JP2008151171A - ころ軸受用保持器 - Google Patents

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Chikage Akai
千景 赤井
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Abstract

【課題】ころ軸受の組み込み時に、ポケットに収納されるころを傷付けることなく、ころの落ち込み量を精度よく規制することができるころ軸受用保持器を提供することである。
【解決手段】ころ軸受の組み込み時に、保持器1と一緒に外輪3に組み付けられるころ2の半径方向への落ちを止めるころ落ち止め部を、柱部1bに係止される別体のころ落ち止め部材6で形成することにより、ポケット5にころ2を収納した後で、ころ落ち止め部材6を柱部1bに係止して、ころ2を傷付けないようにするとともに、単純な形状とした保持器1本体と別体のころ落ち止め部材6を別々に精度よく加工可能として、ころ2の落ち込み量を精度よく規制できるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、2つの環状部とこれらを連結する複数の柱部で、ころを収納するポケットを形成したころ軸受用保持器に関する。
各種産業機械や車両等に組み込まれるころ軸受には、転動体と保持器を組み付けた内外輪のうちの一方の軌道輪をハウジングや軸部材に先に組み込み、他方の軌道輪を後から圧入等によって組み込むものがある。このようなころ軸受では、一方の軌道輪に保持器と一緒に組み付けたころが、2つの環状部と複数の柱部とで形成された保持器のポケットから、半径方向の内側または外側へ落ち、他方の軌道輪を後からスムーズに組み込めない問題がある。この他方の軌道輪を後からスムーズに組み込むためには、単にころの抜け落ちを防止するのみでなく、ころの落ち込み量も規制する必要がある。
このような問題に対して、保持器の柱部に、ポケットの半径方向内側または外側へ張り出すころ落ち止め部を設けたころ軸受用保持器が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。特許文献1に記載されたものでは、柱部と一体に切削加工で形成した爪を、曲げ加工によってポケット側へ張り出させて、ころ落ち止め部を形成している。また、特許文献2に記載されたものは、金属製のもみ抜き保持器の柱部に一体に形成されたポケット側へ張り出すころ落ち止め部に、ポケットへ収納するころの通過を許容する弾性変形を可能とするために、その根元部で軸方向に延びる切欠きを設けている。
実開平5−12753号公報 特開平10−184697号公報
特許文献1、2に記載されたように、ころ落ち止め部を柱部と一体に形成したころ軸受用保持器は、ころ軸受の組み込み時に、一方の軌道輪に組み付けられた状態でころをポケットに収納する際に、軌道輪と反対側の半径方向内側または外側でポケットの両側から張り出すころ落ち止め部を押し拡げて、ころを通過させる必要があるので、ころにころ落ち止め部との擦り傷が付き易い問題がある。特許文献1に記載されたものは、ころをポケットに収納した後で、ころ落ち止め部の爪を曲げ加工することも考えられるが、このような曲げ加工は加工精度が悪いので、ころの落ち込み量を精度よく規制することができない。
また、このようにころ落ち止め部を柱部と一体に形成したころ軸受用保持器は形状が複雑になるので、加工工数が増加するとともに、ころ落ち止め部の加工精度を出し難く、ころの落ち込み量を規制する精度が低下する問題もある。
そこで、本発明の課題は、ころ軸受の組み込み時に、ポケットに収納されるころを傷付けることなく、ころの落ち込み量を精度よく規制することができるころ軸受用保持器を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明は、内外輪の軌道輪間に配列される複数のころを、これらのころの軸方向両側で環状に連なる2つの環状部と、これらの環状部を各ころ間で連結する複数の柱部とで形成されるポケットに収納し、前記柱部からポケットの半径方向内側または外側へ張り出し、前記ポケットに収納されるころの半径方向への落ちを止めるころ落ち止め部を設けたころ軸受用保持器において、前記ころ落ち止め部を、前記柱部に係止される別体のころ落ち止め部材で形成した構成を採用した。
すなわち、ころ落ち止め部を柱部に係止される別体のころ落ち止め部材で形成することにより、ポケットにころを収納した後で、別体のころ落ち止め部材を柱部に係止して、ころを傷付けないようにするとともに、単純な形状とした保持器本体と別体のころ落ち止め部材を別々に精度よく加工可能として、ころの落ち込み量を精度よく規制できるようにした。
前記ころ落ち止め部材を柱部に係止する手段としては、前記ころ落ち止め部材に、前記柱部側へ半径方向に突出するピン状部を設け、このピン状部を、前記柱部に設けた半径方向のピン孔に嵌め込んで抜け止めするか、前記柱部に設けた半径方向のねじ孔に螺着する手段を採用することができる。
前記ピン状部を別体の前記ピン状部材とし、このピン状部材に前記ころ落ち止め部材の本体を係止することもできる。
前記ピン状部材にころ落ち止め部材の本体を係止する手段としては、前記ピン状部材を、前記柱部に設けたピン孔またはねじ孔に、前記ころ落ち止め部材の本体と反対側から貫通するように挿入し、このピン孔またはねじ孔に本体と反対側から貫通させたピン状部材の先端部を、前記ころ落ち止め部材の本体に設けた半径方向のピン孔に嵌め込んで抜け止めするか、前記ころ落ち止め部材の本体に設けた半径方向のねじ孔に螺着する手段を採用することができる。
本発明のころ軸受用保持器は、ころ落ち止め部を柱部に係止される別体のころ落ち止め部材で形成したので、ポケットにころを収納した後で、別体のころ落ち止め部材を柱部に係止して、ころを傷付けないようにすることができるとともに、単純な形状とした保持器本体と別体のころ落ち止め部材を別々に精度よく加工可能として、ころの落ち込み量を精度よく規制することができる。
以下、図面に基づき、本発明の実施形態を説明する。図1乃至図3は、第1の実施形態を示す。図1および図2は、第1の実施形態のころ軸受用保持器1ところ2を組み付けたころ軸受の外輪3を、先にハウジング21に組み込んだ状態を示す。この保持器1は、各ころ2を、その軸方向両側で環状に連なる2つの環状部1aと、これらの環状部1aを各ころ2間で連結する複数の柱部1bとで形成されたポケット5に収納するものであり、後から各ころ2の内径側に内輪(図示省略)をスムーズに組み込めるように、各柱部1bからポケット5の半径方向内側へ張り出す別体のころ落ち止め部材6によって、ポケット5に収納された各ころ2の半径方向への抜け落ちを防止するとともに、その落ち込み量δを規制するようになっている。ころ落ち止め部材6は、ころ2がポケット5に収納された後で、後述するように、柱部1bに係止される。なお、この保持器1は金属製のもみ抜き保持器とされ、別体のころ落ち止め部材6も金属で形成されている。
図3に示すように、前記ころ落ち止め部材6は、ポケット5の半径方向内側へ張り出す台形状の本体部6aと、柱部1b側へ半径方向に突出するピン状部6bとから成り、ピン状部6bか柱部1bに設けられた半径方向のピン孔7に内径側から嵌め込まれるようになっている。ピン状部6bの先端部には長円状の張り出し頭部8が設けられるとともに、割り込み9が入れられており、張り出し頭部8が割り込み9で円形に縮径するように弾性変形してピン孔7を通り抜け、図1に示したように、柱部1bの外径側に設けられた凹段差部10aに係止されて、ピン状部6bが抜け止めされる。また、台形状の本体部6aは柱部1bの内径側に設けられた凹段差部10bに嵌まり込み、ころ落ち止め部材6が回り止めされる。
この実施形態では、柱部のピン孔に貫通するように嵌め込んだピン状部の先端部を、張り出し頭部で柱部の凹段差部に係止して抜け止めすることにより、別体のころ落ち止め部材を柱部に係止したが、柱部のピン孔をねじ孔として、ピン状部をこのねじ孔に螺着することにより、別体のころ落ち止め部材を柱部に係止することもできる。
図4は、前記ころ落ち止め部材6の変形例を示す。この変形例は、前記本体部6aが円錐台形状とされており、回り止めが不要とされている。
図5乃至図7は、第2の実施形態を示す。図5および図6は、第2の実施形態のころ軸受用保持器1ところ2を組み付けたころ軸受の内輪4を、先に軸部材22に組み込んだ状態を示す。この保持器1も、各ころ2を2つの環状部1aと複数の柱部1bで形成されたポケット5に収納するものであり、後から各ころ2の外径側に外輪(図示省略)をスムーズに組み込めるように、各柱部1bからポケット5の半径方向外側へ張り出す別体のころ落ち止め部材11によって、ポケット5に収納された各ころ2の半径方向への抜け落ちを防止するとともに、その落ち込み量δを規制するようになっている。なお、この保持器1も金属製のもみ抜き保持器とされ、別体のころ落ち止め部材11も金属で形成されている。
図7に示すように、前記ころ落ち止め部材11は、ポケット5の半径方向内側へ張り出す台形状の本体部材11aと、別体のピン状部材11bとから成り、ピン状部材11bは、ころ2をポケット5に収納する前に、柱部1bに設けられた半径方向のピン孔7に内径側から嵌め込まれ、その張り出し頭部12が柱部1bの内径側に設けられた凹段差部10bに係止される。このピン状部材11bは先端側に小径部13が設けられており、ピン孔7の外径側へ貫通した小径部13が、本体部材11aに設けられた小径ピン孔14に嵌め込まれるようになっている。小径部13の先端部には、長円状の張り出し頭部13aが設けられるとともに、割り込み13bが入れられ、張り出し頭部13aが割り込み13bで円形に縮径するように弾性変形して小径ピン孔14を通り抜け、図5に示したように、本体部材11aの外径側に設けられた凹段差部15に係止されて、小径部13が抜け止めされる。また、台形状の本体部材11aは、柱部1bの外径側に設けられた凹段差部10aに嵌まり込んで回り止めされる。
この実施形態では、柱部ところ落ち止め部材の本体部材のピン孔に貫通するように嵌め込んだ別体のピン状部材の先端部を、張り出し頭部でころ落ち止め部材の本体部材の凹段差部に係止して抜け止めすることにより、本体部材とピン状部材を別体としたころ落ち止め部材を柱部に係止したが、落ち止め部材の本体部材のピン孔をねじ孔として、ピン状部材の先端部をこのねじ孔に螺着することにより、別体のころ落ち止め部材を柱部に係止することもできる。
図8は、前記ころ落ち止め部材11の変形例を示す。この変形例は、前記本体部材11aが円錐台形状とされており、回り止めが不要とされている。
上述した各実施形態では、保持器も別体のころ落ち止め部材も金属で形成したが、いずれか一方または両方を樹脂で形成することもできる。
第1の実施形態の保持器ところを組み付けたころ軸受の外輪をハウジングに組み込んだ状態を示す一部省略縦断面図 図1のII−II線に沿った断面図 図1の保持器の柱部にころ落ち止め部材を係止する方法を説明する斜視図 図3のころ落ち止め部材の変形例を示す斜視図 第2の実施形態の保持器ところを組み付けたころ軸受の内輪を回転軸に組み込んだ状態を示す一部省略縦断面図 図5のVI−VI線に沿った断面図 図5の保持器の柱部にころ落ち止め部材を係止する方法を説明する斜視図 図7のころ落ち止め部材の変形例を示す斜視図
符号の説明
1 保持器
1a 環状部
1b 柱部
2 ころ
3 外輪
4 内輪
5 ポケット
6 ころ落ち止め部材
6a 本体部
6b ピン状部
7 ピン孔
8 張り出し頭部
9 割り込み
10a、10b 凹段差部
11 ころ落ち止め部材
11a 本体部材
11b ピン状部材
12 張り出し頭部
13 小径部
13a 張り出し頭部
13b 割り込み
14 小径ピン孔
15 凹段差部

Claims (4)

  1. 内外輪の軌道輪間に配列される複数のころを、これらのころの軸方向両側で環状に連なる2つの環状部と、これらの環状部を各ころ間で連結する複数の柱部とで形成されるポケットに収納し、前記柱部からポケットの半径方向内側または外側へ張り出し、前記ポケットに収納されるころの半径方向への落ちを止めるころ落ち止め部を設けたころ軸受用保持器において、前記ころ落ち止め部を、前記柱部に係止される別体のころ落ち止め部材で形成したことを特徴とするころ軸受用保持器。
  2. 前記ころ落ち止め部材を柱部に係止する手段を、前記ころ落ち止め部材に、前記柱部側へ半径方向に突出するピン状部を設け、このピン状部を、前記柱部に設けた半径方向のピン孔に嵌め込んで抜け止めするか、前記柱部に設けた半径方向のねじ孔に螺着するものとした請求項1に記載のころ軸受用保持器。
  3. 前記ピン状部を別体の前記ピン状部材とし、このピン状部材に前記ころ落ち止め部材の本体を係止するようにした請求項2に記載のころ軸受用保持器。
  4. 前記ピン状部材にころ落ち止め部材の本体を係止する手段を、前記ピン状部材を、前記柱部に設けたピン孔またはねじ孔に、前記ころ落ち止め部材の本体と反対側から貫通するように挿入し、このピン孔またはねじ孔に本体と反対側から貫通させたピン状部材の先端部を、前記ころ落ち止め部材の本体に設けた半径方向のピン孔に嵌め込んで抜け止めするか、前記ころ落ち止め部材の本体に設けた半径方向のねじ孔に螺着するものとした請求項3に記載のころ軸受用保持器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102013212986A1 (de) * 2013-07-03 2015-01-08 Aktiebolaget Skf Wälzlagerkäfig
DE102013218286A1 (de) * 2013-09-12 2015-03-12 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Käfig für ein Wälzlager und zugehöriges Wälzlager

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