JP2006255534A - ろ過膜の洗浄方法 - Google Patents

ろ過膜の洗浄方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006255534A
JP2006255534A JP2005073768A JP2005073768A JP2006255534A JP 2006255534 A JP2006255534 A JP 2006255534A JP 2005073768 A JP2005073768 A JP 2005073768A JP 2005073768 A JP2005073768 A JP 2005073768A JP 2006255534 A JP2006255534 A JP 2006255534A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
membrane
flow rate
differential pressure
aeration
aeration flow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005073768A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4603395B2 (ja
Inventor
Yuichi Nakajima
優一 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinko Pantec Co Ltd
Original Assignee
Kobelco Eco Solutions Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobelco Eco Solutions Co Ltd filed Critical Kobelco Eco Solutions Co Ltd
Priority to JP2005073768A priority Critical patent/JP4603395B2/ja
Publication of JP2006255534A publication Critical patent/JP2006255534A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4603395B2 publication Critical patent/JP4603395B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】 浸漬型膜分離装置のろ過膜を気液混合液の膜表面流により洗浄する場合に、膜表面への付着物の堆積と目詰まりの進行の防止し、高透過フラックス時での安定運転が可能な、効率的なろ過膜の洗浄方法を提供することである。
【解決手段】 水処理槽に浸漬配置される膜分離装置の中空糸膜モジュール6aを、この膜モジュール6aの下部に設けた散気装置からの膜面曝気流により洗浄する場合に、膜差圧上昇を、膜モジュール6aの外表面に付着したケーキ層によるものと、膜孔内壁に付着したゲル層によるものとに分け、膜閉塞モデルを用いてケーキ層による膜差圧上昇速度が最も抑制される膜面最適曝気流量を膜透過フラックス毎に求め、この膜面最適曝気流量を各透過フラックスに対して設定するようにしたのである。それにより、連続運転中の膜差圧上昇を著しく抑制され、高透過フラックス時でも安定した膜分離運転が可能となる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、活性汚泥による排水処理、浄水処理等での汚泥と処理水との固液分離などに用いられるろ過膜モジュールの膜抵抗の上昇を抑制する膜面曝気流量を膜閉塞モデルにより求め、安定した高フラックス運転を可能とする膜面曝気によるろ過膜の洗浄方法に関する。
活性汚泥による排水処理では、近年、沈殿槽を用いた従来の固液分離法に代わる技術として、処理槽に複数の膜モジュールを浸漬設置し、汚泥と処理水とをろ過膜によって固液分離する膜分離法が用いられている。この膜分離法では、膜分離装置の運転時間の経過とともに、ろ過膜モジュールの膜面への懸濁物質や繊維状の夾雑物等の付着・堆積が避けられず、このような付着・堆積が発生すると有効膜面積が減少し、膜性能が低下するために、膜洗浄が行なわれる。この膜洗浄としては、薬液を用いて洗浄する化学的洗浄方法と、バブリングによる洗浄や水または気体を用いて逆洗浄するなどの物理的洗浄法が用いられる。
前記物理的洗浄方法については、例えば、図5に示すように、散気型曝気槽21の底面近傍に設けられ、送気管22aに接続された散気管22の直上に中空糸型の膜分離装置23を配置し、各ろ過膜23aが、膜透過水側を負圧とする膜透過水取出し用の真空引きポンプ24に接続され、前記散気管22からの散気により気液が混合した散気流をろ過膜23a間に通過させることにより、膜面汚損等を防止する散気式曝気槽が開示されている(特許文献1参照)。また、図6に示すように、処理槽内にろ過膜23aが浸漬され、吸引ポンプにより膜透過水を取出す膜分離装置23で、ろ過膜23aの直下に散気ノズル22bを備えた散気管22を複数設け、ブロワ24から散気管22に送風される空気の膜分離装置23内への供給をバルブ25により切り替えることにより、膜表面の空気流および水流を頻繁に変化させて膜表面全体に洗浄効果が及ぶようにする膜洗浄方法が開示されている(特許文献2参照)。さらに、中空糸膜モジュールを装填した濾過塔(処理槽)内に、比重が1前後で、粒径が0.5mmから20mm程度の球状物等の洗浄用小体が存在する状態で、中空糸膜モジュールの下方に設けた、ブロワに接続された散気装置から導入した空気により、バブリングを行ないつつ、洗浄用小体と中空糸膜モジュールとの摩擦により、膜面から付着物を剥離する技術も開示されている(特許文献3参照)。
特公平4−70958号公報 特開2000−61273号公報 特公平4−126528号公報
前記特許文献1および2では、いずれも気液混合の散気流により、膜分離処理過程で膜表面の洗浄を行なうものであるが、膜分離条件に応じて必要な散気流量(曝気流量)が定量的に開示されていない。一般に、散気管に空気を供給するためのブロワ動力費等の曝気コストは、膜分離装置を浸漬配置した曝気槽全体の運転コストに大きく影響する。このため、必要以上に散気流量を多くすることは動力費の無駄となって曝気コストが上昇し、また、散気流量が必要流量よりも少なくなると膜の目詰まりが進行して膜性能が低下し、通常、定期的に行われる薬液を用いた化学的洗浄の頻度が増加し、ろ過膜自体の寿命も低下する。特許文献3に開示された膜洗浄方法では、洗浄用小体が濾過槽内に多数存在するため、洗浄用小体をバブリングにより運動させるために散気流量を高める必要があり、また、洗浄用小体が占める容積分だけ、濾過槽(処理槽)の有効容積が減少することになり、必ずしも効率的な洗浄方法とは言えない。
そこで、この発明の課題は、浸漬型膜分離装置のろ過膜を気液混合液の膜表面流により洗浄する場合に、膜透過フラックスに対応して膜面への曝気流量を最適化することにより、膜表面への付着物の堆積と目詰まりの進行を防止し、高膜透過フラックス時での安定運転が可能な、効率的なろ過膜の洗浄方法を提供することである。
前記の課題を解決するために、この発明では以下の構成を採用したのである。
即ち、請求項1に係るろ過膜の洗浄方法は、水処理槽に浸漬配置され、被処理水を吸引して固液分離する膜分離装置のろ過膜を、前記ろ過膜の下部に設けた散気装置からの膜面への曝気流により膜差圧上昇速度を抑制するように洗浄するろ過膜の洗浄方法であって、前記膜差圧上昇速度と膜面への曝気流量と膜透過フラックスの関係を求め、膜透過フラックスに対応してろ過膜の外表面に付着したケーキ層による膜差圧上昇速度が抑制される膜面最適曝気流量を供給するようにしたことを特徴とする。
本発明者は、上記ろ過膜の膜差圧上昇が、ろ過膜の外表面に付着したケーキ層とろ過膜の細孔内壁に付着したゲル層により発生することに着目し、ケーキ層による膜差圧上昇速度が抑制される膜面への最適曝気流量でろ過膜表面を洗浄すれば、即ち、膜透過フラックス毎に適正な曝気流量を選択すれば、膜差圧上昇は前記ゲル層によるもののみとなって、膜分離装置の運転に伴う膜差圧上昇速度を著しく抑制することが可能であることを見出した。この適正な曝気流量を選択することにより、高膜透過フラックス時の膜分離装置の運転を安定して行なうことができ、また、薬液を用いた化学的洗浄頻度を、例えば、1ヶ月に1程度と少なくでき、効率的に排水処理を行なうことができる。さらに、膜面曝気のためのブロワ動力費の無駄がなくなり、排水処理コストの増加を防止することができる。なお、ケーキ層による膜差圧上昇がなくなるとは、例えば、2週間などの一定期間の装置運転後の膜差圧上昇が実質的に認められなくなることを意味する。
請求項2に係るろ過膜の洗浄方法は、前記膜差圧上昇速度(ΔPt/dt)を、ろ過膜の外表面に付着したケーキ層による膜差圧上昇速度(dΔPc/dt)と、ろ過膜の細孔内壁に付着したゲル層による膜差圧上昇速度(dΔPg/dt)とに分け、前記ケーキ層による膜差圧上昇速度(dΔPc/dt)を以下の式(1)で表し、曝気によるケーキ除去量Gが膜面への曝気流量Wに比例するとみなして、式(1)のdΔPc/dtがゼロとなる膜面への曝気流量を、ケーキ層による膜差圧上昇速度が最も抑制される前記最適曝気流量とすることを特徴とする。
dΔPc/dt=A×(F×Cm−G)×F-----(1)
ここで、ΔPt:全膜差圧上昇、ΔPc:ケーキ層による膜差圧上昇、ΔPg:ゲル層による膜差圧上昇、A:ケーキ膜閉塞係数(kPa-1/2・day-1)、F:膜透過フラックス(m/day)、Cm:水処理槽中の懸濁物質(SS)濃度(kg/m3)、W:単位膜面積あたりの膜面曝気流量(m3/h/m2)、G:単位時間、単位面積あたりの曝気によるケーキ除去量(g/day/m2)であり、ケーキ膜閉塞係数Aの値は、9×10-6〜1×10-4の範囲にある。
このようにして、ケーキ層による膜差圧上昇速度(dΔPc/dt)を定式化すると、ケーキ層による膜差圧上昇速度が最も抑制される膜面への最適曝気流量を、上式(1)で、dΔPc/dt=0とおくことにより、実用的精度で求めることができる。
請求項3に係るろ過膜の洗浄方法は、前記曝気によるケーキ除去量Gと膜面への曝気流量Wが、G=αW(α:比例係数)の線形関係にあると見なし、全膜差圧上昇速度(dΔPt/dt)を以下の式(2)で表したときに、1つの膜透過フラックスFaについての、前記全膜差圧上昇速度と膜面曝気流量の関係を求め、膜面曝気流量に対する見掛けの膜閉塞係数Baの低下速度が急激に小さくなる膜面曝気流量をWを求め、この膜面曝気流量Wを膜面最適曝気流量Wcとして、上記膜透過フラックスFaと、膜面最適曝気流量Wcと、上記式(1)でケーキ層による膜差圧上昇速度(dΔPc/dt)がゼロとなる条件(G=F×Cm)から、前記比例係数αを算出することを特徴とする。
dΔPt/dt=Ba×ΔPtN -----(2)
ここで、指数N=3/2〜2である。
このようにケーキ除去量Gと膜面曝気量Wが線形関係にあるとみなすと、上式(1)から、比例係数αを、実運転条件の範囲にある1つの膜透過フラックスFaと、上記のようにして求めた膜面曝気流量Wcと、水処理槽中の懸濁物質(SS)濃度Cmから算出することができる。そして、この比例係数αを用いて、実運転条件範囲の各膜透過フラックスFに対して、前記最適曝気流量Wcを容易に求めることが可能となる。
請求項4に係るろ過膜の洗浄方法は、前記曝気によるケーキ除去量Gと膜面への曝気流量Wが、G=αW(α:比例係数)の線形関係にあると見なし、全膜差圧上昇速度(dΔPt/dt)を以下の式(2)で表したときに、1つの膜透過フラックスFaについての、前記全膜差圧上昇速度と膜面曝気流量の関係を求め、膜面曝気流量に対する見掛けの膜閉塞係数Baの低下速度が急激に小さくなる膜面曝気流量を境界としてこの膜面曝気流量の両側の流量域で、膜面曝気流量と見かけの膜閉塞係数Baとの関係をそれぞれ近似式で表し、両近似式を連立させて前記最適曝気流量Wcを求め、上記膜透過フラックスFaと、膜面最適曝気流量Wcと、上記式(1)でケーキ層による膜差圧上昇速度(dΔPc/dt)がゼロとなる条件(G=F×Cm)から、前記比例係数αを算出することを特徴とする。
dΔPt/dt=Ba×ΔPtN -----(2)
ここで、指数N=3/2〜2である。
このように膜面曝気流量と見掛けの膜閉塞係数Baとの関係を、上記境界の両側の流量域に分けてそれぞれ近似式で表し、その交点の膜面曝気流量を膜面最適曝気流量とすると、膜面最適曝気流量Wcをより厳密に決定することができる。
請求項5に係るろ過膜の洗浄方法は、前記ろ過膜を膜透過した膜透過水流量を計測し、この計測値に基づいて前記膜透過フラックスを求め、この膜透過フラックスと設定膜透過フラックスとの偏差に基づいて前記膜面への曝気流量をフィードバック制御することを特徴とする。
このようにすれば、膜分離装置の連続運転中に膜透過フラックスが変化しても、前記線形関係にある膜面曝気流量と膜透過フラックスから、膜面曝気流量の補正流量を簡便に求めることができ、高膜透過フラックス時の膜分離装置の運転が安定化する。
この発明では、水処理槽に浸漬配置された膜分離装置のろ過膜外表面に付着したケーキ層による膜差圧上昇速度が最も抑制されるような膜面への最適曝気流量を、膜閉塞モデルを用いて膜透過フラックス毎に容易に求めることを可能としたので、膜分離運転時に、各膜透過フラックスに対応して前記最適曝気流量を設定して連続運転中の膜洗浄を行なうことにより、ろ過膜細孔内壁に付着したゲル層のみが膜差圧上昇に影響することになって、連続運転中の膜差圧上昇を著しく抑制することができる。それにより、高膜透過フラックス時でも膜分離装置の運転を安定して行なうことができる。また、薬液を用いた化学的洗浄頻度を少なくでき、さらに、膜面曝気のためのブロワ動力費等の無駄がなくなり、効率的な排水処理が可能となる。
以下に、この発明の実施形態を添付の図1から図4に基づいて説明する。
図1は、活性汚泥処理のプロセスフローの一例を示したものである。原水(汚水)は、まず、前処理設備1で、粗大異物や懸濁浮遊物がスクリーン除去され、水処理槽としての生物処理槽2(無酸素タンク)に供給される。生物処理槽2では、運転当初は除去すべき被処理水中のBOD成分(有機質)の一部を分解するとともに、生物処理槽3(好気タンク)から配管14を経て返送される硝化液中の硝酸態窒素および/または亜硝酸態窒素を窒素に還元した後に、通過口Tを経て生物処理槽3に流入し、循環する。この生物処理槽3の底部には、ブロワ(図示省略)に接続された好気性生物のための曝気用の多数の微細な孔を有する散気板4が設けられ、その直上に、上部がそれぞれ流量制御バルブ17を備えた配管13により吸引ポンプ5に接続された複数の中空糸膜モジュール6a、6aからなる中空糸膜ユニット6が配設されている。この中空糸膜モジュール6a、6aの下部には、膜面に付着するケーキ層除去のために、ブロワ15に接続された膜面への曝気流を形成するための空気供給管7、7および膜面に気液流を分配するための複数の孔8aを有する分配機構8が配置され、各空気供給管7には流量制御バルブ16を備えている(空気供給管7、流量制御バルブ16および分配機構8を併せて、本願の散気装置という)。前記散気板4から空気が供給されると、被処理水中のアンモニアは好気性の亜硝酸菌の働きにより酸化されて、亜硝酸になる。次に、この亜硝酸は好気性の硝酸菌の働きにより酸化され、硝酸になる。そして、この硝化処理された被処理水(硝化液)が生物処理槽2に返送され、被処理水(原水)中のBOD成分により水素が供与されて、硝酸および亜硝酸が窒素ガスに還元される。このような循環処理が生物処理槽2と生物処理槽3で繰り返され、生物処理槽3で被処理水中の懸濁物質等が中空糸膜モジュール6a、6aで固液分離され、吸引ポンプ5により吸引されて中空糸膜(ろ過膜)を通過し、処理水が得られる。この固液分離過程で中空糸膜表面には前記懸濁物質等が付着し目詰まりが進行するため、適宜、薬品タンク9に貯留された薬液を中空糸膜内部から通過させて逆洗浄が行なわれる。そして、前記亜硝酸菌や硝酸菌等は処理過程で増殖するため、余剰となった汚泥が生物処理槽3の底部から排出される。
前記懸濁物質等による中空糸膜10への付着物は、図2に示すように、膜孔10aの内壁に付着するゲル層11と、膜の外表面に付着するケーキ層12に分けられる。前記中空糸膜10の全膜差圧ΔPtは、ゲル層11によって発生する膜差圧ΔPgと、ケーキ層12によって発生する膜差圧ΔPcと、中空糸膜10自体が有する膜差圧との和になり、次式で表される。
ΔPt=ΔPm+ΔPg+ΔPc -------------------(1)
前記ゲル層11によって発生する膜差圧ΔPgは、被処理水中のゲル成分が、膜孔内壁10aに同心円状に付着堆積することによると考えると、膜孔内での閉塞物の収支は次式で表すことができる。
QCgt=(πR2−πr2)×n×L×ρ+Zρt-----(2)
ここで、Q:膜孔内の被処理水の流量(m3/day)、Cg:ゲル濃度(kg/m3)、t:運転時間(day)、R:細孔(膜孔)半径(m)、r:有効半径(m)、n:膜孔数、L:膜孔長さ(m)、ρ:ゲル密度(kg/m3)、Z:逆洗浄によって除去される付着物(ゲル)体積(m3/day)
膜孔10a内は層流であると仮定して(2)式にHagen-Poiseuille則を適用すると、ゲル層12による膜差圧上昇速度を表す次式が導かれる。
dΔPg/dt=B×ΔPgN ----------(3)
ここで、Bはゲル膜孔閉塞係数(kPa-1/2・day-1)で、Bの値は、実機運転条件では、10-4〜10-1の範囲にあり、B値が高い程、膜差圧上昇速度が大きくなる。また、指数Nは、上記(3)式を、(2)式にHagen-Poiseuille則を適用すると、N=3/2となるが、実機運転条件では、Nの値は、原水(汚泥)の性状により変化し、通常、3/2〜2の範囲にある。
一方、前記ケーキ層12による膜差圧上昇(閉塞)は、膜透過フラックス、ケーキ濃度、即ち水処理槽中の懸濁物質(SS)濃度(kg/m3)、膜面曝気量に依存すると考えると、次式でモデル化することができる。
dΔPc/dt=f(F,Cm,W)=A×(F×Cm−G)×F-----(4)
ここで、A:ケーキ膜閉塞係数(kPa-1/2・day-1)、F:膜透過フラックス(m/day)、Cm:水処理槽中の懸濁物質(SS)濃度(kg/m3)、W:単位膜面積あたりの膜面曝気量(m3/h/m2)、G:単位時間、単位面積あたりの曝気によるケーキ除去量(g/day/m2)である。なお、ケーキ膜閉塞係数Aは、ケーキの膜面からの剥がれやすさの指標を示すケーキ抵抗係数および被処理水の粘度に関する定数であり、実運転条件では、A=9×10-6〜1×10-4の範囲にある。また、ケーキ除去量Gは膜面への曝気流量Wに比例すると見なすことができる。
(1)式、(3)式および(4)式から、全膜差圧ΔPtについては次式が成り立つ。
dΔPt/dt=dΔPg/dt+dΔPc/dt=Ba×ΔPtN
------(5)
ここで、Ba(kPa-1/2・day-1):見かけの膜閉塞係数、指数Nは、前述のように、3/2〜2の範囲にある。以下、N=3/2として考える。
上記(5)式で、第1項はゲル層11による膜差圧上昇速度を、第2項はケーキ層12による膜差圧上昇速度を示す。(5)式から、各膜透過フラックスに対して第2項のケーキ層による膜差圧上昇速度が最も抑制される曝気条件を見出せば、即ち、dΔPc/dt=0となる曝気条件を見出せば、膜差圧上昇速度(dΔPt/dt)は第1項のゲル層による膜差圧上昇速度分のみとなり、減少することがわかる。このとき、(3)式および(5)式から、ゲル膜孔閉塞係数Bと見かけの膜閉塞係数Baとは等しくなる。
上記(4)式から、ケーキ層による膜差圧上昇速度を最も抑制するためには、式(4)でdΔPc/dt=0とおいて、FCm=Gとなることが必要である。いま、ケーキ除去量G(g/day/m2)が曝気流量W(m3/day)に線形的に比例するとみなして、G=αW(α:比例係数)とおき、水処理槽中のSS(懸濁物質)濃度をCm(kg/m3)、膜の表面積をS(m2)とすると、G×S=α×W×S=F×S×Cmとなり、次式が成り立つ。
G=α×W=F×Cm ---------(6)
(6)式から、前記ケーキ層による膜差圧上昇速度が最も抑制される曝気流量Wは、膜透過フラックスFおよび水処理槽中の懸濁物質濃度Cmにより決定されることがわかる。上記比例係数αは、膜透過フラックスF、懸濁物質濃度Cm、膜面への曝気流量Wに関連し、次のようにして算出することができる。即ち、1つの膜透過フラックスFaに対して、(5)式で、ケーキ層による膜差圧上昇速度dΔPc/dtの寄与分がなくなり、見かけの膜閉塞係数Baが急激に降下する膜面曝気流量から膜面最適曝気流量Wcを求め、この膜透過フラックスFaと膜面最適曝気流量Wcを(6)式に代入して、次式により求めることができる。
α=Fa×Cm/Wc----------(7)
実機運転条件では、α=1〜(3×104)の範囲にある。前記1つの膜透過フラックスFaに対する膜面最適曝気流量Wcは、以下に示すように実験的に求めることができる。なお、前記水処理槽中の懸濁物質SSは、生物処理(活性汚泥)槽の曝気混合液では、MLSS(mixed liquor suspended solid)に相当する。
図1に示した構成の実証プラント(処理容量30m3/day)での2週間にわたる運転データから、Cm=10,000kg/m3、膜透過フラックスFa=0.6 m/day、膜表面積S=25m2、の運転条件のときに、曝気流量W=120 m3/day/膜モジュール(=0.2m3/h/m2)以上では、図3に示すように、(5)式に示した見かけの膜閉塞係数Baの低下速度が急激に小さくなっている。このことは、前記運転条件のときに、膜面曝気流量Wがおよそ120 m3/day/膜モジュール(=0.2m3/h/m2)以上で、B(ゲル膜閉塞係数)≒Ba(見かけの膜閉塞係数)となることを意味し、ケーキ層の膜外表面への蓄積が抑制され、式(4)および式(5)に示したdΔPc/dtがほぼゼロになること、即ちケーキ層による膜差圧上昇速度が最も抑制されることを実証している。
いま、前記見かけの膜閉塞係数Baの低下速度が急激に小さくなっている膜面曝気流量W=0.2m3/h/m2を境界として、この境界の両側の流量域Qa,Qbでの膜面曝気流量Wと見かけの膜閉塞係数Baとの関係を近似式で表すと以下のようになる。
低流量側(Qa):Ba=−1.0×W2+0.3×W−0.0166---(8)
高流量側(Qb):Ba=−0.0012W+0.0037 ------------(9)
(8)式および(9)式を連立させて、両近似式の交点の膜面曝気流量Wを求めると、W=0.203m3/h/m2≒0.2m3/h/m2となり、この膜面曝気流量が前記のケーキ層による膜差圧上昇速度が最も抑制される膜面最適曝気流量Wcとなる。この膜面最適曝気流量Wcを用いると、(7)式からα≒50となり、(10)式が得られる。なお、比例係数αは、同一膜モジュールでは、膜透過フラックスFにかかわらず、一定と見なすことができる。
G=50W =F×C m ----------(10)
(10)式から、水処理槽中の懸濁物質(SS)濃度Cmは実測により既知であるので、各透過フラックスFに対して、ケーキ層による膜圧上昇速度dΔPc/dtが最も抑制される膜面曝気流量W(膜面最適曝気流量Wc)は、Wc=F×Cm/50により求めることができる。
前記水処理槽中の懸濁物質濃度Cmが10,000kg/m3の場合、上記(7)式から求めた、ケーキ層による膜差圧上昇速度dΔPc/dtが最も抑制される各膜透過フラックスFに対する最適曝気流量Wcを表1に示す。実運転では、各膜透過フラックスに対応して、ブロワ動力費等の曝気コストの観点から、前記膜透過フラックスFに対する最適曝気流量Wcの10%増し程度を上限として膜面最適曝気流量を設定することが望ましい。
Figure 2006255534
なお、前記比例係数αは、前述のように、同一の膜モジュールに対しては一定と見なすことができるが、水処理槽中の懸濁物質(SS)濃度Cmが変化すれば、それに対応してαも異なった値をとり、特定の膜透過フラックスFに対してケーキ層による膜差圧上昇速度(dΔPc/dt)が最も抑制される膜面最適曝気流量Wcを、実測により(5)式の見かけの膜閉塞係数Baが急激に降下する曝気流量Wから求め、(7)式を用いてαを計算する必要がある。このとき、表1に示した各膜透過フラックスFに対する最適曝気流量Wcも、懸濁物質濃度Cmの変化に対応して異なってくる。このように、各膜透過フラックスに対して最適曝気流量Wcを調節することにより、膜差圧上昇速度(dΔPt/dt)に及ぼすケーキ層による膜差圧上昇速度(dΔPc/dt)の影響を抑制することが可能となる。
図4は、前記実証プラントで、膜透過フラックスFが0.8m/dayと1.0m/dayの場合について、単位膜表面積あたりの曝気流量Wが0.2m3/h/m2と、ケーキ層による膜差圧上昇速度dΔPc/dtが最も抑制される前記最適曝気流量Wcをそれぞれ供給したときの全膜差圧ΔPt((1)式参照)を実測し、この全膜差圧ΔPtを縦軸にとり(膜差圧で表示)、横軸の膜分離装置の日数で表示した運転時間に対してプロットしたものである。なお、前記曝気流量W=0.2m3/h/m2は、膜透過フラックスFが0.6 m/dayの場合のケーキ層による膜差圧上昇dΔPc/dtが最も抑制される最適曝気流量である。曝気流量Wが0.2m3/h/m2では、膜透過フラックスFが1.0m/dayの場合に30日の運転時間後には全膜差圧ΔPtは初期の膜差圧の5倍以上と著しく上昇するが、最適曝気流量Wcを供給した場合では、30日経過後の全膜差圧ΔPtは初期の膜差圧の1.6倍程度に抑制され、著しく低下することがわかる。また、膜透過フラックスFが0.8m/dayについても、最適曝気流量Wcを供給した場合には、膜透過フラックスFが1.0m/dayの場合と同様に、初期の膜差圧の1.6倍程度に抑制されることがわかる。このように、各膜透過フラックスFに対して最適曝気流量Wcを供給することにより、膜差圧の上昇は著しく低いレベルに抑制することができ、高膜透過フラックス時の膜分離装置の運転が安定化し、薬液による化学洗浄の頻度も、例えば、1ヶ月に1回程度と低い頻度に抑えることができる。
前記比例係数αを、異なる懸濁物質(SS)濃度について、予め求めておき、ケーキ層による膜差圧上昇(dΔPc/dt)が最も抑制される前記最適曝気流量Wcを膜透過フラックス毎にそれぞれ求め、処理対象液の懸濁物質(SS)濃度を計測し、この計測値が変化したときに、散気装置に接続されたブロワ流量を制御して膜面への曝気流量を補正する構成をとることも可能である。
なお、膜面最適曝気流量Wcは、膜透過フラックス毎に、一定期間の実験運転でケーキ層による膜差圧上昇を抑制できる、即ちこの膜差圧上昇が認められなくなる曝気流量を実測することによっても求めることができる。しかし、上述の、(1)〜(7)式を用いた膜閉塞モデルにより膜面最適曝気流量を求めるようにすれば、実験運転を多く必要とせず、極めて効率的に膜差圧上昇を抑制できる曝気流量を決定することができる。
また、上記実施形態では、図1に示したように、好気性生物処理のための散気板4と膜モジュール6aの下部に設けた膜面曝気用の散気装置を併用しているが、好気性生物処理のための散気板4を膜モジュール6aの下部に配置して、本願の膜面曝気用の散気装置を兼ねることも可能である。ただし、膜面曝気のための最適曝気流量と生物処理のための必要曝気流量との関係が常に一定とは限らないので、散気装置の運転制御の観点からは、散気板4と前記散気装置は、個別に設けることが好ましい。さらに、上記膜閉塞モデルの考え方を用いて膜面最適曝気流量を供給するろ過膜の洗浄方法は、中空糸膜以外のろ過膜にも適用可能である。
この発明を適用する活性汚泥処理のプロセスフローの一例を示す説明図である。 (a)中空糸膜へのケーキ層および層の付着を模式的に示す説明図である。 膜透過フラックス(F)を一定とした場合の曝気流量と見かけの膜閉塞係数Baとの関係を示す説明図である。 高フラックス運転の場合に、曝気流量が膜差圧上昇に及ぼす影響を示した説明図である。 従来技術の膜洗浄方法を示す説明図である。 従来技術の膜洗浄方法を示す説明図である。
符号の説明
1・・・前処理設備
2、3・・・生物処理槽
4・・・散気板
5・・・吸引ポンプ
6・・・中空糸膜ユニット
6a・・・中空糸膜モジュール
7・・・空気供給管
8・・・分配機構
8a・・・孔
9・・・薬液タンク
10・・・中空糸膜
10a・・・膜孔
11・・・ゲル層
12・・・ケーキ層
13、14・・・配管
15・・・ブロワ
16、17・・・流量制御バルブ

Claims (5)

  1. 水処理槽に浸漬配置され、被処理水を吸引して固液分離する膜分離装置のろ過膜を、前記ろ過膜の下部に設けた散気装置からの膜面への曝気流により膜差圧上昇速度を抑制するように洗浄するろ過膜の洗浄方法であって、前記膜差圧上昇速度と膜面への曝気流量と膜透過フラックスの関係を求め、膜透過フラックスに対応してろ過膜の外表面に付着したケーキ層による膜差圧上昇速度が抑制される膜面最適曝気流量を供給するようにしたことを特徴とするろ過膜の洗浄方法。
  2. 前記膜差圧上昇速度(ΔPt/dt)を、ろ過膜の外表面に付着したケーキ層による膜差圧上昇速度(dΔPc/dt)と、ろ過膜の細孔内壁に付着したゲル層による膜差圧上昇速度(dΔPg/dt)とに分け、前記ケーキ層による膜差圧上昇速度(dΔPc/dt)を以下の式(1)で表し、曝気によるケーキ除去量Gが膜面への曝気流量Wに比例するとみなして、式(1)のdΔPc/dtがゼロとなる膜面への曝気流量を、ケーキ層による膜差圧上昇速度が最も抑制される前記最適曝気流量とすることを特徴とする請求項1に記載のろ過膜の洗浄方法。
    dΔPc/dt=A×(F×Cm−G)×F-----(1)
    ここで、ΔPt:全膜差圧上昇、ΔPc:ケーキ層による膜差圧上昇、ΔPg:ゲル層による膜差圧上昇、A:ケーキ膜閉塞係数(kPa-1/2・day-1)、F:膜透過フラックス(m/day)、Cm:水処理槽中の懸濁物質(SS)濃度(kg/m3)、W:単位膜面積あたりの膜面曝気流量(m3/h/m2)、G:単位時間、単位面積あたりの曝気によるケーキ除去量(g/day/m2)であるであり、ケーキ膜閉塞係数Aの値は、9×10-6〜1×10-4の範囲にある。
  3. 前記曝気によるケーキ除去量Gと膜面への曝気流量Wが、G=αW(α:比例係数)の線形関係にあると見なし、全膜差圧上昇速度(dΔPt/dt)を以下の式(2)で表したときに、1つの膜透過フラックスFaについての、前記全膜差圧上昇速度と膜面曝気流量の関係を求め、膜面曝気流量に対する見掛けの膜閉塞係数Baの低下速度が急激に小さくなる膜面曝気流量Wを求め、この膜面曝気流量Wを膜面最適曝気流量Wcとして、上記膜透過フラックスFaと、膜面最適曝気流量Wcと、上記式(1)でケーキ層による膜差圧上昇速度(dΔPc/dt)がゼロとなる条件(G=F×Cm)から、前記比例係数αを算出することを特徴とする請求項2に記載のろ過膜の洗浄方法。
    dΔPt/dt=Ba×ΔPtN -----(2)
    ここで、指数N=3/2〜2である。
  4. 前記曝気によるケーキ除去量Gと膜面への曝気流量Wが、G=αW(α:比例係数)の線形関係にあると見なし、全膜差圧上昇速度(dΔPt/dt)を以下の式(2)で表したときに、1つの膜透過フラックスFaについての、前記全膜差圧上昇速度と膜面曝気流量の関係を求め、膜面曝気流量に対する見掛けの膜閉塞係数Baの低下速度が急激に小さくなる膜面曝気流量を境界としてこの膜面曝気流量の両側の流量域で、膜面曝気流量と見かけの膜閉塞係数Baとの関係をそれぞれ近似式で表し、両近似式を連立させて前記最適曝気流量Wcを求め、上記膜透過フラックスFaと、膜面最適曝気流量Wcと、上記式(1)でケーキ層による膜差圧上昇速度(dΔPc/dt)がゼロとなる条件(G=F×Cm)から、前記比例係数αを算出することを特徴とする請求項2に記載のろ過膜の洗浄方法。
    dΔPt/dt=Ba×ΔPtN -----(2)
    ここで、指数N=3/2〜2である。
  5. 前記ろ過膜を膜透過した膜透過水流量を計測して前記膜透過フラックスを求め、この膜透過フラックスと設定膜透過フラックスとの偏差に基づいて前記膜面への曝気流量をフィードバック制御することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のろ過膜の洗浄方法。


JP2005073768A 2005-03-15 2005-03-15 ろ過膜の洗浄方法 Expired - Fee Related JP4603395B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005073768A JP4603395B2 (ja) 2005-03-15 2005-03-15 ろ過膜の洗浄方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005073768A JP4603395B2 (ja) 2005-03-15 2005-03-15 ろ過膜の洗浄方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006255534A true JP2006255534A (ja) 2006-09-28
JP4603395B2 JP4603395B2 (ja) 2010-12-22

Family

ID=37095325

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005073768A Expired - Fee Related JP4603395B2 (ja) 2005-03-15 2005-03-15 ろ過膜の洗浄方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4603395B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017000960A (ja) * 2015-06-10 2017-01-05 オルガノ株式会社 膜の洗浄方法
WO2017006988A1 (ja) * 2015-07-07 2017-01-12 株式会社東芝 排水処理制御装置及び排水処理システム
JP2017018940A (ja) * 2015-07-07 2017-01-26 株式会社東芝 排水処理制御装置及び排水処理システム
CN110431111A (zh) * 2017-03-23 2019-11-08 三菱电机株式会社 膜分离装置及膜分离方法
CN112774445A (zh) * 2020-12-18 2021-05-11 武汉艾科滤膜技术有限公司 一种杆浮球式气液分离超滤膜组件
JP7472070B2 (ja) 2021-04-19 2024-04-22 水ing株式会社 浄水処理用のろ過膜の膜閉塞速度の予測方法および浄水処理原水の膜ろ過処理方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4066926A1 (en) 2014-10-22 2022-10-05 Koch Separation Solutions, Inc. Pulsed aeration system for submerged hollow fiber module
USD779632S1 (en) 2015-08-10 2017-02-21 Koch Membrane Systems, Inc. Bundle body

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06106167A (ja) * 1992-09-28 1994-04-19 Kubota Corp 排水の固液分離方法およびその装置
JPH10244262A (ja) * 1997-03-03 1998-09-14 Mitsubishi Rayon Co Ltd 廃水の濾過方法
JP2000300968A (ja) * 1999-04-21 2000-10-31 Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd 膜濾過装置の運転方法
JP2001029751A (ja) * 1999-07-27 2001-02-06 Daicel Chem Ind Ltd 分離装置及び固液分離方法
JP2001120966A (ja) * 1999-10-25 2001-05-08 Toshiba Corp 膜ろ過システム
JP2003210949A (ja) * 2002-01-28 2003-07-29 Toshiba Corp 膜ろ過装置の膜破損検出装置及び検出方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06106167A (ja) * 1992-09-28 1994-04-19 Kubota Corp 排水の固液分離方法およびその装置
JPH10244262A (ja) * 1997-03-03 1998-09-14 Mitsubishi Rayon Co Ltd 廃水の濾過方法
JP2000300968A (ja) * 1999-04-21 2000-10-31 Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd 膜濾過装置の運転方法
JP2001029751A (ja) * 1999-07-27 2001-02-06 Daicel Chem Ind Ltd 分離装置及び固液分離方法
JP2001120966A (ja) * 1999-10-25 2001-05-08 Toshiba Corp 膜ろ過システム
JP2003210949A (ja) * 2002-01-28 2003-07-29 Toshiba Corp 膜ろ過装置の膜破損検出装置及び検出方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017000960A (ja) * 2015-06-10 2017-01-05 オルガノ株式会社 膜の洗浄方法
WO2017006988A1 (ja) * 2015-07-07 2017-01-12 株式会社東芝 排水処理制御装置及び排水処理システム
JP2017018940A (ja) * 2015-07-07 2017-01-26 株式会社東芝 排水処理制御装置及び排水処理システム
CN110431111A (zh) * 2017-03-23 2019-11-08 三菱电机株式会社 膜分离装置及膜分离方法
CN110431111B (zh) * 2017-03-23 2021-09-07 三菱电机株式会社 膜分离装置及膜分离方法
CN112774445A (zh) * 2020-12-18 2021-05-11 武汉艾科滤膜技术有限公司 一种杆浮球式气液分离超滤膜组件
CN112774445B (zh) * 2020-12-18 2022-06-14 武汉艾科滤膜技术有限公司 一种杆浮球式气液分离超滤膜组件
JP7472070B2 (ja) 2021-04-19 2024-04-22 水ing株式会社 浄水処理用のろ過膜の膜閉塞速度の予測方法および浄水処理原水の膜ろ過処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4603395B2 (ja) 2010-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4603395B2 (ja) ろ過膜の洗浄方法
JP5304250B2 (ja) 浸漬型膜分離装置およびその運転方法
JP6027474B2 (ja) 有機性排水処理装置の運転方法及び有機性排水処理装置
US9975796B2 (en) Process, apparatus and membrane bioreactor for wastewater treatment
JP5822264B2 (ja) 膜分離活性汚泥処理装置の運転方法
JP2018079442A (ja) サイフォン式散気管、膜分離活性汚泥装置、水処理方法
JP5366402B2 (ja) 水の処理方法
JP2009178696A (ja) 膜分離方法および膜分離装置
JPWO2009028435A1 (ja) 浸漬型膜分離装置、水浄化処理装置、およびそれを用いた水浄化処理方法
JP2003053363A (ja) 有機物含有水の処理方法及び処理装置
JPH11309480A (ja) 浸漬型膜分離装置の運転方法
AU2007298198B2 (en) Method of wastewater disposal
JP5307066B2 (ja) 排水処理方法および排水処理システム
JP4392111B2 (ja) 有機性排水の生物処理装置
CN111032581B (zh) 水处理控制系统
JP5436350B2 (ja) エアリフトポンプ装置及び汚水処理設備
KR20080111843A (ko) 침지형 분리막 생물반응기
WO2010101152A1 (ja) 膜分離式活性汚泥処理装置及びその方法
JP2009061398A (ja) 膜分離活性汚泥処理装置の運転方法
JP3722084B2 (ja) 膜分離排水処理方法および装置
JP6601517B2 (ja) 好気性生物処理装置の運転方法
JP2007152282A (ja) 膜分離活性汚泥処理方法
JP4181501B2 (ja) 生物膜濾過装置及び方法
JP2007209947A (ja) 膜分離活性汚泥処理方法
JP2001062471A (ja) 窒素含有汚水の処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071211

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091211

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100119

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100319

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20100510

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100928

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101001

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131008

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4603395

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131008

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees