JP2006239812A - スナップリングの取付装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スナップリングの装着装置に関し、スナップリングの取付けに当たり、ワーク上に配置した挿入用治具の位置ズレがなく安全で、スナップリングを容易且つ確実に取り付けることのできる取付装置を提供する。
【解決手段】入口側25から順次縮径するテーパ孔を設けた挿入用治具21を、開口部3の周囲に複数の加工孔5が形成されたワーク1上に配置し、テーパ孔に沿ってスナップリング13を押圧部材23で上方から押し込み乍ら縮径させてワーク1の開口部3から内径部9内に挿入した後、内径部に形成された溝部11にスナップリング13を弾性復帰させて装着するスナップリングの取付装置7であって、挿入用治具21に、ワーク1側の加工孔5に挿入可能な位置ズレ防止用のガイド33を設けた。また、挿入用治具21のテーパ孔に硬質クロムメッキ処理を施した。
【選択図】図1

Description

本発明は、スナップリングの取付作業性を改善したスナップリングの取付装置に関する。
ワークの開口部の内径部に設けた溝部にスナップリングを取り付けるに当たり、基台に固定したワークの開口部上面に、円錐状のテーパ孔が形成された雌型の挿入用治具を配置してテーパ孔内にスナップリングを入れ、これをテーパ孔に沿って押圧部材(雄型の挿入用治具)で上方から押し込み乍ら順次縮径させてワークの開口部から内径部内に挿入した後、内径部に形成された溝部に弾性復帰させて装着するスナップリングの取付装置が知られている。
しかし、従来、この種の取付装置は、挿入用治具をワークの上面(開口部上)に単に乗せるに過ぎない構造のため、挿入用治具が不安定で、スナップリングを押圧部材で押し込み乍ら縮径すると、その反力で挿入用治具に位置ズレが生じてワークへのスナップリングの取付けができなくなる虞があった。
そして、ワークと挿入用治具の位置ズレに気づかずに作業を続けると、挿入用治具がワークの上面から脱落してしまう虞もあった。
また、従来、スナップリングの取付作業性をよくするため、挿入用治具のテーパ孔にグリース等の潤滑剤を塗布してその表面を滑らかにしているが、この潤滑剤の塗布作業は面倒で作業者の負担となっているのが実情であった。
尚、特許文献1には、ワークの開口部の内周角部をテーパ状に形成すると共に、挿入用治具のテーパ孔の出口部分の外周角部を、当該開口部に合致するテーパ形状としたスナプリングの取付装置が開示されている。
特開2001−138144号公報
しかし乍ら、スナップリングを取り付けるワークには、その仕様上の制約から開口部の内周角部に斯様なテーパ加工を施すことができないものも多く、また、斯様にワークの開口部に合致するテーパ加工を挿入用治具側に施しただけでは、依然として挿入用治具が不安定で、スナップリングを押圧部材で押し込んで縮径する際に、その反力で挿入用治具に位置ズレが生じてしまう不具合があった。
本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもので、スナップリングの取付けに当たり、ワーク上に配置した挿入用治具の位置ズレがなく安全で、スナップリングを容易且つ確実に取り付けることのできるスナップリングの取付装置を提供することを目的とする。
斯かる目的を達成するため、請求項1に係る発明は、入口側から順次縮径するテーパ孔を設けた挿入用治具を、開口部の周囲に複数の加工孔が形成されたワーク上に配置し、当該テーパ孔に沿ってスナップリングを押圧部材で上方から押し込み乍ら縮径させてワークの開口部から内径部内に挿入した後、当該内径部に形成された溝部にスナップリングを弾性復帰させて装着するスナップリングの取付装置であって、上記挿入用治具に、ワーク側の加工孔に挿入可能な位置ズレ防止用のガイドを設けたことを特徴とする。
そして、請求項2に係る発明は、請求項1に記載のスナップリングの取付装置に於て、挿入用治具のテーパ孔に、硬質クロムメッキ処理を施したことを特徴とし、請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載のスナップリングの取付装置に於て、ワークは、開口部の周囲に複数の肉抜き孔が形成されたアイドラギヤであることを特徴とする。
各請求項に係る発明によれば、スナップリングの取付けの際に、挿入用治具に設けたガイドをワーク側の加工孔に挿入することで、ワークと挿入用治具との位置ズレがなくなってスナップリングの取付けが容易且つ確実に行えると共に、挿入用治具がワークの上面から脱落することがなく、作業者の安全を確保することができることとなった。
そして、請求項2に係る発明によれば、テーパ孔の表面に硬質クロムメッキ処理を施した結果、テーパ孔の表面が滑らかとなって従来の如きグリースやオイル等の潤滑剤の塗布作業が不要になるため、作業者の負担を軽減させることができる利点を有する。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1乃至図3は請求項1乃至請求項3に係るスナップリングの取付装置の一実施形態を示し、図1中、1は2枚のギヤ1a,1bが上下に一体成形されたアイドラギヤで、当該アイドラギヤ1は、図示しないエンジンの燃料噴射ポンプやカムシャフトを駆動するギヤトレーンに使用されるもので、図2に示すようにその中心に設けた開口部(軸取付孔)3の周囲に、従来と同様、6個の肉抜き孔(加工孔)5が等間隔に設けられて軽量化が図られている。
そして、本実施形態に係る取付装置7は、上記アイドラギヤ1の開口部3の内径部9に設けた溝部11にスナップリング13を取り付けるもので、図1及び図2に示すようにアイドラギヤ1は、基台15に設けた係合孔17に係合,固定された受け皿状のギヤ固定用治具19内に収納されている。そして、アイドラギヤ1の上面(開口部3上)に、取付装置7の雌型の挿入用治具21が配置されている。
而して、本実施形態に係る取付装置7は、挿入用治具21と後述する押圧部材(雄型の挿入用治具)23とで構成されており、図2に示すように挿入用治具21は、スナップリング13の自由状態より大きい内径の入口部25から順次縮径するテーパ孔27が形成された筒体からなり、挿入用治具21の下部に開口するテーパ孔27の出口部29は、アイドラギヤ1の内径部9より小さい内径とされている。
そして、入口部25から出口部29に亘ってテーパ孔27の表面には硬質クロムメッキ処理(メッキ層深さ:10〜20μm,表面硬さ:700Hv)が施されており、斯様にクロムメッキ処理を施すことで、テーパ孔27の表面が滑らかとなって、従来の如きグリース等の潤滑剤の塗布作業を不要としている。
一方、図1及び図2に示すように押圧部材23は先端側がきのこ形をした断面略ポペット弁形状をなし、その先端の押圧部31は上記出口部29より僅かに小径とされている。
そして、上記押圧部材23をプレス機に接続し、基台15に固定したアイドラギヤ1の開口部3上面に挿入用治具21を配置してテーパ孔27内にスナップリング13を入れた後、従来と同様、テーパ孔27に沿ってスナップリング13を押圧部材23で上方から押し込み乍ら順次縮径させて、アイドラギヤ1の開口部3から内径部9内に挿入して溝部11に弾性復帰させることでスナップリング13が溝部11に装着されるが、このスナップリング13の取付けに当たり、挿入用治具21の位置ズレと脱落を防止するため、本実施形態は、アイドラギヤ1に設けられた肉抜き孔5に着目し、図1乃至図3に示すように挿入用治具21の外周に、当該肉抜き孔5に挿入可能な一対の円柱状のガイド33を180°の間隔を開けて下方へ突設したことを特徴とする。
本実施形態はこのように構成されているから、スナップリング13をアイドラギヤ1に取り付けるには、先ず、基台15に固定したギヤ固定用治具19内にアイドラギヤ1を収納する。
次いで、図1及び図2に示すように一対のガイド33をアイドラギヤ1の肉抜き孔5に挿入して、挿入用治具21をアイドラギヤ1の上面(開口部3上)に配置する。
これにより、挿入用治具21のテーパ孔27とアイドラギヤ1の内径部9とが連通する。
そして、既述したように押圧部材23をプレス機に接続し、テーパ孔27内にスナップリング13を入れ、これをテーパ孔27に沿って押圧部材23で上方から押し込み乍ら順次縮径させてアイドラギヤ1の開口部3から内径部9内に挿入した後、溝部11に弾性復帰させればスナップリング13が溝部11に装着され、この取付作業時に、肉抜き孔5に挿入された一対のガイド33が挿入用治具21の位置ズレと脱落を確実に防止する。
また、入口部25から出口部29に亘ってテーパ孔27の表面に硬質クロムメッキ処理が施されているから、テーパ孔27に沿ってスナップリング13が滑らかに押圧部材23で押圧され乍ら縮径してアイドラギヤ1の内径部9内に挿入されることとなる。
そして、本実施形態では、アイドラギヤの仕様(寸法)に応じてギヤ固定用治具や挿入用治具,押圧部材、そして、スナップリングが複数用意してあり、それらの構成は、上述したギヤ固定用治具19や挿入用治具21,押圧部材23,スナップリング13と同一構造である。
このように本実施形態は、アイドラギヤ1に設けられた肉抜き孔5に着目して、当該肉抜き孔5に挿入させる一対の円柱状のガイド33を挿入用治具21の外周に突設したので、スナップリング13の取付けの際に、アイドラギヤ1と挿入用治具21との位置ズレがなくなってスナップリング13の取付けが容易且つ確実に行えると共に、挿入用治具21がアイドラギヤ1の上面から脱落することがなく、作業者の安全を確保することができることとなった。
また、本実施形態によれば、テーパ孔27の表面に硬質クロムメッキ処理を施した結果、テーパ孔27の表面が滑らかとなって従来の如きグリースやオイル等の潤滑剤の塗布作業が不要になるため、作業者の負担を軽減させることができる利点を有する。
尚、上記実施形態は、従来、アイドラギヤ1に形成されている肉抜き孔5に挿入可能な一対のガイド33を設けて挿入用治具21の位置ズレ,脱落防止を図ったが、スナップリングをアイドラギヤ以外のワークに取り付ける際に、上述の如き肉抜き孔5が設けられていない場合には、上記ガイド33が挿入可能な挿入孔を設けることで、本実施形態に係る取付装置7を用いることが可能である。
請求項1乃至請求項3の一実施形態に係るスナップリングの取付装置の全体斜視図である。 図1に示す取付装置の断面図である。 挿入用治具の底面図である。
符号の説明
1 アイドラギヤ
3 開口部
5 肉抜き孔
7 取付装置
9 内径部
11 溝部
13 スナップリング
15 基台
19 ギヤ固定用治具
21 挿入用治具
23 押圧部材
25 入口部
27 テーパ孔
29 出口部
31 押圧部
33 ガイド

Claims (3)

  1. 入口側から順次縮径するテーパ孔を設けた挿入用治具を、開口部の周囲に複数の加工孔が形成されたワーク上に配置し、当該テーパ孔に沿ってスナップリングを押圧部材で上方から押し込み乍ら縮径させてワークの開口部から内径部内に挿入した後、当該内径部に形成された溝部にスナップリングを弾性復帰させて装着するスナップリングの取付装置であって、
    上記挿入用治具に、ワーク側の加工孔に挿入可能な位置ズレ防止用のガイドを設けたことを特徴とするスナップリングの取付装置。
  2. 挿入用治具のテーパ孔に、硬質クロムメッキ処理を施したことを特徴とする請求項1に記載のスナップリングの取付装置。
  3. ワークは、開口部の周囲に複数の肉抜き孔が形成されたアイドラギヤであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスナップリングの取付装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020186568A (ja) * 2019-05-14 2020-11-19 株式会社クボタ ストップリングの取付治具、及び、当該取付治具を用いた、ストップリングの取付方法

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