JP2006246145A - バランス型弾性波フィルタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 平衡−不平衡変換機能を有し、不平衡端子のインピ−ダンスと平衡端子のインピ−ダンスとの比が大きくされている弾性波フィルタ装置。
【解決手段】 不平衡端子3に縦結合共振子型の弾性表面波フィルタ素子である第1〜第4のフィルタ素子11〜14が接続されており、第1,第3のフィルタ素子11,13が直列接続されており、第3のフィルタ素子13が第1の平衡端子4に、第2,第3のフィルタ素子12,14が直列に接続されており、第4のフィルタ素子14の一端が第2の平衡端子5に接続されている、弾性波フィルタ装置1。
【選択図】 図1

Description

本発明は、弾性表面波や弾性境界波などの弾性波を利用したバランス型弾性波フィルタ装置に関し、より詳細には、縦結合共振子型の複数の弾性波フィルタ素子を用いて構成されている平衡−不平衡変換機能を有するバランス型弾性波フィルタ装置に関する。
弾性表面波フィルタは、移動体通信機器において、アンテナと差動アンプとの間に帯域フィルタとして接続されることが多い。この場合、アンテナは不平衡信号を入出力する。他方、差動アンプは平衡信号を入出力する。従って、アンテナと差動アンプとの間において、不平衡−平衡変換機能を有する部品を挿入する必要がある。よって、平衡−不平衡変換機能を有する弾性表面波フィルタを上記帯域フィルタとして用いた場合には、平衡−不平衡変換機能を実現する部品、すなわちバランを省略することができる。従って、従来、平衡−不平衡変換機能を有するバランス型弾性表面波フィルタが種々提案されている。
もっとも、アンテナの特性インピーダンスは通常50Ωであり、差動アンプの特性インピーダンスは100Ω以上であり、1000Ω程度であることも珍しくない。従って、平衡−不平衡変換機能を有する弾性表面波フィルタでは、インピーダンス変換機能をも併せ持つことが求められている。
下記の特許文献1には、このようなインピーダンス変換機能を有する平衡−不平衡変換機能を有する弾性表面波フィルタ装置が開示されている。
図5は、特許文献1に記載のバランス型弾性表面波フィルタ装置の電極構造を示す模式的平面図である。弾性表面波フィルタ装置101は、不平衡端子102と、第1,第2の平衡端子103,104とを有する。不平衡端子102に、第1,第2の縦結合共振子型弾性表面波フィルタ105,106が接続されている。弾性表面波フィルタ105,106は、それぞれ、第1〜第3のIDT105a〜105c,106a〜106cを有する3IDT型の縦結合共振子型弾性表面波フィルタである。IDT105a〜105c,106a〜106cの表面波伝搬方向両側には、それぞれ、反射器105d,105e,106d,106eが配置されている。
中央の第2のIDT105b,106bが、共通接続され、不平衡端子102に接続されている。弾性表面波フィルタ105の両側のIDT105a,105cが共通接続され、第1の平衡端子103に接続されている。また、弾性表面波フィルタ106の第1,第3のIDT106a,106cが共通接続されて第2の平衡端子104に接続されている。第1,第2の弾性表面波フィルタ105,106の位相は180度異ならされている。
特許文献1に記載の弾性表面波フィルタ装置101では、第1,第2の縦結合共振子型弾性表面波フィルタ105,106の表面波伝搬路が同じ方向に配置されており、かつ第1,第2の弾性表面波フィルタ105,106間の間隔をd1、使用されている圧電基板の厚みをtとしたときに、d1≦2.3×tまたはd1≧2.8×tとされており、それによって伝送特性が改善され得ると記載されている。
また、弾性表面波フィルタ装置101では、弾性表面波フィルタ105,106の入力インピーダンスをZとしたとき、不平衡端子102におけるインピーダンスは、弾性表面波フィルタ105,106の入力インピーダンスを並列接続したインピーダンスとなるため、約Z/2となる。平衡端子103,104におけるインピーダンスは、弾性表面波フィルタ105,106のインピーダンスを直列接続したインピーダンスであるため、約2Zとなる。従って、不平衡端子102におけるインピーダンスと、平衡端子103,104におけるインピーダンスとの比は約1:4とされ得る。
特開2002−290203号公報
上記のように、特許文献1に記載の弾性表面波フィルタ装置では、不平衡端子102側のインピーダンスと、平衡端子103,104側のインピーダンスとの比を約1:4とすることが可能とされている。
従って、例えばアンテナの入出力インピーダンスが50Ωであり、弾性表面波フィルタ装置の後段に接続される差動アンプの特性インピーダンスが200Ω程度である場合には、上記バランス型弾性表面波フィルタ装置101を好適に用いることができる。
しかしながら、近年、この種の用途で用いられる差動アンプの特性インピーダンスは200Ωよりも大きくなってきており、前述したように、1000Ω程度であることも珍しくない。
従って、特許文献1に記載のバランス型弾性表面波フィルタ装置101を用いたとしても、このような大きな特性インピーダンスを有する差動アンプが後段に接続される場合、インピーダンスを変換する部品をさらに接続しなければならなかった。すなわち、特許文献1に記載のバランス型弾性表面波フィルタ装置では、インピーダンス変換機能が十分でなく、従って入出力インピーダンス比をより一層大きくすることが可能なバランス型弾性表面波フィルタ装置が求められている。
他方、近年、弾性表面波フィルタだけでなく、弾性境界波などの他の弾性波を利用した弾性波フィルタ装置も知られている。弾性境界波フィルタは圧電基板と誘電体とが積層された境界にIDTを有しており、境界を伝搬する弾性境界波を用いる。弾性表面波フィルタとまったく同じような電極を形成して弾性境界波フィルタを構成できる。このような弾性波フィルタ装置一般においても、上記のように平衡−不平衡変換機能と、大きなインピーダンス変換機能とを有することが求められている。
本発明の目的は、上述した従来技術の現状に鑑み、平衡−不平衡変換機能を有するだけでなく、不平衡端子側のインピーダンスと平衡端子側のインピーダンスとの比がより一層大きくされたインピーダンス変換機能を有する弾性波フィルタ装置を提供することにある。
本発明は、不平衡端子と、第1,第2の平衡端子とを有する縦結合共振子型のバランス型弾性波フィルタ装置であって、縦結合共振子型の第1のフィルタ素子と、第1のフィルタ素子とは入力信号に対する出力信号の位相差が180度異なる、縦結合共振子型の第2のフィルタ素子と、縦結合型共振子型の第3のフィルタ素子と、第3のフィルタ素子とは入力信号に対する出力信号の位相差が180度異なる、縦結合型共振子型の第4のフィルタ素子とを備え、前記第1〜第4のフィルタ素子が不平衡端子に接続されており、該第1〜第4のフィルタ素子のIDTの内、前記不平衡端子に接続されているIDTが並列に接続されており、前記第3のフィルタ素子が第1の平衡端子に、第4のフィルタ素子が第2の平衡端子に接続されており、前記第3のフィルタ素子のIDTの内、第1の平衡端子に接続されているIDTが、前記第1のフィルタ素子の対応するIDTに直列接続されており、前記第4のフィルタ素子のIDTの内、前記第2の平衡端子に接続されているIDTが、第2のフィルタ素子の対応するIDTに直列接続されていることを特徴とする。
上記第3,第4のフィルタ素子は、好ましくは、第1,第2のフィルタ素子とそれぞれほぼ同一に構成される。ここで、ほぼ同一に構成されているとは、後述の直列重み付け等の重み付けの有無においてのみ異なる構造が、「ほぼ同一」の構造に含まれることを意味する。
本発明に係るバランス型弾性波フィルタ装置のある特定の局面では、平衡端子に接続されている前記IDTの電極指の内、平衡端子に接続されるIDTに隣り合っている電極指が、ア−ス電位に接続される電極指である。
本発明に係るバランス型弾性波フィルタ装置の他の特定の局面では、前記第1または第2の平衡端子に接続されるIDTの電極指の内、不平衡端子に接続されるIDTに隣り合っている電極指であって、ア−ス電位に接続される電極指でない少なくとも一部の電極指に直列重み付けが施されている。
本発明に係るバランス型弾性波フィルタ装置のさらに他の特定の局面では、前記弾性波として弾性表面波が用いられており、それによって弾性表面波フィルタ装置が構成されている。
本発明に係るバランス型弾性波フィルタ装置のさらに別の特定の局面では、前記弾性波として弾性境界波が用いられており、それによって弾性境界波フィルタ装置が構成されている。
本発明に係るバランス型弾性波フィルタ装置は、それぞれ、縦結合共振子型弾性波フィルタ素子である第1〜第4のフィルタ素子を備える。ここで、第1のフィルタ素子における入力信号に対する出力信号の位相差は、第2,第4のフィルタ素子における入力信号に対する出力信号の位相差と180度異なっており、第1〜第4のフィルタ素子が不平衡端子に接続されている。また、第1のフィルタ素子と第3のフィルタ素子とが接続されており、第3のフィルタ素子が第1の平衡端子に接続されている。また、第2のフィルタ素子と第4のフィルタ素子とが接続されており、第4のフィルタ素子が第2の平衡端子に接続されている。従って、平衡−不平衡変換機能を有する。
また、第1〜第4のフィルタ素子の不平衡端子に接続されているIDTが並列接続されており、第3のフィルタ素子の第1の平衡端子に接続されているIDTが第1のフィルタ素子の対応する位置のIDTに直列接続されており、かつ第4のフィルタ素子の第2の平衡端子に接続されているIDTが第2のフィルタ素子の対応するIDTに直列接続されているため、不平衡端子におけるインピ−ダンスと、平衡端子側におけるインピ−ダンスとの比を1対16とすることが可能とされている。従って、平衡−不平衡変換機能を有し、大きなインピ−ダンス変換機能を有するバランス型弾性波フィルタ装置を提供することが可能となる。
本発明において、不平衡端子に接続されているIDTの電極指の内、平衡端子に接続されているIDTに隣り合っている電極指が、ア−ス電位に接続される電極指である場合には、通過帯域外における減衰量の拡大を図ることができ、かつ平衡端子から取り出される信号の平衡度を改善することができる。
第1または第2の平衡端子に接続されているIDTの電極指の内、不平衡端子に接続されているIDTに隣り合っている電極指であって、ア−ス電位に接続される電極指ではない少なくとも一部の電極指が直列重み付けされている場合には、平衡度をより一層高めることができる。
以下、図面を参照しつつ本発明の具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
図1は、本発明の一実施形態に係る弾性表面波フィルタ装置の模式的平面図である。本実施形態では、バランス型弾性波フィルタ装置として、図示の電極構造を有する弾性表面波フィルタ装置1が構成されている。
弾性表面波フィルタ装置1は、圧電基板2を有する。圧電基板2はLiTaO3、LiNbO3もしくは水晶などの圧電単結晶または圧電セラミックスにより構成されている。また、圧電基板2は、圧電材料からなる基板または絶縁基板上に圧電薄膜を形成した構造を有していてもよい。
弾性表面波フィルタ装置1は、平衡−不平衡変換機能を有するバランス型弾性表面波フィルタ装置であり、不平衡端子3と、第1,第2の平衡端子4,5とを有する。
圧電基板2上には、弾性波フィルタ素子である第1〜第4のフィルタ素子11〜14が構成されている。第1〜第4のフィルタ素子11〜14は、いずれも3IDT型の縦結合共振子型の弾性表面波フィルタ素子である。3IDT型とは表面波伝搬方向に配置された3個のIDTを有する形式の構造を言う。例えば、第1のフィルタ素子11は、弾性表面波伝搬方向に沿って配置された第1〜第3のIDT21〜23を有する。IDT21〜23の設けられている領域の表面波伝搬方向両側に反射器24a,24bが設けられている。
同様に、第2のフィルタ素子12は、第1〜第3のIDT25〜27及び反射器28a,28bを有し、第3のフィルタ素子13は、第1〜第3のIDT31〜33及び反射器34a,34bを有し、第4のフィルタ素子14は、第1〜第3のIDT35〜37及び反射器38a,38bを有する。
本実施形態では、第1〜第4のフィルタ素子11〜14において、3個のIDTの内の中央に配置された第2のIDT22,26,32,36が接続点6で共通接続され、1ポ−ト型弾性表面波共振子7を介して不平衡端子3に接続されている。すなわち、不平衡端子3に対し、第1〜第4のフィルタ素子11〜14が並列接続されている。
1ポ−ト型弾性表面波共振子7は、IDT7aと、IDT7aの両側に配置された反射器7b,7cとを有する。
上記IDT22,26,32,36の不平衡端子3に接続されている側とは反対側の端部はア−ス電位に接続されている。
ところで、第1のフィルタ素子11の入力信号に対する出力信号の位相差と、第2のフィルタ素子12における入力信号に対する出力信号の位相差とは180度異ならされている。すなわち、第1のフィルタ素子11の極性と、第2のフィルタ素子12の極性とは反転されている。
また、第3,第4のフィルタ素子13,14は、それぞれ、第1,第2のフィルタ素子11,12とほぼ同様に構成されている。すなわち、第1のフィルタ素子11と、第3のフィルタ素子13とは第3のフィルタ素子13において直列重み付けが施されていることを除いては、同様に構成されている。なお、第2,第4のフィルタ素子12,14は同様に構成されている。
他方、第1のフィルタ素子11の第2のIDT22の両側に位置する第1,第3のIDT21,23の一端はア−ス電位に接続されており、他端が、それぞれ、第3のフィルタ素子13において対応するIDTである第1,第3のIDT31,33に接続されている。第1,第3のIDT31,33は、IDT21,23に接続されている側とは反対側の端部が共通接続され、さらに1ポ−ト型弾性表面波共振子8を介して第1の平衡端子4に接続されている。
また、第2のフィルタ素子12の第1,第3のIDT25,27の各一端はア−ス電位に接続されている。第1,第3のIDT25,27のア−ス電位に接続されている側とは反対側の端部が、第4のフィルタ素子14において対応する第1,第3のIDT35,37に接続されている。IDT35,37のIDT25,27に接続されている側とは反対側の端部は共通接続され、1ポ−ト型弾性表面波共振子9を介して第2の平衡端子5に接続されている。
1ポ−ト型弾性表面波共振子8は、IDT8aと、反射器8b,8cとを有し、同様に、1ポ−ト型弾性表面波共振子9も、IDT9aと、反射器9b,9cとを有する。
上記のように、IDT21,23とIDT31,33とを接続することにより、不平衡端子3と第1の平衡端子4との間で第1,第3のフィルタ素子11,13が直列に接続されている。同様に、IDT25,27とIDT35,37とを接続することにより、不平衡端子3と第2の平衡端子5との間で第2,第4のフィルタ素子12,14が、直列接続されている。
また、本実施形態では、第2のフィルタ素子12のIDT25,27のIDT26側に隣り合っている電極指を含む一部の電極指に直列重み付けが施されている。すなわち、IDT25,27のIDT26に隣り合っている電極指25a,27aと、次の位置に位置する電極指が設けられている部分に至るように浮き電極指25b,27bを設けるようにして、直列重み付けが施されている。
同様に、第4のフィルタ素子14においても、第2のフィルタ素子12の場合と同様に、IDT35,37のIDT36に隣り合っている電極指35a,37aを含む一部の電極指において、浮き電極指35b,37bを設けることにより直列重み付けが施されている。
また、第3のフィルタ素子13においても、IDT31,33のIDT32に隣り合っている電極指31a,33aを含む一部の電極指において、浮き電極指31b,33bを設けることにより直列重み付けが施されている。
本実施形態の弾性表面波フィルタ装置1では、上記のように不平衡端子3に並列に第1〜第4のフィルタ素子11〜14が接続されており、不平衡端子3と第1の平衡端子4との間に第1,第3のフィルタ素子11,13が直列接続されており、不平衡端子3と第2の平衡端子5との間に、第2,第4のフィルタ素子12,14が直列に接続されている。従って、平衡−不平衡変換機能が実現されている。
しかも、第1〜第4のフィルタ素子11〜14のそれぞれのインピ−ダンスをZとした場合、不平衡端子3側から見ると、フィルタ素子11〜14が並列接続されているため、不平衡端子3側のインピ−ダンスはZ/4となる。すなわち、この並列接続構造により、4倍のインピ−ダンス変換機能が実現されることになる。他方、第1,第2の平衡端子4,5間には、第1〜第4のフィルタ素子11〜14が直列接続されることになるため、平衡端子4,5側におけるインピ−ダンスは4Zとなる。従って、弾性表面波フィルタ装置1全体としてみた場合、不平衡端子3側におけるインピ−ダンスと、平衡端子4,5側のインピ−ダンスとの比は約1対16とすることができ、インピ−ダンス変換機能を著しく大きくすることが可能とされている。
よって、本実施形態によれば、平衡−不平衡変換機能を有し、しかも16倍という大きなインピ−ダンス変換機能を有する弾性表面波フィルタ装置1を提供することが可能となる。
また、弾性表面波フィルタ装置1では、不平衡端子3に接続されているIDT22,26,32,36の表面波伝搬方向最外側の電極指22a,22b,26a,26b,32a,32b,36a,36bはア−ス電位に接続されている電極指である。
平衡−不平衡変換機能を有する弾性表面波フィルタ装置では、平衡信号が印加される電極指と、不平衡信号が印加される電極指とが隣接すると、直達波が生じ、帯域外における減衰量が損なわれたり、平衡信号の平衡度が損なわれたりする。本実施形態では、上記のように、IDT22,26,32,36の最外側電極指がア−ス電位に接続されている電極指とされている。従って、IDT22,26,32,36における不平衡信号が入力される電極指が、IDT22,26,32,36の最外側電極指とはならない。よって、不平衡信号が印加される電極指が、平衡信号が印加されるIDT21,23,25,27,31,33,35,37の最外側電極指と直接隣り合うことはない。従って、上記直達波の発生を抑制することができ、帯域外減衰量を十分な大きさとすることができ、かつ平衡度を高めることが可能とされている。
加えて、本実施形態では、上記のように、IDT25,27,31,33,35,37のIDT26,32,36側に隣接している部分において、少なくとも一部の電極指に直列重み付けが施されていた。この直列重み付けを施すことにより平衡度をより一層改善することが可能とされている。
すなわち、平衡端子4または5に接続されているIDT21,23,25,27,31,33,35,37の電極指の内、不平衡端子3に接続されているIDT22,26,32,36に隣接している最外側電極指としては、ア−ス電位に接続されている電極指と、信号が印加される電極指とが存在する。
ア−ス電位に接続されている上記最外側電極指では、隣接するIDT22,26,32,36の最外側電極指もア−ス電位に接続される電極指とされているので、IDT−IDT間のギャップにおいて表面波の受励振は行われない。例えば、IDT21とIDT22とが隣り合っている部分では、IDT21の最外側電極指21aはア−ス電位に接続される電極指であり、IDT22の最外側電極指22aもア−ス電位に接続される電極指であるため、IDT21−IDT22間のギャップにおいて弾性表面波は受励振されない。
これに対して、第2のフィルタ素子12のIDT25とIDT26との間のギャップでは、弾性表面波の受励振が生じる。すなわち、IDT25のIDT26側の最外側電極指25aには信号が印加されるので、IDT26の最外側電極指26aとの間で弾性表面波の受励振が生じる。同様に、IDT22,23間のギャップでは、弾性表面波の受励振は生じないが、IDT26,27間のギャップでは、弾性表面波の受励振が生じる。そこで、第1のフィルタ素子11側と、第2のフィルタ素子12側において、上記弾性波の受励振の有無の差が生じ、フィルタの対称性が損なわれることになる。このように、フィルタの対称性が損なわれると、平衡度が損なわるおそれがある。
そこで、本実施形態では、第2のフィルタ素子12において、上記直列重み付けを施すことにより、IDT25,26間のギャップ及びIDT26,27間のギャップにおける表面波の受励振が弱められている。すなわち、IDT25,26間のギャップにおける表面波の受励振及びIDT26,27間のギャップにおける表面波の受励振を弱めるように、IDT25,27に直列重み付けが行われている。
従って、弾性表面波フィルタ装置1全体としての対称性が高められ、平衡度が改善されている。
なお、本発明においては、上記1ポ−ト型弾性表面波共振子7〜9は必ずしも設けられずともよい。
上記実施形態の弾性表面波フィルタ装置1では、上記のように、フィルタ装置全体の対称性を高めるために、第2〜第4のフィルタ素子12〜14において、IDT25,26間及びIDT26,27間、IDT31,32間、IDT32,33間、IDT35,36間、IDT36,37間の各ギャップにおける表面波の受励振を抑制するように直列重み付けが行われていた。このような直列重み付けによりフィルタ装置の対称性を高める構造は、さまざまに変形することができる。
例えば、図2に示す変形例の弾性表面波フィルタ装置41は、第3のフィルタ素子13Aにおいて、上記直列重み付けが施されていないことを除いては、弾性表面波フィルタ装置1と同様に構成されている。この場合においても、第1,第2のフィルタ素子11,12が設けられている部分では対称性は高められるため、本変形例においても、フィルタ装置全体としての対称性を改善することが可能とされている。
図3は本発明の他の実施形態に係る、弾性表面波フィルタ装置の電極構造を示す模式的平面図である。本実施形態の弾性表面波フィルタ装置51では、11B〜14Bの電極構造については、直列重み付けが施されている部分を除いては、図2に示した変形例と同様である。従って、同一部分においては、同一の参照番号をすることにより、その説明を省略する。
ところで、本実施形態では、第1〜第4のフィルタ素子11B〜14Bの第1,第3のIDT21,23,25,27,31,33,35,37の一端が接続点6に接続され、1ポ−ト型弾性表面波共振子7を介して不平衡端子3に接続されている。IDT21,23,25,27,31,33,35,37の他端はア−ス電位に接続されている。従って、第1〜第4のフィルタ素子11B〜14Bは、不平衡端子3に並列に接続されていることになる。
他方、第1のフィルタ素子11Bの第2のIDT22の一端がア−ス電位に接続されており、他端が第3のフィルタ素子13Bの対応する第2のIDT32の一端に接続されている。第2のIDT32の他端は、1ポ−ト型弾性表面波共振子8を介して第1の平衡端子4に接続されている。
同様に、第2のフィルタ素子12Bの第2のIDT26の一端がア−ス電位に、他端が第4のフィルタ素子14Bの対応する第2のIDT36の一端に接続されている。IDT36の他端は1ポ−ト型弾性表面波共振子9を介して第2の平衡端子5に接続されている。
従って、本実施形態においても、第1のフィルタ素子11Bと第3のフィルタ素子13Bとが直列に接続されており、第2のフィルタ素子12Bと第4のフィルタ素子14Bとが直列に接続されている。
このように、本発明においては、不平衡端子3に第1〜第4のフィルタ素子の第1,第3のIDT21,23,25,27,31,33,35,37が接続され、第1,第2の平衡端子4,5に、第3,第4のフィルタ素子の中央の第2のIDT32,36がそれぞれ接続されている構成であってもよい。
本実施形態においても、不平衡端子3に接続されているIDT21,23,25,27,31,33,35,37の電極指の内、平衡端子4,5に接続されているIDTに隣り合っている電極指は、全てア−ス電位に接続されている。すなわち、IDT21の電極指21Aは平衡端子に接続されているIDT22に隣り合っている電極指であるが、ア−ス電位に接続されている。このように、不平衡端子3に接続されているIDTの電極指の内、平衡端子に接続されているIDTに隣り合っている電極指が全てア−ス電位に接続されているため、図1に示した実施形態の場合と同様に、直達波を抑制でき、帯域外減衰量の角度及び平衡度を改善を図ることができる。
加えて、本実施形態においても、直列重み付けを施すことにより、平衡度の改善が図られている。すなわち、第2のフィルタ素子12Bの中央の第2のIDT26において、IDT25,27に隣り合う電極指を含む一部の電極指に直列重み付けが施されている。具体的には、IDT26の表面波伝搬方向両側の電極指26a,26bと、次の位置に位置する電極指が設けられている部分に浮き電極指26c,26dを設けるようにして直列重み付けが施されている。他方、IDT25,27においては、直列重み付けが施されていない。この場合においても、IDT25,26間及びIDT26,27間においては、上記直列重み付けにより、表面波の受励振が抑制される。
弾性表面波フィルタ装置51では、第4のフィルタ素子14Bにおいても同様に第2のIDT36において直列重み付けが施されており、両側の第1,第3のIDT35,37においては直列重み付けが施されていない。
本発明において、第1〜第4のフィルタ素子11〜14は、いずれも5IDT型の縦結合型共振子型の弾性表面波フィルタ素子であってもよい。
上述してきた実施形態及び変形例の弾性表面波フィルタ装置は、上記のように弾性表面波を利用したものであるが、本発明は、弾性表面波に代えて、弾性境界波などの他の弾性波を用いたものであってもよい。図4は、弾性境界波フィルタ装置の構造を模式的に示す正面断面図である。この弾性境界波フィルタ装置71では、第1の媒質層としての圧電基板72と、第2の媒質層としての誘電体73とが積層されている。圧電基板72と誘電体73との境界に複数のIDTを有する電極74が形成されている。この境界を伝搬する弾性境界波を利用してフィルタとしての特性が得られる。この場合、弾性境界波フィルタ装置71の電極74の構造を、前述した弾性表面波フィルタについての実施形態における電極構造と同様に形成することにより、本発明の弾性波フィルタ装置を構成することができる。
本発明の一実施形態に係る弾性表面波フィルタ装置の模式的平面図。 図1に示した実施形態の変形例に係る弾性表面波フィルタ装置を示す模式的平面図。 本発明の他の実施形態に係る弾性表面波フィルタ装置を示す模式的平面図。 本発明が適用される弾性境界波装置の模式的正面段断面図。 従来のバランス型弾性表面波フィルタ装置を説明するための模式的平面図。
符号の説明
1…弾性表面波フィルタ装置
2…圧電基板
3…不平衡端子
4,5…第1,第2の平衡端子
6…接続点
7〜9…弾性表面波共振子
7a…IDT
7b,7c…反射器
8a…IDT
8b,8c…反射器
9a…IDT
9b,9c…反射器
11〜14…第1〜第4のフィルタ素子
11B〜14B…第1〜第4のフィルタ素子
13A…第3のフィルタ素子
21〜23…第1〜第3のIDT
22a,22b…電極指
24a,24b…反射器
25〜27…第1〜第3のIDT
25a,27a…電極指
25b,27b…浮き電極指
26a,26b…電極指
26c,26d…浮き電極指
28a,28b…反射器
31〜33…第1〜第3のIDT
31A,33A…IDT
31a,33a…電極指
32a,32b…電極指
31b,33b…浮き電極指
34a,34b…反射器
35〜37…第1〜第3のIDT
35a,37a…電極指
35b,37b…浮き電極指
38a,38b…反射器
41…弾性表面波フィルタ装置
51…弾性表面波フィルタ装置
71…弾性境界波フィルタ装置
72…圧電基板
73…誘電体
74…電極

Claims (5)

  1. 縦結合共振子型の第1のフィルタ素子と、
    第1のフィルタ素子とは入力信号に対する出力信号の位相差が180度異なる、縦結合共振子型の第2のフィルタ素子と、
    縦結合型共振子型の第3のフィルタ素子と、
    第3のフィルタ素子とは入力信号に対する出力信号の位相差が180度異なる、縦結合型共振子型の第4のフィルタ素子とを備え、
    前記第1〜第4のフィルタ素子が不平衡端子に接続されており、該第1〜第4のフィルタ素子のIDTの内、前記不平衡端子に接続されているIDTが並列に接続されており、
    前記第3のフィルタ素子が第1の平衡端子に、第4のフィルタ素子が第2の平衡端子に接続されており、
    前記第3のフィルタ素子のIDTの内、前記第1の平衡端子に接続されているIDTが、第1のフィルタ素子の対応するIDTに直列接続されており、
    前記第4のフィルタ素子のIDTの内、前記第2の平衡端子に接続されているIDTが、第2のフィルタ素子の対応するIDTに直列接続されていることを特徴とする、バランス型弾性波フィルタ装置。
  2. 不平衡端子に接続されている前記IDTの電極指の内、平衡端子に接続されるIDTに隣り合っている電極指が、ア−ス電位に接続される電極指である、請求項1に記載のバランス型弾性波フィルタ装置。
  3. 前記第1または第2の平衡端子に接続されるIDTの電極指の内、不平衡端子に接続されるIDTに隣り合っている電極指であって、ア−ス電位に接続される電極指ではない少なくとも一部の電極指に直列重み付けが施されている、請求項2に記載のバランス型弾性波フィルタ装置。
  4. 前記弾性波として弾性表面波が用いられており、それによって弾性表面波フィルタ装置が構成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載のバランス型弾性波フィルタ装置。
  5. 前記弾性波として弾性境界波が用いられており、それによって弾性境界波フィルタ装置が構成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載のバランス型弾性波フィルタ装置。

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