JP4071741B2 - サーボ信号記録装置およびサーボ信号記録方法および磁気テープおよびデジタルデータ記録再生装置。 - Google Patents

サーボ信号記録装置およびサーボ信号記録方法および磁気テープおよびデジタルデータ記録再生装置。 Download PDF

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Description

本発明は、デジタルデータの蓄積型記録および記録したデジタルデータの再生を行う装置(デジタルデータ記録再生装置)において使用する磁気テープに、事前にトラッキング制御用のサーボ信号を記録するプリフォーマットを、高速で行うサーボ信号記録装置にかかわる技術に関するものであり、特に、実機(デジタルデータ記録再生装置)で磁気テープに通常の記録または再生を行う際に、安定したトラッキング制御を実現することを可能とする技術に関するものである。
データの大容量化と高速転送化のためには、データの記録密度の向上、トラック幅の狭化が必須である。磁気テープを記録媒体とするデジタルデータ記録再生装置における記録・再生方式は、磁気テープ上に実データ(デジタルデータ)が記録される前にトラッキング制御信号であるサーボ信号を予め記録しておき、そのトラッキング制御用のサーボ信号を参照しながら、データ記録再生用磁気ヘッドをテープ幅方向に駆動制御することでオントラックの位置合わせを行いながら、記録または再生を行う方式をとっている。
従って、記録されたサーボ信号の直線性が劣化している磁気テープを用いて、実機(デジタルデータ記録再生装置)でデータ記録を行う場合、既に記録されているサーボ信号を参照しながら、データ記録再生用の磁気ヘッドがアクチュエータによりテープ幅方向に駆動制御されることになるが、そのトラック追従動作の高速応答性の制限から、サーボ信号の直線性と実データとの直線性が異なる傾向となる。このような実データが記録された磁気テープを再生する場合、トラッキング制御用のサーボ信号の再生を参照しながら、データ記録再生用の磁気ヘッドをアクチュエータにより駆動制御して再生を行うことになるが、この場合にも高速応答性の制限から、再生信号のオフトラックが生じる。これは、高周波数、大変位に対し、完全にヘッド駆動アクチュエータが追従することができないことが主な原因である。
そこで、磁気テープにトラッキング制御用のサーボ信号を記録するプリフォーマットを行うサーボ信号記録装置(サーボライター)において、サーボ信号の直線性を確保するため、高速で走行する磁気テープの上下動変位を非接触式のセンサで検出し、その変位に対応してサーボ信号を書き込むサーボ信号記録用磁気ヘッドを駆動制御して、これによって、磁気テープ上に記録されるサーボ信号の直線性を確保するようにした技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2002−367130号公報
ところで、より高速でサーボ信号を記録しようとすると、サーボ信号記録装置(サーボライター)自体の回転体の変動分と装置振動、テープ横方向および縦方向の振動発生により、不安定なテープ挙動を呈する。この現象を抑えるために、テープガイドのフランジによりテープ端をより厳しく押圧規制する手法があるが、副作用として、テープエッジ損傷などの品質上の問題が発生する。特に、記録容量増加のために薄手のテープを使用すると、テープ剛性の低下によりこの損傷が助長される。
他方、テープ走行速度を低速化すれば、上記のテープ変動量は低減するものの、サーボ信号を記録する工程に多大の時間を要し、テープ製造コストの増加などの経済的な問題が生じる。
この解決方策として、高速で走行する磁気テープのテープ上下動を別手段で検出し、該手段の検出量に応じてサーボ信号記録用磁気ヘッドを上下に駆動制御することで、テープ上下動を補正し、テープ上に極めて直線性のよいサーボ信号を記録する方式が、特許文献1で提案されている。しかしながら、特許文献1に記載された技術では、テープ製造工程で発生するテープ固有の幅精度に起因したテープ上下動については配慮が払われておらず、特許文献1による手法で補正を行った磁気テープを実機にて走行させても、製造上避けがたいテープ幅精度に起因したテープ上下動が、必ず発生する。このため、サーボ信号記録装置にて、極めて直線性のよいサーボ信号を記録した場合、必然的にサーボ信号のオフトラックがテープ幅変動周期で発生し、実機(デジタルデータ記録再生装置)での記録再生用磁気ヘッドのサーボ信号への追従能力の限界から、最終的に再生出力の変動として性能劣化現象が生じる。しかしながら、リニア記録、リニア再生を行うデジタルデータ記録再生装置では、データ転送速度の向上のため高速で磁気テープを走行させる必要があり、狭化していくトラック幅との関係から、上記のサーボ信号の出力変動は、極力抑える必要がある。すなわち、一般に、実機における記録再生用磁気ヘッドは、記録用磁気ヘッドと再生用磁気ヘッドとの複合体であり、かつ、同時チャンネル記録、再生のため比較的に大型で重量も嵩むものであるので、高速・大振幅化に対する高速応答には自ずと制限があり、実機でのデータ記録・再生に際しては、サーボ信号の出力変動を極力抑えることが重要である。
本発明は上記のような点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、高速でサーボ信号を記録しても、実機においてサーボ信号のオフトラックが可及的に少ない、高精度のトラッキング制御が可能となるようにすることにある。
上記した目的を達成するため、本願による代表的な1つの発明では、実データを記録あるいは再生する際のテープ走行速度である標準テープ走行速度以上の高速で磁気テープを走行駆動させながら、磁気ヘッドにより磁気テープ上にトラッキング制御用のサーボ信号を記録するサーボ信号記録装置において、高速で磁気テープが走行するときに発生するテープ幅方向変動であるテープ上下変動のうち、標準テープ走行速度で発生するテープ上下変動との差分についてのみ補正するように、磁気ヘッドをテープ幅方向に駆動するアクチュエータを制御する手段を設ける。
本発明によれば、実機で発生するテープ幅精度に起因したテープ上下動に対しては、高速テープ走行速度によるサーボ信号の記録においてはこれをあえて補正制御せず、高速テープ走行によって標準テープ走行から増加したテープ上下動の変動量のみを補正する制御を行っているので、つまり、実機で必ず発生するテープ幅精度に起因したテープ上下動を予め見込んで、標準テープ走行速度で発生するテープ上下動に合わせた適応的なサーボ信号の記録(テープ幅精度と平行なサーボ信号の記録)を行うようにしているので、サーボ信号記録装置(サーボライター)によって高速のテープ走行速度でサーボ信号を記録しても、実機においては、テープ幅精度に起因したテープ上下動に起因するサーボ信号のオフトラックの殆どない、高精度のトラッキングを確保でき、以って、実データ(デジタルデータ)の出力変動の少ない信頼性の高い実機(デジタルデータ記録再生装置)の実現に大いに寄与できる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態(以下、本実施形態と記す)に係るサーボ信号記録装置(サーボライター)の要部構成を示すブロック図である。
図1において、1は磁気テープを走行駆動するためのリールモータ、2はリールモータ駆動手段、3は装置全体の統轄制御を司るシステムコントローラ、4は記憶手段、5は比較手段、6は判別手段、7はアクチュエータ制御手段、8は、サーボヘッドをテープ幅方向に駆動する(サーボヘッドをテープ幅方向に上下動させる)アクチュエータ、9は、走行中の磁気テープのテープ幅方向変動であるテープ上下変動を光学的に検出するテープ変位検出手段、10は、磁気テープ上にサーボ信号を記録する記録用磁気ヘッドであるサーボヘッド、11は、記録と同時にこの記録されたサーボ信号を再生する再生用磁気ヘッドであるベリファイヘッド(検証用ヘッド)、23は、サーボヘッド10によるサーボ信号の書き込みを制御する記録制御手段、24は、ベリファイヘッド11で再生されたサーボ信号を処理する再生信号処理手段である。なお、サーボヘッド10とベリファイヘッド11とは両者が一体化された複合磁気ヘッドで構成されており、この複合磁気ヘッドは、アクチュエータ8の可動部と一体となって可動するように配置され、アクチュエータ8は、コントローラ3により制御されるアクチュエータ制御手段7によって、その可動周波数、変位量などが制御されるようになっている。
次に、本実施形態の動作の概要を、図1を用いて説明する。トラッキング制御用のサーボ信号が記録されていない(プリフォーマッチされていない)磁気テープが、本実施形態のサーボ信号記録再生装置に装着されると、システムコントローラ3は、まず、磁気テープを実機(実データを記録再生するデジタルデータ記録再生装置)で使用する標準テープ走行速度と同様の低速(標準走行速度も十分高速であるが、ここではサーボ信号を記録する際のテープ走行速度と比較して低速であるとの意である)で走行駆動させるように、リールモータ駆動手段2に指令を出力し、これによって、リールモータ1が所定の回転速度で回転駆動されて、磁気テープが実機で使用する標準走行速度で走行駆動される。このとき、テープ変位検出手段9によって、走行中の磁気テープのテープ幅方向変動であるテープ上下変動を検出し、検出結果はシステムコントローラ3に出力されて、検出データは記憶手段4に記憶される。次に、システムコントローラ3は、前記標準テープ走行速度よりも高速であるサーボ信号を記録するときのテープ走行速度で、磁気テープを走行駆動させるように、リールモータ駆動手段2に指令を出力し、これによって、リールモータ1が高速の回転速度で回転駆動されて、磁気テープがサーボ信号を記録するときの高速のテープ走行速度で走行駆動される。このとき同様に、テープ変位検出手段9によってテープ上下変動を検出し、検出結果はシステムコントローラ3に出力されて、検出データは記憶手段4に記憶される。この後、システムコントローラ3は、リールモータ駆動手段2に巻き戻しの指令を出力して、磁気テープは巻き戻される。
ここで、上記した低速条件と高速条件(標準テープ走行速度とこれよりも高速のテープ走行速度)でのテープ上下変動の検出は、製造上避けがたいテープ幅精度に起因したテープ上下動の発生周期(テープ幅変動周期)の数周期分を行えば十分であり(例えば、磁気テープの全長が300m程度であると、3m程度以下を走行させれば十分であり)、検出時間は2つのテープ走行速度を合わせても、数秒程度の短時間で済むようになっている。
なお、実機で実データを記録あるいは再生する際のテープ走行速度である標準テープ走行速度は、実機の機種毎あるいは実機のメーカー毎で、それぞれ異なるので(大きく異なることはないが、数%〜十数%異なるので)、提供先に応じて標準テープ走行速度を選択するようにされる。
上記した低速条件でのテープ変位データと高速条件でのテープ変位データは、比較手段5で比較演算され、この比較結果が出力される判別手段6では、低速走行の条件のテープ変位データと比較して、高速走行の条件で増加した分のテープ変位データを特定する。特定する事項は、テープ上下動の変動周波数、および、変位(変動)絶対量の標準テープ走行速度との差である。テープ幅精度に起因したテープ上下動の一変動周期は、磁気テープの所定長さ毎に連続して繰り返し現れ、この一変動周期の期間内でテープ上下動は1周期(360°)のサインカーブとして現れるので、半周期のサインカーブのピークでの変動周波数とそれに対応する変動絶対量を、低速走行の条件と高速走行の条件でそれぞれ特定し、変位(変動)絶対量の差を特定する。この比較手段5、判別手段6による処理は、磁気テープの巻き戻し期間に行われる。
システムコントローラ3は、巻き戻し完了の後、磁気テープにサーボ信号の記録を開始させるために各手段に指令を出力し、これにより、磁気テープがサーボ信号を記録するときの高速のテープ走行条件で走行駆動されて、記録制御手段23を介してサーボヘッド10により、磁気テープ上にサーボ信号が順次記録される。このとき、テープ変位検出手段9で検出されたテープ変位データはシステムコントローラ3で監視され、システムコントローラ3は、テープ変位検出手段9から出力されてくるリアルタイムの実測テープ変位データと、判別手段6で特定された補償制御用のデータ(一変動周期の半周期期間内での最大変動量に対する補正量)とを参照して、高速で磁気テープが走行するときに発生するテープ幅方向変動であるテープ上下変動のうち、標準テープ走行速度で発生するテープ上下変動との差分についてのみ補正するように、アクチュエータ駆動手段7に指令を出力し、これによって、アクチュエータ8によりサーボヘッド10およびベリファイヘッド11が、磁気テープの上下動に応じて同方向に駆動され、高速走行の条件で低速走行の条件よりも助長された分だけのテープ上下変動を補正するような制御が行われる。なお、サーボ信号の記録時には、記録されたサーボ信号をベリファイヘッド11で同時再生し、再生されたサーボ信号は再生信号処理手段24で処理され、処理結果はシステムコントローラ3に出力されて、システムコントローラ3はサーボ信号が安定に記録されたかどうかを監視するようになっている。
図2は、本実施形態のサーボ信号記録装置のテープ走行系の概略を示す図である。図2に示すように、2つのリール12、20にそれぞれ磁気テープ19が巻回され、磁気テープ19は一方向に走行しながらサーボ信号が記録される。ここでは、サーボ信号の記録時には、磁気テープ19をリール20で巻き取り、リール12で送り出すようになっている。磁気テープ19は、各テープガイド13、14、15、16、17、18によって案内され、サーボヘッド10とベリファイヘッド11とに当接する。サーボヘッド10で記録されたサーボ信号は、直ちにベリファイヘッド11で再生・検証され、欠陥なく記録されているかどうかが確認される。このテープ走行系において、両ヘッド10、11の前後に配置されるテープガイド15とテープガイド16との間のスパン長(すなわち、テープ長さ)Lは、実機でのデータ記録再生用磁気ヘッドの前後に配置されるテープガイド間のスパン長(すなわち、テープ長さ)と、ほぼ同一長さとなるように設定されている。実機のテープ走行系を後述する図12に示しているが、ここで言うスパン長とは、図12中のテープガイド33とテープガイド34とのスパン長(すなわち、テープ長さ)Lである。
図3は、磁気テープ19上に記録されたサーボ信号のパターンの概略を示す図である。図3に示すように、磁気テープ19上には、パルス状のサーボ信号がテープ長手方向にほぼ直線状に連なったサーボバンドA、サーボバンドB、サーボバンドCといった複数のサーボバンドが形成され、これらのサーボバンド間には、データバンドA、データバンドB、データバンドCといったデータバンド領域が確保されるようになっている。実機においては、磁気テープ19を、図中矢印で示す方向(どちらか一方)に標準テープ走行速度で走行させ、磁気テープ19上のサーボ信号をサーボ信号再生用磁気ヘッドで読み取って、この読み取りデータに基づき、アクチュエータでデータ記録再生用磁気ヘッドおよびサーボ信号再生用磁気ヘッドをトラッキング制御しつつ、データ記録再生用磁気ヘッドにより実データ(デジタルデータ)を磁気テープ19上に記録するようにされ、これにより、実データがサーボバンドと並行にデータバンド領域に連続的に記録される。実データが記録された磁気テープ19を実機で再生するときにも、磁気テープ19上のサーボ信号をサーボ信号再生用磁気ヘッドで読み取って、この読み取りデータに基づき、アクチュエータでデータ記録再生用磁気ヘッドおよびサーボ信号再生用磁気ヘッドをトラッキング制御しつつ、データ記録再生用磁気ヘッドにより実データを再生し、再生信号が安定に得られるような制御を行うようになっている。
図4は、本実施形態のサーボ信号記録装置のサーボヘッド10によって、磁気テープ19にサーボ信号を記録している様子を示している。サーボヘッド10には、サーボバンド毎に対となった記録用ギャップ10a、10bを複数組もっており、磁気テープ19を図示で矢印方向に走行させながらサーボヘッド10でサーボ信号を記録すると、例えば、図4に示すような3本のサーボバンドを一度に形成できるようになっている。なお、テープ変位検出手段9は、テープ上端及び下端で検出を行い、テープ上下変動量とその変動周波数を非接触式に検出する。
ところで、磁気テープを製造する際には、幅広・長尺のテープ母材をテープ母材の長手方向に沿って所定のテープ幅に切断するスリッター工程があり、このスリッターの刃面の精度により磁気テープの幅精度が影響を受ける。一般に、スリッターは円盤状であるため、スリッターの刃面の精度に依存したテープ幅精度への影響は、スリッター円盤の回転周期に依存して転写されることになる。このため、磁気テープ固有の幅精度に起因した磁気テープの上下変動が必ず生じる。従って、サーボ信号を記録する段階で、サーボ信号の直線性を理想的に確保しても、このテープ幅変動に起因したテープ上下変動が実機で必ず発生して、その結果、データ記録再生用磁気ヘッドの追従性の制約から、オフトラックを生じる。本発明は、このような問題を解決するためになされたものである。
本実施形態のサーボ信号記録装置における、サーボ信号の記録処理の流れを図5を用いて説明する。まず、実機のデータ転送速度を決める標準テープ走行速度(1倍速)を基準値として、磁気テープ19を走行させ(ステップS1)、この際のテープ上下変動を検出して(ステップS2)、検出したテープ変位データを記憶手段4に格納する(ステップS3)。次に、サーボ信号記録装置において使用する標準速度のN倍の速さで、磁気テープを走行させ(ステップS4)、同じく、この際のテープ上下変動を検出して(ステップS5)、検出したテープ変位データを記憶手段4に格納する(ステップS6)。次に、1倍速とN倍速のテープ変位データとを、比較手段5で比較して(ステップS7)、比較結果に基づき、判別手段6によって、補償制御用のデータを特定する(ステップS8)。そして、ステップS8で得た結果を参照しつつ、高速で磁気テープ19が走行するときに発生するテープ幅方向変動であるテープ上下変動のうち、標準テープ走行速度で発生するテープ上下変動との差分についてのみ補正するように、サーボヘッド10(およびベリファイヘッド11)の位置をアクチュエータ8で駆動制御しつつ、サーボヘッド10により磁気テープ19へのサーボ信号の記録を行う(ステップS9)。
ここで、1倍速のテープ変位データとN倍速のテープ変位データとを比較し、1倍速のテープ走行速度に比較して、N倍速のテープ走行速度で助長された分の変位データを求める手法を、図6を用いて説明する。1倍速で検出されたテープ幅変動に起因した上下変動成分F1(Hz)は、N倍速では、N*F1(Hz)となる。ここで、補正すべき量は、(N*F1−F1)であり、高速テープ走行により助長された量である。従って、1倍速とN倍速の変動周波数の対比から、テープ幅変動に起因する一変動周期の半周期内の最大変動量(絶対値)の位置合わせを行い、1倍速とN倍速の一変動周期の半周期内の同じ位置でのF1(Hz)とN*F1(Hz)とを特定して、補正すべき量(N*F1−F1)を求めると共に、この求めた(N*F1−F1)をN倍速での変動周波数と対応付けて保持して、求めた(N*F1−F1)のみを補正するように、アクチュエータ8によってサーボヘッド10(およびベリファイヘッド11)を駆動制御する。1倍速側のテープ上下変動を補償しない所以は、先にも述べたように、実機においても、必ずテープ走行によりテープ幅精度に起因したテープ上下変動が発生するためであり、たとえサーボバンドの直線性が理想型から見て劣化していても、テープ幅精度に起因したテープ上下変動に合わせて自動的に追従できるからである。よって、最終的に、このN倍化により増加したレベルの最大絶対値(N*F1−F1)をヘッド制御補償対象値と保持する。
図7および図8は、サーボ信号記録装置におけるサーボヘッドとテープガイドで支持された磁気テープの走行状態とサーボ信号とを模式的に示した図である。図7は、テープ上下方向の変位を全て補償して、理想直線状に記録されたサーボ信号を示しており、サーボ信号はテープ走行方向にほぼ並行した、理想状の直線となっている(これは、前記した特許文献1の技術を用いたものに相当する)。図8は、本発明による手法を用いて記録されたサーボ信号を示しており、高速で磁気テープ19が走行するときに発生するテープ幅方向変動であるテープ上下変動のうち、標準テープ走行速度で発生するテープ上下変動との差分についてのみ補正(補償)するようにサーボ信号を記録した結果、サーボ信号はテープ幅精度とほぼ並行に記録されたものとなっている。
次に、本発明による手法でサーボ信号を記録した磁気テープを実機(デジタルデータ記録再生装置)に装着して、記録モードまたは再生モードで検出されるサーボ信号の再生出力と、従来技術の手法でサーボ信号を記録した磁気テープを実機に装着して、記録モードまたは再生モードで検出されるサーボ信号の再生出力とについて、図9、図10、図11を用いて説明する。
図9は、本発明による手法でサーボ信号を記録した磁気テープから再生されたサーボ信号の再生出力レベルである。この場合、テープ幅精度に起因するテープ上下変動が生じても、サーボ信号の再生出力レベルは安定し、ほぼフラットな状態となる。従って、データ記録再生用磁気ヘッドのトラッキング制御が安定して確実なものとなり、実データのオフトラックの虞がなくなる。
図10は、テープ変動補償を全く行わずにサーボ信号を記録した磁気テープから再生されたサーボ信号の再生出力レベルである。この場合、磁気テープ上のサーボ信号の記録軌跡には、高速テープ走行時に発生するテープ上下変動がそのまま転写されているので、実機で再生されるサーボ信号の再生出力は、レベル変動の大きなものとなっている。このようなサーボ再生信号が得られると、データ記録再生用磁気ヘッドのトラッキング制御は不確実なものとなって、実データのオフトラックを大きく生じて、磁気テープ上に記録される実データとサーボ信号とは、大きく異なる直線性をもつものとなる。このため信頼性にに乏しいものとなり、実用性の点で大きな問題をもつ。
図11は、全てのテープ上下変動を補償してサーボ信号を記録した磁気テープから再生されたサーボ信号の再生出力レベルである。この場合、完全にサーボ信号の直線性を確保したとしても、実機においては、テープ固有の幅変動によるテープ上下動が発生するので、再生されるサーボ信号に追従する記録再生用磁気ヘッドのトラッキング制御を行うと、実データのオフトラックが生じる虞があり、磁気テープ上に記録される実データとサーボ信号とは、多少異なる直線性をもつものとなる。このため例えば、この磁気テープを他の機種で再生のみ行う場合、再生されるサーボ信号への追従性をいくら高めても、実データのオフトラックを生じる虞があり、他機互換性の点で信頼性を損なうものとなる。
図12は、実機(デジタルデータ記録再生装置)のテープ走行系の概略を示す図である。図12に示すように、カートリッジ29に内蔵された前記リール12と、実機のリール28にそれぞれ磁気テープ19が巻回され、磁気テープ19は走行しながら実データが記録され、また、記録された実データが再生される。ここでは、磁気テープ19は、各テープガイド31、32、33、34によって案内され、記録再生用磁気ヘッド21とサーボ信号再生用磁気ヘッド22とが一体となった複合磁気ヘッドに当接する。この複合磁気ヘッドは図示せぬアクチュエータによってテープ幅方向に上下駆動されるようになっている。そして、サーボ信号が記録された磁気テープ19に実データ(デジタルデータ)を記録するときには、サーボ信号再生用磁気ヘッド22でサーボ信号を検出して、サーボ信号の再生レベルが最大となるように、複合磁気ヘッドがアクチュエータによって駆動され、再生されるサーボ信号に追従する記録再生用磁気ヘッド21のトラッキング制御を行いつつ、記録再生用磁気ヘッド21により実データの記録が行われる。実データが記録された磁気テープ19から実データを再生する際にも、サーボ信号再生用磁気ヘッド22でサーボ信号を検出して、サーボ信号の再生レベルが最大となるように、複合磁気ヘッドがアクチュエータによって駆動され、再生されるサーボ信号に追従する記録再生用磁気ヘッド21のトラッキング制御を行いつつ、記録再生用磁気ヘッド21により実データの再生が行われる。
なお、記録再生用磁気ヘッド21とサーボ信号再生用磁気ヘッド22とが一体となった複合磁気ヘッドの前後に配置されるテープガイド33とテープガイド34との間のスパン長(すなわち、テープ長さ)Lは、先にも述べたように、図2のテープガイド15とテープガイド16との間のスパン長(すなわち、テープ長さ)と同一に設定されていて、これにより、サーボ信号記録装置と実機(デジタルデータ記録再生装置)での、テープ上下変動が同一挙動で再現される。
本発明の一実施形態に係るサーボ信号記録装置の要部構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るサーボ信号記録装置における、テープ走行系の概略を示す説明図である。 磁気テープ上のサーボバンドとデータ領域とを模式的に示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るサーボ信号記録装置のサーボヘッドで、磁気テープにサーボ信号を記録している状態を模式的に示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るサーボ信号記録装置における、サーボ信号の記録処理の流れを示すフローチャートである。 テープ上下変動の周波数スペクトラムを示す説明図である。 テープ走行方向に並行に記録されたサーボ信号を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るサーボ信号記録装置によって、テープ幅精度と並行に記録されたサーボ信号を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るサーボ信号記録装置によってサーボ信号が記録された磁気テープのサーボ信号を、デジタルデータ記録再生装置で再生したときの再生出力を示す説明図である。 テープ変動補償を全く行わないでサーボ信号が記録された磁気テープのサーボ信号を、デジタルデータ記録再生装置で再生したときの再生出力を示す説明図である。 全テープ変動を補償してサーボ信号が記録された磁気テープのサーボ信号を、デジタルデータ記録再生装置で再生したときの再生出力を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るサーボ信号記録装置によってサーボ信号が記録された磁気テープを用いるデジタルデータ記録再生装置における、テープ走行系の概略を示す説明図である。
符号の説明
1 リールモータ
2 リールモータ駆動手段
3 システムコントローラ
4 記憶手段
5 比較手段
6 判別手段
7 アクチュエータ駆動手段
8 アクチュエータ
9 テープ変位検出手段
10 サーボヘッド(記録用磁気ヘッド)
11 ベリファイヘッド(再生用磁気ヘッド)
12、20、28 リール
13、14、15、16、17、18、31、32、33、34 テープガイド
19 磁気テープ
21 記録再生用磁気ヘッド
22 サーボ信号再生用磁気ヘッド
23 記録制御手段
24 再生信号処理手段
29 カートリッジ

Claims (7)

  1. 実データを記録あるいは再生する際のテープ走行速度である標準テープ走行速度以上の高速で磁気テープを走行駆動させながら、磁気ヘッドにより磁気テープ上にトラッキング制御用のサーボ信号を記録するサーボ信号記録装置において、
    前記高速で磁気テープが走行するときに発生するテープ幅方向変動であるテープ上下変動のうち、前記標準テープ走行速度で発生するテープ上下変動との差分についてのみ補正するように、前記磁気ヘッドをテープ幅方向に駆動するアクチュエータを制御する手段を設けたことを特徴とするサーボ信号記録装置。
  2. 磁気テープを案内規制する複数のテープガイド群と、磁気テープを走行させるテープ駆動手段と、高速で磁気テープを走行駆動させながら磁気テープ上にトラッキング制御用のサーボ信号を記録するための記録用磁気ヘッドと、走行中の磁気テープのテープ幅方向変動であるテープ上下変動を検出するテープ変位検出手段と、前記記録用磁気ヘッドをテープ幅方向に駆動するアクチュエータと、該アクチュエータを駆動制御するアクチュエータ駆動手段と、装置全体を統轄制御する制御手段とを、具備したサーボ信号記録装置において、
    前記制御手段は、異なる複数のテープ走行速度条件においてそれぞれ予め検出されたテープ上下変動の変動量および変動周波数を記憶し、該記憶した複数のテープ走行速度での前記変動量および前記変動周波数を比較して、前記変動量の差異が大なる周波数に対してテープ上下変動を補正するように、前記アクチュエータ駆動手段を制御することを特徴とするサーボ信号記録装置。
  3. 請求項2に記載のサーボ信号記録装置において、
    前記複数のテープ走行速度には、少なくとも実データを記録あるいは再生する際のテープ走行速度である標準テープ走行速度が含まれることを特徴とするサーボ信号記録装置。
  4. 請求項2に記載のサーボ信号記録装置において、
    前記記録用磁気ヘッドの前後に配置されるテープガイド間のテープ長さが、本サーボ信号記録装置を用いて前記トラッキング制御用のサーボ信号が記録された磁気テープを用いるデジタルデータ記録再生装置における、データ記録再生用磁気ヘッドの前後に配置されるテープガイド間のテープ長さと、ほぼ同一に設定されたことを特徴とするサーボ信号記録装置。
  5. 実データを記録あるいは再生する際のテープ走行速度である標準テープ走行速度以上の高速で磁気テープを走行駆動させながら、磁気ヘッドにより磁気テープ上にトラッキング制御用のサーボ信号を記録するサーボ信号記録方法において、
    前記高速で磁気テープを走行駆動させながら磁気テープ上にトラッキング制御用のサーボ信号を記録する際に、前記高速で磁気テープが走行するときに発生するテープ幅方向変動であるテープ上下変動のうち、前記標準テープ走行速度で発生するテープ上下変動との差分についてのみ補正するように、前記磁気ヘッドをテープ幅方向に駆動制御するようにしたことを特徴とするサーボ信号記録方法。
  6. 請求項1乃至4の何れか1項に記載のサーボ信号記録装置により前記トラッキング制御用のサーボ信号が記録、または、請求項5に記載のサーボ信号記録方法により前記トラッキング制御用のサーボ信号が記録されたことを特徴とする磁気テープ。
  7. 請求項1乃至4の何れか1項に記載のサーボ信号記録装置により前記トラッキング制御用のサーボ信号が記録された磁気テープ、または、請求項5に記載のサーボ信号記録方法により前記トラッキング制御用のサーボ信号が記録された磁気テープを用いて、前記トラッキング制御用のサーボ信号に基づきトラッキングサーボ制御を行いつつ、前記磁気テープにデジタルデータを記録、または、記録済みのデジタルデータを再生することを特徴とするデジタルデータ記録再生装置。
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