JP2006254055A - 車載電話システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 ハンズフリー通話中の車両走行安全性を向上させた車載電話システムを提供すること。
【解決手段】 車両に搭載され、車両走行中に携帯電話又は自動車電話を利用したハンズフリー通話を実現する車載電話システムが、ハンズフリー通話中に自車両前方の道路状況を検出する道路状況検出手段と、この道路状況検出手段により検出された道路状況情報を音声通話に重畳してハンズフリー通話の通話相手先に送信する道路状況送信手段とを有する。道路状況検出手段は、自車両前方の道路を撮像する撮像手段(例えばカメラ)を有し、道路状況送信手段は、撮像手段により撮像された自車両前方映像を音声通話に重畳してハンズフリー通話の通話相手先に送信する。通話相手先は、あたかも助手席に乗車しているかのごとく当該車両前方の様子を視認することができるため、車両前方の道路状況に応じて通話を抑制したり、車両運転者に注意喚起したりできる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、概して、車両に搭載され、車両走行中に携帯電話又は自動車電話を利用したハンズフリー通話を実現する車載電話システムに係り、特に、ハンズフリー通話中の車両走行安全性を向上させた車載電話システムに関する。
従来、車両に搭載され、車両走行中に携帯電話又は自動車電話を利用したいわゆる「ハンズフリー通話」を実現する車載電話システムが知られている(例えば、特許文献1及び2参照)。
車両走行中に両手をステアリングハンドルから離さずに通話ができるハンズフリー通話であっても、着信に応答する際には携帯電話や車載ディスプレイ上の応答ボタンを押すなどの手による操作が必要となるため、着信応答時に運転操作が疎かとなることが以前から指摘されている。このため、従来、種々の安全対策が提案されている。
例えば特許文献1には、車両関連情報に基づいて運転者が着信に応答することを制限すると共に、発信者に応答が制限されていることを通知することを狙った車載電話システムが開示されている。
より具体的には、特許文献1に開示されたシステムでは、上記車両関連情報として、車速、車両加速度、車両旋回速度、フットブレーキ操作の有無、走行道路の法定速度、走行道路幅、又は、交差点間隔、を考慮するものとしている。
また、例えば特許文献2には、運転状況に応じて安全運転の障害となり得る着信音を抑制することを狙った車載用TV電話システムが開示されている。
より具体的には、特許文献2に開示されたシステムは、ナビゲーション・システムが経路案内をする際に右左折すべき交差点では道路地図を拡大して表示することを利用して、拡大図表示中は電話を非アクティブ状態として着信音を鳴らさず、右左折後に着信があったことを運転者に通知するものである。
特開2001−144850号公報 特開2003−69664号公報
しかしながら、上記特許文献1及び2に開示されたような従来のシステムはいずれも、着信を如何に制限するかについてのみ着目しており、着信に一旦応答した後の対策については何ら配慮されていない。着信に応答し、ハンズフリー通話が開始され、応答時のような手動操作が不要となった後でも、運転者が通話に気を取られ、運転操作への集中力が低下する心配がある。
例えば、着信時には車両走行状況等から応答しても問題ないと判断された場合(例えば、車両が停車中の場合など)であっても、その後ハンズフリーで通話が行われている間に右左折など運転操作への集中をより一層高めることが求められる運転負荷の比較的高い状況となった場合に、上述のような着信の制限のみを目的とする従来システムでは運転者の運転操作への集中力低下を防ぐことはできない。
また、上記特許文献1に開示されたシステムでは、応答制限の必要性の判断基準を的確に設定することが難しいという問題もある。要求される運転操作への集中力には個人差があり、運転技術の習熟度や、乗り慣れている車両か否か、通り慣れている道路か否か、などの要因によっても応答制限の必要性は左右され得る。安全のため判断基準を厳しくすると、車両乗車中はほとんど応答できないといった事態も招きかねない。
さらに、上記特許文献1に開示されたシステムにおいて、フットブレーキ操作の有無によって応答制限の必要性を判断するものとすると、自車両前方に交錯可能性の高い障害物(例えば、停車中又は急制動中の車両や、道路上落下物、等)が存在する場合であっても、運転者のフットブレーキ操作が遅れている(又は忘れられている)と、着信への応答が制限されないことになってしまう。
また、上記特許文献2に開示されたシステムによる制御は、原則としてナビゲーション・システムによる経路案内中にしか機能しないため、適用可能範囲が狭い。
このように、従来システムでは、着信に応答した後のハンズフリー通話中に車両運転者が通話に集中しすぎてしまうのを如何に防ぐかについては何らの解決策も提示できていない。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、ハンズフリー通話中の車両走行安全性を向上させた車載電話システムを提供することを主たる目的とする。
上記目的を達成するための本発明の第一の態様は、車両に搭載され、車両走行中に携帯電話又は自動車電話を利用したハンズフリー通話を実現する車載電話システムであって、ハンズフリー通話中に自車両前方の道路状況を検出する道路状況検出手段と、該道路状況検出手段により検出された道路状況情報を音声通話に重畳してハンズフリー通話の通話相手先に送信する道路状況送信手段とを有する車載電話システムである。
この第一の態様において、「自車両前方の道路状況」とは、交通の状況(先行車両の有無、先行車両の速度/加減速度、等)や、障害物の有無(落下物、人や自転車などの移動体の飛び出し、等)などの状況を幅広く指し、「道路状況情報」とは、このような道路の状況を表した情報を指す。
この第一の態様によれば、ハンブフリー通話の通話相手先に当該車両前方の道路状況について認識させることが可能であるため、1)該通話相手先に当該車両前方の道路状況に応じて発話を控えること、及び、2)当該車両運転者が自車両前方の道路状況を十分に把握していないと思われる場合には該通話相手先からハンズフリー通話中の当該車両運転者に当該車両前方の道路状況について注意喚起することが促され、ハンズフリー通話中の安全性が向上する。
上記目的を達成するための本発明の第二の態様は、上記第一の態様において、上記道路状況検出手段は、自車両前方の道路を撮像する撮像手段(例えばカメラ)を有し、上記道路状況送信手段は、上記撮像手段により撮像された自車両前方映像を音声通話に重畳してハンズフリー通話の通話相手先に送信する、車載電話システムである。
この第二の態様において、上記道路状況送信手段により送信される「自車両前方映像」は、上記撮像手段により撮像された略リアルタイムの動画であることが好ましい。
この第二の態様によれば、ハンズフリー通話の通話相手先が当該車両前方を撮像した映像を見ることができるため、該通話相手先は、ハンズフリー通話中の当該車両運転者と略同じ目線で、換言すれば、あたかも当該車両の助手席に同乗しているかのごとく、当該車両前方の様子を容易に視認することができるため、1)当該車両前方の道路状況に応じて発話を控えたり、2)当該車両運転者が自車両前方の道路状況を十分に把握していないと思われる場合には当該車両運転者に注意喚起したりすることが容易に且つ即時にできるようになる。
なお、この第二の態様において、上記撮像手段は、通常のカメラと暗視カメラ(例えば赤外線カメラ)とを有し、上記道路状況送信手段は、上記通常のカメラにより撮像された映像の輝度が所定値未満のとき(例えば、夜間で且つ街灯等の照明もほとんどない暗闇の状態のとき、など)には上記暗視カメラにより撮像された映像を音声通話に重畳してハンズフリー通話の通話相手先に送信することが好ましい。
上記目的を達成するための本発明の第三の態様は、上記第一の態様において、上記道路状況検出手段は、自車両前方の障害物(例えば、先行車両、落下物、飛び出してきた人や自転車、など)を検知する障害物検知手段を有し、上記道路状況送信手段は、上記障害物検知手段により自車両前方に障害物が検知されたときに、警報音を音声通話に重畳してハンズフリー通話の通話相手先に送信する、車載電話システムである。
この第三の態様において、上記障害物検知手段は、1)レーザレーダ(例えば、ミリ波レーザなど)を利用した検知手段であってもよく、或いは、2)自車両前方の道路を撮像する撮像手段(例えばカメラ)と、該撮像手段により撮像された自車両前方映像を画像解析処理して自車両前方の障害物を検出する画像処理手段とを有してもよい。
また、この第三の態様において、上記道路状況検出手段が、上記障害物検知手段により検知された自車両前方の障害物と自車両との交錯可能性を判定する判定手段を更に備え、上記道路状況送信手段が、上記判定手段により判定された上記交錯可能性が所定値以上のときに、上記警報音を音声通話に重畳してハンズフリー通話の通話相手先に送信するようにしてもよい。
この第三の態様によれば、ハンズフリー通話の通話相手先の通信機器が映像を表示する機能を備えていない場合であっても、該通話相手先が当該車両と交錯可能性を有する前方障害物の存在を警報音により認識することができるため、該通話相手先は、1)警報音が鳴っている間は発話を控えたり、2)当該車両運転者が自車両前方障害物に十分注意を払っていないと思われる場合には当該車両運転者に注意喚起したりすることができる。
なお、この第三の態様において、上記判定手段は、上記交錯可能性を複数のレベルにランク分けし、上記道路状況送信手段は、上記判定手段によってランク分けされた上記交錯可能性のレベルに応じて上記警報音の特性(例えば、音量、音の周波数、出力間隔、等)を変更することが好ましい。
上記目的を達成するための本発明の第四の態様は、車両に搭載され、車両走行中に携帯電話又は自動車電話を利用したハンズフリー通話を実現する車載電話システムであって、無線通信を利用して自車両前方の道路状況を取得する道路状況取得手段と、この道路状況取得手段により取得された道路状況情報に基づいてハンズフリー通話を抑制する通話抑制手段とを有する車載電話システムである。
この第四の態様において、上記道路状況取得手段は、例えば、交差点に設置され、交差点位置情報と信号情報(青色、赤色、又は黄色)とを所定のレンジ内に送出している路側インフラから路車間通信によりこれら情報を受信することによって、自車両前方の道路状況を取得する。
また、この第四の態様において、上記通話抑制手段は、例えば、ハンズフリー通話のための音声データの送受信を停止させることによって、及び/又は、注意喚起のための音声メッセージ又は警報音を音声通話に重畳してハンズフリー通話の通話相手先に送信することによって、ハンズフリー通話を抑制する。
この第四の態様によれば、カメラやレーダを備えていない車両であっても、例えば路車間通信などの無線通信を利用して取得した自車両前方の道路状況に応じてハンズフリー通話を抑制することができるため、ハンズフリー通話利用中の車両走行安全性を高めることができる。
なお、この第四の態様において、上記車載電話システムがハンズフリー通話中であるか否かを検出する通話状態検出手段を更に有し、上記通話抑制手段が該通話状態検出手段により検出されたハンズフリー通話の状態に応じてハンズフリー通話の抑制態様を変更する、ことが好ましい。
より具体的には、例えば、交差点への進入時について考えると、上記通話抑制手段が、自車両前方の交差点に進入するまでの残時間が所定の時間閾値未満となったときにハンズフリー通話の抑制を開始すると共に、上記通話状態検出手段により検出されたハンズフリー通話状態に応じて上記所定の時間閾値を変更し、ハンズフリー通話中の該所定の時間閾値がハンズフリー通話中でない場合より大きくなるようにすることによって、ハンズフリー通話中にはより早いタイミングでハンズフリー通話が抑制されるようにすることが好ましい。
本発明によれば、ハンズフリー通話中の車両走行安全性を向上させた車載電話システムを提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。なお、車両に搭載され、車両走行中に携帯電話又は自動車電話を利用したハンズフリー通話を実現する車載電話システムの基本概念、主要なハードウェア構成、作動原理、及び基本的な制御手法等については当業者には既知であるため、詳しい説明を省略する。
図1を用いて、本発明の一実施例(実施例1)に係る車載電話システムについて説明する。図1は、本実施例に係る車載電話システム100の概略構成図である。
車載電話システム100は、ハンズフリー通話中に自車両前方の様子、特に道路状況を撮像する車両前方撮像部101を有する。本実施例において、車両前方撮像部101は、例えばダッシュボート上に車両前方向きに設置され、フロントガラス越しに車両前方の道路状況を撮像するカメラである。自車両前方の道路状況を撮像できる限り、カメラの台数や設置場所は任意でよい。あるいは、車両前方撮像部101は、レーンキープシステム用の白線を検出するためのカメラや、画像認識処理に基づく車間制御システム用のカメラなど他の車載システムのカメラと兼用であってもよい。
車載電話システム100は、更に、ハンズフリー通話中に車両運転者の発した声を収集する音声入力部102を有する。本実施例において、音声入力部102は、例えばマイクロフォンである。車両運転者の声を十分に拾える限り、車室内におけるマイクロフォンの設置場所は任意でよい。
車載電話システム100は、更に、ハンズフリー通話中に通話相手先からの音声を車両運転者に対して出力する音声出力部103を有する。本実施例において、音声出力部103は、例えばスピーカである。このスピーカは、車載電話システム100専用に設けられたスピーカであってもよく、或いは、オーディオシステムのスピーカと兼用であってもよい。前者の場合、通話相手先の声が車両運転者に十分聞こえる限り、車室内におけるスピーカの設置場所は任意でよい。
車載電話システム100は、更に、車載電話システム100の各部を統括的に制御すると共に、ハンズフリー通話に利用される携帯電話105とのインターフェイスとなるハンズフリー制御部104を有する。ハンズフリー制御部104と携帯電話105との間の接続Aは、有線接続であってもよく、或いは、無線接続であってもよい。後者の場合、例えばブルートゥース(登録商標)規格を用いることができる。
また、本実施例において、ハンズフリー通話の通話相手先は、例えば、テレビ電話機106やノートパソコンやディスクトップパソコンやPDAなどのコンピュータ(以下、これらを総称して単に「パソコン」と称す)107など、音声データと共に映像データを受信し、受信した映像データをユーザが電話中に見ることができるディスプレイ上に表示する装備・機能を備えているものとする。
このような構成を備えた車載電話システム100において、ハンズフリー制御部104は、ハンズフリー通話中、受信処理として、携帯電話105を通じて受信された通話相手先の音声を音声出力部103から出力する。
他方、ハンズフリー制御部104は、ハンズフリー通話中、送信処理として、音声入力部102から入力された車両運転者の声を携帯電話105を通じて通話相手先の通信機器106又は107へ送信する際に、車両前方撮像部101により撮像された車両前方の道路状況の映像Sのデータを音声入力部102により取得された音声データに重畳させて、携帯電話105より通話相手先の通信機器106又は107へ送信する。
車両運転者の音声と車両前方道路状況の映像とを受信した通話相手先は、音声データと映像データとを分離して、音声データはスピーカから出力し、映像データはディスプレイ上に表示する。
これにより、ハンズフリー通話の通話相手先は、通話しながら、車両前方撮像部101により撮像された映像Sを見ることができる。したがって、通話相手先は、車両運転者と略同じ目線で車両前方の道路状況を視認することができる。換言すれば、通信相手先は、あたかも当該車両の助手席に同乗しているかの如く、当該車両前方の道路状況を把握することができる。
このように通話相手先が当該車両前方の道路状況を視認できることにより、通話相手先は、助手席に座った同乗者が車両走行中に車室内で運転者と会話している場合と同じように、1)右左折時や急制動時など車両運転者がより一層運転操作に集中しなければならないと考えられる運転負荷の比較的高い状況においては、車両運転者に話し掛けるのを一時中断したり、込み入った話をしないようにしたりという具合に運転者の運転操作への集中力に配慮することができる。
また、2)車両前方に例えば停車中又は急制動中の先行車両や落下物や飛び出してきた人や自転車などが存在するにもかかわらず、車両運転者がそのような交錯可能性のある物体又は移動体の存在に気が付いていないと思われる場合には、通話相手先は、例えば「前を見ろ!」、「ブレーキ!」といった言葉を掛けて車両運転者に注意喚起することができる。
このように、本実施例によれば、ハンズフリー通話中、車両前方の道路状況を撮像した映像を音声データに重畳して通話相手先に送信することにより、通話相手先は当該車両前方の道路状況を視認することができるため、車両運転者の運転操作への配慮や注意喚起が期待でき、ハンズフリー通話中の車両走行安全性が向上する。
なお、本実施例においては、例えば夜間などに通話相手先に送信した映像データが暗くて通話相手先が当該車両前方の道路状況を十分に視認できない場合も生じ得るため、車両前方撮像部101が通常のカメラに加えて更に暗視カメラ(例えば赤外線カメラ)を備えていることが好ましい。
その場合、例えば通常のカメラで撮像した映像の輝度が所定値未満となったときに自動的に暗視カメラによる撮像に切り替わって、暗視カメラにより撮像された映像が通話相手先に送信されるように設計・設定されることが好ましい。また、暗視カメラにより撮像された映像は、当然、車載ディスプレイ上において車両運転者に対しても表示されるようにしてもよい。
図2を用いて、本発明の別の一実施例(実施例2)に係る車載電話システムについて説明する。図2は、本実施例に係る車載電話システム200の概略構成図である。
車載電話システム200は、ハンズフリー通話中に自車両前方の障害物を検知する前方障害物検知部201を有する。本実施例において、前方障害物検知部201は、例えばフロントバンパに車両前方向きに設置され、車両前方の障害物との相対距離及び相対速度を検知・算出するミリ波レーザレーダ装置である。自車両前方の障害物を検知できる限り、レーザの種類やレーザレーダ装置の台数・設置場所は任意でよい。あるいは、前方障害物検知部201は、車間制御システム用のレーザレーダなどの他の車載システムのレーダと兼用であってもよい。
車載電話システム200は、更に、ハンズフリー通話中に車両運転者の発した声を収集する音声入力部202を有する。本実施例において、音声入力部202は、例えばマイクロフォンである。車両運転者の声を十分に拾える限り、車室内におけるマイクロフォンの設置場所は任意でよい。
車載電話システム200は、更に、ハンズフリー通話中に通話相手先からの音声を車両運転者に対して出力する音声出力部203を有する。本実施例において、音声出力部203は、例えばスピーカである。このスピーカは、車載電話システム200専用に設けられたスピーカであってもよく、或いは、オーディオシステムのスピーカと兼用であってもよい。前者の場合、通話相手先の声が車両運転者に十分聞こえる限り、車室内におけるスピーカの設置場所は任意でよい。
車載電話システム200は、更に、車載電話システム200の各部を統括的に制御すると共に、ハンズフリー通話に利用される携帯電話205とのインターフェイスとなるハンズフリー制御部204を有する。ハンズフリー制御部204と携帯電話205との間の接続Aは、有線接続であってもよく、或いは、無線接続であってもよい。後者の場合、例えばブルートゥース(登録商標)規格を用いることができる。
また、本実施例において、ハンズフリー通話の通話相手先は、例えば、携帯電話206など、たとえ映像データが受信されたとしても受信した映像データをユーザが電話中に見ることができるディスプレイを備えていないものとする。
このような構成を備えた車載電話システム200において、ハンズフリー制御部204は、ハンズフリー通話中、受信処理として、携帯電話205を通じて受信された通話相手先の音声を音声出力部203から出力する。
他方、ハンズフリー制御部204は、ハンズフリー通話中、送信処理として、音声入力部202から入力された車両運転者の声を携帯電話205を通じて通話相手先の通信機器206へ送信する際に、前方障害物検知部201により当該車両前方に障害物が検知された場合には警報音を生成し、生成した警報音データを音声入力部202により取得された音声データに重畳させて、携帯電話205より通話相手先の通信機器206へ送信する。
車両運転者の音声と警報音とを受信した通話相手先の通信機器206は、これらを重畳的にスピーカから出力し、通信相手先が通話中に車両運転者の声に混じって例えば「ピピッ、ピピッ」といった警報音が聞こえるようにする。
これにより、ハンズフリー通話の通話相手先は、通話中、当該車両の前方に障害物が検知されたことを認識することができる。したがって、通話相手先は、1)車両運転者に話し掛けるのを一時中断したり、込み入った話をしないようにしたりという具合に運転者の運転操作への集中力に配慮したり、2)車両運転者が障害物の存在に気が付いていないと思われる場合には、例えば「前を見ろ!」、「ブレーキ!」といった言葉を掛けて車両運転者に注意喚起したりすることができる。
このように、本実施例によれば、ハンズフリー通話中、車両前方に障害物が検知された場合には障害物検知を示す警報音を車両運転者が発した音声データに重畳して通話相手先に送信することにより、通話相手先は当該車両前方に障害物が検知されたことを認識することができるため、車両運転者の運転操作への配慮や注意喚起が期待でき、ハンズフリー通話中の車両走行安全性が向上する。
なお、本実施例において、前方障害物検知部201により当該車両前方に障害物が検知された場合に生成される警報音は、図2に示すように、音声出力部203を通じて車両運転者に対しても発せられることが好ましい。この場合、通話相手先に送信される警報音と車両運転者に発せられる警報音は、音声データに重畳して通話相手先に送信される警報音と同一であってもよく(図2)、或いは、異なってもよい。
また、本実施例において、前方障害物検知部201は、レーザレーダ装置を利用して車両前方障害物を検知するものとしたが、これは一例に過ぎず、例えば、車両前方の道路を撮像するカメラを備え、撮像された車両前方映像を画像解析処理して障害物を検出するようにしてもよい。
また、本実施例において、ハンズフリー制御部204は、前方障害物検知部201により車両前方に障害物が検知されたときに警報音を生成し、通話相手先に送信するものとしたが、当該車両との交錯可能性の低い障害物に対しても警報音が生成・送信されてしまうのを防ぐために、ハンズフリー制御部204が前方障害物検知部201により検知された障害物と自車両との交錯可能性を判定し、交錯可能性が所定値以上に高い障害物についてのみ警報音を生成・送信することが好ましい。
さらに、本実施例において、ハンズフリー制御部204は、前方障害物検知部201により検知された障害物と自車両との交錯可能性を判定し、判定された交錯可能性を複数のレベルにランク分けして、交錯可能性のレベルに応じて生成・送信される警報音の特性(例えば、音量、音の周波数、出力間隔、等)を変更する(例えば、交錯可能性が高いほど、音量が大きく、出力間隔の短い、高周波の音にする、など)ようにしてもよい。
ここまで、本発明の詳細について2つの実施例を挙げて説明したが、当業者には明らかなように、上記実施例1及び2は適宜組み合わせて実施することも当然可能である。例えば、車載電話システムが、車両前方撮像部(実施例1)と前方障害物検知部(実施例2)とを双方備えるようにし、通話相手先の通信機器がテレビ電話機やパソコン等のユーザが電話しながら見ることができるディスプレイを備えた電話機であれば上記実施例1のように車両前方の道路状況を撮像した映像を送信し、通話相手先の通信機器が携帯電話やディスプレイを備えていない電話機であれば上記実施例2のように障害物との交錯可能性に応じた警報音を送信するように設計・設定することも可能である。
また、上記実施例1のような構成において、上記実施例2のような交錯可能性判定が行われるように設計・設定することによって、例えば通信トラフィックの事情等により映像データの送信が困難な状況下では上記実施例2のように車両(車載電話システム)側で障害物との交錯可能性判定を行い、通話相手先がテレビ電話機やパソコンなどであっても警報音だけを送信するようにすることも当然可能である。
図3及び4を用いて、本発明の更に別の一実施例(実施例3)に係る車載電話システムについて説明する。
上述のように、上記実施例1はカメラなどの撮像手段を用い、上記実施例2はレーザレーダなどの障害物検出手段を用いて、ハンズフリー通話の相手先にも自車両前方の道路状況を伝え、通話の抑制や運転者への注意喚起を図るものであった。
本実施例は、カメラなどの撮像手段やレーザレーダなどの障害物検出手段を備えていない車両に適用される場合であって、路車間通信を利用し、路側インフラと協調して把握した自車両前方の道路状況に応じてハンズフリー通話の抑制を図るものである。
また、以下の本実施例の説明では、自車両前方の道路状況に応じてハンズフリー通話を抑制する場面の一例として、交差点接近時に交差点進入までの時間と信号機の色とに応じてハンズフリー通話を抑制する場合について例に挙げて説明する。
まず、システム全体の概略構成を図3を用いて説明する。図3は、本実施例に係る車載電話システム300の概略構成図である。車載電話システム300は、路車間通信を利用して路側インフラから自車両前方の道路状況に関する情報を受信する無線通信部301を有する。本実施例において、無線通信部301は、特に、交差点に設置された路側インフラ設備から交差点位置情報及び信号情報(青色、赤色、又は、黄色)を受信するものとする。利用される通信規格は任意でよく、例えばDSRC(Dedicated Short Range Communication;挟域通信)などが考えられる。
車載電話システム300は、更に、例えば車輪速センサなどから自車両の車速を検出する車速検出部302を有する。車速検出部302は、他の車載システムと兼用であってもよい。
車載電話システム300は、更に、例えばGPS受信器などから自車両位置を検出する自車両位置検出部303を有する。自車両位置検出部303は、ナビゲーション・システムと兼用であってもよい。
車載電話システム300は、更に、例えばブレーキペダルストロークセンサなどからブレーキペダルが操作されたか否かを検出するブレーキ操作検出部304を有する。ただし、本実施例において、ブレーキ操作検出部304は、ブレーキペダルの精細な操作量(ストローク量/ストローク角)まで検出可能である必要は必ずしもない。また、ブレーキ操作検出部304は、他の車載システムと兼用であってもよい。
車載電話システム300は、更に、ハンズフリー通話中に車両運転者の発した声を収集する音声入力部305を有する。本実施例において、音声入力部305は、例えばマイクロフォンである。車両運転者の声を十分に拾える限り、車室内におけるマイクロフォンの設置場所は任意でよい。
車載電話システム300は、更に、ハンズフリー通話中に通話相手先からの音声を車両運転者に対して出力する音声出力部306を有する。本実施例において、音声出力部306は、例えばスピーカである。このスピーカは、車載電話システム300専用に設けられたスピーカであってもよく、或いは、オーディオシステムのスピーカと兼用であってもよい。前者の場合、通話相手先の声が車両運転者に十分聞こえる限り、車室内におけるスピーカの設置場所は任意でよい。
車載電話システム300は、更に、車載電話システム300の各部を統括的に制御すると共に、ハンズフリー通話に利用される携帯電話308とのインターフェイスとなるハンズフリー制御部307を有する。ハンズフリー制御部307と携帯電話308との間の接続Aは、有線接続であってもよく、或いは、無線接続であってもよい。後者の場合、例えばブルートゥース(登録商標)規格を用いることができる。
また、本実施例において、ハンズフリー通話の通話相手先は、任意の種類・機能の電話でよい。図3では、一例として、携帯電話309である場合を示している。
次いで、このような構成を備えた車載電話システム300による通話抑制処理について図4を用いて説明する。図4は、本実施例に係る車載電話システム300による通話抑制処理の流れを示すフローチャートである。
車載電話システム300を搭載した車両が交差点に接近すると、交差点に設置された路側インフラの設備から所定のレンジ内に送出された交差点位置情報及び信号情報が無線通信部301により受信される。
ハンズフリー制御部307は、無線通信部301により受信された交差点情報から交差点に接近していることが検知されると(S401の「YES」)、次いで、受信された信号情報から、接近中の自車両前方交差点の信号機が赤色又は黄色であるか否かを判定する(S402)。
信号機が青色の場合(S402の「NO」)、減速又は停車せずに交差点の通過が可能であり、ハンズフリー通話の抑制は必要でないと判断され、以降の処理は実行されず、本フローの1ルーチンを終了する。
信号機が赤色又は黄色の場合(S402の「YES」)、次いで、ハンズフリー制御部307は、無線通信部301により受信された交差点位置情報と、自車両位置検出部303により検出された自車両位置とから交差点までの距離を算出する(S403)。そして、算出された距離を車速検出部302により検出された車速で除算して交差点に進入するまでの残り時間tを計算する(S404)。
次いで、ハンズフリー制御部307は、携帯電話308を通じたハンズフリー通話がその時点で実行されているか否かを判定し(S405)、交差点のどの程度手前でハンズフリー通話を抑制するか判断する。本実施例においては、ハンズフリー通話中である場合(S405の「YES」)、時間閾値tを設定し、ハンズフリー通話中でない場合(S405の「NO」)、時間閾値t(<t)を設定する。
ハンズフリー通話中に交差点進入までの残時間tが時間閾値tより長い場合(S406の「NO」)、及び、ハンズフリー通話中でないときに交差点進入までの残時間tが時間閾値tより長い場合(S407の「NO」)、ハンズフリー通話を抑制するほど交差点に接近していないと判断し、本フローの1ルーチンを終了する。
ハンズフリー通話中に交差点進入までの残時間tが時間閾値t未満となった場合(S406の「YES」)、ハンズフリー通話の抑制処理が実施される(S408)。他方、ハンズフリー通話中でないときに交差点進入までの残時間tが時間閾値t未満となった場合(S407の「YES」)にも同様に、ハンズフリー通話の抑制処理が実施される(S408)。
換言すれば、本実施例においては、ハンズフリー通話中の時の方が通話中でない時よりも交差点のより手前でハンズフリー通話が抑制されることになる。
本実施例におけるハンズフリー通話抑制処理とは、例えば、A)ハンズフリー通話を停止させる(すなわち、音声データの送受信を停止させる)、B)注意喚起のための音声メッセージ(例えば、「運転に集中して下さい」、「交差点接近中です」、等)又は警報音を音声入力部305により取得された音声データ(車両運転者の発話)に重畳させて、携帯電話308より通話相手先の通信機器309へ送信すると共に、音声出力部306を通じて車両運転者に対しても発する、又は、C)上記A)とB)の組み合わせ(すなわち、通話相手先には注意喚起のための音声メッセージ又は警報音しか送信されない)、など車両運転者及び通話相手先に通話の抑制を強制する又は働き掛ける処理であれば任意の処理でよい。図3では、一例として、上記C)の音声メッセージの場合の一例が図示されている。
このようなハンズフリー通話抑制処理は、所定のキャンセル条件が成立するまで継続される(S409の「NO」でS408に戻る)。本実施例において、ハンズフリー通話抑制処理のキャンセル条件(換言すれば、通常のハンズフリー通話への復帰条件)は、例えば、ア)車速検出部302により検出された自車両の車速が所定速度(例えば10km/h)未満となったこと、イ)ブレーキ操作検出部304により車両運転者がブレーキペダルを踏んだことが検出されたこと、又は、ウ)無線通信部301により受信された交差点位置情報と自車両位置検出部303により検出された自車両現在位置とから自車両が交差点を通過したことが判明したこと、のいずれかが満たされたときに成立するものとする。
所定のキャンセル条件が成立すると(S409の「YES」)、ハンズフリー通話の抑制処理を終了させる(S410)。
このように、本実施例によれば、カメラやレーダを備えていない車両であっても、路車間通信を利用して取得した自車両前方の道路状況に応じてハンズフリー通話が抑制されるため、ハンズフリー通話利用中の安全性を高めることができる。
以上、本発明の実施例1〜3について説明した。当業者には明らかなように、上記実施例1〜3においては車両において携帯電話(図1の105、図2の205、及び図3の308)を利用してハンズフリー通話を実現する車載電話システムを例に挙げて説明したが、携帯電話に限定することなく、自動車電話を始め、車両において通話が可能な無線通信システム全般(例えば、無線LANなど)に利用が可能である。
本発明は、車両に搭載され、車両走行中に携帯電話や自動車電話などの車両において通話が可能な無線通信システムを利用してハンズフリー通話を実現する車載電話システムに利用できる。搭載される車両の外観、重量、サイズ、走行性能等は問わない。
本発明の一実施例(実施例1)に係る車載電話システムの概略構成図である。 本発明の別の一実施例(実施例2)に係る車載電話システムの概略構成図である。 本発明の更に別の一実施例(実施例3)に係る車載電話システムの概略構成図である。 本発明の更に別の一実施例(実施例3)に係る車載電話システムによる通話抑制処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
100 車載電話システム
101 車両前方撮像部
102 音声入力部
103 音声出力部
104 ハンズフリー制御部
105 携帯電話
106 テレビ電話
107 パソコン
200 車載電話システム
201 前方障害物検知部
202 音声入力部
203 音声出力部
204 ハンズフリー制御部
205 携帯電話
206 携帯電話
300 車載電話システム
301 無線通信部
302 車速検出部
303 自車両位置検出部
304 ブレーキ操作検出部
305 音声入力部
306 音声出力部
307 ハンズフリー制御部
308 携帯電話
309 携帯電話

Claims (13)

  1. 車両に搭載され、車両走行中に携帯電話又は自動車電話を利用したハンズフリー通話を実現する車載電話システムであって、
    ハンズフリー通話中に自車両前方の道路状況を検出する道路状況検出手段と、
    前記道路状況検出手段により検出された道路状況情報を音声通話に重畳してハンズフリー通話の通話相手先に送信する道路状況送信手段と、を有することを特徴とする車載電話システム。
  2. 請求項1記載の車載電話システムであって、
    前記道路状況検出手段は、自車両前方の道路を撮像する撮像手段を有し、
    前記道路状況送信手段は、前記撮像手段により撮像された自車両前方映像を音声通話に重畳してハンズフリー通話の通話相手先に送信する、ことを特徴とする車載電話システム。
  3. 請求項2記載の車載電話システムであって、
    前記撮像手段は、通常のカメラと暗視カメラとを有し、
    前記道路状況送信手段は、前記通常のカメラにより撮像された映像の輝度が所定値未満のときには前記暗視カメラにより撮像された映像を音声通話に重畳してハンズフリー通話の通話相手先に送信する、ことを特徴とする車載電話システム。
  4. 請求項1記載の車載電話システムであって、
    前記道路状況検出手段は、自車両前方の障害物を検知する障害物検知手段を有し、
    前記道路状況送信手段は、前記障害物検知手段により自車両前方に障害物が検知されたときに、警報音を音声通話に重畳してハンズフリー通話の通話相手先に送信する、ことを特徴とする車載電話システム。
  5. 請求項4記載の車載電話システムであって、
    前記障害物検知手段は、レーザレーダを利用した検知手段である、ことを特徴とする車載電話システム。
  6. 請求項4記載の車載電話システムであって、
    前記障害物検知手段は、
    自車両前方の道路を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像された自車両前方映像を画像解析処理して自車両前方の障害物を検知する画像処理手段とを有する、ことを特徴とする車載電話システム。
  7. 請求項4乃至6のいずれか一項記載の車載電話システムであって、
    前記道路状況検出手段は、前記障害物検知手段により検知された自車両前方の障害物と自車両との交錯可能性を判定する判定手段を更に有し、
    前記道路状況送信手段は、前記判定手段により判定された前記交錯可能性が所定値以上のときに、前記警報音を音声通話に重畳してハンズフリー通話の通話相手先に送信する、ことを特徴とする車載電話システム。
  8. 請求項7記載の車載電話システムであって、
    前記判定手段は、前記交錯可能性を複数のレベルにランク分けし、
    前記道路状況送信手段は、前記判定手段によってランク分けされた前記交錯可能性のレベルに応じて前記警報音の特性を変更する、ことを特徴とする車載電話システム。
  9. 車両に搭載され、車両走行中に携帯電話又は自動車電話を利用したハンズフリー通話を実現する車載電話システムであって、
    無線通信を利用して自車両前方の道路状況を取得する道路状況取得手段と、
    前記道路状況取得手段により取得された道路状況情報に基づいてハンズフリー通話を抑制する通話抑制手段と、を有することを特徴とする車載電話システム。
  10. 請求項9記載の車載電話システムであって、
    前記通話抑制手段は、ハンズフリー通話のための音声データの送受信を停止させることによってハンズフリー通話を抑制する、ことを特徴とする車載電話システム。
  11. 請求項9又は10記載の車載電話システムであって、
    前記通話抑制手段は、注意喚起のための音声メッセージ又は警報音を音声通話に重畳してハンズフリー通話の通話相手先に送信することによってハンズフリー通話を抑制する、ことを特徴とする車載電話システム。
  12. 請求項9乃至11のいずれか一項記載の車載電話システムであって、
    ハンズフリー通話中であるか否かを検出する通話状態検出手段を更に有し、
    前記通話抑制手段は、前記通話状態検出手段により検出されたハンズフリー通話の状態に応じてハンズフリー通話の抑制態様を変更する、ことを特徴とする車載電話システム。
  13. 請求項12記載の車載電話システムであって、
    前記通話抑制手段は、
    自車両前方の交差点に進入するまでの残時間が所定の時間閾値未満となったときにハンズフリー通話の抑制を開始すると共に、
    前記通話状態検出手段により検出されたハンズフリー通話状態に応じて前記所定の時間閾値を変更し、ハンズフリー通話中の前記所定の時間閾値がハンズフリー通話中でない場合より大きくなるようにする、ことを特徴とする車載電話システム。
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