JPH07328701A - スラブ幅圧下時のスラブ搬送制御方法および装置 - Google Patents
スラブ幅圧下時のスラブ搬送制御方法および装置Info
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- JPH07328701A JPH07328701A JP14545294A JP14545294A JPH07328701A JP H07328701 A JPH07328701 A JP H07328701A JP 14545294 A JP14545294 A JP 14545294A JP 14545294 A JP14545294 A JP 14545294A JP H07328701 A JPH07328701 A JP H07328701A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 スラブの幅圧下の生産性の向上と、消費エネ
ルギーを低減する。 【構成】 周期的に開閉する一対の金型１と、スラブ２
の進行方向に対し該金型１の前後面に配設されたピンチ
ロール８とを有する熱間スラブの幅圧下装置を用いて熱
間スラブを幅圧下する方法において、前記ピンチロール
８によるスラブ２の毎回の搬送・搬出量Ｌを、スラブ２
の片側幅圧下量ｗに応じて下記式を満足するよう制御す
る。 ｗ＞ａ ｔａｎθの場合 Ｌ＝ａ ｗ≦ａ ｔａｎθの場合 ａ＜Ｌ≦ｂ ただし、ｗ：片側幅圧下量、 θ：金型テーパ角度、 ａ：片側幅圧下量ｗを最大としたときに金型開閉用電動
機が一回に圧下できる量から求まるスラブ搬送量、 ｂ：片側幅圧下量ｗを最小としたときに金型開閉用電動
機が一回に圧下できる量から求まるスラブ搬送量、
ルギーを低減する。 【構成】 周期的に開閉する一対の金型１と、スラブ２
の進行方向に対し該金型１の前後面に配設されたピンチ
ロール８とを有する熱間スラブの幅圧下装置を用いて熱
間スラブを幅圧下する方法において、前記ピンチロール
８によるスラブ２の毎回の搬送・搬出量Ｌを、スラブ２
の片側幅圧下量ｗに応じて下記式を満足するよう制御す
る。 ｗ＞ａ ｔａｎθの場合 Ｌ＝ａ ｗ≦ａ ｔａｎθの場合 ａ＜Ｌ≦ｂ ただし、ｗ：片側幅圧下量、 θ：金型テーパ角度、 ａ：片側幅圧下量ｗを最大としたときに金型開閉用電動
機が一回に圧下できる量から求まるスラブ搬送量、 ｂ：片側幅圧下量ｗを最小としたときに金型開閉用電動
機が一回に圧下できる量から求まるスラブ搬送量、
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、スラブ幅方向にテー
パ部および直線部をもつ周期的に開閉する一対の金型の
間を、長手方向に断続的に熱間スラブを移動させること
により、任意の幅に圧下するスラブ幅圧下におけるスラ
ブ搬送制御方法および装置に関する。
パ部および直線部をもつ周期的に開閉する一対の金型の
間を、長手方向に断続的に熱間スラブを移動させること
により、任意の幅に圧下するスラブ幅圧下におけるスラ
ブ搬送制御方法および装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、鋼片の製造は、従来の鋼塊法に変
わって省エネルギーの観点から連続鋳造法による素材
（スラブ材）の生産が大半を占めている。しかし、連続
鋳造法によって製造されるスラブは、その大半が一定サ
イズで従来の分塊スラブのように任意の幅のスラブを得
ることができないという欠点を有している。この対策と
しては、スラブ幅方向にテーパ部および直線部をもつ周
期的に開閉する一対の金型の間を、長手方向に断続的に
熱間スラブを移動させることにより、任意の幅に圧下す
る幅圧下装置（スタートアンドストップ方式）、スラブ
幅方向にテーパ部および直線部をもつ一対の金型を、幅
方向へ往復移動可能かつスラブ搬送方向へ往復移動可能
に対向配置し、前記金型のスラブ搬送方向上流位置に搬
送装置を配設した水平対向型走間プレス装置（特開昭６
２−８１２４１号公報、特開平３−８１００６号公報）
が提案されている。
わって省エネルギーの観点から連続鋳造法による素材
（スラブ材）の生産が大半を占めている。しかし、連続
鋳造法によって製造されるスラブは、その大半が一定サ
イズで従来の分塊スラブのように任意の幅のスラブを得
ることができないという欠点を有している。この対策と
しては、スラブ幅方向にテーパ部および直線部をもつ周
期的に開閉する一対の金型の間を、長手方向に断続的に
熱間スラブを移動させることにより、任意の幅に圧下す
る幅圧下装置（スタートアンドストップ方式）、スラブ
幅方向にテーパ部および直線部をもつ一対の金型を、幅
方向へ往復移動可能かつスラブ搬送方向へ往復移動可能
に対向配置し、前記金型のスラブ搬送方向上流位置に搬
送装置を配設した水平対向型走間プレス装置（特開昭６
２−８１２４１号公報、特開平３−８１００６号公報）
が提案されている。
【０００３】上記幅圧下装置のうちスタートアンドスト
ップ方式は、一対の金型による一回の幅圧下が終了し、
一対の金型が開いてスラブと金型が接触していない間
に、次に幅圧下を行う位置までスラブを移動する必要が
ある。この場合、スラブの搬送は、スラブを高速で精度
よく搬送することが、圧延能率および幅圧下精度向上に
とって重要である。このため、前記幅圧下装置は、金型
の前後にスラブを強固に挟み込むことが可能なピンチロ
ールをそれぞれ配設し、このピンチロールをそれぞれ回
転速度制御が可能な電動機で駆動し、後面ピンチロール
にスラブが到達するまでは前面ピンチロールでスラブ搬
送を行い、後面ピンチロールにスラブが到達した時点で
前後面ピンチロールでスラブ搬送・搬出を行っている。
ップ方式は、一対の金型による一回の幅圧下が終了し、
一対の金型が開いてスラブと金型が接触していない間
に、次に幅圧下を行う位置までスラブを移動する必要が
ある。この場合、スラブの搬送は、スラブを高速で精度
よく搬送することが、圧延能率および幅圧下精度向上に
とって重要である。このため、前記幅圧下装置は、金型
の前後にスラブを強固に挟み込むことが可能なピンチロ
ールをそれぞれ配設し、このピンチロールをそれぞれ回
転速度制御が可能な電動機で駆動し、後面ピンチロール
にスラブが到達するまでは前面ピンチロールでスラブ搬
送を行い、後面ピンチロールにスラブが到達した時点で
前後面ピンチロールでスラブ搬送・搬出を行っている。
【０００４】前記スタートアンドストップ方式の幅圧下
装置は、金型の開閉周期（通常１〜２秒）の間に幅圧下
と搬送・搬出を行うが、前記ピンチロールによってスラ
ブを搬送・搬出できる時間は、金型とスラブが接触して
いない時のみである。前記ピンチロールによる毎回のス
ラブ搬送・搬出量Ｌは、最大幅圧下時に圧下に要するエ
ネルギーから定めた最大搬送・搬出量をａとすれば、Ｌ
＝ａでいつも一定とし、幅圧下量の大小に拘わらず常に
同一の速度指令をピンチロールの駆動装置に与えてい
た。このため、上記従来方法では、比較的幅圧下量の少
ないスラブを幅圧下する場合も、最大幅圧下量でスラブ
を幅圧下する場合も、同一長さのスラブであれば、トー
タルの圧下時間（サイクルタイム）が変わらず、生産
性、エネルギー共に効率的とはいえない。
装置は、金型の開閉周期（通常１〜２秒）の間に幅圧下
と搬送・搬出を行うが、前記ピンチロールによってスラ
ブを搬送・搬出できる時間は、金型とスラブが接触して
いない時のみである。前記ピンチロールによる毎回のス
ラブ搬送・搬出量Ｌは、最大幅圧下時に圧下に要するエ
ネルギーから定めた最大搬送・搬出量をａとすれば、Ｌ
＝ａでいつも一定とし、幅圧下量の大小に拘わらず常に
同一の速度指令をピンチロールの駆動装置に与えてい
た。このため、上記従来方法では、比較的幅圧下量の少
ないスラブを幅圧下する場合も、最大幅圧下量でスラブ
を幅圧下する場合も、同一長さのスラブであれば、トー
タルの圧下時間（サイクルタイム）が変わらず、生産
性、エネルギー共に効率的とはいえない。
【０００５】前記従来の幅圧下方法の欠点を解消するに
は、片側幅圧下量ｗが片側の金型の開閉量ｄより大きい
場合に、制御される最大搬送・搬出量Ｌを、Ｌ＝ｄ／
ｔａｎθとし、この場合の搬送・搬出速度ｖを、金型の
開閉周期Ｔとすれば、ｖ＝Ｌ／（Ｔ／２）とする。ま
た、片側幅圧下量ｗが片側の金型の振幅量ｄより小さい
場合に、制御される最大搬送・搬出量Ｌを、未圧下部分
が金型の外へでない量、すなわち、金型の直線部分の長
さＦlを最大の搬送・搬出量とし、それ以下に制御し、
この場合の搬送・搬出速度ｖを、金型の開閉周期Ｔとす
れば、ｖ＝Ｌ／（Ｔ／２）とする装置（特開昭６０−１
２１００１号公報）、前記ピンチロールにはそれぞれ単
独に回転速度制御可能でかつ回転速度変動に対する制御
特性を高速と緩やかな応答の２段に切替え可能な駆動装
置を備えると共に、後面ピンチロールがスラブを挟持し
たことを確認する手段を有し、かつ、前後面ピンチロー
ル駆動装置のそれぞれの回転数制御特性の切替時期を判
断し切替え指令を出力するコントローラを備え、前面ピ
ンチロールのみがスラブを挟持している間は、前面ピン
チロール駆動装置の回転数制御特性を高く設定すると共
に後面ピンチロール駆動装置を回転速度変動に対し緩や
かな特性に設定し、後面ピンチロールがスラブを挟持し
たことを確認した後は、後面ピンチロール駆動装置の回
転数制御特性を高く設定すると共に前面ピンチロール駆
動装置を回転速度変動に対し緩やかな特性に設定する方
法（特開平１−１９２４０１号公報）が提案されてい
る。
は、片側幅圧下量ｗが片側の金型の開閉量ｄより大きい
場合に、制御される最大搬送・搬出量Ｌを、Ｌ＝ｄ／
ｔａｎθとし、この場合の搬送・搬出速度ｖを、金型の
開閉周期Ｔとすれば、ｖ＝Ｌ／（Ｔ／２）とする。ま
た、片側幅圧下量ｗが片側の金型の振幅量ｄより小さい
場合に、制御される最大搬送・搬出量Ｌを、未圧下部分
が金型の外へでない量、すなわち、金型の直線部分の長
さＦlを最大の搬送・搬出量とし、それ以下に制御し、
この場合の搬送・搬出速度ｖを、金型の開閉周期Ｔとす
れば、ｖ＝Ｌ／（Ｔ／２）とする装置（特開昭６０−１
２１００１号公報）、前記ピンチロールにはそれぞれ単
独に回転速度制御可能でかつ回転速度変動に対する制御
特性を高速と緩やかな応答の２段に切替え可能な駆動装
置を備えると共に、後面ピンチロールがスラブを挟持し
たことを確認する手段を有し、かつ、前後面ピンチロー
ル駆動装置のそれぞれの回転数制御特性の切替時期を判
断し切替え指令を出力するコントローラを備え、前面ピ
ンチロールのみがスラブを挟持している間は、前面ピン
チロール駆動装置の回転数制御特性を高く設定すると共
に後面ピンチロール駆動装置を回転速度変動に対し緩や
かな特性に設定し、後面ピンチロールがスラブを挟持し
たことを確認した後は、後面ピンチロール駆動装置の回
転数制御特性を高く設定すると共に前面ピンチロール駆
動装置を回転速度変動に対し緩やかな特性に設定する方
法（特開平１−１９２４０１号公報）が提案されてい
る。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】前記特開昭６０−１２
１００１号公報に開示の装置は、金型とスラブの接触時
間および非接触時間がいずれもＴ／２（Ｔ：金型の開閉
周期）であることと、スラブ搬送量がスラブ搬送・搬出
できる時間（非接触時間）によって決まることを考える
と、幅圧下量に応じて毎回のスラブ搬送量を変更するこ
とにはならない。また、特開昭６０−１２１００１号公
報に開示の装置は、搬送・搬出速度について述べている
が、ピンチロールは毎回極短時間での正転・停止を繰り
返すので、ピンチロール速度は一定とならず、台形型の
速度パターンで加減速する。
１００１号公報に開示の装置は、金型とスラブの接触時
間および非接触時間がいずれもＴ／２（Ｔ：金型の開閉
周期）であることと、スラブ搬送量がスラブ搬送・搬出
できる時間（非接触時間）によって決まることを考える
と、幅圧下量に応じて毎回のスラブ搬送量を変更するこ
とにはならない。また、特開昭６０−１２１００１号公
報に開示の装置は、搬送・搬出速度について述べている
が、ピンチロールは毎回極短時間での正転・停止を繰り
返すので、ピンチロール速度は一定とならず、台形型の
速度パターンで加減速する。
【０００７】また、特開平１−１９２４０１号公報に開
示の方法は、金型前後面のピンチロールのロール周速度
差に起因するスラブ表面疵を防止するものであって、幅
圧下量に応じて毎回のスラブ搬送量を変更するものでは
ない。このように従来の方式では、いずれも幅圧下量の
違いによるスラブ搬送・搬出できる時間（非接触時間）
の大小によって、ピンチロールの速度パターンを変更せ
ず、常に同一の速度パターンの指令をピンチロール駆動
装置に与えていた。そのため、従来の方式においては、
比較的幅圧下量の小さいスラブを幅圧下する場合も、幅
圧下量の大きいスラブを幅圧下する場合も、同一長さの
スラブであれば、トータルの圧下時間（サイクルタイ
ム）が変わらず、生産性、エネルギー共に効率的とはい
えない。
示の方法は、金型前後面のピンチロールのロール周速度
差に起因するスラブ表面疵を防止するものであって、幅
圧下量に応じて毎回のスラブ搬送量を変更するものでは
ない。このように従来の方式では、いずれも幅圧下量の
違いによるスラブ搬送・搬出できる時間（非接触時間）
の大小によって、ピンチロールの速度パターンを変更せ
ず、常に同一の速度パターンの指令をピンチロール駆動
装置に与えていた。そのため、従来の方式においては、
比較的幅圧下量の小さいスラブを幅圧下する場合も、幅
圧下量の大きいスラブを幅圧下する場合も、同一長さの
スラブであれば、トータルの圧下時間（サイクルタイ
ム）が変わらず、生産性、エネルギー共に効率的とはい
えない。
【０００８】この発明の目的は、スラブの片側幅圧下量
ｗに対応してスラブ搬送量Ｌを制御することによって、
生産性を向上できると共に、消費エネルギーを低減でき
るスラブ幅圧下時の搬送制御方法を提供することにあ
る。
ｗに対応してスラブ搬送量Ｌを制御することによって、
生産性を向上できると共に、消費エネルギーを低減でき
るスラブ幅圧下時の搬送制御方法を提供することにあ
る。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく種々試験研究を重ねた。その結果、前記ス
タート＆ストップ方式による熱間スラブの幅圧下におい
ては、金型がスラブを幅圧下するときの形状は、常に図
２のようになるわけではなく、片側幅圧下量ｗがＬ＝ａ
ｔａｎθより小さいときには、図３に示すような形状
で幅圧下が行われることになる。この場合には、金型３
１は金型３１の平坦部３２からスラブ３３に接触し始め
るので、圧下に要するエネルギーの許容する範囲でスラ
ブ搬送量Ｌを片側幅圧下量が最大の場合の金型開閉用電
動機が一回に圧下できる量から求まるスラブ搬送量ａよ
り大きくすることができることを究明し、この発明に到
達した。
を達成すべく種々試験研究を重ねた。その結果、前記ス
タート＆ストップ方式による熱間スラブの幅圧下におい
ては、金型がスラブを幅圧下するときの形状は、常に図
２のようになるわけではなく、片側幅圧下量ｗがＬ＝ａ
ｔａｎθより小さいときには、図３に示すような形状
で幅圧下が行われることになる。この場合には、金型３
１は金型３１の平坦部３２からスラブ３３に接触し始め
るので、圧下に要するエネルギーの許容する範囲でスラ
ブ搬送量Ｌを片側幅圧下量が最大の場合の金型開閉用電
動機が一回に圧下できる量から求まるスラブ搬送量ａよ
り大きくすることができることを究明し、この発明に到
達した。
【００１０】すなわちこの発明は、周期的に開閉する一
対の金型と、スラブの進行方向に対し該金型の前後面に
配設されたピンチロールとを有する熱間スラブの幅圧下
装置を用いて熱間スラブを幅圧下する方法において、前
記ピンチロールによるスラブの毎回の搬送・搬出量Ｌ
を、スラブの片側幅圧下量ｗに応じて下記式を満足する
よう制御することを特徴とするスラブ幅圧下時のスラブ
搬送制御方法である。 ｗ＞ａ ｔａｎθの場合 Ｌ＝ａ ｗ≦ａ ｔａｎθの場合 ａ＜Ｌ≦ｂ ただし、ｗ：片側幅圧下量、 θ：金型テーパ角度、 ａ：片側幅圧下量ｗを最大としたときに金型開閉用電動
機が一回に圧下できる量から求まるスラブ搬送量、 ｂ：片側幅圧下量ｗを最小としたときに金型開閉用電動
機が一回に圧下できる量から求まるスラブ搬送量、
対の金型と、スラブの進行方向に対し該金型の前後面に
配設されたピンチロールとを有する熱間スラブの幅圧下
装置を用いて熱間スラブを幅圧下する方法において、前
記ピンチロールによるスラブの毎回の搬送・搬出量Ｌ
を、スラブの片側幅圧下量ｗに応じて下記式を満足する
よう制御することを特徴とするスラブ幅圧下時のスラブ
搬送制御方法である。 ｗ＞ａ ｔａｎθの場合 Ｌ＝ａ ｗ≦ａ ｔａｎθの場合 ａ＜Ｌ≦ｂ ただし、ｗ：片側幅圧下量、 θ：金型テーパ角度、 ａ：片側幅圧下量ｗを最大としたときに金型開閉用電動
機が一回に圧下できる量から求まるスラブ搬送量、 ｂ：片側幅圧下量ｗを最小としたときに金型開閉用電動
機が一回に圧下できる量から求まるスラブ搬送量、
【００１１】また、周期的に開閉する一対の金型と、ス
ラブの進行方向に対し該金型の前後面に配設されたピン
チロールとを有する熱間スラブの幅圧下装置において、
上位のコンピータから入力されるスラブの片側幅圧下量
ｗに応じ、下記式を満足するスラブの毎回の搬送量Ｌを
演算し、演算した毎回の搬送量Ｌに対応した速度指令を
前記ピンチロールの速度制御部に出力するコントローラ
と、該コントローラからの速度指令に基づいてピンチロ
ールの速度を制御する速度制御部とを設けたことを特徴
とするスラブ幅圧下時のスラブ搬送制御装置である。 ｗ＞ａ ｔａｎθの場合 Ｌ＝ａ ｗ≦ａ ｔａｎθの場合 ａ＜Ｌ≦ｂ ただし、ｗ：片側幅圧下量、 θ：金型テーパ角度、 ａ：片側幅圧下量ｗを最大としたときに金型開閉用電動
機が一回に圧下できる量から求まるスラブ搬送量、 ｂ：片側幅圧下量ｗを最小としたときに金型開閉用電動
機が一回に圧下できる量から求まるスラブ搬送量、
ラブの進行方向に対し該金型の前後面に配設されたピン
チロールとを有する熱間スラブの幅圧下装置において、
上位のコンピータから入力されるスラブの片側幅圧下量
ｗに応じ、下記式を満足するスラブの毎回の搬送量Ｌを
演算し、演算した毎回の搬送量Ｌに対応した速度指令を
前記ピンチロールの速度制御部に出力するコントローラ
と、該コントローラからの速度指令に基づいてピンチロ
ールの速度を制御する速度制御部とを設けたことを特徴
とするスラブ幅圧下時のスラブ搬送制御装置である。 ｗ＞ａ ｔａｎθの場合 Ｌ＝ａ ｗ≦ａ ｔａｎθの場合 ａ＜Ｌ≦ｂ ただし、ｗ：片側幅圧下量、 θ：金型テーパ角度、 ａ：片側幅圧下量ｗを最大としたときに金型開閉用電動
機が一回に圧下できる量から求まるスラブ搬送量、 ｂ：片側幅圧下量ｗを最小としたときに金型開閉用電動
機が一回に圧下できる量から求まるスラブ搬送量、
【００１２】
【作用】この発明方法においては、図４、図５に示すと
おり、ピンチロールによるスラブ４１の毎回の搬送量Ｌ
を、スラブ４１の片側幅圧下量ｗに応じて、前記したと
おりｗ＞ａ ｔａｎθの場合は、図４に示すとおり、金
型４２によるスラブ４１の幅圧下は、メインクランク４
３のＡで示す位置から開始され、Ｃの位置で終了し、Ｄ
位置で金型４２がスラブ４１から離脱するので、Ｅの位
置からＦの位置までの間にスラブ搬送量Ｌ＝ａで搬送
し、ｗ≦ａ ｔａｎθの場合は、図５に示すとおり、金
型４２によるスラブ４１の幅圧下は、メインクランク４
３のＢで示す位置から開始され、Ｃの位置で終了し、Ｄ
位置で金型４２がスラブ４１から離脱するので、Ｅの位
置からＦ’の位置までの間にスラブ搬送量をａ≦Ｌ≦ｂ
で搬送することによって、スラブの片側幅圧下量ｗに応
じてピンチロールによるの毎回のスラブ搬送量Ｌが制御
され、トータルの圧延時間の短縮が可能となり、加熱炉
におけるスラブ加熱時間の大幅な短縮による省エネルギ
ーと、幅圧下時間の短縮による生産効率の向上を図るこ
とができる。
おり、ピンチロールによるスラブ４１の毎回の搬送量Ｌ
を、スラブ４１の片側幅圧下量ｗに応じて、前記したと
おりｗ＞ａ ｔａｎθの場合は、図４に示すとおり、金
型４２によるスラブ４１の幅圧下は、メインクランク４
３のＡで示す位置から開始され、Ｃの位置で終了し、Ｄ
位置で金型４２がスラブ４１から離脱するので、Ｅの位
置からＦの位置までの間にスラブ搬送量Ｌ＝ａで搬送
し、ｗ≦ａ ｔａｎθの場合は、図５に示すとおり、金
型４２によるスラブ４１の幅圧下は、メインクランク４
３のＢで示す位置から開始され、Ｃの位置で終了し、Ｄ
位置で金型４２がスラブ４１から離脱するので、Ｅの位
置からＦ’の位置までの間にスラブ搬送量をａ≦Ｌ≦ｂ
で搬送することによって、スラブの片側幅圧下量ｗに応
じてピンチロールによるの毎回のスラブ搬送量Ｌが制御
され、トータルの圧延時間の短縮が可能となり、加熱炉
におけるスラブ加熱時間の大幅な短縮による省エネルギ
ーと、幅圧下時間の短縮による生産効率の向上を図るこ
とができる。
【００１３】また、この発明装置においては、上位のコ
ンピータから入力されるスラブの片側幅圧下量ｗに応
じ、前記式を満足するスラブの毎回の搬送量Ｌを演算
し、演算した毎回の搬送量Ｌに対応した速度指令を前記
ピンチロールの駆動制御部に出力するコントローラと、
該コントローラからの速度指令に基づいてピンチロール
の速度を制御する駆動制御部とを設けたことによって、
コントローラは上位のコンピータから入力されるスラブ
の片側幅圧下量ｗに応じて前記式を満足するスラブの毎
回の搬送量Ｌを演算し、演算した毎回の搬送量Ｌに対応
した速度指令を前記ピンチロールの駆動制御部に出力
し、ピンチロールの速度を制御する。この結果、片側幅
圧下量ｗ≦ａ ｔａｎθの場合は、トータルの圧延時間
が短縮され、加熱炉におけるスラブ加熱時間の大幅な短
縮による省エネルギーと、幅圧下時間の短縮による生産
効率の向上を図ることができる。
ンピータから入力されるスラブの片側幅圧下量ｗに応
じ、前記式を満足するスラブの毎回の搬送量Ｌを演算
し、演算した毎回の搬送量Ｌに対応した速度指令を前記
ピンチロールの駆動制御部に出力するコントローラと、
該コントローラからの速度指令に基づいてピンチロール
の速度を制御する駆動制御部とを設けたことによって、
コントローラは上位のコンピータから入力されるスラブ
の片側幅圧下量ｗに応じて前記式を満足するスラブの毎
回の搬送量Ｌを演算し、演算した毎回の搬送量Ｌに対応
した速度指令を前記ピンチロールの駆動制御部に出力
し、ピンチロールの速度を制御する。この結果、片側幅
圧下量ｗ≦ａ ｔａｎθの場合は、トータルの圧延時間
が短縮され、加熱炉におけるスラブ加熱時間の大幅な短
縮による省エネルギーと、幅圧下時間の短縮による生産
効率の向上を図ることができる。
【００１４】この発明におけるピンチロールの速度制御
は、ピンチロールを駆動する電動機の電源をインバータ
等を用いて直流から交流に変換して周波数変更により速
度制御することもできるが、これに限定されるものでは
なく、駆動する電動機としてＶＶＶＦモータ等を用いる
こともできる。
は、ピンチロールを駆動する電動機の電源をインバータ
等を用いて直流から交流に変換して周波数変更により速
度制御することもできるが、これに限定されるものでは
なく、駆動する電動機としてＶＶＶＦモータ等を用いる
こともできる。
【００１５】
実施例１ 以下にこの発明の詳細を実施の一例を示す図１に基づい
て説明する。図１はこの発明のスラブ搬送制御装置を示
すブロック図である。図１において、１は上流側に向か
って広がるテーパ部および直線部を有する一対の金型、
２は一対の金型１、１により幅圧下されるスラブ、３は
メインクランク、４は主機電動機、５は主機電動機４の
回転軸６に設けたフライホイール、７は回転軸６の回転
をメインクランク３に伝達する伝達機構で、主機電動機
４を駆動すれば、伝達機構７を介してメインクランク３
が回転し、金型１がスラブ２の進行方向と直交する方向
に往復動するよう構成されている。８は一対の金型１の
前面側に設けられたスラブ２を上下で挟持して搬送する
ピンチロール、９はピンチロール８の駆動電動機、１０
は駆動電動機９の回転をピンチロール８に伝達する伝達
機構で、駆動電動機９を駆動すれば、伝達機構１０を介
してピンチロール８が回転し、スラブ２を上下で挟持し
て搬送するよう構成されている。
て説明する。図１はこの発明のスラブ搬送制御装置を示
すブロック図である。図１において、１は上流側に向か
って広がるテーパ部および直線部を有する一対の金型、
２は一対の金型１、１により幅圧下されるスラブ、３は
メインクランク、４は主機電動機、５は主機電動機４の
回転軸６に設けたフライホイール、７は回転軸６の回転
をメインクランク３に伝達する伝達機構で、主機電動機
４を駆動すれば、伝達機構７を介してメインクランク３
が回転し、金型１がスラブ２の進行方向と直交する方向
に往復動するよう構成されている。８は一対の金型１の
前面側に設けられたスラブ２を上下で挟持して搬送する
ピンチロール、９はピンチロール８の駆動電動機、１０
は駆動電動機９の回転をピンチロール８に伝達する伝達
機構で、駆動電動機９を駆動すれば、伝達機構１０を介
してピンチロール８が回転し、スラブ２を上下で挟持し
て搬送するよう構成されている。
【００１６】１１はスラブ２の搬送制御部で、駆動電動
機９の入切および回転数を制御する駆動制御部１２と、
上位コンピータ１３に設定された各圧延材の幅圧下量に
基づき、ｗ＞ａ ｔａｎθの場合Ｌ＝ａで一定、ｗ≦ａ
ｔａｎθの場合はａ＜Ｌ≦ｂで可変（ただし、ｗ：片
側幅圧下量、θ：金型テーパ角度、ａ：片側幅圧下量ｗ
最大としたとき、金型開閉用電動機が一回に圧下できる
量から求まるスラブ搬送量、ｂ：片側幅圧下量ｗを最小
としたときに金型開閉用電動機が一回に圧下できる量か
ら求まるスラブ搬送量）を満足するスラブ搬送量Ｌを演
算し、スラブ搬送量Ｌに対応する速度指令を駆動制御部
１２に出力するコントローラ１４からなる。駆動制御部
１２は、コントローラ１４からスラブ搬送量Ｌに対応す
る速度指令が入力されると、図示しない金型１の圧下制
御部から入力される金型１の開閉信号に応答して駆動電
動機９を入切すると共に、スラブ搬送量Ｌに対応する速
度指令に基づき駆動電動機９の回転数を制御し、スラブ
２をスラブ搬送量Ｌで断続的に搬送するよう構成されて
いる。
機９の入切および回転数を制御する駆動制御部１２と、
上位コンピータ１３に設定された各圧延材の幅圧下量に
基づき、ｗ＞ａ ｔａｎθの場合Ｌ＝ａで一定、ｗ≦ａ
ｔａｎθの場合はａ＜Ｌ≦ｂで可変（ただし、ｗ：片
側幅圧下量、θ：金型テーパ角度、ａ：片側幅圧下量ｗ
最大としたとき、金型開閉用電動機が一回に圧下できる
量から求まるスラブ搬送量、ｂ：片側幅圧下量ｗを最小
としたときに金型開閉用電動機が一回に圧下できる量か
ら求まるスラブ搬送量）を満足するスラブ搬送量Ｌを演
算し、スラブ搬送量Ｌに対応する速度指令を駆動制御部
１２に出力するコントローラ１４からなる。駆動制御部
１２は、コントローラ１４からスラブ搬送量Ｌに対応す
る速度指令が入力されると、図示しない金型１の圧下制
御部から入力される金型１の開閉信号に応答して駆動電
動機９を入切すると共に、スラブ搬送量Ｌに対応する速
度指令に基づき駆動電動機９の回転数を制御し、スラブ
２をスラブ搬送量Ｌで断続的に搬送するよう構成されて
いる。
【００１７】上記のとおり構成したことによって、ピン
チロール８によってスラブ２が幅圧下装置内へ送り込ま
れ、主機電動機４を駆動して一対の金型１、１を幅方向
に開閉させて幅圧下が開始されると、コントローラ１４
は、上位コンピータ１３に設定された各圧延材の幅圧下
量に基づき、スラブ搬送量Ｌを、ｗ＞ａ ｔａｎθの場
合はＬ＝ａで一定、ｗ≦ａ ｔａｎθの場合はａ＜Ｌ≦
ｂで可変（ただし、ｗ：片側幅圧下量、θ：金型テーパ
角度、ａ：片側幅圧下量ｗを最大としたとき、金型開閉
用電動機が一回に圧下できる量から求まるスラブ搬送
量、ｂ：片側幅圧下量ｗを最小としたとき、金型開閉用
電動機が一回に圧下できる量から求まるスラブ搬送量）
を満足するスラブ搬送量Ｌを演算し、スラブ搬送量Ｌに
対応する速度指令を駆動制御部１２に出力する。駆動制
御部１２は、コントローラ１４からスラブ搬送量Ｌに対
応する速度指令が入力されると、図示しない金型１の圧
下制御部から入力される金型１の開閉信号に応答して駆
動電動機９を入切すると共に、スラブ搬送量Ｌに対応す
る速度指令に基づき駆動電動機９の回転数を制御し、ス
ラブ２をスラブ搬送量Ｌで断続的に搬送する。
チロール８によってスラブ２が幅圧下装置内へ送り込ま
れ、主機電動機４を駆動して一対の金型１、１を幅方向
に開閉させて幅圧下が開始されると、コントローラ１４
は、上位コンピータ１３に設定された各圧延材の幅圧下
量に基づき、スラブ搬送量Ｌを、ｗ＞ａ ｔａｎθの場
合はＬ＝ａで一定、ｗ≦ａ ｔａｎθの場合はａ＜Ｌ≦
ｂで可変（ただし、ｗ：片側幅圧下量、θ：金型テーパ
角度、ａ：片側幅圧下量ｗを最大としたとき、金型開閉
用電動機が一回に圧下できる量から求まるスラブ搬送
量、ｂ：片側幅圧下量ｗを最小としたとき、金型開閉用
電動機が一回に圧下できる量から求まるスラブ搬送量）
を満足するスラブ搬送量Ｌを演算し、スラブ搬送量Ｌに
対応する速度指令を駆動制御部１２に出力する。駆動制
御部１２は、コントローラ１４からスラブ搬送量Ｌに対
応する速度指令が入力されると、図示しない金型１の圧
下制御部から入力される金型１の開閉信号に応答して駆
動電動機９を入切すると共に、スラブ搬送量Ｌに対応す
る速度指令に基づき駆動電動機９の回転数を制御し、ス
ラブ２をスラブ搬送量Ｌで断続的に搬送する。
【００１８】これによって、スラブ２は、ピンチロール
８によって片側幅圧下量ｗに対応するスラブ搬送量Ｌで
断続的に搬送されながら、所定の周期で開閉する一対の
金型１、１によって所定幅に圧下される。したがって、
スラブ２の幅圧下量が小さい場合には、スラブ搬送量Ｌ
が大きく制御され、幅圧下量が大きい場合には、スラブ
搬送量Ｌが片側幅圧下量ｗを最大としたとき、金型開閉
用電動機が一回に圧下できる量から求まるスラブ搬送量
ａに制御されるから、スラブ２の幅圧下量が小さい場合
には、トータル幅圧下時間、すなわち１本のスラブ２の
サイクルタイムをその分短縮することができる。
８によって片側幅圧下量ｗに対応するスラブ搬送量Ｌで
断続的に搬送されながら、所定の周期で開閉する一対の
金型１、１によって所定幅に圧下される。したがって、
スラブ２の幅圧下量が小さい場合には、スラブ搬送量Ｌ
が大きく制御され、幅圧下量が大きい場合には、スラブ
搬送量Ｌが片側幅圧下量ｗを最大としたとき、金型開閉
用電動機が一回に圧下できる量から求まるスラブ搬送量
ａに制御されるから、スラブ２の幅圧下量が小さい場合
には、トータル幅圧下時間、すなわち１本のスラブ２の
サイクルタイムをその分短縮することができる。
【００１９】実施例２ 前記実施例１の装置において、テーパ角度θが１２°の
一対の金型を、２４００ｋＷ、１６０ｒｐｍの主機電動
機を用い、半径ｒが５０ｍｍのメインクランクを４０ｃ
ｐｍで回転させ、１．５秒周期で一対の金型を開閉さ
せ、片側幅圧下量ｗの最大値１７５ｍｍ、片側幅圧下量
が最大値１７５ｍｍのときに金型を駆動する主機電動機
が圧下可能な量から求まるスラブ搬送量ａが３６８ｍｍ
の幅圧下装置を用いた。また、２１３ｋＷ、５００〜１
０５４ｒｐｍの範囲で速度制御可能なピンチロールの駆
動電動機を用い、片側幅圧下量ｗ＞７８．２ｍｍ（３６
８×ｔａｎ１２°）の場合は、スラブ搬送量Ｌ＝３６８
ｍｍに制御し、片側幅圧下量ｗ≦７８．２ｍｍ（３６８
×ｔａｎ１２°）の場合は、スラブ搬送量Ｌを３６８ｍ
ｍ≦Ｌ≦５５０ｍｍに制御した。なお、スラブ搬送量Ｌ
の上限値を５５０ｍｍとしたのは、片側幅圧下量ｗが最
小の２５ｍｍ以下の場合には、圧下に要するエネルギー
もかなり小さくなるので、スラブ搬送量Ｌをもっと大き
くすることは可能であるが、スラブ搬送に使える時間が
１．５秒のうちの限られた時間であるため、ピンチロー
ルの制御の面からせいぜい片側幅圧下量が最大値１７５
ｍｍのときに金型を駆動する主機電動機が圧下可能な量
から求まるスラブ搬送量ａ３６８ｍｍの１．５倍が限界
であるからである。したがって、片側幅圧下量ｗが２５
ｍｍ以上７８．２ｍｍ以下のスラブについては、片側幅
圧下量ｗの増加に比例して３６８ｍｍ≦Ｌ≦５５０ｍｍ
の範囲でスラブ搬送量Ｌを増加させるよう制御した。
一対の金型を、２４００ｋＷ、１６０ｒｐｍの主機電動
機を用い、半径ｒが５０ｍｍのメインクランクを４０ｃ
ｐｍで回転させ、１．５秒周期で一対の金型を開閉さ
せ、片側幅圧下量ｗの最大値１７５ｍｍ、片側幅圧下量
が最大値１７５ｍｍのときに金型を駆動する主機電動機
が圧下可能な量から求まるスラブ搬送量ａが３６８ｍｍ
の幅圧下装置を用いた。また、２１３ｋＷ、５００〜１
０５４ｒｐｍの範囲で速度制御可能なピンチロールの駆
動電動機を用い、片側幅圧下量ｗ＞７８．２ｍｍ（３６
８×ｔａｎ１２°）の場合は、スラブ搬送量Ｌ＝３６８
ｍｍに制御し、片側幅圧下量ｗ≦７８．２ｍｍ（３６８
×ｔａｎ１２°）の場合は、スラブ搬送量Ｌを３６８ｍ
ｍ≦Ｌ≦５５０ｍｍに制御した。なお、スラブ搬送量Ｌ
の上限値を５５０ｍｍとしたのは、片側幅圧下量ｗが最
小の２５ｍｍ以下の場合には、圧下に要するエネルギー
もかなり小さくなるので、スラブ搬送量Ｌをもっと大き
くすることは可能であるが、スラブ搬送に使える時間が
１．５秒のうちの限られた時間であるため、ピンチロー
ルの制御の面からせいぜい片側幅圧下量が最大値１７５
ｍｍのときに金型を駆動する主機電動機が圧下可能な量
から求まるスラブ搬送量ａ３６８ｍｍの１．５倍が限界
であるからである。したがって、片側幅圧下量ｗが２５
ｍｍ以上７８．２ｍｍ以下のスラブについては、片側幅
圧下量ｗの増加に比例して３６８ｍｍ≦Ｌ≦５５０ｍｍ
の範囲でスラブ搬送量Ｌを増加させるよう制御した。
【００２０】上記のとおり制御することによって、スラ
ブの幅圧下を完了するのに従来Ｎ回幅圧下と搬送を繰り
返していたものが、片側幅圧下量ｗが２５ｍｍの場合で
あれば、Ｎ／１．５回に短縮でき、トータルの幅圧下時
間を最大約３０％短縮することができる。なお、各スラ
ブ幅における幅圧下量を一年間に亘って調査した。その
結果を表１に示す。表１に示すとおり、幅圧下対象スラ
ブのうち、片側幅圧下量が７５ｍｍ以下のものが２／３
を占めており、この片側幅圧下量が７５ｍｍ以下のもの
についてスラブ搬送量Ｌの制御を実施すれば、幅圧下時
間の短縮が可能であった。
ブの幅圧下を完了するのに従来Ｎ回幅圧下と搬送を繰り
返していたものが、片側幅圧下量ｗが２５ｍｍの場合で
あれば、Ｎ／１．５回に短縮でき、トータルの幅圧下時
間を最大約３０％短縮することができる。なお、各スラ
ブ幅における幅圧下量を一年間に亘って調査した。その
結果を表１に示す。表１に示すとおり、幅圧下対象スラ
ブのうち、片側幅圧下量が７５ｍｍ以下のものが２／３
を占めており、この片側幅圧下量が７５ｍｍ以下のもの
についてスラブ搬送量Ｌの制御を実施すれば、幅圧下時
間の短縮が可能であった。
【００２１】
【表１】
【００２２】
【発明の効果】以上述べたとおり、この発明によれば、
幅圧下対象スラブの約２／３に対して幅圧下時間を短縮
でき、加熱炉におけるスラブ加熱時間の大幅な短縮によ
る省エネルギーと生産効率の向上を図ることができる。
幅圧下対象スラブの約２／３に対して幅圧下時間を短縮
でき、加熱炉におけるスラブ加熱時間の大幅な短縮によ
る省エネルギーと生産効率の向上を図ることができる。
【図１】この発明のスラブ搬送制御装置を示すブロック
図である。
図である。
【図２】片側幅圧下量が最大の場合の幅圧下時の形状を
説明するための要部平面図である。
説明するための要部平面図である。
【図３】片側幅圧下量が最小の場合の幅圧下時の形状を
説明するための要部平面図である。
説明するための要部平面図である。
【図４】片側幅圧下量が最大の場合の幅圧下時の形状と
メインクランクにおける圧下、非圧下の状況説明図であ
る。
メインクランクにおける圧下、非圧下の状況説明図であ
る。
【図５】片側幅圧下量が最小の場合の幅圧下時の形状と
メインクランクにおける圧下、非圧下の状況説明図であ
る。
メインクランクにおける圧下、非圧下の状況説明図であ
る。
１、３１、４２ 金型 ２、３３、４１ スラブ ３、４３ メインクランク ４ 主機電動機 ５ フライホイール ６ 回転軸 ７、１０ 伝達機構 ８ ピンチロール ９ 駆動電動機 １１ 搬送制御部 １２ 駆動制御部 １３ 上位コンピータ １４ コントローラ ３２ 平担部 Ｌ スラブ搬送量
Claims (2)
- 【請求項１】 周期的に開閉する一対の金型と、スラブ
の進行方向に対し該金型の前後面に配設されたピンチロ
ールとを有する熱間スラブの幅圧下装置を用いて熱間ス
ラブを幅圧下する方法において、前記ピンチロールによ
るスラブの毎回の搬送・搬出量Ｌを、スラブの片側幅圧
下量ｗに応じて下記式を満足するよう制御することを特
徴とするスラブ幅圧下時のスラブ搬送制御方法。 ｗ＞ａ ｔａｎθの場合 Ｌ＝ａ ｗ≦ａ ｔａｎθの場合 ａ＜Ｌ≦ｂ ただし、ｗ：片側幅圧下量、 θ：金型テーパ角度、 ａ：片側幅圧下量ｗを最大としたときに金型開閉用電動
機が一回に圧下できる量から求まるスラブ搬送量、 ｂ：片側幅圧下量ｗを最小としたときに金型開閉用電動
機が一回に圧下できる量から求まるスラブ搬送量、 - 【請求項２】 周期的に開閉する一対の金型と、スラブ
の進行方向に対し該金型の前後面に配設されたピンチロ
ールとを有する熱間スラブの幅圧下装置において、上位
のコンピータから入力されるスラブの片側幅圧下量ｗに
応じ、下記式を満足するスラブの毎回の搬送量Ｌを演算
し、演算した毎回の搬送量Ｌに対応した速度指令を前記
ピンチロールの速度制御部に出力するコントローラと、
該コントローラからの速度指令に基づいてピンチロール
の速度を制御する速度制御部とを設けたことを特徴とす
るスラブ幅圧下時のスラブ搬送制御装置。 ｗ＞ａ ｔａｎθの場合 Ｌ＝ａ ｗ≦ａ ｔａｎθの場合 ａ＜Ｌ≦ｂ ただし、ｗ：片側幅圧下量、 θ：金型テーパ角度、 ａ：片側幅圧下量ｗを最大としたときに金型開閉用電動
機が一回に圧下できる量から求まるスラブ搬送量、 ｂ：片側幅圧下量ｗを最小としたときに金型開閉用電動
機が一回に圧下できる量から求まるスラブ搬送量、
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14545294A JPH07328701A (ja) | 1994-06-03 | 1994-06-03 | スラブ幅圧下時のスラブ搬送制御方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14545294A JPH07328701A (ja) | 1994-06-03 | 1994-06-03 | スラブ幅圧下時のスラブ搬送制御方法および装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07328701A true JPH07328701A (ja) | 1995-12-19 |
Family
ID=15385559
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14545294A Pending JPH07328701A (ja) | 1994-06-03 | 1994-06-03 | スラブ幅圧下時のスラブ搬送制御方法および装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07328701A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001259772A (ja) * | 2000-03-17 | 2001-09-25 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 熱間スラブの幅圧下用金型と搬送およびプレス方法 |
| JP2017087269A (ja) * | 2015-11-11 | 2017-05-25 | Ｊｆｅスチール株式会社 | 熱延幅プレスにおけるスラブ送り異常検出方法および熱延幅プレス設備 |
| CN107847992A (zh) * | 2016-05-13 | 2018-03-27 | 新日铁住金株式会社 | 展宽轧制方法以及展宽轧制装置 |
| JP2020019036A (ja) * | 2018-07-31 | 2020-02-06 | Ｊｆｅスチール株式会社 | スラブの幅圧下方法 |
| JP2022085089A (ja) * | 2020-11-27 | 2022-06-08 | Ｊｆｅスチール株式会社 | 被圧延材のトラッキング方法、トラッキング装置および搬送方法ならびにサイジングプレス装置およびサイジングプレス方法 |
-
1994
- 1994-06-03 JP JP14545294A patent/JPH07328701A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001259772A (ja) * | 2000-03-17 | 2001-09-25 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 熱間スラブの幅圧下用金型と搬送およびプレス方法 |
| JP2017087269A (ja) * | 2015-11-11 | 2017-05-25 | Ｊｆｅスチール株式会社 | 熱延幅プレスにおけるスラブ送り異常検出方法および熱延幅プレス設備 |
| CN107847992A (zh) * | 2016-05-13 | 2018-03-27 | 新日铁住金株式会社 | 展宽轧制方法以及展宽轧制装置 |
| JP2020019036A (ja) * | 2018-07-31 | 2020-02-06 | Ｊｆｅスチール株式会社 | スラブの幅圧下方法 |
| JP2022085089A (ja) * | 2020-11-27 | 2022-06-08 | Ｊｆｅスチール株式会社 | 被圧延材のトラッキング方法、トラッキング装置および搬送方法ならびにサイジングプレス装置およびサイジングプレス方法 |
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