JP2006242086A - 排ガス浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 フィルタの強制再生時のPMの急激な燃焼やフィルタの溶損を防止する。
【解決手段】 排気通路に設けられた酸化触媒と、酸化触媒の下流側に設けられたフィルタと、フィルタの上流側に設けられた排ガス温度低下手段と、温度低下手段を介して該フィルタに導かれる排ガス流量を調整する流量調整手段と、排ガス中の酸素濃度を調整する酸素濃度調整手段とをそなえ、フィルタ入口温度が第1の所定温度以上であると温度低下手段に流入する排ガス流量が増大するように流量調整手段を制御し、フィルタ入口温度が第2の所定温度未満となると温度低下手段に流入する排ガス流量が減少するように流量調整手段を制御し、フィルタ出口温度が第3の所定温度以上となると、温度低下手段に流入する排ガス流量が増大するように流量調整手段を制御するとともに酸素濃度調整手段により酸素濃度を低下させる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、主にディーゼルエンジンに用いて好適の排ガス浄化装置に関するものである。
従来より、図15に示すように、ディーゼルエンジン101の排気通路102中に酸化触媒(DOC)103及びパティキュレート捕集フィルタ(以下、単にフィルタという)104を設け、排ガス中に含まれる粒子状物質(PM)をフィルタ104で捕集するとともにフィルタ104に堆積したPMを酸化(燃焼)させてフィルタ104を連続再生するようにした技術が知られている。なお、以下では、粒子状物質をPMと表記するが、すす,パティキュレート及びスートと同一の意味である。
このような技術では、例えばフィルタ104の入口と出口との間の圧力差を検出する差圧センサ107を設け、この差圧センサ107で検出された差圧が所定値以上になると、フィルタ104が目詰まりを起こしているものと判定して、フィルタ104の強制再生が実行されるようになっている。
また、強制再生時には、膨張行程の後期又は排気行程の初期に追加燃料噴射(ポスト燃料噴射)を行い、この追加燃料のうちの未燃燃料(HC;炭化水素)を酸化触媒で酸化反応(燃焼)させて、このときの反応熱によりフィルタ104に流入する排ガス温度を上昇させる。そして、フィルタ104に流入する排ガス温度を高温化することでフィルタ104内のPMを自己着火させてPMを燃焼させ、フィルタ104の強制再生を図っている。
ところで、このような強制再生時に堆積したPMが急激に燃焼してしまうとフィルタ内の温度が急激に上昇し、フィルタ104の耐熱許容温度を超えてしまうことが考えられる。このような場合にはフィルタ104の溶損を招く恐れがあるため、強制再生時にはフィルタ104の温度管理が重要である。
このため、図15に示すように、フィルタ104の入り口の温度T1を検出する第1温度センサ105とフィルタの出口の温度T2を検出する第2温度センサ106とを設け、これらの温度センサ105,106からの温度情報に基づいて、フィルタ104が連続再生可能で且つ溶損しない温度範囲となるように、ポスト燃料噴射量がフィードバック制御される。
なお、図中111は燃料を加圧する高圧ポンプ、112は加圧された燃料を一時的に貯留するコモンレール、113は燃料を噴射するインジェクタである。また、114はエアクリーナ、115はターボチャージャ、116はインタクーラであって、エアクリーナ114近傍には図示しないが吸入空気量を検出するエアフローセンサ(AFS)が設けられている。また、ターボチャージャ115は図示しない内部のノズルの開度を変更することにより容量変更可能なバリアブルガイドベーン付きターボチャージャ(VGターボ)として構成されている。また、117は排気通路102中の排ガスの一部を吸気通路108に還流させるEGR通路、118はEGR通路117内の排ガス(EGRガス)の温度を低下させるための熱交換器(EGRクーラ)である。
ところで、例えば下記の特許文献1には、ブローオフ(フィルタに捕集されたPMがフィルタから剥離してフィルタ下流に排出される現象)を防止して、フィルタにおいて捕集されたPMを燃焼させるようにした技術が開示されている。具体的には、酸化触媒とフィルタとの間の主排気通路に排ガスの温度を低下させる熱交換器を介装するとともに、この熱交換器よりも上流側において主排気通路から分岐して上記熱交換器をバイパスするバイパス路を設け、このバイパス路と上記主排気通路との分岐部に切換弁を配設した技術が開示されている(特に引用文献の図6参照)。
この技術は、ブローオフ現象がフィルタの温度が高温になると生じることに着目してなされたものであり、排ガス温度が高温となった場合には、排ガスを熱交換機に導くことで排ガスの温度低下を図り、ブローオフを防止するものである。
特開平10−121939号公報
しかしながら、図15を用いて説明したような従来の技術では、以下のような課題があった。すなわち、例えばフィルタの強制再生中に車両が走行状態から停止(アイドリング)状態に移行した場合には、排ガス中の酸素濃度(酸素量)が増大するため、PMが急速に燃焼してしまうことになる。この場合、温度センサの情報に基づくフィードバック制御では、燃料噴射量を抑制するような制御となるため、結果的に酸素濃度及び酸素量がさらに増大して、強制再生を停止させることが困難である。また、アイドル運転では排ガスの流速が低下して、いわゆる熱の持ち去り量も低下するため、このような点でもフィルタ温度が高温になりやすい。
一方、上述した特許文献1の技術は、フィルタの連続再生(酸化触媒において排ガス中に含まれるNOを酸化させてNO2 を生成し、このNO2 とフィルタ内のPMとを反応させてPMを燃焼させる手法)時の課題を解決しようとするものであり、強制再生については何ら考慮されていない。このため、特許文献1の技術では上述の課題を何ら解決することはできない。
つまり、特許文献1は、連続再生時には酸化触媒温度が300℃〜400℃程度となるが、上述したようなブローオフ現象は400℃前後で生じるため、酸化触媒でNO2 (酸化剤)を生成しても、ブローオフが発生するとフィルタからPMが剥離して、せっかく生成したNO2 を十分に活用できないという課題に鑑みてなされたものであり、強制再生時の課題を解決するようなものではなかった。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、フィルタの強制再生時にフィルタの温度が常に適温となるように制御して、PMの急激な燃焼やフィルタの溶損を防止できるようにした、排ガス浄化装置を提供することを目的とする。
このため、本発明の排ガス浄化装置は、エンジンの排気通路上に設けられて排ガス中の成分を酸化させる酸化触媒と、該酸化触媒の下流側に設けられ、排ガス中のパティキュレートを捕集するフィルタと、該パティキュレート捕集用フィルタの上流側に設けられ、排ガス温度を低下させる温度低下手段と、該温度低下手段を介して該フィルタに導かれる排ガス流量を調整する流量調整手段と、該フィルタの上流側に設けられ該排ガスのフィルタ入口温度を検出する第1温度センサと、該フィルタの下流側に設けられ該排ガスのフィルタ出口温度を検出する第2温度センサと、排ガス中の酸素濃度を調整する酸素濃度調整手段と、該流量調整手段および酸素濃度調整手段を制御する制御手段とをそなえ、該制御手段は、該第1温度センサからの情報に基づいて該フィルタ入口温度が第1の所定温度以上であると該温度低下手段に流入する排ガス流量が増大するように該流量調整手段を制御するとともに、該入口温度が第1の所定温度よりも低い第2の所定温度未満となると該温度低下手段に流入する排ガス流量が減少するように該流量調整手段を制御し、且つ該第2温度センサからの情報に基づいて該フィルタ出口温度が該第1の所定温度よりも高い第3の所定温度以上となると、該第1温度センサからの情報に基づく制御に優先させて該温度低下手段に流入する排ガス流量が増大するように該流量調整手段を制御するとともに、該酸素濃度調整手段により酸素濃度を低下させる
ことを特徴としている(請求項1)。
また、上記請求項1において、該排気通路が、該フィルタよりも上流側で該フィルタが配設される主通路と該温度低下手段が配設されるバイパス通路とに分岐して形成されるとともに、該酸化触媒が主通路に設けられる第1酸化触媒と該バイパス通路に設けられる第2酸化触媒とから構成され、該温度低下手段が該第2酸化触媒よりも下流に設けられ、且つ、該バイパス通路が、該主通路の該第1酸化触媒と該フィルタとの間で合流するように構成されていることを特徴としている(請求項2)。
また、上記請求項1において、該排気通路が、該酸化触媒及び該フィルタが配設される主通路と、該酸化触媒よりも下流で分岐するとともに該フィルタの上流側で合流するバイパス通路とを有し、該温度低下手段が該パイパス通路上に配設されていることを特徴としている(請求項3)。
また、上記請求項2又は3において、該流量調整手段が、該主通路と該バイパス通路との分岐部又は合流部に設けられ、該排ガスを該主通路を介して該フィルタに導く第1の状態と、該排ガスを該バイパス路を介して該フィルタに導く第2の状態とに切り換え可能な切換弁であることを特徴としている(請求項4)。
また、上記請求項2又は3において、該流量調整手段が、該主通路と該バイパス通路との分岐部又は合流部に設けられ、該主通路と該バイパス通路とへの排ガスの流量調整を多段的又は連続的に変更可能な流量調整弁であることを特徴としている(請求項5)。
また、上記請求項1〜5のいずれか1項において、該第1の所定温度が該フィルタで該パティキュレートを効率よく燃焼可能な最高温度であることを特徴としている(請求項6)。
また、上記請求項1〜6のいずれか1項において、該第2の所定温度が該フィルタが活性化する最低温度であることを特徴としている(請求項7)。
また、上記請求項1〜7のいずれか1項において、該第3の所定温度が該フィルタの溶損を回避可能な許容限界温度であることを特徴としている(請求項8)。
また、上記請求項1〜8のいずれか1項において、該酸素濃度調整手段は、供給される燃料量により酸素濃度を調整するインジェクタであることを特徴としている(請求項9)
また、上記請求項9において、該フィルタ出口温度が第3の所定温度以上の時には、空気過剰率が1以下となるように該インジェクタから噴射される燃料噴射量が増量されることを特徴としている(請求項10)。
本発明の排ガス浄化装置によれば、PMが急激に燃焼してフィルタの温度が過度に上昇するような事態を回避でき、フィルタの溶損を防止することができる。
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。
まず、本発明の第1実施形態に係る排ガス浄化装置について説明すると、図1はその要部の構成について示す模式的なブロック図、図2はその要部構成について示す模式図、図3及び図4はその作用を説明するためのフローチャートである。
まず、本装置が適用されるエンジンについて説明する、本装置は図15を用いて説明したようなディーゼルエンジンに適用されるものであって、図2に示す部分以外のハードウェアの構成は図15で説明したエンジンと略同様に構成されている。
すなわち、図2に示すように、排気通路上1には上流側から排ガス中の成分を酸化させる第1酸化触媒2aと、排ガス中のパティキュレートを捕集するフィルタ3とが設けられている。
また、排気通路1は上記第1酸化触媒2aよりも上流側において、主通路11とバイパス通路12とに分岐している。このうち、図示するように、主通路11に上述した第1酸化触媒2a及びフィルタ3が設けられ、バイパス通路12上に上流側から順に第2酸化触媒2bと排ガスクーラ(温度低下手段)5が設けられている。
そして、上述した第1酸化触媒2aと第2酸化触媒2bとから酸化触媒2が構成されている。また、各第1酸化触媒2aは、すでに述べたものと同様の機能を有するものであって、通常走行時は、排ガス中のNOを酸化触媒2でNO2 に酸化し、このNO2 を酸化剤としてフィルタ3に供給するものである。そして、フィルタ3ではこのNO2 とPMとが反応することによりPMが燃焼して、フィルタ3の連続再生が図られるようになっている。
また、強制再生時には、排ガス中の未燃燃料(HC)を酸化反応(燃焼)させて、このときの反応熱により高温となった排ガスをフィルタ3に供給するものである。そして、フィルタ3に流入する排ガス温度を高温化することでフィルタ3内のPMを自己着火させてPMを燃焼させ、フィルタ3を強制的に再生させるようになっている。
また、詳細は図示しないが、フィルタ3は、全体が多孔質材で形成されるとともに、上流側が開口し下流側が閉塞された第1通路と、上流側が閉塞され下流側が開口する第2通路とが交互に隣接して配設されている。これにより、フィルタ3に供給された排ガスは、多孔質の壁部を介して第1通路から第2通路に流入し、このときに排ガス中のPM(カーボンCを主体とする粒子状物質)が壁部において捕集されるようになっている。
また、第2酸化触媒2bは構造上は上述した第1酸化触媒と同様に構成されているが、その機能が異なっている。すなわち、第1酸化触媒2aは、排ガス中のNOやHCを酸化反応させて排気温度を高めることを目的に設けられているが、この第2酸化触媒2bは、排ガス中の成分(NOやHC)を酸化させることにより排ガス中の酸素濃度を低下させ、排ガスをより不活性化させることを目的に設けられている。したがって、この第2酸化触媒2bは受動的な酸素濃度低下手段ということもできる。
また、排ガスクーラ5は排ガス温度を低下させる温度低下手段として機能するものであって、一般的なEGRクーラやインタクーラと同様に構成された空冷の熱交換器である。
また、バイパス通路12は、図2に示すように、第1酸化触媒2aとフィルタ3との間で主通路11に接続されており、これにより、排ガスは主通路11及びバイパス通路12のどちらに流入した場合であっても、最終的にはフィルタ3を通って排出されるようになっている。
また、主通路11とバイパス通路12との分岐部には、切換弁(流量調整手段)6が設けられている。この切換弁6は、排ガスを排ガスクーラ5を介さずにフィルタ3に導く第1モード(第1の状態)と、排ガスを排ガスクーラ5を介してフィルタ3に導く第2モード(第2の状態)とを切り換え可能に構成されている。
すなわち、第1モードでは、排ガスはそのほとんど(或いは全量)が主通路11に導かれて、第1酸化触媒2a及びフィルタ3を通って排出されるようになっている。また、第2モードでは、上記第1モードとは逆に、排ガスはそのほとんど(或いは全量)がバイパス通路12に導かれて第2酸化触媒2b,排ガスクーラ5及びフィルタ3を通って排出されるようになっている。
ここで、本実施形態では切換弁6は図示するようなバタフライ弁が適用されており、主通路11を全開とすることで第1モードとなる。なお、図示するように、バイパス通路12は排気の流れ方向に対して略直交して接続されているため、バイパス通路12を閉塞しなくても主通路11を全開にすれば、排ガスの略全量が主通路11を流れることになる。また、この主通路11を閉塞することにより、排ガスの略全量がパイパス通路12を流れることになる。
また、この切換弁6は図示しないモータ等のアクチュエータにより駆動されるようになっている。また、詳細は後述するが、このアクチュエータには制御手段としてのコントローラ(ECU)9が接続されており、このECUからの制御信号に基づいてアクチュエータの作動(即ち、切換弁の作動)が制御されるようになっている。
なお、切換弁6としてはこのようなバタフライ弁に限定されず、例えば第1モードでは主通路11を開放するとともにバイパス通路12を閉塞し、第2モードでは主通路11を閉塞するとともにバイパス通路12を開放するような弁を適用しても良い。また、切換弁6は、主通路11とバイパス通路12との集合部に設けても良い。
次に、本装置の要部について説明すると、フィルタ3の上流側及び下流側には、それぞれ排ガスのフィルタ入口温度を検出する第1温度センサ7と、排ガスのフィルタ出口温度を検出する第2温度センサ8とが設けられている。
また、図1に示すように、これらの温度センサ7,8はいずれも、コントローラ(ECU)9に接続されている。ここで、このECU9には上述した温度センサ7,8以外にも図示しないO2センサ等の種々のセンサ類が接続されている。また、ECUには、温度センサ7,8からの情報に基づいて、切換弁6に対する制御信号を設定する切換弁制御部9aと、図示しないエンジンの燃焼室に燃料を供給するインジェクタ10に対する制御信号を設定するインジェクタ制御部9bとを備えている。
そして、これらの切換弁制御部9a及びインジェクタ制御部9bでは、各温度センサ7,8からの情報に基づいて、フィルタ3の温度が適温となるように切換弁6及びインジェクタ10の作動を制御するようになっている。特に、フィルタの強制再生時において、PMの急激な燃焼によりフィルタ3の温度が過度に上昇していると判定した場合には、フィルタ3の溶損を回避するべく以下のような制御を実行するようになっている。
まず、ECU9では第1温度センサ7からの情報に基づいて、フィルタ3の入口温度T1が所定温度(第1の所定温度)T1max以上か否かを判定する。ここで、所定温度T1maxはフィルタ3がPMを効率よく燃焼可能な最高温度であって、本実施形態では例えば600℃程度に設定されている。
そして、フィルタ3の入口温度T1がT1max以上であれば、切換弁制御部9aにより切換弁6が第2モードに切り換えられて、排ガスがバイパス通路12に導かれるようになっている。この場合、バイパス通路12に導かれた排ガスは、第2酸化触媒2bで酸化されて、これにより排ガス中の酸素濃度の低下が図られるようになっている。また、このときの酸化反応より排ガスの温度が上昇することになるが、上記第2酸化触媒2bの下流に設けられた排ガスクーラ5により、排ガス温度が低減される。つまり、排ガスが第2酸化触媒2bを通る事により排ガスが不活性化されるとともに、排ガスクーラ5を通ることにより排ガス温度の低減が図られる。これにより、フィルタ3には比較的温度の低い不活性ガスが供給されることとなり、フィルタ3内のPMの燃焼が抑制されて、フィルタ3の温度が所定温度T1max未満に抑制されるようなっている。
また、フィルタ3の入口温度T1がT1maxよりも低い第2の所定温度T1min未満であると判定されると、切換弁制御部9aにより切換弁6が第1モードに切り換えられて、排ガスが主通路11に導かれる。この場合は排ガスは第1酸化触媒2aにより酸化されて排ガス温度が高められ、この高温の排ガスがフィルタ3に流入することで、フィルタ3内のPMの燃焼が促進されるようになっている。なお、第2の所定温度T1minはフィルタ3が活性化する最低温度であって、本実施形態では例えば500から600℃程度に設定されている。
また、第1温度センサ7で得られるフィルタ入口温度T1が第1の所定温度T1max未満で、且つ第2の所定温度T1min以上の時、つまりT1min≦T1<T1maxの時は、切換弁6は現状の状態が維持されるようになっている。つまり、この場合には、フィルタ3は強制再生に適した温度範囲にあると判定でき、このため切換弁6については何ら制御を行わないで現状を維持するようになっている。
一方、ECU9では、第2温度センサ8からの情報に基づいて、フィルタ3の出口温度T2が上記の第1の所定温度T1maxよりも高い所定の温度(第3の所定温度)T2max以上であるか否かを判定し、フィルタ3の出口温度T2が第3の所定温度T2max以上であると判定すると、フィルタ3の入口温度T1に関係なく切換弁制御部9aにより切換弁6を第2モードに切り換えるようになっている。また、このときには、インジェクタ制御部9bにより空気過剰率λが1(又は1未満のリッチな値)となるように燃料噴射量が制御されるようになっている。したがって、本実施形態ではインジェクタが排ガス中の酸素濃度を調整する酸素濃度調整手段として機能する。また、酸素濃度調整手段としては、燃焼室に設けられたインジェクタではなく、フィルタ3上流側の排気通路に設けられたインジェクタでもよい。なお、本実施形態において、第3の所定温度T2maxは、フィルタ3の溶損を回避可能な許容限界温度であって、例えば800℃程度に設定されている。
このような制御を行う理由について説明すると、例えば車両が走行中であって且つフィルタ3が強制再生されているときに車両がアイドル運転に移行すると、排ガス中の酸素濃度が急激に高まり、フィルタ3内のPMが急激に燃焼する場合がある。これは通常ディーゼルエンジンではスロットルバルブが設けられておらず、ディーゼルエンジンでは運転状態に関わらず常にガソリンエンジンにおけるスロットル全開相当となっていることに起因している。
つまり、アイドル運転時には吸入空気量は低下しないものの燃料噴射量が低下するため、相対的に空燃比が低下しリーンな状態となる。このような酸素過剰の雰囲気下では、PMの酸化反応(即ち燃焼)が促進されてPMが急速に燃え広がるため、通常の燃料噴射量のフィードバック制御では対応できない。なお、通常のフィードバック制御ではフィルタ3の温度が上昇した時に燃料供給量を抑制する方向に働くので、さらに酸素過剰な状態となり、逆効果となってしまう。
また、このような状況でフィルタ3の温度が急激に上昇したとしても、フィルタ3の入口温度T1は大幅に上昇するわけではないので、このようなPMの過度の燃焼は第1温度センサ7からの情報では判定が困難である。
そこで、切換弁制御部9aでは、第2温度センサ8からの情報に基づいてフィルタ出口温度T2が第3の所定温度T2max以上であると、第1温度センサ7からの情報に基づく切換弁6の制御に優先させて、当該切換弁6を第2モードに切り換えるようになっているのである。これにより、排ガスがバイパス通路12に供給され、排ガスの不活性化及び温度低減が図られて、フィルタ3内のPMの燃焼が抑制されるようになっている。
また、このとき空気過剰率λが1となるように(すなわちA/Fが理論空燃比となるように)燃料供給量を設定することにより、吸気中の酸素が効率よく消費されて、排ガスの酸素濃度を第2酸化触媒2bに流入する以前の時点で積極的に極力低下させることが可能になり、このような観点からもフィルタ3内におけるPMの酸化反応(燃焼)が抑制される。
ここで、インジェクタ10の制御について簡単に説明すると、エンジンの吸気通路(図示省略)上には吸入空気量を検出するエアフローセンサ(図示省略)が設けられており、インジェクタ制御部9bではこのエアフローセンサで得られる吸入空気量と、目標空気過剰率λとから全体の燃料噴射量Qtを算出するようになっている。また、アクセル開度等のパラメータからドライバの要求するトルクを求め、この要求トルクからトルクに寄与する燃料噴射量Qtqを求める。また、エンジンの運転状態から目標EGR量を求め、このEGR中の未燃燃料Qegrを算出する。
そして、上記全体の燃料噴射量Qtからトルクに寄与する燃料噴射量Qtq及びEGR中の未燃燃料Qegrを減算し、λ=1となるポスト燃料噴射量Qpostが算出される。これを式で表すと、下式(1)のようになる。
Qpost=Qt−Qtq−Qegr・・・(1)
そして、このように第1温度センサ7及び第2温度センサ8からの情報に基づいて、切換弁6及びインジェクタ10の作動をすることにより、フィルタ3の溶損を確実に防止することができるのである。
なお、第2温度センサ8で得られるフィルタ3の出口温度T2が第3の所定温度T2max未満の場合には、第1温度センサ7で得られるフィルタ入口温度T1に基づく制御が優先されて実行されるようになっている。
本発明の第1実施形態に係る排ガス浄化装置は上述のように構成されているので、その作用について説明すると以下のようになる。まず、強制再生が開始されると、図3及び図4のフローチャートの制御が開始される。具体的には、図3のステップS1において、第1温度センサ7からの検出情報(フィルタ3の入口温度T1)が取り込まれる。そして、ステップS2では入口温度T1が第1の所定温度T1max以上か否かが判定され、T1max以上である場合にはステップS3に進んで、切換弁6が第2モードに切り換えられる。
また、ステップS2において、入口温度T1がT1max未満であると判定されると、ステップS4に進み、入口温度T1が第2の所定温度T1min未満であるか否かが判定され、入口温度T1がT1min未満であると判定されるとステップS5に進み、切換弁6が第1モードに切り換えられる。また、入口温度T1がT1min以上であればステップS1に戻り、入口温度がT1max以上になるか又はT1min未満となるまでステップS1〜ステップS3のルーチンを繰り返し実行する。
一方、図4のステップS11では、第2温度センサ8からの検出情報(フィルタ3の出口温度T2)が取り込まれる。そして、ステップS12において、出口温度T2が第3の所定温度T2max以上か否かが判定され、T2max未満である場合にはステップS11に戻り、T2max以上であるとステップS13に進んで、切換弁6が第2モードに切り換えられるとともに、ステップS14において全体として空気過剰率λ=1(又は1未満のリッチな値)となるようにポスト燃料噴射量Qpostが設定される。これにより吸気中の酸素が燃料と効率よく酸化反応することにより、排ガス中の酸素濃度を略0になるまで低下して、フィルタ3内におけるPMの酸化反応(燃焼)が抑制される。
なお、図3に示すフローチャートと図4に示すフローチャートはそれぞれ独立しており、各フローチャートが並行して実行されるが図4のステップS12において、出口温度T2が第3の所定温度T2max以上であると判定された場合には、出口温度T2が第3の所定温度T2max未満となるまで、図3のフローチャートが一時的に中断される。
したがって、本発明の第1実施形態に係る排ガス浄化装置によれば、図5に示すように、フィルタの温度が急上昇しても、フィルタ内の温度を速やかに抑制して、PMが効率よく燃焼可能な所定範囲内(T1min〜T1max)に保持することができ、フィルタの溶損を回避することができるという利点がある。
次に、図6を用いて本発明の第2実施形態について説明すると、本実施形態では、排気通路上のハードウェアの構成のみが異なっており、制御自体は上記第1実施形態と同様に構成されている。なお、以下では上述した第1実施形態と同様に構成された部位には第1実施形態と同様の符号をそのまま引用し、詳しい説明を省略する。
図6に示すように、この第2の実施形態では、排気通路上1に上流側から排ガス中の成分を酸化させる酸化触媒2と、排ガス中のパティキュレートを捕集するフィルタ3とが設けられている。
また、排気通路1は、酸化触媒2及びフィルタ3が配設される主通路11と、酸化触媒2よりも下流で分岐するとともにフィルタ3の上流側で合流するバイパス通路12とから構成されており、このバイパス通路12上に温度低下手段としての排ガスクーラ5が設けられている。
また、上記第1実施形態と同様に、主通路11とバイパス通路12との分岐部には、切換弁(切換手段)6が設けられている。この切換弁6は、排ガスを排ガスクーラ5を介さずにフィルタ3に導く第1モード(第1の状態)と、排ガスを排ガスクーラ5を介してフィルタ3に導く第2モード(第2の状態)とを切り換え可能に構成されている。
つまり、この第2実施形態では、第1実施形態における第2酸化触媒2bを廃し、第1酸化触媒2aとフィルタ3との間から排気通路1を分岐させて、分岐したバイパス通路12上に排ガスクーラ5を配したものである。そして、これ以外は上述した第1実施形態と同様に構成されている。
次に、本第2実施形態の制御内容について説明すると、この切換弁6及びインジェクタ10(図1参照)は、第1実施形態と同様に制御されるようになっている。
すなわち、第1温度センサ7からの情報に基づいてフィルタ3の入口温度T1が所定温度(第1の所定温度)T1max以上であれば、切換弁6を第2モードに切り換えて、排ガスをバイパス通路12に導き、排ガス中の酸素濃度低下及び温度低下が図られる。
また、フィルタ3の入口温度T1がT1maxよりも低い第2の所定温度T1min未満であると、切換弁6を第1モードに切り換え、排ガスを主通路11に導き、排ガス温度が高められる。なお、T1min≦T1<T1maxの時は、切換弁6の切り換え制御を行わず現状の状態を維持する。
一方、フィルタ3の出口温度T2が上記の所定温度よりも高い所定の温度(第3の所定温度)T2max以上であると、フィルタ3の入口温度T1に関係なく切換弁6を第2モードに切り換えるとともに、空気過剰率λが1となるように燃料噴射量が制御される。
そして、このように第1温度センサ7及び第2温度センサ8からの情報に基づいて、切換弁6及びインジェクタ10の作動をすることにより、フィルタ3の溶損を確実に防止することができる。なおこの第2実施形態では、第1実施形態では酸化触媒を2つ用いていたのに対して、第2実施形態では1つの酸化触媒2を設けるだけでよいので、第1実施形態に対して、小型化を図ることができる。さらに、切換弁6の第1モードと第2モードの両モードにおいて酸化触媒2に排ガスが流れるため、フィルタ3の温度を低下させる第2モードに切り替わった際に酸化触媒2が活性化されており、酸素濃度低下手段として早期に機能する。
次に、本発明の第3実施形態について説明すると、この第3実施形態は制御の内容に特徴があり、ハードウェアの構成としては上述の第1実施形態(図2参照)及び第2実施形態(図6参照)のいずれを適用してもよい。なお、以下では上述した第1実施形態の符号をそのまま引用して説明する。
以下、図7〜図9を用いて、第3実施形態について具体的に説明する。この第3実施形態では、図7及び図8に示すように、強制再生が開始されるとこの時点で目標空気過剰率λが所定値λ1に変更されて、排ガス中の酸素濃度(図中O2濃度と記す)が略所定値にまで低下するように設定されている。ここで、強制再生開始時の目標空気過剰率λ1は1(理論空燃比)よりは大きな値(空燃比としてはリーンな値)であって、且つ通常走行時よりは小さい値(同じくリッチな値)に設定されており、これにより排ガスが通常よりもリッチ化されることにより酸素濃度が低下して、フィルタ3におけるPMの燃焼が抑制されるようになっている。
また、フィルタ3の出口温度が許容温度T2max以上となると、第1実施形態と同様に、目標空気過剰率λ1が1又は1よりもリッチな値(<1)に設定されて排ガス中の酸素を全て消費するようになっている。
図9のフローチャートを用いて説明すると、まず、ECU9で強制再生開始が判定されると、図9のフローチャートがスタートするとともに、図7及び図8に示すように、目標空気過剰率λ(O2濃度)が所定値λ1(一定値)に固定される(ステップS21)。そして、これ以降は第1及び第2実施形態と同様の制御が実行される。つまり、第1温度センサ7からの情報に基づいて、フィルタ3の入口温度T1が所定温度(第1の所定温度)T1max以上であれば(ステップS22及びステップS23)、切換弁6が第2モードに切り換えられて(ステップS24)、排ガスが第2酸化触媒2bで酸化され、これにより排ガス中の酸素濃度のさらなる低下が図られる。また、このときの酸化反応よる排ガスの温度上昇は排ガスクーラ5により抑制される。これにより、排ガスのさらなる不活性化が促進されるとともに排ガス温度の低減が図られる。したがって、フィルタ3内のPMの燃焼が抑制されて、フィルタ3の温度が所定温度T1max未満に抑制される。
また、フィルタ3の入口温度T1がT1maxよりも低い第2の所定温度T1min未満であると判定される(ステップS22)と、空気過剰率λを上記所定値λ1に保持したまま切換弁6を第1モードに切り換え(ステップS25)、排ガスを主通路11に導く。これにより排ガス温度が高められてフィルタ3内のPMの燃焼が促進される。
また、第1温度センサ7で得られるフィルタ入口温度T1が第1の所定温度T1max未満で、且つ第2の所定温度T1min以上の時、つまりT1min≦T1<T1maxの時は、切換弁6は現状の状態が維持されるようになっている。つまり、この場合には、フィルタ3は強制再生に適した温度範囲にあると判定でき、このため何ら制御を行わないで現状を維持するようになっている。
また、第1実施形態の図4に示すフローチャートと同様に、第2温度センサ8からの情報に基づいてフィルタ3の出口温度T2が第3の所定温度T2max以上である場合には、フィルタ3の入口温度T1に関係なく切換弁6を第2モードに切り換えるようになっている。また、このときには、インジェクタ制御部9bにより空気過剰率λ=1(理論空燃比)又は1未満のリッチな状態に設定される。
これにより、入口温度がT1min≦T1<T1maxのときに設定される目標空気過剰率λ1では消費しきれなかった酸素を消費でき、フィルタ3に供給する排ガスを確実に不活性化することができる。
このように、本発明の第3実施形態に係る排ガス浄化装置によれば、目標空気過剰率を
一定値とすることにより、切換弁6の開閉制御のみでフィルタのPM燃焼速度を制御できるので、制御ロジックが簡素化される利点がある。また、出口温度T2が許容温度T2max以上になると空気過剰率を1又は1未満のリッチな状態となるようにポスト燃料噴射量が制御されるので、確実にフィルタの溶損を回避できる。
次に、本発明の第4実施形態について説明すると、この第4実施形態はハードウェア上は第1実施形態及び第2実施形態における流量調整手段としての切換弁6を変更したものであって、この第4実施形態では弁の開度が多段的又は連続的に変更可能な流量調整弁が適用されている。また、これ以外は第1実施形態及び第2実施形態と同様に構成されている。また、本第4実施形態では、多段的又は連続的に弁解度を変更可能な流量調整弁の特性を生かした、より細かな弁開度制御ロジックに変更されている。なお、以下では上述した第1実施形態と同様に構成された部位には第1実施形態と同様の符号をそのまま引用し、詳しい説明を省略する。
以下、図10及び図11を用いて本発明の第4実施形態について説明すると、本実施形態に適用される流量調整弁は、図1に示す流量調整手段6のアクチュータとして例えばステッパモータを適用したものであって、第1の所定開度θ毎に開閉駆動できるように構成されている。また、第1の所定開度θ毎で大まかな開度制御を実行した後、第1の所定開度θよりも小さい第2の所定開度θa毎に弁開度を微調整可能に設定されている。
なお、ここでは流量調整弁は主通路11が全開のときバイパス路12が全閉となり、主通路11が全閉のときバイパス路12が全開となるような弁として構成されている。
また、この第4実施形態ではフィルタ3の入口温度T1の変化度合い(温度変化速度)に基づいてフィルタ3の温度変化を予想して、この予想結果に基づいて弁開度を補正するようになっている。
以下、図10のフローチャート及び図11のグラフを用いて説明すると、まず強制再生が開始されると図10のフローチャートがスタートして、ステップS31で目標空気過剰率λ(O2濃度)が所定値λ1(一定値)に設定される。なお、これは上述した第3実施形態と同様の理由による。
次に、ステップS32及びステップS33において、フィルタ入口温度T1が第1の所定温度T1max以上(T1≧T1max)か、このT1maxよりも低い第2の所定温度T1min未満(T1<T1min)であるか、これらの値の間にあるか(T1min≦T1<T1max)を判定する。
そして、T1<T1minと判定されると、フィルタ3を活性化させるべく、ステップS34において流量調整弁の開度がθだけ主通路11が開く方向に制御される。なお、図10のフローチャートにおいては、主通路11が開く(バイパス通路12が閉じる)ような流量調整弁の動作を「弁を開く」と記載し、主通路11が閉じる(バイパス通路12が開く)ような流量調整弁の動作を「弁を閉じる」と記載する。また、以下においても、流量制御弁の動作については、主通路11の状態に着目した「開」、「閉」を用いて説明する。
これにより、排気通路1を流れる排ガスのうち、主通路11を流れる排ガスの流量が増大するとともに、この分だけバイパス通路12を流れる排ガスが低下する。したがって、排ガスクーラ5を通る排ガスの流量が低下して、フィルタ3に流入する排ガスの昇温を図ることができる。
一方、T1≧T1maxの場合には、フィルタ3の温度低減を図るべく、ステップS35おいて、流量調整弁の開度がθだけ閉方向に制御される。これにより、バイパス通路12に流れる排ガス流量が増大してフィルタ3に流入する排ガス温度を低下させることができる。
また、ステップS36以下ではフィルタ3の入口温度の変化速度に基づいて流量制御弁の開度補正が実行されるようになっている。すなわち、まずステップS36において、時刻tにおけるフィルタ入口温度T1(t)と、時刻(t−Δt)におけるフィルタ入口温度T1(t−Δt)との差をΔtで割って、時刻tから時刻(t−Δt)における温度変化率AT1を算出する(図11のグラフ参照)。
次に、ステップS37及びステップS38において、上記ステップS36で算出した温度変化率AT1と、所定値(閾値)AH1,AL1(AH1>AL1)との大小関係を比較し、AT1<AL1であればステップS39に進み、流量調整弁の開度がθaだけ開方向に制御される。また、AT1>AH1であると、ステップS40に進み、流量調整弁の開度がθaだけ閉方向に制御される。また、AL1≦AT1≦AH1であればそのままリターンする。
つまり、ステップS34以降のステップS35〜S40はフィルタ3の昇温時の温度変化速度をパラメータとした弁開度の補正制御となるが、この場合フィルタ3の入口温度の上昇速度をパラメータとして、温度上昇速度が下限の閾値AL1未満であれば、昇温を早めるべく、流量調整弁の開度をθaだけ開くようにしているのである。また、温度上昇速度が上限の閾値AH1よりも大きければ、昇温速度が速すぎると判定して、昇温速度を低減するべく、流量調整弁の開度をθaだけ閉じるようにしているのである。
また、ステップS41以降の各ステップはフィルタ入口温度T1の抑制時における温度変化速度をパラメータとして、弁開度を補正するステップである。ここで、ステップS41では、ステップS36と同様の計算手法により温度変化率AT1を算出し、ステップS42でAT1<AL1であるかを判定する。
このときAT1<AL1であれば、現在の制御内容で温度上昇が抑制されているものとしてそのままリターンする。
一方、ステップS42でAT1≧AL1と判定されると、ステップS43に進み、AT1>AH1を判定する。そして、AT1>AH1であれば、ステップS44に進み、速やかに温度上昇の抑制を図るべく流量調整弁の開度を2θaだけ閉じるような制御を実行する。
これにより、バイパス路12に流れる排ガス量が増大し、排ガス温度の上昇を速やかに抑制できる。
また、AT1≦AH1の場合(即ち、AL1≦AT1≦AH1)であれば、ステップS45に進み、流量調整弁の開度をθaだけ閉じる。これにより、T1maxを越えて尚且つ温度上昇率が高いときにはT2maxに到達する可能性があるため急速に温度低下を行なう必要があり閉じる度合を大きくする。また、温度上昇率が低いときにはT2maxに到達する可能性が低いため従来の開度で閉じるようにする。
また、フィルタの出口温度T2に基づく制御は第1実施形態及び第3実施形態と同様であるので説明を省略する。
以上のように、本発明の第4実施形態に係る排ガス浄化装置によれば、流量調整手段6として、弁の開度が多段的又は連続的に変更可能な流量調整弁を用いているので、主通路11とバイパス通路12とに導く排ガスの割合を最適に制御でき、きめ細かなフィルタ温度制御を実施することができる。
特に本第4実施形態のように、温度変化速度に基づいて弁開度を補正することによりさらにきめ細かな制御を行うことができる。
次に、本発明の第5実施形態について説明すると、この第5実施形態は制御の内容に特徴があり、ハードウェアの構成としては上述の第1実施形態(図2参照),第2実施形態(図6参照)及び第4実施形態のいずれを適用してもよい。なお、以下では上述した第1実施形態の符号をそのまま引用して説明する。
以下、図12を用いて、第5実施形態について具体的に説明すると、この第5実施形態では、強制再生が開始されるとこの時点で目標空気過剰率λを変更してフィルタ3の燃焼状態を積極的に制御するように構成したものである。
すなわち、強制再生が開始されると図12のフローチャートがスタートして、ステップSアクセル開度等のパラメータからドライバの要求するトルクTqを求め(ステップS51)、この要求トルクTqからトルクに寄与する燃料噴射量Qtqを求める。また、エンジンの運転状態から目標EGR量を求め(ステップS53)、このEGR中の未燃燃料Qegrを算出する(ステップS54)。
また、これらと並行してポスト噴射量Qpostが設定される(ステップS55)。ここで、ポスト噴射量Qpostは予め設定された所定値が設定される。
そして、上記全体の燃料噴射量Qtqと、EGR中の未燃燃料Qegrと、ポスト噴射量Qpostとを合計して全噴射量Qtが設定される(ステップS56)。また、このとき吸入空気量と上記全噴射量Qtとから目標空気過剰率λ(目標λ)が算出される。なお、この場合、目標λは通常走行時よりはリッチな値であって、且つ1(理論空燃比)よりはリーンな値に設定される。
次に、フィルタ3の上流側に設けられたO2センサ(図示省略)からフィルタ3の入口でのO2濃度(DO2)が取り込まれる(ステップS57)。なお、本第5実施形態ではフィルタ3の入口O2濃度(DO2)をO2センサにより検出するようにしているが、DO2を他の手法により算出又は推定するようにしても良い。
そして、目標λ(図12中では目標O2濃度と記す)と上記入口O2濃度(DO2)とを比較して(ステップS58)、目標O2濃度>DO2であれば、ポスト燃料噴射量Qpostを所定量だけ増大させ(ステップS59)、目標O2濃度<DO2であれば(ステップS60)、ポスト燃料噴射量Qpostを所定量だけ減少させる(ステップS61)。また、目標O2濃度=DO2であれば現状のポスト燃料噴射量Qpostを維持する。
そして、このように、目標λ(又は目標O2濃度)に基づいてポスト燃料噴射量Qpostを変更することによりフィルタ3内のPMの燃焼状態(燃焼速度)をコントロールすることができるようになる。
また、これ以降のステップS62以降では、第3実施形態の図9のステップS22以降と同様の制御が実行される。つまり、第1温度センサ7からの情報に基づいて、フィルタ3の入口温度T1が所定温度(第1の所定温度)T1max以上であれば(ステップS62及びステップS63)、切換弁6が第2モードに切り換えられる(ステップS64)。
また、フィルタ3の入口温度T1がT1maxよりも低い第2の所定温度T1min未満であると判定される(ステップS62)と、切換弁6を第1モードに切り換え(ステップS65)、排ガスを主通路11に導く。これにより排ガス温度が高められてフィルタ3内のPMの燃焼が促進される。
また、フィルタ入口温度T1が第1の所定温度T1max未満で、且つ第2の所定温度T1min以上の時、つまりT1min≦T1<T1maxの時は、切換弁6は現状の状態が維持されるようになっている。つまり、この場合には、フィルタ3は強制再生に適した温度範囲にあると判定でき、このため何ら制御を行わないで現状を維持するようになっている。
また、第1実施形態の図4に示すフローチャートと同様に、第2温度センサ8からの情報に基づいてフィルタ3の出口温度T2が第3の所定温度T2max以上である場合には、フィルタ3の入口温度T1に関係なく切換弁6を第2モードに切り換えるようになっている。また、このときには、インジェクタ制御部9bにより空気過剰率λ=1(理論空燃比)又は1未満のリッチな状態に設定される。
これにより、入口温度がT1min≦T1<T1maxのときに設定される目標空気過剰率λ1では消費しきれなかった酸素を消費でき、フィルタ3に供給する排ガスを確実に不活性化することができる。
以上のように、本発明の第5実施形態に係る排ガス浄化装置によれば、O2濃度に基づいてポスト燃料噴射量Qpostを制御することによりフィルタ3内の燃焼速度を制御できるとともに、切換弁6の開閉制御により排気温度を一定に保持することができる利点がある。
次に、本発明の第6実施形態について説明すると、この第6実施形態は第2温度センサ8で得られるフィルタ出口温度に基づく制御内容についてのみ上述した各実施形態と異なるものであり、ハードウェア上は上述のいずれの実施形態を適用しても良い。なお、以下では上述した各実施形態と同様に構成された部位には同様の符号をそのまま引用し、それらについての詳しい説明は省略する。
以下、図13及び図14を用いて本発明の第6実施形態について説明すると、この第6実施形態ではフィルタ3の出口温度T2の変化度合い(温度変化速度)に基づいてフィルタ3の温度変化を予想して、この予想結果に基づいてインジェクタ10からの燃料噴射量を補正するように構成されたものである。
つまり、上述の各実施形態では出口温度T2が許容温度T2max以上であると、全体として空気過剰率λ=1(又は1未満のリッチな値)となるようにポスト燃料噴射量Qpostが設定されるように構成されているが(図4のステップS14参照)、本第6実施形態では、このようなステップS14に代えて、図13のステップS74〜S78が適用されており、これらのステップにおいて、フィルタの温度変化速度に応じてポスト燃料噴射量が補正されるようになっている。
以下、図13及び図14を用いて具体的に説明する。なお、図13のステップS71〜S73は、図4のステップS11〜ステップS13と同一である。つまり、ステップSS71〜S73では、フィルタ出口温度T2が許容限界温度T2maxを超えたことが検出されると、切換弁6がバイパス路12側に切り換えられる。次にステップS74において、時刻tにおけるフィルタ出口温度T2(t)と、時刻(t−Δt)におけるフィルタ出口温度T1(t−Δt)との差をΔtで割って、時刻tから時刻(t−Δt)における温度変化率AT2を算出する(図14のグラフ参照)。
次に、ステップS75及びステップS76において、上記ステップS74で算出した温度変化率AT2と、所定値(閾値)AH2,AL2(AH2>AL2)との大小関係を比較し、AT2<AL2であれば、そのままリターンする。また、ステップS76において、AT2>AH2である(燃焼温度の上昇が急速である)と、ステップS78に進み、フィルタ3の燃焼速度を抑制するべく、空気過剰率λ≦1となるようにポスト燃料噴射量が設定される。これにより、排ガス中の酸素濃度が低下して、フィルタ3の温度上昇が抑制される。
また、AL2<AT2<AH2であればポスト燃料噴射量が低減されてこれにより燃費の悪化を極力抑制することができるようになる。
以上のように、本発明の第6実施形態に係る排ガス浄化装置によれば、フィルタ3の出口温度T2の変化速度に基づいてのポスト燃料噴射量を調整することにより、フィルタの溶損を確実に回避しながら燃費の悪化も極力抑制できるようになる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本装置は上述の各実施の形態にのみ限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
本発明の第1実施形態に係る排ガス浄化装置の要部構成について示す模式的なブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る排ガス浄化装置の要部構成について示す模式図である。 本発明の第1実施形態に係る排ガス浄化装置の作用について説明するフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る排ガス浄化装置の作用について説明するフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る排ガス浄化装置の作用について説明するグラフである。 本発明の第2実施形態に係る排ガス浄化装置の要部構成について示す模式図である。 本発明の第3実施形態に係る排ガス浄化装置の作用について説明するグラフである。 本発明の第3実施形態に係る排ガス浄化装置の作用について説明するグラフである。 本発明の第3実施形態に係る排ガス浄化装置の作用について説明するフローチャートである。 本発明の第4実施形態に係る排ガス浄化装置の作用について説明するフローチャートである。 本発明の第4実施形態に係る排ガス浄化装置の作用について説明するグラフである。 本発明の第5実施形態に係る排ガス浄化装置の作用について説明するフローチャートである。 本発明の第6実施形態に係る排ガス浄化装置の作用について説明するフローチャートである。 本発明の第6実施形態に係る排ガス浄化装置の作用について説明するグラフである。 従来の技術について説明する図である。
符号の説明
1 排気通路
2 酸化触媒
2a 第1酸化触媒
2b 第2酸化触媒
3 フィルタ
5 排ガスクーラ(温度低下手段)
6 切換弁(流量調整手段)
7 第1温度センサ
8 第2温度センサ
9 ECU(制御中段)
9a 切換弁制御部
9b インジェクタ制御部
10 酸素濃度調整手段としてのインジェクタ
11 主通路
12 バイパス通路

Claims (10)

  1. エンジンの排気通路上に設けられて排ガス中の成分を酸化させる酸化触媒と、
    該酸化触媒の下流側に設けられ、排ガス中のパティキュレートを捕集するフィルタと、
    該パティキュレート捕集用フィルタの上流側に設けられ、排ガス温度を低下させる温度低下手段と、
    該温度低下手段を介して該フィルタに導かれる排ガス流量を調整する流量調整手段と、
    該フィルタの上流側に設けられ該排ガスのフィルタ入口温度を検出する第1温度センサと、
    該フィルタの下流側に設けられ該排ガスのフィルタ出口温度を検出する第2温度センサと、
    排ガス中の酸素濃度を調整する酸素濃度調整手段と、
    該流量調整手段及び酸素濃度調整手段を制御する制御手段とをそなえ、
    該制御手段は、
    該第1温度センサからの情報に基づいて該フィルタ入口温度が第1の所定温度以上であると該温度低下手段に流入する排ガス流量が増大するように該流量調整手段を制御するとともに、該入口温度が第1の所定温度よりも低い第2の所定温度未満となると該温度低下手段に流入する排ガス流量が減少するように該流量調整手段を制御し、
    且つ該第2温度センサからの情報に基づいて該フィルタ出口温度が該第1の所定温度よりも高い第3の所定温度以上となると、該第1温度センサからの情報に基づく制御に優先させて該温度低下手段に流入する排ガス流量が増大するように該流量調整手段を制御するとともに、該酸素濃度調整手段により酸素濃度を低下させる
    ことを特徴とする、排ガス浄化装置。
  2. 該排気通路が、該フィルタよりも上流側で該フィルタが配設される主通路と該温度低下手段が配設されるバイパス通路とに分岐して形成されるとともに、該酸化触媒が主通路に設けられる第1酸化触媒と該バイパス通路に設けられる第2酸化触媒とから構成され、
    該温度低下手段が該第2酸化触媒よりも下流に設けられ、
    且つ、該バイパス通路が、該主通路の該第1酸化触媒と該フィルタとの間で合流するように構成されている
    ことを特徴とする、請求項1記載の排ガス浄化装置。
  3. 該排気通路が、該酸化触媒及び該フィルタが配設される主通路と、該酸化触媒よりも下流で分岐するとともに該フィルタの上流側で合流するバイパス通路とを有し、
    該温度低下手段が該パイパス通路上に配設されている
    ことを特徴とする、請求項1記載の排ガス浄化装置。
  4. 該流量調整手段が、該主通路と該バイパス通路との分岐部又は合流部に設けられ、該排ガスを該主通路を介して該フィルタに導く第1の状態と、該排ガスを該バイパス路を介して該フィルタに導く第2の状態とに切り換え可能な切換弁である
    ことを特徴とする、請求項2又は3記載の排ガス浄化装置。
  5. 該流量調整手段が、該主通路と該バイパス通路との分岐部又は合流部に設けられ、該主通路と該バイパス通路とへの排ガスの流量調整を多段的又は連続的に変更可能な流量調整弁である
    ことを特徴とする、請求項2又は3記載の排ガス浄化装置。
  6. 該第1の所定温度が該フィルタで該パティキュレートを効率よく燃焼可能な最高温度である
    ことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項記載の排ガス浄化装置。
  7. 該第2の所定温度が該フィルタが活性化する最低温度である
    ことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項記載の排ガス浄化装置。
  8. 該第3の所定温度が該フィルタの溶損を回避可能な許容限界温度である
    ことを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項記載の排ガス浄化装置。
  9. 該酸素濃度調整手段は、供給される燃料量により酸素濃度を調整するインジェクタであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項記載の排ガス浄化装置。
  10. 該フィルタ出口温度が第3の所定温度以上の時には、空気過剰率が1以下となるように該インジェクタから噴射される燃料噴射量が増量される
    ことを特徴とする、請求項9記載の排ガス浄化装置。
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