JP2006247678A - 幅圧下プレス設備の駆動方法 - Google Patents

幅圧下プレス設備の駆動方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006247678A
JP2006247678A JP2005065195A JP2005065195A JP2006247678A JP 2006247678 A JP2006247678 A JP 2006247678A JP 2005065195 A JP2005065195 A JP 2005065195A JP 2005065195 A JP2005065195 A JP 2005065195A JP 2006247678 A JP2006247678 A JP 2006247678A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
width reduction
slab
time
press
crankshaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005065195A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Matsumura
賢司 松村
Satoshi Shibuya
聡 渋谷
Teruaki Shin
輝明 進
Seiji Nonaka
誠治 野中
Atsushi Yamamoto
敦志 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
JFE Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JFE Steel Corp filed Critical JFE Steel Corp
Priority to JP2005065195A priority Critical patent/JP2006247678A/ja
Publication of JP2006247678A publication Critical patent/JP2006247678A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Metal Rolling (AREA)

Abstract

【課題】素材を間欠的に搬送しながら、クランク機構によってプレス金型を駆動して幅圧下を繰り返し行う幅圧下プレス設備において、ハウジング改造等の大幅な設備改造を伴うことなく、生産能率の向上を図ることができる幅圧下プレス設備の駆動方法を提供する。
【解決手段】スラブ停止後待ち時間Δtが所定時間になるように、幅圧下量ΔWに応じてクランク軸の回転速度nが調整される。
【選択図】図1

Description

本発明は、素材を間欠的に搬送しながら、クランク機構によってプレス金型を駆動して幅圧下を繰り返し行う幅圧下プレス設備の駆動方法に関する。
例えば、スラブ等の素材を幅圧下する場合、従来は、竪型圧延機により作業を行っていた。ところが、竪型圧延機は1回当りの圧下量を大きくとることができないため、所定量まで圧下するに数パスを要し、作業能率が悪いという問題があった。
そこで、作業能率を向上させるため、近年、スラブの幅圧下を、1回の圧下量を大きくすることができるプレスにより行うことが行われている。このような幅圧下プレス設備20は、例えば図6に示す如く、テーブルローラ12上を搬送されてきたスラブ10を、幅圧下時に上下(紙面に垂直な方向)から押えるための押えロール22と、該押えロール22によって挟持されたスラブ10を幅方向(図の矢印Aの方向)に圧下するための左右(図の上下)一対のプレス金型24(平行部24aと傾斜部24bを備えている)と、該金型24をそれぞれ駆動するためのクランク機構26と、該クランク機構26のクランク軸を回転させるためのクランク軸回転用電動機27と、該幅圧下プレス設備20でのスラブ10の搬送量を制御するためスラブ10を挟持し搬送する入側ピンチロール28及び出側ピンチロール30を備えている。
そして、図7(a)に示すように、スラブ10を停止した状態で、金型24をクランク機構26により押付けて、金型24の平行部で幅圧下量ΔWの幅圧下を行い、次いで、図7(b)に示すように、金型24をクランク機構26により開放した後、スラブ10を所定搬送量Lだけピンチロール28、30により搬送する動作を繰り返し行っている。
上記において、従来は、間欠的にスラブ10を搬送する際の1回当りの搬送量Lと、幅圧下プレスのサイクルタイム(金型24の駆動周期、すなわち、前回の幅圧下プレス完了から次回の幅圧下プレス完了までの時間)は常に一定にして行っていた。
しかし、そのような方法では、幅圧下量ΔWが小さい場合に、サイクルタイム(金型24の駆動周期)の中に占める実プレス時間(金型24がスラブ10に接触を開始してから所定量の幅圧下が終了するまでの時間)の割合が小さくなり、不必要な余裕時間が生じてしまって、生産効率が悪いものになっていた。
そこで、特許文献1に記載の技術では、幅圧下量ΔWが小さい場合には、1回当りのスラブの搬送量Lを大きくすることによって、1回当りの幅圧下面積(幅圧下体積)を増やすことで、生産効率の向上を図るようにしている。
特開平10−296301号公報
しかし、特許文献1記載の技術のように、スラブ搬送量Lを大きくするには、金型の平行部を長くする必要があることから、(1)金型の全長を長くするか、(2)金型のテーパ部を短くする必要がある。そのため、(1)の方法では、既設ハウジングの寸法上の制約より、ハウジングの改造等の大幅な設備改造が必要となる。また、(2)の方法ではスラブ搬送量に応じて金型を組替える必要があり、場合によっては、逆に生産能率が低下してしまうという問題がある。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、素材を間欠的に搬送しながら、クランク機構によってプレス金型を駆動して幅圧下を繰り返し行う幅圧下プレス設備において、ハウジングの改造等の大幅な設備改造を伴うことなく、生産能率の向上を図ることができる幅圧下プレス設備の駆動方法を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するため、本発明は以下の特徴を有する。
[1]素材を間欠的に搬送しながら、クランク機構によってプレス金型を駆動して幅圧下を繰り返し行う幅圧下プレス設備において、幅圧下量に応じて、クランク機構のクランク軸の回転速度を調整することを特徴とする幅圧下プレス設備の駆動方法。
[2]素材の搬送が停止してからプレス金型が素材に接触を開始するまでの時間が所定の時間となるように、クランク機構のクランク軸の回転速度を調整することを特徴とする前記[1]に記載の幅圧下プレス設備の駆動方法。
本発明においては、幅圧下量に応じて、クランク機構のクランク軸の回転速度を調整するようにしているので、幅圧下量が小さい場合には、クランク軸の回転速度を速くして、サイクルタイム(プレス金型の駆動周期)を短くすることができ、それによって、不必要な余裕時間の発生が解消されて、生産能率の向上を図ることができる。
本発明の一実施形態を以下に述べる。なお、この実施形態においては、幅圧下プレス設備は、図6、図7に示した幅圧下プレス設備20を用いるものとする。
図5は、スラブ10と金型24の位置を定義するための図である。ここでは、スラブ幅方向の位置をyとし、金型24による幅圧下が完了した時のスラブ10幅端部の位置(すなわち、金型24がスラブ幅方向に最も前進した位置)を基準にして、金型24の平行部24aのスラブ幅方向位置をyKとし、金型24の平行部24aと傾斜部24bの境界点24cの位置(図中のA−A線の位置)におけるスラブ幅端部の位置をySとしている。金型24の平行部24aの位置yKとスラブ幅端部の位置ySの差、すなわち空間は、スラブ10を金型24間に搬送する際のギャップ代である。
以下に、この実施形態における幅圧下プレス設備の駆動方法を、従来の駆動方法との比較に基づいて説明する。
まず、従来の幅圧下プレス設備の駆動方法を、図3、図4を用いて説明する。
図4は、従来の駆動方法における、金型の位置yKとスラブの位置yS及びスラブの搬送速度vについて、その時間的変化を示したものである。
図4において、時刻t1に前回の幅圧下プレスが完了し、金型が後退を開始する。次に、時刻t2にスラブの搬送が開始され、時刻t3にスラブの搬送が完了する。そして、金型が前進して、yK=ΔW/2となった時刻t4に金型がスラブと接触を開始し、幅圧下プレスが開始される。その後、時刻t5に金型が最大前進位置まで前進して、幅圧下プレスが完了する。
ここで、この時刻t1から時刻t5までが、幅圧下プレスの1サイクルであり、その1サイクルの所要時間がサイクルタイムとなる。また、スラブの搬送が完了してスラブが停止した時刻t3から金型がスラブと接触を開始する時刻t4までの時間をスラブ停止後待ち時間Δtとする。
そして、従来の駆動方法においては、クランク軸回転用電動機の回転速度(すなわち、クランク軸の回転速度)が一定速度(例えば、42rpm)に設定されているので、金型の駆動周期(すなわち、サイクルタイム)は、常に一定時間となっている。
そのため、図4(a)に示すように、幅圧下量ΔWが大きい場合には、スラブ停止後待ち時間Δtは短くてすむが、図4(b)に示すように、幅圧下量ΔWが小さい場合には、スラブ停止後待ち時間Δtが長くなってしまう。
図3は、上記のような、従来の駆動方法における幅圧下量ΔWとスラブ停止後待ち時間Δt及びクランク軸の回転速度nの関係を示したものである。クランク軸の回転速度nは一定速度であって、幅圧下量ΔWが小さくなるにつれてスラブ停止後待ち時間Δtが長くなることを表している。
このように、従来の駆動方法においては、幅圧下量ΔWが大きい場合には、幅圧下プレスのサイクルタイム中の実プレス時間の割合は大きく、生産効率は良いものであったが、幅圧下量ΔWが小さくなるにつれてスラブ停止後待ち時間Δtが長くなり、不必要な余裕時間が生じてしまって、生産効率が悪いものになっている。
これに対して、この実施形態に係る幅圧下プレス設備の駆動方法を、図1、図2を用いて説明する。
図2は、この実施形態に係る幅圧下プレス設備の駆動方法における、金型の位置yKとスラブの位置yS及びスラブの搬送速度vについて、その時間的変化を示したものである。
図2においても、前述と同様に、時刻t1に前回の幅圧下プレスが完了し、金型が後退を開始する。次に、時刻t2にスラブの搬送が開始され、時刻t3にスラブの搬送が完了する。そして、金型が前進して、yK=ΔW/2となった時刻t4に金型がスラブと接触を開始し、幅圧下プレスが開始される。その後、時刻t5に金型が最大前進位置まで前進して、幅圧下プレスが完了する。
そして、この実施形態に係る駆動方法においては、クランク軸回転制御装置(図示せず9によって、クランク軸回転用電動機の回転速度(すなわち、クランク軸の回転速度)が、幅圧下量ΔWに応じて調整されており、幅圧下量ΔWが小さい場合には、クランク軸の回転速度を速くするようになっている。
具体的には、図2(a)に示す幅圧下量ΔWが大きい場合のスラブ停止後待ち時間Δtと、図2(b)に示す幅圧下量ΔWが小さい場合のスラブ停止後待ち時間Δtが、ともに所定時間(例えば、0.1sec)となるように、クランク軸の回転速度が調整されている。これにより、幅圧下量ΔWが小さい場合には、金型の駆動周期(すなわち、サイクルタイム)が短くなる。
図1は、上記のような、この実施形態の駆動方法における幅圧下量ΔWとクランク軸の回転速度n及びスラブ停止後待ち時間Δtの関係を示したものである。幅圧下量ΔWが小さくなるにつれて、クランク軸の回転速度nが上昇し、それによって、ほとんどの幅圧下量ΔWに対して、スラブ停止後待ち時間Δtが0.1secになっている。
なお、図1に示すように、幅圧下量ΔWが非常に小さい場合には、必要な回転速度nがクランク軸回転用電動機の上限回転速度を越える可能性があるが、その場合は、上限の回転速度でクランク軸を回転させるようにすればよい。
さらに、サイクルタイム中、クランク軸の回転速度nを上昇させる操作の他、スラブの搬送が完了する時刻t3と金型がスラブと接触を開始する時刻t4間、クランク軸の回転速度nを上昇させるようにしてもよい。
このように、この実施形態の駆動方法においては、スラブ停止後幅圧下プレスを開始する待ち時間が幅圧下量ΔWにかかわらず所定時間に収まるように、幅圧下量に応じてクランク軸の回転速度が調整されており、従来の駆動方法におけるスラブ停止後待ち時間に比べて大幅に短縮される。その結果、幅圧下量ΔWが小さい場合には、サイクルタイムが短縮され、それに伴って、不必要な余裕時間の発生が解消されて、生産能率の向上を図ることができる。
例えば、図1、図2に示したこの実施形態に係る駆動方法を適用することによって、図3、図4に示した従来の駆動方法に比べて、平均して生産能率を0.8%増加させることができた。
本発明の一実施形態における幅圧下量ΔWとクランク軸の回転速度n及びスラブ停止後待ち時間Δtの関係を示した図である。 本発明の一実施形態における、金型の位置yKとスラブの位置yS及びスラブの搬送速度vについて、その時間的変化を示した図である。 従来技術における幅圧下量ΔWとクランク軸の回転速度n及びスラブ停止後待ち時間Δtの関係を示した図である。 従来技術における、金型の位置yKとスラブの位置yS及びスラブの搬送速度vについて、その時間的変化を示した図である。 スラブと金型の位置を定義するための図である。 幅圧下プレス設備の説明図である。 幅圧下プレス設備の説明図である。
符号の説明
10 スラブ
12 テーブルロール
20 幅圧下プレス設備
22 押えロール
24 プレス金型
24a 平行部
24b 傾斜部
24c 境界点
26 クランク機構
27 クランク軸回転用電動機
28、30 ピンチロール

Claims (2)

  1. 素材を間欠的に搬送しながら、クランク機構によってプレス金型を駆動して幅圧下を繰り返し行う幅圧下プレス設備において、幅圧下量に応じて、クランク機構のクランク軸の回転速度を調整することを特徴とする幅圧下プレス設備の駆動方法。
  2. 素材の搬送が停止してからプレス金型が素材に接触を開始するまでの時間が所定の時間となるように、クランク機構のクランク軸の回転速度を調整することを特徴とする請求項1に記載の幅圧下プレス設備の駆動方法。
JP2005065195A 2005-03-09 2005-03-09 幅圧下プレス設備の駆動方法 Pending JP2006247678A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005065195A JP2006247678A (ja) 2005-03-09 2005-03-09 幅圧下プレス設備の駆動方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005065195A JP2006247678A (ja) 2005-03-09 2005-03-09 幅圧下プレス設備の駆動方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006247678A true JP2006247678A (ja) 2006-09-21

Family

ID=37088693

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005065195A Pending JP2006247678A (ja) 2005-03-09 2005-03-09 幅圧下プレス設備の駆動方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006247678A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11169902A (ja) * 1997-12-12 1999-06-29 Kawasaki Steel Corp 熱間スラブの幅圧下プレス方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11169902A (ja) * 1997-12-12 1999-06-29 Kawasaki Steel Corp 熱間スラブの幅圧下プレス方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006247678A (ja) 幅圧下プレス設備の駆動方法
JPH0824922B2 (ja) プレス式スラブ幅減少方法、及びその装置
JP2006231364A (ja) 熱間圧延用幅方向プレス設備の速度制御方法
JP5446748B2 (ja) サイジングプレス機における幅アジャスト方法及びサイジングプレス機
JPH07328701A (ja) スラブ幅圧下時のスラブ搬送制御方法および装置
JP2008207198A (ja) 金型ガイド機構および金型
WO2022071134A1 (ja) 加工ラインシステム
JPH08224605A (ja) 熱間スラブの幅圧下プレス装置及びこの装置を用いた幅圧下プレス方法
JPH10296301A (ja) 幅圧下プレス時の熱間スラブ搬送方法
WO2022071132A1 (ja) 加工ラインシステム
JP6511163B2 (ja) 連続鋳造圧延方法及び連続鋳造圧延装置
JP5042690B2 (ja) 鋳片の幅圧下設備
JPS60127002A (ja) スラブ縮幅方法および装置
JP4315019B2 (ja) 熱間スラブの板厚圧下方法、板厚圧下装置及び金型回動機構
JP2009274113A (ja) 圧延材の製造方法
JP2006272427A (ja) 熱間スラブの板幅圧下方法および板幅圧下装置
JPH0250807B2 (ja)
JP2020019036A (ja) スラブの幅圧下方法
CN205390228U (zh) 一种糖果成型的压轮装置
JP3140455B2 (ja) コイル材の切断装置
JP5929545B2 (ja) リバース圧延装置及びリバース圧延方法
JP2007061823A (ja) 熱間スラブの板厚圧下方法
JPH06126366A (ja) 異形横断面形状を有するリング材,板材,帯材の前方スピニング加工方法
JPH01284401A (ja) 幅圧下プレス方法及び装置
JP3254151B2 (ja) 熱間スラブのサイジングプレス方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20060921

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080104

A977 Report on retrieval

Effective date: 20100526

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100601

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101026