JP4427787B2 - 両面表示用のスタンド型表示体 - Google Patents
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Description
前壁部1の両側部が内側に折り返されて接合部10が形成されており、後壁部2の両側部が内側に折り返されて接合部20が形成されており、接合部10と接合部20とを合わせて接着し、前壁部1と後壁部2との間の底部に台部5を装着して筒状に立体化して成る。なお台部5は突っ張り部であると考えることが出来る。
前壁部1の両側部が内側に折り返されて接合部10が形成されており、後壁部2の両側部が内側に折り返されて接合部20が形成されており、接合部10と接合部20とを合わせて接着し、左右の接合部10間または左右の接合部20間にゴム紐7を張り渡して両者を引っ張り筒状に立体化して成る。
この実施例を図1乃至図3を用いて説明するが、各々両側部に内側に折り込まれてのりしろ部とされた接合部10,20を有する前壁部1および背壁部2が、前記接合部10,20同士を接着することによって固定されている。これ等の前壁部1および背壁部2は、2等分して折り畳み得るように折曲部3が形成されている。更に前壁部1と背壁部2とを膨らませて立体化させるために、方形の厚紙を折って三角形状の台部5と為したものを、底部の前壁部1と背壁部2との間に装着すると共に、舟形状体の突っ張り片4を天部の前壁部1と背壁部2との間に装着して、このスタンド型表示体の全体を筒状と為した。前記突っ張り片4は2長辺に突設した接触片40を各々上方に直角に折り返し、この接触片40で前壁部1と背壁部2とに突っ張らせて成る。突っ張り片4の中央部には指を挿入し得る孔部が開孔されている。前記台部5にこれより底面積の大きな底板を設けるようにしても良い。台部5は厚紙から成るものであるため重錘の役目を果たす。
図4は第2実施例を分解斜視図で表したものであるが、第1実施例では接合部10,20同士を接着することによって前壁部1と背壁部2とを一体化していたが、この第2実施例では接合部10に掛合片6の形状に切れ込みを入れて引き起こして掛合片6を形成し、この掛合片6を受けるスリット60を接合部20側に設けて成る。これ等は接合部10,20の両側部に設けられている。そして前記掛合片6をスリット60に差し込むことによって接合部10,20同士を接合しているが、掛合片6には逆止突起が形成されているために、掛合片6が不本意にスリット60から抜け出るようなことは起こり難くなっている。
この実施例のスタンド型表示体は各々両側部に内側に折り込まれてのりしろ部とされた接合部10,20を有する前壁部1及び背壁部2が,前記接合部10,20同士を接着することによって固定されている。舟形状体の突っ張り片4が底部に近い前壁部1と背壁部2との間に装着されている。突っ張り片4は2長辺に突設した挿入片41が、前壁部1に開孔されたスリット12に、および背壁部2に開孔されたスリット22に挿入されることによって固定的に前壁部1と背壁部2とを突っ張る(図5)。なおこのスタンド型表示体は、前壁部1の頂辺11および背壁部2の頂辺21が合わされて、上方が細く下方が広いシルエットのものとなっている。頂辺11,21を接着するようにしても良い。
次に図6は第4実施例を部分断面図で表したものである。突っ張り片4はその両端部にほぼ直角に形成した接触片42を有している。この接触片42,42が前壁部1と背壁部2とに接触してこれを突っ張る。
図7は第5実施例を部分断面図で表したものである。前壁部1の頂部に、折り返し部13を介して舟形の突っ張り部14を延設し、更にその先部に接触片15を形成して成る。突っ張り部14を折り返し部13から内側へ折り返し、さらに水平に起こすと共に接触片15を上方へ折り返し、折り返し部13で前壁部1を突っ張り、接触片15で背壁部2を突っ張るようにするものである。
図8は第6実施例を部分断面図にて表したものである。前壁部1の頂部に折り返し部13を介して舟形の突っ張り部14を延設し、突っ張り部14を折り返し部13から内側へ折り返し、更に水平に起こして突っ張り部14の先端部で背壁部2を突っ張るようにした。この際に、背壁部2側に内方へ突出する突出部23が形成されており、且つこの突出部23にスリット24が形成されており、このスリット24に前記突っ張り部14の先端部が挿入されて、その位置がずれないようにされている。この構成によれば、スリット24や突っ張り部14の先端部が背壁部2に隠れて表側には現われないと言う利点がある。
図9は第7実施例を部分断面図にて表したものである。前壁部1側に内方へ突出する突出部16が形成されており、且つこの突出部16にスリット17が形成されている。またこれに対向する背壁部2側に内方へ突出する突出部23が形成されており、且つこの突出部23にスリット24が形成されている。そして舟形の突っ張り片4の両端部の挿入片41が各々前記スリット17,24に挿入されてその位置がずれないようにされ、突っ張り片4で前壁部1と背壁部2とを突っ張るのである。
この実施例のスタンド型表示体は、図10で表されているように、各々両側部に内側に折り込まれてのりしろ部とされた接合部10,20を有する前壁部1および背壁部2が、前記接合部10,20同士を接着することによって固定されている。またこの接合部10,20には掛止孔18,25が開孔されており、ゴム紐7の両端部に取り付けたS字金具70をこの掛止孔18,25に掛止することによって、前壁部1と背壁部2とを膨らませて立体化させることが出来る。前記ゴム紐7はそのような長さと強さに設定されている。
次に図11は第9実施例の説明図であるが、前壁部1の接合部は背壁部2の接合部に対してのりしろ部101で接着される部分とこれとは切れ目102によって別体となっている自由片19とから成る。この自由片19にはスリット100が開孔されており、このスリット100に、引っ張り片8の両端部に形成された掛止片80を差し込むことによって、前壁部1と背壁部2とを膨らませて立体化させることが出来る。前記引っ張り片8はそのような長さに設定されているのである。なお掛止片80には逆止突起が形成されているため、掛止片80が不本意にスリット100から抜け出るようなことは起こり難くなっている。
10 接合部
11 頂辺
12 スリット
13 折り返し部
14 突っ張り部
15 接触片
16 突出部
17 スリット
18 掛止孔
19 自由片
100スリット
101のりしろ部
102切れ目
2 後壁部
20 接合部
21 頂辺
22 スリット
23 突出部
24 スリット
25 掛止孔
3 折曲部
4 突っ張り片
40 接触片
41 挿入片
42 接触片
5 台部
6 掛合片
60 スリット
7 ゴム紐
70 S字金具
8 引っ張り片
80 掛止片
Claims (10)
- 各々両側部に内側に折り込まれた接合部を有する前壁部および背壁部が前記接合部同士で固定されており、前壁部と背壁部との間の少なくとも底部を広げて立体化し得る手段が前壁部と背壁部との間に設けられて成る、両面表示用のスタンド型表示体。
- 前記立体化し得る手段が前壁部と背壁部との間の底部に装着された台部である、請求項1に記載の両面表示用のスタンド型表示体。
- 前記立体化し得る手段が前壁部と背壁部との間に装着された突っ張り部である、請求項1に記載の両面表示用のスタンド型表示体。
- 前記突っ張り部は前壁部および背壁部に面で接する接触部を備えて成る、請求項3に記載の両面表示用のスタンド型表示体。
- 前壁部および背壁部にスリットが形成されており前記突っ張り部は前記スリットに挿入可能な挿入片を備えている、請求項3に記載の両面表示用のスタンド型表示体。
- 前壁部および背壁部に内方へ突出する突出部が形成されており且つ該突出部にスリットが形成されている請求項5に記載の両面表示用のスタンド型表示体。
- 前記突っ張り部は前壁部または背壁部に面で接する接触部を備えると共に他側に挿入片を備えており、該挿入片に対向する側の壁部に設けられたスリットに該挿入片を挿入するものである請求項3に記載の両面表示用のスタンド型表示体。
- 前記立体化し得る手段が両側部間に架け渡された引っ張り部である、請求項1に記載の両面表示用のスタンド型表示体。
- 前記引っ張り部が紐状体である、請求項8に記載の両面表示用のスタンド型表示体。
- 前記引っ張り部が板状体である、請求項8に記載の両面表示用のスタンド型表示体。
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