JP2006242282A - 案内装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱膨張による影響を受けることなく常に、可動体を安定して滑らかに移動させることが可能な案内装置を提供する。
【解決手段】基台2に延設された複数のガイド部材6,7と、これらガイド部材にそれぞれ1つずつ設けられるとともに、各ガイド部材に沿って移動する空気軸受と、空気軸受によって支持及び位置決めされる可動体4とを備え、複数のガイド部材の中の1つに設けられた空気軸受は、可動体を垂直方向に支持する垂直方向空気軸受8と可動体を水平方向に位置決めする水平方向空気軸受10a,10bとから構成され、その他のガイド部材に設けられた空気軸受は、可動体を垂直方向に支持する垂直方向空気軸受のみで構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、フラットパネルディスプレイの製造や検査などで使用される案内装置に関する。
従来から、例えばフラットパネルディスプレイの検査用機材などを移動させるための装置が用いられている(特許文献1参照)。
このような装置は、例えば図2(a)〜(c)に示すように、水平な基準面2aを上面部に有する基台2と、基台2の基準面2aから上方に突設され、かつ、基台2の基準面2aの両端にそれぞれ延設されたガイドレール(ガイド部材)6,7と、双方のガイドレール6,7の上側に直交して跨るように位置付けて配置され、双方のガイドレール6,7に沿って移動可能なコラム(可動体)4と、当該コラム4を空気圧によって支持及び位置決めする空気軸受8,10a,10bとを備えている。
空気軸受8,10a,10bは、垂直方向空気軸受8と水平方向空気軸受10a,10bとから構成されている。
垂直方向空気軸受8は、コラム4に固定されており、空気圧によってコラム4をガイドレール6,7の上面6c,7cと非接触の状態で垂直方向に支持している。
また、水平方向空気軸受10a,10bは、垂直方向空気軸受8を介してコラム4に固定されているとともに、双方のガイドレール6,7の両側面6a,6b,7a,7bと対向するようにそれぞれ配置されており、空気圧によってコラム4を双方のガイドレール6,7の両側面6a,6b,7a,7bと非接触の状態で水平方向に位置決めしている。
なお、双方の空気軸受8,10a,10bの外側にはリニアモータ12がそれぞれ設けられ、コラム4は、当該リニアモータ12によって駆動されて、ガイドレール6,7に沿って直線移動する。
かかる装置を連続して稼動し続けると、例えば、基台2及びコラム4の温度がそれぞれ上昇し、基台2とコラム4が熱膨張を起こすことがある。ところで、かかる装置の基台2は、セラミックや石などによって構成され、コラム4は、アルミ合金などの金属によって構成されている場合がある。このように基台2とコラム4の材質が異なる場合、基台2及びコラム4の温度は、同じようには上昇せず、両者の温度には差が生じる。この結果、基台2の熱膨張量とコラム4の熱膨張量にも差が生じる。仮に、基台2とコラム4の温度上昇値が同じであっても、両者の熱膨張係数が異なる場合、基台2の熱膨張量とコラム4の熱膨張量には差が生じる。
ここで、基台2の材料として斑レイ岩、コラム4の材料としてアルミ合金を用いた場合の基台2とコラム4の熱膨張量の差について考察する。一例として、基台2とコラム4の幅を2mとし、温度上昇前後の温度差を1℃とした場合、それぞれの熱膨張量はおよそ以下の通りとなる(熱膨張係数を、斑レイ岩:8×10-6(/℃)、アルミ合金:21×10-6
(/℃)としてそれぞれ概算)。
基台2(斑レイ岩)の熱膨張量 8×10-6(/℃)×1(℃)×2(m) = 16μm コラム4(アルミ合金)の熱膨張量 21×10-6(/℃)×1(℃)×2(m) = 42μm したがって、この場合、基台2(斑レイ岩)の熱膨張量とコラム4(アルミ合金)の熱膨張量との熱膨張量差は、約26μmとなる。
このように、基台2(斑レイ岩)の熱膨張量とコラム4(アルミ合金)の熱膨張量との間に差が生じた場合、例えば、コラム4に着目すると、当該コラム4は、基台2よりも両側方向に膨張する。ところで、コラム4の両側は、水平方向空気軸受10a,10bによってガイドレール6側及びガイドレール7側の双方とも水平方向に位置決め固定されている。このため、水平方向空気軸受10aは、ガイドレール6,7の外側面6a,7aから離れる方向にコラム4が膨張した量だけ位置ずれし、一方、水平方向空気軸受10bは、ガイドレール6,7の内側面6b,7bに接近する方向にコラム4が膨張した量だけ位置ずれする。
この結果、それぞれの水平方向空気軸受10a,10bとガイドレール6,7との間のすきま(軸受すきま)に偏りが生じるため、コラム4を安定して滑らかに移動させることが困難になる虞がある。例えば、コラム4が蛇行して直進安定性が悪くなる場合が予想される。
また、コラム4の熱膨張量がさらに大きくなると、上記すきま(軸受すきま)がなくなってしまう場合もある。この場合には、例えば、水平方向空気軸受10bとガイドレール6,7の内側面6b,7bとが摺接するようになり、両者間の摩擦力が増大して、コラム4を安定して滑らかに移動させることが困難になってしまう。
特開平8−85026号公報
本発明は、このような課題を解決するためになされており、その目的は、熱膨張による影響を受けることなく常に、可動体を安定して滑らかに移動させることが可能な案内装置を提供することにある。
このような目的を達成するために、本発明の案内装置は、基台に延設された複数のガイド部材と、これらガイド部材にそれぞれ1つずつ設けられるとともに、各ガイド部材に沿って移動する空気軸受と、空気軸受によって支持及び位置決めされる可動体とを備えている。このような構成において、複数のガイド部材の中の1つに設けられた空気軸受は、可動体を垂直方向に支持する垂直方向空気軸受と可動体を水平方向に位置決めする水平方向空気軸受とから構成され、その他のガイド部材に設けられた空気軸受は、可動体を垂直方向に支持する垂直方向空気軸受のみで構成されている。
この場合、垂直方向空気軸受は、可動体を空気圧によってガイド部材から所定のすきまだけ浮上させつつ、ガイド部材と非接触の状態で支持している。また、水平方向空気軸受は、空気圧によって可動体とガイド部材との間に所定のすきまを保ちながら、可動体をガイド部材と非接触の状態で位置決めしている。
本発明によれば、熱膨張による影響を受けることなく常に、可動体を安定して滑らかに移動させることが可能となる。
以下、本発明の一実施形態に係る案内装置について、添付図面を参照して説明する。
この場合、その基本構成は、上述した従来の装置(図2)と同様であるため、以下では、本発明の特徴部分の説明に止める。また、本実施形態の説明に際し、図2の装置と同一の構成には同一符号を付して、その説明を省略する。
図1(a)〜(d)に示すように、本実施形態の装置において、ガイドレール6には、垂直方向空気軸受8と水平方向空気軸受10a,10bとがそれぞれ設けられている(図1(b))。これに対し、ガイドレール7には、垂直方向空気軸受8のみが設けられており、水平方向空気軸受10a,10bは設けられていない(図1(c))。
図1(b),(c)に示すように、垂直方向空気軸受8は、コラム4に固定されているとともに、ガイドレール6,7の上面6c,7cと対向した対向面9に当該上面6c,7cへ向けて空気を吹き出す空気孔(図示しない)が設けられている。この場合、当該垂直方向空気軸受8は、当該空気孔からガイドレール6,7の上面6c,7cに所定圧の空気を吹き付けることにより、その対向面9にガイドレール6,7の上面6c,7cからの反力を受ける。この結果、当該垂直方向空気軸受8は、コラム4を当該上面6c,7cから所定のすきま(軸受すきま)だけ浮上させつつ、当該上面6c,7cと非接触の状態で垂直方向に支持している。
また、図1(b)に示すように、水平方向空気軸受10a,10bは、垂直方向空気軸受8を介してコラム4に固定されているとともに、ガイドレール6の両側面6a,6bと対向した対向面11a,11bに当該両側面6a,6bへ向けて空気を吹き出す空気孔(図示しない)が設けられている。この場合、当該水平方向空気軸受10a,10bは、当該空気孔からガイドレール6の両側面6a,6bに所定圧の空気を吹き付けることにより、その対向面11a,11bにガイドレール6の両側面6a,6bからの反力を受ける。この結果、当該水平方向空気軸受10a,10bは、コラム4と当該両側面6a,6bとの間に所定のすきま(軸受すきま)を保ちながら、コラム4を当該両側面6a,6bと非接触の状態で水平方向に位置決めしている。
上述したように、本実施形態において、ガイドレール7には、垂直方向空気軸受8のみが設けられており、水平方向空気軸受10a,10bは設けられていない。したがって、例えば装置の稼動中にコラム4が熱膨張した場合であっても、その膨張量をガイドレール7側から装置の外部に逃がすことが可能となる。具体的には、垂直方向空気軸受8によって、コラム4をガイドレール7に対し、その膨張量だけコラム4の長手方向(ガイドレール7の幅方向)にスライドさせることが可能となる。
この場合、当該熱膨張による影響は、ガイドレール6側には及ばず、水平方向空気軸受10a,10bとガイドレール6との間のすきま(軸受すきま)は、コラム4が熱膨張する前の状態のまま維持され、コラム4が熱膨張した後も変化しない。したがって、コラム4が蛇行して直進安定性が悪くなることや、水平方向空気軸受10bとガイドレール6,7の内側面6b,7bとが摺接し、両者間の摩擦力が増大することもない。
この結果、コラム4は、熱膨張による影響を受けることなく常に、安定して滑らかに移動することができる。
ところで、本実施形態においては、コラム4のガイドレール7側には垂直方向空気軸受8のみが設けられており、コラム4は、ガイドレール7の上面7cとは非接触の状態となっている。このため、装置の稼働中、コラム4のガイドレール7側が上下動して安定しないという場合も想定し得るが、通常はコラム4の自重により、さらにこれに積載される検査用機材などの重量が加わることにより、コラム4は安定するため、上下動することもなく、問題はない。
また、ガイドレール7側に配されたリニアモータ12の可動子と固定子(図示しない)とのすきま量は、コラム4と基台2との熱膨張量の差と比べ十分に大きいので問題はない。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されず、以下のように変更することが可能である。例えば、上述した実施形態において、ガイドレール6,7は、基台2の基準面2aの両端にそれぞれ延設しているが、中央寄りに延設してもよく、3本以上延設してもよい。
また、空気軸受8,10a,10bからガイドレール6,7に所定圧の空気を吹き付けるのではなく、ガイドレール6,7から空気軸受8,10a,10bに所定圧の空気を吹き付けてもよい。
さらに、水平方向空気軸受10a,10bは、垂直方向空気軸受8を介してコラム4に固定されているが、コラム4に直接固定してもよい。
本発明の一実施形態に係る案内装置の構成を示す図であって、(a)は、(d)のA−A線に沿った断面図、(b)及び(c)は、同図(a)における案内装置の両端部を拡大した断面図、(d)は、同図(a)の案内装置を真上から見た平面図。 (a)は、従来の装置の構成を示す断面図、(b)及び(c)は、同図(a)における装置の両端部を拡大した断面図。
符号の説明
2 基台
4 コラム(可動体)
6,7 ガイドレール(ガイド部材)
8 垂直方向空気軸受
10a,10b 水平方向空気軸受
12 リニアモータ

Claims (2)

  1. 基台に延設された複数のガイド部材と、
    これらガイド部材にそれぞれ1つずつ設けられるとともに、各ガイド部材に沿って移動する空気軸受と、
    空気軸受によって支持及び位置決めされる可動体とを備えた案内装置であって、
    複数のガイド部材の中の1つに設けられた空気軸受は、可動体を垂直方向に支持する垂直方向空気軸受と可動体を水平方向に位置決めする水平方向空気軸受とから構成され、その他のガイド部材に設けられた空気軸受は、可動体を垂直方向に支持する垂直方向空気軸受のみで構成されていることを特徴とする案内装置。
  2. 垂直方向空気軸受は、可動体を空気圧によってガイド部材から所定のすきまだけ浮上させつつ、ガイド部材と非接触の状態で支持し、水平方向空気軸受は、空気圧によって可動体とガイド部材との間に所定のすきまを保ちながら、可動体をガイド部材と非接触の状態で位置決めしていることを特徴とする請求項1に記載の案内装置。
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