JP2006246446A - 動画に基づいて行う印刷 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷装置において、簡易に、動画中の画像を特定して印刷することができる技術を提供する。
【解決手段】動画に基づいて静止画を印刷する。まず、一つの動画の中で互いに異なる時刻に表示される複数の画像に基づいて、ディスプレイに複数の第1の静止画を表示する。そして、ユーザによる複数の第1の静止画のうちの一つの第1の静止画の選択を受けて、選択された第1の静止画が表示される時刻を含み動画の再生時間よりも短い第1の時間区間について、動画をディスプレイに表示する。その後、動画の表示中に与えられるユーザの指示に応じて、動画中で表示される画像に基づく第2の静止画をディスプレイに表示する。そして、第2の静止画を印刷する。
【選択図】図3

Description

この発明は、動画に基づいて画像の印刷を行う技術に関する。
従来より、コンピュータを介さずに、単独で画像データに基づいて印刷を行うことができる印刷装置が開発されている。
特開2000−118081号公報
そのような印刷装置は、画像データが記録された媒体を読み取るスロットと、小型のディスプレイと、を備えている。ユーザは、スロットに静止画像のデータが記録された媒体を挿入し、ディスプレイの表示に基づいてボタンを操作して、所望の静止画像データを選択して印刷することができる。
しかし、従来の印刷装置においては、動画データから所望の静止画を印刷する際に、簡易に動画中の画像を特定することについては、考慮されていなかった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、印刷装置において、簡易に、動画中の画像を特定して印刷することができる技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、動画に基づいて静止画を印刷するための印刷装置において、以下のような構成を採用する。この印刷装置は、画像を表示するためのディスプレイと、代表静止画表示部と、動画表示部と、確認静止画表示部と、印刷部と、を備える。代表静止画表示部は、一つの動画の中で互いに異なる時刻に表示される複数の画像に基づいて、ディスプレイに複数の第1の静止画を表示する。動画表示部は、ユーザによる複数の第1の静止画のうちの一つの第1の静止画の選択を受けて、選択された第1の静止画が表示される時刻を含み動画の再生時間よりも短い第1の時間区間について、動画をディスプレイに表示する。確認静止画表示部は、動画の表示中に与えられるユーザの指示に応じて、動画中で表示される画像に基づく第2の静止画をディスプレイに表示する。印刷部は、第2の静止画を印刷する。
このような態様とすれば、ユーザは、動画を全部再生することなく、動画中で表示される好ましい静止画を特定することができる。よって、簡易に、動画中の画像を特定して印刷することができる。
なお、複数の画像は、動画中において、互いに等しい時間間隔をあけて表示される画像を含むことが好ましい。このような態様とすれば、動画の再生時間の中で粗密が生じることなく、動画中で所定の時刻に表示される画像が静止画として表示される。よって、印刷する画像の選択に際して、ユーザが一部の画像を見落としてしまう可能性を低減できる。
また、動画は、各第1の静止画よりも大きくディスプレイに表示されることが好ましい。このような態様とすれば、ユーザは、大きく表示され、再生される動画を視認して、微細な構図の変化を確認した上で、印刷する静止画を特定することができる。
なお、第2の静止画を、各第1の静止画よりも大きくディスプレイに表示することも好ましい。このような態様とすれば、ユーザは、大きく表示される第2の静止画で微細な構図を確認した上で、印刷を行うことができる。
また、第2の静止画は、以下のようにして決定されることが好ましい。すなわち、ユーザによる指示が与えられた指示時刻に基づいて、動画中で、第1の時間区間よりも短い第2の時間区間に含まれるいずれかの時刻に表示される複数の候補画像を決定する。そして、複数の候補画像の中から、画質に基づいて候補画像を選択する。その後、選択した候補画像に基づいて第2の静止画の表示を行う。このような態様とすれば、画質の高い画像を予め選択して、第2の静止画としてディスプレイに表示することができる。
なお、第2の静止画は、以下のようにして決定されることも好ましい。すなわち、まず、指示が与えられた指示時刻を含み第1の時間区間よりも短い第2の時間区間内のいずれかの時刻に表示される第1組の複数の候補画像と、指示時刻よりも早い時刻を含み第1の時間区間よりも短い第3の時間区間内のいずれかの時刻に表示される第2組の複数の候補画像と、を決定する。そして、第1組および第2組の候補画像の中から、それぞれ画質に基づいて候補画像を選択する。その後、選択した候補画像に基づいて、第2の静止画としての静止画を含む複数の静止画を表示する。そして、ユーザによる複数の静止画のうちの一つの静止画の選択を受けて、第2の静止画として、選択された一つの静止画を印刷する。このような態様とすれば、ユーザは、画質の高い画像の中から好ましい構図の画像を選択して、印刷することができる。
また、ユーザによる基準時間間隔の指定を受けて、基準時間間隔に基づいて第2と第3の時間区間の間隔を決定することも好ましい。このような態様とすれば、印刷する静止画を決定する際に、動画中の互いの表示時間が近く互いの相違が微小な静止画の中から印刷する静止画を選択したいのか、互いの表示時間が離れており構図がより大きく異なる静止画の中から印刷する静止画を選択したいのか、について、ユーザの嗜好を反映させることができる。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、印刷方法および印刷装置、印刷制御方法および印刷制御装置、動画中の画像を特定する方法、動画中の画像を特定する装置、それらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体、そのコンピュータプログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号、等の形態で実現することができる。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.第1実施例:
B.第2実施例:
C.第3実施例:
D.変形例:
A.第1実施例:
図1は、本発明の実施例であるプリンタ1を示す斜視図である。プリンタ1は、外部のコンピュータに接続されることなく、単独で記憶媒体に格納された動画データファイルに基づいて、静止画の印刷を行うことができるプリンタである。このプリンタ1は、インク滴を吐出して印刷を行う印刷ヘッド(図示せず)と、印刷用紙を供給するためのオートシードフィーダ20と、画像が印刷された印刷用紙を受ける排紙トレイ30と、液晶ディスプレイ40と、各種の操作を行うためのボタン群50と、メモリカードを挿入されデータを読み取るためのカードスロット70と、CPU100と、を備えている。なお、図1においては、説明を分かりやすくするために、CPU100およびその機能部をプリンタ1の外部に表示している。
図2は、液晶ディスプレイ40とボタン群50とが設けられた操作パネルを拡大して示す平面図である。操作パネルの中央には、2.5インチサイズの液晶ディスプレイ40が設けられている。液晶ディスプレイ40は、カラーの画像表示することができる。
液晶ディスプレイ40の両側には、各種の操作を行うためのボタン52〜62が設けられている。これらをまとめてボタン群50と総称する。電源ボタン52は、プリンタ1の電源をON/OFFするためのボタンである。モードボタン群54は、ユーザがプリンタの動作モードを切り換えるための複数のボタンである。一つのモードに一つのボタンが対応している。設定ボタン56は、プリンタ1の各種のメンテナンスやの各モードの動作設定を行う際に押すボタンである。
メニューボタン群58は、液晶ディスプレイ40に表示された各種の数値やアイコンを操作するための複数のボタンである。スタートボタン群60は、カラー印刷を行うかモノクロ印刷を行うかを選択するための二つのボタンである。カラー印刷とモノクロ印刷それぞれに一つのボタンが対応している。ストップボタン62は、プリンタ1が実行している動作を中止させるためのボタンである。
メニューボタン群58は、液晶ディスプレイ40に提示された設定内容を了解する旨の入力を行うためのOKボタン582と、液晶ディスプレイ40に1ステップ前に表示されていた内容を表示させるための戻るボタン584と、液晶ディスプレイ40に表示されている複数のアイコンやメニューの中から一つを選択するための4個のボタンからなる選択ボタン群586と、印刷を行う印刷用紙の枚数を設定するための印刷枚数ボタン群588と、を含んでいる。このようなボタン群を備えることで、ユーザは、比較的小さいディスプレイしか装備されないプリンタ1においても、簡易に、メモリカードに格納された画像を選択して印刷を行うことができる。
図3は、メモリカードに格納された動画データファイルに基づいて、静止画を印刷する際の手順を示すフローチャートである。ステップS110では、ユーザが、動画データファイルを格納したメモリカードをカードスロット70に挿入する。そして、ステップS120では、モードボタン群54の中のメモリカードのボタンを押して(図2参照)、「メモリカードからの印刷を行うモード」を選択する。そして、さらに、選択ボタン群586を操作し、液晶ディスプレイ40に表示されたメニューの中から、動画を印刷する「動画印刷モード」のメニューを選択して、OKボタン582で確定する。すると、プリンタ1は動画印刷モードになる。
プリンタ1が、「メモリカードからの印刷を行うモード」中の「動画印刷モード」になると、液晶ディスプレイ40には、メモリカード内に格納された複数の動画データファイルが表示される。ステップS130では、ユーザは、選択ボタン群586を操作し、それら複数の動画データファイルの中から、印刷を行う対象である動画データファイルを選択する。
図4は、動画中で表示される各画像の関係を示す説明図である。図4の下段には、動画の再生に要する時間を時刻Ts0(0分0秒00)〜時刻Te0(5分24秒45)までの線分として示している。図3のステップS132では、CPU100は、選択された動画データファイルを読み取って、動画を再生する際の時間に沿って、動画を9個のチャプターCh1〜Ch9に分割する(図4の下段参照)。第1実施例では、各チャプターは、再生時間が等しくなるように分割されるものとする。ただし、ステップS132で処理可能な最小単位の時間についての端数は、第1のチャプターCh1から順に割り振られるものとする。なお、動画データファイルは、自己が格納している動画の再生時間をデータとして格納しているものとする。
なお、動画をすべて再生するのに要する時間を、「動画の再生時間」と呼ぶ。そして、動画のチャプターをすべて再生するのに要する時間を、「チャプターの再生時間」と呼ぶ。
図5は、各チャプターに対応する静止画を示す際の液晶ディスプレイ40の表示を示す図である。図3のステップS134では、CPU100は、動画の各チャプターCh1〜Ch9において最初に表示される画像に基づいて、液晶ディスプレイ40に代表静止画像Ich1〜Ich9を表示する。図5においては、左上から右下にかけて順に代表静止画像Ich1〜Ich9が表示されている。各チャプターの再生時間が等しいことから、これらの代表静止画像Ich1〜Ich9は、動画中において互いに等しい時間間隔をあけて表示される画像である(図4の下段参照)。
なお、ステップS134で表示される代表静止画像Ich1〜Ich9は、メモリカード中の動画データファイルが記録している動画の画素数そのままで表示されるのではなく、所定の画素数に縮小されて表示される。すなわち、画素数を減らされて表示される。なお、このような各チャプターの代表静止画像を表示する機能は、CPU100の機能部としての代表静止画表示部105によって奏される。代表静止画表示部105を図1に示す。
なお、動画中において表示されるある画像に基づいて生成された互いに画素数の異なる静止画は、画素数の異なる「同一の静止画」であるものとする。したがって、「ある静止画を表示する」と記載した場合には、当初の静止画を拡大または縮小し、画素数を変更して、表示する場合をも含む。同様に、「ある静止画を印刷する」と記載した場合には、当初の静止画を拡大または縮小し、画素数を変更して、印刷する場合をも含む。
また、静止画を表示しようとする所定の時刻において動画内で表示される画像が、各画素の信号をそのまま符号化したフレームによって表示された画像ではない場合には、CPU100は、以下のような処理を行うことができる。すなわち、CPU100は、その時刻の画像のフレーム、および前後のフレームに基づいて静止画を生成して、その所定の時刻の静止画として表示することができる。また、CPU100は、各画素の信号をそのまま符号化したフレームであって、その所定の時刻に最も近い時刻に表示されるフレームを選択して、静止画として表示することもできる。各画素の信号をそのまま符号化したフレームとしては、たとえば、MPEGにおけるIフレームがある。また、各画素の信号をそのまま符号化したフレーム以外のフレームとしては、MPEGにおける、前方向予測符号化によるPフレーム、双方向予測符号化によるBフレームがある。
図3のステップS136では、ユーザは、選択ボタン群586を操作して、図5に示した液晶ディスプレイ40の画面上で静止画像を選択する。そして、OKボタン582を押して、選択を確定する。選択ボタン群586の操作によって暫定的に選択されている静止画は、枠Fecで囲われて表示される。そして、暫定的に選択されている静止画には、動画をリアルタイムで再生した場合に、その静止画が、再生開始からどれだけ時間が経過したときに表示されるか、を示す時間Tsが表示される。また、液晶ディスプレイ40の画面の下段には時間スケールScが表示され、指針は時刻Tsに相当する位置に表示される。
図5の例では、8番目のチャプターCh8の先頭に表示される代表静止画像Ich8が選択されている。そして、代表静止画像Ich8上には、代表静止画像Ich8が表示される時刻である4分30秒84が表示されている。時間スケールSc上の指針は、4分30秒84に相当する位置に表示されている。
なお、本明細書では、「リアルタイムでの動画の再生」とは、その動画を記録した際の時間の進行のペースと同じペースで、動画の再生を行うことを意味する。本明細書においては、動画中で表示される各画像の表示時刻は、動画がリアルタイムで再生された場合の、再生開始からの経過時間で表す。
図6は、液晶ディスプレイ40に動画が表示されている様子を示す図である。図3のステップS140では、ステップS136で選択された静止画のチャプターについて、液晶ディスプレイ40上で自動的に動画が表示される。ここでは、5番目のチャプターCh5、すなわち、静止画像Ich5が選択されたものとする(図4の下段中央参照)。なお、ステップS140における動画の再生は、自動的に行われるものとしてもよいし、所定のボタン(たとえば、選択ボタン群586の右向きのボタン)が押されてから行われるものとしてもよい。このような動画を表示する機能は、CPU100の機能部としての動画表示部110によって奏される。動画表示部110を図1に示す。
なお、ステップS140で再生される動画Mvは、メモリカード中の動画データファイルが記録している動画の画素数そのままで表示されるのではなく、所定の画素数に縮小されて表示される。すなわち、画素数を減らされて表示される。このようにすることで、プリンタに搭載可能なサイズの小さい液晶ディスプレイを使用して、ユーザは、動画データファイルに格納されている動画の内容を知ることができる。
また、ステップS140においては、動画Mvは、液晶ディスプレイ40上において、ステップS134で表示される各代表静止画像Ich1〜Ich9よりも大きく表示される(図5および図6参照)。言い換えれば、ステップS140においては、動画Mvは、ステップS134において表示される各代表静止画像Ich1〜Ich9よりも多くの画素を使用して、液晶ディスプレイ40上で表示される。このため、ユーザは、動画における画像の微細な変化を目で確認することができる。
図6の下段には、時間スケールScが表示されている。動画Mvが再生されるにつれて、矢印Atで示すように、時間スケールSc上を指針が左から右に移動する。スケールの両端には、選択されたチャプターの動画中における開始時刻と終了時刻が表示されている。ここでは、選択されたチャプターCh5は、動画全体の中で時刻Ts5(4分29秒05)から始まり、時刻Te5(4分30秒10)に終了する。同様に、各チャプターの開始時刻をTsi(i=1〜9)と表記し、終了時刻をTei(i=1〜9)と表記する。iは、チャプターの番号を表す。
図6の上段には、動画をリアルタイムで再生した場合に、現在表示されているシーンが、再生開始からどれだけ時間が経過したときに表示されるか、を示す時間が表示されている。図6の中段に表示されているシーンは、動画をリアルタイムで再生した場合に、再生開始から4分29秒78後に表示されるシーンである。
なお、図6の動画Mvは、原則としてリアルタイムで表示される。しかし、動画Mvが再生されている間に、選択ボタン群586の右向きのボタンが押されると、ボタンが押されている間、通常の再生速度よりも高速の再生(早送り)が行われる。また、動画Mvが再生されている間に、選択ボタン群586の左向きのボタンが押されると、ボタンが押されている間、通常の向きとは逆の向きの再生であって、通常の再生速度よりも高速の再生(巻き戻し)が行われる。さらに、動画Mvが再生されている間に、選択ボタン群586の上向きのボタンが押されると、ボタンが押されている間、右向きのボタンの場合よりもさらに高速の再生が行われる。また、動画Mvが再生されている間に、選択ボタン群586の下向きのボタンが押されると、ボタンが押されている間、左向きのボタンの場合よりもさらに高速の逆向きの再生が行われる。このような態様とすることで、ユーザは動画中の任意の再生時刻のシーンに短時間で容易に到達することができる。
図3のステップS150では、ユーザは、動画Mv中で印刷をしたいと思うシーンが表示された瞬間にOKボタン582を押して、動画を停止させる。OKボタン582が押された時刻を、「指示時刻T0」とする。指示時刻T0は、動画がリアルタイムで再生された場合に、再生の開始からOKボタン582が押されたシーンまでの間に経過する時間で表される。
図7は、OKボタン582が押された後に、CPU100が液晶ディスプレイ40に表示する静止画を決定する際の手順を示すフローチャートである。ユーザの指示に応じて動画を停止させて静止画を表示する機能は、CPU100の機能部としての確認静止画表示部120によって奏される。確認静止画表示部120を図1に示す。
図7のステップS210では、まず、プリンタのCPU100は、第1の候補時刻Tc1として、OKボタン582が押された指示時刻T0を決定する(図4中段参照)。次に、ステップS220で、CPU100は、第2および第3の候補時刻Tc2,Tc3を決定する。第2の候補時刻Tc2は、第1の候補時刻Tc1よりもΔTc=0.10秒だけ遡った時刻である。第3の候補時刻Tc3は、第1の候補時刻Tc1よりもΔTc=0.10秒だけ後の時刻である。「第2の候補時刻Tc2〜第3の候補時刻Tc3」の時間区間を、候補時間区間P1と呼ぶ。以下で説明するように、この候補時間区間P1内において表示される画像に基づく静止画像Ic11,Ic12,Ic13のいずれかが、液晶ディスプレイ40に表示される静止画像Iccとして選択される。候補時間区間P1は、チャプターCh5の再生時間Pc5(時刻Ts5〜時刻Te5)よりも短い時間区間である(図4参照)。
ステップS230では、CPU100は、動画データファイルに基づいて、第1ないし第3の候補時刻Tc1,Tc2,Tc3において動画Mv中で表示される画像を、候補静止画像Ic11,Ic12,Ic13として取得する(図4の上段参照)。なお、このような候補静止画像を生成する機能は、CPU100の機能部としての候補静止画像生成部122によって奏される。候補静止画像生成部122を図1に示す。候補静止画像生成部122は、同じく機能部である確認静止画表示部120の一部である。
図7のステップS240では、CPU100は、候補静止画像Ic11,Ic12,Ic13のシャープネスに関する特性値を計算する。なお、図13において、候補静止画像Ic11,Ic12中に描かれている斜線は、各画像中の輪郭がぼやけていることを示している。撮影されている対象が高速で移動している場合や手ぶれが生じた場合に、そのような各画像中の輪郭のぼやけが生じ、その結果、シャープネスが低下する。
図8は、画像のシャープネスに関する特性値の計算方法を示す図である。画像のシャープネスに関する特性値としては、例えば、静止画像内の各画素位置におけるエッジ量の平均値を用いることができる。「エッジ量」は、その画素位置における輝度値の変化の大きさを示す値である。ある画素位置におけるエッジ量としては、その画素位置の近傍における各画素の輝度値の差分を用いることができる。このような差分の計算方法としては、様々な方法を用いることができ、例えば、Prewittオペレータを用いることができる。図8において、複数の画素がX軸方向と、それと直行するY軸方向とに沿って配置され、さらに、P(i,j)が、X軸に沿ってi番目、Y軸に沿ってj番目の画素の輝度値を表すものとする。この場合、Prewittオペレータによる、画素位置(i,j)におけるエッジ量E(i,j)の演算式は、以下に示す演算式で表される。
Figure 2006246446
このようなシャープネスに関する特性値を計算する機能は、CPU100の機能部としての特性値演算部124によって奏される。特性値演算部124を図1に示す。特性値演算部124は、同じく機能部である確認静止画表示部120の一部である。
なお、画像データが、輝度値をパラメータとして含まない色空間で表現されている場合、例えば、RGB色空間を用いて表現されている場合には、輝度値をパラメータとして含む色空間、例えば、HSL色空間やYCbCr色空間などに変換することによって、各画素位置における輝度値を取得することができる。
図7のステップS250では、各候補静止画像Ic11,Ic12,Ic13のシャープネスに関する特性値に基づいて、液晶ディスプレイ40に表示する静止画像Iccを決定する。具体的には、候補静止画像Ic11,Ic12,Ic13の各画素位置におけるエッジ量の平均値を比較して、最も値が大きい候補静止画像を、液晶ディスプレイ40に表示する静止画像Iccとする。ここでは、候補静止画像Ic13が、静止画像Iccとして選択されたものとする。図4において、候補静止画像Ic13を二重線で囲って示す。このような、液晶ディスプレイ40に表示する静止画を特性値に基づいて決定する機能は、CPU100の機能部としての静止画像決定部126によって奏される。静止画像決定部126を図1に示す。静止画像決定部126は、同じく機能部である確認静止画表示部120の一部である。
図9は、ユーザが、自ら選択した画像を確認するための表示を示す図である。静止画像Iccが決定されると、CPU100は、図7のステップS270において、液晶ディスプレイ40に静止画像Iccを表示する(図9参照)。そして、静止画を表示する処理を終了する。
このような態様とすれば、印刷に適さない輪郭がぼやけた画像をあらかじめ除いて、輪郭が明瞭な画像を静止画像Iccとして液晶ディスプレイ40に表示することができる。よって、ユーザは、簡易な手続きで輪郭が明瞭な画像を印刷することができる。
なお、図7のステップS270においては、静止画像Iccは、液晶ディスプレイ40上において、図3のステップS134で表示される各代表静止画像Ich1〜Ich9よりも大きく表示される(図5および図9参照)。言い換えれば、ステップS270においては、静止画像Iccは、ステップS134において表示される各代表静止画像Ich1〜Ich9よりも多くの画素を使用して、液晶ディスプレイ40上で表示される。第1実施例では、静止画像Iccは、動画Mv(図6参照)と同じ大きさで表示されるものとする。
図3のステップS150において液晶ディスプレイ40に静止画像Iccが表示されると、ユーザは、ステップS175で、静止画像Iccを印刷するか否かを決定する。静止画像Iccを印刷しない場合は、戻るボタン584(図2参照)を押して、再度、処理をステップS140に戻す。すると、チャプターの先頭から動画の再生が行われる。一方、静止画像Iccを印刷する場合には、ユーザは、OKボタン582を押す。すると処理は、ステップS200に進む。
ステップS200では、静止画像Iccの印刷が行われる。なお、静止画像Iccの印刷は、動画データファイルが記録している動画の画素数から画素数を減少させ、または増大させて行うことができる。また、本実施例では説明を省略するが、画像の画素の増大または減少の程度は、ユーザによる指定を受けて決定することができる。印刷が完了すると、処理は終了する。なお、このような印刷を行う機能は、CPU100の機能部としての印刷部130によって奏される。印刷部130を図1に示す。
動画の中から所定の画像を指定して印刷する場合、ユーザが動画の内容を確認するためには、動画を再生する必要がある。そして、動画の再生には、一定の時間を要する。しかし、第1実施例のような態様において、ユーザによって選択された一つのチャプターの分だけ動画を再生するので(図4参照)、短時間で簡易に動画の中から好ましい画像を選択することができる。たとえば、第1実施例のように、一つの画像を9個のチャプターに等分割すれば、動画を再生する時間は1/9となる。
また、第1実施例では、最初に動画を再生する時間区間(チャプター)を大まかに選択する際には、各チャプターに対応する複数の静止画をディスプレイに表示させて、ユーザに選択させている(図3のステップS134,S136、および図5参照)。なお、この段階では、ユーザは大まかな構図に基づいて静止画を選択すればよいため、ディスプレイに複数の静止画が比較的小さく表示されても、選択に支障はない。そして、チャプターを選択することで一定の時間まで動画の再生時間を限定した後は、一つの動画をディスプレイ上のより広い範囲で表示して、ユーザに印刷する画像を選択させている(図3のS140,S150、および図6参照)。このため、ユーザは、印刷する画像を最終的に決定する際には、動画中で表示される各画像の構図の微細な差異まで確認して、画像を選択することができる。よって、第1実施例の印刷装置によれば、ユーザは、動画の中の画像を指定する際に、短時間で好ましい画像を指定することができる。
さらに、第1実施例では、輪郭がぼやけている画質の低い画像をあらかじめ排除して、ディスプレイに、印刷の対象の候補となる静止画像を表示している(図4の上段参照)。このため、小さなディスプレイ上ではユーザが目で確認しにくい画像の画質に関しては、あらかじめプリンタ側で画質の高い画像を選択してユーザに提示することとして、短時間で簡易に画質の高い画像を印刷することを可能としている。
B.第2実施例:
第1実施例では、動画を、再生する際の時間に沿って9個のチャプターCh1〜Ch9に等分割していた(図3のステップS132参照)。しかし、第2実施例では、動画を先頭から、予め定められた一定の再生時間を有するチャプターに分割する。そして、それらのチャプターに対応する静止画を、一度に9個ずつ液晶ディスプレイ40に表示する。第2実施例の他の点は、第1実施例と同じである。
図10は、第1〜第9のチャプターCh1〜Ch9に対応する静止画を示す際の液晶ディスプレイ40の表示を示す図である。第2実施例では、一つのチャプターの再生時間が32秒00となるよう動画の各チャプターが設定される。ここでは、対象となる動画は6分20秒22の再生時間を有しているものとする。この動画は、それぞれ32秒の再生時間を有する12個のチャプターに分割される。
チャプターを設定した後、CPU100は、まず、チャプターCh1〜Ch9で最初に表示される画像に基づいて、図10に示すように、液晶ディスプレイ40に代表静止画像Ich1〜Ich9を表示する。なお、画面には、対応する静止画像が表示されているチャプターよりも後のチャプター(チャプターIch10〜)が存在することを示す矢印Afが示される。
ユーザは、代表静止画像Ich1〜Ich9の中に印刷したいと考えている想像上の画像に近い画像がある場合は、選択ボタン群586を操作して、図10に示した液晶ディスプレイ40の画面上でその静止画像を選択する。すると、選択された静止画に対応するチャプターが再生される。以下の手続きは、第1実施例のステップS140以下と同じである。
一方、代表静止画像Ich1〜Ich9の中に、印刷したい画像に近い画像がない場合は、第9のチャプターIch9が選択された状態からさらに選択ボタン群586の下方向または右方向のボタンを操作する。すると、CPU100は、第10番目以降のチャプターの静止画を液晶ディスプレイ40に表示する。
図11は、第10〜第12のチャプターCh10〜Ch12に対応する代表静止画像Ich10〜Ich12を示した液晶ディスプレイ40の表示を示す図である。ユーザは、液晶ディスプレイ40に表示された代表静止画像Ich10〜Ich12の中に印刷したい画像に近い画像がある場合は、選択ボタン群586を操作して、その静止画像を選択する。以下の手続きは、第1実施例のステップS140以下と同じである。
一方、ユーザが、第10のチャプターIch9が選択された状態からさらに選択ボタン群586の上方向または左方向のボタンを操作すると、第9番目以前のチャプターの静止画が液晶ディスプレイ40に表示される(図10参照)。ユーザは、そのようにして画面に表示される代表静止画像を切り換えて、再生するチャプターを選択することができる。なお、図11の画面には、対応する静止画像が表示されているチャプターよりも前のチャプターが存在することを示す矢印Abが示される。
このような態様とすれば、再生時間が不明である動画についても、各チャプターの再生時間が等しくなるように、チャプターを設定することができる。また、画像を、通信回線を通じて受け取っている場合にも、データを受け取りつつ、先頭から順にチャプターを設定して静止画を表示することができる。そして、動画の再生時間の長短によらず、一定時間ごとの代表静止画像を表示することができる。このため、動画の再生時間が長い場合にも、代表静止画像同士の表示時間の間隔が開きすぎて、ユーザの好みの画像を表示できないという事態を防止できる。
C.第3実施例:
第1実施例では、ユーザが動画Mvを停止させると、動画Mvと同じ大きさで一つの静止画像Iccが表示された(図3のステップS150、図6および図9参照)。第3実施例においては、ユーザが動画を停止させると、動画Mvよりは小さく、チャプター選択の際に表示される各代表静止画像Ich1〜Ich9(図5参照)よりは大きい複数の静止画像Ic1〜Ic3が表示される。そして、ユーザは、その中から印刷する画像を選択する。第3実施例の他の点は、第1実施例と同じである。
図12は、第3実施例において、動画Mvが停止された後に、液晶ディスプレイ40に表示される画面を示す図である。第3実施例においては、図3のステップS150において、動画Mvが停止された後、図12の中段に示すように、三つの静止画像Ic1,Ic2,Ic3が表示される。また、液晶ディスプレイ40には、図12の上段に示すように、動画の再生中にユーザがOKボタン582を押した指示時刻T0が表示される。ここでは、指示時刻T0は、4分29秒78である。さらに、図12の下段に示すように、時間スケールScの指針は指示時刻T0(4分29秒78)に相当する位置で停止している。
図13は、液晶ディスプレイ40に表示する静止画像Ic1,Ic2,Ic3を決定する際の処理を示す説明図である。第3実施例においては、OKボタン582が押され動画Mvが停止されると、CPU100は、チャプター内において、候補時刻Tc11,Tc21,Tc31を決定する。候補時刻Tc11は、指示時刻T0である。候補時刻Tc21は、候補時刻Tc11よりもΔT=0.25秒だけ遡った時刻である。候補時刻Tc31は、候補時刻Tc11よりもΔT=0.25秒だけ後の時刻である。
その後、CPU100は、各候補時刻Tc11,Tc21,Tc31を第1の候補時刻Tc1(図7のステップS210参照)として、それぞれの候補時刻Tc11,Tc21,Tc31に対応する静止画像Ic1,Ic2,Ic3を決定する。第1の候補時刻Tc1として、候補時刻Tc11,Tc21,またはTc31を選択した後の、静止画像を決定するための処理の内容は、第1実施例のステップS220,S230(図7参照)の処理内容と同じである。図13においては、候補時刻Tc11に対応する静止画像Ic1,Ic2,Ic3を、静止画像Ic11,Ic12,Ic13として示す。また、候補時刻Tc21に対応する静止画像Ic1,Ic2,Ic3を、静止画像Ic21,Ic22,Ic23として示す。そして、候補時刻Tc31に対応する静止画像Ic1,Ic2,Ic3を、静止画像Ic31,Ic32,Ic33として示す。
そして、CPU100は、図7のステップS240,S250の処理と同じ処理によって、各静止画の特性値に基づいて、各候補時刻Tc11,Tc21,Tc31に対応する静止画像Ic1,Ic2,Ic3を決定する。ここでは、静止画像Ic1として静止画像Ic13が選択され、静止画像Ic2として静止画像Ic21が選択され、静止画像Ic3として静止画像Ic32が選択されたものとする。選択された画像を、図13において、二重線で囲って示す。その後、決定された静止画像Ic1,Ic2,Ic3が、図12に示すように表示される。
第3実施例においては、ΔTcとΔTは、ΔTc<(ΔT/2)の関係にある。なお、ΔTは、候補時刻Tc11とTc21の間隔であり、かつ候補時刻Tc11とTc31の間隔である(図13参照)。ΔTcは、候補時刻Tci1とTci2(i=1,2,3)の間隔であり、かつ候補時刻Tci1とTci3の間隔である。ΔTcとΔTが上記のような関係にあるため、候補時刻Tc22,Tc21,Tc23,Tc12,Tc11,Tc13,Tc32,Tc31,Tc33は、時間の進行方向に沿ってその順に並ぶ(図13参照)。このため、3個の候補静止画像群Ic11〜Ic13,Ic21〜Ic23,Ic31〜Ic33について、それぞれどの候補画像が静止画像Ic1,Ic2,Ic3として選択されたとしても、動画中における各静止画の表示の順番は、静止画像Ic1,Ic2,Ic3の順となり、一定である。
静止画像Ic1,Ic2,Ic3が表示されると(図12参照)、ユーザは、選択ボタン群586を操作して、静止画像Ic1〜Ic3の中から好ましい画像を選択する。そして、OKボタン582で確定する。すると、選択された画像が印刷される。ここでは、図12の静止画像Ic1,Ic2,Ic3のうち、静止画像Ic1が選択されたものとする。選択されている静止画像Ic1は、図12の画面において、枠Feで囲われている。
図12において表示される静止画像Ic1,Ic2,Ic3が動画中において表示される時刻をT1,T2,T3とする(図13の中段参照)。第3実施例のような態様とすれば、ユーザは、動画再生中に自らがOKボタン582を押した指示時刻T0よりも前の時刻T2(時刻Tc21,Tc22,Tc23のいずれか)と、指示時刻T0よりも後の時刻T3(時刻Tc31,Tc32,Tc33のいずれか)と、その間の時刻T1(時刻Tc11,Tc12,Tc13のいずれか)と、において動画中で表示される静止画像Ic1〜Ic3の中から、より好ましい画像を選択して印刷することができる(図13参照)。
人間にとって、動画の再生中に表示されたシーンを正確に記憶することは困難であり、また、今より後に表示されるシーンを予知することはできない。また、好ましいシーンが再生された瞬間にボタンを操作することも困難である。しかし、本実施例によれば、自らが指定した時刻を含む所定の時間区間P0(Tc22〜Tc33)中の異なる時刻(T1,T2,T3)に表示されたシーンから、静止画を選択することができる。このため、ユーザは、動画の再生と停止を繰り返すことなく、簡易な手続きで、動画中から好ましい静止画像を選択して印刷することができる。
また、印刷装置に搭載されるディスプレイは、一般に小型である。そのようなディスプレイを使用する場合には、多数の静止画を表示すると、各静止画は小さく表示されることになる。このため、小型のディスプレイ上に何十個もの静止画像を表示し、ユーザが、その中から最終的に印刷する静止画を決定することは難しい。本実施例においては、チャプターの動画を再生して所望の画像が表示される時刻をユーザに指定させる。そして、その時刻の近傍の時間区間P0において表示される画像に基づいて、限られた数(3個)の静止画像をディスプレイに表示させている。このため、ユーザは、比較的小さいディスプレイを使用する場合においても、簡単な手続きで、好ましい画像を指定して印刷を行うことができる。
また、図12に示すように、静止画像Ic1〜Ic3は、動画中で表示される時刻の順に並べて表示される。このため、ユーザは、直感的に静止画中の構図の変化を把握して、好ましい画像を選択することができる。
そして、本実施例においては、静止画像Ic1は、ユーザが自らシーンを指定した指示時刻T0を含み、指示時刻T0プラスマイナスΔTcの範囲から選択された画像である。すなわち、静止画像Ic1は、静止画像Ic1〜Ic3の中で最も指示時刻T0に近い時刻に表示されたシーンである。このため、ユーザは、ユーザの意思を最も尊重した静止画像Ic1と、動画中でその前後に表示された画像による静止画像Ic2,Ic3と、の中から、好ましい構図の画像を選択して印刷することができる。よって、上記の処理によれば、少ない試行錯誤で(図3のステップS140〜170参照)ユーザの好みの画像を印刷することができる可能性が高い。
また、各静止画像Ic1〜Ic3の候補静止画像は、0.1秒の間隔で表示される画像であり、各静止画像Ic1〜Ic3の候補画像群同士の間隔ΔTは、0.25秒である。このため、液晶ディスプレイ40に表示される各静止画像Ic1〜Ic3は、動画中において互いに、最小で0.05秒、最大で0.45秒の間隔を開けて表示される画像となる(図13参照)。よって、本実施例の印刷装置を使用すれば、ユーザが指定した指示時刻T0の近傍において、互いに比較的類似し、一方でユーザによる選択が有意となる程度には異なっている複数の画像を、候補として提示することができる。
D.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
D1.変形例1:
上記実施例においては、動画Mvおよび確認用の静止画像Iccは、いずれもチャプター選択の際に表示される各代表静止画像Ich1〜Ich9より大きく表示された(図5、図6および図9参照)。すなわち、動画Mvの表示(図6参照)、および選択された静止画像Iccの確認画面における表示(図9参照)は、メモリカード中の動画データファイルが記録している動画の画素数から同じ割合だけ縮小されて表示されていた。
しかし、動画Mvの表示、および選択された静止画像Iccの確認画面における表示における縮小の割合は異なるものであってもよい。そして、動画Mvおよび確認用の静止画像Iccのいずれか一方のみをチャプター選択の際に表示される各静止画よりも大きく表示することとしてもよい。また、動画Mvおよび確認用の静止画像Iccを、チャプター選択の際に表示される各静止画と同じ大きさ、またはチャプター選択の際に表示される各静止画よりも小さく表示しても良い。ただし、動画Mvは、チャプター選択の際に表示される各静止画よりも大きく表示すること、すなわち、より多くの画素数で表示されることが好ましい。そのような態様とすれば、ユーザは、微小な変化を自ら確認して、印刷する画像を選択することができる。
また、確認用の静止画像Iccは、動画Mvよりもさらに大きく表示することが好ましい。そのような態様とすればユーザは、静止画像Iccに基づいて印刷する画像を詳細に確認した後に、印刷を行うことができる。静止画の表示は、動画の表示に比べてCPUに与える負荷が小さい。このため、動画Mvの表示は確認用の静止画像Iccよりも小さくしてCPUの負荷を減らし、一方で、確認用の静止画像Iccは、動画Mvよりも大きく表示することで、ユーザによる画像の選択を容易にすることができる。
また、第3実施例においては、三つの静止画像Ic1,Ic2,Ic3は、動画Mvよりも小さく表示されていた。しかし、各静止画像Ic1,Ic2,Ic3と、動画Mvとは、同じ大きさで表示されてもよい。たとえば、静止画像Ic1として、停止された動画Mvを表示し、その両側に静止画像Ic2,Ic3を表示する態様としてもよい。
D2.変形例2:
第1の実施例においては、各チャプターに対応する画像Ichiは、各チャプターにおいて最初に表示される画像であった(図4参照)。しかし、各チャプターと、対応する画像Ichiとの関係は、他の関係であってもよい。すなわち、対応する画像Ichiは、各チャプターの再生時間の中央において表示される画像であってもよい。また、対応する画像Ichiは、各チャプターの再生時間の前から1/4または1/5の時刻に表示される画像であってもよい。すなわち、各チャプターは、対応する静止画が動画中において表示される時刻を含み、動画の全体の再生時間よりも短い再生時間を有するものであればよい。
D3.変形例3:
第1実施例では、図3のステップS140における動画Mvの表示(図6参照)はリアルタイムで行われた。しかし、ステップS140における動画Mvの再生は、リアルタイムよりも遅いペースで行われてもよい。そのような態様とすれば、ユーザが所望のシーンを見た直後にOKボタン582を押しても、動画が停止され液晶ディスプレイ40に表示された画像がすでに所望の画像ではなくなっている、という事態を回避できる可能性が高くなる。
また、第1実施例においては、表示する画像を選択する時間区間P1を決定する際に基準となる指示時刻T0は、OKボタン582が押された時刻であった。しかし、OKボタン582が押された時刻から所定時間だけ遡った時刻を基準として、表示する画像を選択する時間区間P1を決定することもできる。たとえば、「人間が好ましい画像を視認してからボタンの操作を完了するまでの平均的な反応時間dt」だけ、「システムによってボタンの操作が認識された時刻」から遡った時刻を基準として、表示する画像を選択する時間区間を定めてもよい。すなわち、表示する画像を選択する時間区間P1は、ユーザが指示を与えた時刻に対して一定の関係を有する時間区間であればよい。
D4.変形例4:
第3実施例では、ユーザは、液晶ディスプレイ40に表示された三つの静止画像Ic1,Ic2,Ic3の中から印刷する画像を選択していた(図12参照)。しかし、液晶ディスプレイ40に表示される静止画の数は、他の値としてもよい。たとえば、静止画像を2個表示することとしてもよいし、4個以上、たとえば5個または9個表示することとしてもよい。そして、これら液晶ディスプレイ40に表示される静止画の数は、ユーザの入力のに応じて変更できるようにすることもできる。
静止画像を2個表示する場合には、それらの静止画像は、動画の再生中にユーザが指示を与えた時刻を含む時間区間と、その時刻よりも早い時刻を含む時間区間と、においてそれぞれ表示される静止画像であることが好ましい。また、それぞれの時間区間は、互いに重複しないことが好ましい。
一方、奇数個の静止画を表示する場合は、動画の再生中にユーザが指示を与えた時刻T0に最も近い時刻に表示される画像と、その時刻T0よりも早い時刻に表示される画像と、その時刻T0よりも遅い時刻に表示される画像と、を含むことが好ましい。そして、より早い時刻に表示される画像と、より遅い時刻に表示される画像とを同数表示することも好ましい。
また、ディスプレイに表示される複数の候補の画像は、指示時刻T0よりも前に表示された画像を、指示時刻T0よりも後に表示されるべき画像よりも、多数含むことも好ましい。ユーザが動画中で好ましいシーンを目にしてから、ボタンを押して動画を停止させるまでには時間差(反応時間)が存在する。このため、多くの場合、好ましい画像は指示時刻T0よりも前に表示されている。よって、上記のような態様とすれば、ユーザは、好ましいと感じた画像を、より少ない試行錯誤で印刷することができる。
D5.変形例5:
第3実施例では、OKボタン582が押された指示時刻T0の前後0.25秒の時刻(図13のTc21,Tc31)をそれぞれ中心にして候補静止画像Ic21〜Ic23,Ic31〜Ic33を決定していた(図13参照)。しかし、時間間隔ΔTは、他の値とすることができる。時間間隔ΔTは、たとえば0.15〜0.35秒とすることが好ましく、0.20〜0.30秒とすることがより好ましい。そして、時間間隔ΔTは、0.23〜0.27秒とすることがさらに好ましい。
また、時間間隔ΔTは、ユーザの入力のに応じて変更できるようにすることもできる。時間間隔ΔTは、具体的な秒数で入力してもよいし、「大」、「中」、「小」等のメニューを選択して入力することとしてもよい。また、画面に表示されたスケールを操作して入力することとしてもよい。すなわち、プリンタは、何らかの形でユーザによる時間間隔ΔTの指定を受け入れることができればよい。
そのような態様とすれば、ユーザは、静止画が生成される際に基準とされる時間間隔ΔTを好みの値に設定することができる。たとえば、微小な構図の変化にこだわるユーザは、時間間隔ΔTを小さな値に設定して、互いに微妙に異なる画像の中から所望の画像を選択することができる。また、高速に移動する対象を撮影した動画に基づいて印刷を行う場合は、ユーザは、時間間隔ΔTを小さな値に設定することで、好ましい構図の画像を容易に選択することができる。逆に、低速で移動する対象を撮影した動画に基づいて印刷を行う場合は、ユーザは、時間間隔ΔTを大きな値に設定することで、有意に構図が異なる画像の中から、好ましい構図の画像を容易に選択することができる。
また、第3実施例においては、動画中においてユーザが自らシーンを指定した指示時刻T0に最も近い時刻に表示された画像による静止画像Ic1と、その前後に表示された画像による静止画像Ic2,Ic3と、の中から、印刷する画像を選択していた。しかし、印刷する画像の候補は、他の時刻に表示されたシーンから選択することもできる。すなわち、指示時刻T0に最も近い時刻T3に表示された静止画と、それよりも前の時刻T1,T2等に表示された複数の画像と、を含む候補の画像の中から、印刷する画像を選択させる態様としてもよい。ただし、候補の画像には、指示時刻T0よりも後に表示されるべき画像をも含むことが好ましい。
また、第3実施例においては、ユーザが指定する時間間隔ΔTに基づいて、各時間区間P1,P2,P3の中心の時刻Tc11,Tc21,Tc31の間隔が決定されていた(図13参照)。しかし、各時間区間の間隔は、他の方法で決定してもよい。たとえば、各時間間隔の最も近接する時刻同士の間隔(たとえば、図13において、時刻Tc23とTc12、時刻Tc13とTc32の間隔)を、ユーザの指定に基づいて決定してもよい。すなわち、プリンタは、ユーザによる指定を受けて、何らかの形で時間区間の間隔を設定する態様とすることができる。
なお、第3実施例では、候補時刻Tc22,Tc21,Tc23,Tc12,Tc11,Tc13,Tc32,Tc31,Tc33は、すべて選択されたチャプターCh5の再生時間内の時刻であるものとした(図13参照)。しかし、候補時刻は、動画中において、選択されたチャプターの再生時間外の時刻であってもよい。たとえば、Tc22は、チャプターCh4の再生時間に含まれる時刻であってもよいし、Tc33は、チャプターCh6の再生時間に含まれる時刻であってもよい。
第1および第3実施例においては、ディスプレイに表示する画像を決定する際の候補となる画像Ici1〜Ici3(i=1,2,3)の互いの時間間隔ΔTcは、絶対的な値(0.1秒)が指定されていた(図3参照)。しかし、この時間間隔ΔTcは、時間間隔ΔTに対して一定の割合となるように定められていてもよい。たとえば、ΔTcは、ΔTの0.2〜0.4倍とすることが好ましい。そのような態様とすれば、時間間隔ΔTがユーザによって変更された場合にも、動画中における画像Ic1,Ic2,Ic3の表示の順番が前後することがない。
D6.変形例6:
第1実施例においては、ディスプレイに表示する画像を選択する際に基準となる、画質に関する特性値は、シャープネスに関する特性値であった。そして、シャープネスに関する特性値は、具体的には、画像中に含まれる全画素のエッジ量の平均値であった。しかし、シャープネスに関する特性値として、他の値を採用することもできる。すなわち、特性値は、画像中に含まれる画素の集合であって、画像の外周に接する画素を含まず、画像の中心の画素を含む画素の集合が有する所定のパラメータに基づいて、求めてもよい。また、画像中に含まれる全画素のうち、一部のサンプルの画素のエッジ量に基づいて定めることもできる。さらに、特性値は、画像中における画素の位置に応じて重み付けを行って、エッジ量などのパラメータの平均を求めて得た値としてもよい。
また、全画素数に対するエッジ画素の割合を、画像のシャープネスに関する特性値として用いても良い。ここで「エッジ画素」とは、その画素位置におけるエッジ量が所定のエッジしきい値以上である画素である。この「エッジしきい値」は、画像の出力結果の感応評価に基づいて決めた値を用いることができる。例えば、輝度値の取りうる範囲が0〜255である場合に40をエッジしきい値としてもよい。
このように定められたエッジ画素の割合は、ぼやけた画像においては少なくなり、シャープな画像においては多くなる傾向がある。よって、エッジ画素の割合が所定の割合しきい値以上である画像を選択することによって、ぼやけた画像を出力対象から除くことができる。この「割合しきい値」は、画像の出力結果の感応評価に基づいて決めた値を用いることができる。例えば、全画素数の20%を所定の割合しきい値としても良い。
また、画質に基づいてディスプレイに表示する画像を選択する際には、他の量に基づいて選択を行ってもよい。たとえば、各候補画像の特徴点を抽出して、その特徴点の数の多いものを、ディスプレイに表示する画像として選択してもよい。その際、特徴点の数が等しい画像が複数ある場合には、より指示時刻T0に近いものを選択することが好ましい。
D7.変形例7:
第1実施例では、プリンタ1は、メモリカードを挿入されデータを読み取るためのカードスロット70を備えていた。しかし、プリンタ1は、カードスロット70に換えて、動画データを受け取るための他の手段を備えていてもよい。たとえば、プリンタ1は、有線または無線の通信回線を通じて外部から動画データを受け取ることができる通信部を備えていてもよい。
また、第1実施例では、プリンタ1は、押すことで情報の入力を行う方式のスイッチを備えていた。しかし、プリンタ1は、他の方式のスイッチを備えていてもよい。たとえば、ディスプレイ40の表示を切り換えるための回転式のスイッチと、表示されている内容を承認して次の処理に進むための所定のスイッチと、を備えている態様としてもよい。すなわち、印刷装置は、ユーザによる動画の停止の指示、および静止画の指定を入力される際に、少なくとも部分的にその入力を補助するスイッチを備えていればよい。
第1実施例では、プリンタ1は、2.5インチサイズの液晶ディスプレイ40を備えていた。しかし、プリンタが備える画像表示手段は、他の態様であってもよい。たとえば、ELディスプレイ(ElectroLuminescent Display)であってもよい。すなわち、プリンタが備える画像表示装置は、静止画および動画を表示できるものであればよい。また、ディスプレイの大きさは、1〜5インチが、プリンタに搭載するのに好適である。そして、ユーザによる視認性とプリンタの小型化の要請を考慮すると、ディスプレイのサイズを2〜4インチとすることが、さらに好適である。
D8.変形例8:
第1実施例では、図3のステップS140で動画が再生される際には、液晶ディスプレイ40の画面の下段には、選択されたチャプターの開始時刻Tsiと終了時刻Teiを両端とする時間スケールScが示されていた(図6参照)。しかし、ステップS140で動画が再生される際の液晶ディスプレイ40の画面の表示は他の態様とすることもできる。
図14は、図3のステップS140において液晶ディスプレイ40に動画が表示されている様子を示す図である。図14の下段には、時間スケールSc1、Sc2が表示されている。時間スケールSc1は、動画Mv全体の開始時刻Ts0(0分0秒00)と終了時刻Te0(5分24秒45)を両端とする時間スケールである。時間スケールSc2は、選択されたチャプターの開始時刻Tsi(4分29秒05)と終了時刻Tei(4分30秒10)を両端とする時間スケールである。
時間スケールSc1においては、選択されたチャプターCh5に対応する時間区間表示Tpsが表示されている。時間区間表示Tpsは、時間スケールSc1中において、選択されたチャプターの開始時刻Tsi(4分29秒05)と終了時刻Tei(4分30秒10)を両端とする時間区間を示す。
時間区間表示Tpsの左端と、時間スケールSc2の左端は、ともに選択されたチャプターの開始時刻Tsiを示す。画面上には、時間区間表示Tpsの左端と、時間スケールSc2の左端とを対応づける直線の表示Lcsが表示されている。また、時間区間表示Tpsの右端と、時間スケールSc2の右端は、ともに選択されたチャプターの終了時刻Teiを示す。画面上には、時間区間表示Tpsの右端と、時間スケールSc2の右端とを対応づける直線の表示Lceが表示されている。なお、これらの表示Lcs,Lceは、破線や一点鎖線などの他の表示とすることもでき、また、省略することもできる。
時間スケールSc1の指針p1は、動画Mvが再生されるにつれて、矢印At1で示すように、時間スケールSc1の時間区間表示Tps上を左から右に移動する。一方、時間スケールSc2の指針p2は、動画Mvが再生されるにつれて、矢印At2で示すように、時間スケールSc2上を左から右に移動する。変形例8の他の構成は、第1実施例と同じである。このような動画を表示する機能も、CPU100の機能部としての動画表示部110によって奏される(図1参照)。
このような態様とすれば、ユーザは、時間スケールSc2の表示に基づいて、その瞬間に表示されているシーンが、選択したチャプターの中のどのあたりの時刻のシーンであるのかを直感的に把握することができる。また、ユーザは、時間スケールSc1の表示に基づいて、その瞬間に表示されているシーンが動画全体の中のどのあたりの時刻のシーンであるのかを、直感的に把握することができる。さらに、時間スケールSc1中の時間区間表示Tps、ならびに時間区間表示Tpsと時間スケールSc2とを対応づける表示Lcs,Lceに基づいて、以下の点を把握することができる。すなわち、ユーザは、その瞬間に表示されているシーンが、選択したチャプターの中のどのあたりであるのかということと、動画全体の中のどのあたりであるのかということを、同時に、かつ直感的に把握することができる。
なお、図3のステップS140において液晶ディスプレイ40に動画を表示する際の画面表示においては、時間スケールSc2と表示Lcs,Lceとを有しない態様とすることもできる。そのような態様としても、ユーザは、時間スケールSc1および時間区間表示Tpsの表示に基づいて、その瞬間に表示されているシーンが動画全体の中のどのあたりの時刻のシーンであるのかを、直感的に把握することができる。
D9.変形例9:
上記実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。例えば、CPUの機能の一部をハードウェア回路が実行するようにすることもできる。
このような機能を実現するコンピュータプログラムは、フロッピディスクやCD−ROM等の、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された形態で提供される。ホストコンピュータは、その記録媒体からコンピュータプログラムを読み取って内部記憶装置または外部記憶装置に転送する。あるいは、通信経路を介してプログラム供給装置からホストコンピュータにコンピュータプログラムを供給するようにしてもよい。コンピュータプログラムの機能を実現する時には、内部記憶装置に格納されたコンピュータプログラムがホストコンピュータのマイクロプロセッサによって実行される。また、記録媒体に記録されたコンピュータプログラムをホストコンピュータが直接実行するようにしてもよい。
この明細書において、ホストコンピュータとは、ハードウェア装置とオペレーションシステムとを含む概念であり、オペレーションシステムの制御の下で動作するハードウェア装置を意味している。コンピュータプログラムは、このようなホストコンピュータに、上述の各部の機能を実現させる。なお、上述の機能の一部は、アプリケーションプログラム
でなく、オペレーションシステムによって実現されていても良い。
なお、この発明において、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスクやCD−ROMのような携帯型の記録媒体に限らず、各種のRAMやROM等のコンピュータ内の内部記憶装置や、ハードディスク等のコンピュータに固定されている外部記憶装置も含んでいる。
本発明の実施例であるプリンタ1を示す斜視図。 液晶ディスプレイ40とボタン群50とが設けられた操作パネルを拡大して示す平面図。 メモリカードに格納された動画データファイルに基づいて、静止画を印刷する際の手順を示すフローチャート。 動画中で表示される各画像の関係を示す説明図。 各チャプターに対応する静止画を示す際の液晶ディスプレイ40の表示を示す図。 液晶ディスプレイ40に動画が表示されている様子を示す図。 静止画像Ic1,Ic2,Ic3を決定する際の手順を示すフローチャート。 画像のシャープネスに関する特性値の計算方法を示す図。 ユーザが、自ら選択した画像を確認するための表示を示す図。 第1〜第9のチャプターCh1〜Ch9に対応する静止画を示す際の液晶ディスプレイ40の表示を示す図である。 第10〜第12のチャプターCh10〜Ch12に対応する代表静止画像Ich10〜Ich12を示した液晶ディスプレイ40の表示を示す図。 ステップS150でOKボタン582が押された後に、液晶ディスプレイ40に表示される画面を示す図。 静止画像Ic1,Ic2,Ic3を決定する際の処理を示す説明図。 図3のステップS140において液晶ディスプレイ40に動画が表示されている様子を示す図。
符号の説明
1…プリンタ
20…オートシードフィーダ
30…排紙トレイ
40…液晶ディスプレイ
50…ボタン群
52…電源ボタン
54…モードボタン群
56…設定ボタン
58…メニューボタン群
60…スタートボタン群
62…ストップボタン
70…カードスロット
100…CPU
110…動画表示部
120…確認静止画表示部
122…候補静止画像生成部
124…特性値演算部
126…静止画像決定部
130…印刷部
582…OKボタン
584…戻るボタン
586…選択ボタン群
588…印刷枚数ボタン群
Ab…画面に表示されている静止画像よりも前のチャプターの静止画像があることを示す矢印
Af…画面に表示されている静止画像よりも後のチャプターの静止画像があることを示す矢印
At…時間スケールSc上の指針の動きを示す矢印
Fe…印刷対象として暫定的に選択されている静止画を示す枠
Fec…再生するチャプターの静止画として暫定的に選択されている静止画を示す枠
Ic1,Ic2,Ic3…静止画像
Ic11,Ic12,Ic13…静止画像Ic1の候補静止画像
Ic21,Ic22,Ic23…静止画像Ic2の候補静止画像
Ic31,Ic32,Ic33…静止画像Ic3の候補静止画像
Icc…ユーザによって選択された静止画像
Ichi(i=1〜12)…各チャプターの先頭において表示される代表静止画像
Is1,Is2,Is3…サンプルの画像
Mv…動画
P0…指示時刻T0を含む時間区間。
P1…Ic1が決定される候補時間区間。
P2…Ic2が決定される候補時間区間。
P3…Ic3が決定される候補時間区間。
Sc…時間スケール
T0…ユーザが動画を停止させた時刻(指示時刻)
T1…動画中で静止画像Ic1が表示される第1の時刻
T2…動画中で静止画像Ic2が表示される第2の時刻
T3…動画中で静止画像Ic3が表示される第3の時刻
Tc1,Tci1(i=1,2,3)…第1の候補時刻
Tc2,Tci2(i=1,2,3)…第2の候補時刻
Tc3,Tci3(i=1,2,3)…第3の候補時刻
Te0…動画の終了時刻
Te5…動画の第5のチャプターの終了時刻
Ts0…動画の開始時刻(0)
Ts5…動画の第5のチャプターの開始時刻
ΔT…候補静止画像Ic11,Ic21,Ic31の時間間隔
ΔTc…候補静止画像Ici1,Ici2,Ici3(i=1,2,3)の時間間隔

Claims (9)

  1. 動画に基づいて静止画を印刷するための印刷装置であって、
    画像を表示するためのディスプレイと、
    一つの動画の中で互いに異なる時刻に表示される複数の画像に基づいて、前記ディスプレイに複数の第1の静止画を表示する代表静止画表示部と、
    ユーザによる前記複数の第1の静止画のうちの一つの第1の静止画の選択を受けて、前記選択された第1の静止画が表示される時刻を含み前記動画の再生時間よりも短い第1の時間区間について、前記動画を前記ディスプレイに表示する動画表示部と、
    前記動画の表示中に与えられる前記ユーザの指示に応じて、前記動画中で表示される画像に基づく第2の静止画を前記ディスプレイに表示する確認静止画表示部と、
    前記第2の静止画を印刷する印刷部と、を備える印刷装置。
  2. 請求項1記載の印刷装置であって、
    前記複数の画像は、前記動画中において、互いに等しい時間間隔をあけて表示される画像を含む、印刷装置。
  3. 請求項1記載の印刷装置であって、
    前記動画表示部は、
    前記ディスプレイに、前記各第1の静止画よりも大きく前記動画を表示する、印刷装置。
  4. 請求項3記載の印刷装置であって、
    前記動画表示部は、
    前記ディスプレイに、前記各第1の静止画よりも大きく前記第2の静止画を表示する、印刷装置。
  5. 請求項3記載の印刷装置であって、
    前記確認静止画表示部は、
    前記指示が与えられた指示時刻に基づいて、前記動画中で、前記第1の時間区間よりも短い第2の時間区間に含まれるいずれかの時刻に表示される複数の候補画像を決定し、
    前記複数の候補画像の中から、画質に基づいて候補画像を選択し、
    前記選択した候補画像に基づいて前記第2の静止画の表示を行う、印刷装置。
  6. 請求項3記載の印刷装置であって、
    前記確認静止画表示部は、
    前記指示が与えられた指示時刻を含み前記第1の時間区間よりも短い第2の時間区間内のいずれかの時刻に表示される第1組の複数の候補画像と、前記指示時刻よりも早い時刻を含み前記第1の時間区間よりも短い第3の時間区間内のいずれかの時刻に表示される第2組の複数の候補画像と、を決定し、
    前記第1組および第2組の候補画像の中から、それぞれ画質に基づいて候補画像を選択し、
    前記選択した候補画像に基づいて、前記第2の静止画としての静止画を含む複数の静止画を表示し、
    前記印刷部は、
    前記ユーザによる前記複数の静止画のうちの一つの静止画の選択を受けて、前記第2の静止画として、前記選択された一つの静止画を印刷する、印刷装置。
  7. 請求項6記載の印刷装置であって、
    前記確認静止画表示部は、
    前記ユーザによる基準時間間隔の指定を受けて、前記基準時間間隔に基づいて前記第2と第3の時間区間の間隔を決定する、印刷装置。
  8. 動画に基づいて静止画を印刷する方法であって、
    (a)一つの動画の中で互いに異なる時刻に表示される複数の画像に基づいて、ディスプレイに複数の第1の静止画を表示する工程と、
    (b)ユーザによる前記複数の第1の静止画のうちの一つの第1の静止画の選択を受けて、前記選択された第1の静止画が表示される時刻を含み前記動画の再生時間よりも短い第1の時間区間について、前記動画を前記ディスプレイに表示する工程と、
    (c)前記動画の表示中に与えられる前記ユーザの指示に応じて、前記動画中で表示される画像に基づく第2の静止画を前記ディスプレイに表示する工程と、
    (d)前記第2の静止画を印刷する工程と、を含む方法。
  9. 動画に基づいて静止画を印刷するためのコンピュータプログラムであって、
    一つの動画の中で互いに異なる時刻に表示される複数の画像に基づいて、ディスプレイに複数の第1の静止画を表示する機能と、
    ユーザによる前記複数の第1の静止画のうちの一つの第1の静止画の選択を受けて、前記選択された第1の静止画が表示される時刻を含み前記動画の再生時間よりも短い第1の時間区間について、前記動画を前記ディスプレイに表示する機能と、
    前記動画の表示中に与えられる前記ユーザの指示に応じて、前記動画中で表示される画像に基づく第2の静止画を前記ディスプレイに表示する機能と、
    前記第2の静止画を印刷する機能と、をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラム。
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