JP2010031833A - ディーゼルエンジンの排気浄化装置 - Google Patents

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泰道 青木
Kazuki Nishizawa
和樹 西澤
Kazunari Ide
和成 井手
Masato Mihashi
真人 三橋
Hiroyoshi Kubo
博義 久保
Yasuo Kato
保雄 加藤
Masatoshi Katsuki
将利 勝木
Kazutoshi Iwasaki
和敏 岩崎
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Abstract

【課題】アーリーポスト噴射によるDOCの昇温排ガスとレイトポスト噴射による未燃成分の供給とを組み合わせた排ガス浄化装置において、HC(炭化水素)の大気中への放出を低減し得るディーゼルエンジンの排気浄化装置を提供する。
【解決手段】アーリーポスト噴射により前記前段酸化触媒を昇温させる酸化触媒昇温手段200と、排ガス中に未燃成分のHC(炭化水素)成分を供給して前記前段酸化触媒で発生する酸化反応熱によりDPFの温度を上昇せしめるレイトポスト噴射手段202と、レイトポスト噴射手段による目標レイトポスト噴射量に対して、一定時間の遅れを持たせて到達せしめるレーティング手段206を有したレイトポスト噴射コントローラ204を備えたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ディーゼルエンジンのDPF(黒煙除去装置)の再生装置等に用いられ、レイトポスト噴射(主噴射後に燃焼に寄与しないタイミングのレイトタイミング行うポスト噴射)により前記排ガス中に未燃成分のHC(炭化水素)成分を供給し、供給された未燃成分が前段酸化触媒で発生する反応熱で温度を上げて前記DPFに捕集されたPM(粒子状物質)を燃焼処理するように構成されたディーゼルエンジンの排気浄化装置に関する。
図9はDPF装置を備えたディーゼルエンジンの全体構成図である。
図9において、ディーゼルエンジン(以下エンジン100という)は、排気タービン109とこれに同軸駆動されるコンプレッサ108を有する排気ターボ過給機110を備えており、該過給機110のコンプレッサ108から吐出された空気は空気管107を通って空気冷却器106に入り、該空気冷却器106で冷却される。
該空気冷却器106で冷却された空気は、吸気スロットルバルブ105で開度を制御された後、吸気管104を通り、各シリンダ毎に設けられた吸気ポートからエンジン100に吸入される。
エンジン100においては、コモンレール(蓄圧器)102にて蓄圧された高圧燃料が、コモンレール制御装置103により噴射時期及び噴射量を制御され、かかる噴射時期及び噴射量にて、各シリンダ毎に設けられた燃料噴射弁101から噴射される。噴射された高圧燃料は前記空気との混合によって燃焼される。
かかる燃焼された燃焼ガス即ち排ガス120は、各シリンダ毎に設けられた排気ポートが集合した排気集合管111を通って、前記排気ターボ過給機110の排気タービン109を駆動して前記コンプレッサ108の動力源となった後、排気管112を通ってDOC(前段酸化触媒)121に入り、該DOC121で該昇温された後、DPF装置122に送り込まれる。
DPF装置122においては、DOCでHC(炭化水素)成分が酸化され、このとき発生する反応熱で、捕集されたPMを燃焼処理し、排ガスは排気出口管113から外部に排出される。図9において、P1がDPF122の入口圧力、P2がDPF122の出口圧力である。
尚、特許文献(特開2006−29092号公報)においては、インジェクタの主噴射における燃料噴射量及びエンジン回転数からDPFにおけるPMの堆積し易さを数値情報として積算してゆき、この積算値が所定値に達すると、PMの堆積量が過剰になったと判断して、インジェクタからのレイトポスト噴射を開始するように構成されている。
特開2006−29092号公報
前記DOC121及びDPF122を用いた排ガスの後処理装置としては、図10に示すように、通常の主噴射、DOC(前段酸化触媒)を活性温度に上昇させるアーリーポスト噴射(主噴射後にアーリータイミングで行うポスト噴射)、ついで未燃成分を供給するレイトポスト噴射とつづく。該レイトポスト噴射により前記排ガス中に未燃成分を供給し、この未燃成分をDOC121に供給することで発生する反応熱でDPF122の温度を上げてDPFに捕集されたPMを燃焼処理するように構成されたものが用いられている。
しかしながら、かかる排ガスの後処理装置においては、次のような問題がある。
(1)排ガス温度が低く、触媒活性が低い温度でレイトポスト噴射を行なうと、レイトポスト噴射開始直後に排ガス中のHC(炭化水素)濃度が高くなる。
(2)排ガス温度が触媒の活性温度に到達していても、DOC121の昇温ステージからDPF122の入口温度制御ステージに切換った直後に、レイトポスト噴射がなされると未燃成分の一部がHC(炭化水素)として、大気中に放出される。
(3)上記とは逆に、DOC121にて触媒の活性が高い温度状態であっても、レイトポスト噴射の噴射量が過剰であると、レイトポスト噴射の噴射された未燃成分の一部が触媒反応に寄与せずHC(炭化水素)スリップして大気中に放出される可能性が大きい。
尚、特許文献(特開2006−29092号公報)においては、PMの堆積量が過剰になったのを判定して、インジェクタからのレイトポスト噴射を開始するように構成されているが、前記のような大気に放出されるHC(炭化水素)濃度の低減に主眼をおいたものではない。
本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、DOC(前段酸化触媒)とDPF(黒煙除去装置)とを有し、アーリーポスト噴射によるDOCの昇温とレイトポスト噴射による未燃成分の供給とを組み合わせたディーゼルエンジンの排気浄化装置において、HC(炭化水素)の大気中への放出を低減し得る排気浄化装置を提供することを目的とする。
本発明はかかる課題を解決するもので、ディーゼルエンジンから排出されるPM(粒子状物質)を捕集するDPF(黒煙除去装置)およびその前段に前段酸化触媒が配置され、前記DPFを前記前段酸化触媒の酸化反応熱を用いて昇温させて再生処理するように構成されたディーゼルエンジンの排気浄化装置において、
前記前段酸化触媒を昇温させる酸化触媒昇温手段と、燃焼室内に未燃成分のHC(炭化水素)成分を供給して前記前段酸化触媒の酸化反応熱によりDPFの温度を上昇せしめるように主噴射後にレイトタイミングで噴射するレイトポスト噴射手段と、該レイトポスト噴射手段によるレイトポスト噴射量および噴射時期を制御して前記未燃HC成分が前記前段酸化触媒および前記DPFを通過して大気に放出されることを抑制するレイトポスト噴射コントローラを備えたことを特徴とする。
かかる発明において、好ましくは、前記レイトポスト噴射コントローラは、エンジンの運転状態およびPM堆積量に基づいてDPFの強制再生開始時の目標レイトポスト噴射量(Qtar)を設定し、該目標レイトポスト噴射量に対して、一定時間の遅れを持たせて到達せしめるレーティング手段を備えたことを特徴とする。
さらに、好ましくは、前記レーティングの一定時間を、前記目標レイトポスト噴射量をステップ状に噴射したときに排出されるHC濃度の変化特性のピークとなる時間を基に設定するとよい。
さらに、本発明において好ましくは、前記レイトポスト噴射コントローラは、前記前段酸化触媒によるHCの浄化率を算出する第1HC浄化率算出手段を有し、該第1HC浄化率算出手段によるHC浄化率と大気への排出可能な目標HC濃度とに基づいて、許容レイトポスト噴射量を求め、該許容レイトポスト噴射量以下になるようにレイトポスト噴射量を制御するとよい。
また、本発明において好ましくは、前記DPFには触媒が担持され、前記レイトポスト噴射コントローラは、前記前段酸化触媒の後段に残存するHCに対して前記触媒が担持されたDPFにおける浄化率を算出する第2HC浄化率算出手段を有し、前記第1および第2浄化率算出手段によるHC浄化率と大気への排出可能な目標HC濃度とに基づいて、許容レイトポスト噴射量を求め、該許容レイトポスト噴射量以下になるようにレイトポスト噴射量を制御するとよい。
また、本発明において好ましくは、前記第1HC浄化率算出手段または第2HC浄化率算出手段には、それぞれ、酸化触媒の熱劣化後の浄化率を算出する手段を備え、該熱劣化後の浄化率によって前記許容レイトポスト噴射量が求められるとよい。
また、本発明において好ましくは、前記レイトポスト噴射コントローラは、前記DPFの下流側に設置されたHCセンサで検出したHC濃度が、大気への排出可能な目標HC濃度以下かどうかを判定して、該目標HC濃度以下になるようにレイトポスト噴射量を制御するとよい。
本発明によれば、前記前段酸化触媒を昇温させる酸化触媒昇温手段と、燃焼室内に未燃成分のHC(炭化水素)成分を供給して前記前段酸化触媒の酸化反応熱によりDPFの温度を上昇せしめるように主噴射後にレイトタイミングで噴射するレイトポスト噴射手段とを備え、さらにレイトポスト噴射コントローラによって、レイトポスト噴射手段によるレイトポスト噴射量および噴射時期を制御して、前記未燃HC成分が前記前段酸化触媒および前記DPFを通過して大気に放出されることを抑制するので、すなわち、具体的には、エンジンの運転状態およびPM堆積量に基づいて設定されたDPFの強制再生開始時の目標レイトポスト噴射量(Qtar)に対して、一定時間の遅れを持たせて到達せしめるレーティング手段を備えて、レイトポスト噴射の噴射量を徐々に増加させるように制御する。
これにより、レイトポスト噴射の噴射量の急激な上昇が抑えられてHC濃度の上昇を抑制するので、未燃成分の一部がHC(炭化水素)として大気中に放出するのを阻止出来る。
また、本発明においては、排ガス温度が低く前段酸化触媒の触媒活性が低い温度でも、レイトポスト噴射を徐々に増加するため前段酸化触媒の活性化が進行するとともに、レイトポスト噴射開始直後における排ガス中のHC濃度の上昇を抑えることが出来る。
また、本発明においては、前段酸化触媒の触媒活性が高い温度状態であっても、レイトポスト噴射の初期の一定時期まではレイトポスト噴射の噴射量を抑制できるので、レイトポスト噴射の噴射された未燃成分の一部がスリップして、HCとして大気中に放出されることが防止される。
また、前記レーティングの一定時間を、前記目標レイトポスト噴射量をステップ状に噴射したときに排出されるHC濃度の変化特性のピークとなる時間を基に設定するので、すなわち、目標レイトポスト噴射量の噴射に関連した時間として把握できるため、該HC濃度の変化特性のピークとなる時間を基に設定することで、目標レイトポスト噴射量に応じた時間として可変設定が可能になり、レーティング手段における制御の簡単化が図れる。また、ステップ状の噴射に対する応答時間より長く設定することでレーティングする効果を確実に得ることができる。
また、本発明においては、前記レイトポスト噴射コントローラは、前記前段酸化触媒によるHCの浄化率を算出する第1HC浄化率算出手段を有し、該第1HC浄化率算出手段によるHC浄化率と大気への排出可能な目標HC濃度とに基づいて、許容レイトポスト噴射量を求め、該許容レイトポスト噴射量以下になるようにレイトポスト噴射量を制御するので、前段酸化触媒の浄化能力の余裕部分と、さらに目標HC濃度とを考慮して、レイトポスト噴射量を制御できるため、前段酸化触媒の活性化を行いつつ、HC排出量を極力抑えるレイトポスト噴射の噴射量の制御が可能となる。
さらに、前記DPFには触媒が担持され、前記レイトポスト噴射コントローラは、前記前段酸化触媒の後段に残存するHCに対して前記触媒が担持されたDPFにおける浄化率を算出する第2HC浄化率算出手段を有し、前記第1および第2浄化率算出手段によるHC浄化率と大気への排出可能な目標HC濃度とに基づいて、許容レイトポスト噴射量を求め、該許容レイトポスト噴射量以下になるようにレイトポスト噴射量を制御するので、前段酸化触媒およびDPFの浄化能力の余裕部分と、目標HC濃度とを考慮して、レイトポスト噴射量を制御できるので、HC排出量を極力抑えるレイトポスト噴射の噴射量の制御を効率よく行うことができる。
さらに、前記第1HC浄化率算出手段または第2HC浄化率算出手段には、それぞれ、酸化触媒の熱劣化後の浄化率を算出する手段を備え、該熱劣化後の浄化率によって前記許容レイトポスト噴射量が求められるので、長期間使用の後処理装置からもHCの排出が抑制される。
また、本発明においては、前記レイトポスト噴射コントローラは、前記DPFの下流側に設置されたHCセンサで検出した濃度が、大気への排出可能な目標HC濃度以下かどうかを判定して、該目標HC濃度以下になるようにレイトポスト噴射量を制御するので、レイトポスト噴射による未燃HCが前段酸化触媒およびDPFを通過して大気に排出される量を正確に制御できる。さらに、HCセンサで検出した濃度に基づくのみであるため、制御を簡単に構成できる。
以下、本発明を図に示した実施例を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
(実施例1)
図1は、本発明の第1〜第4実施例に係るDPF装置を備えたディーゼルエンジンの全体構成図である。
図1において、ディーゼルエンジン(以下エンジン100という)は、排気タービン109とこれに同軸駆動されるコンプレッサ108を備えた排気ターボ過給機110を備えており、該過給機110のコンプレッサ108から吐出された空気は空気管107を通って空気冷却器106に入り、該空気冷却器106で冷却される。
該空気冷却器106で冷却された空気は、吸気スロットルバルブ105で開度を制御された後、吸気管104を通り、各シリンダ毎に設けられた吸気ポートからエンジン100に吸入される。
エンジン100においては、コモンレール(蓄圧器)102にて蓄圧された高圧燃料が、コモンレール制御装置103により噴射時期及び噴射量を制御され、かかる噴射時期及び噴射量にて、各シリンダ毎に設けられた燃料噴射弁101から噴射される。噴射された高圧燃料は前記空気との混合によって燃焼される。
かかる燃焼された燃焼ガス即ち排ガス120は、各シリンダ毎に設けられた排気ポートが集合した排気集合管111を通って、前記排気ターボ過給機110の排気タービン109を駆動して前記コンプレッサ108の動力源となった後、排気管112を通ってDOC(前段酸化触媒)121に入り、該DOC121により昇温された後、DPF(黒煙除去装置)1に送り込まれる。
DPF1においては、後述するように、DOC121でHC(炭化水素)成分を酸化しこのとき発生する反応熱で、捕集されたPM(粒子状物質)を燃焼処理し、燃焼処理された排ガスは排気出口管113から外部に排出される。
また、排気集合管111の途中から、EGR(排ガス再循環)管116が分岐されて、排ガス120の一部(EGRガス)はEGR管116を通り、EGRクーラ115で降温され、EGR弁114で流量を制御されて、吸気管104の吸気スロットルバルブ105に下流部位に投入される。
図2は、代表的な前記DOC121及びDPF1の縦断面図であり、図2において、前記排気管112を通った排ガスは入口室123から前記DOC121及びDPF1に入る。
即ち、前記エンジン100からの排ガスは、前記排気管112から入口室123を通ってDOC121に入り、このDOC121で酸化され、そのとき発生する酸化熱でDPF1の温度が上昇し、該DPF1に堆積したPMを燃焼させ、燃焼ガスは出口室124から排気出口管113に排出される。
尚、図2において、P1がDPF122の入口圧力、P2がDPF1の出口圧力である。
図1に示すようなディーゼルエンジン100において、比較的中、小型の前記DOC121及びDPF1を用いた排ガスの後処理装置としては、図10に示すように、通常の主噴射と、主噴射後のアーリーポスト噴射と、アーリーポスト噴射後のレイトポスト噴射(下死点に近くで噴射)とを行い、アーリーポスト噴射を行い排ガスの温度を上昇させる酸化触媒昇温手段200と、レイトポスト噴射を行うレイトポスト噴射手段202とを備え、該レイトポスト噴射手段202によるレイトポスト噴射により前記排ガス中に未燃成分を供給し、この未燃成分をDOC121に供給することで未燃成分を酸化し、発生する反応熱で該DPF1の温度を上げて、前記DPF1に堆積されているPMを燃焼処理して該DPF1を再生処理する。
図1において、本発明は以下の制御を行う燃料噴射コントローラ2を備える。また、該燃料噴射コントローラ2には、レイトポスト噴射手段202によって行われるレイトポスト噴射の噴射量および噴射時期を制御するレイトポスト噴射コントローラ204を備えている。
該燃料噴射コントローラ2には、排ガスのDOC121入口の温度を検出するDOC入口温度センサ3からのDOC入口温度の検出値T1、排ガスのDPF1入口の温度を検出するDPF入口温度センサ4からのDPF入口温度の検出値T2、DPF122の出口圧力P2とDPF122の入口圧力P1との圧力差ΔP、前記DPFを通過した後の排ガス中に含まれるHC濃度を検出するHC濃度センサ6からのHC濃度検出値が、それぞれ入力されている。
そして、前記燃料噴射コントローラ2における演算結果は、前記コモンレール制御装置103、及び吸気スロットルバルブ105に出力される。
次に、図3〜図4を参照して、かかる第1実施例の動作について説明する。
図3は、本発明と従来技術との、HC濃度:H(Hは本発明、Hは従来技術)と、DPF入口温度:T(Tは本発明、Tは従来技術)とを、レイトポスト噴射量Qを従来技術のようにほぼステップ的にQ(図4)のように変化させた場合と、本発明のQ(図4)のように、目標噴射量Qtarに向かってt時間かけて変化させた場合とを比較して示している。
図3に示すように、DPF入口温度Tは、従来技術のDPF入口温度Tに比べて抑制されて上昇が抑えられる。また、HC濃度は、従来技術のHC濃度Hから本発明のHC濃度Hのように、低下することができる。
即ち、図4において、レイトポスト噴射の噴射量Qをほぼステップ的にQのように、変化させるのに対して、本発明においてはQのように、目標噴射量Qtarに向かってt時間掛けて変化させる。
この目標噴射量Qtarは、エンジンの運転状態(回転速度、負荷、大気条件等)、およびPMの堆積量(回転速度、負荷、差圧センサ5からの信号等を基に算出)に基づいて、DPFの強制再生開始時に設定された目標レイトポスト噴射量である。
本実施例においてレイトポスト噴射コントローラ204には、レーティング手段206が備えられ、該レーティング手段206によって、t時間かけて目標噴射量Qtarに向かってレイトポスト噴射の噴射量QをQのように変化させている。
変化させる手法としては、図5に示すように、ステップ的な噴射量の供給を行った場合のHC濃度の変化状態を予め検出して、HC濃度がピークを越える時間tsを求め、このHC濃度がピークを越えるまでの時間ts、またはピークに達する時間ts/2よりも長い時間としてtを設定する。すなわち、レーティングの効果を得ることができる時間としてtを設定する。
そして、次の式(1)、(2)に基づいて、レイトポスト噴射の噴射量Qを算出する。
=K・Qtar …(1)
K=t/t(0≦t≦t) …(2)
次いで、前記一定時期tを越えた場合は、前記DPF入口温度Tが上昇するように、レイトポスト噴射の噴射量を目標噴射量Qtarで噴射を続行する。
また、前記レイトポスト噴射の噴射量Qを、前記のように比例的ではなく図4のQACのように階段状に変化させても良く、該階段状の方が制御される噴射量が安定する。
また、t時間の設定として、図3に示すDPF入口温度はTが、従来のステップ的な噴射を行った場合のDPF入口温度Tと略同等の温度になる時間をt時間として設定してもよい。そして、前記式(1)、(2)によって、レイトポスト噴射の噴射量Qを算出してもよい。
さらに、前記レイトポスト噴射コントローラ204は、図3に示すように、DPF入口温度センサ4からのDPF入口温度の検出値と、HC濃度センサ6からのHC濃度の検出値と、前記レイトポスト噴射の噴射量Qとの関係を、レイトポスト噴射の噴射直後の初期の一定時間tまで、従来技術に比べてHC濃度HおよびDPF入口温度の検出値Tが小さくなるように、予め設定したマップ(設定手段)に設定して備えるのがよい。
すなわち、レイトポスト噴射の噴射直後の初期の一定時間tまでのレイトポスト噴射量Qを、予め設定したマップの噴射量に基づいて基に徐々に増加させる。
以上のように、かかる第1実施例によれば、レイトポスト噴射の噴射量Qを目標噴射量Qtarまで、ステップ的に増加せずに、一定時間t持たせてレーティングすることによって、従来、図3のHのように局部的に大きくなる初期のHC濃度の上昇を抑制することができる。排ガス温度がDPF1の入口部でPMを燃焼する温度に到達して、DOC121の昇温からDPF1の入口温度によるPMの燃焼制御に切換った直後のようなケースでも、レイトポスト噴射の噴射量Qを抑えてHC濃度Hの上昇を抑制するので、未燃成分の一部がHC(炭化水素)として大気中に放出するのを阻止出来る。
また、かかる第1実施例においては、一定時間t持たせて目標噴射量Qtarへの到達をレーティングする簡単な手法によって、レイトポスト噴射の噴射された未燃成分の一部がスリップして、HCになって大気中に放出されることを防止できる。
(実施例2)
本発明の第2実施例を、図6示す制御フローチャートにより説明する。
この第2実施例においては、レイトポスト噴射コントローラ204は、DOC(前段酸化触媒)121の入口温度T1及びDOC121の出口温度(即ちDPF1の入口温度)T2および排ガス流量Wから、DOC121としてのHCの浄化率を算出する第1HC浄化率算出手段を有し、該第1HC浄化率算出手段によるHC浄化率と排出可能な目標HC量とに基づいて、許容レイトポスト噴射量を求め、常時該許容レイトポスト噴射量以内になるように制御する。
図6及び図1において、前記DOC入口温度センサ3でDOC121の入口温度T1を、DOC出口温度センサ4でDOCの出口温度T2を、排ガス流量センサ9aで排ガス流量Wをそれぞれ検出して、燃料噴射コントローラ2に入力する(ステップ(1))。排ガス流量は排ガス流量センサ9aを用いずにエンジン運転条件から算出してもよい。
第1HC浄化率算出手段は、予め設定された空間速度HC浄化率のテーブル(図6(B))から、前記DOC121の入口温度T1、DOCの出口温度T2及び排ガス流量Wに対応するHC浄化率を算出する(ステップ(2))。
算出した現在のHC浄化率と、排出可能な目標HC濃度(目標HCout)とに基づいて、目標HC濃度以下になるレイトポスト噴射の許容噴射量Qc(許容Qc)を算出する(ステップ(3))。
この許容Qcの算出方法の1例は、次の方法による。
Sv(空間速度)=排ガス流量W(排ガス流量センサ9aの検出値)/V(DOC121の体積)で、かかるSv値をパラメータにした前記温度T(DOC121の入口温度T1とDOCの出口温度T2との平均温度を取るのがよい)と前記HC浄化率との関係は、図6(B)に示すようになっており、前記排ガス流量Wが多くなるに従いSv(空間速度)が大きくなって、HC浄化率が遅くなる傾向を有し、従って、排ガス流量Wが多くなるに従って温度Tを高めなければならない傾向にある。
なお、図6(B)に示すようなHC浄化率の特性は、排気浄化装置として設置される前段酸化触媒の性能仕様に基づいて設定されている。
このようにして算出したDOC121のHC浄化率の算出結果と、排出可能な目標HC濃度(目標HCout)とに基づいて、許容できるレイトポスト噴射量である許容噴射量Qcを算出する。
エンジンの運転状態(回転速度、負荷、大気条件等)、およびPMの堆積量(回転速度、負荷、差圧センサ5からの信号等を基に算出)に基づいて、DPFの強制再生開始時に設定された目標レイトポスト噴射量(Qtar)を、前記算出した許容噴射量Qcと比較し(ステップ(4))、常時許容噴射量Qc以下になるように前記目標レイトポスト噴射量(Qtar)に制限をかける制御を行う(ステップ(5))。
従って、かかる第2実施例によれば、アーリーポスト噴射(該アーリーポスト噴射に吸気スロットルバルブ105の開度制御を付加することもできる)によって活性化されるDOC121を備え、レイトポスト噴射コントローラ204が、第1HC浄化率算出手段によって、DOC121におけるDOC温度検出センサ3、4と、排ガス流量センサ9aと、からの信号に基づいて、DOC121によるHC浄化率を算出し、該算出結果と、排出可能な目標HC濃度(目標HCout)から、許容できるレイトポスト噴射量である許容噴射量Qcを算出し、噴射量を該許容噴射量Qc以下に制御するように構成したので、アーリーポスト噴射によって活性化されたDOC121におけるHC浄化率を把握した上で、レイトポスト噴射量を制御できるため、DOC121の活性化を行いつつ、HC排出量を極力抑えるレイトポスト噴射量に制御できる。
また、前記第2実施例の変形例としてDPF1には、DOC121と同様の酸化触媒が担持されており、DOC121の後段に残存するHCに対して前記触媒が担持されたDPF1におけるHC浄化率を算出する第2HC浄化率算出手段を有していてもよい。
すなわち、第2HC浄化率算出手段によるDPF1におけるHC浄化率と、さらに前記第1浄化率算出手段によるDOC121におけるHC浄化率との合計値、および大気への排出可能な目標HC濃度(目標HCout)とに基づいて、レイトポスト噴射の許容噴射量Qcを求め、該許容噴射量Qc以下になるようにレイトポスト噴射量を制御してもよい。
このようにDOC121およびDPF1に担持された酸化触媒でのHC浄化能力と、目標HC濃度(目標HCout)とを考慮して、レイトポスト噴射量を制御するので、HC排出量を抑えたレイトポスト噴射量の制御を一層効率よく行うことができる。
(実施例3)
次に、本発明の第3実施例について図7のフローチャートを参照して説明する。
前記実施例2においては、レイトポスト噴射量(許容Qc)の算出方法の一例として、HC浄化率とDOC温度との関係が、排ガス流量Wに関連したSv(空間速度)値の大小に応じて予め空間速度HC浄化率テーブル(図6(B))に設定されており、該テーブルを用いてHC浄化率を求めて、許容Qを算出するものであった。
これに対して、本実施例3は、DOC121の触媒性能が、長期間の使用によって熱劣化することを考慮して、DOCの使用履歴(例えば、温度、時間、燃料成分等の履歴)に応じた浄化率の特性を予め熱劣化HC浄化率テーブル(図7(B))として用意しておき、該テーブルを用いてHC浄化率を求めて、許容Qを算出する。図7(B)において、触媒性能劣化後(実線の特性)は、DOC温度Tが同一温度でも浄化率がη1からη2に低下するため、予め性能劣化を加味したテーブル(性能劣化後の特性)を設定しておく。
図7のフローチャートは、図6と基本的に同じであり、ステップ(11)で、DOC(前段酸化触媒)121の入口温度T1及びDOC121の出口温度(即ちDPF1の入口温度)T2、およびDOC121の使用履歴(例えば使用時間の累積値)を検出して、燃料噴射コントローラ2に入力する。
その後、第1HC浄化率算出手段は、予め設定された熱劣化HC浄化テーブル(図7(B))から、前記DOC121の入口温度T1、DOCの出口温度T2及び使用履歴(使用時間)に対応するHC浄化率を算出する(ステップ(12))。次に、ステップ(13)において、算出した現在のHC浄化率と、排出可能な目標HC濃度(目標HCout)とに基づいて、目標HC濃度以下になるレイトポスト噴射の許容噴射量Q(許容Q)を算出する(ステップ(13))。
そして、実施例3と同様に、エンジンの運転状態(回転速度、負荷、大気条件等)、およびPMの堆積量(回転速度、負荷、差圧センサ5からの信号等を基に算出)に基づいて、DPFの強制再生開始時に設定された目標レイトポスト噴射量(Qtar)を、前記算出した許容噴射量Qと比較し(ステップ(14))、常時許容噴射量Q以下になるように前記目標レイトポスト噴射量(Qtar)に制限をかける制御を行う(ステップ(15))。
従って、かかる実施例3によれば、DOC121、またはDPF1に担持された触媒でのHC浄化能力の熱劣化後の浄化能力によって許容レイトポスト噴射量が求められるので、長期間使用の後処理装置からもHCの排出が抑制される。
また、本第3実施例の熱劣化に対するHC浄化率と、前記第2実施例の空間速度(排ガス流量)に対するHC浄化率とを組み合わせてHC浄化率を算出してもよく、HC排出量を抑えたレイトポスト噴射量が一層効率よく行うことができる。
(実施例4)
本発明の第4実施例は、図8に示す制御フローチャートにより説明する。
この第4実施例においては、レイトポスト噴射コントローラ204は、レイトポスト噴射後のDPF1を通過して排出されたHC濃度をHCセンサ6で検出し、該検出HC濃度が排出可能な目標HC量(目標HCout)以下になるように制御する。
すなわち、まず、DPFの強制再生開始時に設定された目標レイトポスト噴射量(Qtar)で噴射を開始し強制再生をスタートさせる。
次に、HCセンサ6で検出した濃度が、目標HC濃度(目標HCout)以下かどうかを判定して(図8のステップ(21))、超えている場合には、前記目標HC濃度となるまで、レイトポスト噴射量Qを絞り(ステップ(23))、目標HC濃度(目標HCout)以下の場合には、前記目標レイトポスト噴射量(Qtar)で噴射を継続する(ステップ(22))。
従って、かかる実施例4によれば、前記レイトポスト噴射コントローラ204は、HCセンサ6で検出した濃度が、目標HC濃度(目標HCout)以下かどうかを判定して目標レイトポスト噴射量(Qtar)での噴射を継続するか絞るかを制御するため、すなわち直接大気に排出されるHC濃度に基づいて制御するため、レイトポスト噴射による未燃HCがDOC121およびDPF1を通過して大気に排出される量を正確かつ確実に制御できる。さらに、HCセンサ6で検出した濃度に基づくのみであるため、制御が簡単化される。
本発明によれば、アーリーポスト噴射によるDOCの昇温排ガスとレイトポスト噴射による未燃成分の供給とを組み合わせた排ガス浄化装置において、HC(炭化水素)の大気中への放出を低減し得るディーゼルエンジンの排ガス浄化装置を提供できる。
本発明の第1〜第4実施例に係るDPF装置を備えたディーゼルエンジンの全体構成図である。 本発明の第1〜第4実施例に係る代表的なDOC及びDPFの縦断面図である。 本発明の第1実施例において、燃料噴射コントローラに、本発明と従来技術とのHC濃度とDPF入口温度との関係を、レイトポスト噴射量をベースにして示した線図である。 本発明の第1実施例において、レイトポスト噴射量の時間変化を示す線図である。 本発明の第1実施例において、HC濃度がピークになる時間を示す線図である。 本発明の第2実施例における、(A)は制御フローチャート(B)はSv値に応じたHC浄化率の変化を示す線図である。 本発明の第3実施例における、(A)は制御フローチャート(B)は熱劣化に応じたHC浄化率の変化を示す線図である。 本発明の第4実施例における、制御フローチャートである。 DPF装置を備えたディーゼルエンジンの全体構成図である。 DPF装置を備えたディーゼルエンジンのレイトポスト噴射の説明線図である。
符号の説明
1 DPF
2 燃料噴射コントローラ
3 DOC入口温度センサ
4 DOC出口温度センサ、DPF入口温度センサ
6 HC濃度センサ
100 エンジン
101 燃料噴射弁
102 コモンレール(蓄圧器)
103 コモンレール制御装置
105 吸気スロットルバルブ
110 排気ターボ過給機
116 EGR(排ガス再循環)管
120 排ガス
121 DOC (前段酸化触媒)
200 酸化触媒昇温手段
202 レイトポスト噴射手段
204 レイトポスト噴射コントローラ
206 レーティング手段
レイトポスト噴射の噴射量

Claims (7)

  1. ディーゼルエンジンから排出されるPM(粒子状物質)を捕集するDPF(黒煙除去装置)およびその前段に前段酸化触媒が配置され、前記DPFを前記前段酸化触媒の酸化反応熱を用いて昇温させて再生処理するように構成されたディーゼルエンジンの排気浄化装置において、
    前記前段酸化触媒を昇温させる酸化触媒昇温手段と、燃焼室内に未燃成分のHC(炭化水素)成分を供給して前記前段酸化触媒の酸化反応熱によりDPFの温度を上昇せしめるように主噴射後にレイトタイミングで噴射するレイトポスト噴射手段と、該レイトポスト噴射手段によるレイトポスト噴射量および噴射時期を制御して前記未燃HC成分が前記前段酸化触媒および前記DPFを通過して大気に放出されることを抑制するレイトポスト噴射コントローラを備えたことを特徴とするディーゼルエンジンの排気浄化装置。
  2. 前記レイトポスト噴射コントローラは、エンジンの運転状態およびPM堆積量に基づいてDPFの強制再生開始時の目標レイトポスト噴射量(Qtar)を設定し、該目標レイトポスト噴射量に対して、一定時間の遅れを持たせて到達せしめるレーティング手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のディーゼルエンジンの排気浄化装置。
  3. 前記レーティングの一定時間を、前記目標レイトポスト噴射量をステップ状に噴射したときに排出されるHC濃度の変化特性のピークとなる時間を基に設定することを特徴とする請求項2記載のディーゼルエンジンの排気浄化装置。
  4. 前記レイトポスト噴射コントローラは、前記前段酸化触媒によるHCの浄化率を算出する第1HC浄化率算出手段を有し、該第1HC浄化率算出手段によるHC浄化率と大気への排出可能な目標HC濃度とに基づいて、許容レイトポスト噴射量を求め、該許容レイトポスト噴射量以下になるようにレイトポスト噴射量を制御することを特徴とする請求項1記載のディーゼルエンジンの排気浄化装置。
  5. 前記DPFには触媒が担持され、前記レイトポスト噴射コントローラは、前記前段酸化触媒の後段に残存するHCに対して前記触媒が担持されたDPFにおける浄化率を算出する第2HC浄化率算出手段を有し、前記第1および第2浄化率算出手段によるHC浄化率と大気への排出可能な目標HC濃度とに基づいて、許容レイトポスト噴射量を求め、該許容レイトポスト噴射量以下になるようにレイトポスト噴射量を制御することを特徴とする請求項4記載のディーゼルエンジンの排気浄化装置。
  6. 前記第1HC浄化率算出手段または第2HC浄化率算出手段には、それぞれ、酸化触媒の熱劣化後の浄化率を算出する手段を備え、該熱劣化後の浄化率によって前記許容レイトポスト噴射量が求められることを特徴とする請求項4または5記載のディーゼルエンジンの排気浄化装置。
  7. 前記レイトポスト噴射コントローラは、前記DPFの下流側に設置されたHCセンサで検出したHC濃度が、大気への排出可能な目標HC濃度以下かどうかを判定して、該目標HC濃度以下になるようにレイトポスト噴射量を制御することを特徴とする請求項1記載のディーゼルエンジンの排気浄化装置。
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