JP2010144525A - ディーゼルエンジンの排ガス後処理制御装置および方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】DOCの活性状態を、DOC出口温度の測定値からDOCの入口温度を推定することで、排ガス温度センサの設置個所を極力少なくして装置を簡素化するとともに、DOCの触媒活性判定の判定精度を向上するディーゼルエンジンの排ガス後処理制御装置および方法を提供することを目的とする。
【解決手段】吸気バルブもしくは排気バルブの少なくとも一方を絞り、DOC3の上流側に第1燃料を供給してDOCを活性化させた後、該DOCの上流側に第2燃料を供給し、該燃料を前記DOCによって酸化させることで、後段に配置されたDPFに堆積したPMの燃焼可能温度まで昇温せしめるように構成し、DOCの出口温度の測定値に基づいてDOCの入口温度を推定する入口温度推定手段71と、該推定した入口温度が予め設定された触媒活性温度領域内か否かに基づいてDOC3の活性化を判定するDOC活性判定手段73とを備えたこと。
【選択図】図1
【解決手段】吸気バルブもしくは排気バルブの少なくとも一方を絞り、DOC3の上流側に第1燃料を供給してDOCを活性化させた後、該DOCの上流側に第2燃料を供給し、該燃料を前記DOCによって酸化させることで、後段に配置されたDPFに堆積したPMの燃焼可能温度まで昇温せしめるように構成し、DOCの出口温度の測定値に基づいてDOCの入口温度を推定する入口温度推定手段71と、該推定した入口温度が予め設定された触媒活性温度領域内か否かに基づいてDOC3の活性化を判定するDOC活性判定手段73とを備えたこと。
【選択図】図1
Description
本発明は、排気通路にDOC(ディーゼル酸化触媒)及び該DOCの下流側にPM(粒子状物質)を捕集するDPF(ディーゼルパティキュレートフィルター)を設けたディーゼルエンジンの排ガス後処理制御装置およびその制御方法に関する。
ディーゼルエンジンから排出される黒煙の対策として、排気中に含まれるPMをDPFによって捕集し除去する技術が知られている。
運転中にこのDPFにPMが堆積していき、やがてその堆積量が許容値を上回ると、目詰まりが生じて排圧を上昇させて運転性に悪影響を及ぼすため、堆積したPMを除去して強制的に再生する必要がある。
DPFの強制再生の実施にあたっては、DPFに流入するガス温度を高温に保つ必要があり、ガス温度上昇のために吸気スロットルバルブ、排気ロットルバルブの開度を小さくして、吸気ガス量を少なくしたり、排ガス後処理装置(DOC+DPF)(図1参照)への燃料供給、すなわち、DOCの上流側への燃料の添加または燃焼室内へのポスト噴射等が行われている。
運転中にこのDPFにPMが堆積していき、やがてその堆積量が許容値を上回ると、目詰まりが生じて排圧を上昇させて運転性に悪影響を及ぼすため、堆積したPMを除去して強制的に再生する必要がある。
DPFの強制再生の実施にあたっては、DPFに流入するガス温度を高温に保つ必要があり、ガス温度上昇のために吸気スロットルバルブ、排気ロットルバルブの開度を小さくして、吸気ガス量を少なくしたり、排ガス後処理装置(DOC+DPF)(図1参照)への燃料供給、すなわち、DOCの上流側への燃料の添加または燃焼室内へのポスト噴射等が行われている。
例えば、DPFの強制再生の実施時には、図3に示すように、強制再生の開始(t1)後に燃焼室内への主噴射後にアーリーポトス噴射を実施して、DOCの温度を高めて活性化し(DOC昇温ステージA)、その後(t2以降)、燃焼室内に燃焼に寄与しないタイミングでレイトポスト噴射を実施して、DPFの前段のDOCにて燃料が酸化されて発生する酸化熱で、DPFに流入する排ガス温度を上昇せしめて、DPFでPMが燃焼を開始する600〜650℃まで昇温させて、PMを燃焼除去する(DPF入口温度制御ステージB)ように制御される。
しかし、DOCが十分活性化していない状態で、DOC昇温ステージAから前記DPF入口温度制御ステージBへ進んで、レイトポスト噴射を行うと、レイトポスト噴射の燃料が十分に蒸発しないで、すなわち液体状態の燃料がDOCの前面に付着し、付着燃料は粘性が高いため、排ガス成分中のSOOTなどがDOCのセル開口部に付着し開口部を閉塞し、DOCの酸化触媒機能の低下を引き起こすおそれがある。
すなわち、未反応の燃料がDOCの触媒活性表面に吸着して、触媒活性が低下して酸化触媒に必要な昇温機能が得られず、後段に設置されたDPFの再生処理が実施できなくなるおそれがある。
すなわち、未反応の燃料がDOCの触媒活性表面に吸着して、触媒活性が低下して酸化触媒に必要な昇温機能が得られず、後段に設置されたDPFの再生処理が実施できなくなるおそれがある。
このため、DOC昇温ステージAにおいて、DOCが十分活性したかどうかを精度よく判定して、DOCが十分活性しない状態で次のDPF入口温度制御ステージBへ進んでレイトポスト噴射を実施することがないように、また、図3の点線のようにDPF入口温度制御ステージBへ進んだ後においてもDOCの活性化が低下してしまった場合において、レイトポスト噴射を継続し続けることがないようにDOCの活性判定の精度を高めて強制再生を中断する必要がある。
一方、酸化触媒の活性判定技術として、例えば、特許文献1(特許第4140397号公報)、さらに、特許文献2(特開2004−251230号公報)が知られている。
特許文献1には、エンジン用酸化触媒の活性判定装置について示されており、酸化触媒の上流側の排ガス温度を検出する排ガス温度センサを設置して、検出された温度を基に酸化触媒の活性度が判定される。
また、特許文献2においても、同様に、酸化触媒の活性度を精度よく検出するために、酸化触媒内を通過する排ガスの排ガス流速と、酸化触媒に流入する排ガス温度と、および膨張行程噴射の噴射時期及び噴射量とに基づいて推定されることが記載されている。
特許文献1には、エンジン用酸化触媒の活性判定装置について示されており、酸化触媒の上流側の排ガス温度を検出する排ガス温度センサを設置して、検出された温度を基に酸化触媒の活性度が判定される。
また、特許文献2においても、同様に、酸化触媒の活性度を精度よく検出するために、酸化触媒内を通過する排ガスの排ガス流速と、酸化触媒に流入する排ガス温度と、および膨張行程噴射の噴射時期及び噴射量とに基づいて推定されることが記載されている。
しかし、前記特許文献1、2の酸化触媒の活性判定装置は、いずれも、酸化触媒に流入する排ガス温度を検出して、該検出値に基づいて活性状態が判定されるので、酸化触媒の入り口側に排ガス温度センサの設置が必要となり、設置スペースの確保が必要となるとともに装置の大型化を生じる問題がある。
特に、DOCの後段側にはDPFが設置されて、該DPFの強制再生制御のためにDPFの入口排ガス温度を検出する必要があるため、排ガス温度センサの設置個数は極力減らして必要最小限の排ガス温度センサで装置を構成することが望ましい。
特に、DOCの後段側にはDPFが設置されて、該DPFの強制再生制御のためにDPFの入口排ガス温度を検出する必要があるため、排ガス温度センサの設置個数は極力減らして必要最小限の排ガス温度センサで装置を構成することが望ましい。
一方、前記したようにDOCが十分活性化しない温度状態で、DPF入口温度制御ステージBを開始して、レイトポスト噴射を行うと、排気通路内で蒸発しきれない燃料が、DOCの前面に付着し粘性が高いため、排ガス成分中のSOOTなどがDOCのセル開口部を閉塞し、DOCの酸化触媒機能の低下を引き起こしたり、燃料の触媒活性点吸着による一時的な触媒性能劣化のおそれがあるので、より精度の高いDOCの活性判定が必要となる。
また、DOCは使用時間の経過とともに反応速度、または浄化率が低下するため、DOCの活性化の判定において、触媒の劣化状態を考慮して判定する必要があるが、前記特許文献1、2に記載の技術においてはこのような、酸化触媒の運転履歴による活性低下を反映しての触媒活性判定については開示されていない。
また、DOCは使用時間の経過とともに反応速度、または浄化率が低下するため、DOCの活性化の判定において、触媒の劣化状態を考慮して判定する必要があるが、前記特許文献1、2に記載の技術においてはこのような、酸化触媒の運転履歴による活性低下を反映しての触媒活性判定については開示されていない。
本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、DOCの活性状態を、DOC出口温度の測定値からDOCの入口温度を推定することで、排ガス温度センサの設置個所を極力少なくして装置を簡素化するとともに、DOCの触媒活性判定の判定精度を向上するディーゼルエンジンの排ガス後処理制御装置および方法を提供することを目的とする。
本発明はかかる課題を解決するもので、ディーゼルエンジンの排ガス後処理制御装置の発明は、排気通路にDOC(ディーゼル酸化触媒)及び該DOCの下流側にPM(粒子状物質)を捕集するDPF(ディーゼルパティキュレートフィルター)を備えたディーゼルエンジンの排ガス後処理制御装置において、前記DOCの上流側に該DOCを活性化させるため吸気バルブもしくは排気バルブの少なくとも一方を絞り、第1燃料を供給して該DOCを活性化させた後、該DOCの上流側に第2燃料を供給し、該燃料を前記DOCによって酸化させることで、後段に配置された前記DPFに堆積した前記PMの燃焼可能温度まで昇温せしめるように構成し、前記DOCの出口温度の測定値に基づいて該DOCの入口温度を推定する入口温度推定手段と、該推定した入口温度が予め設定された触媒活性温度領域内か否かによって前記DOCの活性化を判定するDOC活性判定手段とを備えたことを特徴とする。
また、ディーゼルエンジンの排ガス後処理制御方法の発明は、排気通路にDOC(ディーゼル酸化触媒)及び該DOCの下流側にPM(粒子状物質)を捕集するDPF(ディーゼルパティキュレートフィルター)を備えたディーゼルエンジンの排ガス後処理制御方法において、
前記DOCの上流側に該DOCを活性化させるため吸気バルブもしくは排気バルブの少なくとも一方を絞り、第1燃料を供給して該DOCを活性化させた後、該DOCの上流側に第2燃料を供給し、該燃料を前記DOCによって酸化させることで、後段に配置された前記DPFに堆積した前記PMの燃焼可能温度まで昇温せしめ、前記DOCの出口温度の測定値に基づいて該DOCの入口温度を推定し、該推定した入口温度が予め設定された触媒活性温度領域内か否かによって前記DOCの活性化を判定することを特徴とする。
前記DOCの上流側に該DOCを活性化させるため吸気バルブもしくは排気バルブの少なくとも一方を絞り、第1燃料を供給して該DOCを活性化させた後、該DOCの上流側に第2燃料を供給し、該燃料を前記DOCによって酸化させることで、後段に配置された前記DPFに堆積した前記PMの燃焼可能温度まで昇温せしめ、前記DOCの出口温度の測定値に基づいて該DOCの入口温度を推定し、該推定した入口温度が予め設定された触媒活性温度領域内か否かによって前記DOCの活性化を判定することを特徴とする。
かかる装置発明および方法発明によれば、DOCに流入する排ガス温度を、DOCの入口側に排ガス温度センサを設置することなく、DOCの出口側に設けた排ガス温度センサによる測定値に基づいて推定して、DOCの活性状態を判定するため、必要最小限の排ガス温度センサの個数で、DOCの活性判定を行うことができ、装置を簡素化できる。
また、DOCの出口側に設けた排ガス温度センサによる測定値に基づいてDOCの入口温度を推定し、その推定した入口温度が、DPFの強制再生可能領域にあるか否かによって、DOCの活性状態を判定するため、DOCの活性状態を早期に正確かつ確実に判定でき、セル開口部の閉塞や活性性能の低下を事前に防止できる。
また、かかる装置発明および方法発明において好ましくは、前記入口温度推定手段は、DOCの出口温度の測定値、DOCへの燃料供給量、DOCを流れる排ガス量、およびDOCの活性低下係数に基づいてDOCの入口温度を算出して推定するとよい。
DOCの入口温度を算出は、DOCの酸化作用で、入口温度T1が出口温度T2に昇温した場合を例にとると、T1からT2に昇温させるために必要な熱量と、供給された燃料の酸化熱量とがバランスすることから次の式(1)の関係が成り立つ。
C(T2−T1)Q=q・η …(1)
ここで、C:排ガス比熱、Q:排ガス量、
q:DOC活性化のための供給燃料熱量
η:DOC活性低下係数(触媒性能劣化係数)
従って、(1)式よりT1を算出することで、DOCの入口温度を算出できる。また、DOC活性低下係数(触媒性能劣化係数)ηを用いることで、運転履歴によるDOCの酸化触媒機能の低下を考慮した触媒活性判定を行うことができ、活性判定の精度が向上する。
C(T2−T1)Q=q・η …(1)
ここで、C:排ガス比熱、Q:排ガス量、
q:DOC活性化のための供給燃料熱量
η:DOC活性低下係数(触媒性能劣化係数)
従って、(1)式よりT1を算出することで、DOCの入口温度を算出できる。また、DOC活性低下係数(触媒性能劣化係数)ηを用いることで、運転履歴によるDOCの酸化触媒機能の低下を考慮した触媒活性判定を行うことができ、活性判定の精度が向上する。
また、かかる装置発明および方法発明において好ましくは、前記DOCが活性化していないと判定したとき前記第2燃料の供給を停止するとよい。
このように構成することによって、前記DOCが活性状態にないと判定したときには、DPFに堆積しているPMを燃焼除去する制御(DPF入口温度制御ステージB)へ進むことを中止し、また、DPF入口温度制御ステージBの制御が開始されている場合には第2燃料の供給を停止して、DPFの強制再生を中断するため、不要な燃供給が回避されて燃費を改善できる。
このように構成することによって、前記DOCが活性状態にないと判定したときには、DPFに堆積しているPMを燃焼除去する制御(DPF入口温度制御ステージB)へ進むことを中止し、また、DPF入口温度制御ステージBの制御が開始されている場合には第2燃料の供給を停止して、DPFの強制再生を中断するため、不要な燃供給が回避されて燃費を改善できる。
また、かかる装置発明において好ましくは、前記第1燃料の供給が燃焼室内への主噴射後のアーリーポスト噴射であり、前記第2燃料の供給が前記アーリーポスト噴射後の燃焼に寄与しないクランク角において噴射するレイトポスト噴射で構成される。
このように構成することによって、燃焼室内に燃料を噴射する燃料噴射装置を用いて、DOCの昇温制御およびDPFの再生制御をおこなうことができるので、DOCの上流側の排気通路に燃料噴射装置を装着する必要がなく装置を簡単化できる。
このように構成することによって、燃焼室内に燃料を噴射する燃料噴射装置を用いて、DOCの昇温制御およびDPFの再生制御をおこなうことができるので、DOCの上流側の排気通路に燃料噴射装置を装着する必要がなく装置を簡単化できる。
また、かかる装置発明において好ましくは、エンジン回転数および負荷の関係より定常運転時のDOC活性状態がマップによって予め設定されている活性マップを備え、前記DOC活性判定手段による判定結果と前記活性マップによる判定結果とを比較する判定結果チェック手段を備えるとよい。
このように前記DOC活性判定手段によって、前記式(1)によるDOCの入口温度を基に活性状態を判定した結果と、予めエンジンの運転状態に対応して設定された活性状態による判定結果とを比較することで、判定結果のクロスチェックができ、DOCの活性判定の精度が向上するとともに、信頼性が高まる。
このように前記DOC活性判定手段によって、前記式(1)によるDOCの入口温度を基に活性状態を判定した結果と、予めエンジンの運転状態に対応して設定された活性状態による判定結果とを比較することで、判定結果のクロスチェックができ、DOCの活性判定の精度が向上するとともに、信頼性が高まる。
さらに、前記判定結果チェック手段は、前記DOC活性判定手段による判定結果と前記活性マップによる判定結果とが異なっているときに、DOCの活性以外にエンジン側に故障が存在することを報知するように構成される。
かかる構成によって、DOC活性判定手段によって、前記式(1)によるDOCの入口温度を基に活性状態を判定した結果に問題があり、すなわち、燃料噴射装置の異常や排ガス温度センサの故障等の可能性があるため、DOC活性判定手段による判定結果と前記活性マップによる判定結果とが異なっているときには、その旨を報知することで、エンジンシステムの重大な故障を未然に防止することができる。
本発明によれば、DOCの活性状態を、DOC出口温度の測定値からDOCの入口温度を推定することで、排ガス温度センサの設置個所を極力少なくして装置を簡素化するとともに、DOCの運転履歴による活性低下を反映すること等によってDOCの触媒活性判定の判定精度を向上するディーゼルエンジンの排ガス後処理制御装置および方法を提供することができる。
以下、本発明を図に示した実施例を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
(実施形態)
図1は、排気通路1にDOC(ディーゼル酸化触媒)3及び該DOC3の下流側にPM(粒子状物質)を捕集するDPF(ディーゼルパティキュレートフィルター)5を備えたディーゼルエンジン(以下エンジン7という)において、排ガス後処理制御装置9が設置された全体構成図を示す。
図1において、エンジン7は、排気タービン13とこれに同軸駆動されるコンプレッサ15を有する排気ターボ過給機17を備えており、該排気ターボ過給機17のコンプレッサ15から吐出された空気は空気管19を通って空気冷却器21に入り、該空気冷却器21で冷却された空気は、吸気スロットルバルブ23で吸気流量が制御された後、吸気マニホールド25を通り、シリンダ毎に設けられた吸気ポート27からエンジン7の燃焼室29内に吸入される。
図1は、排気通路1にDOC(ディーゼル酸化触媒)3及び該DOC3の下流側にPM(粒子状物質)を捕集するDPF(ディーゼルパティキュレートフィルター)5を備えたディーゼルエンジン(以下エンジン7という)において、排ガス後処理制御装置9が設置された全体構成図を示す。
図1において、エンジン7は、排気タービン13とこれに同軸駆動されるコンプレッサ15を有する排気ターボ過給機17を備えており、該排気ターボ過給機17のコンプレッサ15から吐出された空気は空気管19を通って空気冷却器21に入り、該空気冷却器21で冷却された空気は、吸気スロットルバルブ23で吸気流量が制御された後、吸気マニホールド25を通り、シリンダ毎に設けられた吸気ポート27からエンジン7の燃焼室29内に吸入される。
エンジン7においては、燃料の噴射時期及び噴射量がエンジン制御装置31の燃料噴射制御手段によって制御されており、かかる噴射時期及び噴射量にてシリンダ毎に設けられた燃料噴射弁33から燃焼室29内に噴射される。また、燃料ポンプ35で加圧された高圧燃料がコモンレール37内に貯溜され、該コモンレール37から燃料が噴射時期及び噴射量を制御されて燃料噴射弁33に供給されるようになっている。これら燃料噴射弁33、燃料ポンプ35、コモンレール37によって燃料噴射装置を構成している。
また、排気通路1の途中から、EGR(排ガス再循環)管39が分岐されて、排ガスの一部(EGRガス)がEGR管39を通り、EGRクーラ41降温され、吸気スロットルバルブ23の下流部位の吸気マニホールド43にEGRバルブ45を介して投入されるようになっている。
エンジン7の燃焼室29で燃焼された燃焼ガス即ち排ガス47は、シリンダ毎に設けられた排気ポート49が集合した排気マニホールド及び排気通路1を通って、前記排気ターボ過給機17の排気タービン13を駆動してコンプレッサ15の動力源となった後、排気通路1を通って排ガス後処理装置51のDOC3に入る。この排ガス後処理装置51はDOC3とその下流側のDPF5とによって構成されている。
また、制御装置53には、吸気スロットルバルブ23の開度信号、エアフローセンサ55の信号、DPF5の入口、すなわち、DOC3の出口の排ガス温度センサ57からの温度信号(DOCの出口温度)、およびDPF5の入口圧力センサ59と出口圧力センサ61の圧力信号に基づく差圧センサ63からの差圧信号がそれぞれ入力されている。
DPF5の強制再生時は、図3に示すように、まず、t1時点で強制再生の制御が開始されると、DOC3を活性化するためのDOC昇温ステージAを行う。このDOC昇温ステージAでは吸気スロットルバルブ23を絞り、さらに、エンジン制御装置31の燃料噴射制御手段によって燃焼室29内への主噴射後10°〜20°にアーリーポトス噴射(第1燃料の供給)を実施するようになっている。そして、DOC3が活性化して、DOC3の入口温度が200〜300℃に達すると活性化が完了したと判定して、t2時点で次のDPFに堆積しているPMを燃焼除去する制御するためのDPF入口温度制御ステージBへ進む。
このDPF入口温度制御ステージBでは、エンジン制御装置31の燃料噴射制御手段によってアーリーポトス噴射後の燃焼に寄与しないクランク角において、レイトポスト噴射(第2燃料の供給)を実施する。燃焼室29内への噴射でなくDOC3の上流側の排気通路1に噴射してもよい。
そして、活性化されたDOC3でDPF5に流入する排ガス温度を上昇せしめて、DPF5でPMが燃焼する550〜700℃の温度まで昇温して、PMを燃焼除去する。
このDPF入口温度制御ステージBでは、エンジン制御装置31の燃料噴射制御手段によってアーリーポトス噴射後の燃焼に寄与しないクランク角において、レイトポスト噴射(第2燃料の供給)を実施する。燃焼室29内への噴射でなくDOC3の上流側の排気通路1に噴射してもよい。
そして、活性化されたDOC3でDPF5に流入する排ガス温度を上昇せしめて、DPF5でPMが燃焼する550〜700℃の温度まで昇温して、PMを燃焼除去する。
制御装置53は、エンジン制御装置31と排ガス後処理制御装置9とを有して構成されており、図2に、本発明の排ガス後処理制御装置9の構成ブロック図を示す。
入口温度推定手段71は、DOC3の入口温度(DOCの入口排ガス温度)をT1、出口温度(DOCの出口排ガス温度)をT2とすると、すでに(1)式で説明したように、T1からT2に昇温させるために必要な熱量と、供給された燃料からの酸化熱量とがバランスすることから、C(T2−T1)Q=q・ηの関係式が成立して、この式からT1を求めることができる。ここで、Cは排ガス比熱、Qは排ガス量、qはDOC活性化のために供給された燃料熱量、ηはDOC活性低下係数(触媒性能劣化係数)である。
入口温度推定手段71は、DOC3の入口温度(DOCの入口排ガス温度)をT1、出口温度(DOCの出口排ガス温度)をT2とすると、すでに(1)式で説明したように、T1からT2に昇温させるために必要な熱量と、供給された燃料からの酸化熱量とがバランスすることから、C(T2−T1)Q=q・ηの関係式が成立して、この式からT1を求めることができる。ここで、Cは排ガス比熱、Qは排ガス量、qはDOC活性化のために供給された燃料熱量、ηはDOC活性低下係数(触媒性能劣化係数)である。
排ガス量Qは、エアフローセンサ55からの吸気量と燃料供給量より算出される。
また、DOC活性低下係数(触媒性能劣化係数)ηを用いて運転履歴(温度、燃料消費量)によるDOC3の酸化触媒機能の低下を考慮した触媒活性判定を行う。図4にそのDOC活性低下係数(触媒性能劣化係数)ηの例を示す。初期性能をS1の点線で示し、一定の使用時間後の性能劣化後をS2の実戦で示す。同じDOC入口温度であっても活性率はη1からη2に低下する。従って、この活性低下係数ηを燃料発熱量に乗算して酸化機能の低下を加味する。
また、DOC活性低下係数(触媒性能劣化係数)ηを用いて運転履歴(温度、燃料消費量)によるDOC3の酸化触媒機能の低下を考慮した触媒活性判定を行う。図4にそのDOC活性低下係数(触媒性能劣化係数)ηの例を示す。初期性能をS1の点線で示し、一定の使用時間後の性能劣化後をS2の実戦で示す。同じDOC入口温度であっても活性率はη1からη2に低下する。従って、この活性低下係数ηを燃料発熱量に乗算して酸化機能の低下を加味する。
排ガス温度や、燃料やオイル中の硫黄分などの使用履歴により、DOC3の酸化性能が低下するが、その性能低下を考慮してDOC入口温度推定を行うので、エンジンの使用履歴毎のDOC活性判定を適切に行うことができる。
次の、DOC活性判定手段73では、算出された入口温度T1に基づいて、活性領域にあるか否かを判定する。この判定は、予め、図5に示すように排ガス量Qを横軸に、DOCへの燃料供給量qを縦軸にとり、DOCの出口温度T2が約600℃になる場合の入口温度T1と活性領域Yおよび未活性領域Zとの関係を示した判定領域マップ75を用いて判定する。
式(1)で用いて算出する際のT2とその時の排ガス量Qおよび燃料供給量qの条件を基に、算出したT1が判定領域マップ75上のどこに位置するかによって活性状態を判定できる。なお、この判定領域マップ75の作成においても前記したDOC活性低下係数(触媒性能劣化係数)ηを反映させて作成すると、一層判定精度が高まる。
式(1)で用いて算出する際のT2とその時の排ガス量Qおよび燃料供給量qの条件を基に、算出したT1が判定領域マップ75上のどこに位置するかによって活性状態を判定できる。なお、この判定領域マップ75の作成においても前記したDOC活性低下係数(触媒性能劣化係数)ηを反映させて作成すると、一層判定精度が高まる。
そして、DOC活性判定手段73での判定結果は、判定結果チェック手段77において、チェックされる。DOC活性マップ79による判定結果とのクロスチェックによって比較される。
DOC活性マップ79は、図6に示すようにエンジン回転数とエンジン負荷に対応した定常時の活性状態が設定されている。横軸にエンジン回転数をとり、縦軸にエンジン負荷をとり、K1領域は使用初期の未活性領域を示し、K2領域は長期使用の未活性領域を示し、K3は活性領域を示し、排気温度、例えば排ガス温度センサ57で検出できるDOC出口温度の高低に応じた活性領域が設定されている。
DOC活性マップ79は、図6に示すようにエンジン回転数とエンジン負荷に対応した定常時の活性状態が設定されている。横軸にエンジン回転数をとり、縦軸にエンジン負荷をとり、K1領域は使用初期の未活性領域を示し、K2領域は長期使用の未活性領域を示し、K3は活性領域を示し、排気温度、例えば排ガス温度センサ57で検出できるDOC出口温度の高低に応じた活性領域が設定されている。
従って、クロスチェックの結果が共に活性領域あれば、強制再生制御手段81の制御を継続させ、共に未活性領域であれば、強制再生制御手段81に対して停止指令を発して、DOC昇温ステージAからDPF入口温度制御ステージBへの進行を停止させ、または既にDPF入口温度制御ステージBに入っている場合には、レイトポスト噴射およびその他のDPF入口温度制御ステージBにおける制御を停止させる。これによって、不要なレイトポスト噴射による燃料供給が回避されて燃費を改善できる。
また、クロスチェックの結果が相違する場合には、DOC3の活性化以外にエンジン側に故障が存在することをエンジンシステム故障報知手段83によって操作者へ知らせる。
また、クロスチェックの結果が相違する場合には、DOC3の活性化以外にエンジン側に故障が存在することをエンジンシステム故障報知手段83によって操作者へ知らせる。
判定結果チェック手段77によって、クロスチェックができ、DOCの活性判定の精度が向上するとともに、信頼性が高まる。
また、クロスチェックの結果が相違する場合には、DOC活性判定手段73によって行われた判定、すなわち前記式(1)によるDOCの入口温度を基に行った結果に問題がある可能性が大きいため、例えば、燃料噴射装置の異常や排ガス温度センサ57の故障等の可能性がある。そこで、DOC活性判定手段73による判定結果と前記DOC活性マップ79による判定結果とが異なっているときには、その旨を報知することで、エンジンシステムの重大な故障を未然に防止することができる。
また、クロスチェックの結果が相違する場合には、DOC活性判定手段73によって行われた判定、すなわち前記式(1)によるDOCの入口温度を基に行った結果に問題がある可能性が大きいため、例えば、燃料噴射装置の異常や排ガス温度センサ57の故障等の可能性がある。そこで、DOC活性判定手段73による判定結果と前記DOC活性マップ79による判定結果とが異なっているときには、その旨を報知することで、エンジンシステムの重大な故障を未然に防止することができる。
以上のように構成された排ガス後処理制御装置9の制御について、図7に示すフローチャートを参照して説明する。
ステップS1でDPFの強制再生制御を開始する。この強制再生の開始は、例えば、堆積されたPMが一定値以上に達したかを、差圧センサ63からの差圧信号によって判定して、差圧が一定値以上に達していれば再生が必要と判定して開始する。
ステップS1でDPFの強制再生制御を開始する。この強制再生の開始は、例えば、堆積されたPMが一定値以上に達したかを、差圧センサ63からの差圧信号によって判定して、差圧が一定値以上に達していれば再生が必要と判定して開始する。
ステップS2では、前記したように排ガス量Qを、エアフローセンサ55からの吸気量と、燃料供給量より算出する。
次のステップ3では、入口温度推定手段71によって、DOC3の入口温度が推定される。この推定は前記したように(1)式を用いて推定される。
次のステップ3では、入口温度推定手段71によって、DOC3の入口温度が推定される。この推定は前記したように(1)式を用いて推定される。
次に、ステップ4で、強制再生を開始してからの時間taが、規定された一定の再生時間tsを超えているかを判定し、超えていればステップS5で、強制再生を完了する。超えていなければ、ステップS6に進んで、DOC活性判定手段73によってステップS3で算出したDOC3の推定入口温度Ttが、図5に示す判定領域マップ75の境界温度Taと比較して、境界温度Taを超える温度であるか判定する。Tt>Taであれば、活性状態にあると判定して、ステップS2に戻って強制再生時間に達するまで繰り返す。
ステップS6で、Tt>Taでない場合、すなわち、DOC3が未活性領域にあると判定した場合には、ステップS7に進んで、判定結果チェック手段77によって、ステップS6での判定結果と、DOC活性マップ79に基づく定常時のDOC判定結果とのクロスチェックを行う。ともに未活性と判定した場合には、ステップS9へ進んで、強制再生制御手段81に対して停止指令を発して、DOC昇温ステージAからDPF入口温度制御ステージBへの進行を停止させ、または既にDPF入口温度制御ステージBに入っている場合には、レイトポスト噴射等のDPF入口温度制御ステージBの制御を停止させる。
また、クロスチェックの結果が相違する場合には、ステップS8に進んでDOC3の活性以外にエンジン側に故障が存在することをエンジンシステム故障報知手段83によって操作者へ知らせる。
以上の実施形態によれば、DOC3に流入する排ガス温度を、DOC3の入口側に排ガス温度センサを設置することなく、DOC3の出口側に設けた排ガス温度センサ57による測定値に基づいて推定して、DOC3の活性状態を判定するため、必要最小限の排ガス温度センサの個数で、DOC3の活性判定を行うことができ、装置を簡素化できる。
また、DOC3の出口側に設けた排ガス温度センサ57による測定値に基づいてDOC3の入口温度を推定し、その推定した入口温度が、後段に設置されたDPF5の強制再生に可能な温度(約600℃)に昇温される領域にあるか否かによって、DOC3の活性状態を判定するため、出口側の排ガス温度だけからDOC3の活性状態を判定するものよりも活性状態を早期に正確にかつ確実に判定できる。
すなわち、入口側の温度変化をとらえることで早い段階で活性状態を把握できる。しかも排ガス温度センサを設置せず行うことができる。
すなわち、入口側の温度変化をとらえることで早い段階で活性状態を把握できる。しかも排ガス温度センサを設置せず行うことができる。
また、活性状態の判定結果に基づいて、DOC昇温ステージAからDPF入口温度制御ステージBへの進行を停止させ、または既にDPF入口温度制御ステージBに入っている場合には、レイトポスト噴射を停止させることで、未活性時にレイトポスト噴射の未燃燃料分によるDOC3のセル開口部の閉塞や活性性能の低下を事前に防止できる。
本発明によれば、DOCの活性状態を、DOC出口温度の測定値からDOCの入口温度を推定することで、排ガス温度センサの設置個所を極力少なくして装置を簡素化するとともに、DOCの運転履歴による活性低下を反映すること等によってDOCの触媒活性判定の判定精度を向上できるので、ディーゼルエンジンの排ガス後処理制御装置および方法に適する。
1 排気通路
3 DOC(ディーゼル酸化触媒)
5 DPF(ディーゼルパティキュレートフィルター)
9 排ガス後処理制御装置
23 スロットルバルブ
31 エンジン制御装置
33 燃料噴射弁
51 排ガス後処理装置
53 制御装置
55 エアフローセンサ
57 排ガス温度センサ
63 差圧センサ
71 入口温度推定手段
73 DOC活性判定手段
75 判定領域マップ
77 判定結果チェック手段
79 DOC活性マップ
81 強制再生制御手段
83 エンジン故障報知手段
3 DOC(ディーゼル酸化触媒)
5 DPF(ディーゼルパティキュレートフィルター)
9 排ガス後処理制御装置
23 スロットルバルブ
31 エンジン制御装置
33 燃料噴射弁
51 排ガス後処理装置
53 制御装置
55 エアフローセンサ
57 排ガス温度センサ
63 差圧センサ
71 入口温度推定手段
73 DOC活性判定手段
75 判定領域マップ
77 判定結果チェック手段
79 DOC活性マップ
81 強制再生制御手段
83 エンジン故障報知手段
Claims (9)
- 排気通路にDOC(ディーゼル酸化触媒)及び該DOCの下流側にPM(粒子状物質)を捕集するDPF(ディーゼルパティキュレートフィルター)を備えたディーゼルエンジンの排ガス後処理制御装置において、
前記DOCの上流側に該DOCを活性化させるため吸気バルブもしくは排気バルブの少なくとも一方を絞り、第1燃料を供給して該DOCを活性化させた後、該DOCの上流側に第2燃料を供給し、該燃料を前記DOCによって酸化させることで、後段に配置された前記DPFに堆積した前記PMの燃焼可能温度まで昇温せしめるように構成し、前記DOCの出口温度の測定値に基づいて該DOCの入口温度を推定する入口温度推定手段と、該推定した入口温度が予め設定された触媒活性温度領域内か否かによって前記DOCの活性化を判定するDOC活性判定手段とを備えたことを特徴とするディーゼルエンジンの排ガス後処理制御装置。 - 前記入口温度推定手段は、DOCの出口温度の測定値、DOCへの燃料供給量、DOCを流れる排ガス量、およびDOCの活性低下係数に基づいてDOCの入口温度を算出して推定することを特徴とする請求項1記載のディーゼルエンジンの排ガス後処理制御装置。
- 前記DOCが活性化していないと判定したとき前記第2燃料の供給を停止するように構成したことを特徴とする請求項1記載のディーゼルエンジンの排ガス後処理制御装置。
- 前記第1燃料の供給が燃焼室内への主噴射後のアーリーポスト噴射であり、前記第2燃料の供給が前記アーリーポスト噴射後の燃焼に寄与しないクランク角において噴射するレイトポスト噴射で構成されることを特徴とする請求項1記載のディーゼルエンジンの排ガス後処理制御装置。
- エンジン回転数および負荷の関係より定常運転時のDOC活性状態がマップによって予め設定されている活性マップを備え、前記DOC活性判定手段による判定結果と前記活性マップによる判定結果とを比較する判定結果チェック手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のディーゼルエンジンの排ガス後処理制御装置。
- 前記判定結果チェック手段は、前記DOC活性判定手段による判定結果と前記活性マップによる判定結果とが異なっているときに、DOCの活性以外にエンジン側に故障が存在することを報知することを特徴とする請求項5記載のディーゼルエンジンの排ガス後処理制御装置。
- 排気通路にDOC(ディーゼル酸化触媒)及び該DOCの下流側にPM(粒子状物質)を捕集するDPF(ディーゼルパティキュレートフィルター)を備えたディーゼルエンジンの排ガス後処理制御方法において、
前記DOCの上流側に該DOCを活性化させるため吸気バルブもしくは排気バルブの少なくとも一方を絞り、第1燃料を供給して該DOCを活性化させた後、該DOCの上流側に第2燃料を供給し、該燃料を前記DOCによって酸化させることで、後段に配置された前記DPFに堆積した前記PMの燃焼可能温度まで昇温せしめ、
前記DOCの出口温度の測定値に基づいて該DOCの入口温度を推定し、該推定した入口温度が予め設定された触媒活性温度領域内か否かによって前記DOCの活性化を判定することを特徴とするディーゼルエンジンの排ガス後処理制御方法。 - 前記入口温度の推定は、DOCの出口温度の測定値、DOCへの燃料供給量、DOCを流れる排ガス量、およびDOCの活性低下係数に基づいてDOCの入口温度を算出して推定することを特徴とする請求項7記載のディーゼルエンジンの排ガス後処理制御方法。
- 前記DOCが活性化していないと判定したとき前記第2燃料の供給を停止することを特徴とする請求項7記載のディーゼルエンジンの排ガス後処理制御方法。
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-
2008
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