JP2006254936A - 紙製ハンガー - Google Patents

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Abstract

【課題】 材料コストが高くなることを回避することができるだけでなく、重量の重い衣類であっても、変形することなく、確実に吊り下げることができる紙製ハンガーを提供する点にある。
【解決手段】 衣類の左右の肩の部分を掛ける肩掛け部2,3を備えた本体部4と、本体部4から上方に延びる吊り下げ用のフック部5とを一枚の紙材から構成してなる紙製ハンガーにおいて、フック部5の左右両端のそれぞれに左右方向外方側へ延びる延出部6,7を備えさせ、それら延出部6,7を左右両端の折り曲げ部8,9を介してフック部5にそれの同一面側で交互に折り重ねるとともに、先に折り重ねた一方の延出部6に対して後から折り重ねる該他方の延出部7の左右方向遊端部を連結するための連結手段Aを備えさせた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、衣類の左右の肩の部分を掛ける肩掛け部を備えた本体部とこの本体部から上方に延びる吊り下げ用のフック部とを一枚の紙材から構成してなる紙製ハンガーに関する。尚、前記一枚の紙材としては、段ボール、板紙などの紙単体でもよいし、紙の強度を高めるためにそれらを積層して一体化したものや、合成樹脂フィルムを積層した複合紙であってもよい。
上記紙製ハンガーは、衣類販売時に店頭に展示するための衣類を掛けるために使用したり、クリーニング業者がクリーニング済衣類を吊り下げておくために使用され、プラスチック製のハンガーとは異なり、使用後は容易に廃棄できることから、近年注目されている。その一例として、一枚のシートに、それの中央部に形成の二つ折り用の中央線を挟んで両側のそれぞれに、折れ線、切込線、打ち抜き孔、把持孔を備えさせ、中央線にて折り曲げてほぼ同一形状でなる一対のハンガー形成用部分を重ね合わせてから、一方の打ち抜き孔に備えさせた連接フラップに形成の差し込み孔に、他方の打ち抜き孔に備えさせたフラップの先端を差し込んで、紙製ハンガーを構成することができるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
実開平4−27875号公報(図1〜図3)
上記特許文献1の紙製ハンガーでは、ほぼ同一の大きさの二枚分の面積を有する紙を中央線で折り曲げて重ね合わせる構成であるため、1つの紙製ハンガーを作製する場合に2倍の紙を必要とし、材料コストが高くかかる不都合があった。
又、2枚の紙を重ね合わせることによって、1枚の紙で構成するものに比べて、ハンガー全体の強度アップをどの部位においてもほぼ同程度に高めることができるのであるが、ハンガーの場合、特に吊り下げ部にかかる荷重が大きいため、衣類の重量によっては吊り下げ部が早期に変形してしまい、使用することができない場合があり、改善の余地があった。
本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、材料コストが高くなることを回避することができるだけでなく、重量の重い衣類であっても、変形することなく、確実に吊り下げることができる紙製ハンガーを提供する点にある。
本発明は、前述の課題解決のために、衣類の左右の肩の部分を掛ける肩掛け部を備えた本体部と、この本体部から上方に延びる吊り下げ用のフック部とを一枚の紙材から構成してなる紙製ハンガーにおいて、前記フック部の左右両端のそれぞれに左右方向外方側へ延びる延出部を備えさせ、それら延出部を左右両端の折り曲げ部を介してフック部にそれの同一面側で交互に折り重ねるとともに、該先に折り重ねた該一方の延出部に対して後から折り重ねる該他方の延出部の左右方向遊端部を連結するための連結手段を備えさせて、紙製ハンガーを構成した。
上記のようにフック部の左右両端のそれぞれに備えさせた延出部を交互にフック部に折り重ねて両延出部を連結手段にて連結することによって、フック部を上から見て(平面視において)少なくとも環状(リング状)に構成することができ、フック部の強度アップを図ることができる。しかも、折り曲げた両延出部が折り曲げる前の状態側へ戻ろうとする力(復元力)によって、両延出部及びフック部のそれぞれが、左右方向中央部側ほど膨れた湾曲姿勢になることから、直線姿勢のものに比べて強度アップを図ることができるだけでなく、例えばフック部を固定部材に引っ掛けて衣類を吊り下げた状態において互いに間隔を開けて拡がったフック部と延出部とで安定良く吊り下げ支持することができる。
前記連結手段を、前記一方の延出部に形成した係止孔と、この係止孔に差し込まれて係止保持され、前記他方の延出部の左右方向遊端部に形成された係止部とから構成してもよい。
前記係止孔が形成された一方の延出部を前記フック部側に折り曲げてから前記他方の延出部を折り曲げ、前記他方の延出部の係止部を前記一方の延出部の係止孔に差し込んで該差し込まれた係止部が該一方の延出部の内面と前記フック部の内面との間に位置させてもよい。
前記他方の延出部の下端に、該延出部をフック部側に折り曲げたときに前記本体部に重複する下側延出部を備えさせ、前記下側延出部を前記本体部に係止保持させるための係止孔を該本体部に形成してもよい。
前記本体部に、衣類を二つ折り状態で掛けるための開口を備えさせ、前記本体部の上端に上方に延びる上側突出部を備え、前記上側突出部を前記本体部の上端の折り曲げ線を介して折り曲げることにより、該上側突出部の先端部が下向きとなって前記開口へ突出し、前記開口に掛けられた衣類を該開口とで挟み込むための挟持部を構成してもよい。
前記開口を形成する周縁のうちの下側縁を、前記本体部の下端から下方に延びる下側突出部を該本体部側へ折り曲げることにより、衣類支持用補強部を構成し、前記折り曲げられた下側突出部の左右両側に備えさせた一対の係止部を、前記周縁の左右側縁に形成の係止孔に差し込み自在に構成し、前記係止部を前記係止孔に差し込んだ状態において前記挟持部を前記本体部側へ移動させて位置決めするための接当部を該係止部に備えさせてもよい。
前記フック部の左右両側に延出された延出部の遊端部同士の寸法を、前記本体部の左右幅寸法とほぼ同等又は該左右幅寸法よりも小さく設定してもよい。
フック部の左右両端のそれぞれに備えさせた延出部をフック部に交互に折り重ねて両延出部を連結手段にて連結する構成にすることによって、フック部の強度アップを図ることができ、重量のある衣類であっても、変形することなく、確実に吊り下げ支持することができる紙製ハンガーを提供することができる。しかも、左右方向に延出した延出部にてフック部を補強する構成であるから、従来のように2枚分の紙を必要とすることがなく、材料コストを低減することができる。また、一方の延出部に他方の延出部の左右方向遊端部を連結して環状のフック部を構成することによって、例えばフック部を固定部材に引っ掛けて衣類を吊り下げた状態においてフック部が水平方向に拡がって湾曲姿勢になることにより直線姿勢のものに比べて強度アップを図ることができ、フック部の変形をより回避することができるだけでなく、互いに間隔を開けて拡がったフック部と延出部とで支えることにより安定良く吊り下げ支持することができ、フック部が固定部材(引っ掛けている部材)から脱落することを防止することができる。
連結手段を、一方の延出部に形成した係止孔と、この係止孔に差し込まれて係止保持され、他方の延出部の左右方向遊端部に形成された係止部とから構成することによって、接着剤にて連結する場合に比べて、連結作業を迅速に行うことができる。
係止孔が形成された一方の延出部をフック部に折り曲げてから他方の延出部を折り曲げ、他方の延出部の係止部を一方の延出部の係止孔に差し込んで差し込まれた係止部が他方の延出部の内面とフック部の内面との間に位置させることによって、例えばフック部を固定部材に引っ掛けて衣類を吊り下げた状態においてフック部がより水平方向に拡がって湾曲姿勢になり易く、フック部と延出部との間隔がさらに拡がってより一層安定良く吊り下げ支持することができる。
他方の延出部の下端に、延出部をフック部側に折り曲げたときに本体部に重複する下側延出部を備えさせ、下側延出部を本体部に係止保持させるための係止孔を形成することによって、下側延出部を本体部に係止するだけで、他方の延出部を本体部に迅速に固定することができながらも、本体部の部位のうちの下側延出部にて重複する部位を下側延出部にて補強することができる。
本体部に、衣類を二つ折り状態で掛けるための開口を備えさせ、本体部の上端に上方に延びる上側突出部を備え、上側突出部を本体部の上端の折り曲げ線を介して折り曲げることにより、上側突出部の先端部が下向きとなって開口へ突出し、開口に掛けられた衣類を開口とで挟み込むための挟持部を構成することによって、例えば衣類であるズボンやスラックスを二つ折り状態で開口に掛けた状態で上側突出部と開口とで挟み込んで挟持固定することができる。
開口を形成する周縁のうちの下側縁を、本体部の下端から下方に延びる下側突出部を本体部側へ折り曲げることにより、衣類支持用補強部を構成し、折り曲げられた下側突出部の左右両側に備えさせた一対の係止部を、周縁の左右側縁に形成の係止孔に差し込み自在に構成し、係止部を係止孔に差し込んだ状態において挟持部を本体部側へ移動させて位置決めするための接当部を係止部に備えさせることによって、一対の係止部を周縁の左右側縁に形成の係止孔に差し込むだけで挟持部を本体部側へ押し付けて位置決めするための固定部材を兼用構成することができ、部材点数の削減化を図ることができる。
フック部の左右両側に延出された延出部の遊端部同士の寸法を、前記本体部の左右幅寸法とほぼ同等又は該左右幅寸法よりも小さく設定することによって、ほぼ一枚分の紙材で紙製ハンガーを作製することができ、材料コストをより一層削減することができる。
図1及び図2(a),(b)に、一枚の板紙を打ち抜いて構成した第1の紙製ハンガー1を示している。この紙製ハンガー1は、衣類の左右の肩の部分を掛けるために両端部側ほど下方に位置する傾斜面に構成された肩掛け部2,3を備えた本体部4と、この本体部4の左右方向ほぼ中央から上方に延びる吊り下げ用のフック部5と、このフック部5の左右両端のそれぞれに左右方向外方側へ延びる延出部6,7を備えさせ、それら延出部6,7を左右両端の折り曲げ部8,9を介して前記フック部5にそれの同一面側で交互に折り重ねるとともに、該先に折り重ねた一方(図では右側)の延出部6に後から折り重ねる他方の延出部6の左右方向遊端部を連結して平面視において円弧状(リング状)にするための連結手段Aを備えさせている。
前記連結手段Aを、前記一方の延出部6に形成した円弧形状の係止孔6Kと、この係止孔6Kに差し込まれて係止保持され、前記他方の延出部7の左右方向遊端部に形成された係止部7Aとから構成することによって、接着剤などにより連結する場合に比べて連結作業を迅速に行うことができる利点があるが、接着剤を用いて連結して実施することもできる。
図1及び図2(a),(b)では、他方の延出部7の上下方向及び左右方向の大きさを前記フック部5とほぼ同等の大きさに設定し、一方の延出部6の上下方向の大きさを前記フック部5とほぼ同等の大きさに設定し、かつ、左右方向の大きさをフック部5の左右幅の半分よりも小さな寸法(図ではフック部5の左右幅の約三分の一の寸法、つまり係止孔6Kを形成することができる程度の左右幅の寸法)に設定しているが、図3〜図10に示すように、2つの延出部をフック部5とほぼ同等の大きさに形成して実施することもできる。
又、前記他方の延出部7の下端に、該延出部7をフック部5側に折り曲げたときに前記本体部4に重複する下側延出部7Bを備えさせ、この下側延出部7Bの2つの部位7C,7Dを本体部4に係止保持させるための円弧状の係止孔4A,4Bを形成することによって、接着剤を用いる場合に比べて、一方の延出部7を本体部4に迅速に係止固定することができるだけでなく、下側延出部7Bにて本体部4を補強することができる利点があるが、前記下側延出部7Bを接着剤にて本体部4に固定してもよいし、又、下側延出部7Bを省略して実施することもできる。前記係止孔4A,4Bの長手方向ほぼ中央部には、該係止孔4A,4Bの長手方向と直交する切れ目4a,4bが形成されており、係止孔4A,4Bへの下側延出部7Bの部位7C,7Dの係止を容易に行えるようにしているが、切れ目4a,4bは無くてもよい。前記下側延出部7Bの2つの部位7C,7Dを本体部4に係止保持させるための円弧状の係止孔4A,4Bを形成することによって、下側延出部7Bを本体部4に2箇所で確実に係止固定することができる利点があるが、1箇所でのみ係止固定してもよいし、場合によっては3箇所以上で係止固定してもよい。
そして、図1に示すように、一枚の板紙を打ち抜いた状態から、図2(a)に示すように、前記一方(左側)の延出部6を前記フック部5側に折り曲げてから一方の延出部7を折り曲げ、前記他方の延出部7の係止部7Aを前記一方の延出部6の係止孔6Kに差し込んで該差し込まれた係止部7Aが該一方の延出部6の内面と前記フック部5の内面との間に位置させることによって、図2(b)に示すように、折り曲げた両延出部6,7が折り曲げる前の状態側へ戻ろうとする力(復元力)が働くことで、一方の延出部7とフック部5のそれそれが左右方向中央側ほど膨れた湾曲形状になり、図の二点鎖線で示す固定部材としてのパイプ10にフック部5を引っ掛けた状態において湾曲形状のフック部5とこれと所定間隔を置いて位置する延出部7とで安定良く掛けた状態を維持することができるようになっている。こののち、前記のように下側延出部7Bの2つの部位7C,7Dを本体部4の係止孔4A,4Bに差し込んで係止固定することで、紙製ハンガー1が完成するようになっている。
図3、図4(a),(b)及び図5に第2の紙製ハンガー1を示し、これは、本体部4を、折れ線4Cを介して二つに重ね合わせることができるほぼ三角形状の上下一対の本体構成部材21,22から構成し、前記他方(左側)の延出部6を前記フック部5とほぼ同一の大きさに構成している。前記一方(左側)の延出部6に、他方(右側)の延出部7に形成の上下一対の係止部7A,7Cが差し込まれて係止固定するための上下一対の円弧状の係止孔6A,6Bを形成し、前記一方の本体構成部材4Aに、前記両延出部6,7に形成の係止部6C,7Dが差し込まれて係止固定するための円弧状の係止孔4Bを形成している。前記係止孔6A,6B,4Bに、該係止孔の長手方向と直交する切れ目6a,6b,4bを形成しているが、無くてもよい。又、前記他方の本体構成部材4Bに、図4(a)に示すように、一方の本体構成部材4A側へ折り返して重ねた状態において前記係止孔4Bを露出させるための切欠き4Kを形成している。前記連結手段Aは、一方(右側)の延出部7に形成の上下一対の係止部7A,7Cと、他方(左側)の延出部6に形成の上下一対の係止孔6A,6Bとからなっているが、一方の係止部7A又は7Cと一方の係止孔6A又は6Bとから構成してもよい。
従って、一枚の板紙を打ち抜いた状態の図3に示すものを用意し、前記他方(下側)の本体構成部材4Bを一方(上端にフック部5が形成されている上側)の本体構成部材4A側に折り曲げて重ね合わせる(図4(a)参照)。次に、他方(左側)の延出部6をフック部5側へ折り曲げて延出部6の係止部6Cを本体構成部材4Aの係止孔4Bへ差し込んで係止固定する(図4(b)参照)。続いて、一方(右側)の延出部7をフック部5側へ折り曲げて他方の延出部6上に重ねると共に該延出部7の2つの係止部7A,7Cを他方(左側)の延出部6の係止孔6A,6Bに差し込んで両者を連結し、かつ、該該延出部7の残りの係止部7Dを本体構成部材4Aの係止孔4Bへ差し込んで係止固定して、紙製ハンガー1を完成する(図5参照)。この場合も前記と同様に、折り曲げた両延出部6,7が折り曲げる前の状態側へ戻ろうとする力(復元力)が働くことで、一方の延出部7とフック部5のそれそれが左右方向中央側ほど膨れた湾曲形状になり、図の二点鎖線で示す固定部材としてのパイプ10にフック部5を引っ掛けた状態において湾曲形状のフック部5とこれと所定間隔を置いて位置する延出部7とで安定良く掛けた状態を維持することができるようになっている。このとき、フック部5と延出部7の間に位置する延出部6は、延出部7の遊端部7Tにてフック部5側へ押されるため、ほぼ直線となりフック部5をさらに補強することができる補強部材になっている。
第3の紙製ハンガー1を、図6及び図7に示し、この紙製ハンガー1は、図3〜図5で示した紙製ハンガー1の本体部4を前記一方の本体構成部材4Aのみで構成した場合を示し、他の部分は、同一であるため、同一符号を付し、説明を省略する。
第4の紙製ハンガー1を、図8〜図10に示している。この紙製ハンガー1は、フック部5の左右両端に折り曲げ線8,9を介して延出された左右一対の延出部6,7を備え、前記一方の延出部7に備えさせた上側の係止部7Aを差し込んで係止固定するための係止孔6Aを他方の延出部6に形成し、本体部4に、衣類を二つ折り状態で掛けるための開口を形成するための周縁4Sを備え、周縁4Sを形成するために折り曲げ線4Uを介して上方へ立ち上げられる板部4Lに、前記一方の延出部7に備えさせた下側の係止部7Cを差し込んで係止固定するための係止孔4Pを形成し、前記本体部4の上端に上方に延びる左右一対の上側突出部11,12を備え、これら上側突出部11,12を本体部4の上端の折り曲げ線11A,12Aを介して折り曲げることにより、上側突出部11,12の先端部が下向きとなって前記板部4Lを立ち上げることで形成される開口4Zへ突出し、周縁4Sの下縁に掛けられた衣類(図示せず)を周縁4Sとで挟み込むための挟持部を上側突出部11,12にて構成することによって、例えば衣類であるズボンやスラックスを二つ折り状態で周縁4Sに掛けた状態で上側突出部11,12と周縁4Sとで挟み込んで挟持固定することができるようにしている。前記右側の上側突出部12の先端部12Cを折り曲げ線12Bを介して折り曲げることにより、上側突出部11のような紙の厚みだけで挟持するよりもその挟持力をアップさせることができる利点があるだけでなく、図11に示すように、折り曲げ線12Bの上下位置を変更することによって、周縁4Sとの隙間Sの大きさを変更することができる利点があるが、折り曲げないで実施することもできる。又、前記挟持部は左右2箇所に設ける方が好ましいが、いずれか一方のみ設けて(場合によっては左右方向中央位置でもよい)実施することもできるし、又、3箇所以上設けて実施することもできる。
又、前記本体部4を前記周縁4Sを形成するための切欠き4Jが形成された上側部4Aと、この上側部4Aの下端から下方に延びる下側突出部4Bとから構成し、下側突出部4Bを上側部4Aの下端の折り曲げ線4Eを介して上側部4A側へ折り曲げると共に下側突出部4Bの下端部(先端部)の上下方向に形成の2つの折り曲げ線4F,4Gを介して更に折り曲げることにより、箱形状の衣類支持用補強部Hを構成し、折り曲げられた下側突出部4Bの左右両側に備えさせた一対の係止部4H,4Iを、周縁4Sの左右側縁に形成の係止孔4M,4Nに差し込み自在に構成し、係止部4H,4Iを係止孔4M,4Nに差し込んだ状態において挟持部11,12を本体部4側へ移動させて位置決めするための接当部を係止部4H,4Iに兼用構成させることによって、一対の係止部4H,4Iを周縁4Sの左右側縁に形成の係止孔4M,4Nに差し込むだけで挟持部11,12を本体部4側へ押し付けて位置決めするための固定部材を兼用構成することができ、部材点数の削減化を図ることができるようにしているが、別の部材にて接当部を構成して実施することもできる。前記衣類支持用補強部Hは、前記上側部21の下側部分と、箱状に折り曲げられる下側突出部22とからなり、この下側突出部22の下側で、かつ、前記左右の係止部4H,4I間に渡る位置に、折り曲げ線4G,4Fを介して上下に2分割された横長状の板部15,16を備えている。前記係止孔6A,4M,4N,4Pの長手方向ほぼ中央部には、該係止孔6A,4M,4N,4Pの長手方向と直交する切れ目6a,4m,4n,4pが形成されているが、無くてもよい。
前記下側突出部22の下端に、前記周縁4Sから連続して形成され、かつ、上側部21と下側突出部22とに渡る範囲に形成されたUの字状の切欠き4X及び上側部21の該切欠き4Xに対して水平方向ほぼ同一位置に形成された係止孔4Yに係止固定するための左右一対の係止部13,14を形成している。
従って、一枚の板紙を打ち抜いた状態の図8に示すものを用意し、前記一方(左側)の延出部6を折り曲げ線8を介してフック部5側へ折り曲げて(図9(a)参照)から、挟持部11,12(予め右側の挟持部12の先端12Cも折り曲げ線12Bを介して折り曲げておく)を折り曲げ線11A,12Aを介して本体部4側へ折り曲げるとともに、板部4Lを折り曲げ線4Uを介して上方へ折り曲げる(図9(b)参照)。続いて、他方の延出部7を折り曲げ線9を介して本体部4側へ折り曲げるとともに、該延出部7の係止部7Aを一方の延出部6の係止孔6Aに差し込んで連結し、該延出部7の係止部7Cを板部4Lの係止孔4Pに差し込んで本体部4側に係止固定する(図10(a)参照)。前記延出部7の係止部7Aと延出部6の係止孔6Aとから、前記連結手段Aを構成している。この後、下側突出部22を折り曲げ線4Eを介して上方へ折り曲げると共に板部15,16を折り曲げ線4G,4Fを介して折り曲げながら、係止部13,14を切欠き4X、係止孔4Yに係止保持させると同時に、左右の係止部4H,4Iを係止孔4M,4Nに差し込んで係止保持させ、紙製ハンガー1が完成するようになっている(図10(b)参照)。この場合も前記と同様に、折り曲げた両延出部6,7が折り曲げる前の状態側へ戻ろうとする力(復元力)が働くことで、一方の延出部7とフック部5のそれそれが左右方向中央側ほど膨れた湾曲形状になり、図10(b)の二点鎖線で示す固定部材としてのパイプ10にフック部5を引っ掛けた状態において湾曲形状のフック部5とこれと所定間隔を置いて位置する延出部7とで安定良く掛けた状態を維持することができるようになっている。このとき、フック部5と延出部7の間に位置する延出部6は、延出部7の遊端部7Tにてフック部5側へ押されるため、ほぼ直線となりフック部5をさらに補強することができる補強部材になっている。
図3、図6及び図8に示した紙製ハンガー1では、フック部5の左右両側に延出された延出部6,7の遊端部同士の寸法Lを、前記本体部4の左右幅寸法lよりも少し小さく設定する(本体部4の左右幅寸法lと同等でもよい)ことによって、ほぼ一枚分の紙材で紙製ハンガー1を作製することができ、材料コストをより一層削減することができるが、フック部5の左右両側に延出された延出部6,7の遊端部同士の寸法が本体部4の左右幅寸法よりも大きく設定してもよい。尚、図1では、一方の延出部7の遊端部(図では右端部)が本体部4の右端部よりも大きく右側に食み出した状態を示している。前記紙製ハンガー1を構成するための紙材としては、段ボール、板紙などの紙単体でもよいし、紙の強度を高めるためにそれらを積層して一体化したものや、合成樹脂フィルムを積層した複合紙であってもよい。
一枚の板紙を打ち抜いて構成した第1の紙製ハンガーの正面図である。 第1の紙製ハンガーの斜視図を示し、(a)は一方の延出部を折り曲げた状態を示し、(b)は完成した状態を示している。 一枚の板紙を打ち抜いて構成した第2の紙製ハンガーの正面図である。 第2の紙製ハンガーの斜視図であり、(a)はそれの下側突出部を上側へ折り曲げた状態を示し、(b)は他方の延出部をフック部側へ折り曲げる直前の状態を示している。 第2の紙製ハンガーが完成した状態を示す斜視図である。 一枚の板紙を打ち抜いて構成した第3の紙製ハンガーの正面図である。 第3の紙製ハンガーが完成した状態を示す斜視図である。 一枚の板紙を打ち抜いて構成した第4の紙製ハンガーの正面図である。 第4の紙製ハンガーの斜視図を示し、(a)は一方の延出部をフック部側へ折り曲げた状態を示し、(b)は挟持部及び板部を折り曲げた状態を示している。 第4の紙製ハンガーの斜視図を示し、(a)は他方の延出部をフック部側へ折り曲げた状態を示し、(b)は完成した状態を示している。 第4の紙製ハンガーの右側の要部を示す正面図である。
符号の説明
1 紙製ハンガー
2,3 肩掛け部
4Z 開口
4S 周縁
4A,4B,4P,4Y,4M,4N 係止孔
4C,4U,4G,4F,4H,4I 折り曲げ線
4L 板部
4 本体部
4a,4b 切れ目
5 フック部
6 延出部
6K 係止孔
6A 係止孔
6C 係止部
7 延出部
7B 下側延出部
7A,7C,7D 係止部
7T 遊端部
8,9 折り曲げ線
10 パイプ
11,12 上側突出部(挟持部)
11A,12A 折り曲げ線
12C 先端部
12B 折り曲げ線
13,14 係止部
15,16 板部
21,22 本体構成部材
A 連結手段
H 衣類支持用補強部
L 寸法
S 隙間
l 左右幅寸法

Claims (7)

  1. 衣類の左右の肩の部分を掛ける肩掛け部を備えた本体部と、この本体部から上方に延びる吊り下げ用のフック部とを一枚の紙材から構成してなる紙製ハンガーにおいて、前記フック部の左右両端のそれぞれに左右方向外方側へ延びる延出部を備えさせ、それら延出部を左右両端の折り曲げ部を介してフック部にそれの同一面側で交互に折り重ねるとともに、該先に折り重ねた該一方の延出部に対して後から折り重ねる該他方の延出部の左右方向遊端部を連結するための連結手段を備えさせてなる紙製ハンガー。
  2. 前記連結手段を、前記一方の延出部に形成した係止孔と、この係止孔に差し込まれて係止保持され、前記他方の延出部の左右方向遊端部に形成された係止部とから構成してなる請求項1記載の紙製ハンガー。
  3. 前記係止孔が形成された一方の延出部を前記フック部側に折り曲げてから前記他方の延出部を折り曲げ、前記他方の延出部の係止部を前記一方の延出部の係止孔に差し込んで該差し込まれた係止部が該一方の延出部の内面と前記フック部の内面との間に位置させてなる請求項2記載の紙製ハンガー。
  4. 前記他方の延出部の下端に、該延出部をフック部側に折り曲げたときに前記本体部に重複する下側延出部を備えさせ、前記下側延出部を前記本体部に係止保持させるための係止孔を該本体部に形成してなる請求項1〜3のいずれかに記載の紙製ハンガー。
  5. 前記本体部に、衣類を二つ折り状態で掛けるための開口を備えさせ、前記本体部の上端に上方に延びる上側突出部を備え、前記上側突出部を前記本体部の上端の折り曲げ線を介して折り曲げることにより、該上側突出部の先端部が下向きとなって前記開口へ突出し、前記開口に掛けられた衣類を該開口とで挟み込むための挟持部を構成してなる請求項1に記載の紙製ハンガー。
  6. 前記開口を形成する周縁のうちの下側縁を、前記本体部の下端から下方に延びる下側突出部を該本体部側へ折り曲げることにより、衣類支持用補強部を構成し、前記折り曲げられた下側突出部の左右両側に備えさせた一対の係止部を、前記周縁の左右側縁に形成の係止孔に差し込み自在に構成し、前記係止部を前記係止孔に差し込んだ状態において前記挟持部を前記本体部側へ移動させて位置決めするための接当部を該係止部に備えさせてなる請求項5に記載の紙製ハンガー。
  7. 前記フック部の左右両側に延出された延出部の遊端部同士の寸法を、前記本体部の左右幅寸法とほぼ同等又は該左右幅寸法よりも小さく設定してなる請求項1〜6のいずれかに記載の紙製ハンガー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2500236A (en) * 2012-03-15 2013-09-18 Jamie John Mansfield One-piece clothes hanger with flexing arms

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