JP2015183666A - 内燃機関 - Google Patents

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操 後藤
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操 後藤
藤井 謙治
Kenji Fujii
謙治 藤井
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Abstract

【課題】粒子状物質捕集装置の下流側のターボチャージャーのタービンが劣化又は熱破壊されることを防止すると共に、その間も酸化除去によりフィルタに堆積した粒子状物質を継続して除去して、フィルタを再生することができる内燃機関を提供する。【解決手段】新規吸気量QAIRを調節するノズルベーン19と、タービン9の温度を検出するタービン用温度センサSe5と、を備え、ECU18が、アクティブ再生手段M1によるフィルタ21の再生中に、タービン用温度センサSe5によって検出された温度からタービン9に熱破壊の可能性があると判断した場合に、アクティブ再生手段M1によるフィルタ21の再生が中止される温度よりも低く、フィルタ21に捕集された粒子状物質が酸化除去される第一温度TSEMとなるまで排気ガスの温度を下げるようにノズルベーン19を制御して新規吸気量QAIRを増量する排気ガス温度低下手段M2を実施する。【選択図】図2

Description

本発明は、排気通路の上流から順に、粒子状物質捕集装置とターボチャージャーのタービンを配置した内燃機関に関する。
排気通路の上流から順に、粒子状物質捕集装置とターボチャージャーのタービンとを備え、粒子状物質捕集装置のフィルタに捕集された粒子状物質を燃焼除去して該フィルタを再生する制御装置を有する内燃機関が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−332072号公報
しかし、上記特許文献1は、アフター噴射やポスト噴射などの排ガス温度を上昇させる制御を行って、粒子状物質捕集装置のフィルタに捕集された粒子状物質を燃焼除去することで、タービンに流れ込む排気ガスの温度が高温となり、タービンが熱破壊される可能性がある。
上記課題を解決するために本発明の内燃機関は、上流から順に、粒子状物質捕集装置とターボチャージャーのタービンとを備えた排気通路を備え、前記粒子状物質捕集装置のフィルタに捕集された粒子状物質を燃焼除去して該フィルタを再生する燃焼除去再生手段を有する制御装置を有する内燃機関において、内燃機関に供給される新規吸気量を調節する新規吸気量調節装置と、前記タービンの温度を検出するタービン温度検出装置と、を備えると共に、前記制御装置が、前記燃焼除去再生手段による前記フィルタの再生中に、前記タービン温度検出装置によって検出された温度から前記タービンに熱破壊の可能性があると判断した場合に、前記燃焼除去再生手段による前記フィルタの再生が中止される温度よりも低く、前記フィルタに捕集された粒子状物質が酸化除去される所定の第一温度となるまで排気ガスの温度を低下させるように前記新規吸気量調節装置を制御して新規吸気量を増量する排気ガス温度低下手段を有して構成される。
上記の構成によれば、アフター噴射やポスト噴射などの排ガス温度を上昇させる制御を行って、粒子状物質を燃焼除去するアクティブ再生(燃焼除去再生)によるフィルタの再生中に、排気ガスの温度が上昇し、粒子状物質捕集装置の下流にあるターボチャージャーのタービンが熱破壊される可能性がある判断された場合に、新規吸気量調節装置を制御して、新規吸気量を増量し、排気ガスの温度を低下させることで、タービンの熱破壊を防ぐことができる。
また、このときに、排気ガスの温度が低下することで、アクティブ再生が中止されるが、排気ガスの温度を下げ過ぎること無く、酸化触媒が活性化され、且つ酸化触媒で酸化生成された酸化物による粒子状物質の酸化除去が促進される所定の第一温度までしか低下させないことで、フィルタに捕集された粒子状物質を酸化除去し、継続してフィルタの再生を行うことができる。以下、このアクティブ再生中に排気ガスの温度を所定の第一温度に低下させてから行われるフィルタの再生をセミアクティブ再生ということにする。
また、上記の内燃機関において、内燃機関に供給される排気ガス中のNOx量を調節するNOx量調節装置を備え、前記制御装置が、前記排気ガス温度低下手段を実施して前記第一温度となるまで排気ガスの温度を下げたときに、前記NOx量調節装置を制御してNOx量を増量すると共に、前記新規吸気量調節装置を制御して排気ガスの温度を前記第一温度に維持する再生維持手段を有する構成とする。
これにより、排気ガスの温度を酸化触媒が活性化され、且つ酸化触媒で酸化生成された酸化物による粒子状物質の酸化除去が促進される所定の第一温度に維持できると共に、NOx量調節装置により、粒子状物質捕集装置に積極的にNOxを供給するので、酸化触媒でNOを酸化してNOを生成し、そのNOの酸化性能によって粒子状物質の酸化除去を促進して、フィルタの再生を継続することができる。
加えて、上記の内燃機関において、前記排気通路と吸気通路とを接続するEGR通路にEGRバルブを有するEGRシステムを備え、前記NOx量調節装置が、前記EGRバルブであり、前記制御装置が、前記EGRバルブの開度を小さくして、NOx量を増量する制御を行う構成とする。これにより、EGRバルブの開度を小さくすることで、前記排気通路と前記吸気通路とを非連通状態とし、排気ガス中のNOx濃度の増加を促進し、NOを利用したフィルタの再生に寄与することができる。
さらに、上記の内燃機関において、前記ターボチャージャーは、可変式のノズルベーンを備え、前記新規吸気量調節装置が、前記ノズルベーンであり、前記制御装置が、前記ノズルベーンの開度を小さくして新規吸気量を増量する制御を行う構成とする。これにより、ターボチャージャーのタービンにより駆動されるコンプレッサの過給圧を上げることができ、新規吸気量を増量させ、粒子状物質捕集装置に供給される排気ガスの温度を低下させることができる。
その上、上記の内燃機関において、前記制御装置は、前記タービン温度検出装置により検出された温度が前記タービンの耐久温度に達する可能性の有る所定の第二温度以上で、且つ前記タービン温度検出装置により検出された温度の単位時間当たりの温度上昇速度が所定の速度以上のときに、熱破壊の可能性があると判断する構成とする。これにより、フィルタでの粒子状物質の燃焼による温度上昇も考慮して、タービンの熱破壊の可能性を判定しているので、より確実にタービンの熱破壊を防止することができる。
また、上記に記載の内燃機関は、車両に備えられており、前記フィルタの再生を車両走行時に実施するように構成すると、フィルタに粒子状物質が堆積したときに車両を停止させてフィルタの再生を実施することなく、走行中に、フィルタの再生を実施することができる。
本発明によれば、アクティブ再生中に排気ガスの温度が上昇し、粒子状物質捕集装置の下流にあるターボチャージャーのタービンが熱破壊される可能性があると判断された場合に、新規吸気量を増量して、排気ガスの温度を低下させて、アクティブ再生を中止することで、ターボチャージャーのタービンが劣化、又は熱破壊されることを防止することができると共に、アクティブ再生を中止してからも、酸化触媒を活性化状態におき且つ内燃機関から排出されるNOx量を増加することで、セミアクティブ再生が実施され、フィルタに堆積した粒子状物質の酸化除去を促進でき、フィルタの再生を継続することができる。
本発明に係る実施の形態の内燃機関を示す概略図である。 図1の内燃機関の排気通路の一部を示す拡大図である。 図2の排気通路の一部の温度変化とNOx濃度の変化を実験に基づいて示した図である。 本発明に係る実施の形態の内燃機関の制御方法を示すフローチャートであり、アクティブ再生が終了するまでを示す。 本発明に係る実施の形態の内燃機関の制御方法を示すフローチャートであり、セミアクティブ再生を示す。
以下、本発明に係る実施の形態の内燃機関について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態では、以下の実施の形態では、直列四気筒のディーゼルエンジンを例に説明するが、本発明はディーゼルエンジンに限定せずに、ガソリンエンジンにも適用することができ、その気筒数や、気筒の配列は限定しない。
まず、本発明に係る実施の形態の内燃機関について、図1及び図2を参照しながら説明する。図1に示すように、エンジン(内燃機関)1は、直列四気筒のエンジン本体2と、エンジン本体2に接続された排気マニホールド3及び吸気マニホールド5と、排気マニホールド3と接続されてエンジン本体2から排出された排気ガスが通過する排気通路4と、吸気マニホールド5と接続されてエンジン本体2に供給される吸入空気が通過する吸気通路6と、排気通路4と吸気通路6とを連通するEGR通路7と、を備える。
排気通路4には、排気ガスにより駆動するターボチャージャー(以下、TCとする)8のタービン9を設け、そのタービン9の上流に連続再生式粒子状物質捕集装置10を設ける。また、吸気通路6には、タービン9により駆動するコンプレッサ11と、このコンプレッサ11の上流に設けられたエアクリーナー12と、コンプレッサ11の下流に設けられたインタークーラー13と、エンジン本体2に供給される吸気量を調節する吸気スロットル14とを設ける。加えて、EGR通路7には、排気ガスの一部であるEGRガスを冷却するEGRクーラー15とEGRガスの環流量を調節するEGRバルブ16とを備える(以下、EGR通路7、EGRクーラー15、及びEGRバルブ16を合わせてEGRシステム17という)。
また、このエンジン1は、エンジンコントロールユニットと呼ばれる制御装置であり、電気回路によってエンジン1の制御を担当しているマイクロコントローラであるECU(制御装置)18を備える。このECU18は、エンジン本体2の燃料の噴射や吸排気バルブの開閉制御、吸気スロットル14の開度の制御、及びEGRバルブ16の開度の制御等を行なっている。
加えて、エンジン1は、ECU18に接続される、連続再生式粒子状物質捕集装置10を通過する排気ガスのNOx濃度を検知するNOxセンサSe1、DOC20の入口の温度TDOCを検知するDOC用温度センサSe2、フィルタ21の入口の温度TPMを検知するフィルタ用温度センサSe3、フィルタ21の上流側と下流側の差圧ΔPを検知する差圧センサSe4、及びタービン9の入口の温度TTurを検知するタービン用温度センサSe5を備える。なお、以下では、温度TDOC、TPM、及びTTurという場合は、各装置の入口の排気ガスの温度(各装置を通過する排気ガスの温度)のことをいう。
図2に示すように、TC8は、ECU18により制御される可変式のノズルベーン19を有し、そのノズルベーン19の開度を変えることによって、コンプレッサ11の過給圧を制御することが可能な可変過給圧式のターボチャージャー(可変翼ターボや可変容量ターボなどともいう)である。この実施の形態では、ノズルベーン19の開度によって過給圧を可変するものを用いたが、本発明は、過給圧の変更が可能であればよく、この構成に限定されない。
連続再生式粒子状物質捕集装置10は、排気ガスの上流側にDOC(酸化触媒)20と、下流側にフィルタ21を配置した排気ガスの後処理装置である。この連続再生式粒子状物質捕集装置10は、排気ガスの温度が高い状態となる排気マニホールド3とTC8のタービン9との間に配置されることで、DOC20を活性化して、DOC20で、排気ガス中のHC(炭化水素)、CO(一酸化炭素)、及びNO(一酸化窒素)などを酸化し、それにより生成されるNO(二酸化窒素)の高い酸化性能により、フィルタ21に捕集された粒子状物質を酸化除去している。
なお、この実施の形態では、DOC20とフィルタ21を順に配置する構成としたが、本発明はこれに限定されずに、例えば、フィルタ21のシリコンカーバイドやコージライトなどの基材から蜂の巣状に形成され、交互に目封じされた多孔質セル(担体)に酸化触媒を担持させたものでもよい。
次に、連続再生式粒子状物質捕集装置10におけるフィルタ21の再生方法について説明する。通常時はDOC20により生成されたNOによって、フィルタ21の粒子状物質を受動的に酸化除去している。この酸化除去による受動的なフィルタ21の酸化除去再生をパッシブ再生と呼ぶ。パッシブ再生は、特に何らかの制御が必要な再生方法ではなく、排気ガス中にNOがある場合に行われる再生方法である。
一方、フィルタ21に粒子状物質が多く堆積した場合には、強制的に排気ガス温度を粒子状物質の燃焼が開始される開始温度T2(例えば、550℃)以上に上昇して、粒子状物質を燃焼除去して、フィルタ21を再生している。以下、この強制的な燃焼によるフィルタ21の再生をアクティブ再生(燃焼除去再生)と呼ぶ。強制的に排気ガス温度を上昇する方法としては、エンジン本体2で行われる燃料の噴射を遅らせるアフター噴射により、トルクに寄与しない燃料の燃焼を行なって、高温状態を維持した排気ガスを排出する方法や、ポスト噴射などでDOC20に未燃成分を多く含んだ排気ガスをおくることで、DOC20での酸化を活性化して排気ガスの温度を上昇させる方法などがある。このアクティブ再生はECU18によって制御されており、ECU18には、アクティブ再生を実施するアクティブ再生手段(燃焼除去再生手段)M1が備えられている。
この連続再生式粒子状物質捕集装置10をタービン9の上流に備えるエンジン1では、排気マニホールド3とタービン9との間の排気ガスの温度が高いことを利用して、通常のフィルタ21の再生をパッシブ再生により行い、粒子状物質が多く堆積した場合にアクティブ再生を行なっている。これにより、排気ガスの温度を強制的に高温にして粒子状物質を燃焼させるアクティブ再生の頻度を低減して、燃費を向上することができる。
しかし、車両の走行中にアクティブ再生を行なっているときに、登坂や高速走行が開始され、エンジン1が高負荷の状態となると、排気ガスの温度が急激に上昇し、下流にあるタービン9の耐久温度を越える場合がある。
そこで、本発明に係る実施の形態のエンジン1は、上記の構成に加えて、新規吸気量QAIRを調節するTC8に設けた可変式のノズルベーン(新規吸気量調節装置)19と、タービン9の温度を検出するタービン用温度センサ(タービン温度検出装置)Se5と、を備えると共に、ECU18が、アクティブ再生手段M1によるフィルタ21の再生中に、タービン用温度センサSe5によって検知された温度からタービン9に熱破壊の可能性があると判断した場合に、ノズルベーン19の開度を小さくする制御を行なってコンプレッサ11の過給圧を増加して、新規吸気量QAIRを増量し、アクティブ再生手段M1によるフィルタ21の再生が中止され且つフィルタ21に捕集された粒子状物質が酸化除去される所定の第一温度TSEMとなるまで排気ガスの温度を低下させる排気ガス温度低下手段M2を有して構成される。
また、このエンジン1は、排気ガス中のNOx量QNOxを調節するEGRシステム17のEGRバルブ(NOx量調節装置)16を備え、排気ガス温度低下手段M2を実施して所定の第一温度TSEMとなるまで排気ガスの温度を下げたときに、EGRバルブ16の開度を小さくする制御を行なって、排気通路4と吸気通路6との連通量を小さくし、排気ガス中のNOx量QNOxを増量すると共に、ノズルベーン19の開度を調節して排気ガスの温度を所定の第一温度TSEMに維持する再生維持手段M3と、を備えて構成される。
排気ガス温度低下手段M2は、タービン9の入口の温度TTurを低下する手段であり、この実施の形態では、新規吸気量QAIRを増量するようにノズルベーン19を調節する手段である。
詳しくは、ノズルベーン19の開度を制御することで、タービン9により駆動するコンプレッサ11の過給圧を調節し、新規吸気量QAIRを調節する。この実施の形態では、新規吸気量QAIRを調節する新規吸気量調節装置として、ノズルベーン19を用いたが、本発明の新規吸気量調節装置はこれに限定されずに、例えば、EGRシステム17のEGRバルブ16や、吸気スロットル14などを用いることもできる。
この排気ガス温度低下手段M2で、タービン9に熱破壊の可能性があると判断する手段は、タービン用温度センサSe5で検知された温度TTurがタービン9の耐久温度T3に達する可能性の有る所定の温度判定値(第二温度)Ta以上で、且つタービン用温度センサSe5で検知された温度TTurの単位時間当たりの温度上昇速度ΔVが所定の速度判定値Va以上のときに、熱破壊の可能性があると判断する構成とされている。
温度判定値Taは、タービン9の耐久温度T3を基準として定められる値であり、例えば、耐久温度T3を700℃とすると、温度判定値Taはタービン9の入口の温度TTurが連続再生式粒子状物質捕集装置10の粒子状物質の燃焼などにより温度上昇しても耐久温度T3を超えないような値が好ましく、例えば、600℃に設定される。
温度上昇速度ΔVは、フィルタ21で粒子状物質が燃焼したことで増える単位時間当たりの温度上昇速度であり、フィルタ21の前後に設けられたフィルタ用温度センサSe3で検知される温度TPMと、タービン用温度センサSe5で検知される温度TTurとの温度差ΔTから算出される値である。この実施の形態では、フィルタ用温度センサSe3とタービン用温度センサSe5で検知された温度差ΔTから算出したが、本発明はこれに限定されずに、例えば、排気ガスのガス分析を行うセンサを設けて、粒子状物質の燃焼状況を解析し、そこから温度上昇速度ΔVを求めてもよい。
この単位時間当たりの温度上昇速度ΔVが速度判定値Va以上であれば、フィルタ21に堆積した粒子状物質が多く、タービン9の入口の温度TTurが上昇する可能性があり、一方、温度上昇速度ΔVが速度判定値Vaより小さければ、フィルタ21に堆積した粒子状物質の大部分が燃焼して、残りが少なく、タービン9の入口の温度TTurが上昇する可能性は低くなる。この速度判定値Vaは予め実験などにより求められた所定の数値や、例えば、温度上昇速度測定後の10秒間と、タービン9の破壊が懸念される温度閾値Tlimitと、タービン9の入口の温度TTurと、から求まる所定の数値(Tlimit−TTur)/10)に設定される。
このタービン9の熱破壊の可能性を検出する手段は、温度判定値Taと単位時間当たりの温度上昇速度ΔVを用いるので、フィルタ21の粒子状物質の燃焼による温度上昇も考
慮して、タービン9の熱破壊の可能性を判断でき、高温の排気ガスがタービン9に影響する前にタービン9の熱破壊を防止する制御を行うことができる。
上記の排気ガス温度低下手段M2により、排気ガスの温度は、所定の第一温度TSEMまで下げられる。この所定の第一温度TSEMとは、アクティブ再生の開始温度T2(例えば、550℃)よりも低い温度であり、DOC20が活性化される活性化温度T1(例えば、250℃)以上で、且つそのDOC20で生成されたNOがNOに戻らずに安定して存在する状態に維持される温度範囲である酸化除去促進温度範囲RT(例えば、下限温度T4(300℃)≦RT≦上限温度T5(350℃))の範囲内の温度のことをいう。
より詳しくは、DOC20の入口の温度TDOCが、DOC20が活性化される活性化温度T1以上で、且つフィルタ21の入口の温度TPMが、そのDOC20で生成されたNOがNOに戻らずに安定して存在する状態に維持する温度範囲である酸化除去促進温度範囲RT内となる。特に、NOは、300℃未満の場合は、NOが生成されづらく、350℃以上の高温になるとNOに還元されてしまうため、粒子状物質の酸化除去を促進するためには、温度TPMをこの酸化除去促進温度範囲RT内に設定することが重要である。
よって、この排気ガス温度低下手段M2は、フィルタ用温度センサSe3で検知される排気ガスの温度を所定の第一温度TSEMまで下げて、アクティブ再生を中止することで、タービン9が排気ガスの高温の熱によって劣化、又は熱破壊されることを防止することができる。また、同時に、排気ガスの温度が低下することで、アクティブ再生が中止されるが、排気ガスの温度を下げ過ぎること無く、DOC20が活性化され、且つDOC20で酸化生成されたNOによる粒子状物質の酸化除去が促進される第一温度TSEMとすることで、継続してフィルタ21の再生を行うことができる。
つまり、強制的に粒子状物質を燃焼させるアクティブ再生から、粒子状物質を酸化除去するフィルタ21の再生方法に変更することにより、タービン9を保護すると同時に、アクティブ再生が必要なフィルタ21の再生を酸化除去により実施することが可能となる。以下、このアクティブ再生中に排気ガスの温度を低下することで行われるフィルタ21の再生を通常時に行われるパッシブ再生と区別するために、セミアクティブ再生ということにする。
再生維持手段M3は、アクティブ再生が中止された後に、排気ガス中のNOx量QNOxを増量し、積極的に連続再生式粒子状物質捕集装置10へNOxを供給すると同時に、排気ガス温度低下手段M2により低下した排気ガスの温度を、前述した第一温度TSEMに維持し、セミアクティブ再生を継続する手段である。
詳しくは、EGRバルブ16を閉じて、排気通路4と吸気通路6とを非連通状態とし、EGRを止めることで、酸素濃度を高めて燃焼時に発生するNOxを促進し、NOx量QNOxを増量することと、ノズルベーン19のベーン開度を調整して、新規吸気量QAIRを調節し、排気ガスの温度を第一温度TSEMに維持することで実施している。
この実施の形態では、排気通路4に排出される排気ガス内のNOx量QNOxを増加するNOx量調節装置として、EGRバルブ16を用いたが、本発明はこれに限定されずに、例えば、エンジン本体2でパイロット噴射などの予備的燃焼やマルチ噴射による燃焼により高温状態で燃料を燃焼させる方法などを用いることもできる。但し、NOx量調節装置としてEGRバルブ16を用いると、NOx量QNOxを容易に制御することができ、連続再生式粒子状物質捕集装置10に積極的にNOxを供給することができる。
また、この実施の形態では、排気ガスの温度を第一温度TSEMに維持する新規吸気量調節装置として、前述した排気ガス温度低下手段M2と同様にノズルベーン19を用いた。温度TDOCが活性化温度T1よりも小さい、あるいは温度TPMが酸化除去促進温度範囲RTよりも小さい場合は、ノズルベーン19の開度を大きくし、コンプレッサ11の過給圧を下げて、新規吸気量QAIRを減量することで、排気ガスの温度を上昇させ、一方、温度TPMが酸化除去促進温度範囲RTよりも大きい場合は、ノズルベーン19の開度を小さくし、コンプレッサ11の過給圧を上げて、新規吸気量QAIRを増量することで、排気ガスの温度を下降させる。前述したように、この再生維持手段M3でも、排気ガス温度低下手段M2と同様に、EGRバルブ16の調節や吸気スロットル14の調節で、排気ガスの温度を第一温度に維持してもよい。
この再生維持手段M3によれば、排ガスの温度がDOC20の入口の温度TDOCが、DOC20が活性化される活性化温度T1以上で、且つフィルタ21の入口の温度TPMが、そのDOC20で生成されたNOがNOに戻らずに安定して存在する状態に維持する温度範囲である酸化除去促進温度範囲RT内に維持され、且つ積極的に連続再生式粒子状物質捕集装置10にNOxを供給することで、DOC20でNOを生成し、そのNOによって、フィルタ21に堆積した粒子状物質を酸化除去して、フィルタ21の再生を維持することができる。
次に、エンジン1の制御方法について、図3の実験に基づいて示されたデータと図4及び図5に示すフローチャートを参照しながら説明する。図3は、その横軸に示された連続再生式粒子状物質捕集装置10の入口a、DOC20の入口b、フィルタ21の入口c、フィルタ21の入口d、フィルタ21の出口e、タービン9の入口f、タービン9の出口gにおけるアクティブ再生時の排気ガスの温度変化及びセミアクティブ再生時の排気ガスの温度変化を示している。また、図3は、連続再生式粒子状物質捕集装置10の入口a、DOC20の入口b、フィルタ21の入口c、フィルタ21の入口d、フィルタ21の出口eにおけるセミアクティブ再生中のNOx濃度も示している。なお、DOC20の入口bは、DOC用温度センサSe2が備えられた位置に対応し、フィルタ21の入口cは、フィルタ用温度センサSe3が備えられた位置に対応し、タービン9の入口fは、タービン用温度センサSe5が備えられた位置に対応している。また、この実施の形態では、活性化温度T1を250℃、アクティブ再生の開始温度T2を550℃、タービン9の耐久温度T3を700℃、酸化除去促進温度範囲RTの下限温度T4を300℃、上限温度T5を350℃と設定した。
また、この制御方法は、車両の走行中に行われるフィルタ21の再生方法であり、ステップS20までは、パッシブ再生が行われているものとする。加えて、新規吸気量調節装置としてノズルベーン19を調節してコンプレッサ11の過給圧を調節し、また、NOx量調節装置としてEGRバルブ16の開度を調節してNOx量を調節したが、本発明はこれに限定されずに、例えば、新規吸気量調節装置として、EGRバルブ16の開度を調節する手段や、吸気スロットル14の開度を調節する手段を併用するなどしてもよい。
まず、図4に示すように、車両の走行中に、差圧センサSe4がフィルタ21の上流側と下流側との差圧ΔPを検知して、その差圧ΔPが予め定めたフィルタの強制的な再生を必要とする差圧判定値Pa1以上か否かを判断するステップS10を行う。このステップS10は、差圧ΔPと差圧判定値Pa1とを比較して、粒子状物質の堆積量が予め設定された堆積量以上になったことを判断するステップである。このステップS10は、パッシブ再生での再生ではフィルタ21の再生が間に合わず、アクティブ再生を行う必要があるか否かを判断するステップであり、この構成に限定されない。
ステップS10でアクティブ再生が必要と判断されると、アクティブ再生手段M1がアクティブ再生を実施するために燃料噴射量を増加するステップS20を行う。なお、このステップS10で差圧ΔPが差圧判定値Pa1よりも小さい場合はパッシブ再生を継続する。
ステップS20が行われると、フィルタ用温度センサSe3で検知される排気ガスの温度を開始温度T2以上に上昇し、フィルタ21に堆積した粒子状物質のアクティブ再生を実施する。このアクティブ再生中に、車両が登坂や高速走行を開始して、エンジン1が高負荷状態となると、フィルタ用温度センサSe3で検知される排気ガスの温度はさらに上昇し、タービン用温度センサSe5で検知される排気ガスの温度がタービン9を破壊する温度となる可能性が出てくる。
次に、タービン用温度センサSe5がタービン9の入口の温度TTurを検知し、排気ガス温度低下手段M2が、温度TTurが予め定めた温度判定値Ta以上か否かを判断するステップS30を行う。タービン9の耐久温度T3が700℃であるため、ここでは、温度判定値Taをこれ以上タービン9の温度が上昇するとタービン9が熱破壊する可能性がある温度である600℃と設定した。
図4に示すように、このステップS30で、温度TTurが温度判定値Ta未満のときは、ステップS10へと戻り、温度TTurが温度判定値Ta以上であれば、次に、排気ガス温度低下手段M2が、フィルタ21の入口の温度TPMと粒子状物質捕集装置とタービン9の入口の温度TTurとから算出された単位時間当たりの温度上昇速度ΔVが予め定められた速度判定値Va以上か否かを判断するステップS40を行う。
この単位時間当たりの温度上昇速度ΔVが速度判定値Va以上の場合は、フィルタ21で粒子状物質が強制的に燃焼し、その燃焼のエネルギーで上昇する温度によって、いずれタービン9の入口の温度TTurが耐久温度T3に達することになると判断して、燃料噴射量をエンジン1の運転状態に基づく量に戻すステップS50を行う。このステップS50によりアクティブ再生を終了する。一方、温度上昇速度ΔVが速度判定値Vaより小さい場合は、温度TTurが耐久温度T3に達することがないと判断して、ステップS10へと戻る。
ステップS40で温度上昇速度ΔVが速度判定値Va以上の場合は、次に、排気ガス温度低下手段M2が、ノズルベーン19の開度を小さくして、新規吸気量QAIRを増量するステップS60を行う。このステップS60を実施することにより、新規吸気量QAIRが増量して、排気ガスの温度が低下する。なお、このステップS60では、新規吸気量QAIRが増量できればよく、ノズルベーン19の開度を小さくして、新規吸気量QAIRを増量することに限定するものではない。例えば、EGRバルブ16を閉じて、新規吸気量QAIRを増量する手段を代わりに用いる、又は併用等してもよい。
このステップS60で新規吸気量QAIRが増量すると、排気ガスの温度は低下して、フィルタ用温度センサSe3で検知される排気ガスの温度がアクティブ再生の開始温度T2よりも低い温度になるため、アクティブ再生は中止される。
ステップS60でアクティブ再生が中止されても、フィルタ21の再生を行うために、図5に示すようにセミアクティブ再生を開始する。ステップS60により、排気ガスの温度は所定の第一温度、つまりDOC20が活性化される活性化温度T1以上で、且つそのDOC20で生成されたNOが安定してフィルタ21に堆積した粒子状物質を酸化除去可能な酸化除去促進温度範囲RTの上限温度T5以下の範囲内の温度まで低下される。
次に、再生維持手段M3が、DOC20の入口の温度TDOCが活性化温度T1以上で、且つフィルタ21の入口の温度TPMが酸化除去促進温度範囲RT内か否かを判断するステップS70を行う。このステップS70で、少なくとも温度TDOCが活性化温度T1よりも低い場合で且つ温度TPMが酸化除去促進温度範囲RTの上限温度T5以下の場合、あるいは温度TPMが酸化除去促進温度範囲RTの下限温度T4よりも低い場合は、再生維持手段M3が、ノズルベーン19の開度を大きくして、新規吸気量QAIRを減量するステップS80を行なって、排気ガスの温度を上昇させる。
また、このステップS70で、温度TPMが酸化除去促進温度範囲RTの上限温度T5よりも高い場合は、再生維持手段M3が、ノズルベーン19の開度を小さくして、新規吸気量QAIRを増量するステップS90を行って、排気ガスの温度を下降させる。なお、温度TPMが酸化除去促進温度範囲RTの上限温度T5よりも高くなる場合においては、排気ガスの温度がタービン9が破壊される温度となる可能性があるので、温度TDOCを見ること無く、少なくとも温度TPMを判定してステップS90を行う。
一方、ステップS70で、DOC20の入口の温度TDOCが活性化温度T1以上で、且つフィルタ21の入口の温度TPMが酸化除去促進温度範囲RT内に維持されると、次に、再生維持手段M3がEGRバルブ16の開度を小さくして、排気ガス中のNOx量QNOxを増量するステップS100を行う。このステップS100では、通常はNOxを低減するために排気通路4から吸気通路6に排気ガスを環流させるEGRバルブ16の開度を小さくして、積極的にNOxの発生を促進して、連続再生式粒子状物質捕集装置10にNOxを供給する。なお、このステップS100でNOx量QNOxを増量する場合には、NOxセンサSe1により排ガス中のNOx濃度を検出し、連続再生式粒子状物質捕集装置10を通過後の排気ガスにNOxが残量しないように調節するとよい。
ステップS70、S80、及びS90で、DOC20が活性化され、且つDOC20で生成されたNOがNOに戻らずに安定して存在する状態に維持し、ステップS100で積極的にNOxの発生を促進することで、フィルタ21では、NOによる粒子状物質の酸化除去、つまりセミアクティブ再生が行われる。
次に、差圧ΔPが予め定めた差圧判定値Pa2以上か否かを判断するステップS110を行う。このステップS110で、粒子状物質の堆積量が多いと判断されると、再度ステップS70に戻りセミアクティブ再生が継続される。一方、粒子状物質の堆積量が少ないと判断されると、セミアクティブ再生を終了するために新規吸気量QAIRとNOx量QNOxをエンジン1の運転状態に基づく量に戻すステップS120を行って、この制御方法は完了する。
なお、上記の制御方法におけるフィルタ21の再生は、図4のステップS20までがパッシブ再生であり、ステップS20からステップS60までがアクティブ再生である。また、図5のステップS70からステップS120までセミアクティブ再生である。
上記の制御方法によれば、アクティブ再生中に排気ガスの温度がさらに上昇し、連続再生式粒子状物質捕集装置10の下流にあるTC8のタービン9が熱破壊される可能性がある判断された場合に、新規吸気量QAIRを増量して、タービン9の入口の排気ガスの温度TTurを低下することで、タービン9の熱破壊を防ぐことができる。
また、このときに、排気ガスの温度が低下することで、アクティブ再生が中止されるが、DOC20の入口の排気ガスの温度TDOCと、フィルタ21の入口の温度TPMを下げ過ぎること無く、且つ積極的にNOx量QNOxを増量することで、DOC20で酸化生成されたNOによって粒子状物質を酸化除去して、フィルタ21の再生をセミアクテ
ィブ再生により継続することができる。
つまり、強制的に粒子状物質を燃焼させるアクティブ再生から、強制的に酸化除去するセミアクティブ再生に変更することにより、TC8のタービン9を保護すると同時に、フィルタ21の再生も継続させることが可能となる。
加えて、上記の制御方法を走行中に行うことで、フィルタ21の再生を行うために車両を停止することを無くすことができる。
なお、上記の実施の形態では、粒子状物質捕集装置として、フィルタ21の上流側にDOC20を配置した連続再生式粒子状物質捕集装置10を例に説明したが、本発明はこれに限定されない。
本発明の内燃機関は、アクティブ再生中に排気ガスの温度が上昇し、粒子状物質捕集装置の下流にあるターボチャージャーのタービンが熱破壊される可能性がある判断された場合に、新規吸気量を増量して、排気ガスの温度を低下させて、アクティブ再生を中止することで、ターボチャージャーのタービンが劣化、又は熱破壊されることを防止することができると共に、アクティブ再生を中止してからも、酸化触媒を活性化し、且つフィルタに堆積した粒子状物質の酸化除去を促進することで、フィルタの再生を継続することができるので、トラックなどの車両に利用することができる。
1 エンジン(内燃機関)
2 エンジン本体
3 排気マニホールド
4 排気通路
5 吸気マニホールド
6 吸気通路
7 EGR通路
8 TC(ターボチャージャー)
9 タービン
10 連続再生式粒子状物質捕集装置
11 コンプレッサ
12 エアクリーナー
13 インタークーラー
14 吸気スロットル
15 EGRクーラー
16 EGRバルブ(NOx量調節装置)
17 EGRシステム
18 ECU(制御装置)
19 ノズルベーン(新規吸気量調節装置)
20 DOC(酸化触媒)
21 フィルタ
M1 アクティブ再生手段(燃焼除去再生手段)
M2 排気ガス温度低下手段
M3 再生維持手段
Se5 タービン用温度センサ(タービン温度検出装置)

Claims (6)

  1. 上流から順に、粒子状物質捕集装置とターボチャージャーのタービンとを備えた排気通路を備え、
    前記粒子状物質捕集装置のフィルタに捕集された粒子状物質を燃焼除去して該フィルタを再生する燃焼除去再生手段を有する制御装置を有する内燃機関において、
    内燃機関に供給される新規吸気量を調節する新規吸気量調節装置と、
    前記タービンの温度を検出するタービン温度検出装置と、を備えると共に、
    前記制御装置が、
    前記燃焼除去再生手段による前記フィルタの再生中に、前記タービン温度検出装置によって検出された温度から前記タービンに熱破壊の可能性があると判断した場合に、前記燃焼除去再生手段による前記フィルタの再生が中止される温度よりも低く、前記フィルタに捕集された粒子状物質が酸化除去される所定の第一温度となるまで排気ガスの温度を低下させるように前記新規吸気量調節装置を制御して新規吸気量を増量する排気ガス温度低下手段を有することを特徴とする内燃機関。
  2. 内燃機関に供給される排気ガス中のNOx量を調節するNOx量調節装置を備え、
    前記制御装置が、
    前記排気ガス温度低下手段を実施して前記第一温度となるまで排気ガスの温度を下げたときに、前記NOx量調節装置を制御してNOx量を増量すると共に、前記新規吸気量調節装置を制御して排気ガスの温度を前記第一温度に維持する再生維持手段を有することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関。
  3. 前記排気通路と吸気通路とを接続するEGR通路にEGRバルブを有するEGRシステムを備え、
    前記NOx量調節装置が、前記EGRバルブであり、
    前記制御装置が、前記EGRバルブの開度を小さくしてNOx量を増量する制御を行うことを特徴とする請求項2に記載の内燃機関。
  4. 前記ターボチャージャーは、可変式のノズルベーンを備え、
    前記新規吸気量調節装置が、前記ノズルベーンであり、
    前記制御装置が、前記ノズルベーンの開度を小さくして新規吸気量を増量する制御を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の内燃機関。
  5. 前記制御装置は、前記タービン温度検出装置により検出された温度が前記タービンの耐久温度に達する可能性の有る所定の第二温度以上で、且つ前記タービン温度検出装置により検出された温度の単位時間当たりの温度上昇速度が所定の速度以上のときに、熱破壊の可能性があると判断することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の内燃機関。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の内燃機関は、車両に備えられており、
    前記フィルタの再生を車両走行時に実施していることを特徴とする内燃機関。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020045825A (ja) * 2018-09-19 2020-03-26 いすゞ自動車株式会社 制御装置及び圧力制御方法
JP7497278B2 (ja) 2020-11-11 2024-06-10 日野自動車株式会社 排気浄化装置

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