105とf−θレンズ106の組み合わせでレーザ光を走査し、基板108上にレーザ光を照射する方法では、ガルバノミラー104,105で走査できる領域(図5に示す加工位置109)は、通常では50mm×50mm領域の範囲である。ここで、ガルバノミラー104,105は、ミラーに取り付けられたシャフトが高速回転し、レーザ光を走査し位置決めを行っている。そして、f−θレンズ106は、上記ガルバノミラー104,105の走査範囲をカバーし、ガルバノミラー104,105で走査され異なる角度で入射するレーザ光を、基板108に対してはほぼ垂直に照射させている。
しかし、このようなガルバノミラー104,105およびf−θレンズ106を用いるレーザ光走査では、上記範囲内での穴あけの位置決め精度に限界があり、その精度は、50mm×50mm領域の範囲で±10μm程度である。このために、従来の技術では、上述した高密度実装で要求されてくる±1μm程度の位置決め精度に対して、十分に対応できないという問題が生じてくる。
また、f−θレンズ106は50mm×50mm領域の比較的広範囲をカバーしなければならないために、f−θレンズ106の寸法が広くなりレンズの開口数を大きくすることができない。更には、f−θレンズ106の中心部を通るレーザ光と周辺部を通るレーザ光とで光像に形状誤差が生じる。このために、基板を照射するレーザ光のスポット寸法は、現状で50μmφ程度であり、上記高密度実装で要求される3μmφ程度にレーザ光を絞ることは難しい。
本発明の目的は、上記の課題を鑑みてなされたものであって、被加工基板の穴あけ加工の高精度に行うことができる基板の穴あけ装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の基板の穴あけ装置は、被加工基板にレーザビームで穴あけ加工をする基板の穴あけ装置であって、前記レーザビームを射出するレーザ光源と、第1ミラーが取り付けられた第1ステージと、第2ミラーと投影レンズとを備え前記第1ステージ上に取り付けられた第2ステージと、前記第1ステージを第1の方向に走行する第1駆動手段と、前記第2ステージを前記第1の方向に対して直交する第2の方向に走行する第2駆動手段と、を備え、前記レーザビームは、前記第1ステージの前記第1の方向の走行および前記第2ステージの前記第2の方向の走行により2次元に走査されると共に、前記第1ミラー、第2ミラー、投影レンズを通過して前記被加工基板に結像し、前記被加工基板を穴あけ加工する。
このような構成により、被加工基板上において加工穴の位置決め精度が大幅に向上され、レーザビームは投影レンズの光軸中心に入射するようになる。このため、ガルバノミラーをレーザ光走査手段とする従来技術の場合よりも開口数の大きなレンズすなわち縮小率の高い投影レンズを用いることが可能になり、レーザビームを3μmφ程度のスポットに絞り込むことができるようになる。また、本発明の構成により、レーザ光走査はX−Yステージの走行で行えるようになり、その走査範囲は大幅に拡張する。
また、前記第1駆動手段および第2駆動手段は、それぞれ駆動モータとボールネジとを含んで構成され、前記駆動モータは、固定部に取り付けられている。あるいは、前記第1駆動手段および第2駆動手段は、それぞれリニアモータ駆動エアスライドを含んで構成される。
このような構成により、第1及び第2駆動手段による第1ステージおよび第2ステージの振動は皆無になり、レーザビームのX、Y走査は非常に安定し、加工穴の位置決め精度は格段に向上する。
本発明により、レーザビームによる被加工基板の穴あけ加工において、加工穴の被加工基板上での位置決め精度が格段に向上すると共にその加工精度が安定する。また、加工穴の寸法を更に微細にすることが可能になり、IC等に使用される実装基板の高密度化を大幅に促進させることができる。
以下、本発明の各実施形態に係る基板の穴あけ装置について図面を参照して詳細に説明する。
まず、図1及び図2を参照して、第1実施形態の基板の穴あけ装置について説明する。本実施形態に係る基板の穴あけ装置は、基本構造としてレーザ光走査系10、被加工基板載置系26、制御系32から構成されている。
本実施形態のレーザ光走査系10は、基台11上において一対のレール12に沿って本発明の第1駆動手段である駆動モータ13と駆動モータ13により駆動されるボールねじ14とで、本発明の第1の方向であるX方向に走行する第1ステージ15と、前記第1ステージ15上において一対のレール16に沿って本発明の第2駆動手段である駆動モータ17と駆動モータ17により駆動されるボールねじ18とで、X方向と直交する本発明の第2の方向であるY方向に走行する第2ステージ19とを有する。第1ステージ15上に固定した台座20上部には、第1ターニングミラー21が取り付けられており、第2ステージ19の側部には、第2ターニングミラー22と投影レンズ23とが取り付けられている。そして、レーザ光源24から射出するレーザビーム25は、図中の破線で示すように、第1ターニングミラー21と第2ターニングミラー22で反射され投影レンズ23で結像されて被加工基板載置系26にある被加工基板27上にスポット状に照射する。
ここで、上記ターニングミラー21,22はプリズム型のものが好ましい。また、レーザ光源24はパルスレーザを発振するCOレーザ、YAGレーザ等で構成される。
被加工基板載置系26は、上記被加工基板27を載置する固定型のテーブル28、被加工基板27の縁端部に設けられた位置決めマーク29を検出する撮像部30とを備えている。撮像部30はCCDを含む固体撮像素子から成り、被加工基板載置系26のテーブル28上における被加工基板27の座標位置を認識する機構になっている。なお、テーブル28にはメカニカルな回転機構を設置し、撮像部30で上記被加工基板27上の縁端部に設けた位置決めマーク29を計測し、レーザ光走査系10に対する被加工基板27の位置関係を調整できるようにしてもよい。
図2に示す制御系32は、上記レーザ光走査系10、レーザ光源24及び被加工基板載置系26を一括制御する機構となっており、基板の穴あけ装置の各部の動作の制御手段および計測データの処理手段、全体を制御するCPU、メモリ、大容量高速記憶装置、入出力インタフェース等を具備している。この制御系32の主要部は、CPU、メモリ、大容量高速記憶装置等を有する制御部33、そのデータ入力部としての撮像処理部34と加工データ処理部35、その出力部としての第1ステージ制御部36、第2ステージ制御部37、被加工基板載置制御部38およびレーザ光源制御部39とを有する構成となっている。
制御部32のCPUは、制御プログラムを実行して上記第1ステージ制御部36、第2ステージ制御部37、被加工基板載置制御部38、レーザ光源制御部39の動作を制御し、前述したレーザ光走査系10、レーザ光源24、被加工基板載置系26を同期して駆動させる。撮像処理部34は、上述した撮像部30からの複数個の位置決めマーク29の画像処理を行う。例えば、円形の位置決めマーク29の中心位置座標を算出し、被加工基板27のテーブル28上での位置座標を確定する。そして、これらのデータを制御部33に送信する。また、加工データ処理部35は、基板上での穴あけ位置(座標)データ(CADデータ)を磁気テープ等の記録媒体で有しており、その位置データを制御部33に転送する。
次に、この基板の穴あけ装置の動作について以下に説明する。図1に示したように固定したレーザ光源24から、レーザ光源制御部39により所定のパルス幅およびパルス間隔に制御されたレーザビーム25が射出される。また、上記第1ステージ制御部36の制御に基づいて、第1ステージ15の駆動モータ13によるX方向の走行がなされる。この第1ステージ15の走行で、この第1ステージ15に固定した台座20上部の第1ターニングミラー21、第1ステージ15上に載置する第2ステージ19、第2ステージ19に固定した第2ターニングミラー22および投影レンズ23は、全てX方向に走行する。ここで、レーザ光源24から第1ターニングミラー21までの上記レーザビーム25の光軸が一定であるため、第1ターニングミラー21において反射されたレーザビーム25は、上記第1ステージ15の走行によりX方向に走査されるレーザビーム25aとなる。そして、上記第2ターニングミラー22で下方向に反射され投影レンズ23で集光されレーザビーム25bとなり、このレーザビーム25bが被加工基板27で結像してその表面をパルス状に照射し、加工穴31を形成していく。例えば、図1に示すように、加工穴31を形成していく場合、1箇所の加工が終了するごとにレーザビーム照射を停止し、X方向に所定距離第1ステージ15を移動し、再度レーザビーム照射による加工という工程を繰返す。
また、第2ステージ制御部37の制御に基づき、駆動モータ17により上記第1ステージ15上の第2ステージ一19がY方向に走行される。この第2ステージ19の走行で、第2ステージ19に固定した第2ターニングミラー22および投影レンズ23を通して、レーザビーム25bをY方向に走査させる。このように、第2ステージ19をY方向に移動することにより、レーザビーム25bが被加工基板27で結像してその表面をパルス状に照射し加工穴31を形成するY方向位置を変更することができる。
ここで、上記レーザ光源24からレーザビーム25bに至るまでの上記レーザビーム25の光軸が、第1ステージ15あるいは第2ステージ19にずれ(振動)が生じるために一定せず、光軸ずれがある場合には、制御系32を通して第1ターニングミラー21あるいは第2ターニングミラー22の角度調節が行われる。この角度調節は、図1に示すような矢印方向の軸回転で行われる。この角度調節により、レーザビーム25bがX方向あるいはY方向の正しい加工位置に照射されるようにする。なお、上記光軸ずれは、上記光学系の途中(25a中、または25b中)にスプリッタを設け、そこで分岐するレーザビームの光軸を検出してモニターできるようにすればよい。
上述したように、制御系32の制御部33にあるCPUは、第1ステージ制御部36、第2ステージ制御部37、被加工基板載置制御部38、レーザ光源制御部39を用いてレーザ光走査系10、被加工基板載置系26およびレーザ光源24を一括制御する。
被加工基板27の位置決めは、まず、被加工基板載置制御部38を用いて被加工基板27がテーブル28の所定の位置に載置される。そして、撮像部30により被加工基板27上の位置決めマーク29が検出され、上述したように撮像処理部34を介して被加工基板27のテーブル28上での位置座標が算定され、この位置座標データは制御部33に送信される。また、上述した加工データ処理部35から送信された加工穴31の被加工基板27での位置座標(CADデータ)が制御部33に送信されている。そこで、これらの2種類の位置座標データより、加工穴31のテーブル28上での位置座標が確定される。この確定した加工穴31の位置座標に合わせて、制御部33により、第1ステージ制御部36、第2ステージ制御部37、被加工基板載置制御部38およびレーザ光源制御部39を通して、上述したレーザ光走査系10によるレーザビーム25bの照射位置への位置決めがなされ、所望の加工穴31が被加工基板27表面に形成される。
従って、上記の構成を備えた本実施形態によれば、基板上への穴あけ加工において加工穴の位置決め精度が大幅に向上する。例えば、高密度の実装基板でビルドアップ基板のビアホール形成では、その位置精度は±1μmが可能になる。また、大きな定尺のプリント基板の場合でも、基板全体での加工穴の位置決め精度は大幅に向上する。
また、上述した構成により、レーザビーム25aは投影レンズ23の光軸中心にいつも入射できるようになる。このために、ガルバノミラーをレーザ光走査手段とする従来技術のようにf−θレンズを使用する制約は解消され、開口数の大きなレンズすなわち縮小率の高い投影レンズを用いることが可能になる。そして、このようなレンズを使用することで、レーザビームを3μmφ程度のスポットに絞り込むことが可能になる。
さらに、レーザ光走査は第1及び第2ステージの走行で2次元に行えるようになり、その走査範囲は大幅に拡張する。従来技術のガルバノミラーで通常の走査は50mm×50mm領域の範囲であるが、本発明では上記第1及び第2ステージの各ストロークを十分に長く取ることができる。このため、従来技術のように被加工基板27の方をX−Yテーブルで走査する必要がなくなる。
次に、本発明の第2実施形態について図3を参照して説明する。第2実施形態は、第1実施形態で説明した第1ステージ15、第2ステージ19の走行のための第1及び第2駆動手段を異にするものである。ここで、第1実施形態と同等なものについては同一符号を付し、説明を省略或いは簡略化する。
図3に示すように、レーザ光走査系10には、本発明の第1駆動手段として、基台11に設置した第1駆動モータ41と、この第1駆動モータ41でX方向に第1ステージ15を駆動するボールネジ42とが設けられている。
また、第1ステージ15上には第1ステージ15に対し、Y方向に移動可能に設けられたXYステージ45が設けられており、このXYステージ45に第2ステージ19が取り付けられている。そして、一対のローラ46が、上記XYステージ45の一端部に設けられたX方向に沿うガイド部の両側面を挟み込みX方向に回転走行するように取り付けられている。一方、本発明の第2駆動手段として、レーザ光走査系10には、基台11に設置した第2駆動モータ47、この第2駆動モータ47でY方向にサブステージ49を駆動するボールネジ48、サブステージ49に固定した駆動アーム50が設けられている。そして、この駆動アーム50は上記一対のローラ46の上部に取り付けられ、この駆動アーム50の直進運動により第2ステージ19をY方向に走行する。
上記の構造にすることで、第1ステージ15のX方向の走行においては、XYステージ45は、上記ローラ46間をX方向に走行する。このために、第2駆動モータ47は、図1で示したような第1ステージ15上に取り付ける必要がなくなり、固定部である基台11或いは基台11の外側の支持体に取り付けることが可能になる。
上述したようにしてX方向に走行する第1ステージ15、Y方向に走行する第2ステージ19、これら1対のステージに取り付けられた光学系(ターニングミラー、投影レンズ)とを用いることで、レーザ光源24から射出するレーザビーム25は2次元にX−Y走査ができる。そして、レーザビーム25が被加工基板27で結像して、その所定の位置に加工穴31を形成していく。
第2実施形態では、図1で説明した実施形態の場合と同様の効果を奏する。また、第1ステージ15を駆動する第1駆動モータ41および第2ステージ19を駆動する第2駆動モータ47は、固定部である基台11上に取り付けられているので、第1ステージ15および第2ステージ19は上記駆動モータの微小振動から完全に遮断される。このようにして、第1ステージ15および第2ステージ19に駆動モータからの振動が影響しなくなるためレーザ光の走査精度が更に向上し、それに伴い加工穴の位置決め精度が更に向上する。また、第2駆動モータ47等が第1ステージ15上に設けられているため、第1駆動モータ41に対する負荷が軽減でき、高速駆動に有利である。
次に、本発明の第3実施形態について図4を参照して説明する。第3実施形態も、第1実施形態で説明した第1ステージ15、第2ステージ19の走行のための第1及び第2駆動手段を異にするものであり、第2実施形態よりも更にレーザ光の走査精度を高めるものである。ここで、第1実施形態と同等なものについては同一符号を付し、説明を省略或いは簡略化する。
図4に示すように、レーザ光走査系10では、基台11上に第1リニアモータ51が取り付けられている。この第1リニアモータ51で駆動する第1ステージ15は、第1ステージ15内に設けられた気体軸受52からなるエアスライドによって支持されながら、X方向に走行する。同様に、第1ステージ15上には第2リニアモータ53が取り付けられている。そして、この第2リニアモータ53で駆動する第2ステージ19は、第2ステージ19内に設けられた気体軸受54からなるエアスライドによって支持されながら、Y方向に走行する。
上述したようにして、リニアモータ駆動エアスライドでX方向に走行する第1ステージ15、同様なリニアモータ駆動エアスライドでY方向に走行する第2ステージ19、これら1対のステージに取り付けられた光学系とを用いて、レーザ光源24から射出するレーザビーム25の2次元のX−Y走査が非常にスムースにできる。そして、レーザビーム25bが被加工基板27で結像して、その所定の位置に加工穴31を形成する。
第3実施形態では、第1実施形態の場合と全く同様の効果を奏する。また、本実施形態では、上述したように、第1ステージ15および第2ステージ19はリニアモータ駆動エアスライドによって走行する。このために、これらステージの微細な位置決めが簡単にできるようになり、レーザ光走査が更に高精度にできるようになる。このようにして、被加工基板27上での加工穴31の位置決め精度が格段に向上する。
本発明は、上記の実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、実施の形態は適宜に変更されうるものである。
例えば、上記第2の実施形態と同様、サブステージ及び駆動アームを用いたY軸駆動を行うようにした構成の場合について、X軸,Y軸駆動用としてリニアモータを用いてもよい。
本発明の第1実施形態における基板の穴あけ装置の概略斜視図である。 本発明における基板の穴あけ装置の制御系の基本構成図である。 本発明の第2実施形態における基板の穴あけ装置の概略斜視図である。 本発明の第3実施形態における基板の穴あけ装置の概略斜視図である。 従来技術の基板の穴あけ装置の概略構成図である。
符号の説明
10 レーザ光走査系
11 基台
12,16 レール
13,17 駆動モータ
14,18 アーム
15 第1ステージ
19 第2ステージ
20 台座
21 第1ターニングミラー
22 第2ターニングミラー
23 投影レンズ
24 レーザ光源
25,25a,25b レーザビーム
26 被加工基板載置系
27 被加工基板
28 テーブル
29 位置決めマーク
30 撮像部
31 加工穴
32 制御系
33 制御部
34 撮像処理部
35 加工データ処理部
36 第1ステージ制御部
37 第2ステージ制御部
38 被加工基板載置制御部
39 レーザ光源制御部
41 第1駆動モータ
42,48 ボールネジ
49 サブステージ
44 第1駆動アーム
45 XYステージ
46 ローラ
47 第2駆動モータ
50 駆動アーム
51 第1リニアモータ
52,54 気体軸受
53 第2リニアモータ

Claims (3)

  1. 被加工基板にレーザビームで穴あけ加工をする基板の穴あけ装置であって、
    前記レーザビームを射出するレーザ光源と、
    第1ミラーが取り付けられた第1ステージと、
    第2ミラーと投影レンズとを備え、前記第1ステージ上に取り付けられた第2ステージと、
    前記第1ステージを第1の方向に走行する第1駆動手段と、
    前記第2ステージを前記第1の方向に対して直交する第2の方向に走行する第2駆動手段と、を備え、
    前記レーザビームは、前記第1ステージの前記第1の方向の走行および前記第2ステージの前記第2の方向の走行により2次元に走査されると共に、前記第1ミラー、第2ミラー、投影レンズを通過して前記被加工基板に結像し、前記被加工基板を穴あけ加工することを特徴とする基板の穴あけ装置。
  2. 前記第1駆動手段および第2駆動手段は、それぞれ駆動モータとボールネジとを含んで構成され、前記駆動モータは、固定部に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の基板の穴あけ装置。
  3. 前記第1駆動手段および第2駆動手段は、それぞれリニアモータ駆動エアスライドを含んで構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の基板の穴あけ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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