JPS60121001A - 幅圧延装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明の幅圧延設備に係り、特に、一対のプレス工具を
振動させながら材料の幅を減少する幅圧延装置の材料搬
送、搬出に好適な、搬送、搬出装置に関する。

〔発明の背景〕

近年、省エネルギの観点から連続鋳造機による素材（ス
ラブ材）の生産が大半を占めている。しかし、連続鋳造
機によって生産されるスラブ材の幅はその大半が一定サ
イズで従来の分塊スラブ材のように任意の幅のスラブ材
を得られぬ欠点があった。

従来、この要求に対して縦型ロールを保有する縦型圧延
機により、幅圧延を行なっていたが、強圧下した場合に
は、幅方向に座屈を起こしたり、材料の先端及び後端の
形状不良による歩留りの低下等の欠点があった。このた
め、板幅方向にテーパ部、Ｒ部及び直線部をもつ。一対
の部材を用い。

材料を長手方向に送り込みながら、この部材を幅方向に
振動させ、材料の幅を減少する幅圧延装置が開発された
。尚、この幅圧延装置の有効性等は、実験等で確認され
ている。しかし、この幅圧延装置の材料の移動は、断続
的になるため、ただ単に回転だけしているピンチローラ
等を使用した場合、幅圧延中には材料が停止するため、
材料の表面にキズを付ける原因となり、又材料を送り込
む速度が速い場合には、第１図に示すように、未圧延部
分が発生したり、遅い場合には、生産量が上がらない等
の欠点がある。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、材料の搬送、搬出時における表面キズ
の発生を防止し、未圧延部分の発生を防止し、生産量を
最も効率よくするため、この幅圧延装置に不可欠な材料
搬送、搬出装置を提供するにある。

〔発明の概要〕

断続的な材料の搬送、搬出時に、表面品質の低下を防止
し、生産量を最も効率良くするためには次の様な点を満
足した搬送、搬出量を制御する必要がある。

１）表面品質の低下を防止するため、幅圧延生材料が停
止している場合は、材料に接触しているローラを回転さ
せないか、あるいは、材料と回転しているローラを接触
させない。

２）断続的な搬送、搬出時に、生産量を最も効率良く、
かつ、未圧延部分発生防止をするため、第１図の様なＪ
Ｗ／２＞ａの場合、第２図の様なΔＷ／２≦ａ場合等の
、異った幅圧延条件をそれぞれ制御する必要がある。

第２図の幅圧延条件は、片側の部材によって圧延される
量ＡＷ／２が、力価の部材の振幅量ａよりも大きい時に
制御される最大搬送、搬出量Ｑを示したものであり、本
条件での最大搬送、搬出量Ｑは、 Ｑ　＝　ａ　／ｂａｎＯ・・・　■ また、この時の搬送、搬出速度は、部材が第２図の振動
関数のように周期性をもっている場合、ｖ＝Ｑ／Ｔ／２
　＋＋＋■　（Ｔ＝ｌ／ｆ）第３図の幅圧延条件は、力
価の部材よって圧延される量ＡＷ／２が、力価の部材の
振幅量ａよりも小さい時に制御される最大搬送、搬出量
Ｑを示したものであり、本条件における最大搬送、搬出
量Ｑは、未圧延部分が装置の外へ出ない量、すなわち、
部材のフラットな部分の長さＦＱを最大の搬送、搬出量
とし、それ以下に制御されることを必要とする。尚、こ
の場合の速度Ｖも式■のようになる。

また、この場合の速度Ｖは、幅圧延装置入側の送り込み
速度であり、出側の速度Ｖ′関しては、従来の圧延理論
と同様に、圧延された材料は長手方向にのびるため、ロ
ーラの回転量はＱ′の長さ、及びＶ′の速度が必要であ
る。

Ｑ’　＝Ｉ２（１＋α）　・・■ ｖ’　＝ｖ（１＋β）　・・・■ 尚、α及びβについては、圧延条件によって異なる値で
ある。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明する。

第４図は１本幅圧延装置の平面図を示す。圧延素材用ス
ラブ１は、テーブルローラ７によって搬送され、ピンチ
ローラ４によって輻幅圧延装置内へ送り込まれる。装置
内へ送り込まれた、スラブは、振動関数発生発生装置１
１の指令に基づいた振動により、振動装置３を幅方向に
振動させ、圧延用部材２によって、任意の幅へ幅圧延さ
れる。

圧延されたスラブは、出側のピンチローラ９によって引
き出され、出側テーブルローラ１０によって次工程へと
搬送される。

第５図及び第〔；図はその一実施例も・示す、幅圧延用
スラブの移動及び幅圧延自体の現象は前記の通りである
が、本設備の特徴は入側ピンチローラ及び出側ピンチロ
ーラ４及び９に空圧又は液圧シリンダー１６を付加し、
駆動用モータ５を油圧モータにした１（を特徴とする。

本装置では、油圧モータでたえず一定トルクでローラを
駆動し、スラブが部月に接触すると同時に、空圧又は液
圧シリンダー１６を加圧し、外力を与える事により、ピ
ンチローラを停止させる。また、圧延が終了し部材がス
ラブより離れると同時に、空圧又は液圧シリンダーの加
圧を終了して、定トルクでスラブを装置内へ断続的に送
り込み、また、搬出する設備をそなえたものである。尚
、油圧モータの速度Ｖ。

Ｖ′は前記の式■、■及び■、■より、演算装置１５で
制御されるものであり、また空圧又は液圧シリンダーの
加圧、減圧制御は圧延部材の振動関数１１に同期してい
る。また、本設備の一応用例として駆動用モータ軸に接
続しているカップリング６を電磁カップリングあるいは
、フリクションカップリング等あるトルク制限のあるも
のにすることでも同様な断続的送り込み、搬出制御が１
工能である。

第７図は、送り込み、搬出制御を前記の設備により電気
的に制御する設備を示す。幅圧延装置自体の動きは前記
と同様であるが、スラブの送り込み、搬出制御を、演算
部分を大型化して、機械的要素を軽減させたことを特徴
とする、本機能は、装置のセツティング条件である部材
のテーパ角０及び、部材直線部長さＦＱと、圧延条件で
ある片側圧下量ｌＪＷ／２と、振動関数１１の振幅ａ及
び周期Ｔより、−回に材料を移動させるべき長さρ。

Ｑ′及び材料移動速度Ｖ　ｇ　Ｖ　’　を算出し、ピン
チローラ駆動用モータ５を駆動する。また、この場合、
モータをパルスあるいは、回転角θ′を制御出来るモー
タにすれば、より正確な、材料送り込み搬出制御が可能
である。また入側、出側にあるテーブルローラの駆動は
、ドルーピング制御とすることで材料及びその他の駆動
系に余分な力を発生させることはない。また、本演算機
能にプログラミング機能を付加すれば、材料の先端及び
、後端で条件の異なった圧延が可能となる。

なお、図中８はフレー１１、［２は振動演算器、１３は
振動用位置検出器、１４はテーブルローラ駆動用モータ
、１７は油圧ポンプ、１８は演算器である。

〔発明の効果〕

本発明によれば、ピンチローラの空転によって発生する
材料のキズを防止することができ、未圧延部分の発生防
止及び、断続搬送、搬出時に最も効率良く圧延すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は未圧延部分の発生を示す図、第２図はＩＪ　Ｗ
　／　２　＞　ａの条件下の断続送りの原理説明図、第
３図はＡＷ／２≦ａの条件下の断続送りのＩＭ理説明図
、第４図は幅圧延装置構成図、第５１９１は本発明の一
実施例の平面図、第６図は第４図の側面図、第７図は本
発明のその他の実施例の平面図である。 １５・・・演算器、】６・・・加圧シリンダ、１７　・
油圧Ｌ　−Ｊ ＄６区

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、圧延用素材としてのスラブ材を水平圧延前に、長手
   方向に送りながら、板幅方向にテーバ部及び直線部をも
   つ一列の部材を用い、この部材をある周期で振動させな
   がら材温の幅を減少する装置と、前記材料を送り込む入
   側設備と、前記材料を出側へ送り出す出側設備とからな
   る、幅圧延設備において、 前記幅圧延設備の入側及び出側に断続的に前記材料を送
   り込み、送り出す装置を設けた事を特徴とする幅圧延装
   置。 ２、前記の送り込′み装置及び前記送り出し装置は幅圧
   延用の前記部材の前記テーバ部が前記利料と前記部材間
   の摩擦角より小さい場合には、前記材料の搬入、搬出の
   ための駆動装置を備え、一方、前記摩擦角より大きい場
   合には前記材料を厚み方向、あるいは、幅方向に抑え前
   記材料が後もどりしない抑え装置を備えた事を特徴とす
   る特許請求の範囲第１項記載の幅圧延装置。 ３、特許請求の範囲第２項において前記送り込み装置お
   よび前記送り出し装置は駆動装置、ピンチローラ、テー
   ブルローラからなり前記部材が前記材料を圧延している
   間前記ピンチローラ及び前記テーブルローラは回転しな
   いものとし、各サイクルのうちのうち幅圧延が終了した
   時のみ回転し、前記材料を送り込み及び送り出すことを
   特徴とする幅圧延装置。 ４６特許請求の範囲第３項において、前記ピンチローラ
   は、電磁クラッチ、フリクションカップリング油圧モー
   タによって、トルク制限を与え、速度制御手段を備えた
   駆動装置で駆動し、幅圧延動作中は、前記ピンチローラ
   を回転しないようにすることで送り込み、送り出しせず
   、又は送り込み、送り出し及び後もどりしないようにし
   、振幅が広がった時のみ送り込み、送り出しを行なうこ
   とを特徴とする幅圧延装置。