JP2006244639A - データ記録再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、磁気ヘッドに送り込まれる磁気テープの幅方向の振れを低減することができるデータ記録再生装置を提供することにある。
【解決手段】 本発明は、走行する磁気テープMTの幅方向の振れを規制する第1ガイドローラ3a、第2ガイドローラ3b、第3ガイドローラ3c及び第4ガイドローラ3dを備えると共に、走行する磁気テープMTの上流側から下流側に向かって、第1ガイドローラ3a、第2ガイドローラ3b、磁気ヘッドH、第3ガイドローラ3c及び第4ガイドローラ3dがこの順番に配置されており、第1ガイドローラ3a及び第4ガイドローラ3dの配置位置が、第2ガイドローラ3b及び第3ガイドローラ3cの配置位置に対して湾曲した磁気テープMTの凸側となる方向に変位している。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えば磁気テープや光磁気テープのようなテープ状記録媒体に対してデータの記録及び再生を行うデータ記録再生装置に関する。
磁気テープに対して磁気ヘッドがデータの記録再生を行う、いわゆる磁気テープドライブには、磁気ヘッドに向かって送り込まれる磁気テープの幅方向の振れを規制するために複数のガイドローラが配設されている。図10は、従来の磁気テープドライブを示す図であり、図10(a)は、従来の磁気テープドライブの構成説明図、(b)は、図10(a)中のIII方向からガイドローラを見た図である。図10(a)に示すように、磁気テープドライブでは、例えば、磁気テープカートリッジTCのカートリッジ側リールRCに巻回された磁気テープMTが、巻取リール2で巻き取られることによって磁気ヘッドHに向かって送り込まれる。このような従来の磁気テープドライブでは、ガイドローラ3が、磁気ヘッドHに対して、走行する磁気テープMTの上流側と下流側とにそれぞれ配置されている。そして、図10(b)に示すように、ガイドローラ3は、磁気テープMTをその周面で受け止める円柱形状のローラ部4と、このローラ部4の上下端に設けられて、磁気テープMTの幅方向の振れを規制する上フランジ5aと下フランジ5bとを備えている。そして、上フランジ5aと下フランジ5bとの間隔は、磁気テープMTのエッジダメージを低減するために、磁気テープMTの幅と比較して僅かに広めに設定されている。そのため、走行する磁気テープMTは、その幅方向に僅かに振れることとなる。
その一方で、磁気テープには、磁気情報が書き込まれるデータトラックに磁気ヘッドを追従させるためのサーボ信号が書き込まれている(例えば、特許文献1参照)。その結果、磁気テープドライブでは、磁気テープがその幅方向に振れたとしても磁気ヘッドがデータトラックに追従するので、データトラックに対する磁気情報の記録や再生は的確に行われる。
特開平8−30942号公報
ところが、近年、磁気テープは、高記録密度化が進んでおり、データトラックの幅及び間隔が極めて狭くなっている。したがって、磁気ヘッドをデータトラックに的確に追従させるためには、磁気テープの幅方向の振れが低減されなければならない。
そこで、本発明の課題は、ヘッドに送り込まれるテープ状記録媒体の幅方向の振れを低減することができるデータ記録再生装置を提供することにある。
前記課題を解決した本発明のデータ記録再生装置は、幅方向に湾曲して一側縁が凸となるように形成されたテープ状記録媒体に対してヘッドがデータの記録及び再生の少なくともいずれかを行うデータ記録再生装置であって、走行するテープ状記録媒体の幅方向の振れを規制する第1ガイドローラ、第2ガイドローラ、第3ガイドローラ及び第4ガイドローラを備えると共に、走行するテープ状記録媒体の上流側から下流側に向かって、前記第1ガイドローラ、前記第2ガイドローラ、前記ヘッド、前記第3ガイドローラ及び前記第4ガイドローラがこの順番に配置されており、前記第1ガイドローラ及び前記第4ガイドローラの配置位置が、前記第2ガイドローラ及び前記第3ガイドローラの配置位置に対してテープ状記録媒体の凸側となる方向に変位していることを特徴とする。
このデータ記録再生装置では、テープ状記録媒体が第1乃至第4ガイドローラで案内されつつヘッドに送り込まれる際に、テープ状記録媒体には所定のテンションが掛けられる。そして、テープ状記録媒体は、予め幅方向に湾曲するように形成されているので、凸側となる一側縁と比較してその反対側となる他側縁は、伸ばされてそのテンションが大きくなる。その結果、走行するテープ状記録媒体には、テンションが大きな他側縁の外側に向かって移動する力が生起する。一方、このデータ記録再生装置は、第1ガイドローラ及び第4ガイドローラの配置位置が、第2ガイドローラ及び第3ガイドローラの配置位置に対してテープ状記録媒体の凸となる方向に変位している。その結果、第1ガイドローラ、及び第4ガイドローラのそれぞれが、他側縁の外側に向かって移動しようとする力に基づくテープ状記録媒体の振れを規制しつつ、磁気テープの凸側で第2ガイドローラ及び第3ガイドローラが一側縁の外側に向かうテープ状記録媒体の振れを規制する。したがって、このデータ記録再生装置では、ヘッドに送り込まれるテープ状記録媒体の幅方向の振れが低減される。
また、このようなデータ記録再生装置において、前記第2ガイドローラがテープ状記録媒体の凸となる前記一側縁側に設けられた第1フランジを有すると共に、前記第1ガイドローラがテープ状記録媒体の他側縁側に設けられた第2フランジを有しており、前記第1フランジによるテープ状記録媒体の振れの規制位置と、前記第2フランジによるテープ状記録媒体の触れの規制位置との間隔が、テープ状記録媒体の幅に1〜30μmが加算された間隔に設定されているものが望ましい。
また、このようなデータ記録再生装置において、前記第3ガイドローラがテープ状記録媒体の凸となる前記一側縁側に設けられた第1フランジを有すると共に、前記第4ガイドローラがテープ状記録媒体の他側縁側に設けられた第2フランジを有しており、前記第1フランジによるテープ状記録媒体の振れの規制位置と、前記第2フランジによるテープ状記録媒体の触れの規制位置との間隔が、テープ状記録媒体の幅に1〜30μmが加算された間隔に設定されているものが望ましい。
本発明のデータ記録再生装置によれば、ヘッドに送り込まれるテープ状記録媒体の幅方向の振れを低減することができる。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。本実施形態においては、データ記録再生装置の一例である磁気テープドライブについて説明する。
参照する図面において、図1は、本実施形態に係る磁気テープドライブの構成を説明するための構成説明図、図2は、第1乃至第4ガイドローラの位置関係を示す模式図であり、図1中のII方向から第1乃至第4ガイドローラを見た図、図3は、本実施形態に係る磁気テープドライブに使用する磁気テープを示す図であり、(a)は磁気テープを部分的に示す平面図、(b)は(a)中のX−X断面を模式的に示す図である。なお、以下の説明において、上下は、磁気テープドライブの典型的な使用状態を基準とし、特に、図2を参照した説明では、紙面上側を鉛直方向上側とし、紙面下側を鉛直方向下側とする。
図1に示すように、磁気テープドライブ1は、磁気テープカートリッジTC内に収納された磁気テープMTに対してデータ(磁気情報)の記録再生を行う装置であり、巻取リール2、磁気ヘッドH、第1ガイドローラ3a、第2ガイドローラ3b、第3ガイドローラ3c及び第4ガイドローラ3dを備えている。なお、磁気テープMTは、特許請求の範囲にいう「テープ状記録媒体」に相当する。
巻取リール2は、図示しないモータ等の駆動装置によって回転することによって、カートリッジ側リールRCに巻回された磁気テープMTを巻き取るように構成されている。
磁気ヘッドHは、カートリッジ側リールRCから巻取リール2に向かって走行する磁気テープMTに対してデータの記録再生を行うものである。この磁気ヘッドHは、公知の複合型記録再生ヘッドを使用することができるが、記録及び再生のいずれか一方を行うものであってもよい。
第1ガイドローラ3a、第2ガイドローラ3b、第3ガイドローラ3c及び第4ガイドローラ3d(以下、これらを特定しない場合は、単に「ガイドローラ3」という)は、走行する磁気テープMTの幅方向の振れを規制するものである。第1ガイドローラ3a、第2ガイドローラ3b、第3ガイドローラ3c及び第4ガイドローラ3dは、走行する磁気テープMTの上流側から下流側に向かってこの順番に配置されており、磁気ヘッドHは、第2ガイドローラ3bと第3ガイドローラ3cとの間に配置されている。ここで図2を併せて参照すると明らかなように、各ガイドローラ3は、磁気テープMTをその周面で受け止める円柱形状のローラ部4と、このローラ部4の両端のそれぞれに上フランジ5aと下フランジ5bとを備えている。なお、上フランジ5aは、後記するように磁気テープMTの凸側となる一側縁6a側に設けられ、下フランジ5bは、一側縁6aの反対側の他側縁6b側に設けられている。第2ガイドローラ3bの上フランジ5a及び第3ガイドローラ3cの上フランジ5aは、特許請求の範囲にいう「第1フランジ」に相当し、第1ガイドローラ3a及び第4ガイドローラ3dの下フランジ5bは、特許請求の範囲にいう「第2フランジ」に相当する。
このような磁気テープドライブ1は、図2に示すように、外側にある第1ガイドローラ3a及び第4ガイドローラ3dの配置位置が、内側にある第2ガイドローラ3b及び第3ガイドローラ3cの配置位置に対して磁気テープMTの凸側(鉛直方向上側)となる方向に変位している。
そして、第2ガイドローラ3bの上フランジ5a(第1フランジ)における磁気テープMTの規制位置Aと、第1ガイドローラ3aの下フランジ5b(第2フランジ)における磁気テープMTの規制位置Bとの間隔W2は、磁気テープMTの幅W1に1〜30μmが加算された間隔に設定されることが望ましい。同様に、第3ガイドローラ3cの上フランジ5a(第1フランジ)における磁気テープMTの規制位置Cと、第4ガイドローラ3dの下フランジ5b(第2フランジ)における磁気テープMTの規制位置Dとの間隔W3は、磁気テープMTの幅W1に1〜30μmが加算された間隔に設定されることが望ましい。なお、磁気テープドライブ1では、間隔W2と間隔W3とが同一であっても異なっていてもよい。つまり、第1ガイドローラ3a及び第2ガイドローラ3bと、第3ガイドローラ3c及び第4ガイドローラ3dとは、磁気ヘッドHを挟んで対称に配置されていても、あるいは非対称に配置されていてもよい。
このような磁気テープドライブ1には、通常、6.35〜25.4mm(0.25〜1インチ)幅規格の磁気テープMTが使用されればよい。このような磁気テープMTは、全体の厚みが4〜10μmのものが好適であり、PET、PEN、アラミド等の樹脂フィルム上にその表裏で合計2層以上の磁性層(合計厚み:0.3μm以下)が形成されたものである。ちなみに、本実施形態での磁気テープMTは、磁性層側の表面粗度が、1〜7nm(AFR−Ra)程度、バックコート層側の表面粗度が、10〜35nm(AFR−Ra)程度のものが使用されている。
そして、磁気テープMTは、図3(a)に示すように、その幅方向に湾曲して一側縁6aが凸となり、他側縁6bが凹となるように形成されている。本実施形態での磁気テープMTの湾曲量は、磁気テープMTのエッジ上で距離L(m)にある2点間を結ぶ基準線Sからエッジまでの最大距離がD(mm)である場合に、D/L(mm/m)で表わしており、このD/Lは、4(mm/m)以下が望ましい。
なお、このように湾曲した磁気テープMTは、例えば、特開2003−346454号公報に開示されている方法を使用して製造することができる。
また、磁気テープMTは、図3(b)に示すように、幅方向に反っているものが望ましく、磁気テープMTの突出量Pが、1.5mm以下のものを選択して使用することが望ましい。
次に、本実施形態に係る磁気テープドライブ1の動作について説明する。この磁気テープドライブ1では、図1に示すように、巻取リール2が回転すると、磁気テープMTが、磁気テープカートリッジTCのカートリッジ側リールRCから送り出されると共に、送り出された磁気テープMTは、巻取リール2に巻き取られていく。そして、磁気ヘッドHは、カートリッジ側リールRCと巻取リール2との間を走行する磁気テープMTに対してデータ(磁気情報)の記録再生を行う。なお、磁気テープMTの走行速度は、1〜15m/s程度に設定すればよく、磁気テープMTに掛けるテンションは、0.196〜1.96N(20〜200gf)程度に設定すればよい。そして、第1ガイドローラ3a、第2ガイドローラ3b、第3ガイドローラ3c及び第4ガイドローラ3dは、走行する磁気テープMTが磁気ヘッドHに送り込まれるように案内する。
その一方、走行する磁気テープMTは、予め幅方向に湾曲するように形成されているので(図3(a)参照)、凸側となる一側縁6aと比較してその反対側となる他側縁6bは、より長く伸ばされてそのテンションが大きくなる。その結果、走行する磁気テープMTには、テンションが大きな他側縁6bの外側、つまり、図2に示す下側に向かって移動する力が生起する。
そして、この磁気テープドライブ1では、第1ガイドローラ3a及び第4ガイドローラ3dの配置位置が、第2ガイドローラ3b及び第3ガイドローラ3cの配置位置に対して磁気テープMTの凸側となる方向、つまり、図2に示す上側に変位している。その結果、下側に向かって振れようとする磁気テープMTの他側縁6bは、第1ガイドローラ3a及び第4ガイドローラ3dのそれぞれの下フランジ5b(第2フランジ)に当接する。
そして、第1ガイドローラ3aと第4ガイドローラ3dとの間で上側に凸となる磁気テープMTの一側縁6aは、第2ガイドローラ3b及び第3ガイドローラ3cの上フランジ5a(第1フランジ)に当接する。その結果、磁気ヘッドHに送り込まれる磁気テープMTは、幅方向の振れが低減される。
したがって、磁気テープドライブ1によれば、たとえ高記録密度化された磁気テープMTが使用されたとしても、磁気ヘッドHは、磁気テープMTに書き込まれたサーボ信号を正確に読み出して、データトラックに的確に追従することができる。
また、巻取リール2(図1参照)に巻き取られる磁気テープMTの幅方向の振れが低減されるので、巻取リール2における磁気テープMTの巻き姿が良好となる。
そして、この磁気テープドライブ1では、磁気テープドライブ1では、間隔W2(図2参照)が、磁気テープMTの幅W1(図2参照)に1〜30μmが加算された間隔に設定され、間隔W3(図2参照)が、磁気テープMTの幅W1(図2参照)に1〜30μmが加算された間隔に設定されているので、磁気ヘッドHに送り込まれる磁気テープMTの幅方向の振れがより低減される。
また、この磁気テープドライブ1では、第1ガイドローラ3a及び第4ガイドローラ3dにおける磁気テープMTの一側縁6aと上フランジ5aとの間、及び第2ガイドローラ3b及び第3ガイドローラ3cにおける磁気テープMTの他側縁6bと下フランジ5bとの間にクリアランスを設けることができる。その結果、磁気テープMTの幅に誤差やムラがあったとしても磁気テープMTに対するエッジダメージは低減される。
また、磁気テープドライブ1は、図3(b)に示すように、幅方向に反っている磁気テープMTが使用される場合に、磁気テープMTの表面を磁気ヘッドHに確実に接触させることができる。その結果、磁気テープMTの幅方向の振れが低減されることとも相俟って、磁気テープMTに対してデータ(磁気情報)の記録再生を行う際に、信号のドロップアウトが低減される。
また、この磁気テープドライブ1では、巻取リール2(図1参照)に巻き取られた磁気テープMTがカートリッジ側リールRCに巻き戻される際に、磁気テープMTは、巻き取り時と上流側及び下流側が入れ替わるだけで同じ経路を走行するので、その幅方向の振れが低減される。その結果、カートリッジ側リールRCに巻き取られる磁気テープMTの幅方向の振れが低減されるので、カートリッジ側リールRCにおける磁気テープMTの巻き姿が良好となる。したがって、磁気テープカートリッジTC(図1参照)を保管し、あるいは輸送する際に、カートリッジ側リールRCに巻き取られた磁気テープMTがエッジダメージを受けるおそれは低減される。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されず、発明の主旨に応じた適宜の変更実施が可能であることはいうまでもない。
例えば、前記実施形態では、第1ガイドローラ3a及び第4ガイドローラ3dの配置位置が、第2ガイドローラ3b及び第3ガイドローラ3cの配置位置に対して鉛直方向上側(図2参照)に変位しているが、本発明は、第1ガイドローラ3a及び第4ガイドローラ3dの配置位置が磁気テープMTの凸側に変位している限りにおいて第1ガイドローラ3a及び第4ガイドローラ3dの変位方向に制限はない。したがって、本発明は、例えば、第1ガイドローラ3a及び第4ガイドローラ3dの配置位置が、第2ガイドローラ3b及び第3ガイドローラ3cの配置位置に対して鉛直方向下側に変位し、かつ磁気テープMTが鉛直方向下側に凸となるように走行する磁気テープドライブであってもよい。
また、前記実施形態では、本発明のデータ記録再生装置に係る一実施形態として磁気テープドライブを示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、光磁気テープドライブやサーボライタに応用されてもよい。
次に、本発明のデータ記録再生装置(磁気テープドライブ)の効果を確認した実施例について説明する。
(実施例1)
前記実施形態に係る磁気テープドライブ1(図1参照)を使用して、磁気ヘッドHに送り込まれる磁気テープMTの幅方向の振れを測定した。図4(a)に示すように、磁気テープドライブ1の間隔W2及び間隔W3は、それぞれ磁気テープMTの幅W1に20μmを加算した間隔に設定した。磁気テープMTは、12.7mm(0.5インチ)幅のものを使用した。そして、D/L(図3参照)で表わされる値が、2(mm/m)である磁気テープMTを、鉛直方向上側に凸となるように磁気テープドライブ1で走行させた。
そして、図4(a)中、Eで示す位置で上下方向に変動する磁気テープMTのエッジの位置を、走行時間をおって測定した。その結果を図4(b)に示す。なお、図4(b)中の縦軸は、磁気テープMTのエッジの基準位置を0μmとし、その基準位置に対するエッジの相対的な位置高さ(μm)を示している。
(実施例2)
実施例1における磁気テープドライブ1の間隔W2及び間隔W3(図4(a)参照)を、図5(a)に示すように、磁気テープMTの幅W1に10μmを加算した間隔に設定した以外は、実施例1と同様にして、磁気テープMTのエッジの位置を測定した。その結果を図5(b)に示す。なお、図5(b)中の縦軸は、図4(b)中の縦軸と同義である。
(比較例1)
従来の磁気テープドライブ(図10(a)及び(b)参照)を使用して、磁気ヘッドHに送り込まれる磁気テープMTの幅方向の振れを測定した。磁気テープMTは、12.7mm(0.5インチ)幅のものを使用した。そして、D/L(図3参照)で表わされる値が、2(mm/m)である磁気テープMTを、図6(a)に示すように、上側に凸となるように磁気テープドライブで走行させた。
そして、図6(a)中、Eで示す位置で上下方向に変動する磁気テープMTのエッジの位置を、走行時間をおって測定した。その結果を図6(b)に示す。なお、図6(b)中の縦軸は、図4(b)中の縦軸と同義である。
(比較例2)
図7(a)に示すように、磁気テープMTが鉛直方向下側に凸となるように走行させた以外は実施例1と同様にして磁気テープMTのエッジの位置を、走行時間をおって測定した。その結果を図7(b)に示す。なお、図7(b)中の縦軸は、図4(b)中の縦軸と同義である。
(比較例3)
図8(a)に示すように、磁気テープMTが鉛直方向下側に凸となるように走行させた以外は実施例2と同様にして磁気テープMTのエッジの位置を、走行時間をおって測定した。その結果を図8(b)に示す。なお、図8(b)中の縦軸は、図4(b)中の縦軸と同義である。
(比較例4)
図9(a)に示すように、磁気テープMTが鉛直方向下側に凸となるように走行させた以外は比較例1と同様にして磁気テープMTのエッジの位置を、走行時間をおって測定した。その結果を図9(b)に示す。なお、図9(b)中の縦軸は、図4(b)中の縦軸と同義である。
(磁気テープの上下動の幅の比較検討)
実施例1及び実施例2の磁気テープドライブは、図4(b)〜図6(b)を参照して明らかなように、比較例1の磁気テープドライブと比較して磁気テープMTの上下動の幅が低減されている。このことは、実施例1及び実施例2の磁気テープドライブが第1乃至第4ガイドローラを有していると共に、第1ガイドローラ3a及び第4ガイドローラ3dの配置位置が、第2ガイドローラ3b及び第3ガイドローラ3cの配置位置に対して鉛直方向上側に変位しているためであると考えられる。
また、実施例1及び実施例2の磁気テープドライブは、図4(b)、図5(b)、図7(b)及び図8(b)を参照して明らかなように、比較例2及び比較例3の磁気テープドライブと比較して磁気テープMTの上下動の幅が低減されている。このことは、実施例1及び実施例2の磁気テープドライブでは、第1ガイドローラ3a及び第4ガイドローラ3dの配置位置が、第2ガイドローラ3b及び第3ガイドローラ3cの配置位置に対して磁気テープMTが凸となる方向に変位しているためであると考えられる。なお、比較例1の磁気テープドライブと、比較例4の磁気テープドライブとを比較して明らかなように(図6(b)及び図9(b)参照)、第1乃至第4ガイドローラを有していない磁気テープドライブは、磁気テープMTの上下の向きにかかわらずに磁気テープMTの上下動の幅が低減されていない。
本実施形態に係る磁気テープドライブの構成を説明するための構成説明図である。 第1乃至第4ガイドローラの位置関係を示す模式図であり、図1中のII方向から第1乃至第4ガイドローラを見た図である。 本実施形態に係る磁気テープドライブに使用する磁気テープを示す図であり、(a)は磁気テープを部分的に示す平面図、(b)は(a)中のX−X断面を模式的に示す図である。 図4(a)は、磁気テープに対する第1乃至第4ガイドローラの位置関係を示す模式図であり、図4(b)は、実施例1の磁気テープドライブで磁気テープを走行させた際の磁気テープのエッジの位置を示すグラフであり、縦軸が磁気テープの位置を示し、横軸が磁気テープの走行時間を示すグラフである。 図5(a)は、磁気テープに対する第1乃至第4ガイドローラの位置関係を示す模式図であり、図5(b)は、実施例2の磁気テープドライブで磁気テープを走行させた際の磁気テープの走行時間に対するエッジの位置を示すグラフである。 図6(a)は、磁気テープに対するガイドローラの位置関係を示す模式図であり、図6(b)は、比較例1の磁気テープドライブで磁気テープを走行させた際の磁気テープの走行時間に対するエッジの位置を示すグラフである。 図7(a)は、磁気テープに対する第1乃至第4ガイドローラの位置関係を示す模式図であり、図7(b)は、比較例2の磁気テープドライブで磁気テープを走行させた際の走行時間に対する磁気テープのエッジの位置を示すグラフである。 図8(a)は、磁気テープに対する第1乃至第4ガイドローラの位置関係を示す模式図であり、図8(b)は、比較例3の磁気テープドライブで磁気テープを走行させた際の走行時間に対する磁気テープのエッジの位置を示すグラフである。 図9(a)は、磁気テープに対するガイドローラの位置関係を示す模式図であり、図9(b)は、比較例4の磁気テープドライブで磁気テープを走行させた際の磁気テープの走行時間に対するエッジの位置を示すグラフである。 図10(a)は、従来の磁気テープドライブの構成を説明するための構成説明図、図10(b)は、図10(a)中のIII方向からガイドローラを見た図である。
符号の説明
1 磁気テープドライブ(データ記録再生装置)
3a 第1ガイドローラ
3b 第2ガイドローラ
3c 第3ガイドローラ
3d 第4ガイドローラ
5a 上フランジ(第1フランジ)
5b 下フランジ(第2フランジ)
6a 一側縁
6b 他側縁
A 規制位置
B 規制位置
C 規制位置
D 規制位置
H 磁気ヘッド
MT 磁気テープ
W1 磁気テープの幅
W2 間隔
W3 間隔

Claims (3)

  1. 幅方向に湾曲して一側縁が凸となるように形成されたテープ状記録媒体に対してヘッドがデータの記録及び再生の少なくともいずれかを行うデータ記録再生装置であって、
    走行するテープ状記録媒体の幅方向の振れを規制する第1ガイドローラ、第2ガイドローラ、第3ガイドローラ及び第4ガイドローラを備えると共に、走行するテープ状記録媒体の上流側から下流側に向かって、前記第1ガイドローラ、前記第2ガイドローラ、前記ヘッド、前記第3ガイドローラ及び前記第4ガイドローラがこの順番に配置されており、
    前記第1ガイドローラ及び前記第4ガイドローラの配置位置が、前記第2ガイドローラ及び前記第3ガイドローラの配置位置に対してテープ状記録媒体の凸側となる方向に変位していることを特徴とするデータ記録再生装置。
  2. 前記第2ガイドローラがテープ状記録媒体の凸となる前記一側縁側に設けられた第1フランジを有すると共に、前記第1ガイドローラがテープ状記録媒体の他側縁側に設けられた第2フランジを有しており、前記第1フランジによるテープ状記録媒体の振れの規制位置と、前記第2フランジによるテープ状記録媒体の触れの規制位置との間隔が、テープ状記録媒体の幅に1〜30μmが加算された間隔に設定されていることを特徴とする請求項1に記載のデータ記録再生装置。
  3. 前記第3ガイドローラがテープ状記録媒体の凸となる前記一側縁側に設けられた第1フランジを有すると共に、前記第4ガイドローラがテープ状記録媒体の他側縁側に設けられた第2フランジを有しており、前記第1フランジによるテープ状記録媒体の振れの規制位置と、前記第2フランジによるテープ状記録媒体の触れの規制位置との間隔が、テープ状記録媒体の幅に1〜30μmが加算された間隔に設定されていることを特徴とする請求項1に記載のデータ記録再生装置。
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