JP2002210694A - ポンチ - Google Patents
ポンチInfo
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- JP2002210694A JP2002210694A JP2001009813A JP2001009813A JP2002210694A JP 2002210694 A JP2002210694 A JP 2002210694A JP 2001009813 A JP2001009813 A JP 2001009813A JP 2001009813 A JP2001009813 A JP 2001009813A JP 2002210694 A JP2002210694 A JP 2002210694A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 加工精度の低下をきたすことなく打ち分け作
業の迅速な段取りが可能であるとともに、資源の無駄や
コストアップを回避でき、かつ交換の手間も軽減でき
る。 【解決手段】 柱状ポンチ1をポンチ本体2と頭部3と
に分離し、基端が金型に固定されるポンチ本体2には軸
方向へ延びる貫通孔22を形成して、当該貫通孔22内
にパンチ本体2の基端側からボルト体4を挿通する。頭
部3には柱状の一端面に結合孔31を形成してその内周
に雌ねじ部311を形成し、ポンチ本体2の先端から露
出させたボルト体4の雄ねじ部441に、上記雌ねじ部
311を捩じ込み結合する。頭部3の他端面には、工具
を差し込んで頭部3を回転させる六角の操作孔32を設
ける。
業の迅速な段取りが可能であるとともに、資源の無駄や
コストアップを回避でき、かつ交換の手間も軽減でき
る。 【解決手段】 柱状ポンチ1をポンチ本体2と頭部3と
に分離し、基端が金型に固定されるポンチ本体2には軸
方向へ延びる貫通孔22を形成して、当該貫通孔22内
にパンチ本体2の基端側からボルト体4を挿通する。頭
部3には柱状の一端面に結合孔31を形成してその内周
に雌ねじ部311を形成し、ポンチ本体2の先端から露
出させたボルト体4の雄ねじ部441に、上記雌ねじ部
311を捩じ込み結合する。頭部3の他端面には、工具
を差し込んで頭部3を回転させる六角の操作孔32を設
ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポンチに関し、特に
その構造改良に関する。
その構造改良に関する。
【0002】
【従来の技術】被加工材の打ち抜きや絞り成形に使用さ
れるポンチは、従来、特殊鋼を円柱状に成形して熱処理
することにより一体物として製造されている。ところ
で、ポンチによって被加工材Mに図6(A)に示すよう
な大径穴H1を開け、あるいは図6(B)に示すような
小径穴H2を開け、ないしは図6(C)に示すようにそ
の両者を開け、又は図6(D)に示すように穴開けを行
なわない等の打ち分けをする場合、従来はその都度、不
要なポンチを上型からリテーナと共に取り外して必要な
ポンチを付け替えるという煩雑な作業を必要としてい
た。
れるポンチは、従来、特殊鋼を円柱状に成形して熱処理
することにより一体物として製造されている。ところ
で、ポンチによって被加工材Mに図6(A)に示すよう
な大径穴H1を開け、あるいは図6(B)に示すような
小径穴H2を開け、ないしは図6(C)に示すようにそ
の両者を開け、又は図6(D)に示すように穴開けを行
なわない等の打ち分けをする場合、従来はその都度、不
要なポンチを上型からリテーナと共に取り外して必要な
ポンチを付け替えるという煩雑な作業を必要としてい
た。
【0003】そこで図7に示すようなセレクトリテーナ
構造が提案されている。図7において、ポンチ1´は円
柱状の本体部11とこれの先端から滑らかに小径となっ
た頭部12より構成されている。ポンチ1´には基端部
外周にセレクトリング5が嵌装されて、リテーナ6に上
下方向へ形成された段付き孔61内に挿入されている。
セレクトリング5はリテーナ6内に設置されたバネ部材
51によってポンチ1´と共に上方へ付勢されており、
この状態でポンチ1´には基端面にセレクトバー7の下
側面が当接している。
構造が提案されている。図7において、ポンチ1´は円
柱状の本体部11とこれの先端から滑らかに小径となっ
た頭部12より構成されている。ポンチ1´には基端部
外周にセレクトリング5が嵌装されて、リテーナ6に上
下方向へ形成された段付き孔61内に挿入されている。
セレクトリング5はリテーナ6内に設置されたバネ部材
51によってポンチ1´と共に上方へ付勢されており、
この状態でポンチ1´には基端面にセレクトバー7の下
側面が当接している。
【0004】これにより、ポンチ1´はバネ部材51の
ばね力に抗してリテーナ6の下方へ所定量突出して位置
決めされている。セレクトバー7は、リテーナ6上面に
水平方向へ形成された溝62内に摺動可能に位置させら
れており、リテーナ6はバッキングプレート8を介して
上型9に固定されている。そして、上型9の下降に伴っ
て、パンチ1´により、図略のダイ上に載置された被加
工材に打ち抜き等の加工が施される。なお、セレクトバ
ー7を付設した上記リテーナ6は上型9に複数設けるこ
とができる。
ばね力に抗してリテーナ6の下方へ所定量突出して位置
決めされている。セレクトバー7は、リテーナ6上面に
水平方向へ形成された溝62内に摺動可能に位置させら
れており、リテーナ6はバッキングプレート8を介して
上型9に固定されている。そして、上型9の下降に伴っ
て、パンチ1´により、図略のダイ上に載置された被加
工材に打ち抜き等の加工が施される。なお、セレクトバ
ー7を付設した上記リテーナ6は上型9に複数設けるこ
とができる。
【0005】このようなセレクトリテーナ構造で被加工
材の打ち分けをする場合には、不要なパンチ1´を取り
付けたリテーナ6のセレクトバー7を図8に示すように
外方へ引き出すと、セレクトバー7との当接状態が解消
されてポンチ1´はバネ部材51により、上型9が下降
しても被加工材Mには届かない距離Lだけ上昇させられ
る。このようにして、セレクトバー7を押し込みないし
引き出すだけで、必要なポンチ1´を打ち抜き加工可能
な位置へ出し入れすることができる。なお、長時間の使
用によりポンチ1´の頭部12が損傷した場合には、図
9に示すように、リテーナ6を上型9から取り外してセ
レクトバー7を溝62外へ引き出しつつ傾斜させ、図の
矢印で示すようにポンチ1´を引き上げてリテーナ6か
ら取り外し、新しい物と交換する。
材の打ち分けをする場合には、不要なパンチ1´を取り
付けたリテーナ6のセレクトバー7を図8に示すように
外方へ引き出すと、セレクトバー7との当接状態が解消
されてポンチ1´はバネ部材51により、上型9が下降
しても被加工材Mには届かない距離Lだけ上昇させられ
る。このようにして、セレクトバー7を押し込みないし
引き出すだけで、必要なポンチ1´を打ち抜き加工可能
な位置へ出し入れすることができる。なお、長時間の使
用によりポンチ1´の頭部12が損傷した場合には、図
9に示すように、リテーナ6を上型9から取り外してセ
レクトバー7を溝62外へ引き出しつつ傾斜させ、図の
矢印で示すようにポンチ1´を引き上げてリテーナ6か
ら取り外し、新しい物と交換する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記セレクトリテーナ
構造によれば被加工材を打ち分ける際のポンチの取り替
えを不要として加工作業の迅速を図ることができるが、
ポンチ1´が上下方向へ摺動を繰返すことによりリテー
ナ6の段付き孔61との間にガタを生じ易く、加工精度
が劣るという問題があった。また、頭部12の損傷のみ
でポンチ1´全体を取り替えるのは資源の無駄とコスト
アップを招くとともに、ポンチ全体を交換するためにそ
の都度リテーナ6を上型9から取り外す手間を要する等
の問題もあった。
構造によれば被加工材を打ち分ける際のポンチの取り替
えを不要として加工作業の迅速を図ることができるが、
ポンチ1´が上下方向へ摺動を繰返すことによりリテー
ナ6の段付き孔61との間にガタを生じ易く、加工精度
が劣るという問題があった。また、頭部12の損傷のみ
でポンチ1´全体を取り替えるのは資源の無駄とコスト
アップを招くとともに、ポンチ全体を交換するためにそ
の都度リテーナ6を上型9から取り外す手間を要する等
の問題もあった。
【0007】そこで本発明はこのような課題を解決する
もので、加工精度の低下をきたすことなく打ち分け作業
の迅速な段取りが可能であるとともに、資源の無駄やコ
ストアップを回避でき、かつ交換の手間も軽減できるポ
ンチを提供することを目的とする。
もので、加工精度の低下をきたすことなく打ち分け作業
の迅速な段取りが可能であるとともに、資源の無駄やコ
ストアップを回避でき、かつ交換の手間も軽減できるポ
ンチを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本第1発明では、柱状ポンチ(1)をポンチ本体
(2)と頭部(3,10)とに分離し、基端が金型に固
定されるポンチ本体(2)には軸方向へ延びる貫通孔
(22)を形成して、当該貫通孔(22)内にパンチ本
体(2)の基端側からボルト体(4)を挿通し、ポンチ
本体(2)の先端から露出させたボルト体(4)の雄ね
じ部(441)に、頭部(3,10)に形成した雌ねじ
部(311,104)を捩じ込み結合するようにした。
本第1発明において、打ち分けを行なう場合には、頭部
を捩じ込み方向と反対に回転させて、その雌ねじ部とボ
ルト体の雄ねじ部との結合を解消し、一の加工をするた
めの頭部をポンチ本体から取り外して他の加工をするた
めの頭部に取り替える。これによれば、頭部を回転操作
して取り替えるだけで迅速に打ち分け作業を行なうこと
ができるとともに、パンチ本体はリテーナに固定したま
まで良いから、ガタを生じることなく常に高精度な加工
を行なうことができる。なお、リテーナを複数設ける場
合には、実際に加工に使用するポンチの頭部のみをパン
チ本体に取り付け、他のポンチ頭部は取り外しておく。
頭部が損傷した場合には、損傷した頭部のみを新たな頭
部に取り替えれば良いから、従来のようにポンチ全体を
取り替えるのに比して、資源の無駄やコストアップが回
避されるとともに、交換の手間も要しない。本第1発明
によれば、パンチ本体に貫通孔を形成してこれにボルト
体を挿通し、挿通されたボルト体の雄ねじ部に、頭部の
雌ねじ部を捩じ込み結合するようにしたから、ポンチ本
体と頭部との結合構造を簡易に実現することができる。
に本第1発明では、柱状ポンチ(1)をポンチ本体
(2)と頭部(3,10)とに分離し、基端が金型に固
定されるポンチ本体(2)には軸方向へ延びる貫通孔
(22)を形成して、当該貫通孔(22)内にパンチ本
体(2)の基端側からボルト体(4)を挿通し、ポンチ
本体(2)の先端から露出させたボルト体(4)の雄ね
じ部(441)に、頭部(3,10)に形成した雌ねじ
部(311,104)を捩じ込み結合するようにした。
本第1発明において、打ち分けを行なう場合には、頭部
を捩じ込み方向と反対に回転させて、その雌ねじ部とボ
ルト体の雄ねじ部との結合を解消し、一の加工をするた
めの頭部をポンチ本体から取り外して他の加工をするた
めの頭部に取り替える。これによれば、頭部を回転操作
して取り替えるだけで迅速に打ち分け作業を行なうこと
ができるとともに、パンチ本体はリテーナに固定したま
まで良いから、ガタを生じることなく常に高精度な加工
を行なうことができる。なお、リテーナを複数設ける場
合には、実際に加工に使用するポンチの頭部のみをパン
チ本体に取り付け、他のポンチ頭部は取り外しておく。
頭部が損傷した場合には、損傷した頭部のみを新たな頭
部に取り替えれば良いから、従来のようにポンチ全体を
取り替えるのに比して、資源の無駄やコストアップが回
避されるとともに、交換の手間も要しない。本第1発明
によれば、パンチ本体に貫通孔を形成してこれにボルト
体を挿通し、挿通されたボルト体の雄ねじ部に、頭部の
雌ねじ部を捩じ込み結合するようにしたから、ポンチ本
体と頭部との結合構造を簡易に実現することができる。
【0009】本第2発明では、本第1発明のポンチにお
いて、上記頭部(3)には柱状の一端面に結合孔(3
1)を形成してその内周に上記雌ねじ部(311)を形
成する。本第2発明においては、本第1発明の作用効果
に加えて、雌ねじ部を容易に形成することができる。
いて、上記頭部(3)には柱状の一端面に結合孔(3
1)を形成してその内周に上記雌ねじ部(311)を形
成する。本第2発明においては、本第1発明の作用効果
に加えて、雌ねじ部を容易に形成することができる。
【0010】本第3発明では、本第1発明又は本第2発
明のポンチにおいて、上記頭部(3)の他端面に、工具
を差し込んで頭部(3)を回転させる操作孔(32)を
設ける。本第3発明においては、頭部を容易に回転させ
てその雌ねじ部をボルト体の雄ねじ部に捩じ込み結合す
ることができる。
明のポンチにおいて、上記頭部(3)の他端面に、工具
を差し込んで頭部(3)を回転させる操作孔(32)を
設ける。本第3発明においては、頭部を容易に回転させ
てその雌ねじ部をボルト体の雄ねじ部に捩じ込み結合す
ることができる。
【0011】なお、上記カッコ内の符号は、後述する実
施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであ
る。
施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1にはポンチ
1の断面図を示し、図2には図1のA矢印方向から見た
ポンチ1の基端端面図を、図3には図1のB矢印方向か
ら見たポンチ1の先端端面図を示す。ポンチ1は全体が
円柱状となっており、ポンチ本体2と、その先端に結合
されたやや小径の頭部3とから構成されている。ポンチ
本体2には基端外周に鍔部21が形成されて、従来一般
に使用されているリテーナ内に挿入装着される。
1の断面図を示し、図2には図1のA矢印方向から見た
ポンチ1の基端端面図を、図3には図1のB矢印方向か
ら見たポンチ1の先端端面図を示す。ポンチ1は全体が
円柱状となっており、ポンチ本体2と、その先端に結合
されたやや小径の頭部3とから構成されている。ポンチ
本体2には基端外周に鍔部21が形成されて、従来一般
に使用されているリテーナ内に挿入装着される。
【0013】ポンチ本体2には中央に貫通孔22が形成
してあり、貫通孔22は基端側が段付きに拡径してボル
ト収納部23となっている。貫通孔22内には基端側か
らボルト体4が挿入されて、その頭部41がボルト収納
部23内に位置させられている。ボルト体4の頭部41
は周方向の一箇所が半円溝状に切り欠かれており(図
2)、この切欠き42を、ボルト収納部23の内周壁に
形成された半円溝状の切欠き231に対向させて、両切
欠き42,231により形成された円形孔内に割りネジ
43が押し込まれている。これにより、貫通孔22内で
のボルト体4の回転と貫通孔22からの抜けが規制され
る。ポンチ本体2の先端は外周に一定幅の壁部24を残
して円形の凹所25となっており、貫通孔22内に挿入
されたボルト体4の先端44が凹所25内に露出してい
る。
してあり、貫通孔22は基端側が段付きに拡径してボル
ト収納部23となっている。貫通孔22内には基端側か
らボルト体4が挿入されて、その頭部41がボルト収納
部23内に位置させられている。ボルト体4の頭部41
は周方向の一箇所が半円溝状に切り欠かれており(図
2)、この切欠き42を、ボルト収納部23の内周壁に
形成された半円溝状の切欠き231に対向させて、両切
欠き42,231により形成された円形孔内に割りネジ
43が押し込まれている。これにより、貫通孔22内で
のボルト体4の回転と貫通孔22からの抜けが規制され
る。ポンチ本体2の先端は外周に一定幅の壁部24を残
して円形の凹所25となっており、貫通孔22内に挿入
されたボルト体4の先端44が凹所25内に露出してい
る。
【0014】ポンチ1の円柱状頭部3には、一方の端面
の中心に結合孔31が設けられてその内周には雌ねじ部
311が形成されており、他方の端面には中心に六角の
操作孔32(図3)が形成されている。頭部3をポンチ
本体2に結合する場合には、操作孔32内に工具を差し
込んで頭部3を回転させ、その結合孔31の雌ねじ部3
11をボルト体4の先端44外周の雄ねじ部441に捩
じ込む。これにより頭部3の一端が図1に示すように凹
所25内に進入してポンチ本体2に結合固定される。
の中心に結合孔31が設けられてその内周には雌ねじ部
311が形成されており、他方の端面には中心に六角の
操作孔32(図3)が形成されている。頭部3をポンチ
本体2に結合する場合には、操作孔32内に工具を差し
込んで頭部3を回転させ、その結合孔31の雌ねじ部3
11をボルト体4の先端44外周の雄ねじ部441に捩
じ込む。これにより頭部3の一端が図1に示すように凹
所25内に進入してポンチ本体2に結合固定される。
【0015】このような構造において、打ち分けを行な
う場合には、操作孔32内に工具を差し込んで頭部3を
逆回転させて、結合孔31の雌ねじ部311とボルト体
4の雄ねじ部441との結合を解消し、頭部3をポンチ
本体2から取り外して他の加工を施すための頭部に取り
替える。このように、頭部3を取り替えるだけで迅速に
打ち分け作業を行なうことができるとともに、パンチ本
体2はリテーナに固定したままであるから、ガタを生じ
ることなく常に高精度な加工を行なうことができる。ま
た、頭部3が損傷した場合にはこれのみを取り替えれば
良いから、従来のようにポンチ1´全体を取り替えるの
に比して、資源の無駄やコストアップが回避されるとと
もに、交換の手間も要しない。
う場合には、操作孔32内に工具を差し込んで頭部3を
逆回転させて、結合孔31の雌ねじ部311とボルト体
4の雄ねじ部441との結合を解消し、頭部3をポンチ
本体2から取り外して他の加工を施すための頭部に取り
替える。このように、頭部3を取り替えるだけで迅速に
打ち分け作業を行なうことができるとともに、パンチ本
体2はリテーナに固定したままであるから、ガタを生じ
ることなく常に高精度な加工を行なうことができる。ま
た、頭部3が損傷した場合にはこれのみを取り替えれば
良いから、従来のようにポンチ1´全体を取り替えるの
に比して、資源の無駄やコストアップが回避されるとと
もに、交換の手間も要しない。
【0016】本実施形態においては、ポンチ本体2の中
心に貫通孔22を形成してこれにボルト体4を挿通し、
挿通されたボルト体4の先端雄ねじ部441に頭部結合
孔31の雌ねじ部311を捩じ込み結合するようにした
から、ポンチ本体2と頭部3との結合構造を簡易に実現
することができる。
心に貫通孔22を形成してこれにボルト体4を挿通し、
挿通されたボルト体4の先端雄ねじ部441に頭部結合
孔31の雌ねじ部311を捩じ込み結合するようにした
から、ポンチ本体2と頭部3との結合構造を簡易に実現
することができる。
【0017】(第2実施形態)通常の抜き加工の場合は
上記第1実施形態に示すように頭部3中心に操作孔32
を形成することができるが、成形ポンチ加工や厚板抜き
加工の場合には頭部形状を所定形状に保つ必要があるた
め操作孔を形成することができない。例えば図4、図5
には成形ポンチ加工を施す場合のポンチ頭部10を示
し、頭部10は先端部101が球面形状になっていると
ともに外周面102は工具で挟んで頭部10を回転させ
ることができるように六角面となっている。そして、頭
部10の結合孔103の雌ねじ部104をボルト4の先
端外周の雄ねじ部441に捩じ込む。なお、上記外周面
102は必ずしもら六角面とする必要はなく、工具で挟
むことができる平行面を形成したものであれば良い。
上記第1実施形態に示すように頭部3中心に操作孔32
を形成することができるが、成形ポンチ加工や厚板抜き
加工の場合には頭部形状を所定形状に保つ必要があるた
め操作孔を形成することができない。例えば図4、図5
には成形ポンチ加工を施す場合のポンチ頭部10を示
し、頭部10は先端部101が球面形状になっていると
ともに外周面102は工具で挟んで頭部10を回転させ
ることができるように六角面となっている。そして、頭
部10の結合孔103の雌ねじ部104をボルト4の先
端外周の雄ねじ部441に捩じ込む。なお、上記外周面
102は必ずしもら六角面とする必要はなく、工具で挟
むことができる平行面を形成したものであれば良い。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明のポンチによれ
ば、加工精度の低下をきたすことなく打ち分け作業の迅
速な段取りが可能であるとともに、資源の無駄やコスト
アップを回避でき、かつ交換の手間も軽減することがで
きる。
ば、加工精度の低下をきたすことなく打ち分け作業の迅
速な段取りが可能であるとともに、資源の無駄やコスト
アップを回避でき、かつ交換の手間も軽減することがで
きる。
【図1】本発明の一実施形態を示すポンチの縦断面図で
ある。
ある。
【図2】図1のA矢印方向から見たポンチの基端端面図
である。
である。
【図3】図1のB矢印方向から見たポンチの先端端面図
である。
である。
【図4】本発明の他の実施形態を示すポンチ先端部の立
て断面図である。
て断面図である。
【図5】ポンチ頭部の正面図である。
【図6】被加工材に対する抜き加工を示す概略斜視図で
ある。
ある。
【図7】従来例を示す、ポンチ取付構造の断面図であ
る。
る。
【図8】ポンチ取り替え時の断面図である。
【図9】ポンチ取り替え時の断面図である。
1…ポンチ、2…ポンチ本体、22…貫通孔、3…頭
部、31…結合孔、311…雌ねじ部、32…操作孔、
4…ボルト体、441…雄ねじ部。
部、31…結合孔、311…雌ねじ部、32…操作孔、
4…ボルト体、441…雄ねじ部。
Claims (3)
- 【請求項1】 柱状ポンチをポンチ本体と頭部とに分離
し、基端が金型に固定される前記ポンチ本体には軸方向
へ延びる貫通孔を形成して、当該貫通孔内に前記パンチ
本体の基端側からボルト体を挿通し、前記ポンチ本体の
先端から露出させた前記ボルト体の雄ねじ部に、前記頭
部に形成した雌ねじ部を捩じ込み結合するようになした
ポンチ。 - 【請求項2】 請求項1に記載のポンチにおいて、前記
頭部には柱状の一端面に結合孔を形成してその内周に前
記雌ねじ部を形成したポンチ。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載のポンチにおい
て、前記頭部の他端面に、工具を差し込んで頭部を回転
させる操作孔を設けたポンチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001009813A JP2002210694A (ja) | 2001-01-18 | 2001-01-18 | ポンチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001009813A JP2002210694A (ja) | 2001-01-18 | 2001-01-18 | ポンチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002210694A true JP2002210694A (ja) | 2002-07-30 |
Family
ID=18877237
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001009813A Pending JP2002210694A (ja) | 2001-01-18 | 2001-01-18 | ポンチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002210694A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103121229A (zh) * | 2012-08-31 | 2013-05-29 | 贵州詹阳动力重工有限公司 | 一种利用车床加工橡胶门柄内六方孔的方法及装置 |
WO2016206040A1 (zh) * | 2015-06-25 | 2016-12-29 | 冯旋宇 | 一种刀口防跳废料模具 |
-
2001
- 2001-01-18 JP JP2001009813A patent/JP2002210694A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103121229A (zh) * | 2012-08-31 | 2013-05-29 | 贵州詹阳动力重工有限公司 | 一种利用车床加工橡胶门柄内六方孔的方法及装置 |
WO2016206040A1 (zh) * | 2015-06-25 | 2016-12-29 | 冯旋宇 | 一种刀口防跳废料模具 |
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