JP2006250447A - イオン発生装置を備えた電気機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】人体に対する安全性が高く、かつ外箱を傷めずにその内部を殺菌、脱臭して浄化することができる電気機器を提供する。
【解決手段】吸気口108、109及び吹出口110が形成された外箱104と、該外箱104内に設置された送風手段103及びイオン発生装置111と有し、前記吸気口108、109から外箱104内に空気を吸い込んで前記吹出口110から吹き出す電気機器において、前記外箱104内で空気を循環させる空気循環手段が設けられ、該空気循環手段によって前記外箱104内で空気を循環させながら前記イオン発生装置111を稼動させて外箱104内を浄化する浄化運転を行なうことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、イオン発生装置から発生する正、負イオンの作用により、電気機器の外箱内部を殺菌、脱臭して浄化することができる電気機器に関するものである。
近年空気調和機の分野においては、種々の機能を付加して快適性を追及するものが提案されてきており、その一例として、冷暖房機能をメイン機能とする空気調和機の室内機に電気集塵機(電気式空気浄化ユニット)を搭載して、空気中の汚れを集める機能を付与し、室内環境の向上を図るものにしているものがある。
ところで、熱交換器を有する空気調和機で冷房運転やドライ運転(弱冷房運転)を行うと、室内熱交換器に凝縮水が付着し、その凝縮水はドレンパンを介して室外に排出されるが、運転停止後には凝縮水が室内熱交換器やドレンパンに残ることがある。
この残留凝縮水に埃などが付着すると室内機内部でカビなどの微生物が繁殖し、不快な臭いを発生させたりするようになる。更に、増殖した微生物が熱交換器を覆う事態となり、熱交換器を通る気流の力で微生物の胞子や死骸、臭い成分等が冷暖房機から外部環境に放出される。この放出された微生物の胞子や死骸、臭い成分等がアレルギー疾患を誘発する一因となるとの報告があるなど社会問題化してきている。特許文献1では、室内機内に設置されたオゾン発生器によりオゾンを発生させ室内機内部を浄化する機能が提案されている。
特開2004−20117号公報
しかしながら、オゾンによる殺菌、脱臭効果は室内の温度や湿度に左右されやすく、一般的に、高温、高湿の条件下においては、オゾンは自然分解しやすく殺菌、脱臭効果はおちる。特にカビは高湿の条件下では繁殖しやすいため、熱交換器に発生するカビを除去するにはオゾンは向いていないと考えられる。
また、オゾンは強力な殺菌力を持つ物質として知られているが、残留性が高いので、オゾンが外箱内部だけにとどまらずに、外部環境に漂う可能性があり、この高濃度のオゾンを人間が吸引すると毒性を出現する恐れがある。更にこの残留性が高い性質のために、外箱内に長く滞留することにより、外箱に用いているポリスチレンなどの樹脂の劣化を早めることにもなる。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、人体に対する安全性が高く、かつ外箱を傷めずにその内部を殺菌、脱臭して浄化することができる電気機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明にかかる電気機器は、吸気口及び吹出口が形成された外箱と、該外箱内に設置された送風手段及びイオン発生装置と有し、吸気口から外箱内に空気を吸い込んで前記吹出口から吹き出すものであって、外箱内で空気を循環させる空気循環手段が設けられ、該空気循環手段によって外箱内で空気を循環させながらイオン発生装置を稼動させて外箱内を浄化する浄化運転を行なうことを特徴とする。
上記構成によれば、寿命の短いイオンを短時間で外箱の隅々にまで行き渡らせることができ、しかも外箱内で空気を循環させるため、経時的に外箱内のイオン濃度を高めることが可能になる。したがって、このイオンをカビ菌等の微生物に作用させることによって、外箱内を殺菌、脱臭して浄化することができる。
空気循環手段としては、上記送風手段とは別に空気を循環させるための循環用ファンを用いてもよいが、上記送風手段と、外箱への空気の出入りを遮蔽する遮蔽手段とから構成することもできる。この場合、遮蔽手段によって外箱内への空気の出入りを遮蔽した状態で送風手段を稼動させることにより、外箱内の空気を循環させることが可能となり、送風手段とは別の循環用ファンを設ける必要がないという利点を有する。
遮蔽手段としては、吸気口及び/又は吹出口に設けられた開閉パネルを用いることができる。吸気口及び吹出口を備えた電気機器は、吸気口と吹出口とが開放された状態で、外箱内部に設置された送風手段を稼動させてはじめて、吸気口から外箱内に空気を吸い込んで吹出口から吹き出すことが可能となる。したがって、少なくとも吸気口又は吹出口の一方を閉鎖した状態で送風手段を稼動させると、吸気口から吹出口への空気の流通が抑制され、外箱内部の空気はそのまま内部に留まって外箱内部を循環することになる。
浄化運転は、どのタイミングで行なってもよく、例えば、一定時間ごとに自動的に行なうことができる。また、外箱内の微生物の繁殖に影響する環境因子を検出する検出手段を設け、検出手段により外箱内が微生物の繁殖しやすい環境であることを検出したときに、浄化運転を行なうようにすることもできる。環境因子としては、具体的に、温度、湿度あるいは外箱内の汚れ具合などを挙げることができる。これらの環境因子を検出する検出手段としては、温度センサ、湿度センサ、光センサなどを用いればよい。その中でも、特に微生物の繁殖に大きな影響を与える温度、湿度を検出するのが好ましく、検出器としては温度センサ及び/又は湿度センサを用いればよい。
上記構成によれば、必要な時期のみ浄化運転を行なうことで、経済的であるとともに、効率よく外箱内を浄化することができる。この場合、浄化運転は、空気調和運転を停止している期間内に限定することなく、空気調和運転中でも微生物の繁殖しやすい環境になったときには、空気調和運転を中断して自動的に浄化運転を行なう、すなわち、空気調和運転に優先して浄化運転を行なうようにすることもできる。
また、外箱内でカビなどの微生物が繁殖しやすい環境になるのは、室内熱交換器に凝縮水が付着する通常の空気調和運転時、すなわち、冷房運転時やドライ運転時であることから、空気調和運転の停止後に行なうようにすることもできる。この場合、浄化運転は、空気調和運転を停止している期間中、常時行なってもよいし、所定時間だけ行なうようにしてもよい。
浄化運転を行なう場合、外箱内の空気が循環しない環境でイオン発生装置を稼動させると、外箱内部でイオン濃度に偏りが生じ、微生物に対する殺菌効果にムラが生じるため、送風手段は少なくともイオン発生装置が稼動する間は共に稼動させるのが好ましい。一方、イオン発生装置については、イオン濃度が一定レベル以上になると十分な殺菌効果が得られ、それ以上イオン濃度が高くなってもあまり殺菌効果は変わらないことから、イオン濃度に応じてON/OFFしてイオン濃度が一定レベルを維持するようにするのが経済的にも好ましい。
具体的には、外箱内のイオン濃度を検出するイオンセンサを設け、浄化運転開始とともにイオン発生装置を駆動させ、イオンセンサによる検出イオン濃度が一定値を超えて所定時間経過したときにイオン発生装置の駆動を停止し、イオンセンサによる検出イオン濃度が一定値未満になったときにイオン発生装置を再稼動すればよい。
イオン発生装置から発生する正イオン及び負イオンは、互いに接触することにより、微生物に作用する前に化学反応を起こしてラジカル等の活性種を生成して消滅する。したがって、送風手段は、浄化運転時に弱風運転を行なうのが好ましい。これにより、正イオン及び負イオンの減少をできるだけ抑制しながら、外箱の隅々にイオンを供給することができる。
なおここで、正、負イオンが物体の表面に付着している微生物を殺菌する効果に係わる試験データを開示する。以下の試験は、放電により生じさせた正、負イオンが、付着菌に対して示す殺菌性能を試験したものである。試験は以下の条件で行った。
イオン発生装置としては、図11に示すように、アルミナ誘電体1102の表面に配置された放電電極1101および、前記アルミナ誘電体の中に埋め込まれた対向電極1103からなる放電部と、高圧パルス電極1104を用いる。なお、前記両電極間隔は約0.2mmであり、放電電極1101は網目状のパターンを形成しており、放電電極のサイズは約1cm×3cmの長方形形状となっている。
上記高圧パルス電源からは、正と負からなる高圧パルス電圧(周波数60Hz、尖頭電圧約2kV)が生成され前記電圧間に印加される。
この放電電極表面において、沿面放電により生成されたプラズマのエネルギーにより、空気中の酸素(O2)および水(H2O)などの分子から正、負イオンが生成する。生成した正、負イオンの組成であるが、正イオンとしては空気中の水分子が電離して水素イオンH+が生成し、これが溶媒和エネルギーにより空気中の水分子とクラスタリングすることによりH3+(H2O)n(nは0または自然数)を形成したものである。一方、負イオンとしては空気中の酸素分子または水分子が電離して酸素イオンO2 -が生成し、これが溶媒和エネルギーにより空気中の水分子とクラスタリングすることによりO2 -(H2O)m(mは0または自然数)を形成したものである。
水分子がクラスタリングしていることは、飛行時間分解型質量分析法により確かめられており、図12(a)において最小に観測されるピークが分子量19の位置にあり、後のピークはこの分子量19に対して水の分子量に相当する18を順次足した位置に現れることから、放電により発生した正イオンがH3+(H2O)n(nは0または自然数)であることは明らかである。すなわち、この結果は分子量1の水素イオンHに分子量18の水分子が一体となって水和していることを示している。
一方、図12(b)において最小に観測されるピークが分子量32の位置にあり、後のピークはこの分子量32に対して水の分子量に相当する18を順次足した位置に現れることから、負イオンとしてはO2 -(H2O)m(mは0または自然数)であることが明らかである。すなわち、この結果は分子量32の酸素イオンO に分子量18の水分子が一体となって水和していることを示している。
上記イオン発生装置を用いて、下記のような試験を行った。
まずグラム陽性球菌であるStaphylococcus(ブドウ球菌)、Enterococccus(腸球菌)、Sarcina flava, Micrococcus roseusを寒天培地上に塗布し、図13に示すように、放電電極から生成される正、負イオンを含む空気を矢印(1304)で示すように拡散させ、寒天培地に正、負イオンを暴露した。なお、試験の箱(1305)のサイズは、21×14×14cmとした。
また、イオン濃度は、寒天培地上で正負イオンが各約1000個/cm3(ただし臨界移動度を1cm2/V・cmとして小イオンの濃度を測定)としており、オゾン濃度は0.01ppm未満であった。なお、試験の箱内部にはファンは設けず、イオンは自然対流と自然拡散により暴露するようにしている。正負イオンの暴露を行った寒天培地は、37℃、72時間の培養を行い、コロニー数を計測した。
その結果、イオンを菌に照射すると、照射時間が長くなるにつれて、培養後に得られたコロニー数(CFU;Colony Forming Unit)が減少していく事が分かった(図14参照)。この結果より上記イオン発生装置から発生する正、負イオンには、物体に付着した細菌類を殺菌する効果があることが分かった。
同様に、カビへの殺菌性能を調べるため、Aspergillus versicolor(コウジカビ)、Penicillum camambertii、Cladosporium herbarum(黒カビ)の胞子を分散させたカビ懸濁液を寒天培地上に塗布し、上記と同様の実験を行った。正負イオンの暴露を行った寒天培地は、33℃、湿度100%の恒温恒湿環境で48時間培養を行った。図15に結果を示す。図15の結果より、細菌類に比べ時間はかかるが、カビ菌類に対してもイオンを照射すると照射時間が長くなるにつれてコロニー数(CFU;Colony Forming Unit)が減少することが明らかとなった。
以上の結果より物体に付着している付着菌に上記正、負イオンが殺菌効果を有すると言うことが分った。また、本イオン発生装置から発生している正、負イオンによりどのような活性種が生成されているかを生化学的分析で検出を試みた結果、ヒドロキシラジカル(・OH)の生成が確認された。
尚、本発明の電気機器は、吸気口と吹出口を有する全ての電気機器をいい、例えば、空気調和機、空気清浄機、除湿機、加湿器、冷風機、電気ヒータ、ガスヒータなどの空気調節装置や、クーラーボックス及び冷蔵庫等の貯蔵装置、さらには掃除機も含むものである。また、これらの電気機器は、車両に搭載するものであってもよい。
特に、電気機器として、空気調和機のように空気調和用の機器を用いる場合、送風手段により吹出口から空気を吹き出しながら、イオン発生装置を稼動させることにより、室内空気を殺菌、脱臭することができるという利点を有する。この場合、イオン発生装置は吹出口の近傍に配置するのが好ましい。これにより、発生した正イオン及び負イオンが外箱内で接触する機会をできるだけ少なくすることができ、イオンの減少を抑制しつつ室内に吹き出すことが可能となる。
以上説明したように、本発明に係る電気機器によれば、電気機器内部を常にクリーン状態に保つことができる。その結果、この電気機器内部でカビなどの微生物が繁殖は起こらないし、不快な臭いを発生させることも無い。更に、微生物の胞子や死骸、臭い成分等がアレルギーを誘発する物質の飛散も起こらず、アレルギー疾患を持つ使用者も安心して使用できる。
[第1実施形態]
本実施形態においては、本発明に係る電気機器として、冷暖房機能をメイン機能とするセパレート型空気調和機の室内機を用いており、図1は室内機の断面を示す概略図である。
図1において、空気調和機の室内機101の外箱104には、吸気口108、109が形成されており、外箱104の内部には、吸気口108、109から吹出口110の間に通風経路が形成され、この通風経路内には吸気口108、109側を上流側として、フィルタ107、室内熱交換器102、送風手段としての送風ファン103、イオン発生装置111がこの順に配置されている。
外箱104は、外箱前面と外箱上部の2箇所に吸気口(前面吸気口108及び上部吸気口109)が形成されており、外箱前面から外箱上部の部分は、1枚の前パネル106によって開閉自在に形成されている。前パネル106の内側にはフィルタガイド105が形成されており、このフィルタガイド105に沿って、フィルタ107が挿入されている。
上記構成の室内機において空気調和運転を行なうと、先ず、送風ファン103が稼動して前面吸気口108及び上部吸気口109から室内空気が吸い込まれ、その室内空気はフィルタ107を通過して室内熱交換器102と接触する。
室内熱交換器102では、内部を通過する冷熱媒体と外部の室内空気との間で熱交換を行う。室内熱交換器102で暖められたり、冷やされることによって調和された室内空気は吹出口110から室内に放出される。
吹出口110には、空気の流れの向きを左右方向に変える縦ルーバ114と流れの向きを上下方向に変える横ルーバ115とがそれぞれ揺動自在に取り付けられている。尚この横ルーバ115は空気調和機から室外への冷暖房気流の送風をOFFした時には速やかに稼働し、図2のごとく、吹出口110を閉じた状態にする。すなわちこの横ルーバ115は、吹出口110の開閉パネルの役割も有する。
送風ファン103と吹出口110との間には、図11に示したものと同じ構成のイオン発生装置111が配されている。このイオン発生装置111は、前述のごとく、正イオンと負イオンとを放電プラズマのエネルギーにより発生させるものであり、イオン発生装置の電極近傍や電極表面に存在する微生物を電気的衝撃により、直接的に除菌を行うこともできる。
イオン発生装置111の近傍には、イオン発生装置111のイオン発生時間を計測するタイマ112が設置されている。そして、イオン発生装置111から最も遠い位置、すなわち、外箱104内の上部には外箱104内部のイオン濃度を検出するイオンセンサ113が設置されている。これにより、外箱104内でイオン濃度に偏りが発生した場合であっても、イオン濃度の最低値を測定するようにしている。
また、室内機内には、図示しないCPU、メモリ等を備えたマイコンから構成される制御手段が設けられている。制御手段は、空気調和運転スイッチのONN/OFF信号、イオンセンサの検出信号あるいはタイマ112等の信号を受けて、イオン発生装置、開閉パネル115あるいは送風ファン103などを制御するような構成とされている。
図1に示す空気調和機の浄化運転について、図3のフローチャート図を基に説明する。先ず、冷暖房運転時には、室内機は、図1に示す状態で空気調和運転を行なっている。その後、冷暖房運転をOFFした時には横ルーバ115が閉まり、図2に示す状態(図3の冷暖房停止)となる。
冷暖房運転のOFF信号により浄化運転が開始され、イオン発生装置111が稼働し、また送風ファン103が緩やかに稼働(弱風運転)することにより、外箱104内はイオンで満たされていく。このイオンが所定のイオン濃度(図3のIC1)になった時点でタイマ112が稼働し所定時間T1が経過した時にイオン発生装置を停止させる。
本実施形態においては、イオン発生装置111の停止中も送風ファン103は弱風運転を続け、外箱内104のイオン濃度が均一になるようにし、イオンセンサ113によってイオン濃度の監視を続ける。なお、送風ファン103は、イオン発生装置111が停止している間は共に停止するようにしてもよい。
その後、本体外箱104内のイオン濃度が所定のイオン濃度(図3のIC2)になったことをイオンセンサ113が検知した時点で、イオン発生装置111の稼働が再開し、また送風ファン103が緩やかに稼働することにより、外箱104内のイオン濃度が増加していく。
IC2は、微生物が熱交換器102や外箱104の樹脂に付着している微生物が繁殖しないイオン濃度に設定されている。よって図3に示す動作の繰り返しにより、図4に示す如く、外箱104内は常にIC2以上となり、図1に示す空気調和機の内部は微生物の繁殖が起こらずクリーンな状態に保たれる。
[第2実施形態]
図5は、本発明に係る第2実施形態を示す冷暖房機能をメイン機能とするセパレート型空気調和機の室内機の断面を示す概略図である。第1実施形態の空気調和機との違いは、外箱104内部の温度湿度を検知できる温度センサ501と湿度センサ502を有する点である。なお、温度センサ501と湿度センサ502とから得られた検出信号は、制御手段に入力され、それに基づいてイオン発生装置、開閉パネル115あるいは送風ファン103などを制御する構成とされている。
本実施形態によれば、冷暖房運転を行っている時でも行っていない時でも、イオン発生装置停止時、外箱104内の温湿度環境が微生物の繁殖に適した温度、湿度環境になった時のみ、浄化運転を行い、外箱104内をイオンで満たし微生物の繁殖を防ぐことができる。
本実施形態における浄化運転について、図6のフローチャート図を用いて説明する。図6のフローチャート図はイオン発生装置111停止時に、図5の空気調和機内部の温度センサ501、湿度センサ502により、本体外箱104内がカビ等の微生物が繁殖する温度、湿度環境になった事を制御手段が検知したとき、イオン発生装置111が稼働し、送風ファン103が緩やかに稼働することにより、外箱104内はイオンで満たされていく。このイオンが所定のイオン濃度(図6のIC1)になった時点でタイマ115が稼働し、所定時間T1経過した時にイオン発生装置をストップさせる。
その後、外箱内104のイオン濃度が所定のイオン濃度(図6のIC2)になったことをイオンセンサ112が検知した時点で、イオン発生装置111が稼働し、また送風ファンが緩やかに稼働することにより本体外箱内のイオン濃度が増加していく。IC2は微生物が熱交換器102や外箱104の樹脂に付着している微生物が繁殖しないイオン濃度に設定されている。この動作の繰り返しにより、外箱104内は常にIC2以上となり、微生物の繁殖が起こらずクリーンな状態に保たれるのである。
そしてこの動作は上記の温度センサが所定の温度範囲F1〜F2から外れるか、湿度センサが所定の湿度範囲H1〜H2から外れるかを検知するまで続けられる。尚、このF1〜F2はカビ等の微生物が繁殖するのに好適な温度範囲に設定されている。また、H1〜H2はカビ等の微生物が繁殖するのに好適な湿度範囲に設定されているので、イオン発生装置が動作していない状態では微生物の繁殖は起こらない。
[第3実施形態]
本発明に係る空気調和機に搭載したイオン発生装置から放出される正、負イオンは、浮遊菌に対しても効果があるので、第1実施形態で説明した空気調和機の室内機から室内の空気中に正、負イオンを吹き出すことで、室内の浮遊菌濃度を減らすことができる。実際に、8畳空間試験室で浮遊菌を減少させた試験結果を以下に示す。
図7に試験を行った時の各機器の配置図を示す。図1に示す空気調和機702を8畳空間試験室701の壁際に設置し、8畳空間試験室701の中心部にBIOTEST社製RCSエアサンプラ703を設置した。
この状態で8畳空間試験室701の4角に設置した攪拌ファン704を稼働させたまま、部屋の角からネブライザ705にて試験菌であるCladosporium herbarum(黒カビ)を懸濁させた懸濁液を散布し、その散布を止めた時点を0分としてエアサンプラ703にてサンプリングを行い、以降15分ごとにサンプリングを続け、散布した試験菌の空中浮遊菌の減衰を調べた。なお、この試験は上記イオン発生装置から正、負イオン発生している場合(これを機能試験とする)と正負イオンを発生させていない場合(これを対照試験とする)で行った。
図8に機能試験の浮遊菌数と残存率を、図9に対照試験の浮遊菌数と残存率をそれぞれ示す。図8と図9の残存率の比較から(図10参照)、図8の正、負イオンありの機能試験でCladosporiumの減衰が早いことが分かる。よって、本発明の空気調和機から正、負イオンを室外に吹き出すことにより、室内に浮遊する微生物も減少させ、室内の空気をクリーンに保つことが可能となる。
第1実施形態における空気調和機の空気調和運転時の状態を示す断面図 第1実施形態における空気調和機の空気調和運転停止時の状態を示す断面図 第1実施形態における浄化運転のフローチャート図 第1実施形態における浄化運転中のイオン濃度変化を示す図 第2実施形態における空気調和機の空気調和運転停止時の状態を示す断面図 第2実施形態における浄化運転のフローチャート図 第3実施形態における空気調和機の配置図 第3実施形態における機能試験結果を示す図 第3実施形態における対照試験結果を示す図 機能試験結果と対照試験結果を比較した図 イオン発生装置を示す概略図 正イオンと負イオンの分析結果を示す図 殺菌試験方法を示す概略図 イオンを照射したときの4種のグラム陽性球菌に対する殺菌性能を示す図 イオンを照射したときのカビ菌に対する殺菌性能を示す図
符号の説明
101 空気調和機室内機
102 室内機熱交換器
103 送風ファン
104 室内機本体外箱
105 フィルタガイド
106 前パネル
107 フィルタ
108 前面吸い込み口
109 上部吸い込み口
110 吹き出し口
111 イオン発生装置
112 タイマ
113 イオンセンサ
114 縦ルーバ
115 横ルーバ
501 温度センサ
502 湿度センサ
701 8畳試験室
702 空気調和機
703 エアサンプラ
704 攪拌ファン
705 ネブライザ
1101 放電電極
1102 アルミナ誘電体
1103 対向電極
1104 高圧パルス電源
1301 放電装置
1302 シャーレ
1303 培地
1304 気流の向き
1305 試験用チャンバ

Claims (13)

  1. 吸気口及び吹出口が形成された外箱と、該外箱内に設置された送風手段及びイオン発生装置とを有し、前記吸気口から外箱内に空気を吸い込んで前記吹出口から吹き出す電気機器において、前記外箱内で空気を循環させる空気循環手段が設けられ、該空気循環手段によって前記外箱内で空気を循環させながら前記イオン発生装置を稼動させて外箱内を浄化する浄化運転を行なうことを特徴とする電気機器。
  2. 前記空気循環手段は、前記送風手段と、前記外箱への空気の出入りを遮蔽する遮蔽手段とからなり、該遮蔽手段によって外箱内への空気の出入りを遮蔽した状態で前記送風手段を稼動させることにより、前記外箱内の空気を循環させることを特徴とする請求項1記載の電気機器。
  3. 前記遮蔽手段が、前記吸気口及び/又は吹出口に設けられた開閉パネルであることを特徴とする請求項2記載の電気機器。
  4. 前記外箱内の微生物の繁殖に影響する環境因子を検出する検出手段が設けられ、前記検出手段により外箱内が微生物の繁殖しやすい環境であることを検出したときに、浄化運転を行なうことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電気機器。
  5. 前記検出手段が、温度センサ及び/又は湿度センサであることを特徴とする請求項4記載の電気機器。
  6. 前記浄化運転は、空気調和運転に優先して行なうことを特徴とする請求項4又は5記載の電気機器。
  7. 前記浄化運転は、通常の空気調和運転停止後に行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の電気機器。
  8. 前記外箱内のイオン濃度を検出するイオンセンサが設けられ、前記浄化運転開始とともに前記イオン発生装置を駆動させ、前記イオンセンサによる検出イオン濃度が一定値を超えて所定時間経過したときに前記イオン発生装置の駆動を停止し、前記イオンセンサによる検出イオン濃度が一定値未満になったときにイオン発生装置を再稼動することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の電気機器。
  9. 前記送風手段は、浄化運転時に弱風運転を行なうことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の電気機器。
  10. 前記イオン発生装置は正イオンと負イオンとを発生し、前記正イオンがH(HO)(nは任意の自然数)であり、前記負イオンがO (HO)(mは任意の自然数)であることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の電気機器。
  11. 前記正イオンと負イオンとが化学反応することによってヒドロキシラジカルを生成する請求項10記載の電気機器。
  12. 前記送風手段により前記吹出口から空気を吹出しながら、前記イオン発生装置を稼動させることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の空気調和用電気機器。
  13. 前記吹出口の近傍にイオン発生装置を配置したことを特徴とする請求12記載の空気調和用電気機器。
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