JP2006242455A - 冷却方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子部品の発する熱を離れた個所へ移動させて放熱させるときの排熱量を増大できるようにする。
【解決手段】電子部品43にペルチェ素子44とマイクロチャネル蒸発器47を順に取り付ける。マイクロチャネル蒸発器47の蒸気取出口48と液供給口52に、電子部品43より離れた個所に設置してある凝縮器49の蒸気入口50と液体出口53を、蒸気輸送配管51とポンプ55付きの作動液供給配管54をそれぞれ介して接続する。電子部品43よりペルチェ素子44に吸収させた熱を、作動液56の供給がポンプ55により強制駆動されるようにしてあるマイクロチャネル蒸発器47にて、作動液56の蒸発熱として吸収させる。作動液の蒸気56aは、凝縮器49へ導いて、保有する熱を凝縮熱として放熱させ、この放熱をヒートシンク57を経て雰囲気中へ放散させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、コイル等の電子部品、又は、マイクロマシン、集積回路、発光素子、パーソナルコンピュータやサーバー等の高性能電子計算機の電子機器、その他各種の冷却対象物より放出される熱を、該冷却対象物より離れた所要個所まで移動させて放熱させるために用いる冷却方法及び装置に関するものである。
近年、MPUやCPU等の電子部品は、小型化、高性能化に伴い発熱量が増加する傾向にある。しかし、上記のような電子部品は、部品自体の発熱によって使用時の温度が所要温度を超えると性能が劣化することがある。更に、電子部品によっては、使用温度が低ければ低いほど性能的に有利なものとすることができる場合もある。そのため、上記のような電子部品を使用する場合は、冷却が重要となる。
この種の電子部品を冷却対象物として冷却を行うための手法の1つとしては、たとえば、冷却対象物としてのCPUに、ヒートシンク及びファンを取り付けて、CPUの熱をヒートシンクへ伝えると共に、該ヒートシンクを上記ファンにより強制空冷するようにした冷却方式が、従来、広く一般的に行われている。
又、別の冷却手法としては、図9に示す如く、冷却対象物としてのCPU1に、ペルチェ素子2と、ファン4付きのヒートシンク3とを順に取り付けて、上記CPU1の熱を、ペルチェ素子2にて吸熱させた後、該ペルチェ素子2の放熱部より放出される熱を上記ヒートシンク3へ伝え、該ヒートシンク3をファン4により強制空冷させるようにする冷却方式も採られるようになってきている(たとえば、特許文献1参照)。
更には、図10に示す如く、冷却対象物としてのCPUの発熱部5に、ベーパーチャンバーと云われる所謂平面型のヒートパイプである熱流束変換器6を取り付けると共に、該熱流束変換器6に、熱電冷却モジュール(ペルチェ素子)7と、ファン9付きのヒートシンク8とを順に取り付けて、上記CPUの発熱部5より放出される熱を、上記熱流束変換器6で拡散させた後、熱電冷却モジュール7により吸熱させ、更に、該熱電冷却モジュール7の放熱部の熱を、上記ヒートシンク8へ伝えてファン9により強制空冷させる冷却方式も従来、提案されている(たとえば、特許文献2参照)。
しかし、上述した、冷却対象物に取り付けたヒートシンク及び空冷ファンによる冷却方式、冷却対象物に取り付けたペルチェ素子2とファン4付きのヒートシンク3による冷却方式(図9参照)、及び、冷却対象物に取り付けた平面型ヒートパイプである熱流束変換器6と熱電冷却モジュール7とファン9付きのヒートシンク8による冷却方式(図10参照)では、いずれも、CPUのような冷却対象物と、放熱を行わせるためのヒートシンクが比較的接近して配置されているため、冷却対象物より回収した熱は、たとえば、冷却対象物としてのCPUが収納されている筐体の内部雰囲気に対して放熱される等、該冷却対象物近傍の雰囲気中に放熱されることとなり、このために、筐体の内部温度が外気温に比して高くなる等、冷却対象物近傍の雰囲気の温度が上昇してしまい、雰囲気中に放散させた熱の影響を冷却対象物が受けるようになるため、放熱量をあまり大きくできないという問題が生じる。
そのため、上記CPU等の冷却対象物の熱を、たとえば、筐体外部まで移動させた後、筐体の外部雰囲気(外気)等に対して放熱させる等、冷却対象物より離れた所要個所まで輸送して放熱させるようにすることにより、冷却効率の向上を図ることが考えられてきている。このように、冷却対象物より放出される熱を、上記冷却対象物より離れた所要個所まで移動させて放出するための手法としては、冷却対象物に、たとえば、グラファイトシートのような熱伝導性の高い材質により長尺状に形成した熱伝導用部材の一端部を取り付け、且つ該熱伝導用部材の他端側を筐体外部へ露出させた構成として、上記冷却対象物より放出される熱を、上記熱伝導用部材の一端側から他端側への熱伝導を介して筐体外部へ輸送させて排出させるようにすることも考えられるが、一般に、熱伝導では、物体の単位断面積当りの熱輸送量はあまり大きなものとすることはできない。したがって、熱の輸送量を増加させるためには上記熱伝導用部材の断面積を大きくとらなければならず、スペース的に不利なものとなる。
そこで、限られたスペースで多くの熱輸送を行うことが可能な熱輸送手段として、従来は、ヒートパイプが多く採用されてきている。
図11は、ヒートパイプを熱輸送手段として、冷却対象物より放出される熱を該冷却対象物より離れた所要個所まで移動させて放出できるようにしてある冷却装置の一例の概略を示すもので、冷却対象物としての冷却負荷10に、両スケルトン型の熱電モジュール(ペルチェ素子)11の吸熱部12を取り付け、且つ該熱電モジュール11の各熱電半導体素子の通電方向中間部より放熱部13寄りの部分を、該放熱部13ごと一緒にケース14により密閉できるように覆うようにしてある。又、該ケース14の反冷却負荷10側の側面(図上右面)には、貫通口15を設けて、内部に毛細管構造を備えたヒートパイプ16を連通するよう取り付けると共に、該ヒートパイプ16における上記ケース14と離隔する側の端部にフィン17を設けた構成とし、更に、上記ケース14とヒートパイプ16の内部に、所定量の作動液(水、フロン等)18を真空封入してなる構成の熱電モジュールユニット(冷却装置)が従来提案されている(たとえば、特許文献3参照)。
上記構成としてある熱電モジュールユニットによれば、冷却負荷10の放出する熱を、上記熱電モジュール11により吸熱し、該熱電モジュール11の放熱部13より放出される熱を、該放熱部13を覆うケース14内に封入されている作動液18が蒸発するときの蒸発熱により吸収させることができる。この蒸発した作動液18の蒸気はヒートパイプ16の低温部(図上右側端部)へ高速移動した後、該ヒートパイプ16の低温部にて、凝縮するときの凝縮熱として熱の放出を行わせることができ、該熱をヒートパイプ16の管壁及びフィン17を介して雰囲気中へ放熱させるようにしてある。その後、上記凝縮して液化した作動液は、ヒートパイプ16内部の毛細管構造により上記ケース14内に戻されるようにしてある。これにより、上記冷却負荷10の放出する熱を、熱電モジュール11とヒートパイプ16により上記冷却負荷10より離隔した上記ヒートパイプ16の冷却部まで移動させて該冷却部の周囲の雰囲気中へ放熱させることができるようにしてある。
ところで、近年、伝熱の分野では構造を微細化すると伝熱特性が各段に向上するという点が着目されてきており、このため熱交換部に微細構造を備えた種々の熱交換装置が提案されてきている。
かかる考えに基づくものとして、本出願人は、先の出願(特願2004−327455号)において、図12乃至図14に示す如く、発熱体19に装着して作動液27の蒸発熱により該発熱体19を冷却するための蒸発器20と、該蒸発器20から導かれる作動液の蒸気27aの保有する熱を凝縮熱として外部に放出させて冷却することにより液化を行うための凝縮器21と、該凝縮器21より上記蒸発器20へ再供給される作動液27の圧力を調節する調圧器22とを備えてなる冷却装置を提案している。その中で、上記蒸発器20を、図13及び図14に示す如く、一側面が発熱体19に接し且つ他側面が蒸気通路24に接するようにしてある固体壁23の蒸気通路24側の面に、複数の狭幅、たとえば、溝幅100μm以下の微細な蒸発溝(マイクロチャネル)25を形成すると共に、該各蒸発溝25の端部を液供給室26に連通させ、更に、上記蒸発溝25の液供給室26側の端部に、液供給室26の作動液27を前記各蒸発溝25に供給するための図示しない液導入装置を備えてなる構成として、蒸発器20における作動液27の蒸発熱によって発熱体19より固体壁23に伝えられる熱との熱交換を行わせる部分を、微細な蒸発溝25とするようにした所謂マイクロチャネル蒸発器とすることを提案している。
なお、図13及び図14において、28は上記固体壁23上に積層して蒸発溝25の上方に蒸気通路24を形成させるための中間壁、29は上記中間壁28上に積層して上記蒸気通路24に連通する開口30を形成させるための上部壁、31は上記上部壁29の開口30に取り付けて上記蒸気通路24より開口30を経て作動液の蒸気27aを取り出すための蒸気取出口、32は上記中間壁28と上部壁29にそれぞれ上下方向に対応するよう設けてある液供給口33に接続して、該各液供給口33を経て上記固体壁23の液供給室26へ作動液27を供給するための液供給管である。
更に、本出願人は、別の出願(特願2004−170901号)において、図15に示す如く、発熱する装置機器34に取り付けるか又は発熱する装置機器34の一部を構成するようにしてある廃熱高温部材35を、下側の高温部材35aと上側の高温部材35bとからなる上下二分割構造とし、下側高温部材35aに形成した溝流路36の上側に、板状多孔質材37を載置すると共に、その上側を上側高温部材35bにて覆うことにより、上記溝流路36と板状多孔質材37により囲まれた、すなわち、周面の一部を上記板状多孔質材37で形成してなる蒸気流路を形成し、更に、上記板状多孔質材37に液体(作動液)39を染み込ませて供給する液供給口38を設けてなる構成として、上記液供給口38より板状多孔質材37へ供給する液体39を、該板状多孔質材37に染み込ませることにより拡散させた後、該板状多孔質材37の表面より、上記溝流路36と板状多孔質材37により囲まれて形成されている蒸気流路内へ蒸発させて蒸気(過熱蒸気)39aを発生させることができるようにした蒸気発生装置(蒸発器)を提案しており、その中で、発熱する装置機器34より廃熱高温部材35へ伝えられる熱によって液体39を蒸発させるための蒸発部として、上記板状多孔質材37の微細な多孔質構造を利用する形式の所謂マイクロ蒸発器を提案している。
なお、図15において、40及び41は下側高温部材35aの各溝流路36の一端側及び他端側をそれぞれ連通させるヘッダ溝部、42は上記蒸気流路にて発生させる蒸気(過熱蒸気)を一方のヘッダ溝部40を経て取り出すための蒸気取出口(過熱蒸気取出口)である。
特開2002−76219号公報 特開2004−71969号公報 特開平11−121816号公報
ところが、上記特許文献3に記載された熱電モジュールユニット(図11参照)は、熱輸送手段としてヒートパイプ16を用いているため、冷却対象物となる冷却負荷10より放出される熱を、該冷却負荷10より離れた所要個所まで比較的効率よく移動させて放出できるものであるが、近年のMPUやCPU等の電子部品の小型化、高性能化に伴う発熱量の増加に対しては、熱の輸送量が不十分になる虞が懸念される。
すなわち、一般に、ヒートパイプは、受熱部で作動液を蒸発させ、該作動液の蒸気を低温部となる冷却部で凝縮させ、この蒸発と凝縮のときの蒸発熱と凝縮熱の出入りにより熱を輸送すると共に、作動液及び該作動液の蒸気の流れが生じるものであるが、冷却部で凝縮した作動液は、毛細管現象等を利用して受動的に蒸気の流れる配管中を温度の高い方へ逆流させられて蒸発用の液体として受熱部へ供給されるようになっている。なお、凝縮した作動液の流れる配管が、蒸気の流れる配管と分かれた構造を有する形式のヒートパイプもあるが、上記凝縮した作動液は、受動的に受熱部へ供給されている。
そのため、上記ヒートパイプでは、冷却部から受熱部へ供給される作動液の駆動力が小さく、このため、受熱部へ供給される作動液の供給量には自ずから限界が生じるため、該ヒートパイプによる熱輸送を介した冷却対象物の冷却方式では、排熱量に限界があり、最大でも20W/cm程度の排熱効率しか得られないため、排熱効率を更に高めることが可能な冷却装置が望まれている。
更に、特許文献3に示された上記熱電モジュールユニットは、ヒートパイプ16を、熱電モジュール11に発熱部13を覆うよう取り付けたケース14に一体に組み付けるようにしてあるため、構造が複雑であり、しかも、作動液を真空封入しなければならないため、製造に手間を要することが懸念される。
そこで、本発明は、本出願人が先の出願(特願2004−327455号)にて提案している図12乃至14に示した如き冷却装置の蒸発器20のようなマイクロチャネル式のマイクロ蒸発器や、別の出願(特願2004−170901号)で提案している図15に示した如き蒸発装置のようなマイクロ蒸発器を応用して、冷却対象物の熱を該冷却対象物より離れた所要個所まで効率よく輸送して放熱させることができると共に、ヒートパイプを熱輸送手段とする場合に比して、排熱量を増大させることができて、冷却効率の向上化を図ることができる冷却方法及び装置を提供しようとするものである。
本発明は、上記課題を解決するために、冷却対象物の熱をペルチェ素子の吸熱部にて吸熱させ、該ペルチェ素子の放熱部より放出される熱を、マイクロ蒸発器における作動液の蒸発熱として吸収させ、作動液の蒸発により発生する蒸気を、蒸気輸送配管を通して上記冷却対象物より離隔する凝縮器まで導いて、該凝縮器にて、上記作動液の蒸気の保有する熱を凝縮熱として放熱させる冷却方法、及び、冷却対象物に吸熱部を取り付けることができるようにしてあるペルチェ素子の放熱部に、マイクロ蒸発器を接合し、該マイクロ蒸発器における蒸気取出口に、上記冷却対象物より離隔した所要個所に設けた凝縮器を蒸気輸送配管にて接続し、且つ上記マイクロ蒸発器における液供給口に、上記凝縮器の液体出口を、ポンプを備えた作動液供給配管を介して接続した冷却装置とする。
又、上記構成において、マイクロ蒸発器の温度を、作動液の飽和温度以上の所要の温度範囲に維持できるよう上記マイクロ蒸発器への作動液の供給量を制御するようにするようにし、更に、マイクロ蒸発器への作動液の供給量の制御を、凝縮器にて凝縮させた作動液を上記マイクロ蒸発器へ蒸発用に供給する作動液供給配管上に設けてあるポンプの運転制御により行うようにする冷却方法、及び、マイクロ蒸発器の温度を検出するための蒸発器温度センサと、該蒸発器温度センサの検出信号を基に作動液供給配管上のポンプへ指令を与える制御器を備えた冷却装置とする。
更に、上記構成における冷却対象物を電子部品とし、該電子部品に、ペルチェ素子の吸熱部を取り付けるようにした構成とする。
本発明によれば、以下の如き優れた効果を発揮する。
(1)冷却対象物の熱をペルチェ素子の吸熱部にて吸熱させ、該ペルチェ素子の放熱部より放出される熱を、マイクロ蒸発器における作動液の蒸発熱として吸収させ、作動液の蒸発により発生する蒸気を、蒸気輸送配管を通して上記冷却対象物より離隔する凝縮器まで導いて、該凝縮器にて、上記作動液の蒸気の保有する熱を凝縮熱として放熱させる冷却方法及び装置としてあるので、冷却対象物より放出される熱を、ペルチェ素子、マイクロ蒸発器、蒸気輸送配管を経て凝縮器へ移動させて排熱できることから、排熱効率を高めることができて、上記冷却対象物を効率よく冷却することができる。
(2)更に、上記冷却対象物とマイクロ蒸発器との間に、ペルチェ素子を介在させてあることから、上記冷却対象物を比較的低い温度に保持する場合であっても、該ペルチェ素子の吸熱部にて上記冷却対象物の熱を吸熱する一方、該ペルチェ素子の放熱部の温度を、マイクロ蒸発器における作動液の飽和温度(蒸発温度)まで昇温させることができ、これにより、上記冷却対象物より吸収した熱を、マイクロ蒸発器へ伝えて、作動液の蒸発熱として大きな熱量を効率よく吸収させることができる。
(3)吸熱を作動液の蒸発によって行わせるようにしてある上記マイクロ蒸発器に対する作動液の供給は、作動液供給配管上のポンプによって強制駆動するようにしてあるため、蒸発部への作動液の供給を毛細管現象等により受動的に行わせるようにしてあるヒートパイプに比して、熱の輸送量を増大させることができ、これにより、排熱量を増大させることができる。したがって、排熱効率を大きなものとすることができて、大きな熱量の放熱が可能となるため、冷却対象物が熱流束の大きな高発熱体であるとしても、該冷却対象物を効率よく冷却することが可能となる。又、冷却対象物が狭い空間に設置されている場合であっても、該冷却対象物の放出する熱を、効率よく離れた個所に設けた凝縮器へ移動させることができるため、限られたスペースしかない場合であっても、上記冷却対象物の冷却を効率よく行わせることが可能となる。
(4)上記のように排熱量を増大できることに伴い、冷却対象物の冷却を速やかに行なうことができるようになるため、冷却対象物の温度変化に対する応答速度を高めることができる。又、熱容量を増加させることができて、冷却対象物の温度変化速度を緩和させることができる。
(5)マイクロ蒸発器の温度を、作動液の飽和温度以上の所要の温度範囲に維持できるよう、上記マイクロ蒸発器への作動液の供給量を制御するようにし、更に、該作動液の供給量の制御を、凝縮器にて凝縮させた作動液を上記マイクロ蒸発器へ蒸発用に供給する作動液供給配管上に設けてあるポンプの運転制御により行うようにする冷却方法、及び、マイクロ蒸発器の温度を検出するための蒸発器温度センサと、該蒸発器温度センサの検出信号を基に作動液供給配管上のポンプへ指令を与える制御器を備えた冷却装置とすることにより、マイクロ蒸発器への作動液の供給量を、該マイクロ蒸発器の蒸発部に常時蒸発できるような状態に作動液を存在させるように制御できると共に、上記マイクロ蒸発器の温度を、作動液の蒸発温度以上の所要温度に保持できて、マイクロ蒸発器における熱吸収を効率よく行わせることができる。
(6)冷却対象物を電子部品とし、該電子部品に、ペルチェ素子の吸熱部を取り付けるようにした構成とすることにより、電子部品の温度上昇を抑えることができて、信頼性を向上させることができ、上記電子部品が、温度の過剰な上昇に伴って停止する虞を未然に防止できるようになるため、サーバーや高速計算等を長時間高負荷運転する場合でも停止する虞を未然に防止できるようになる。更に、冷却効率を大幅に高めることができるため、発熱量が増加するようなMPUやCPU等の電子部品の更なる小型化に対応することが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の冷却方法及び装置の実施の一形態を示すもので、冷却対象物として、たとえば、MPUやCPU等の電子部品43にペルチェ素子44の吸熱部45を取り付け、且つ該ペルチェ素子44の放熱部46に、図12乃至図14に示した蒸発器20と同様に、作動液の蒸発部として、蒸気通路側に開口した複数の狭幅、たとえば、溝幅100μm以下の微細な蒸発溝(図示せず)を備えてなる構成を有するマイクロ蒸発器としてのマイクロチャネル蒸発器47を取り付ける。上記マイクロチャネル蒸発器47における蒸気取出口48には、上記電子部品43と離れた所要個所、たとえば上記電子部品43を収納している筐体(図示せず)の外部に設置してある凝縮器49の蒸気入口50を、蒸気輸送配管51を介し接続する。更に、上記マイクロチャネル蒸発器47における液供給口52は、上記凝縮器49における凝縮液体の出口53に、途中にポンプ55を備えた作動液供給配管54を介し接続して、上記マイクロチャネル蒸発器47、蒸気輸送配管51、凝縮器49、作動液供給配管54を順に経て流体が循環できるよう流路を形成し、該流路内となる、たとえば、上記凝縮器49内に所要量の作動液56を収納させる。更に、上記凝縮器49に、放熱器として、たとえば、ファン58付きのヒートシンク57を取り付けて本発明の冷却装置Iを構成する。なお、本明細書において、マイクロ蒸発器とは、作動液56が強制的に供給されて蒸発させられるようにするための蒸発部(熱交換部)として、微細な蒸発溝(マイクロチャネル)や多孔質材の内部空間、所要空間に充填された粉体同士の間に形成される微細な隙間等、微細構造の蒸発部を有する蒸発器を意味するものとする。
上記作動液56は、上記ペルチェ素子44が吸熱部45に取り付ける冷却対象物の熱を吸熱するときに該ペルチェ素子44の放熱部46が達する温度域に飽和温度(蒸発温度)を有する液体、たとえば、飽和温度が100℃(1atm)の水や、78℃(1atm)のエタノール、あるいは、アセトン等を適宜選択して用いるようにすればよい。
上記構成としてある本発明の冷却装置Iは、MPUやCPU等の電子部品43を冷却対象物とする場合には、該電子部品43に、上記冷却装置Iにおけるペルチェ素子44の吸熱部45を、たとえば、ろう付けや低温はんだにより予め接合して取り付ける。このようにして形成した冷却装置I付きの電子部品43は、基板となる高熱伝導率板59上に設置してあるCPUソケットの如きソケット60へ装着させて該ソケット60に上記電子部品43を保持させるようにする。
上記本発明の冷却装置Iにより電子部品43の冷却を行うときには、ペルチェ素子44に対し、所要の電力供給を行なうことにより該ペルチェ素子44における電子部品43の取付面となっている吸熱部45を冷却すると共に、上記作動液供給配管54上のポンプ55を運転して、該作動液供給配管54を経て凝縮器49より導かれる作動液56を、マイクロチャネル蒸発器47へ供給するようにし、更に、ヒートシンク57に取り付けてあるファン58を運転して、該ヒートシンク57を強制的に空冷できるようにする。
これにより、上記電子部品43より放出される熱を、ペルチェ素子44の吸熱部45より吸熱させることにより、上記電子部品43の冷却を行うようにする。上記ペルチェ素子44の吸熱部45より吸収された熱は、該ペルチェ素子44の放熱部46よりマイクロチャネル蒸発器47ヘ伝えて、該マイクロチャネル蒸発器47にて蒸発する作動液56の蒸発熱として吸収させる。上記マイクロチャネル蒸発器47にて蒸発された作動液の蒸気56aは、蒸気輸送配管51を通して凝縮器49へ導き、該凝縮器49にて冷却して液化させることにより凝縮熱を放熱させる。該凝縮器49にて放熱される作動液56の凝縮熱は、該凝縮器49よりヒートシンク57へ伝えた後、該ヒートシンク57をファン58により強制空冷することによって、雰囲気(大気)中へ排出させるようにする。
上記凝縮器49にて液化された作動液56は、ポンプ55の運転により作動液供給配管54を通して再びマイクロチャネル蒸発器47へ供給して、該マイクロチャネル蒸発器47における蒸発用の液体として再使用するようにする。
このように、本発明の冷却方法及び装置によれば、冷却対象物である電子部品43の冷却を行うことができると共に、該電子部品43より吸収した熱を、ペルチェ素子44、マイクロチャネル蒸発器47、蒸気輸送配管51、凝縮器49、放熱器としてのヒートシンク57を経て、上記電子部品43より離れた個所まで移動させて雰囲気中へ排出させることができることから、雰囲気中へ放散された熱が電子部品43に影響する虞を未然に防止できて排熱効率を高めることができる。更に、上記電子部品43とマイクロチャネル蒸発器47との間に、ペルチェ素子44を介在させて設けてあることから、上記電子部品43を比較的低い温度、たとえば、50℃〜80℃程度に保持する場合であっても、該ペルチェ素子44の吸熱部45にて上記電子部品43の熱を吸熱する一方、該ペルチェ素子44の放熱部46の温度を、マイクロチャネル蒸発器47の作動液56、たとえば、水の飽和温度(100℃)まで昇温させることができて、上記電子部品43より吸収した熱を、マイクロチャネル蒸発器47へ伝えて作動液56の蒸発熱として大きな熱量を効率よく吸収させることができる。
又、上記ペルチェ素子44の放熱部46からの吸熱を作動液56の蒸発によって行わせるようにしてある上記マイクロチャネル蒸発器47に対する作動液56の供給は、作動液供給配管54上のポンプ55によって強制駆動するようにしてあるため、ヒートパイプに比して熱の輸送量を増大させることができて、排熱量を増大させることができる。たとえば、作動液56として水を用いる場合には、100W/cm以上の排熱量を確保することができることから、ヒートパイプに比して5倍以上の排熱量を確保でき、したがって、排熱効率を従来よりも大きなものとすることができて、大きな熱量の放熱が可能となるため、冷却対象物となる電子部品43が、熱流束の大きな高発熱体であるとしても、該電子部品43を効率よく冷却することが可能となる。又、冷却対象物である上記電子部品43が狭い(小さい)空間に設置されている場合であっても、該電子部品43の放出する熱を、効率よく筐体外部のような離れた個所へ移動させることができるため、限られたスペースしかない場合であっても、上記電子部品43を効率よく冷却することが可能となる。
更に、上述したように、排熱量を増大できることに伴い、電子部品43の冷却を速やかに行なうことができるようになるため、電子部品43の温度変化に対する応答速度を高めることができる。又、上記電子部品43に、ペルチェ素子44とマイクロチャネル蒸発器47とを一体に組み付けてあるため、熱容量を増加させることができて、電子部品43の温度変化速度を緩和させることができる。
したがって、冷却対象物である電子部品43の温度上昇を抑えることができることから、該電子部品43の信頼性を向上させることができると共に、上記電子部品43が、温度の過剰な上昇に伴って停止する虞を未然に防止できるようになり、サーバーや高速計算等を長時間高負荷運転する場合でも停止する虞を防止できるようになる。更に、冷却効率を大幅に高めることができるため、発熱量が増加するようなMPUやCPU等の電子部品43の更なる小型化に対応することが可能となる。更には、冷却対象物である電子部品43と共に、その周囲の他の部品やプラスチック部材等が高温になる虞を未然に防止して、劣化の防止を図ることもできる。
なお、上記図1において、本発明の冷却装置Iの構成要素となるペルチェ素子44、マイクロチャネル蒸発器47、上記輸送配管51、凝縮器49、作動液供給配管54、ポンプ55、及び、冷却対象物としての電子部品43のサイズは、それぞれ図示するための便宜上のサイズであり、実際のサイズを反映するものではない。以下の実施の形態においても同様とする。
次に、図2は上記実施の形態の応用例を示すもので、図1に示したと同様の構成において、凝縮器49に、放熱器としてファン58付きのヒートシンク57を取り付けた構成に代えて、凝縮器49に、放熱器としての水冷チラー61を取り付けてなる構成として、上記凝縮器49にて作動液56を凝縮させるときに放出される凝縮熱を、上記水冷チラー61に流通させる冷却水62との熱交換によって放散させることができるようにしたものである。
その他、図1に示したものと同一のものには同一符号が付してある。
本実施の形態によれば、冷却対象物としての電子部品43より、ペルチェ素子44を介してマイクロチャネル蒸発器47における作動液56の蒸発熱として吸熱させた熱を、作動液の蒸気56aを凝縮器49へ導いて凝縮させることにより凝縮熱として放出させ、この凝縮器49より放出される熱を、上記水冷チラー61に流通させる冷却水62との熱交換により放熱させることができることから、本実施の形態においても上記図1に示した実施の形態と同様の効果を得ることができる。
次いで、図3は本発明の実施の他の形態を示すもので、図1と同様の構成において、本発明の冷却装置Iを冷却対象物としての電子部品43の図上上側となる片面のみに取り付けて、上記電子部品43を片面側より冷却するようにした構成に代えて、本発明の冷却装置Iにより、冷却対象物としての電子部品43を上下両面側より冷却できるようにしたものである。
すなわち、図1に示したと同様に、ペルチェ素子44と、該ペルチェ素子44の放熱部46に取り付けたマイクロチャネル蒸発器47と、該マイクロチャネル蒸発器47より離れた所要個所に設けた凝縮器49と、上記マイクロチャネル蒸発器47の蒸気取出口48と上記凝縮器49の蒸気入口50とを接続する蒸気輸送配管51と、上記マイクロチャネル蒸発器47の液供給口52と上記凝縮器49の液体出口53とを接続するポンプ55付きの作動液供給配管54と、上記凝縮器49に取り付けた放熱器としてのヒートシンク57とからなる本発明の冷却装置Iを2基用意し、一方の冷却装置Iは、ペルチェ素子44の吸熱部45を、冷却対象物としての電子部品43の上面に、ろう付けや低温はんだにより接合して取り付ける。又、他方の冷却装置Iは、予め、ペルチェ素子44の吸熱部45を、上記電子部品43の取付用のソケット60の下面に、たとえば、ろう付けや低温はんだにより接合して取り付ける。なお、上記ソケット60は、下面側に上記冷却装置Iを配置できるように、脚部の長いソケット60としてある。
更に、上記本発明の冷却装置Iが取り付けてあるソケット60上に、上記冷却装置I付きの電子部品43を載置して装着する。これにより、上記電子部品43の下面側にも、本発明の冷却装置Iにおけるペルチェ素子44の吸熱部45を、ソケット60を介在させて取り付けるようにする。
本実施の形態によれば、電子部品43の上下両側に配されている各冷却装置Iを、共に図1の実施の形態で述べたと同様に作動させることにより、上記電子部品43を、上下両側より冷却することができる。
なお、上記においては、本発明の冷却装置Iを、予め電子部品43の上面と、ソケット60の下面にそれぞれ取り付けた状態としてから、上記冷却装置I付きの電子部品43を、冷却装置I付きのソケット60に装着するものとして示したが、ソケット60に電子部品43を取り付けてから、上記電子部品43の上面とソケット60の下面に、本発明の冷却装置Iにおけるペルチェ素子44の吸熱部45をそれぞれ接合するようにしてもよい。この場合は、電子部品43の上側に取り付ける冷却装置Iの凝縮器49と、ソケット60の下側に取り付ける冷却装置Iの凝縮器49に取り付ける放熱器を、共通の1つのヒートシンク57とするようにしてもよい。
次に、本発明の冷却装置の制御系について説明する。
本発明の冷却装置Iの制御系は図4に示す如く、たとえば、図1に示したと同様の構成におけるペルチェ素子44の吸熱部45に、該吸熱部45に接合する冷却対象物としての電子部品43の温度を検出するための対象物温度センサ63を設ける。又、ペルチェ素子44の放熱部46とマイクロチャネル蒸発器47のとの間に、マイクロチャネル蒸発器47の温度を検出するための蒸発器温度センサ64を設ける。更に、上記対象物温度センサ63からの信号に基いて上記ペルチェ素子44に接続してある電源65へ指令を与えて該電源65より上記ペルチェ素子44へ供給する電力負荷を制御するための電力負荷制御部67と、上記蒸発器温度センサ64からの信号に基いて作動液供給配管54上に設けたポンプ55へ指令を与えて、上記マイクロチャネル蒸発器47への作動液56の供給量を制御するための作動液供給量制御部68と有してなる制御器66を備える。
詳述すると、上記制御器66における電力負荷制御部67は、対象物温度センサ63より入力される電子部品43の温度検出信号を監視して、電子部品43の温度tが或る設定上限温度A1に達すると、電源65よりペルチェ素子44へ電力を供給して、該ペルチェ素子44を作動させることにより、電子部品43の放熱をペルチェ素子44の吸熱部45より吸熱させて、上記電子部品43の温度tを上記設定上限温度A1以下に保持させるようにする。更に、上記電子部品43の発熱量が増加すると、電源65より上記ペルチェ素子44へ印加する電力を増加させることにより、該ペルチェ素子44における吸熱部45における吸熱量を増加させて、上記電子部品43の温度tを、上記設定上限温度A1以下に保持させるようにする機能を有するものとしてある。
一方、上記制御器66における作動液供給量制御部68は、基本的には、マイクロチャネル蒸発器47の微細な蒸発溝(図13及び図14参照)に、常に作動液56が充填されて蒸発可能な状態に保持されるように、ポンプ55の運転を制御して、作動液供給配管54を通してマイクロチャネル蒸発器47へ供給する作動液56の供給液量を制御する機能を有するものとしてある。
すなわち、上記作動液供給量制御部68は、ペルチェ素子44の放熱部46の温度と等しくなるマイクロチャネル蒸発器47の温度teを常時監視するようにしてあり、上記のようにペルチェ素子44へ電力供給を行なって電子部品43の放熱を該ペルチェ素子44の吸熱部45によって吸収するときに、放熱部46の温度上昇に伴って上記マイクロチャネル蒸発器47の温度teが上昇して、作動液56の飽和温度(蒸発温度)Tsatに達すると、該マイクロチャネル蒸発器47の温度teが、常に上記飽和温度Tsat以上の温度に維持されるように、ポンプ55へ運転指令を与えて、該ポンプ55の運転により凝縮器49より作動液供給配管54を経てマイクロチャネル蒸発器47へ送液する作動液56の送液量を制御できるようにしてある。この送液量の制御は、図5(イ)(ロ)に示す如きポンプ55のON−OFF制御や、図6に示す如きPID制御によって行うようにしてある。
上記ポンプ55のON−OFF制御は、図5(イ)に示す如く、蒸発器温度センサ64にて検出されるマイクロチャネル蒸発器47の温度teが、上記作動液56の飽和温度Tsatよりも高くなるよう設定してある所要の設定最高温度THIに達すると、図5(ロ)に示す如く、上記ポンプ55の運転を開始(ON)させ、その後、このポンプ55の運転により作動液56が供給されるマイクロチャネル蒸発器47にて作動液56の蒸発熱により熱が奪われて、上記マイクロチャネル蒸発器47の温度teが、上記作動液56の飽和温度Tsatをやや上回る温度に設定してある設定最低温度TLOまで低下すると、ポンプ55の運転を停止(OFF)させるようにし、このマイクロチャネル蒸発器47の温度変化に応じて上記ポンプ55の運転を制御することにより、マイクロチャネル蒸発器47の温度teを、上記設定最高温度THIと設定最低温度TLOとの間に維持できるようにしてある。
一方、上記ポンプ55のPID制御は、図6に示す如く、マイクロチャネル蒸発器47を維持すべき作動液56の飽和温度Tsatよりも高い所要の設定温度Tsetと、蒸発器温度センサ64にて検出されるマイクロチャネル蒸発器47の計測温度(実測温度)teとの差(偏差)eを最小にするような制御則、たとえば、現代制御理論を用いたPID制御則(f(e))を用いて、ポンプ55の出力(V=f(e))をコントロールすることにより、該ポンプ55の運転により上記マイクロチャネル蒸発器47へ供給される作動液56の供給量を制御し、これにより、上記マイクロチャネル蒸発器47の温度teを、上記設定温度Tset付近に維持できるようにしてある。なお、上記PID制御の場合における比例帯の範囲は、上記マイクロチャネル蒸発器47の温度teを維持すべき所要温度より、電子部品43の設定上限温度A1を差し引いた温度以下の範囲となるようにする。
したがって、上記のようなポンプ55の運転制御によりマイクロチャネル蒸発器47への作動液56の供給量が制御されるため、上記マイクロチャネル蒸発器47の温度は上記したような所要の温度範囲に維持される。
このように、マイクロチャネル蒸発器47の温度が所要の温度範囲に維持されている状態になると、上記電力負荷制御部67はペルチェ素子44への電力負荷を増加させるようにして、該ペルチェ素子44の吸熱部45による吸熱量を増加させて電子部品43の温度tを低下させ、電子部品43の温度tが設定下限温度A2まで低下すると、制御器66は電力負荷制御部67と作動液供給量制御部68の働きにより、電子部品43の温度tを上記設定下限温度A2に、又、上記マイクロチャネル蒸発器47の温度teを上記所要の温度範囲に保持させるようにしてある。
この状態にて、電子部品43に急激な熱負荷が加わり、該電子部品43の温度tが上昇しそうになると、上記電子部品43の温度tが上記設定下限温度A2に維持されるように、ペルチェ素子44への電力供給が制御されて該ペルチェ素子44の吸熱部45による吸熱量が高められる。このような電力供給の制御の際には、上記ペルチェ素子44の放熱部46における放熱量が増加して、マイクロチャネル蒸発器47の温度が上昇されるようになるが、このようなマイクロチャネル蒸発器47の温度変化に対しては、上記したようなON−OFF制御あるいはPID制御によるポンプ55の運転制御が行われて、マイクロチャネル蒸発器47への作動液56の供給量が増加され、該マイクロチャネル蒸発器47における作動液56の蒸発量が増加させられるため、蒸発熱による熱吸収量が増大され、これにより、マイクロチャネル蒸発器47の温度は上記所要の温度範囲に維持される。
なお、本発明は上記実施の形態のみに限定されるものではなく、以下に示すような構成としてもよい。すなわち、本発明の冷却装置Iの凝縮器49に取り付ける放熱器としては、ファン58付きのヒートシンク57及び水冷チラー61を示したが、上記凝縮器49にて作動液の蒸気56aを凝縮させるときに放出される凝縮熱を、雰囲気中に放散させたり各種の冷媒と熱交換させることで除冷できれば、自然対流する雰囲気への輻射及び伝熱により放熱する形式のファンのない形式のヒートシンクや、その他いかなる形式の放熱器を採用してもよい。
又、上記各実施の形態においては、ペルチェ素子44の放熱部46より吸熱させるためのマイクロ蒸発器として、マイクロチャネル蒸発器47を使用するものとして説明したが、ポンプ55の運転により作動液供給管54を通して供給される作動液56を、微細構造の蒸発部分より効率よく蒸発させることができるようにしてあれば、マイクロチャネル蒸発器47に代えて図15に示す如き多孔質材を蒸発部とする所謂マイクロ蒸発器や、その他、多孔質材や狭幅の蒸発溝以外にも、蒸発部に粉を充填する等、強制的に供給される作動液56を微細構造の蒸発部より効率よく蒸発させることができるようにしてあれば、いかなる形式のマイクロ蒸発器を採用するようにしてもよい。
更に、図4では、ペルチェ素子44へ電力供給を行う電源65を、独立の電源として示したが、図7に示す如く、冷却対象物としてのMPUやCPU等の電子部品43へ電力供給を行う電源と共用の電源65aとしてもよいこと、又、上記各実施の形態において、たとえば、図7に示すと同様に、蒸気輸送配管51に、断熱材69を巻き付けた構成として、マイクロチャネル蒸発器57より上記蒸気輸送配管51を経て凝縮器49へ導かれる作動液の蒸気56aが途中で温度低下することを抑制できるようにしてもよいこと、図2の実施の形態、及び、図3の実施の形態の冷却装置の制御系としては、図4乃至図6で説明したと同様の本発明の冷却装置の制御系を適用できること、更に又、本発明の冷却方法及び装置は、MPUやCPU等の電子部品43以外にも、コイル等の電子部品、マイクロマシン、集積回路、発光素子、パーソナルコンピュータやサーバー等の高性能電子計算機の電子機器、その他各種の冷却対象物の冷却にも適用でき、この場合、図8に概要を示すように、MPU、CD、MD、電池、トランス、メモリー、ハードディスク等、使用時に放熱が生じるため冷却が必要となる各種機器を冷却対象物43(冷却対象物としての電子部品43と同じ符号で示す)とする場合に、上記各冷却対象物43に対してそれぞれペルチェ素子44とマイクロチャネル蒸発器47とを順に取り付け、該各冷却対象物43ごとのマイクロチャネル蒸発器47より作動液の蒸気56aを導くための蒸気輸送配管51を、共通の凝縮器49に取り付けて、上記各冷却対象物47よりそれぞれ対応するペルチェ素子44を経てマイクロチャネル蒸発器47にて作動液の蒸気56aを発生させる際の蒸発熱の形で吸収させた熱を、共通の凝縮器49にて凝縮熱として放出させることができるようにしてもよい。なお、図8では凝縮器49にて凝縮させた作動液56をそれぞれの冷却対象物43ごとに設けてあるマイクロチャネル蒸発器47へ再び供給するためのポンプ55付きの作動液供給配管54の記載は省略してある。その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明の冷却方法及び装置の実施の一形態を示す概略側面図である。 本発明の実施の他の形態を示す概略側面図である。 本発明の実施の更に他の形態を示す概略側面図である。 本発明の冷却装置の制御系を示す概要図である。 図4の制御系におけるマイクロチャネル蒸発器の温度に基づいたポンプの運転制御の一例を示すもので、(イ)はマイクロチャネル蒸発器の温度変化を、又、(ロ)はポンプ運転状態を、それぞれ時間軸を揃えて示した図である。 図4の制御系におけるマイクロチャネル蒸発器の温度に基づいたポンプの運転制御の他の例を示す図である。 本発明の実施の更に別の形態を示す図である。 本発明を多数の冷却対象物の冷却に適用する場合の一例を示す図である。 従来のCPUを冷却するために提案されている冷却手法の一例を示す概略側面図である。 従来のCPUの発熱部を冷却するために提案されている冷却手法の他の例を示す概略側面図である。 従来提案されているヒートパイプを熱輸送手段として採用した冷却装置の一例を示す概略切断側面図である 本出願人が先の出願にて提案している冷却装置を示す概要図である。 図12の冷却装置における蒸発器部分を示す概略斜視図である。 図13の蒸発器の概略切断側面図である。 本出願人が先の出願にて提案している蒸気発生装置を示す概略斜視図である。
符号の説明
I 冷却装置
43 電子部品(放熱対象物)
44 ペルチェ素子
45 吸熱部
46 放熱部
47 マイクロチャネル蒸発器(マイクロ蒸発器)
48 蒸気取出口
49 凝縮器
51 蒸気輸送配管
52 液供給口
53 液体出口
54 作動液供給配管
55 ポンプ
56 作動液
56a 作動液の蒸気
64 蒸発器温度センサ
66 制御器
68 作動液供給量制御部

Claims (6)

  1. 冷却対象物の熱をペルチェ素子の吸熱部にて吸熱させ、該ペルチェ素子の放熱部より放出される熱を、マイクロ蒸発器における作動液の蒸発熱として吸収させ、作動液の蒸発により発生する蒸気を、蒸気輸送配管を通して上記冷却対象物より離隔する凝縮器まで導いて、該凝縮器にて、上記作動液の蒸気の保有する熱を凝縮熱として放熱させることを特徴とする冷却方法。
  2. マイクロ蒸発器の温度を、作動液の飽和温度以上の所要の温度範囲に維持できるよう上記マイクロ蒸発器への作動液の供給量を制御するようにする請求項1記載の冷却方法。
  3. マイクロ蒸発器への作動液の供給量の制御を、凝縮器にて凝縮させた作動液を上記マイクロ蒸発器へ蒸発用に供給する作動液供給配管上に設けてあるポンプの運転制御により行うようにする請求項2記載の冷却方法。
  4. 冷却対象物に吸熱部を取り付けることができるようにしてあるペルチェ素子の放熱部に、マイクロ蒸発器を接合し、該マイクロ蒸発器における蒸気取出口に、上記冷却対象物より離隔した所要個所に設けた凝縮器を蒸気輸送配管にて接続し、且つ上記マイクロ蒸発器における液供給口に、上記凝縮器の液体出口を、ポンプを備えた作動液供給配管を介して接続した構成を有することを特徴とする冷却装置。
  5. マイクロ蒸発器の温度を検出するための蒸発器温度センサと、該蒸発器温度センサの検出信号を基に作動液供給配管上のポンプへ指令を与える制御器を備えた請求項4記載の冷却装置。
  6. 冷却対象物を電子部品とし、該電子部品に、ペルチェ素子の吸熱部を取り付けるようにした請求項4又は5記載の冷却装置。
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