JP2006240330A - 車両用スイッチ操作機構 - Google Patents

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Naoki Daimatsu
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Abstract

【課題】乗員が車両用シートに着座したままでパームレストの位置を容易に調節することができる車両用スイッチ操作機構を得る。
【解決手段】コンソールボックス本体10の上部前端側には、乗員が指で操作する操作スイッチ28が設けられており、その後方側には掌を載せるパームレスト18が設定されている。パームレスト18の下部側で指の届く範囲には、コンソールボックス本体10のロック状態を解除する操作ノブ44が設けられている。従って、乗員はパームレスト18の前後位置を調節する際に蓋を開ける等の操作をすることなく、片手で簡単に操作ノブ44を引き上げてロック状態を解除し、コンソールボックス本体18を前後動させることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、操作部の後方側に配置されて乗員が指で操作部を操作する際に乗員の掌を載せるパームレストを備えた車両用スイッチ操作機構に関する。
下記特許文献1〜3には、操作部設置物の一例であるコンソールボックスの上部に、各種スイッチを操作するときに掌を載せるパームレストを形成する技術が開示されている。
また、下記特許文献1〜3には開示されていないが、従来から、コンソールボックス全体をガイドレールに沿って車両前後方向に移動可能に設け、コンソールボックスの前後位置を調節可能とする技術が知られている。なお、この場合、コンソールボックスを調節後の位置に保持するためにロック装置及びロック解除ノブが設けられている。
特開2003−280814号公報 特開2002−211277号公報 特開2002−254950号公報
しかしながら、ドライバがフロントシートに着座した状態でパームレストの位置を前後に移動させて自分にとって最適な位置に調節しようとした場合、仮にロック解除ノブがパームレストから遠い位置に配設されていると、例えば、コンソールボックスの上部の蓋を開けると現れる内部収納スペースの側面等にロック解除レバーが配設されている場合等には、ロック状態を解除するためにはまず蓋を開ける作業が必要となる。このため、パームレストの前後位置調節操作を片手で行うのが煩雑になる。
本発明は上記事実を考慮し、乗員が車両用シートに着座したままでパームレストの位置を容易に調節することができる車両用スイッチ操作機構を得ることが目的である。
請求項1記載の本発明に係る車両用スイッチ操作機構は、車両用シートに隣接して配置された操作部設置物に設けられ、乗員が指で操作する操作部と、前記操作部の後方側に配置され、乗員が指で操作部を操作する際に乗員の掌を載せるパームレストと、を含んで構成された車両用スイッチ操作機構であって、前記パームレストを車両前後方向又は車両幅方向或いは車両斜め方向へ移動させるためのパームレスト移動手段と、前記パームレストを移動後の位置に保持するロック手段と、乗員がパームレストに掌を載せた状態で当該乗員の指が届く範囲に設けられ、ロック手段によるロック状態を解除するための解除手段と、を有することを特徴としている。
請求項2記載の本発明に係る車両用スイッチ操作機構は、請求項1記載の発明において、前記パームレスト移動手段は、前記パームレストを前記操作部設置物に対して近接・離隔方向へ移動可能とするパームレスト移動機構によって構成されており、前記ロック手段は、パームレストをパームレスト移動機構による移動後の位置に保持するパームレストロック機構によって構成されている、ことを特徴としている。
請求項3記載の本発明に係る車両用スイッチ操作機構は、請求項1記載の発明において、前記パームレスト移動手段は、前記操作部設置物を車体フロアに対して車両前後方向又は車両幅方向或いは車両斜め方向へ移動可能とする操作部設置物移動機構によって構成されており、前記ロック手段は、前記操作部設置物を操作部設置物移動機構による移動後の位置に保持する操作部設置物ロック機構によって構成されている、ことを特徴としている。
請求項4記載の本発明に係る車両用スイッチ操作機構は、請求項2記載のパームレスト移動機構及びパームレストロック機構と、請求項3記載の操作部設置物移動機構及び操作部設置物ロック機構と、を併有しており、前記解除手段は、前記パームレストロック機構によるパームレストのロック状態を解除するための第1解除部と、前記操作部設置物ロック機構による操作部設置物のロック状態を解除するための第2解除部と、によって構成されている、ことを特徴としている。
請求項5記載の本発明に係る車両用スイッチ操作機構は、請求項1記載の発明において、前記解除手段によって前記ロック手段によるパームレストのロック状態を解除しかつ前記パームレスト移動手段によって当該パームレストを所定の回動位置まで移動させることにより、当該パームレストが設けられた操作部設置物の上部蓋部材を開閉可能とする開閉手段を有することを特徴としている。
請求項6記載の本発明に係る車両用スイッチ操作機構は、請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の発明において、前記解除手段は、前記パームレストの下部側又は側部側に設けられている、ことを特徴としている。
請求項1記載の本発明によれば、車両用シートに隣接して配置された操作部設置物に配設された操作部を乗員が操作する場合、操作部の後方側に配置されたパームレストに掌を載せ、指で操作部を操作すればよい。
ところで、乗員が操作部を指で操作するにあたって、パームレストの車両前後方向の位置が当該乗員にとって前過ぎたり、逆に後過ぎたりすることがある(車両幅方向又は車両斜め方向についても同様のことが当てはまる。以下、同じ。)。このような場合には、解除手段によってロック手段によるロック状態を解除し、パームレスト移動手段を使ってパームレストの位置が最適な位置になるようにパームレストを車両前後方向へ移動させる。パームレストの位置の調節が完了すると、ロック手段によってパームレストは移動後の位置に保持される。
ここで、本発明では、ロック手段によるロック状態を解除するための解除手段を、乗員がパームレストに掌を載せた状態で当該乗員の指が届く範囲に設けたので、乗員はパームレストに掌を載せたままの状態で、上記パームレストの位置の調節ができる。
請求項2記載の本発明によれば、パームレストの位置を調節する場合、解除手段によってパームレストロック機構のロック状態を解除し、続いてパームレスト移動機構を用いてパームレストを操作部設置物に対して近接・離隔方向へ移動させればよい。すなわち、本発明によれば、操作部設置物に配設された操作部を基準としたパームレストの位置を調節することができる。
請求項3記載の本発明によれば、パームレストの位置を調節する場合、解除手段によって操作部設置物ロック機構のロック状態を解除し、続いて操作部設置物移動機構を用いて操作部設置物を車体フロアに対して車両前後方向へ移動させればよい。すなわち、本発明によれば、車体フロアを基準としたパームレストの位置を調節することができる。
請求項4記載の本発明によれば、請求項2記載のパームレスト移動機構及びパームレストロック機構と、請求項3記載の操作部設置物移動機構及び操作部設置物ロック機構と、を併有しているので、操作部を基準としたパームレストの位置を調節する際には、第1解除部を操作してパームレストロック機構のロック状態を解除させればよく、車体フロアを基準としたパームレストの位置を調節する際には、第2解除部を操作して操作部設置物ロック機構のロック状態を解除すればよい。
しかも、第1解除部及び第2解除部はいずれも、乗員がパームレストに掌を載せた状態で当該乗員の指が届く範囲に設けられているため、片手で両方の操作を行うことができる。
請求項5記載の本発明によれば、操作部設置物の上部蓋部材にパームレストが設けられていることを前提として、上部蓋部材を開放させる際には、まず解除手段によってロック手段によるパームレストのロック状態を解除し、続いてパームレスト移動手段によって当該パームレストを所定の回動位置まで移動させる。これにより、開閉手段によって上部蓋部材を開放させることができる。すなわち、本発明によれば、乗員はパームレストに掌を載せたままの状態で、上部蓋部材の開放動作を行うことができる。
請求項6記載の本発明によれば、パームレストの下部側又は側部側に解除手段を設けたので、乗員がパームレストに掌を載せたときに、指の動きに合う位置に解除手段が設定されることになる。
以上説明したように、本発明に係る車両用スイッチ操作機構は、車両用シートに隣接して配置された操作部設置物に設けられ、乗員が指で操作する操作部と、操作部の後方側に配置され、乗員が指で操作部を操作する際に乗員の掌を載せるパームレストと、を含んで構成された車両用スイッチ操作機構において、パームレストを車両前後方向又は車両幅方向或いは車両斜め方向へ移動させるためのパームレスト移動手段と、パームレストを移動後の位置に保持するロック手段と、乗員がパームレストに掌を載せた状態で当該乗員の指が届く範囲に設けられ、ロック手段によるロック状態を解除するための解除手段と、を有するので、乗員が車両用シートに着座したままでパームレストの位置を容易に調節することができるという優れた効果を有する。
請求項2記載の本発明に係る車両用スイッチ操作機構は、請求項1記載の発明において、パームレストを操作部設置物に対して近接・離隔方向へ移動可能とするパームレスト移動機構によってパームレスト移動手段を構成すると共に、パームレストをパームレスト移動機構による移動後の位置に保持するパームレストロック機構によってロック手段を構成したので、操作部設置物に配設された操作部を基準としたパームレストの位置を調節することができ、その結果、乗員の掌の大きさに最適なパームレストの位置の調節を容易に行うことができるという優れた効果を有する。
請求項3記載の本発明に係る車両用スイッチ操作機構は、請求項1記載の発明において、操作部設置物を車体フロアに対して車両前後方向へ移動可能とする操作部設置物移動機構によってパームレスト移動手段を構成すると共に、操作部設置物を操作部設置物移動機構による移動後の位置に保持する操作部設置物ロック機構によってロック手段を構成したので、車体フロアを基準としたパームレストの位置を調節することができ、その結果、乗員の腕の長さに最適なパームレストの位置の調節を容易に行うことができるという優れた効果を有する。
請求項4記載の本発明に係る車両用スイッチ操作機構は、請求項2記載のパームレスト移動機構及びパームレストロック機構と、請求項3記載の操作部設置物移動機構及び操作部設置物ロック機構と、を併有しており、解除手段は、パームレストロック解除手段によるパームレストのロック状態を解除するための第1解除部と、操作部設置物ロック機構による操作部設置物のロック状態を解除するための第2解除部と、によって構成されているため、乗員の掌の大きさ及び腕の長さに最適なパームレストの位置の調節を片手で容易に行うことができるという優れた効果を有する。
請求項5記載の本発明に係る車両用スイッチ操作機構は、請求項1記載の発明において、解除手段によってロック手段によるパームレストのロック状態を解除しかつパームレスト移動手段によって当該パームレストを所定の回動位置まで移動させることにより、当該パームレストが設けられた操作部設置物の上部蓋部材を開閉可能とする開閉手段を有するので、乗員はパームレストに掌を載せたままの状態で上部蓋部材の開放動作を行うことができ、その結果、パームレストの位置調節時の操作性を向上させることができるだけでなく、操作部設置物の上部蓋部材の開閉操作時の操作性をも向上させることができるという優れた効果を有する。
請求項6記載の本発明に係る車両用スイッチ操作機構は、請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の発明において、パームレストの下部側又は側部側に解除手段を設けたので、乗員がパームレストに掌を載せたときに、指の動きに合う位置に解除手段が設定されることになり、その結果、解除操作性を向上させることができるという優れた効果を有する。
〔第1実施形態〕
以下、図1〜図6を用いて、本発明に係る車両用スイッチ操作機構の第1実施形態について説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印OUTは車両幅方向外側を示している。
図1には、本実施形態に係るコンソールボックス本体の車体フロアへの組付状態の縦断面図が示されている。また、図2には、当該コンソールボックス本体の外観斜視図が示されている。また、さらに、図3には、本実施形態に係るコンソールボックス本体の要部分解斜視図が示されている。また、図4には、パームレストから操作部にかけての部分の縦断面図が示されている。
これらの図に示されるように、操作部設置物としてのコンソールボックス本体10は、車両前後方向に長い箱体形状に形成されている。なお、コンソールボックス本体10は、左右のフロントシート(車両用シート)の間に隣接して配設されている。コンソールボックス本体10の内部には、抽斗式の収納部12や開閉式の収納部14が形成されている。
図3に示されるように、上記コンソールボックス本体10の上部前端側には、平面視で略矩形状の開口部16が形成されている。さらに、コンソールボックス本体10の上部前端側には、開口部16の後端縁に臨むようにして車両上方側へ隆起したパームレスト18が一体かつ連続的に形成されている。このパームレスト18に掌を載せて後述する操作スイッチ28を指で操作するようになっている。また、開口部16の周辺四隅には、軸心部に雌ねじ(図示省略)が形成された円筒形状のボス20が一体に立設されている。
上述したコンソールボックス本体10の開口部16には、車両上方かつ後方側へ隆起した形状のベゼル22が車両下方側から取り付けられるようになっている。ベゼル22の四隅には、取付用のフランジ部24が一体に形成されており、かかるフランジ部24にはねじ挿通孔26がそれぞれ形成されている。
ベゼル22の前部側には、乗員が指で操作する複数の操作スイッチ28が下方側から嵌合されている。また、ベゼル22の後部22Aには、車両幅方向に長い段差部30が形成されている。かかる段差部30の底部にも、左右一対のねじ挿通孔32が形成されている。
上記ベゼル22の段差部30には、ノブアッセンブリ34が取り付けられるようになっている。ノブアッセンブリ34は、内部中空とされたノブハウジング36を備えている。ノブハウジング36の両側部には取付用のフランジ部38が張り出されており、かかるフランジ部38にはベゼル22の後端側のねじ挿通孔26と同軸となる位置にねじ挿通孔40が形成されている。さらに、ノブハウジング36の底面からは、段差部30のねじ挿通孔32に挿入される左右一対の位置決めピン42が一体に形成されている。さらに、ノブハウジング36内には、乗員が指で操作する操作ノブ44(操作ノブ44については、後に詳述する。)が配設されている。操作ノブ44の後端部には、ケーブル46の他端部が接続されている。
組付けに際しては、まずノブアッセンブリ34の左右一対の位置決めピン42がベゼル22の段差部30の左右一対のねじ挿通孔30内へ挿入されて当該段差部30に装着される。そして、この状態でベゼル22の四隅に形成されたねじ挿通孔26内へコンソールボックス本体10側のボス20を挿入させ、図示しないねじをボス20の雌ねじへ螺合させることにより、ノブハウジング36がベゼル22に予め仮止めされた状態でサブアッセンブリ化され、当該サブアッセンブリ化されたベゼル22がコンソールボックス本体10の開口部16に車両下方側から取り付けられるようになっている。
また、図1に示されるように、上述したコンソールボックス本体10は、車体フロア48に敷設された固定側ガイドレール50に沿って車両前後方向へスライド可能に支持されている。
具体的には、図5及び図6に示されるように、車体フロア48側には平面視で略矩形枠状に形成された支持体52が固定されている。この支持体52の両側部に左右一対の固定側ガイドレール50が形成されている。固定側ガイドレール50は車両前後方向に沿って長尺状に形成されており、下向きに開放された略U字状の断面形状を成している。
また、上記固定側ガイドレール50には、可動側ガイドレール54が車両前後方向にスライド可能に挿嵌されている。可動側ガイドレール54は固定側ガイドレール50よりも短めの長尺状に形成されており、固定側ガイドレール50に下側から嵌合可能なように略U字状の断面形状を成している。なお、固定側ガイドレール50及び可動側ガイドレール54は、広義にはガイド手段又はスライド手段として把握される要素である。
左右の可動側ガイドレール54は、レール長手方向の複数箇所(例えば、前後二箇所)に配置されたパイプ状の連結ロッド56及び連結ピン58によって相互に連結されている。連結ピン58の軸方向中間部(連結ロッド56の端部)には、コンソールボックス本体10に固定されるベースプレート60の下部が支持されている。ベースプレート60は、左右両側部に車両上方側へ立ち上がる取付座62を三箇所ずつ備えており、合計6箇所の取付座62にてベースプレート60がコンソールボックス本体10の側面下部に固定されている。なお、ベースプレート60の前部には平面視で略矩形平板状の支持プレート64が配設されており、組付後の状態ではコンソールボックス本体10の底面に当接されるようになっている。
さらに、上記ベースプレート60の一方の側部の所定位置には、ロックレバー66が支軸68(図5(B)参照)回りに前後方向に揺動可能に配設されている。ロックレバー66の上端部66Aには前述したケーブル46の一端部46Aが係止されるようになっている。また、ロックレバー66の下部側には車両幅方向外側(固定側ガイドレール50側)へ張り出されたロック部66Bが形成されている。このロック部66Bは正面視で二股の爪状に形成されており、固定側ガイドレール50の内側の側壁50Aの下縁に形成されかつ凹凸が連続した形状の被ロック部70に係合可能とされている。ロックレバー66は図示しない捩じりコイルスプリング等の付勢手段によって支軸68回りに後側(図1の側面視で時計方向)、即ちロック部66Bが被ロック部70に係合する方向へ常時回転付勢されている。
ここで、図4に示されるように、上述したパームレスト18の下部側には、ノブアッセンブリ34、つまり操作ノブ44が配設されている。従って、操作ノブ44は、乗員が掌をパームレスト18に載せた際に指が届く範囲に設けられている。
操作ノブ44は、略鉤状断面に形成されかつ前方側が開放された摘み部44Aと、この摘み部44Aの幅方向の端部に一体に形成された側壁44Bと、摘み部44Aの背面側に一体に形成されたアーム状の支持部44Cと、を含んで構成されている。支持部44Cはノブハウジング36側に設けられた支軸72回りに揺動可能に支持されている。さらに、支軸72には広義には付勢手段として把握される捩じりコイルスプリング74が巻装されている。捩じりコイルスプリング74の一端部はノブハウジング36に係止されており、又他端部は操作ノブ44の支持部44Cに係止されている。従って、捩じりコイルスプリング74は、操作ノブ44を常時反時計方向(図4の二点鎖線図示位置から実線図示位置へ向かう方向)へ回転付勢している。また、上記操作ノブ44の側壁44Bには、ケーブル46の他端部46Bが係止されている。
(本実施形態の作用並びに効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
乗員がコンソールボックス本体10の上部前側に配設された操作スイッチ28を操作する場合、操作スイッチ28の後方側に配置されたパームレスト18に掌を載せて、指で操作スイッチ28を操作すればよい。
ところで、乗員が操作スイッチ28を指で操作するにあたって、パームレスト18の車両前後方向の位置が当該乗員にとって前過ぎたり、逆に後過ぎたりすることがある。このような場合には、乗員はパームレスト18に掌を載せたまま、パームレスト18の下面側にある操作ノブ44に指をかけて操作ノブ44を上へ引き上げればよい。
操作ノブ44を捩じりコイルスプリング74の付勢力に抗して指で引き上げると、それに伴ってケーブル46が牽引される。このため、ロックレバー66が図示しない付勢手段の付勢力に抗して支軸68回りに車両前方側へ揺動される。これにより、ロックレバー66のロック部66Bと固定側ガイドレール50の被ロック部70との係合状態が解除される。
そこで、乗員はパームレスト18に掌に載せて操作ノブ44を引き上げた状態のまま、コンソールボックス本体10全体を車両前方側又は車両後方側へ押せば、コンソールボックス本体10が固定側ガイドレール50に沿って車両前後方向へスライドする。これにより、乗員の腕の長さに最適となるようにパームレスト18の前後位置が調節される。パームレスト18の前後位置の調節が完了したら、操作ノブ44を放せば、捩じりコイルスプリング74の付勢力によって操作ノブ44が元の位置に復帰すると共に、図示しない付勢手段の付勢力によってロックレバー66が元の位置に復帰して、ロック部66Bが固定側ガイドレール50の被ロック部70に再び係合してロック状態となり、パームレスト18は移動後(前後位置調節後)の位置に保持される。
このように本実施形態に係る車両用スイッチ操作機構(コンソールボックス構造)では、パームレスト18の下面側、即ち乗員の指の届く範囲にロック解除操作をするための操作ノブ44を配設したので、乗員はパームレスト18に掌を載せたままの状態で、パームレスト18の前後位置の調節ができる。その結果、本実施形態によれば、蓋等の開閉操作をしなくても、乗員はフロントシートに着座したままの状態で、パームレスト18の前後位置を容易に調節することができる。
さらに、パームレスト18の下面側に操作ノブ44が配設されることで、意匠としてもパームレスト18との一体性が醸し出されるので、意匠性にも優れている。
また、本実施形態に係る車両用スイッチ操作機構では、スライド式のコンソールボックス本体10に対して本発明を適用したので、パームレスト18の前後位置をコンソールボックス本体10のスライド動作によって調節することになる。つまり、本実施形態の場合、車体フロア48を基準としたパームレスト18の前後位置を調節することが可能となる。その結果、本実施形態によれば、乗員の腕の長さに最適なパームレスト18の前後位置の調節を容易に行うことができるできる。
さらに、本実施形態に係る車両用スイッチ操作機構では、パームレスト18の下面側にロック解除操作をするための操作ノブ44を配設したので、乗員がパームレスト18に掌を載せたときに、指の動きに合う位置に操作ノブ44が設置されることになる。その結果、本実施形態によれば、解除操作性を向上させることができる。
〔第2実施形態〕
以下、図7〜図13を用いて、本発明に係る車両用スイッチ操作機構の第2実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図7には、第2実施形態に係るコンソールボックス本体の外観斜視図が示されている。また、図8には、当該コンソールボックス本体の分解斜視図が示されている。
これらの図に示されるように、第2実施形態に係る車両用スイッチ操作機構では、パームレスト18自体が操作部設置物としてのコンソールボックス本体100に対して車両前後方向へスライド可能に設けられていると共に、コンソールボックス本体100全体も車体フロア48に対して車両前後方向へスライド可能に支持されており、更にこれらのスライド操作をパームレスト18の下部側に設けられた第1操作ノブ102及び第2操作ノブ104によって操作することが可能に構成されている点に特徴があり、以下に詳細に説明する。
まず、コンソールボックス本体100は第1実施形態と同様に車両前後方向に長い略箱体形状に形成されており、内部に比較的大きな収納スペース106(図8参照)を備えている。コンソールボックス本体100の上部には、前記収納スペース106を開閉するための上部蓋部材108が車両前後方向にスライド可能に配設されている。
コンソールボックス本体100の上部前端側には、前述した第1実施形態の操作スイッチ28に相当するコントローラ(例えば、パプティックコントローラ)110が車両上方側へ隆起した形状に設定されている。
上記コントローラ110の後方側には、パームレスト18が前後に対向して配置されている。なお、パームレスト18は、上部蓋部材108の前端中央部に一体に形成されている。パームレスト18の下部側には、第1操作ノブ102と第2操作ノブ104とが上下に並んで配設されている。
上述したコンソールボックス本体100の前後スライド機構は、前述した第1実施形態と同様であるので、その説明は省略することとし、ここではパームレスト18自体のスライド機構について説明する。
パームレスト18は上部蓋部材108と一体に形成されているので、パームレスト18は上部蓋部材108のスライド操作によってコンソールボックス本体100に対して車両前後方向へスライドすることになる。
図8及び図10に示されるように、コンソールボックス本体100における両側壁100Aの対向面には、側面視で左右逆向きの略L字状に形成されたガイド溝112が形成されている。ガイド溝112の下部112Aには、所定の間隔で複数(本実施形態では、3個)の第1係合孔114、第2係合孔116、及び第3係合孔118が形成されている。第1係合孔114乃至第3係合孔118は、すり鉢状に形成されている。なお、中間部に位置する第2係合孔116が、パームレスト18の前後位置のニュートラルに対応する。また、ガイド溝112の上部112Bは、後述するロックピン120が挿通可能なように上端部が開放されており、溝幅W(図10参照)はロックピン120の外径よりも大きく設定されている。
これに対応して、上部蓋部材108の両側面の前端側には、上部蓋部材108の幅方向を軸方向とするロックピン120が進退可能に設けられている。図9に示されるように、ロックピン120は、上部蓋部材108の前端面に配置された第1操作ノブ102の車両前後方向への動きに連動して車両幅方向へ進退するようになっている。
第1操作ノブ102の構成について先に説明すると、第1操作ノブ102は、乗員が指で押圧する略中空直方体形状の押圧部102Aと、この押圧部102Aの後端面の中央部から車両後方側へ突出形成された平面視でフラスコ形状のガイド部102Bと、このガイド部102Bの後端面の中央部から車両後方側へ突出形成された軸状の支持ピン102Cと、によって構成されている。
支持ピン102Cは、上部蓋部材108に形成された壁122に軸方向移動可能に支持されている。また、支持ピン102Cには、広義には付勢手段として把握される圧縮コイルスプリング124が巻装されている。圧縮コイルスプリング124の一端部は壁122に当接係止されており、又他端部はガイド部102Bの後端面に当接係止されている。従って、圧縮コイルスプリング124は、第1操作ノブ102を進出方向(車両前方側)へ常時押圧付勢している。
さらに、ガイド部102Bの両側部は車両後方側へ進むにつれて幅方向寸法が大きくなる傾斜面126とされており、かかる傾斜面126に上部蓋部材108の側壁108Aに軸方向移動可能に支持されたロックピン120の先端部120Aが当接するようになっている。なお、そのため、ロックピン120の先端部120Aは傾斜面126に合致するテーパ面とされている。
ロックピン120の軸方向中間部には鍔部120Bが形成されており、ロックピン120における鍔部120Bと上部蓋部材108の側壁108Aとの間には、広義には付勢手段として把握される圧縮コイルスプリング128が巻装されている。圧縮コイルスプリング128の一端部は側壁108Aに当接係止されており、又圧縮コイルスプリング128の他端部は鍔部120Bに当接係止されている。従って、圧縮コイルスプリング128は、ロックピン120の先端部120Aを第1操作ノブ102のガイド部102Bの傾斜面126に当接する方向へ常時押圧付勢している。なお、ロックピン120には、図示しない回り止めの構成が付加されている。
上記構成により、第1操作ノブ102の傾斜面126とロックピン120の先端部120Aとの相対位置関係によって、ロックピン120が上部蓋部材108の側壁108Aから進退するようになっている。
また、図8に戻り、上述したコンソールボックス本体100の収納スペース106の両側面の後端上部には、車両前後方向を長手方向とする長孔130(図8では紙面奥側の長孔130のみ図示)が形成されている。これに対応して、上部蓋部材108の下面における後端側には、左右一対のヒンジレバー132(図8では紙面手前側のヒンジレバー132のみ図示)が配設されている。
ヒンジレバー132は側面視で略L字状に形成されており、その後端部にはガイドローラ134が転動自在に軸支されている。長孔130の孔幅はガイドローラ134の外径よりも僅かに大きめに設定されている。従って、上部蓋部材108がコンソールボックス本体100に対して車両前後方向へスライドする際には、ガイドローラ134が長孔130内を車両前後方向へ転動することにより、作動の安定性が確保されている。
また、上記長孔130は上部蓋部材108の車両前後方向へのスライド量を規定する部分でもあるが、ガイドローラ134が長孔130の後端部に位置したときに、ロックピン120がガイド溝112の下部112Aの後端部に位置して上部112Bを通過可能なように各部の寸法設定がなされている。
上述した如く、第1操作ノブ102は上部蓋部材108の前端面に進退可能に設定されており、通常は当該前端面よりも所定長さだけ車両前方側へ突出した状態で配置されている。そして、図7及び図8に示されるように、第1操作ノブ102の下方側にコンソールボックス本体100を車体フロア48に対して車両前後方向へスライドさせるためのロック解除用の第2操作ノブ104が配設されている。
図11に示されるように、第2操作ノブ104はコンソールボックス本体100側に固定的に配置されている。図11では第2操作ノブ104を簡略的に図示しているが、構成自体は、前述した第1実施形態と同様であるため、その説明は省略する。
(本実施形態の作用並びに効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
乗員がフロントシートに着座してパームレスト18に掌を載せた際、乗員の腕の長さとの関係でパームレスト18の車両前後方向の位置が当該乗員にとって適当でない場合には、前述した第1実施形態で説明した要領で、パームレスト18に掌を載せたまま、パームレスト18の下面側にある第2操作ノブ104に指をかけて第2操作ノブ104を上へ引き上げて、コンソールボックス本体100を前後にスライドさせ、適当な位置にきたら第2操作ノブ104から指を放せばよい。
ここで、乗員の腕の長さとの関係におけるパームレスト18の車両前後方向の位置を最適な位置に調節することができたとしても、乗員の掌の大きさは区々である。このため、パームレスト18に掌を載せたままの状態でコントローラ110を指で操作するにあたって、パームレスト18の車両前後方向の位置とコントローラ110の操作位置との間隔(距離)L(図11参照)が長かったり、短かったりすることがある。この場合、以下の要領でコンソールボックス本体100に対するパームレスト18の位置を調節すればよい。
まず、パームレスト18に掌を載せたまま、上部蓋部材108の前端面から突出している第1操作ノブ102に指をかけて車両後方側へ押圧する。図9に示されるように、第1操作ノブ102の押圧部102Aを圧縮コイルスプリング124の付勢力に抗して車両後方側へ押圧すると、それに伴ってガイド部102Bの傾斜面126も車両後方側へ変位する。このため、圧縮コイルスプリング128の付勢力によって、ロックピン120が傾斜面126上を相対的に摺動して傾斜面126の前端側に至る。これにより、ロックピン120は上部蓋部材108の内方へと退出して、コンソールボックス本体100の第2係合孔116(ニュートラル位置)から離脱し、ロック状態が解除される。
続いて、第1操作ノブ102の押圧部102Aを車両後方側へ押圧したまま、パームレスト18(上部蓋部材108)を車両前方側又は車両後方側へスライドさせればよい。なお、第1操作ノブ102の押圧部102Aは、ロック状態が解除されて上部蓋部材108を若干前後動させた時点で放してよい。そして、図11及び図12に示されるように、掌が比較的小さめの乗員の場合は、パームレスト18を車両前方側へスライドさせてロックピン120を第1係合孔114へ係合させればよい。逆に、掌が比較的大きめの乗員の場合は、パームレスト18を車両後方側へスライドさせてロックピン120を第3係合孔118へ係合させればよい。このようにすることで、乗員の掌の大きさとの関係におけるパームレスト18のコントローラ110を基準とした車両前後方向の位置も最適化することができる。ちなみに、本実施形態では、パームレスト18の可動範囲(前後位置調節可能範囲)はS(図11参照)である。
このように本実施形態に係る車両用スイッチ操作機構(コンソールボックス構造)では、コントローラ110を基準としたパームレスト18の前後位置をも調節可能としたので、パームレスト18の前後位置を乗員の腕の長さに応じて最適化することができるだけでなく、乗員の掌の大きさに応じて最適化することもできる。しかも、第1操作ノブ102及び第2操作ノブ104はパームレスト18の下部側で乗員の指が届く範囲に設けられているので、これらの操作を片手で行うことができる。以上より、本実施形態によれば、乗員の掌の大きさ及び腕の長さに最適なパームレスト18の前後位置の調節を片手で容易に行うことができる。
また、本実施形態に係る車両用スイッチ操作機構では、コンソールボックス本体100の収納スペース106に収納した物を取り出す場合には、パームレスト18の押圧部102Aを押したまま車両後方側へフルストロークさせて、ガイドローラ134を長孔130の後端部に位置させてから、車両上方側へ上部蓋部材108を持ち上げれば、ロックピン120はガイド溝112の上部112Bを通過して、上部蓋部材108を開けることができる。すなわち、本実施形態によれば、乗員はパームレスト18に掌を載せたままの状態で、上部蓋部材108の開放動作を行うことができる。その結果、本実施形態によれば、パームレスト18の前後位置調節時の操作性を向上させることができるだけでなく、コンソールボックス本体100の上部蓋部材108の開閉操作時の操作性をも向上させることができる。従って、収納スペース106内に収納された物の取り出し性も極めて良好である。
なお、上記実施形態では、ガイド溝112に第1係合孔114から第3係合孔118までの穴を形成したが、これに限らず、図13(A)、(B)に示されるように、側面視で左右逆向きのL字状とされたガイド溝136を形成すると共に、底面136A側を波形形状とし、その山となる部分138の真下に略楕円形状の穴140を設定してもよい。この場合、ロックピン120が前後方向へ移動する際には、穴140が上下に潰れる方向へ撓み、山となる部分138が下方へ弾性的に変位することで、ロックピン120がガイド溝136を前後方向へ移動することができる。また、この構成を採ると、パームレスト18を前後に移動させる際に節度感が得られるメリットがある。
〔上記実施形態の補足説明〕
なお、上述した各実施形態では、操作ノブ44、第1操作ノブ102、第2操作ノブ104(解除手段)をパームレスト18の下部側でかつ指の届く範囲に設けたが、これに限らず、乗員がパームレスト18に掌を載せた状態で指が届く範囲に設けられていればよく、例えば、パームレスト18の側部側で指の届く範囲に解除手段を設けてもよい。また、第2実施形態では、第1操作ノブ102及び第2操作ノブ104のいずれもパームレスト18の下部側に設けたが、例えば、第1操作ノブはパームレストの側部側に設けて、第2操作ノブはパームレストの下部側に設けるといった構成を採ってもよい。さらに、操作部の近傍に解除手段を設けてもよい。
また、上述した第1実施形態では操作部として操作スイッチ28を用い、第2実施形態では操作部としてコントローラ110を用いたが、乗員がパームレストに掌を載せたまま指で操作することが可能な構成でれば、本発明の操作部の概念に含まれる。従って、押しボタン式のスイッチ、揺動させるスイッチ、タッチ式の操作パネル、ダイヤル式のスイッチ、ボールを回転させてポインタを移動させてクリックするもの等、車両デザインコンセプトや操作性、利便性等の観点の下、適宜選択すればよい。
さらに、上述した各実施形態では、ロックレバー66のロック部66Bが固定側ガイドレール50の内側の側壁50Aの下縁に設けたパルス波形状の被ロック部70に係合させる構成を採ったが、これに限らず、他のロック機構の構成を採用してもよい。例えば、シートスライド機構で採用されているような固定側ガイドレール(ロワレール)の内側の側壁に所定ピッチで多数の係合孔を形成し、ロックレバーの鉤爪状のロック部が当該係合孔に係合する構成を採ってもよい。
また、上述した第1実施形態では、コンソールボックス本体10全体を車両前後方向へスライドさせることによりパームレスト18の前後位置を調節する構成を採り、又第2実施形態では、前記に加え、パームレスト18自体をコンソールボックス本体100に対して車両前後方向にスライド可能に調節したが、これに限らず、例えば、コンソールボックス本体は車体フロアに対して車両前後方向へスライドせず、パームレスト18のみがコンソールボックス本体に対して車両前後方向へスライド可能な実施形態を採用するようにしてもよい。
さらに、上述した各実施形態では、パームレスト18の前後位置の調節をメカ的なスライド機構によって構成したが、これに限らず、電気的な構成によってパームレストの(前後)位置を調節するようにしてもよい。
例えば、パームレストの下部側に上下に揺動可能な第1スイッチ及び第2スイッチを左右に併設しておくと共に、コンソールボックス本体側の固定側ガイドレールを送りねじで構成し、送りねじに螺合する直方体形状のブロックを設けておく。そして、第1スイッチを押し上げると、モータが正転してブロックが車両前方側へ移動し、コンソールボックス本体を車両前方側へ移動させる。逆に、第1スイッチを押し下げると、モータが逆転してブロックが車両後方側へ移動し、コンソールボックス本体を車両後方側へ移動させる。また、パームレスト側でも同様に構成すればよい。例えば、パームレストの下面側に前記ブロックに相当する移動体を固定しておき、送りねじに螺合させておく。そして、第2スイッチを押し上げると、モータが正転して移動体が車両前方側へ移動し、パームレストを車両前方側へ移動させる。逆に、第2スイッチを押し下げると、モータが逆転して移動体が車両後方側へ移動し、パームレストを車両後方側へ移動させる。なお、前記構成を採る場合、パームレスト側の移動速度を落とすためにモータと送りねじとの間に減速機構を介在させておくとよい。
また、上述した各実施形態では、コンソールボックス本体10、100に操作部を設置したが、これに限らず、センタクラスタ部やドアトリムに操作部を設置するようにしてもよい。つまり、本発明における操作部設置物には、コンソールボックスの他にも、センタクラスタ部やドアトリム等の内装部材も含まれる。従って、操作部設置物によっては、パームレスト移動手段によってパームレストを移動させる方向が、車両前後方向ではなく、車両幅方向や車両斜め方向である場合もある。
さらに、請求項1記載の本発明における「車両用シートに隣接して配置された操作部設置物」という記載の「隣接」には、車両用シートに直接取り付けられたアームレストも含まれる。この場合、当該アームレストが「操作部設置物」に相当する。
また、請求項1記載の本発明における「前記操作部の後方側に配置され、」という記載の「後方側」とは、乗員が車両用シートに着座した位置で、当該乗員に対して相対的に後方側という意味である。
第1実施形態に係るコンソールボックス本体の車体フロアへの組付状態を示す縦断面図(図2の1‐1線断面図)である。 図1に示されるコンソールボックス本体の外観斜視図である。 図1に示されるコンソールボックス本体の要部分解斜視図である。 図1に示されるパームレストから操作部にかけての部分の縦断面図である。 図1に示されるコンソールボックス本体をスライド可能に支持するスライド機構の全体構成を示す斜視図である。 図5に示されるスライド機構を一般断面にて示す縦断面図である。 第2実施形態に係るコンソールボックス本体の外観斜視図である。 図7に示されるコンソールボックス本体の分解斜視図である。 第1操作ノブの周辺構造を拡大して示す横断面図である。 図8に示されるガイド溝を拡大して示す側面図である。 パームレストの前後調節の様子を示す概略側面図である。 ロックピンとパームレストとの位置関係を示す作動説明図である。 (A)は図10に示されるガイド溝の変形例を拡大して示す斜視図であり、(B)はその作動説明用の側面図である。
符号の説明
10 コンソールボックス本体(操作部設置物)
18 パームレスト
28 操作スイッチ(操作部)
44 操作ノブ(解除手段)
48 車体フロア
50 固定側ガイドレール(操作部設置物移動機構、パームレスト移動手段)
54 可動側ガイドレール(操作部設置物移動機構、パームレスト移動手段)
66 ロックレバー(操作部設置物ロック機構、ロック手段)
70 被ロック部(操作部設置物ロック機構、ロック手段)
102 第1操作ノブ(第1解除部、解除手段)
104 第2操作ノブ(第2解除部、解除手段)
108 上部蓋部材
100 コンソールボックス本体(操作部設置物)
110 コントローラ(操作部)
112 ガイド溝(パームレスト移動機構、パームレスト移動手段)
112B 上部(開閉手段)
114 第1係合孔(パームレストロック機構、ロック手段)
116 第2係合孔(パームレストロック機構、ロック手段)
118 第3係合孔(パームレストロック機構、ロック手段)
120 ロックピン(パームレスト移動機構、パームレストロック機構、パームレスト移動手段)
124 圧縮コイルスプリング (パームレストロック機構、ロック手段)
130 長孔(パームレスト移動機構、開閉手段)
132 ヒンジレバー(パームレスト移動機構、開閉手段)
134 ガイドローラ(パームレスト移動機構、開閉手段)
136 ガイド溝(パームレスト移動機構、パームレスト移動手段)

Claims (6)

  1. 車両用シートに隣接して配置された操作部設置物に設けられ、乗員が指で操作する操作部と、
    前記操作部の後方側に配置され、乗員が指で操作部を操作する際に乗員の掌を載せるパームレストと、
    を含んで構成された車両用スイッチ操作機構であって、
    前記パームレストを車両前後方向又は車両幅方向或いは車両斜め方向へ移動させるためのパームレスト移動手段と、
    前記パームレストを移動後の位置に保持するロック手段と、
    乗員がパームレストに掌を載せた状態で当該乗員の指が届く範囲に設けられ、ロック手段によるロック状態を解除するための解除手段と、
    を有することを特徴とする車両用スイッチ操作機構。
  2. 前記パームレスト移動手段は、前記パームレストを前記操作部設置物に対して近接・離隔方向へ移動可能とするパームレスト移動機構によって構成されており、
    前記ロック手段は、パームレストをパームレスト移動機構による移動後の位置に保持するパームレストロック機構によって構成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用スイッチ操作機構。
  3. 前記パームレスト移動手段は、前記操作部設置物を車体フロアに対して車両前後方向又は車両幅方向或いは車両斜め方向へ移動可能とする操作部設置物移動機構によって構成されており、
    前記ロック手段は、前記操作部設置物を操作部設置物移動機構による移動後の位置に保持する操作部設置物ロック機構によって構成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用スイッチ操作機構。
  4. 請求項2記載のパームレスト移動機構及びパームレストロック機構と、請求項3記載の操作部設置物移動機構及び操作部設置物ロック機構と、を併有しており、
    前記解除手段は、前記パームレストロック機構によるパームレストのロック状態を解除するための第1解除部と、前記操作部設置物ロック機構による操作部設置物のロック状態を解除するための第2解除部と、によって構成されている、
    ことを特徴とする車両用スイッチ操作機構。
  5. 前記解除手段によって前記ロック手段によるパームレストのロック状態を解除しかつ前記パームレスト移動手段によって当該パームレストを所定の回動位置まで移動させることにより、当該パームレストが設けられた操作部設置物の上部蓋部材を開閉可能とする開閉手段を有することを特徴とする請求項1記載の車両用スイッチ操作機構。
  6. 前記解除手段は、前記パームレストの下部側又は側部側に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の車両用スイッチ操作機構。
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