JP4701734B2 - 動画に基づいて行う印刷 - Google Patents

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Description

この発明は、動画に基づいて画像の印刷を行う技術に関する。
従来より、コンピュータを介さずに、単独で画像データに基づいて印刷を行うことができる印刷装置が開発されている。
特開2000−118081号公報
そのような印刷装置は、画像データが記録された媒体を読み取るスロットと、小型のディスプレイと、を備えている。ユーザは、スロットに静止画像のデータが記録された媒体を挿入し、ディスプレイの表示に基づいてボタンを操作して、所望の静止画像データを選択して印刷することができる。
しかし、従来の印刷装置においては、動画データから所望の静止画を印刷する際に、簡易に動画中の画像を特定することについては、考慮されていなかった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、印刷装置において、簡易に、動画中の画像を特定して印刷することができる技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、動画に基づいて静止画を印刷するための印刷装置において、以下のような構成を採用する。この印刷装置は、画像を表示するためのディスプレイと、ディスプレイに動画を表示することができる動画表示部と、動画の表示中に与えられるユーザの指示に応じて、動画中で指示が与えられた指示時刻を含む所定の時間区間内に表示される複数の画像に基づいて、複数の静止画をディスプレイに表示する静止画表示部と、ユーザによる複数の静止画のうちの一つの静止画の指定を受けて、指定された静止画を印刷する印刷部と、を備える。
このような態様とすれば、ユーザは、指示を与えた指示時刻において表示されていた画像に類似する複数の静止画の中から、好ましい静止画を選択して印刷することができる。よって、簡易に、動画中の画像を特定して印刷することができる
なお、動画中でユーザが指示を与えた指示時刻よりも早い時刻に表示される画像に基づいて、複数の静止画のうちの一つの静止画を表示することが好ましい。ユーザが好ましい画像を動画中で視認してから実際に指示を行うまでには、所定の時間が経過する。よって、上記のように、指示時刻よりも早い時刻に表示される画像に基づいて、複数の静止画のうちの一つの静止画をすることで、ユーザによってより好ましい画像をディスプレイに表示することができる。
また、動画中で指示時刻よりも遅い時刻に表示される画像に基づいて、複数の静止画のうちの他の一つの静止画を表示することが好ましい。ユーザが好ましい画像を動画中で視認して指示を行ったとしても、その後、動画中において、視認した画像に類似しているけれどもより好ましい画像が表示されることもある。上記のような態様とすれば、指示時刻よりも後に表示される画像も静止画として表示されるため、ユーザは、より好ましい画像を容易に選択することができる。
また、静止画を表示する際には、以下のような処理を行うことも好ましい。すなわち、まず、ユーザが指示を与えた指示時刻に基づいて、動画の再生時間に含まれる複数の候補時間区間を決定する。そして、各候補時間区間について、動画中において各候補時間区間に含まれるいずれかの時刻に表示される複数の画像の中から、画質に基づいて画像を選択する。その後、各候補時間区間について選択した画像に基づいて、複数の静止画を表示する。このような態様とすれば、画質の高い画像を静止画として表示することができる。よって、ユーザは、画質の高い静止画の中から印刷する画像を選択することができる。
なお、複数の候補時間区間を決定する際には、ユーザによる基準時間間隔の指定を受けて、基準時間間隔に基づいて複数の候補時間区間の間隔を決定することが好ましい。そのような態様とすれば、複数の静止画の互いの相違の程度に関して、ユーザの嗜好を反映させて、各静止画を表示することができる。
ユーザによる基準時間間隔の指定を受けない場合には、複数の候補時間区間の間隔を0.20〜0.30秒とすることが好ましい。このような態様とすれば、ユーザが指定した指示時刻の画像に類似した画像であって、ユーザによる選択が有意となる程度には内容が異なっている画像を、静止画としてディスプレイに表示することができる。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、印刷方法および印刷装置、印刷制御方法および印刷制御装置、動画中の画像を特定する方法、動画中の画像を特定する装置、それらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体、そのコンピュータプログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号、等の形態で実現することができる。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.第1実施例:
B.第2実施例:
C.変形例:
A.第1実施例:
図1は、本発明の実施例であるプリンタ1を示す斜視図である。プリンタ1は、外部のコンピュータに接続されることなく、単独で記憶媒体に格納された動画データファイルに基づいて、静止画の印刷を行うことができるプリンタである。このプリンタ1は、インク滴を吐出して印刷を行う印刷ヘッド(図示せず)と、印刷用紙を供給するためのオートシードフィーダ20と、画像が印刷された印刷用紙を受ける排紙トレイ30と、液晶ディスプレイ40と、各種の操作を行うためのボタン群50と、メモリカードを挿入されデータを読み取るためのカードスロット70と、CPU100と、を備えている。なお、図1においては、説明を分かりやすくするために、CPU100およびその機能部をプリンタ1の外部に表示している。
図2は、液晶ディスプレイ40とボタン群50とが設けられた操作パネルを拡大して示す平面図である。操作パネルの中央には、2.5インチサイズの液晶ディスプレイ40が設けられている。液晶ディスプレイ40は、カラーの画像表示することができる。
液晶ディスプレイ40の両側には、各種の操作を行うためのボタン52〜62が設けられている。これらをまとめてボタン群50と総称する。電源ボタン52は、プリンタ1の電源をON/OFFするためのボタンである。モードボタン群54は、ユーザがプリンタの動作モードを切り換えるための複数のボタンである。一つのモードに一つのボタンが対応している。設定ボタン56は、プリンタ1の各種のメンテナンスやの各モードの動作設定を行う際に押すボタンである。
メニューボタン群58は、液晶ディスプレイ40に表示された各種の数値やアイコンを操作するための複数のボタンである。スタートボタン群60は、カラー印刷を行うかモノクロ印刷を行うかを選択するための二つのボタンである。カラー印刷とモノクロ印刷それぞれに一つのボタンが対応している。ストップボタン62は、プリンタ1が実行している動作を中止させるためのボタンである。
メニューボタン群58は、液晶ディスプレイ40に提示された設定内容を了解する旨の入力を行うためのOKボタン582と、液晶ディスプレイ40に1ステップ前に表示されていた内容を表示させるための戻るボタン584と、液晶ディスプレイ40に表示されている複数のアイコンやメニューの中から一つを選択するための4個のボタンからなる選択ボタン群586と、印刷を行う印刷用紙の枚数を設定するための印刷枚数ボタン群588と、を含んでいる。このようなボタン群を備えることで、ユーザは、比較的小さいディスプレイしか装備されないプリンタ1においても、簡易に、メモリカードに格納された画像を選択して印刷を行うことができる。
図3は、メモリカードに格納された動画データファイルに基づいて、静止画を印刷する際の手順を示すフローチャートである。ステップS110では、ユーザが、動画データファイルを格納したメモリカードをカードスロット70に挿入する。そして、ステップS120では、モードボタン群54の中のメモリカードのボタンを押して(図2参照)、「メモリカードからの印刷を行うモード」を選択する。そして、さらに、選択ボタン群586を操作し、液晶ディスプレイ40に表示されたメニューの中から、動画を印刷する「動画印刷モード」のメニューを選択して、OKボタン582で確定する。すると、プリンタ1は動画印刷モードになる。
プリンタ1が、「メモリカードからの印刷を行うモード」中の「動画印刷モード」になると、液晶ディスプレイ40には、メモリカード内に格納された複数の動画データファイルが表示される。ステップS130では、ユーザは、選択ボタン群586を操作し、それら複数の動画データファイルの中から、印刷を行う対象である動画データファイルを選択する。ステップS140では、選択された動画データファイルが読み取られ、その動画データファイルに基づいて、液晶ディスプレイ40に自動的に動画が表示される。なお、動画の再生は、自動的に行うものとしてもよいし、所定のボタン(たとえば、選択ボタン群586の右向きのボタン)が押されてから行うものとしてもよい。
図4は、液晶ディスプレイ40に動画が表示されている様子を示す図である(図3のステップS140参照)。画面中央には、選択された動画データファイルに基づいて、動画が表示される。再生される動画Mvは、メモリカード中の動画データファイルが記録している動画の画素数そのままで表示されるのではなく、所定の画素数に縮小されて表示される。すなわち、画素数を減らされて表示される。このようにすることで、プリンタに搭載可能なサイズの小さい液晶ディスプレイを使用して、ユーザは、動画データファイルに格納されている動画の内容を知ることができる。
なお、動画中において表示されるある画像に基づいて生成された互いに画素数の異なる静止画は、画素数の異なる「同一の静止画」であるものとする。したがって、「ある静止画を表示する」と記載した場合には、当初の静止画を拡大または縮小し、画素数を変更して、表示する場合をも含む。同様に、「ある静止画を印刷する」と記載した場合には、当初の静止画を拡大または縮小し、画素数を変更して、印刷する場合をも含む。
また、静止画を表示しようとする所定の時刻において動画内で表示される画像が、各画素の信号をそのまま符号化したフレームによって表示された画像ではない場合には、CPU100は、以下のような処理を行うことができる。すなわち、CPU100は、その時刻の画像のフレーム、および前後のフレームに基づいて静止画を生成して、その所定の時刻の静止画として表示することができる。また、CPU100は、各画素の信号をそのまま符号化したフレームであって、その所定の時刻に最も近い時刻に表示されるフレームを選択して、静止画として表示することもできる。各画素の信号をそのまま符号化したフレームとしては、たとえば、MPEGにおけるIフレームがある。また、各画素の信号をそのまま符号化したフレーム以外のフレームとしては、MPEGにおける、前方向予測符号化によるPフレーム、双方向予測符号化によるBフレームがある。
図4の下段には、時間スケールScが表示されている。動画Mvが再生されるにつれて、矢印Atで示すように、時間スケールSc上を指針が左から右に移動する。スケールの右端には、動画Mvをすべて再生するのに要する時間が表示されている。ここでは、動画Mvの全再生に要する時間は、5分24秒45である。なお、動画をすべて再生するのに要する時間を、「動画の再生時間」と呼ぶ。また、図4の上段には、動画をリアルタイムで再生した場合に、現在表示されているシーンが、再生開始からどれだけ時間が経過したときに表示されるか、を示す時間が表示されている。図4の中段に表示されているシーンは、動画をリアルタイムで再生した場合に、再生開始から4分29秒78後に表示されるシーンである。なお、このような動画を表示する機能は、CPU100の機能部としての動画表示部110によって奏される。動画表示部110を図1に示す。
なお、図4の動画Mvは、原則としてリアルタイムで表示される。本明細書では、「リアルタイムでの動画の再生」とは、その動画を記録した際の時間の進行のペースと同じペースで、動画の再生を行うことを意味する。
動画Mvが再生されている間に、選択ボタン群586の右向きのボタンが押されると、ボタンが押されている間、通常の再生速度よりも高速の再生(早送り)が行われる。また、動画Mvが再生されている間に、選択ボタン群586の左向きのボタンが押されると、ボタンが押されている間、通常の向きとは逆の向きの再生であって、通常の再生速度よりも高速の再生(巻き戻し)が行われる。さらに、動画Mvが再生されている間に、選択ボタン群586の上向きのボタンが押されると、ボタンが押されている間、右向きのボタンの場合よりもさらに高速の再生が行われる。また、動画Mvが再生されている間に、選択ボタン群586の下向きのボタンが押されると、ボタンが押されている間、左向きのボタンの場合よりもさらに高速の逆向きの再生が行われる。このような態様とすることで、ユーザは動画中の任意の再生時刻のシーンに短時間で容易に到達することができる。
図3のステップS150では、ユーザは、動画Mv中で印刷をしたいと思うシーンが表示された瞬間にOKボタン582を押して、動画を停止させる。このOKボタン582が押された時刻を、「指示時刻T0」とする。指示時刻T0は、動画がリアルタイムで再生された場合に、再生の開始からOKボタン582が押されたシーンまでの間に経過する時間で表される。以下、本明細書において言及される動画中の各シーンに対応する「時刻」についても、同様に、動画がリアルタイムで再生された場合の、再生開始からの経過時間で表される。
図5は、ステップS150でOKボタン582が押された後に、液晶ディスプレイ40に表示される画面を示す図である。図3のステップS160では、図5の中段に示すように、三つの静止画像Ic1,Ic2,Ic3が表示される。また、液晶ディスプレイ40には、図5の上段に示すように、OKボタン582が押された指示時刻T0が表示される。ここでは、指示時刻T0は、4分30秒84である。さらに、液晶ディスプレイ40には、図5の下段に示すように、時間スケールScが表示される。指針は指示時刻T0(4分30秒84)に相当する位置で停止している。なお、このような複数の静止画を表示する機能は、CPU100の機能部としての静止画表示部120によって奏される。静止画表示部120を図1に示す。
図6は、液晶ディスプレイ40に表示する静止画像Ic1,Ic2,Ic3を決定する際の処理を示す説明図である。図7は、静止画像Ic1,Ic2,Ic3を決定する際の手順を示すフローチャートである。図7のステップS210では、まず、プリンタのCPU100は、第1の候補時刻Tc1として、OKボタン582が押された指示時刻T0を決定する(図6中段参照)。なお、図7のステップS210〜S260の処理は、3個の静止画像Ic1,Ic2,Ic3を決定するために3回繰り返される。1回目の処理は、液晶ディスプレイ40に表示される静止画像Ic1を決定する処理である。各静止画像Ic1,Ic2,Ic3の決定に際して設定される各候補時刻を区別するため、静止画像Ic1を決定する処理では、ステップS210の第1の候補時刻Tc1を第1の候補時刻Tc11と表記する。
次に、ステップS220で、CPU100は、第2および第3の候補時刻Tc2,Tc3を決定する。第1の候補時刻Tc11と同様に、静止画像Ic1を決定する処理においては、第2および第3の候補時刻Tc2,Tc3を、第2の候補時刻Tc12、第3の候補時刻Tc13と表記する。第2の候補時刻Tc12は、第1の候補時刻Tc11よりもΔTc=0.10秒だけ遡った時刻である。第3の候補時刻Tc13は、第1の候補時刻Tc11よりもΔTc=0.10秒だけ後の時刻である。以下で説明するように、この第2の候補時刻Tc12〜第3の候補時刻Tc13の候補時間区間(以下、第1の候補時間区間P1と呼ぶ)内において表示される画像Ic11〜Ic13のうちの一つが、静止画像Ic1(図5参照)として決定される。
ステップS230では、CPU100は、動画データファイルに基づいて、第1ないし第3の候補時刻Tc1,Tc2,Tc3において動画Mvで表示される画像を、候補静止画像Ic11,Ic12,Ic13として取得する(図6の中段参照)。なお、このような候補静止画像を生成する機能は、CPU100の機能部としての候補静止画像生成部122によって奏される。候補静止画像生成部122を図1に示す。候補静止画像生成部122は、同じく機能部である静止画表示部120の一部である。
ステップS240では、CPU100は、候補静止画像Ic11,Ic12,Ic13のシャープネスに関する特性値を計算する。なお、図6の中段において、候補静止画像Ic11,Ic12中に描かれている斜線は、各画像中の輪郭がぼやけていることを示している。撮影されている対象が高速で移動している場合や手ぶれが生じた場合に、そのような各画像中の輪郭のぼやけが生じ、その結果、シャープネスが低下する。
図8は、画像のシャープネスに関する特性値の計算方法を示す図である。画像のシャープネスに関する特性値としては、例えば、静止画像内の各画素位置におけるエッジ量の平均値を用いることができる。「エッジ量」は、その画素位置における輝度値の変化の大きさを示す値である。ある画素位置におけるエッジ量としては、その画素位置の近傍における各画素の輝度値の差分を用いることができる。このような差分の計算方法としては、様々な方法を用いることができ、例えば、Prewittオペレータを用いることができる。図8において、複数の画素がX軸方向と、それと直行するY軸方向とに沿って配置され、さらに、P(i,j)が、X軸に沿ってi番目、Y軸に沿ってj番目の画素の輝度値を表すものとする。この場合、Prewittオペレータによる、画素位置(i,j)におけるエッジ量E(i,j)の演算式は、以下に示す演算式で表される。
Figure 0004701734
このようなシャープネスに関する特性値を計算する機能は、CPU100の機能部としての特性値演算部124によって奏される。特性値演算部124を図1に示す。特性値演算部124は、同じく機能部である静止画表示部120の一部である。
なお、画像データが、輝度値をパラメータとして含まない色空間で表現されている場合、例えば、RGB色空間を用いて表現されている場合には、輝度値をパラメータとして含む色空間、例えば、HSL色空間やYCbCr色空間などに変換することによって、各画素位置における輝度値を取得することができる。
図7のステップS250では、各候補静止画像Ic11,Ic12,Ic13のシャープネスに関する特性値に基づいて、液晶ディスプレイ40に表示する静止画を決定する。すなわち、候補静止画像Ic11,Ic12,Ic13の各画素位置におけるエッジ量の平均値を比較して、最も値が大きい候補静止画像を、液晶ディスプレイ40に表示する静止画像Ic1として決定する。ここでは、候補静止画像Ic13のエッジ量の平均値が最も大きく、その結果、候補静止画像Ic13が、静止画像Ic1として選択されたものとする。図6において、候補静止画像Ic13を二重線で囲って示す。このような、液晶ディスプレイ40に表示する静止画を特性値に基づいて決定する機能は、CPU100の機能部としての静止画像決定部126によって奏される。静止画像決定部126を図1に示す。静止画像決定部126は、同じく機能部である静止画表示部120の一部である。
その後、ステップS260では、液晶ディスプレイ40に表示する静止画像Ic1〜Ic3が全て決定されたか否かを判定する。まだ決定されていない静止画がある場合は、処理は、ステップS210に戻る。
静止画像Ic2を決定するために、再度、ステップS210〜S250が実行される。ステップS210では、第1の候補時刻Tc1として、OKボタン582が押された指示時刻T0からΔT(0.25秒)だけ遡った時刻Tc1を決定する。静止画像Ic2の決定に際して決定される候補時刻を他の候補時刻と区別するため、静止画像Ic2を決定する処理では、ステップS210における第1の候補時刻Tc1を第1の候補時刻Tc21と表記する(図6の左側の中段参照)。他の候補時刻についても同様に、表記する。
以下、同様に、ステップS220で、候補時刻Tc22(Tc2)、Tc23(Tc3)を決定し、ステップS230で候補静止画像Ic21〜Ic23を決定する(図6の左側の中段および上段参照)。そして、シャープネスに関する特性値に基づいて、液晶ディスプレイ40に表示する静止画像Ic2を決定する(ステップS240,S250参照)。すなわち、第1の候補時間区間P1より前の、候補時刻Tc22〜候補時刻Tc23の時間区間(以下、第2の候補時間区間P2と呼ぶ)内において表示される画像Ic21〜Ic23のうちの一つが、静止画像Ic2として決定される(図5および図6参照)。ここでは、候補静止画像Ic21が、静止画像Ic2として選択されたものとする。図6において、候補静止画像Ic21を二重線で囲って示す。なお、図6の左上において、候補静止画像Ic22中に描かれている短く水平な線は、クルマが高速移動しているために各画像中のクルマの輪郭がぼやけていることを示している。
静止画像Ic3も、同様の手順で決定される。すなわち、第1の候補時間区間P1より後の、候補時刻Tc32〜候補時刻Tc33の時間区間(以下、第3の候補時間区間P3と呼ぶ)内において表示される画像Ic31〜Ic33のうちの一つが、静止画像Ic3として決定される(図5および図6参照)。ここでは、候補静止画像Ic32が、静止画像Ic3として選択されたものとする。図6において、候補静止画像Ic32を二重線で囲って示す。なお、図6の右上において、候補静止画像Ic31,Ic33中に描かれている短く水平な線は、クルマが高速移動しているために各画像中のクルマの輪郭がぼやけていることを示している。
なお、候補時刻Tc11とTc21の間隔であり、かつ候補時刻Tc11とTc31の間隔であるΔTと、候補時刻Tci1とTci2(i=1,2,3)の間隔であり、かつ候補時刻Tci1とTci3の間隔であるΔTcとは、ΔTc<(ΔT/2)の関係にある。よって、候補時刻Tc22,Tc21,Tc23,Tc12,Tc11,Tc13,Tc32,Tc31,Tc33は、時間の進行方向に沿ってその順に並ぶ(図6参照)。このため、候補静止画像Ic11〜Ic13、候補静止画像Ic21,Ic23,候補静止画像Ic31〜Ic33の中からそれぞれどの候補画像が静止画像Ic1,Ic2,Ic3として選択されたとしても、動画中における各静止画の表示の順番は、静止画像Ic1,Ic2,Ic3の順であり、一定である。
静止画像Ic1〜Ic3が全て決定されると(図7のステップS260)、CPU100は、ステップS270において、液晶ディスプレイ40に静止画像Ic1〜Ic3を表示する(図7参照)。そして、図3のステップS160の処理を終了する。
このような態様とすれば、あらかじめ印刷に適さない輪郭がぼやけた画像を排除して液晶ディスプレイ40に複数の静止画像Ic1〜Ic3を表示することができる。よって、ユーザは、簡易な手続きで輪郭が明瞭な画像を選んで印刷することができる。
図3のステップS170では、ユーザは、液晶ディスプレイ40に表示された静止画像Ic1〜Ic3の中に好ましい画像があるか否かを判定する。好ましい画像がない場合は、戻るボタン584を押して、再度、処理をステップS140に戻す。すると、先頭から動画の再生が行われる。一方、静止画像Ic1〜Ic3の中に好ましい画像がある場合には、ユーザは、ステップS180において、選択ボタン群586を操作して、静止画像Ic1〜Ic3の中から好ましい画像を選択し、OKボタン582で確定する(図2、および図5参照)。ここでは、図5の静止画像Ic1,Ic2,Ic3のうち、静止画像Ic1が選択されたものとする。選択されている静止画像Ic1は、図5の画面において、枠Feで囲われている。
図9は、ユーザが、自ら選択した画像Iccを確認するための表示を示す図である。ステップS190では、ステップS180でユーザが選択した画像Iccを、液晶ディスプレイ40に表示する。表示された画像を印刷することを望まない場合は、ユーザは、戻るボタン584を押して、再度、処理をステップS160に戻す。すると、液晶ディスプレイ40に3個の静止画像Ic1,Ic2,Ic3が表示される。一方、表示された画像Iccを印刷する場合には、ユーザは、OKボタン582を押す。すると処理は、ステップS200に進む。
なお、ステップS190における静止画の大きさ、すなわち画素数は、動画データファイルが記録している動画の画素数そのままよりは小さいが、図5において表示される各静止画像Ic1,Ic2,Ic3の画素数よりは大きい。たとえば、その画素数は、図4において表示する動画と同じ画素数とすることができる。
ステップS200では、選択された画像Iccの印刷が行われる。なお、画像Iccの印刷は、動画データファイルが記録している動画の画素数から画素数を減少させ、または増大させて行うことができる。また、本実施例では説明を省略するが、画像の画素の増大または減少の程度は、ユーザによる指定を受けて決定することができる。印刷が完了すると、処理は終了する。なお、このような印刷を行う機能は、CPU100の機能部としての印刷部130によって奏される。印刷部130を図1に示す。
図5において表示される静止画像Ic1,Ic2,Ic3が動画中において表示される時刻をT1,T2,T3とする。本実施例のような態様とすれば、ユーザは、動画再生中に自らがOKボタン582を押した指示時刻T0よりも前の時刻T2(時刻Tc21,Tc22,Tc23のいずれか)と、指示時刻T0よりも後の時刻T3(時刻Tc31,Tc32,Tc33のいずれか)と、その間の時刻T1(時刻Tc11,Tc12,Tc13のいずれか)と、において動画中で表示される静止画像Ic1〜Ic3の中から、より好ましい画像を選択して印刷することができる(図6参照)。
人間にとって、動画の再生中に表示されたシーンを正確に記憶することは困難であり、また、今より後に表示されるシーンを予知することはできない。また、好ましいシーンが再生された瞬間にボタンを操作することも困難である。しかし、本実施例によれば、自らが指定した時刻を含む所定の時間区間P0(Tc22〜Tc33)中の異なる時刻(T1,T2,T3)に表示されたシーンから、静止画を選択することができる。このため、ユーザは、動画の再生と停止を繰り返すことなく、簡易な手続きで、動画中から好ましい静止画像を選択して印刷することができる。
また、印刷装置に搭載されるディスプレイは、一般に小型である。そのようなディスプレイを使用する場合には、大型のディスプレイを使用する場合のように、何十個もの静止画像を表示して、その中から、ユーザに所望の静止画を選択させることは難しい。本実施例においては、まず動画を再生させて所望の画像が表示される時刻をユーザに指定させ、その近傍の時間区間P0において表示される画像に基づいて、限られた数(3個)の静止画像をディスプレイに表示させている。このため、ユーザは、比較的小さいディスプレイを使用する場合においても、簡単な手続きで、好ましい画像を指定して印刷を行うことができる。
また、図5に示すように、静止画像Ic1〜Ic3は、動画中で表示される時刻の順に並べて表示される。このため、ユーザは、直感的に静止画中の構図の変化を把握して、好ましい画像を選択することができる。また、ユーザは、直感的に静止画中の構図の変化を把握して、戻るボタン584を押して再度の動画の再生を選択することができる(図3のステップS170,S180参照)。
そして、本実施例においては、静止画像Ic1は、ユーザが自らシーンを指定した指示時刻T0を含み、指示時刻T0プラスマイナスΔTcの範囲から選択された画像である。すなわち、静止画像Ic1は、静止画像Ic1〜Ic3の中で最も指示時刻T0に近い時刻に表示されたシーンである。このため、ユーザは、ユーザの意思を最も尊重した静止画像Ic1と、動画中でその前後に表示された画像Ic2,Ic3と、の中から、好ましい構図の画像を選択して印刷することができる。よって、上記の処理によれば、少ない試行錯誤で(図3のステップS140〜170参照)ユーザの好みの画像を印刷することができる可能性が高い。
また、各静止画像Ic1〜Ic3の候補静止画像は、0.1秒の間隔で表示される画像であり、各静止画像Ic1〜Ic3の候補画像群同士の間隔ΔTは、0.25秒である。このため、液晶ディスプレイ40に表示される各静止画像Ic1〜Ic3は、動画中において互いに、最小で0.05秒、最大で0.45秒の間隔を開けて表示される画像となる(図6参照)。よって、本実施例の印刷装置を使用すれば、ユーザが指定した指示時刻T0の近傍において、互いに比較的類似し、一方でユーザによる選択が有意となる程度には異なっている複数の画像を、候補として提示することができる。
B.第2実施例:
第1実施例では、ユーザは、液晶ディスプレイ40に表示された三つの静止画像Ic1,Ic2,Ic3の中から印刷する画像を選択していた(図5参照)。また、第1実施例では、OKボタン582が押された指示時刻T0の前後0.25秒の時刻(図6のTc21,Tc31)をそれぞれ中心にして候補静止画像Ic21〜Ic23,Ic31〜Ic33を決定していた。第2実施例では、これら液晶ディスプレイ40に表示される静止画の数、および時間間隔ΔTを変更する手続きについて説明する。
図10は、ユーザが印刷する画像を選択する際に液晶ディスプレイ40に表示される複数の静止画(図5、および図3のステップS180参照)の時間間隔ΔTを決定する画面を示す図である。図3のステップS120において、モードボタン群54の中のメモリカードのボタン(図2参照)を押して「メモリカードからの印刷を行うモード」を選択したのち、設定ボタン56を押すと、 液晶ディスプレイ40に図10に示すが画面が表示される。図10の画面の上段には、静止画の時間間隔ΔTが表示されている。ここでは、0.25秒となっている。図10の画面の中段には、ある動画中で、設定された時間間隔だけずれた時刻に表示されるサンプルの画像Is1、Is2,Is3が示されている。
ユーザは、図10の画面が表示されている状態で、選択ボタン群586を操作して、ΔTの値を増減させ、ΔTの値を好みの値に変更する。そして、OKボタン582を押して、ΔTの値を確定する。
図11は、印刷する画像を選択する際に表示される静止画の数を決定する画面を示す図である。上記の手順でΔTの値が確定されると、次に、液晶ディスプレイ40には、図11の画面が表示される。図11の左側には、ステップS160で表示する静止画の数の数の候補が示されている。ここでは、1,3,5,9個である。また、画面の中央には、それぞれ画面の左が差に示された数だけ静止画が表示される際の態様を示す例が表示されている。そして、現在、暫定的に選択されている数については、画面の左側において数字が拡大表示され、画面の中央において表示態様が四角い枠Fe2で囲われて表示されている。ここでは、「3個」が、暫定的に選択されている。
ユーザは、図11の画面が表示されている状態で、選択ボタン群586を操作して、好ましい静止画の数を選択する。そして、OKボタン582を押して、静止画の数を確定する。OKボタン582が押され、静止画の数が確定されると、その後は、図3の通常のステップS120以下の手続きが行われる。なお、図11の画面が表示されている状態で、戻るボタン584を押すと、再び静止画の時間間隔ΔTを決定する画面に戻ることができる(図10参照)。
なお、第1実施例においては、印刷する画像を選択する際に液晶ディスプレイ40に表示される静止画の数は3個であった。このため、時間区間はP1,P2,P3の3個が指定され、候補静止画像は、Ic11〜Ic13、Ic21〜Ic23、Ic31〜Ic33の3組が決定された(図3のステップ160、および図6参照)。しかし、印刷する画像を選択する際に表示される静止画の数が5個とされた場合には、候補静止画像は、互いに異なる時刻を中心として5組決定される。そして、印刷する画像を選択する際に表示される静止画の数が9個とされた場合には、候補静止画像は、互いに異なる時刻を中心として9組決定される。
このような態様とすれば、ユーザは、印刷する画像を選択する際に液晶ディスプレイ40に表示される静止画の数、およびそれらの静止画が生成される際に基準とされる時間間隔ΔTを好みの値に設定することができる。たとえば、微小な構図の変化にこだわるユーザは、時間間隔ΔTを小さな値に設定して、互いに微妙に異なる画像の中から所望の画像を選択することができる。また、高速に移動する対象を撮影した動画に基づいて印刷を行う場合は、ユーザは、時間間隔ΔTを小さな値に設定することで、好ましい構図の画像を容易に選択することができる。逆に、低速で移動する対象を撮影した動画に基づいて印刷を行う場合は、ユーザは、時間間隔ΔTを大きな値に設定することで、有意に構図が異なる画像の中から、好ましい構図の画像を容易に選択することができる。
C.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
C1.変形例1:
第1実施例においては、動画中においてユーザが自らシーンを指定した指示時刻T0に最も近い時刻に表示された画像Ic1と、その前後に表示された画像Ic2,Ic3と、の中から、印刷する画像を選択していた。しかし、印刷する画像の候補は、他の時刻に表示されたシーンから選択することもできる。すなわち、指示時刻T0に最も近い時刻T3に表示された静止画と、それよりも前の時刻T1,T2等に表示された複数の画像と、を含む候補の画像の中から、印刷する画像を選択させる態様としてもよい。ただし、候補の画像には、指示時刻T0よりも後に表示されるべき画像をも含むことが好ましい。
なお、候補の画像は、指示時刻T0よりも前に表示された画像を、指示時刻T0よりも後に表示されるべき画像よりも、多数含むことがさらに好ましい。ユーザが動画中で好ましいシーンを目にしてから、ボタンを押して動画を停止させるまでには時間差(反応時間)が存在する。このため、多くの場合、好ましい画像は指示時刻T0よりも前に表示されている。よって、上記のような態様とすれば、ユーザは、好ましいと感じた画像を、より少ない試行錯誤で印刷することができる。
また、第1実施例においては、指示時刻T0は、OKボタン582が押された時刻であった。しかし、指示時刻T0は、OKボタン582が押された時刻から所定時間だけ遡った時刻とすることもできる。たとえば、「人間が好ましい画像を視認してからボタンの操作を完了するまでの平均的な反応時間dt」だけ、「システムによってボタンの操作が認識された時刻」から遡った時刻を、指示時刻T0とすることもできる。すなわち、指示時刻T0は、ユーザの指示に基づいて決定した時刻であって、ユーザが動画の停止の指示を与えたと考えられる時刻であればよい。
第1実施例においては、ユーザがその中から画像の選択を行う複数の画像Ic1,Ic2,Ic3の時間間隔の基準となる時間間隔ΔTは、0.25秒であった。しかし、時間間隔ΔTは、他の値とすることもできる。ただし、時間間隔ΔTは、0.15〜0.35秒とすることが好ましく、0.20〜0.30秒とすることがより好ましい。そして、時間間隔ΔTは、0.23〜0.27秒とすることがさらに好ましい。
また、第2実施例においては、ユーザが指定する時間間隔ΔTに基づいて、各時間区間P1,P2,P3の中心の時刻Tc11,Tc21,Tc31の間隔が決定されていた(図6参照)。しかし、各時間区間の間隔は、他の方法で決定してもよい。たとえば、各時間間隔の最も近接する時刻同士の間隔(たとえば、図6において、時刻Tc23とTc12、時刻Tc13とTc32の間隔)を、ユーザの指定に基づいて決定してもよい。すなわち、プリンタは、ユーザによる指定を受けて、何らかの形で時間区間の間隔を設定する態様とすることができる。
そして、第2実施例においては、時間間隔ΔTは、具体的な秒数で入力されていた(図10の上段参照)。しかし、時間間隔ΔTは、「大」、「中」、「小」等のメニューを選択して入力することとしてもよいし、画面に表示されたスケールを操作して入力することとしてもよい。すなわち、プリンタは、何らかの形でユーザによる時間間隔ΔTの指定を受け入れることができればよい。
第1実施例においては、ディスプレイに表示する画像を決定する際の候補となる画像Ici1〜Ici3(i=1,2,3)の互いの時間間隔ΔTcは、絶対的な値(0.1秒)が指定されていた(図3参照)。しかし、この時間間隔ΔTcは、時間間隔ΔTに対して一定の割合となるように定められていてもよい。たとえば、ΔTcは、ΔTの0.2〜0.4倍とすることが好ましい。そのような態様とすれば、時間間隔ΔTがユーザによって変更された場合にも、動画中における画像Ic1,Ic2,Ic3の表示の順番が前後することがない。
C2.変形例2:
第1実施例においては、動画の停止後に表示された複数の静止画の中に、ユーザが印刷したい画像がない場合には、再度、動画の再生を行っていた(図3のステップS170,S140参照)。しかし、印刷したい画像がない場合には、別の組み合わせの静止画像の候補を、図5と同様に、ディスプレイに表示する態様とすることもできる。
たとえば、右方向を表す選択ボタン群586が操作されると、図7のステップS210に戻り、図6の候補時刻Tc31の時刻を新たに候補時刻Tc11とすることができる。すなわち、ユーザによる所定の操作に応じて、Tc11をΔTだけ進めて、Tc11を新たに設定し直すこともできる。そして、以下、ステップS220〜S270の処理を行って、新たな組み合わせの静止画像の候補を、ディスプレイに表示する態様とする態様とすることができる。逆に、左方向を表す選択ボタン群586が操作された場合など、ユーザによる他の操作に応じて、Tc11をΔTだけ遅らせて、Tc11を新たに設定し直す態様とすることができる。このような態様とすれば、動画を何度も再生することなく、簡易な手続きで、印刷する画像を動画中から選択することができる。
C3.変形例3:
第1実施例では、動画Mvの表示(図4参照)、および選択された静止画像Iccの確認画面における表示(図9参照)は、メモリカード中の動画データファイルが記録している動画の画素数から同じ割合だけ縮小されて表示されていた。しかし、動画Mvと静止画像Iccは、異なる大きさで表示されてもよい。なお、確認用の静止画像Iccの表示が、動画Mvよりも大きく表示されること、すなわちより多くの画素数で表示されることが好ましい。
また、第1実施例においては、三つの静止画像Ic1,Ic2,Ic3は、動画Mvよりも小さく表示されていた。しかし、三つの静止画像Ic1,Ic2,Ic3は、動画Mvと同じ大きさで表示されてもよい。たとえば、静止画像Ic1として、停止された動画Mvを表示し、その両側に静止画像Ic2,Ic3を表示する態様としてもよい。
C4.変形例4:
第1実施例では、プリンタ1は、メモリカードを挿入されデータを読み取るためのカードスロット70を備えていた。しかし、プリンタ1は、カードスロット70に換えて、動画データを受け取るための他の手段を備えていてもよい。たとえば、プリンタ1は、有線または無線の通信回線を通じて外部から動画データを受け取ることができる通信部を備えていてもよい。
また、第1実施例では、プリンタ1は、押すことで情報の入力を行う方式のスイッチを備えていた。しかし、プリンタ1は、他の方式のスイッチを備えていてもよい。たとえば、ディスプレイ40の表示を切り換えるための回転式のスイッチと、表示されている内容を承認して次の処理に進むための所定のスイッチと、を備えている態様としてもよい。すなわち、印刷装置は、ユーザによる動画の停止の指示、および静止画の指定を入力される際に、少なくとも部分的にその入力を補助するスイッチを備えていればよい。
第1実施例では、プリンタ1は、2.5インチサイズの液晶ディスプレイ40を備えていた。しかし、プリンタが備えるディスプレイは、他の態様であってもよい。たとえば、ELディスプレイ(ElectroLuminescent Display)であってもよい。すなわち、プリンタが備えるディスプレイは、静止画および動画を表示できるものであればよい。また、ディスプレイの大きさは、1〜5インチが、プリンタに搭載するのに好適である。そして、ユーザによる視認性とプリンタの小型化の要請を考慮すると、ディスプレイのサイズを2〜4インチとすることが、さらに好適である。
C5.変形例5:
第1実施例では、図3のステップS140における動画Mvの表示(図4参照)はリアルタイムで行われた。しかし、ステップS140における動画Mvの再生は、リアルタイムよりも遅いペースで行われてもよい。そのような態様とすれば、ユーザが所望のシーンを見た直後にOKボタン582を押しても、動画が停止され液晶ディスプレイ40に表示された画像がすでに所望の画像ではなくなっている、という事態を回避できる可能性が高くなる。
C6.変形例6:
第1実施例においては、ディスプレイに表示する画像を選択する際に基準となる、画質に関する特性値は、シャープネスに関する特性値であった。そして、シャープネスに関する特性値は、具体的には、画像中に含まれる全画素のエッジ量の平均値であった。しかし、シャープネスに関する特性値として、他の値を採用することもできる。すなわち、特性値は、画像中に含まれる画素の集合であって、画像の外周に接する画素を含まず、画像の中心の画素を含む画素の集合が有する所定のパラメータに基づいて、求めてもよい。また、画像中に含まれる全画素のうち、一部のサンプルの画素のエッジ量に基づいて定めることもできる。さらに、特性値は、画像中における画素の位置に応じて重み付けを行って、エッジ量などのパラメータの平均を求めて得た値としてもよい。
また、全画素数に対するエッジ画素の割合を、画像のシャープネスに関する特性値として用いても良い。ここで「エッジ画素」とは、その画素位置におけるエッジ量が所定のエッジしきい値以上である画素である。この「エッジしきい値」は、画像の出力結果の感応評価に基づいて決めた値を用いることができる。例えば、輝度値の取りうる範囲が0〜255である場合に40をエッジしきい値としてもよい。
このように定められたエッジ画素の割合は、ぼやけた画像においては少なくなり、シャープな画像においては多くなる傾向がある。よって、エッジ画素の割合が所定の割合しきい値以上である画像を選択することによって、ぼやけた画像を出力対象から除くことができる。この「割合しきい値」は、画像の出力結果の感応評価に基づいて決めた値を用いることができる。例えば、全画素数の20%を所定の割合しきい値としても良い。
また、画質に基づいてディスプレイに表示する画像を選択する際には、他の量に基づいて選択を行ってもよい。たとえば、各候補画像の特徴点を抽出して、その特徴点の数の多いものを、ディスプレイに表示する画像として選択してもよい。その際、特徴点の数が等しい画像が複数ある場合には、より指示時間T0に近いものを選択することが好ましい。
C7.変形例7:
上記実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。例えば、CPUの機能の一部をハードウェア回路が実行するようにすることもできる。
このような機能を実現するコンピュータプログラムは、フロッピディスクやCD−ROM等の、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された形態で提供される。ホストコンピュータは、その記録媒体からコンピュータプログラムを読み取って内部記憶装置または外部記憶装置に転送する。あるいは、通信経路を介してプログラム供給装置からホストコンピュータにコンピュータプログラムを供給するようにしてもよい。コンピュータプログラムの機能を実現する時には、内部記憶装置に格納されたコンピュータプログラムがホストコンピュータのマイクロプロセッサによって実行される。また、記録媒体に記録されたコンピュータプログラムをホストコンピュータが直接実行するようにしてもよい。
この明細書において、ホストコンピュータとは、ハードウェア装置とオペレーションシステムとを含む概念であり、オペレーションシステムの制御の下で動作するハードウェア装置を意味している。コンピュータプログラムは、このようなホストコンピュータに、上述の各部の機能を実現させる。なお、上述の機能の一部は、アプリケーションプログラムでなく、オペレーションシステムによって実現されていても良い。
なお、この発明において、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスクやCD−ROMのような携帯型の記録媒体に限らず、各種のRAMやROM等のコンピュータ内の内部記憶装置や、ハードディスク等のコンピュータに固定されている外部記憶装置も含んでいる。
本発明の実施例であるプリンタ1を示す斜視図。 液晶ディスプレイ40とボタン群50とが設けられた操作パネルを拡大して示す平面図。 メモリカードに格納された動画データファイルに基づいて、静止画を印刷する際の手順を示すフローチャート。 液晶ディスプレイ40に動画が表示されている様子を示す図。 ステップS150でOKボタン582が押された後に、液晶ディスプレイ40に表示される画面を示す図。 静止画像Ic1,Ic2,Ic3を決定する際の処理を示す説明図。 静止画像Ic1,Ic2,Ic3を決定する際の手順を示すフローチャート。 画像のシャープネスに関する特性値の計算方法を示す図。 ユーザが、自ら選択した画像を確認するための表示を示す図。 ユーザが印刷する画像を選択する際に液晶ディスプレイ40に表示される静止画の時間間隔ΔTを決定する画面を示す図。 印刷する画像を選択する際に表示される静止画の数を決定する画面を示す図。
符号の説明
1…プリンタ
20…オートシードフィーダ
30…排紙トレイ
40…液晶ディスプレイ
50…ボタン群
52…電源ボタン
54…モードボタン群
56…設定ボタン
58…メニューボタン群
60…スタートボタン群
62…ストップボタン
70…カードスロット
100…CPU
110…動画表示部
120…静止画表示部
122…候補静止画像生成部
124…特性値演算部
126…静止画像決定部
130…印刷部
582…OKボタン
584…戻るボタン
586…選択ボタン群
588…印刷枚数ボタン群
At…矢印
Fe…暫定的に選択されている静止画を示す枠
Fe2…暫定的に選択されている数を示す枠
Ic1,Ic2,Ic3…静止画
Ic11,Ic12,Ic13…静止画像Ic1の候補静止画像
Ic21,Ic22,Ic23…静止画像Ic2の候補静止画像
Ic31,Ic32,Ic33…静止画像Ic3の候補静止画像
Icc…ユーザによって選択された静止画像
Is1,Is2,Is3…サンプルの画像
Mv…動画
P0…指示時刻T0を含む時間区間。
P1…Ic1が決定される候補時間区間。
P2…Ic2が決定される候補時間区間。
P3…Ic3が決定される候補時間区間。
Sc…時間スケール
T0…ユーザが動画を停止させた時刻(指示時刻)
T1…動画中で静止画像Ic1が表示される第1の時刻
T2…動画中で静止画像Ic2が表示される第2の時刻
T3…動画中で静止画像Ic3が表示される第3の時刻
Tc1,Tci1(i=1,2,3)…第1の候補時刻
Tc2,Tci2(i=1,2,3)…第2の候補時刻
Tc3,Tci3(i=1,2,3)…第3の候補時刻
ΔT…候補静止画像Ic11,Ic21,Ic31の時間間隔
ΔTc…候補静止画像Ici1,Ici2,Ici3(i=1,2,3)の時間間隔

Claims (8)

  1. 動画に基づいて静止画を印刷するための印刷装置であって、
    画像を表示するためのディスプレイと、
    前記ディスプレイに動画を表示することができる動画表示部と、
    前記動画の表示中に与えられるユーザの指示に応じて、前記動画中で前記指示が与えられた指示時刻を含む所定の時間区間内に表示される複数の動画用静止画像に基づいて、複数の静止画を前記ディスプレイに表示する静止画表示部と、
    前記ユーザによる前記複数の静止画のうちの一つの静止画の指定を受けて、前記指定された静止画を印刷する印刷部と、を備え
    前記静止画表示部は、
    前記指示時刻に基づいて、前記動画の再生時間に含まれる複数の候補時間区間を決定し、
    前記各候補時間区間について、前記動画中において前記各候補時間区間に含まれるいずれかの時刻に表示される複数の動画用静止画像の中から、最もシャープな動画用静止画像をそれぞれ選択し、
    前記各候補時間区間についてそれぞれ選択した前記動画用静止画像、前記複数の静止画として表示する印刷装置。
  2. 請求項1記載の印刷装置であって、
    前記静止画表示部は、
    前記動画中で前記指示時刻よりも早い前記候補時間区間に含まれるいずれかの時刻に表示される動画用静止画像の中から、前記選択を行い、前記複数の静止画のうちの一つの静止画として表示する、印刷装置。
  3. 請求項2記載の印刷装置であって、
    前記静止画表示部は、
    前記動画中で前記指示時刻よりも遅い前記候補時間区間に含まれるいずれかの時刻に表示される動画用静止画像の中から、前記選択を行い、前記複数の静止画のうちの他の一つの静止画として表示する、印刷装置。
  4. 請求項3記載の印刷装置であって、
    前記静止画表示部は、
    前記動画中で前記指示時刻を含む前記候補時間区間に含まれるいずれかの時刻に表示される動画用静止画像の中から、前記選択を行い、前記複数の静止画のうちの第3の静止画として表示する、印刷装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の印刷装置であって、
    前記静止画表示部は、
    前記ユーザによる基準時間間隔の指定を受けて、前記基準時間間隔に基づいて前記複数の候補時間区間の間隔を決定する、印刷装置。
  6. 請求項記載の印刷装置であって、
    前記静止画表示部は、
    前記ユーザによる前記基準時間間隔の指定を受けない場合には、前記複数の候補時間区間の間隔を0.20〜0.30秒とする、印刷装置。
  7. 印刷装置を使用して動画に基づいて静止画を印刷するための方法であって、
    (a)印刷装置が、画像を表示するためのディスプレイに動画を表示する工程と、
    (b)前記印刷装置が、前記動画の表示中に与えられるユーザの指示に応じて、前記動画中で前記指示が与えられた指示時刻を含む所定の時間区間内に表示される複数の動画用静止画像に基づいて、複数の静止画を前記ディスプレイに表示する工程と、
    (c)前記印刷装置が、前記ユーザによる前記複数の静止画のうちの一つの静止画の指定を受けて、前記指定された静止画を印刷する工程と、を備え
    前記複数の静止画を表示する工程(b)は、
    (b1)前記印刷装置が、前記指示時刻に基づいて、前記動画の再生時間に含まれる複数の候補時間区間を決定する工程と、
    (b2)前記印刷装置が、前記各候補時間区間について、前記動画中において前記各候補時間区間に含まれるいずれかの時刻に表示される複数の動画用静止画像の中から、最もシャープな動画用静止画像をそれぞれ選択する工程と、
    (b3)前記印刷装置が、前記各候補時間区間についてそれぞれ選択した前記動画用静止画像、前記複数の静止画として表示する工程と、を含む方法。
  8. 動画に基づいて静止画を印刷するためのコンピュータプログラムであって、
    画像を表示するためのディスプレイに動画を表示する機能と、
    前記動画の表示中に与えられるユーザの指示に応じて、前記動画中で前記指示が与えられた指示時刻を含む所定の時間区間内に表示される複数の動画用静止画像に基づいて、複数の静止画を前記ディスプレイに表示する機能と、
    前記ユーザによる前記複数の静止画のうちの一つの静止画の指定を受けて、前記指定された静止画を印刷する機能と、をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラムであり、
    前記複数の静止画を表示する機能は、
    前記指示時刻に基づいて、前記動画の再生時間に含まれる複数の候補時間区間を決定する機能と、
    前記コンピュータプログラムを実行する印刷制御装置が、前記各候補時間区間について、前記動画中において前記各候補時間区間に含まれるいずれかの時刻に表示される複数の動画用静止画像の中から、最もシャープな動画用静止画像をそれぞれ選択する機能と、
    前記各候補時間区間についてそれぞれ選択した前記動画用静止画像、前記複数の静止画として表示する機能と、を含む、コンピュータプログラム。
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