JP2002323250A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2002323250A
JP2002323250A JP2001128168A JP2001128168A JP2002323250A JP 2002323250 A JP2002323250 A JP 2002323250A JP 2001128168 A JP2001128168 A JP 2001128168A JP 2001128168 A JP2001128168 A JP 2001128168A JP 2002323250 A JP2002323250 A JP 2002323250A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空調室内に多湿空気を吹き出すことなく、冷
房除湿運転停止後の室内ユニット内の高温多湿状態を比
較的短時間のうちに解消し、雑菌やかびの繁殖を低減さ
せことができる空気調和機を提供することにある。 【解決手段】 室内に空気を吹き出す吹出口26、吹出
口26を開閉する後吹出口ルーバ40aと前吹出口ルー
バ40b、室内空気を吸い込む前側開口24と上吸込口
25、室内ファン10、室内熱交換器8の前側熱交換部
8bと後側熱交換部8a、両熱交換部8a,8bの間に
介装された室内絞り弁14とを収納した室内ユニット3
を備えたもので、前側熱交換部8bの上部に配置したオ
ゾン発生装置48と、オゾン発生装置48からオゾンを
発生させると共に室内ファン10を停止、後吹出口ルー
バ40aと前吹出口ルーバ40bを閉状態、室内絞り弁
14を絞り大として前側熱交換部8bを凝縮器、後側熱
交換部8aを蒸発器として作用させる運転モードに制御
する室内制御部を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内ユニット内の
雑菌やかびの繁殖を防止するようにした空気調和機に関
する。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、室外ユニットと室内ユニッ
トとを設けて構成される空気調和機では、その室内ユニ
ットの内部に設けられた室内熱交換器と室内空気との間
での熱交換を促進させるために室内ファンを設け、室内
ファンにより室内空気を室内ユニット内に吸い込み、吸
い込んだ室内空気を室内熱交換器に送り込んで熱交換さ
せ、熱交換後の空気を再び室内に吹き出すようにしてい
る。
【0003】このため、室内ユニット内には室内空気と
いっしょに吸い込まれ、室内ユニット内部壁面や内部に
設けられた室内ファンや室内熱交換器等にごみや埃が付
着し易く、こうした付着したごみや埃に含まれる雑菌や
かびが繁殖するという問題がある。特に、冷房運転停止
後には、室内熱交換器で凝縮した凝縮水が室内ユニット
内で蒸発し、室内ユニット内部の湿度が高くなるため、
雑菌やかびの繁殖がより多くなるという問題がある。
【0004】そして、これらの雑菌やかびが繁殖する
と、空気調和機の運転時に悪臭を発生させたり、室内に
これら雑菌やかびの胞子が吹き出される可能性もあり、
衛生上好ましくない。また、室内熱交換器や室内ファン
に付着したかびが繁殖すると、通風経路の抵抗となった
り、室内ファンの風量が低下し、空気調和機の性能の低
下を招く虞もある。
【0005】このような雑菌やかびの繁殖は、冷房運転
停止後において、室内ユニット内が高温多湿状態になる
ことが主原因である。そこで、冷房運転終了直後に、暖
房運転や送風運転からなる乾燥運転を実行して室内ユニ
ット内の水分を蒸発させて湿度を低下させ、雑菌やかび
の繁殖を防止する方法が知られている。
【0006】しかしながら、暖房運転による乾燥運転で
は、冷房終了後に空気調和している室内に高温多湿空気
が吹き出し、居住者に不快感を与えるという問題があ
る。また、送風運転による乾燥運転では、室内ユニット
内が乾燥するまでに長時間を要するという問題がある。
さらに、どちらの乾燥運転でも、室内ユニット内の水分
を蒸発させて空気調和している室内に吹き出す運転であ
るため、室内の湿度を上昇させ、居住者の快適感を損ね
るという問題がある。
【0007】一方、室内ユニット内にオゾン発生装置を
設けて室内ユニット内のオゾン濃度を高め、これによっ
て雑菌やかびの繁殖を防止するよう構成した空気調和機
が考えられている。しかし、一般的な空気調和機の室内
ユニット内にオゾン発生装置を設けてオゾンを発生させ
ただけでは、発生したオゾンは、オゾン発生装置の近傍
に止まるだけで室内ユニットの内部に充満せず、全体に
行き渡らないという問題が見出された。
【0008】室内ユニット内の雑菌やかびは、室内熱交
換器やドレンパン、室内ファン等の機器等に付着して繁
殖するため、オゾン発生装置の近傍に止まったままで
は、オゾン発生装置近くの機器部分だけしか雑菌やかび
の繁殖を防止することができず、室内ユニット内部全体
を滅菌、殺菌等して雑菌やかびの繁殖を防止するには不
十分であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のような状況に鑑
みて本発明はなされたもので、その目的とするところ
は、空気調和している室内に多湿空気を吹き出すことに
よって居住者の快適感を損ねることもなく、冷房運転停
止後における室内ユニット内の高温多湿状態を比較的短
時間のうちに解消して雑菌やかびの繁殖を低減させ、さ
らに、室内ユニット内に設けたオゾン発生装置からのオ
ゾンを、室内ユニットの内部に行き渡らせるようにし
て、内部の各機器部分に付着した雑菌やかびを確実に滅
菌、殺菌等して雑菌やかびの繁殖を低減するようにした
空気調和機を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の空気調和機は、
室内に空気を吹き出す吹出口、この吹出口を開閉する吹
出口開閉機構、室内空気を吸い込む吸込口、室内ファ
ン、前方に配置された第1室内熱交換器、後方に配置さ
れた第2室内熱交換器及びこの第2室内熱交換器と前記
第1室内熱交換器の間に介装された減圧装置とを収納し
た室内ユニットを備えた空気調和機において、前記第1
室内熱交換器の上部に配置したオゾン発生装置と、この
オゾン発生装置からオゾンを発生させると共に前記室内
ファンを停止、前記吹出口開閉機構を閉状態、前記減圧
装置を絞り大として前記第1室内熱交換器を凝縮器、前
記第2室内熱交換器を蒸発器として作用させる運転モー
ドに制御する制御装置を備えたことを特徴とするもので
あり、さらに、前記室内ユニットの吸込口は、室内ユニ
ットの前側に設けられ、該吸込口を通過した空気のほと
んどが第1室内熱交換器に流入する前側吸込口と、この
前側吸込口を開閉する前側吸込口開閉機構を有し、前記
制御装置は、前記運転モード時に前記前側吸込口開閉機
構を動作させて前側吸込口を閉じたことを特徴とするも
のであり、さらに、前記室内ユニットの吸込口は、室内
ユニットの上側に設けられ、該吸込口を通過した空気が
主に第2の室内熱交換器に流入する上側吸込口と、この
上側吸込口を開閉する上側吸込口開閉機構を有し、前記
制御装置は、前記運転モード時に前記上側吸込口開閉機
構を動作させて上側吸込口を閉じたことを特徴とするも
のであり、さらに、前記制御装置は、冷房運転終了後、
自動的に前記運転モードを実行することを特徴とするも
のであり、さらに、前記室内ユニットは、さらに、マイ
ナスイオンを発生させるマイナスイオン発生器を有し、
前記制御装置は、前記運転モード時に前記マイナスイオ
ン発生器を動作させることを特徴とするものであり、さ
らに、前記空気調和機は、さらにリモコン装置を備え、
このリモコン装置によって、冷房運転終了後、自動的に
前記運転モードを実施するか、実施しないかの選択を可
能としたことを特徴とするものであり、また、室内に空
気を吹き出す吹出口、室内空気を吸い込む吸込口、室内
ファン、前後方向に配置された第1室内熱交換器、第2
室内熱交換器及び冷凍サイクル上第1室内熱交換器と第
2室内熱交換器の間に介装された減圧装置とを収納した
室内ユニットを備えた空気調和機において、オゾン発生
装置と、このオゾン発生装置からオゾンを発生させると
共に前記室内ファンを停止、前記減圧装置を絞り大とし
て前記第1室内熱交換器を凝縮器、前記第2室内熱交換
器を蒸発器として作用させる運転モードに制御する制御
装置を備えたことを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施形態を、図1
乃至図8を参照して説明する。図1は室内ユニットの縦
断面図であり、図2は乾燥クリーン運転時の室内ユニッ
ト内における空気の流れを説明するために示す断面図で
あり、図3は制御回路図であり、図4はリモートコント
ローラを示す図で、図4(a)は平面図、図4(b)は
メニュー釦による切換え内容を示す図であり、図5は基
本制御のフローチャートであり、図6は乾燥クリーン運
転処理時のフローチャートであり、図7は各運転モード
における各部の動作状態を一覧にして示す図であり、図
8は乾燥クリーン運転処理時の運転制御の変形形態を示
すフローチャートである。
【0012】図3において、空気調和機1は、屋外Oに
設置された室外ユニット2と、空気調和を行う部屋R内
の壁面上部に設置された室内ユニット3とで構成され、
室外ユニット2に設けられた圧縮機4と四方弁5、室外
熱交換器6、開度が細かく制御可能な電動膨張弁でなる
室外膨張弁7、さらに室内ユニット3に設けられた室内
熱交換器8とが冷凍サイクルを形成するように接続さ
れ、四方弁5により冷媒の流通方向を切替えることで室
内ユニット3が設置された部屋Rの冷房と暖房を行える
ようになっている。また、室外ユニット2には室外熱交
換器6の熱交換を促進する速度可変の室外ファン9が、
室内ユニット3には室内熱交換器8の熱交換を促進する
速度可変の横流ファンでなる室内ファン10が設けられ
ている。
【0013】さらに、11は圧縮機4の運転周波数を可
変とするよう接続されたインバータで、交流電源12に
メインスイッチ13を介して接続されている。そして、
冷房及び暖房運転を行なっている時には、インバータ1
1は室内温度負荷(部屋Rの室温と設定温度の差)に応
じて制御され、電動膨張弁でなる室外膨張弁7は、その
開度が冷凍サイクル状態に応じて制御されるようになっ
ている。なお、図示しないが室外ユニット2と室内ユニ
ット3の各部に交流電源12からの所要の給電が行なえ
るようになっている。
【0014】また、室内熱交換器8は、図1に示すよう
に後側熱交換部8aと前側熱交換部8bとに分かれてお
り、後側熱交換部8aと前側熱交換部8bとが絞付き二
方弁でなる室内絞り弁14を介して接続されていて、両
部間の冷媒の流れを制御することが可能となっている。
そして、ここで用いる室内絞り弁14の絞付き二方弁
は、電気的制御によって開度操作が可能な弁で、開状態
(OFF時:絞りなし)には全開した状態となり、通常
の冷房運転や暖房運転の際は、この全開した状態に制御
でき、また閉状態(ON時:絞り有り)、例えば後述す
る乾燥クリーン運転や除湿運転の際には、適正な絞り面
積を有する状態に制御できるようになっている。
【0015】なお、後側熱交換部8a、前側熱交換部8
bは、いずれも複数枚のアルミニウム製のフィンとこの
フィンを蛇行状に貫通した銅パイプから構成された、い
わゆるフィンチューブ熱交換器である。そして、後側熱
交換部8aの面積(空気吸込側の面積)は、前側熱交換
部8bの面積(空気吸込側の面積)よりも小さく形成さ
れている。
【0016】このため、乾燥クリーン運転や除湿運転の
時には、室内絞り弁14を絞りの有る閉状態にして、室
外熱交換器6と前側熱交換部8bの間の室外膨張弁7を
全開することで、前側熱交換部8bを凝縮器(再熱器)
となし、後側熱交換部8aを蒸発器として作用させるこ
とができ、室内ユニット3内に吸込まれる空気は、前側
熱交換器8bで暖められ、後側熱交換器8aで冷却され
ることになるので、低温となっている後側熱交換器は8
aにおいて除湿が可能となる。なお、除湿運転の際の室
内絞り弁14の開度(絞り量)設定と、室外ファン9の
送風量や圧縮機4の回転数を適切に制御することで、室
内ユニット3からの吹出し空気の温度を細かく調節する
ことができる。
【0017】また、両ユニット2,3には、図3に示す
基本制御フローチャートに沿った冷凍サイクルの運転を
行なうために、それぞれに室外制御部15と室内制御部
16とが設けられており、両制御部15,16は接続線
17によって接続されている。そして、接続線17を介
して所要の制御信号、データのやり取りが両制御部1
5,16間で行なわれ、両制御部15,16に接続され
た両ユニット2,3内各部の運転が行われるようになっ
ている。
【0018】また室内制御部16には、室内ユニット3
外に設けられたワイヤレスのリモートコントローラ(以
下、リモコンと称す)18から送信される赤外線信号に
よる運転開始や運転終了の指令、使用者が設定した室温
や風量、風向、さらにその他の運転に関わる設定内容等
を受信する送受信部19と、サーミスタからなる空気調
和する部屋Rの室温を検知する第1の温度センサ20、
後側熱交換器8aの温度を検知する第2の温度センサ2
1が接続されている。なお、リモコン18には、送受信
部18から室温や運転状況等が送信され、その内容が表
示されるようになっている。
【0019】一方、室内ユニット3は、図1、2に示す
ように空気調和を行なう部屋Rの天井N近くの壁Qに設
置され、室外ユニット2とは壁Qに形成された壁開口P
を介し、接続線17を併設する冷媒配管22により接続
されている。また室内ユニット3は、前面パネル23に
よって開閉可能な前側開口24を有すると共に、上部に
上向きに開口する上吸込口23、下部に下向きに開口す
る吹出口26が形成された横長状筐体の本体ケース27
内に、軸方向を長手方向とした横長の横流翼28を室内
モータ29により回転駆動する室内ファン10が設けら
れている。室内モータ29は、複数段の速度切換が可能
で、効率が高く、低速でも安定性の高い直流モータを用
いているが、交流モータでもよい。
【0020】さらに、室内ユニット3の本体ケース27
内部には、室内ユニット3の部屋R内空気の吸込口とな
る前側開口24及び上吸込口25から吹出口26に向か
って、室内ファン10による空気の主通流路30が形成
されている。そして、主通流路30には、室内ファン1
0の上流側に室内熱交換器8が、前側熱交換部8bを前
側開口24に対向させるように、また後側熱交換部8a
を前側熱交換部8bの上部に連接するようにして本体ケ
ース27上後部に対向させるようにして配置されてい
る。さらに前側開口24、上吸込口25と前側熱交換器
8bの間の主通流路30内には、第1の温度センサ20
が配設されている。
【0021】また、弧状に形成されている前側熱交換部
8bは、凸側を前方向にして下端辺縁が主通流路30の
下前部壁部分を構成する隔壁部材31に設けられた前ド
レンパン32内に位置するように、また後側熱交換部8
aは、下端辺縁が主通流路30の後部壁部分を構成する
背板33に設けられた後ドレンパン34内に位置するよ
うに設けられている。なお、本体ケース27の長手方向
に延在するよう設けられた隔壁部材31は、室内熱交換
器8の上流側と下流側、すなわち前側開口24及び上吸
込口25の吸込口部分と吹出口26の吹出口部分とを隔
てるものである。
【0022】また、前側開口24を開閉する前面パネル
23は、パネル用モータ35により、例えばラックとピ
ニオンの歯車部材36を有するパネル駆動機構37によ
って前後方向に進退して開閉動作を行なうようになって
いる。そして冷房、暖房運転や除湿運転の時には前面パ
ネル23を前進させ、この前進させた状態では、前側開
口24が開放されて吸込口が形成され、室内空気が室内
ユニット3内に吸い込まれる。また後述する乾燥クリー
ン運転や停止時には前面パネル23を後退させ、この後
退させた状態では、前側開口24は閉塞されてごみや埃
が室内ユニット3内に侵入するのを防止するようになっ
ている。
【0023】また上吸込口25には、上吸込ルーバ38
が上ルーバ用モータ39によって回動するように設けら
れていて、上吸込ルーバ38を回動させることで、上吸
込口25が開閉可能となっている。そして上吸込ルーバ
38は、冷房、暖房運転や除湿運転の時に開回動して、
上吸込口25から室内空気が室内ユニット3内に吸い込
まれ、また乾燥クリーン運転や停止時には閉回動して上
吸込口25は閉じられ、ごみや埃が室内ユニット3内に
侵入するのを防止するようになっている。
【0024】一方、吹出口26にも、左右方向に細長く
形成され、左右端が軸支された後吹出ルーバ40aと前
吹出ルーバ40bとが、後ルーバ用モータ41aと前ル
ーバ用モータ41bとによってそれぞれ上下方向に回動
するように設けられていて、後吹出ルーバ40aと前吹
出ルーバ40bを回動させることで、吹出口26が開閉
可能となっている。また各モータ41a,41bは個々
に動作させることが可能となっており、各吹出ルーバ4
0a,40bを空気調和機1の運転モードに合わせて独
立に回動させ、開閉動作させることで、部屋R内への空
調空気の吹出し方向が上下方向に変えられる。そして、
両吹出ルーバ40a,40bを共に閉回動させること
で、吹出口26は閉塞される。
【0025】なお、吹出口26を閉塞する閉塞位置X
a,Xbにあった両吹出ルーバ40a,40bを、空気
調和機1の運転モードに合わせ、例えば後吹出ルーバ4
0aでは斜め下向き位置Ya、真下向き位置Zaに、前
吹出ルーバ40bでは水平位置Yb、斜め下向き位置Z
bに開き角度が変えられると共に、さらにそれらの中間
位置にも変えられるようになっている。そして、両吹出
ルーバ40a,40bの開き角度を運転モードによって
変えることで、室内ユニット3から部屋R内への空調空
気の吹出し方向を所望の方向とすることができる。
【0026】さらに、吹出口26には、両吹出ルーバ4
0a,40bの上流側近傍に、左右ルーバ42が上縁を
支持部材43に軸支され、左右ルーバ用モータ44によ
って左右方向に回動するように設けられていて、左右ル
ーバ42を回動させることで、部屋R内への空調空気の
吹出し方向が変えられる。
【0027】また、室内ユニット3には、室内熱交換器
8の前側熱交換部8bの前面上部位置に、前側熱交換部
8bの約半分の横幅寸法を有する電気集塵機45が取り
付けられている。この電気集塵機45は、内部に放電電
極46aと、アース電位とした集塵電極46bを有し、
比較的高い正の第1の高電圧VH1と、これよりも低い
正の第2の高電圧VH2を発生する第1の高電圧電源4
7から放電電極46aと集塵電極46bとの間に、2つ
の正の高電圧VH1,VH2をそれぞれ切替えて印加で
きるようになっている。
【0028】また電気集塵機45は、オゾン発生装置4
8を兼ねるもので、オゾン発生装置48として動作させ
る場合には放電電極46aに第1の高電圧VH1を印加
して放電させ、オゾンを発生させる。また集塵動作させ
る場合には、放電電極46aと集塵電極46bとの間に
第2の高電圧VH2を印加するようになっている。すな
わち、放電電極46aと集塵電極46bとの間の電位差
は、オゾン発生時の方が集塵時よりも大きなものとなる
ようになっている。なお、電気集塵機45として機能さ
せる時と、オゾン発生装置48として機能させる時とで
放電電極46aに印加する電圧を同じとしてもよい。
【0029】さらに、室内ユニット3には、主通流路3
0の下前部壁部分を構成する隔壁部材31の主通流路3
0に面する壁面に、マイナスイオン発生器49が取り付
けられている。このマイナスイオン発生器49は、両端
が尖った金属製の針50と、この針50に負の所定の高
電圧Vを印加する第2の高電圧電源51を備えて構成
され、針50は、一方の針先が吹出口26から部屋R内
方向に、また他方の針先が室内ユニット3内部の室内フ
ァン10方向に指向するように設置されている。
【0030】そして、針50に第2の高電圧電源51か
ら負の所定の高電圧Vを印加することで、針50の先
端部分からマイナスイオンを指向する方向に放射するよ
うになっている。このため、通常の冷房、暖房運転時、
除湿運転時には、室内ファン10によって送り出される
調和された空気と共に、吹出口25側の針50の先端か
らマイナスイオンが部屋Rに向けて放射される。また乾
燥クリーン運転時には、室内ファン10側の針50の先
端からマイナスイオンが室内ユニット3内方向に向けて
放射され、室内ユニット3内部のかびや雑菌を殺菌、滅
菌するようになっている。
【0031】また一方、室外ユニット2と室内ユニット
3に設けられた室外制御部15と室内制御部16には、
それぞれ図示しないマイクロコンピュータ(C.P.
U)が備えられており、それぞれC.P.Uに予めプロ
グラムされた内容、あるいは運転に先立って設定された
内容に基づき、以下に説明する運転制御が実行されるよ
うになっている。
【0032】すなわち、室外制御部15及び室内制御部
16で行われる運転の基本制御は、図5のフローチャー
ト及び図7の各部の動作状態を示す図に沿って、先ず第
1ステップSで、図4(a)のリモコン18の本体1
8aの一部を覆う蓋18bを開け、冷房、暖房、除湿あ
るいは自動運転の別を選択する運転切換釦52、除湿釦
53、また室温設定する温度釦54等を液晶等による表
示部18cに表示された内容を見ながら操作して、公知
の空気調和機と同様に、所望の運転モードの選択を行な
う。
【0033】さらに、メニュー釦55を操作し、図4
(b)に示すように釦操作をする毎にサイクリックに切
り替わる冷房運転、除湿運転後に行なう後述する乾燥ク
リーン運転モードの選択するか否かの設定を行なう。こ
こでの設定では、自動乾燥クリーンモードと、選択モー
ドなしのいずれのモードを選択するか、表示部18cに
表示された内容を見ながら所望の選択を行なう。なお、
この運転モード切換を行なった際には、選定した運転モ
ードが表示部18cに所定時間、例えば10秒間表示さ
れ続け、使用者による確認を容易にしている。
【0034】そして、空気調和機1の運転開始、停止を
行なう運転釦56を操作し、メインスイッチ13を閉動
作させて電源投入し運転を開始する。なお、通常の冷
房、暖房運転時にマイナスイオン発生器49を動作させ
る場合には空気清浄釦57を随時に操作する。
【0035】続いて第2ステップSでは、設定された
運転モードが何かを判別し、冷房モードであれば第3ス
テップSの冷房運転制御を、また暖房モードであれば
第4ステップSの暖房運転制御を、除湿モードであれ
ば第5ステップSの除湿運転制御を、それぞれ説明を
省略するが公知の空気調和機と同様に、各部を図7に示
す動作状態のようにして行ない、第6ステップSでの
運転終了したか否かの判断で、運転終了の確認なされる
まで行なう。そして、第6ステップSで運転終了が確
認されたら第7ステップSに進む。
【0036】続いて第7ステップSでは、直前の運転
モードが冷房または除湿運転のモードであったか否かの
判断が行われ、冷房および除湿運転ではなかったと判断
された場合には、第8ステップSに進み、運転終了処
理を行ない、各部を図7に示す停止状態に制御する。ま
た第7ステップSで、冷房または除湿運転であったと
判断された場合には、第9ステップSに進む。
【0037】そして第9ステップSでは、運転開始時
に先立って設定された冷房運転、除湿運転後の運転モー
ド設定が、自動乾燥クリーンモードと選択モードなしの
どちらであるかの判断が行われる。そして自動乾燥クリ
ーンモードである場合には、第10ステップS10で乾
燥クリーン運転処理を実行し、終了後に第8ステップS
に進み、運転終了処理を行なう。また選択モードなし
である場合には、そのまま第8ステップSに進み、運
転終了処理を行なう。
【0038】以上の通りの基本制御を行なうようにして
いるので、空気調和機1は通常の冷房運転や暖房運転、
除湿運転を行なうことができるほか、冷房運転または除
湿運転後に、以下に記すような乾燥クリーン運転処理
が、予め運転モードを選択、設定することによって自動
的に行なえる。なお、こうした運転モードの選択、設定
と共に選択なしともすることができるので、運転を停止
させたにもかかわらず、継続して乾燥クリーン運転処理
の運転が行なわれ続けることに不安がある場合に対応
し、これら処理が行なわれないよう選択することができ
る。
【0039】そして、運転モードとして冷房運転あるい
は除湿運転後に自動乾燥クリーンモードを設定した場
合、乾燥運転処理後に行なわれるクリーン運転処理の運
転モードでの制御は、図6のフローチャート及び図7の
各部の動作状態を示す図に沿って行われる。先ず第1ス
テップUで、各部を図7に示す乾燥クリーン運転にお
ける動作状態となるように設定する。すなわち、圧縮機
4は低速に固定、あるいは低速と停止の切換運転とした
冷凍能力を低下させた状態にし、室外ファン9と室内フ
ァン10は運転を停止し、室内絞り弁14は絞りの有る
閉状態に、室外膨張弁7は絞りのない開状態に、四方弁
5は冷房を行なう位置にしておく。
【0040】また室内ユニット3の上吸込ルーバ38は
閉回動し、前面パネル23も閉状態にし、さらに後吹出
ルーバ40aと前吹出ルーバ40bをそれぞれ閉位置X
a,Xbにし、室内ユニット3内の空気が部屋Rに漏れ
でない極力密閉した閉塞状態にする。そして、電気集塵
機45ついては、ON状態にして放電電極46aに第1
の高電圧VH1を印加しオゾン発生装置48として運転
するようにし、マイナスイオン発生器49もON状態に
する。
【0041】次に第2ステップUで、乾燥クリーン運
転処理の図示しない時間制限タイマの30分間の運転時
間設定を行ない、第3ステップUでタイマをスタート
させる。そして、第4ステップUで所定時間経過した
か否かの判断を行ない、所定時間が経過した時点で第5
ステップUに進み乾燥クリーン運転を終了し、図5の
基本制御フローチャートにおける第8ステップSの運
転終了処理の制御内容に移行し、各部を図7に示す停止
状態に制御する。
【0042】なお、こうした乾燥クリーン運転処理は、
一種の除湿運転による乾燥機能と、オゾン発生装置48
とマイナスイオン発生器49によりかびや雑菌を低減す
るクリーン機能とを同時に行なうものである。すなわ
ち、乾燥機能では冷房または除湿運転によって室内ユニ
ッ卜3内部に発生した大量のドレン水が、多くは図示し
ないドレンホースを経由して室外に排出されるが、一部
が冷房や除湿運転終了後にも前ドレンパン32や後ドレ
ンパン34に残ったり、室内熱交換器8等に付着して残
り、冷房や除湿運転終了後、室内ユニット3内は侵入し
た室内空気で温度が上昇し、ドレン水が一気に蒸発を始
め、そのままでは室内ユニット3内部の湿度は100%
近くに達することになるので、これを解消するために行
なうもので、かびや雑菌にとって絶好の高温多湿の繁殖
環境となるのを防止するものである。
【0043】また室内ユニット3内部の高温多湿状態を
早急に解消するよう、また高温多湿空気が使用者に届か
ないよう、上記の乾燥機能は実行されるようになってい
る。すなわち、図7に示すように通常の除湿運転と異な
り、前面パネル23と上吸込ルーバ38を閉じ、また後
吹出ルーバ40aと前吹出ルーバ40bを閉じて室内ユ
ニット3を極力密閉した閉塞状態にし、さらに室内ファ
ン10を停止状態にし、また圧縮機4の回転数を低速固
定、あるいは低速と停止の切換運転として冷凍能力を低
下させ、室外ファン9を停止状態にしての運転となる。
【0044】こうした運転により、室内熱交換器8の凝
縮器とした前側熱交換部8bの温度が上昇し、蒸発器と
した後側熱交換部8aの温度が下降する。これにより室
内ユニット3内には、図2に示すように前側熱交換部8
bによって暖められた前側熱交換部8b近傍の空気が、
実線矢印Aで示すように前側熱交換部8bから室内ユニ
ット3内の前側部分を上昇するように流れ、また後側熱
交換部8aで冷やされた空気が、実線矢印Bで示すよう
に後側熱交換部8aから室内ユニット3内の後側部分を
下降するように流れ、室内ユニット3内に自然対流が生
じる。
【0045】そして、前側熱交換部8bの温度が上昇す
ることで前側熱交換部8bに保水されている水分は蒸発
し、また室内ユニット3内を流れる空気温度が上がるこ
とで、室内ユニット3内部のドレン水の蒸発が早まり、
さらに室内ファン10、吹出口26及び吹出口26近辺
にある各種ルーバ40a,40b,42などの温度が上
がって結露を防止する。この結果、室内ユニット内の水
分は急速に蒸発し、蒸発した室内ユニット3内の水分
は、自然対流する空気と共に移動して後側熱交換部8a
で凝縮し、ドレン水として回収するようにしている。
【0046】すなわち、冷房運転においては、室内絞り
弁14が開状態であるため、後側熱交換器部8a、前側
熱交換器部8bは、いずれも蒸発器として作用し、両方
の熱交換部8a,8bのフィン表面で室内空気中の水分
が凝縮する。凝縮水が多くなるとフィン表面を下方に流
れ落ちて両熱交換部8a,8bの下方にある各ドレンパ
ン32,34に落下し、室外に排出される。しかしなが
ら、冷房運転終了時には、両熱交換部8a,8bにはあ
る程度の凝縮水が残った状態になる。
【0047】ここで乾燥クリーン運転処理に移り、室内
絞り弁14を絞りの有る閉状態にすると後側熱交換部8
aのみが蒸発器となり、前側熱交換部8bは凝縮器とな
って、前側熱交換部8bに保水されている凝縮水が蒸発
を始める。そして、蒸発した水分は後側熱交換部8aで
再度凝縮する。後側熱交換部8aは、その面積が小さい
ため、凝縮水の密度が高くなり、円滑に後ドレンパン3
4へと落下し、室外に排出される。この結果、乾燥クリ
ーン運転処理終了時には少なくとも前側熱交換部8bに
保水されていた凝縮水分だけは室内ユニット3内の水分
量を減少させることができる。
【0048】上記の通り、乾燥機能は、室内熱交換器8
を2つに分け、一方の後側熱交換部8aを蒸発器に、他
方の前側熱交換部8bを凝縮器に作用させ、室内ファン
10を停止して自然対流のみで室内ユニット3内の空気
を循環させ、新な室内空気を室内ユニット3内部に吸い
込まないように構成することで、室内ユニット3内部の
水分を蒸発させ、これを蒸発器によって取り除き、室外
に排水することで室内ユニット3内部の湿度を効率良
く、短時間で低減することができるものである。さら
に、この運転においては、室内ユニット3を極力密閉し
た閉塞状態にして運転するので、部屋R内には空気の吹
き出しがなく、部屋R内の湿度を高める虞がない。
【0049】一方、上述の乾燥機能と同時に行なうクリ
ーン機能は、後側熱交換部8aと前側熱交換部8bの温
度差によって自然対流する空気により、極力密閉して閉
塞状態にした室内ユニット3内に、電気集塵機45を放
電電極46aに第1の高電圧VH1を印加してオゾン発
生装置48として発生させたオゾン、またマイナスイオ
ン発生器49をON状態にして発生させたマイナスイオ
ンを行き渡らせ、室内ユニット3内の各部に付着したか
びや雑菌の殺菌、減菌を良好に行なわせるものである。
そして、オゾンとマイナスイオンを同時に存在させるこ
とで、単独で存在させた場合よりもより効果的に、これ
らを低減させることができる。また、この際において
も、吹出口26や吸込口の前面開口24や上吸込口25
を閉状態とするため、オゾンが部屋R内に漏れ出ず、部
屋R内にオゾン臭を発生させることがない。同時に、部
屋R内へのオゾン漏れを防止することができるために、
室内ユニット3内のオゾン濃度を高めることができる効
果がある。
【0050】なお、上記の実施形態においては、乾燥ク
リーン運転処理の際に、圧縮機4の回転数を低速固定、
あるいは低速と停止の切換運転としているが、蒸発器と
している後側熱交換部8aに設けた第2の温度センサ2
1の検知温度に基づき、図8にフローチャートに示すよ
うな制御を行なうようにしてもよい。すなわち、第1ス
テップWで、後側熱交換部8aの温度を第2の温度セ
ンサ21で検知し、その検知温度Teが0℃より低いか
否かの判断を行ない、温度Teが0℃より低い場合に
は、次の第2ステップWに進む。そして、第2ステッ
プWにおいて低速運転している圧縮機4の運転を停止
し、さらに第3ステップWにおいて、乾燥クリーン運
転処理の時間制限タイマのカウントを停止する。
【0051】続く第4ステップWで再び第2の温度セ
ンサ21での検知温度Teが8℃より低いか否かの判断
を行なう。検知温度Teが8℃以下である場合には、第
2ステップW以降の圧縮機4の運転停止状態、タイマ
のカウント停止状態を継続する。また、検知温度Teが
8℃を超える場合には、次の第5ステップWに進み、
タイマのカウントを再開する。そして、第6ステップW
に進み、圧縮機4の低速運転を再開する。また第1ス
テップWで、第2の温度センサ21による検知温度T
eが0℃以上である場合には、第6ステップWに進ん
で圧縮機4の低速運転を継続する。
【0052】このような圧縮機4の運転制御を行なうこ
とで、蒸発器としている後側熱交換部8aの凍結が防止
でき、またタイマのカウント停止を行なうことで乾燥ク
リーン運転処理の時間と圧縮機4の運転時間とが一致す
るため、蒸発器とした後側熱交換部8aが凍結するよう
な条件であっても、室内ユニット3内を乾燥する時間が
確保でき、内部の湿度を確実に低減することができる。
【0053】また後側熱交換部8aに第2の温度センサ
21を設けない場合においては、圧縮機4の運転を蒸発
器とした後側熱交換部8aが極端に凍結しないだけの時
間、例えば5分間行なった後、凍結した氷が解けてドレ
ン水として排出される時間、例えば3分間停止すること
を繰り返すよう設定することで、簡易的に後側熱交換部
8aが凍結するような条件であっても、室内ユニット3
内部の湿度を低減することが可能である。
【0054】なおまた、上記の実施形態においては電気
集塵機45を放電電極46aに印加する電圧を変えるこ
とでオゾン発生装置48として機能させるようにした
が、オゾン発生装置48を独立して設けるようにしても
よい。また乾燥クリーン運転処理の際に、前面パネル2
3を開閉可能に設けて前側開口24を閉状態となるよう
にしたり、上吸込ルーバ38を開閉可能に設けて上吸込
口25を閉状態となるようにしているが、前面パネル2
3や上吸込ルーバ38に開閉機構を設けず、前側開口2
4や上吸込口25を開放状態のままとすることでも、前
側熱交換部8bによって暖められた前側熱交換部8b近
傍の空気が、前側熱交換部8b上方の上吸込口25か
ら、図1に点線矢印Cで示すように上方に流れ出、また
流れ出た空気が、室内ユニット3が壁Q上部に取付けら
れていることから天井Nとの間の室内ユニット3近傍に
滞留し、再び、後側熱交換部8aで冷やされた空気が下
方に流れることにより、点線矢印Dで示すように後側熱
交換部8a上方の上吸込口25から流れ込み、上吸込口
25を介し室内ユニット3内外に自然対流が生じるの
で、この場合には若干劣るものの、室内ユニット3内の
乾燥効果、かびや雑菌の殺菌、減菌効果を得ることがで
きる。
【0055】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、空気調和している室内に多湿空気を吹き出す
ことで居住者の快適感を損ねる虞もなく、冷房運転停止
後における室内ユニット内の高温多湿状態を比較的短時
間のうちに解消し、雑菌やかびの繁殖を低減させことが
でき、かびや雑菌の増殖による異臭発生の防止し、衛生
的に良好な調和空気の吹き出しが行なえる等の効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の室内ユニットを示す縦断
面図である。
【図2】本発明の一実施形態における乾燥クリーン運転
時の室内ユニット内空気の流れを説明するために示す断
面図である。
【図3】本発明の一実施形態の制御回路図である。
【図4】本発明の一実施形態に係るリモートコントロー
ラを示す図で、図4(a)は平面図、図4(b)はメニ
ュー釦による切換え内容を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態における基本制御のフロー
チャートである。
【図6】本発明の一実施形態における乾燥クリーン運転
処理時のフローチャートである。
【図7】本発明の一実施形態における各運転モードでの
各部の動作状態を一覧にして示す図である。
【図8】本発明の一実施形態における乾燥クリーン運転
処理時の運転制御の変形形態を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
3…室内ユニット 8…室内熱交換器 8a…後側熱交換部 8b…前側熱交換部 10…室内ファン 14…室内絞り弁 16…室内制御装置 18…リモートコントローラ 23…前面パネル 24…前面開口 25…上吸込口 26…吹出口 35…パネル用モータ 37…パネル駆動機構 38…上吸込ルーバ 40a…後吹出ルーバ 40b…前吹出ルーバ 41a…後ルーバ用モータ 41b…前ルーバ用モータ 42…左右ルーバ 45…電気集塵機 46a…放電電極 48…オゾン発生装置 49…マイナスイオン発生器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内に空気を吹き出す吹出口、この吹出
    口を開閉する吹出口開閉機構、室内空気を吸い込む吸込
    口、室内ファン、前方に配置された第1室内熱交換器、
    後方に配置された第2室内熱交換器及びこの第2室内熱
    交換器と前記第1室内熱交換器の間に介装された減圧装
    置とを収納した室内ユニットを備えた空気調和機におい
    て、前記第1室内熱交換器の上部に配置したオゾン発生
    装置と、このオゾン発生装置からオゾンを発生させると
    共に前記室内ファンを停止、前記吹出口開閉機構を閉状
    態、前記減圧装置を絞り大として前記第1室内熱交換器
    を凝縮器、前記第2室内熱交換器を蒸発器として作用さ
    せる運転モードに制御する制御装置を備えたことを特徴
    とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 前記室内ユニットの吸込口は、室内ユニ
    ットの前側に設けられ、該吸込口を通過した空気のほと
    んどが第1室内熱交換器に流入する前側吸込口と、この
    前側吸込口を開閉する前側吸込口開閉機構を有し、前記
    制御装置は、前記運転モード時に前記前側吸込口開閉機
    構を動作させて前側吸込口を閉じたことを特徴とする請
    求項1記載の空気調和機。
  3. 【請求項3】 前記室内ユニットの吸込口は、室内ユニ
    ットの上側に設けられ、該吸込口を通過した空気が主に
    第2の室内熱交換器に流入する上側吸込口と、この上側
    吸込口を開閉する上側吸込口開閉機構を有し、前記制御
    装置は、前記運転モード時に前記上側吸込口開閉機構を
    動作させて上側吸込口を閉じたことを特徴とする請求項
    1記載の空気調和機。
  4. 【請求項4】 前記制御装置は、冷房運転終了後、自動
    的に前記運転モードを実行することを特徴とする請求項
    1乃至3のいずれかに記載の空気調和機。
  5. 【請求項5】 前記室内ユニットは、さらに、マイナス
    イオンを発生させるマイナスイオン発生器を有し、前記
    制御装置は、前記運転モード時に前記マイナスイオン発
    生器を動作させることを特徴とする請求項1乃至3のい
    ずれかに記載の空気調和機。
  6. 【請求項6】 前記空気調和機は、さらにリモコン装置
    を備え、このリモコン装置によって、冷房運転終了後、
    自動的に前記運転モードを実施するか、実施しないかの
    選択を可能としたことを特徴とする請求項4記載の空気
    調和機。
  7. 【請求項7】 室内に空気を吹き出す吹出口、室内空気
    を吸い込む吸込口、室内ファン、前後方向に配置された
    第1室内熱交換器、第2室内熱交換器及び冷凍サイクル
    上第1室内熱交換器と第2室内熱交換器の間に介装され
    た減圧装置とを収納した室内ユニットを備えた空気調和
    機において、オゾン発生装置と、このオゾン発生装置か
    らオゾンを発生させると共に前記室内ファンを停止、前
    記減圧装置を絞り大として前記第1室内熱交換器を凝縮
    器、前記第2室内熱交換器を蒸発器として作用させる運
    転モードに制御する制御装置を備えたことを特徴とする
    空気調和機。
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