JP2003099998A - テープ走行装置 - Google Patents

テープ走行装置

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JP2003099998A
JP2003099998A JP2001293197A JP2001293197A JP2003099998A JP 2003099998 A JP2003099998 A JP 2003099998A JP 2001293197 A JP2001293197 A JP 2001293197A JP 2001293197 A JP2001293197 A JP 2001293197A JP 2003099998 A JP2003099998 A JP 2003099998A
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tape
magnetic
running
magnetic tape
width direction
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JP2001293197A
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English (en)
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Tetsuji Nishida
徹二 西田
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】テープの蛇行を完全に防止し、安定した走行を
実現可能とするテープ走行装置を提供すること。 【解決手段】テープの幅方向変位を抑制するためのテー
プガイドを備えたテープ走行装置であって、前記テープ
ガイドは、テープ幅方向に複数の凸部を有すること、も
しくは、2本の組み合わせでこの形状を実現したことを
特徴とするテープ走行装置である。なお、前記テープが
総厚20μm以下の薄層テープであって、かつ、前記凸
部の形状は、この凸部を排除した平坦面からの突出最高
高さが50μm以上であることが好ましい。また、前記
複数の凸部間の間隔は、少なくとも1mm以上であるこ
とが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はテープ走行装置に関
し、特に総厚が10μm程度の薄手テープを、エッジ部
分を損傷させることなく、安定に走行させることが可能
なテープ走行装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】今日、磁気記録の分野においては、磁気
テープが、音楽の記録再生用、VTR(ビデオテープレ
コーダ)システムの画像記録再生用、さらにはDDS
(デジタルデータストレージ)システムのデータ保存呼
出用メディアとして、広く用いられており、高品質かつ
大量の情報が記録されることを要求されることから、磁
気テープの高密度化,大容量化が進んでいる。 【0003】このような要求に対応するため、磁気テー
プにおける記録方式は、Co −Ni,Co −Cr ,Co
−O系の金属磁性薄膜磁気テープによる垂直磁気記録方
式が主流となっている。ところで、この種の金属磁性薄
膜磁気テープは、カセット等の大容量化のため、従来よ
りさらに薄層化される方向にあり、各種の磁気テープ装
置における走行安定性の確保が重要な問題になってきつ
つある。 【0004】また、このような磁気テープは、記録再生
装置、例えばVTRシステムに使用されている、図2に
示されるようなヘリカルスキャン方式の磁気ヘッドを用
いた記録再生装置においては、磁気ヘッドとの相対位置
関係がずれることがないように、磁気テープに記録した
記録トラックを正確にトラッキングすることが必要であ
る。 【0005】今日の、高密度化された磁気テープでは、
磁気テープに記録される記録トラックの幅が狭いため、
磁気テープの磁気ヘッドに対する幅方向の位置関係を、
数十μm以下の変動に抑えることが望まれている。ま
た、磁気テープ上に記録トラックを正確に記録するため
には、磁気テープの走行安定性、すなわち、走行時にお
ける蛇行のないことも強く求められている。 【0006】ところで、従来、上述の走行安定性につい
ては、テープないしはウェブ(長尺の可撓性材料)を、
太鼓状(クラウンともいう、中央部が凸になったもの)
やこれとは逆の鼓状(中央部が凹になったもの)の搬送
ローラを用いた走行系とすることが一般的であった。 【0007】これらの構成でもある程度の走行安定性が
得られるが、太鼓状や鼓状の搬送ローラは、全幅の中
に、1個の凸部(太鼓状の場合)または凹部(鼓状の場
合)を有するのが普通であって、このような構成の搬送
ローラでは、テープないしはウェブに、何らかの理由で
偏りが発生した場合には、それを回復もしくは修正する
ためには、かなり長時間を要するという問題があった。 【0008】このため、上述のような搬送ローラを用い
た搬送系では、一旦テープないしはウェブの偏りが発生
した場合には、テープないしはウェブ(以下、テープで
代表させることにする)のエッジ部が著しく損傷するこ
とが多く、致命的な故障となることも少なくなかった。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑みてなされたもので、その目的とするところは、従来
の技術における問題を解消し、テープの蛇行を完全に防
止し、安定した走行を実現可能とするテープ走行装置を
提供することにある。 【0010】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るテープ走行装置の第1の態様は、テー
プの幅方向変位を抑制するためのテープガイドを備えた
テープ走行装置であって、前記テープガイドは、テープ
幅寸法内に、幅方向に複数の凸部を有することを特徴と
するものである。 【0011】また、本発明に係るテープ走行装置の第2
の態様は、テープの幅方向変位を抑制するためのテープ
ガイドを備えたテープ走行装置であって、前記テープガ
イドは、テープ幅寸法内に、テープの中心線を挟んで、
幅方向に対称の位置に位置する複数の凸部を形成する、
それぞれは1個の凸部を有するガイドであることを特徴
とするものである。 【0012】なお、本発明に係るテープ走行装置におい
ては、前記テープが総厚20μm以下の薄層テープであ
って、かつ、前記凸部の形状は、この凸部を排除した平
坦面(仮想平坦面)からの突出最高高さが50μm以上
であることを特徴とするものである。また、前記複数の
凸部間の間隔は、少なくとも1mm以上であることを特
徴とするものである。 【0013】また、本発明に係るテープ走行装置におい
ては、前記テープが、磁気テープであることを特徴と
し、さらに、前記磁気テープの総厚は、3μm以上10
μm以下であることを特徴とするものである。 【0014】 【発明の実施の形態】以下、添付の図面に基づいて、本
発明の実施の形態を詳細に説明する。 【0015】図1は、本発明の一実施形態に係るテープ
走行装置を用いたテープ幅測定装置10の概略構成を示
す上面図である。本実施形態に係るテープ幅測定装置1
0は、スリッター(細断機)により細断された磁気テー
プTを、長尺の状態で、その幅をチェックするためのも
のである。 【0016】図1において、12は磁気テープ供給リー
ル、14は磁気テープ巻取りリール、16は磁気テープ
走行系、18は測定部を示している。磁気テープ走行系
16内には、磁気テープ供給リール12側,磁気テープ
巻取りリール14側のそれぞれに、テンション調整部2
0および22が配置されている。また、測定部18は、
2本のテープ規制ローラ24,26と、これらの間に配
置された磁気抵抗効果素子を有する測定ヘッド28から
構成されている。 【0017】上記測定ヘッド28は、測定対象となる磁
気テープTの磁気モーメントを測定するためのものであ
り、ここでは磁気抵抗効果素子(MRエレメント)を用
いているが、これについての詳細な説明は省略する。 【0018】上述のように、磁気テープ走行系16内に
は、磁気テープ供給リール12側,磁気テープ巻取りリ
ール14側のそれぞれに、テンション調整部20および
22が配置されている。これらにより、測定対象となる
磁気テープTは、安定したテンションの下で、所定の速
度で搬送され、測定に供される。 【0019】また、測定部18を構成する2本のテープ
規制ローラ24,26は、測定対象となる磁気テープT
を、テープの幅方向への移動がなるべく少なくなるよう
に、磁気テープTの走行位置を安定化させる形状のロー
ラを用いており、これらのテープ規制ローラ24,26
の間に測定ヘッド28が配置されているものである。こ
れらにより、測定対象となる磁気テープTは、安定した
走行状態の下で、所定の速度で搬送され、測定に供され
る。 【0020】図2に、上述の測定部18における測定ヘ
ッド近傍部分の詳細を示す。本実施形態におけるテープ
規制ローラ24,26は、図2に示すように、テープ幅
内に2個所の凸部を有する形状に構成されている。その
ため、図3に示すように、上述の2個所の凸部24a,
24b(テープ規制ローラ24)において幅方向の張力
(矢印a)が高まるようになっており、これによって、
テープ幅方向(紙面の上下方向)の動きが安定するとい
う効果が得られるものである。 【0021】ここで、上述のテープ規制ローラ24の2
個所の凸部24a,24bについては、その形状は、こ
の凸部を排除した平坦面(これを、仮想平坦面というこ
とにする:図4参照)からの突出最高高さHが50μm
以上であることが好ましく、また、この2つの凸部間の
間隔Lは、テープの幅にもよるが、少なくとも1mm以
上あることが好ましい。 【0022】このような形状に構成することにより、図
3に示すような、2個所の凸部24a,24bにおける
幅方向の張力(矢印a)の高まり、および、これに基づ
くテープ幅方向(紙面の上下方向)におけるホールド力
の強化が実現でき、テープの幅方向での位置の変動を抑
制することが可能になる。 【0023】ここで対象としている磁気テープとして
は、その幅が3.81mm〜1/2インチ(12.7m
m)程度のものであり、また、その厚みが3μm〜10
μm程度のものである。このように薄層のテープでは、
従来、搬送時に走行の偏りが発生しタ場合には、必ずと
いってよいほどテープエッジが損傷するという事態が発
生していたが、本実施形態に係るテープ走行装置を用い
た場合には、このような事態は発生しなかった。 【0024】なお、図3に示したテープ規制ローラ24
においては、その上下両端部につば(鍔)24cが設け
られているが、これは、重大な位置ずれが発生した場合
に、磁気テープtが走行系外にはずれてさらに損傷する
ことを防止するためのものであり、通常の状態では、磁
気テープTがこの鍔24cに触れることはない。 【0025】また、図3に示したテープ規制ローラ24
の凸部24a,24bの形状については、円弧状,楕円
状,その他の2次曲線状など、種々の形状が用い得る。
すなわち、テープ規制ローラ24の凸部24a,24b
の形状・寸法については、広い範囲で、選択することが
可能である。 【0026】上記実施形態によれば、テープの蛇行を完
全に防止し、安定した走行を実現可能とするテープ走行
装置を備えたテープ幅測定装置が実現できる。 【0027】図5は、本発明の他の実施形態に係るテー
プ走行装置の概略構成を示す側面図であり、先の実施形
態の図2に対応するものである。本実施形態に係るテー
プ走行装置においても、測定部18を構成する2本のテ
ープ規制ローラ30,32として、測定対象となる磁気
テープTを、テープの幅方向への移動がなるべく少なく
なるように、磁気テープTの走行位置を安定化させる形
状のローラを用いているが、その形状が、先の実施形態
のものとは異なっている。 【0028】すなわち、本実施形態に係るテープ走行装
置に用いているテープ規制ローラ30,32は、それぞ
れが2本の、テープ中心に対して対称な、片側に凸部を
有する形状となっているものである。換言すれば、本実
施形態に係るテープ規制ローラ30,32は、先の実施
形態に係るテープ規制ローラ24,26を、2本に分割
した構造を有しているものである。なお、ここで、テー
プ規制ローラ30,32を構成する各2本のローラは、
充分近接させて配置することが好ましい。 【0029】そして、本実施形態においては、上述のよ
うに構成されたテープ規制ローラ30,32の間に測定
ヘッド28が配置されているものである。このような構
成によっても、測定対象となる磁気テープTを、安定し
た走行状態の下で、所定の速度で搬送し、測定に供する
ことができる。 【0030】本実施形態に係るテープ走行装置によれ
ば、テープ規制ローラ30,32を、それぞれが片側に
凸部を有する2本のローラの組み合わせ構造としたの
で、先の実施形態に係るテープ規制ローラ24,26と
略同一の効果が得られるローラ部品の作製が容易になる
という利点が生ずる。 【0031】なお、上記実施形態は本発明の一例を示し
たものであり、本発明はこれに限定されるものではな
く、本発明の要旨を変更しない範囲内で適宜の変更・改
良を行ってもよいことはいうまでもない。例えば、上記
テープ規制ローラを構成する材料としては、各種の金
属、あるいは各種のエンジニアリングプラスチックな
ど、種々の材料が使用可能である。 【0032】また、この種のテープ規制ローラを配置す
る位置としては、磁気テープの位置変動を嫌う位置、す
なわち、磁気記録・再生ヘッドの近傍などが好適に例示
されるが、これ以外にも、テープ供給・巻取りリールの
近傍位置に用いても、巻き姿をよくするとともに、エッ
ジの損傷防止にも効果がある。 【0033】 【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、テープの蛇行を完全に防止し、安定した走行を
実現可能とするテープ走行装置を実現できるという顕著
な効果を奏するものである。 【0034】より具体的には、テープをガイドするテー
プ規制ローラに複数の凸部を設けたことにより、テープ
幅方向におけるテープのホールド力を高めて、テープの
走行安定性を高めることができたものである。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の一実施形態に係るテープ走行装置を
用いたテープ幅測定装置の概略構成を示す上面図であ
る。 【図2】 一実施形態に係るテープ幅測定装置における
測定ヘッド近傍部分の詳細を示す側面図である。 【図3】 図2に示したテープ規制ローラの機能を説明
する図である。 【図4】 図2に示したテープ規制ローラの寸法規定の
説明図である。 【図5】 他の実施形態に係るテープ走行装置の概要を
示す側面図である。 【符号の説明】 10 テープ幅測定装置 12 磁気テープ供給リール 14 磁気テープ巻取りリール 16 磁気テープ走行系 18 測定部 20,22 テンション調整部 24,26 テープ規制ローラ 24a,24b 凸部 24c 鍔 28 測定ヘッド 30,32 テープ規制ローラ(片側タイプ) a 張力(図3) T 磁気テープ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】テープの幅方向変位を抑制するためのテー
    プガイドを備えたテープ走行装置であって、 前記テープガイドは、テープ幅寸法内に、幅方向に複数
    の凸部を有することを特徴とするテープ走行装置。
JP2001293197A 2001-09-26 2001-09-26 テープ走行装置 Withdrawn JP2003099998A (ja)

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Effective date: 20081202