JP2006239049A - X線ct装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】同一断面におけるCT値の時間変化を収集する撮影方法、すなわち、ダイナミック撮影において、体動に起因する画像の位置ずれを迅速に補正し、時間分解能、投影データ収集時のS/N比等を犠牲にすることなく被曝線量を低減することを可能とするX線CT装置等を提供する。
【解決手段】X線CT装置1の演算処理部7は、位置ずれ検出手段35により、投影データ、再構成像の位置ずれを検出し、位置ずれ補正手段37により、位置ずれが検出された投影データ、再構成像に対して位置ずれ補正処理を行い、加算平均手段39により投影データ、再構成像に対して時間方向への加算平均を行い、各時相における投影データ、再構成像を作成する。投影データの位置ずれ検出は、投影データのプロファイル等に基づいて行い、再構成像の位置ずれ検出は、画像モーメントの差異等に基づいて行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、X線CT装置(Computed Tomography)等に関する。詳細には、ダイナミック撮影を行い、画像の位置ずれを補正するX線CT装置等に関する。
従来、潅流解析等において、X線CT装置によるダイナミック撮影が行われている。ダイナミック撮影は、被検者に造影剤を急速注入し、CT値の経時変化を求め動態観察を行う撮影方法である。X線CT装置におけるダイナミック撮影では、寝台位置を固定して同一断面におけるCT値の経時変化が収集される。
潅流解析には、ラジオアイソトープ(RI)を用いるSPECT(シングルフォトン断層撮影)やPET(陽電子放出型断層撮影)、キセノンガスを用いるXe−CTによる解析が行われてきたが、近年では、これらの手法と比較して検査の簡便性や装置の普及率等の点で利点のあるヨード系造影剤を用いたCT−Perfusion(CT潅流撮影)が新たな潅流解析の手法として急速に普及している。例えば、脳潅流撮影は、急性期脳梗塞等に臨床適用される。
一般に、潅流撮影では、体動(撮影中の被検者の動き)により画像の位置ずれが生じることがある。
そこで、画像の位置ずれによる解析精度の低下を防止するために、位置ずれが生じた画像を取り除いて解析を行い、取り除いた時相における画像を前後の時相の画像に基づいて補間処理を行う手法がある(以下、「従来技術1」という。)。
また、相関係数を算出し、相関係数が最大となるように位置合わせを行う手法がある(以下、「従来技術2」という。)。
また、脳潅流撮影では、通常、40〜50秒程度の間、同一断面に対して連続スキャンが行われる。従って、局所被曝線量が大きくなり、例えば、一般的な撮影条件、管電圧80kV、管電流150〜200mA、ガントリ回転速度1秒/1回転、総撮影時間40〜50秒の場合、局所被曝線量は、500〜700mGyとなる。この局所被曝線量は、単純頭部CT撮影10枚分以上に相当する。
被曝線量を低減する手法の1つとして、間欠スキャンがある。間欠スキャンは、曝射と休止を繰り返しながら撮影を行うことにより、総曝射時間の低減を図る手法である。一部の施設では、1秒程度の間隔を設けて間欠撮影を行うCT−Perfusionが既に導入されている(以下、「従来技術3」という。)。
また、被曝線量を低減するために、低管電流かつ低ガントリ回転速度でスキャンを行う手法がある。CT−Perfusionにおける局所総被曝線量は、総スキャン数に比例する。総撮影時間を一定にしたままガントリ回転速度を小さくすると総スキャン数が減るので、被曝線量を低減することができる。例えば、総撮影時間45秒、管電流100mA、ガントリ回転速度1.5秒/1回転、として撮影を行う場合、被曝線量を2/3に低減することができる(以下、「従来技術4」という。)。
また、被曝線量を低減するために、低管電流で撮影し、解像度を維持しながらノイズ除去を行う画像フィルタにより、S/N比(Signal to Noise ratio)を改善する手法がある。この手法によれば、管電流を通常の1/4程度に小さくして、被曝線量を1/4程度に低減することができる(例えば、[非特許文献1]参照。)。
また、フラクショナルスキャンと呼ばれる手法がある。フラクショナルスキャンでは、第1周目のスキャンでは、360度全方向において投影データ(X線透過データ)を収集し、第2周目、第6周目、第10周目、…では、投影角度0度〜90度の範囲で投影データを収集し、第3周目、第7周目、第11周目、…では、投影角度90度〜180度の範囲で投影データを収集し、第4周目、第8周目、第12周目、…では、投影角度180度〜270度の範囲で投影データを収集し、第5周目、第9周目、第13周目、…では、投影角度270度〜360度の範囲で投影データを収集し、第2周目以降において収集していない投影角度における投影データについては、第1周目の投影データと第2周目以降の各周回での投影データとに基づいて補間処理を行うことにより取得する。フラクショナルスキャンによれば、第2周目以降の時相において被曝線量を1/4に低減することができる(例えば、[非特許文献2]参照。)。
また、差分処理を利用した画像の位置合わせ装置が提案されている。この差分処理を利用した位置合わせ装置では、透視投影法、3次元アフィン変換を利用して、3次元透過画像から2次元透過画像と相関が高い2次元投影画像を作成して2次元透過画像と位置合わせを行う(例えば、[特許文献1]参照。)。
佐々木他,INNERVISION(18・5)2003別冊付録,11−13) Jiang Hsieh,etc.,Med.Phys.31(5)2004,1254−1257 特開2003−153082号公報
しかしながら、「従来技術1」では、体動が生じている画像を取り除いて解析を行うため、取り除いた部分の時間分解能が低下するという問題点がある。また。複数の連続する時相において体動が生じる場合、補間精度が悪化し、解析結果の信頼性が低下するという問題点がある。
また、「従来技術2」では、相関係数が最も大きくなるように画像の位置ずれ補正を行うので、「従来技術1」のように時間分解能を犠牲にすることもなく、解析結果の信頼性も損なわれない。しかし、一般に相関係数を利用した手法は、繰り返し演算を必要とするため、演算時間が増大するという問題点がある。脳潅流解析のように、急性期脳梗塞に対して頻繁に適用される検査の場合、検査の迅速性が求められるので、演算時間の増大は、大きな弊害となる。
また、「従来技術3」、あるいは、「従来技術4」では、X線照射時間を減らすことにより、あるいは、ガントリ周回数を減らすことにより、被曝線量の低減を図るが、時間分解能の低下を招くという問題点がある。
また、「従来技術5」では、データ収集後の画像処理により被曝線量の低減を図るものであり、管電流を小さくして撮影を行い、mAs値(管電流時間積)を小さくしたことに伴い増加するX線量子ノイズを、特殊な画像フィルタにより抑制する。しかし、mAs値を小さくすることにより投影データを収集する際にS/N比が低下するために、解析結果の信頼性が低下したり、アーチファクトが発生しやすくなるという問題点がある。
また、「従来技術6」では、第2周目以降のスキャンでは、一部の方向についてのみスキャンが行われ、投影データ数が少ないため、解析結果の信頼性が低下したり、アーチファクトが発生しやすくなるという問題点がある。
このように、「従来技術1」及び「従来技術2」は、体動補正技術に関するものである。また、「従来技術3」〜「従来技術6」は、被曝低減技術に関するものである。
しなしながら、「従来技術1」及び「従来技術5」及び「従来技術6」ではデータ信頼性が低下する。また、「従来技術2」では演算時間が増大する。また、「従来技術3」及び「従来技術4」では時間分解能が低下する。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、体動に起因する画像の位置ずれを迅速に補正し、時間分解能と投影データ収集時のS/N比等を犠牲にすることなく被曝線量を低減することを可能とするX線CT装置を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために本発明のX線CT装置は、被検体を走査しながら撮影して複数の時相について投影データを収集し、前記投影データに対して画像再構成処理を行い、前記複数の時相について再構成像を作成するX線CT装置であって、前記投影データまたは前記再構成像の少なくともいずれかの位置ずれを検出する位置ずれ検出手段と、前記位置ずれが検出された前記投影データまたは前記再構成像の少なくともいずれかに対して位置ずれ補正処理を行う位置ずれ補正手段と、を具備することを特徴とするX線CT装置である。
また、本発明の望ましい一実施形態によるX線CT装置は、投影データ又は再構成像の少なくともいずれかに対して時間方向への加算平均を行うこともできる。
投影データの位置ずれの検出は、投影データのプロファイルに基づいて行うことができる。例えば、プロファイルカーブの立ち上がり位置及び立ち下がり位置(被検体とルームエアとの境界)のずれを検出することにより、投影データの位置ずれを検出することができる。
再構成像の位置ずれの検出は、再構成像の画像モーメントの差異に基づいて行うことができる。例えば、再構成像の対象領域2値化画像(マスク画像)を作成し、重心及び慣性主軸(慣性等価楕円の傾き角)を求め、基準重心及び基準慣性主軸とのずれを検出することにより、再構成像の位置ずれを検出することができる。
また、位置ずれ補正は、位置ずれを検出した投影データ又はこの投影データから作成した再構成像又は位置ずれを検出した再構成像について行うことが望ましい。
また、位置ずれ検出処理と位置ずれ補正処理は、投影データと再構成像のいずれに対して行うようにしてもよいが、投影データに対して位置ずれ検出処理を行った場合には投影データに対して位置ずれ補正処理を行うことが望ましく、再構成像に対して位置ずれ検出処理を行った場合には再構成像に対して位置ずれ補正処理を行うことが望ましい。
また、時間方向への加算平均処理は、投影データあるいは再構成像の位置ずれ補正処理後に行うことが望ましい。
また、画像再構成処理は、位置ずれ補正処理の前に行うようにしてもよいし、位置ずれ補正処理の後に行うようにしてもよい。例えば、X線CT装置は、投影データに対して画像再構成処理を行い、再構成像に対して位置ずれ検出処理及び位置ずれ補正処理を行ってもよいし、あるいは、収集した投影データに対して位置ずれ検出より及び位置ずれ補正処理を行い、その後、画像再構成処理を行って再構成像を作成してもよい。
望ましい一実施形態によるX線CT装置は、位置ずれを生じた時相が連続する回数を計数し、連続回数が所定数(例えば、2回等)に達しているか否かを判定する。X線CT装置は、連続回数が所定数に達しておらず位置ずれを生じた時相が連続的でない場合には、前後の時相の投影データ又は再構成像を用いて補間処理を行い、対象の時相の投影データ又は再構成像を作成する。X線CT装置は、連続回数が所定数に達しており位置ずれを生じた時相が連続的である場合には、複数の時相についての投影データ又は再構成像を用いて重み付け加算を行い、対象の時相の投影データ又は再構成像を作成する。
X線CT装置は、所定量より少ない線量で撮影を行う場合(例えば、通常の1/nの管電流で撮影する場合)には、複数の時相についての投影データまたは再構成像(例えば、n周回分の投影データ又はn枚分の再構成像)を用いて重み付け加算することにより、対象の時相の投影データ又は再構成像を作成するようにしてもよい。
尚、重み付け加算の重みは、位置ずれの大きさ又は時相差等に基づいて決定することが望ましい。
本発明の望ましい一実施形態によるX線CT装置は、位置ずれを検出した時相の投影データ又は再構成像について位置ずれ補正を行うので、全ての投影データ又は再構成像について繰り返し演算を行う必要がない。、また、望ましい一実施形態によるX線CT装置は、各時相では通常より少ない線量で撮影を行い、複数の時相の投影データ又は再構成像について時間方向への加算平均を行うことにより、各時相における投影データ又は再構成像を作成する。従って、体動補正に要する処理時間を短縮すると共に、撮像画像の品質を向上させ、S/N比と時間分解能等を犠牲にすることなく、被曝線量を低減することができる。
また、望ましい一実施形態によるX線CT装置は、位置ずれの発生状況に応じて、処理負担の大きい投影データのプロファイル、画像モーメントの差異等に基づく位置ずれ補正処理と、処理負担が小さい補間処理と、を適宜選択して実行するので、位置ずれ補正精度を維持しつつ、処理負担を軽減して処理の迅速性を向上させることができる。
本発明によれば、体動に起因する画像の位置ずれを迅速に補正し、時間分解能、投影データ収集時のS/N比等を犠牲にすることなく被曝線量を低減することを可能とするX線CT装置を提供することができる。
以下添付図面を参照しながら、本発明に係るX線CT装置等の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明及び添付図面において、略同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略することにする。
最初に、図1を参照しながら、本発明の第1の実施の形態に係るX線CT装置1の構成について説明する。
図1は、X線CT装置1の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、X線CT装置1は、スキャナ部3、スキャナ制御部5、演算処理部7、画像表示部9等から構成される。
X線CT装置1は、被検体としての被検者25を撮像し、撮像画像を出力する装置であり、例えば、医療機関で用いられるX線CT装置等である。X線CT装置1は、スキャナ制御部5によりスキャナ部3を制御し、スキャナ部3により被検者25を撮像し、演算処理部7において画像処理を行い、画像表示部9において撮像画像を出力(表示、印刷等)する。
スキャナ部3は、被検者25の撮像を行い、X線透過データを収集する装置である。
スキャナ部3は、ガントリ11を有する。ガントリ11には、X線源13及びコリメータ15と検出器アレイ17とが被検者25を挟んで対向する位置に設けられる。
X線源13は、X線21を被検者25に対して照射する装置である。
検出器アレイ17は、複数の検出器素子19から構成される。検出器アレイ17は、図示しない寝台上の被検者25を透過したX線21を検出する装置である。検出器素子19は、1つの横列、あるいは、複数の並列な横列に配置される。各検出器素子19は、入射したX線ビームの強度、すなわち、X線ビームが被検者25を透過する際の減衰の度合を示す電気信号を発生させる。
X線源13からX線21が照射された状態で、ガントリ11が回転中心23を中心にして回転することにより、投影データが収集される。
スキャナ制御部5は、スキャナ部3のガントリ11、X線源13等を制御し、スキャナ部3により取得した投影データを演算処理部7に送る装置である。スキャナ制御部5は、X線制御手段27、ガントリ制御手段29、DAS31(Data Aquisition System:データ収集システム)等を備える。
X線制御手段27は、X線源13のX線照射を制御する装置である。
ガントリ制御手段29は、ガントリ11の動作を制御する装置である。
DAS31は、検出器アレイ17から送られるアナログ信号に対して、デジタル信号への変換等を行う装置である。
演算処理部7は、コンピュータ等の演算処理装置である。演算処理部7は、再構成手段33、位置ずれ検出手段35、位置ずれ補正手段37、加算平均手段39、保存手段41、一時格納手段43、入力手段45等を備える。
演算処理部7は、再構成手段33によりデジタル化された投影データの再構成を行い、保存手段41に格納する。また、演算処理部7は、位置ずれ検出手段35により被検者25の体動に起因する再構成像あるいは投影データの位置ずれを検出し、位置ずれ補正手段37により再構成像あるいは投影データの位置ずれを補正し、加算平均手段39により複数の周回における投影データや再構成像を時間軸方向に加算平均する。
尚、再構成手段33等に関しては、演算処理部7と独立して構成するようにしてもよい。
保存手段41は、ハードディスク等の記憶装置である。
一時格納手段43は、一時的にプログラム、データ等を記憶する装置であり、例えば、RAM(Random Access Memory)等のメモリである。
入力手段45は、操作指示、データ等を入力する装置であり、例えば、キーボード、マウス等である。
また、演算処理部7は、DSP(Digital Signal Processor)、MPU(Micro Processor Unit)、CPU(Central Processing Unit)のうち(いずれも図示しない。)、少なくとも1つを備える。
画像表示部9は、ディスプレイ等の表示装置である。
尚、画像表示部9は、演算処理部7と一体として構成してもよいし、独立して構成するようにしてもよい。
次に、図2〜図7を参照しながら、本発明の第1の実施の形態に係るX線CT装置1の動作について説明する。
図2は、第1の実施の形態における、X線CT装置1の動作を示すフローチャートである。
図3は、第1の実施の形態における、X線CT装置1の動作の流れを示す図である。
X線CT装置1は、スキャナ部3において、被検者25に対するX線照射を行い、投影データ51を収集する(ステップ101)。
尚、X線照射に関しては、被曝線量の低減のために通常の線量の1/N倍の線量で照射することが望ましい。この場合、Nを大きくするに従い被曝線量の低減効果が向上するが、Nは、概ね2〜3程度とすることが望ましい。
X線CT装置1は、スキャナ部3において収集した投影データに基づいて、演算処理部7の再構成手段33により画像再構成を行い、再構成像53(断層画像データ)を作成する(ステップ102)。
X線CT装置1は、再構成手段33により作成した再構成像に対して、演算処理部7の位置ずれ検出手段35により再構成像の位置ずれが存在するか否かを判定し(ステップ103)、再構成像の位置ずれが生じている場合(ステップ103のYes)、演算処理部7の位置ずれ補正手段37により再構成像の位置ずれ補正を行う(ステップ104)。
尚、再構成像の位置ずれの検出処理(ステップ103)、再構成像の位置ずれ補正処理(ステップ104)に関しては、後述する。
X線CT装置1は、これまでの処理により得られた再構成像に対して、時間軸方向に加算平均を行う(ステップ105)。
尚、再構成像の時間軸方向の加算平均処理(ステップ105)に関しては、後述する。
ここで、図4を用いて、再構成像の位置ずれ検出処理(図2:ステップ103)、再構成像の位置ずれ補正処理(図2:ステップ104)について説明する。
図4は、再構成像の位置ずれの検出処理(ステップ103)、再構成像の位置ずれ補正処理(ステップ104)における、X線CT装置1の動作を示すフローチャートである。
X線CT装置1は、再構成像53を2値化する(ステップ151)。2値化処理は、例えば、再構成像において、所定の閾値以上の画素値を有する画素の画素値を「1」とし、所定の閾値未満の画素値を有する画素の画素値を「0」に置き換える処理である。尚、閾値は、解析対象となる生体組織とルームエアとを分離可能な任意の値でよく、例えば、閾値を「−200」に設定するようにしてもよい。
X線CT装置1は、ステップ151において2値化された画像に対して、ラベリング処理を行う(ステップ152)。
ラベリング処理は、連結成分(繋がっている全ての画素)毎に同じ番号(ラベル)を付与し、異なる連結成分には、別のラベルを付与する処理である。例えば、隣接する画素が互いに「1」の場合、これらの画素は、繋がっていることになる。尚、ラベルとして付与する値は、例えば、「50」からの続き番号とする。
X線CT装置1は、最大連結成分を探索し(ステップ153)、最大連結成分を抽出する(ステップ154)。
最大連結成分の探索処理は、ラベリングした画像全体を走査して、ラベル値毎に画素数を数え、最も画素数が多いラベル値を有する連結成分を選択する処理である。
最大連結成分の抽出処理は、ステップ153で選び出された最も画素数が多いラベル値を有する画素を残し、当該画素以外の画素の画素値を「0」に置き換える処理である。この処理により、2値化処理の段階では画素値が「1」に置き換えられる可能性のある寝台等の不要領域の画素値が「0」に置き換えられる。
X線CT装置1は、最大連結成分の輪郭を追跡し、最大連結成分の最外周の輪郭線を抽出する(ステップ155)。
最大連結成分の輪郭の追跡処理は、ステップ154において最大連結成分のみが残された画像の左上隅画素から右向横方向に走査し、最初に出会った非ゼロのラベル値を有する画素を開始点として反時計回り方向に輪郭を追跡し、開始点に戻ったら追跡を終了する処理である。
上記輪郭線上の画素の画素値には、ラベル値とは異なる値、例えば、「1」を代入することが望ましい。
X線CT装置1は、ステップ155の処理において算出した輪郭線の内部を塗り潰し、対象領域2値化画像を作成する(ステップ156)。
輪郭線の内部を塗り潰す処理としては、従来のシードフィルアルゴリズム(閉領域内部の1点を開始点として閉領域内部を塗り潰す処理)等を適用することができる。
本実施の形態では、閉領域は、ステップ155において求めた輪郭線であり、閉領域内部の点は、ステップ154において求めた最大連結成分のラベル値の付いた画素である。このラベル値の付いた画素を1つ検出し、この画素を開始点としてシードフィル処理を行えば、輪郭線内部を塗り潰すことができる。
X線CT装置1は、ステップ156において作成した対象領域2値化画像における重心(Xc,Yc)、慣性主軸θ(慣性等価楕円の傾き角)を算出する(ステップ157)。
尚、重心(Xc,Yc)、慣性主軸θは、[数式1]に従って求めることができる。
但し、I(x,y)は、座標(x,y)における画素値である。対象2値化画像では、I(x,y)=1、である。また、[数式1]における、a、b、c、は、[数式2]で表される。
Figure 2006239049
Figure 2006239049
X線CT装置1は、ステップ157において算出した対象領域2値化画像における重心(Xc,Yc)、慣性主軸θと、基準重心(X,Y)、基準慣性主軸θとの差、ΔXc=|Xc−Xc|、ΔYc=|Yc−Yc|、Δθ=|θ−θ|、を算出する(ステップ158)。
尚、基準重心(X,Y)は、適宜設定することができる。
基準重心(X,Y)を再構成像の大きさ(画素数)の半分程度に設定し、例えば、再構成像のサイズが512×512画素である場合、基準重心(X,Y)=(255,255)、と設定することができる。
また、基準重心(X,Y)をダイナミック撮影で得られる任意の特定の時相における対象領域2値化画像の重心としてもよく、例えば、ダイナミック撮影で得られる一連の再構成像の最初の時相における対象領域2値化画像の重心を基準重心(X,Y)としてもよい。
また、基準慣性主軸θは、適宜設定することができ、例えば、θ/2rad、とすることができる。
また、基準慣性主軸θは、ダイナミック撮影で得られる任意の特定の時相における対象領域2値化画像の基準慣性主軸としてもよく、例えば、ダイナミック撮影で得られる一連の再構成像の最初の時相における対象画像2値化画像の慣性主軸を基準慣性主軸θとしてもよい。
X線CT装置1は、ステップ158において算出した基準値との差、ΔXc、ΔYc、Δθ、が所定の許容値よりも大きいか否かを判定し(ステップ159)、所定の値よりも大きい場合、処理対象の時相の再構成像は、位置ずれ有りと判定し(ステップ159のYes、図2:ステップ103のYes)、当該再構成像に対して平行移動、回転移動等により位置ずれ補正を行う(ステップ160、図2:ステップ104)。
尚、ステップ159では、ΔXc>εx(許容値)、ΔYc>εy(許容値)、Δθ>εθ(許容値)、の少なくともいずれかである場合、再構成像の位置ずれ有り(ステップ159のYes、図2:ステップ103のYes)と判定するようにしてもよい。
また、ステップ160における平行移動、回転移動による位置ずれ補正は、[数式3]に従って行うことができる。
但し、(x,y)は、位置ずれ補正前の再構成像における任意の座標を示し、(x1,y1)は、位置ずれ補正後の再構成像における任意の座標を示す。
Figure 2006239049
X線CT装置1は、上記の処理ステップ(ステップ151〜ステップ160)を全ての再構成像53に対して行うことにより、ダイナミック撮影で得られた一連の再構成像に対して位置ずれ補正を行う。
ここで、再構成像の時間軸方向についての加算平均処理(図2:ステップ105)について説明する。
通常線量の1/Nの線量で撮影した場合、通常線量で撮影した場合と同等以上の再構成像上でのS/N比を得るためには、N枚以上の再構成像の加算平均をとることが望ましい。
以下、任意の時相tとその前後の時相tn−1及び時相tn+1の計3枚の再構成像を用いて加算平均処理を行う場合について説明する。
時相tにおける再構成像をP(t)とすると、時間方向への加算平均処理後の再構成像P’(t)は、[数式4]のように表される。
Figure 2006239049
Wは、重み関数であり、[数式5]のように表される。
Figure 2006239049
図5は、W(Δt)(重み)とΔt(時相差)との関係を示すグラフである。
W(Δt)は、時相差に依存して決定される重みである。W(Δt)は、例えば、図5に示すグラフにより決定することができる。
図6は、W(Δr)(重み)とΔr(重心の位置ずれ)との関係を示すグラフである。
W(Δr)は、重心の位置ずれに依存して決定される重みである。W(Δr)は、例えば、図6に示すグラフにより決定することができる。尚、Δrは、[数式6]のように表される。
Figure 2006239049
図7は、W(Δθ)(重み)とΔθ(慣性主軸のずれ)との関係を示すグラフである。
W(Δθ)は、慣性主軸のずれに依存して決定される重みである。W(Δθ)は、例えば、図7に示すグラフにより決定することができる。
図6のk1(=W(Δr=0))及び図7のk2(=W(Δθ=0))は、0から1の間の実数であり、操作者が任意に指定することができる。
被検者が撮影断面に水平な方向へ動いた場合の位置ずれに関しては、高い精度で補正可能であるので、k1及びk2は、1に近い値を設定することが望ましい。
被検者が撮影断面に垂直な方向へ動いた場合の位置ずれに関しては、補正精度が若干落ちる傾向があるので、k1及びk2は、位置ずれの大きさに応じて1より小さな値を設定することが望ましい。
本実施の形態では、3枚の再構成像から加算平均をとる方法について説明したが、加算平均をとる枚数は3枚に限定されるものではなく、任意の毎数から加算平均をとる場合も同様にして実現される。
以上の過程を経て、X線CT装置1は、複数の時相について投影データを収集し、画像再構成を行って再構成像を作成し、画像モーメントの差異に基づいて再構成像の位置ずれを検出し、位置ずれを検出した時相の再構成像について位置ずれ補正を行い、複数の時相の再構成像を加算平均して対象の時相の再構成像を作成する。
このように、第1の実施の形態では、X線CT装置は、位置ずれを検出した時相の再構成像について位置ずれ補正を行うので、全ての再構成像について繰り返し演算を行う必要がなく、また、X線CT装置は、各時相では通常より少ない線量で撮影を行い、複数の時相の再構成像について時間方向への加算平均を行うことにより、各時相における再構成像を作成する。
従って、体動補正に要する処理時間を短縮すると共に、撮像画像の品質を向上させ、S/N比、時間分解能等を犠牲にすることなく、被曝線量を低減することができる。
また、一般にX線CT装置は、投影データを取得して順次画像再構成を行う。すなわち、投影データの取得及び画像再構成の処理は、一連の処理としてX線CT装置に組み込まれる。第1の実施の形態のX線CT装置は、投影データの取得及び画像再構成の一連の処理を行った後に、再構成像において位置ずれ検出処理及び位置ずれ補正処理を行う。従って、上記の位置ずれ検出処理機能及び位置ずれ補正処理機能を既存のX線CT装置に容易に実装可能である。
次に、図8〜図13を参照しながら、本発明の第2の実施の形態に係るX線CT装置1の動作について説明する。
図8は、第2の実施の形態における、X線CT装置1の動作を示すフローチャートである。
図9は、第2の実施の形態における、X線CT装置1の動作の流れを示す図である。
X線CT装置1は、スキャナ部3において、被検者25に対するX線照射を行い、投影データ51を収集する(ステップ201)。
尚、X線照射に関しては、被曝線量の低減のために通常の線量の1/N倍の線量で照射することが望ましい。この場合、Nを大きくするに従い被曝線量の低減効果が向上するが、Nは、概ね2〜3程度とすることが望ましい。
X線CT装置1は、収集した投影データに対して、演算処理部7の位置ずれ検出手段35により投影データの位置ずれが存在するか否かを判定し(ステップ202)、投影データの位置ずれが生じている場合(ステップ202のYes)、演算処理部7の位置ずれ補正手段37により投影データの位置ずれ補正を行う(ステップ203)。
尚、投影データの位置ずれの検出処理(ステップ202)、投影データの位置ずれ補正処理(ステップ203)に関しては、後述する。
X線CT装置1は、これまでの処理により得られた一連の投影データ群に対して、時間軸方向に加算平均を行う(ステップ204)。
尚、投影データの時間軸方向の加算平均処理(ステップ204)に関しては、後述する。
X線CT装置1は、ステップ204で得られた投影データに基づいて、演算処理部7の再構成手段33により画像再構成を行い、再構成像53(断層画像データ)を作成する(ステップ205)。
ここで、図10〜図14を用いて、投影データの位置ずれ検出処理(図8:ステップ202)、投影データの位置ずれ補正処理(図8:ステップ203)について説明する。
図10及び図11は、それぞれ、時相t、時相t’における、投影データを示す図である。
図10及び図11において、横軸は、チャネル61(Channel:C)を示し、縦軸は、投影角度62(View:V)を示す。
図12及び図13は、投影角度62=φにおける投影データのプロファイルを示す図である。
図12及び図13において、横軸は、チャネル61(Channel:C)を示し、縦軸は、信号強度67(Signal:S)を示す。
図14は、被検者25の体動の方向を示す図である。
点63、点64は、それぞれ、時相t、投影角度62=φにおけるプロファイルカーブの立ち上がり位置、立ち下がり位置を示す。すなわち、点63、点64は、時相tにおける被検者25とルームエアの境界の位置を示す。
点65、点66は、それぞれ、時相t’、投影角度62=φにおけるプロファイルカーブの立ち上がり位置、立ち下がり位置を示す。すなわち、点65、点66は、時相t’における被検者25とルームエアの境界の位置を示す。
被検者25の体動がない場合、同一の投影角度62=φにおいて、チャネル61方向の投影データのプロファイルを比較すると、時相tと時相t’における被検者25とルームエアの境界のチャネル61の位置は、一致する。すなわち、点63(a)と点65(a’)とは、一致し、点64(b)と点66(b’)とは、一致する。
一方、被検者25の体動がある場合、例えば、時相t’において、時相tにおける位置から被検者25が矢印71方向に動いた場合、すなわち、X線源13から検出器アレイ17に向かう軸に垂直な方向に被検者が動いた場合、時相tにおける投影データのプロファイルは、図12のプロファイルカーブ68で示されるのに対し、時相t’の投影データのプロファイルは、図12のプロファイルカーブ69で示される。従って、時相tにおけるプロファイルカーブ68の立ち上がり位置及び立ち下がり位置は、点63(a)、点64(b)であるのに対し、時相t’におけるプロファイルカーブ69の立ち上がり位置及び立ち下がり位置は、点65−1(a’)、点66−1(b’)である。
また、被検者25の体動がある場合、例えば、時相t’において、時相tにおける位置から被検者25が矢印72方向に動いた場合、すなわち、X線源13から検出器アレイ17に向かう軸に平行な方向に被検者が動いた場合、時相tにおける投影データのプロファイルは、図13のプロファイルカーブ68で示されるのに対し、時相t’の投影データのプロファイルは、図13のプロファイルカーブ70で示される。従って、時相tにおけるプロファイルカーブ68の立ち上がり位置及び立ち下がり位置は、点63(a)、点64(b)であるのに対し、時相t’におけるプロファイルカーブ70の立ち上がり位置及び立ち下がり位置は、点65−2(a’)、点66−2(b’)である。
X線CT装置1は、時相t及び時相t’におけるプロファイルカーブの立ち上がり位置及び立ち下がり位置との差(Δa=|a−a’|、Δb=|b−b’|)が所定の許容値を超えている場合、投影データの位置ずれ有りと判定し(図8:ステップ202のYes)、そうでない場合、投影データの位置ずれ無しと判定する(図8:ステップ202のNo)。尚、Δa>εa(許容値)、Δb>εb(許容値)、の少なくともいずれかである場合、投影データの位置ずれ有りと判定するようにしてもよい。
X線CT装置1は、投影データの位置ずれ有りと判定した場合(図8:ステップ202のYes)、[数式7]により、投影データの位置ずれを補正する(図8:ステップ203)。
尚、S(C)は、投影データの位置ずれ補正前のチャネル61位置Cにおける信号値を示し、S1(C)は、投影データの位置ずれ補正後のチャネル61位置Cにおける信号値を示す。
Figure 2006239049
X線CT装置1は、上記の処理を全ての投影データに対して行うことにより、ダイナミック撮影で得られた一連の投影データに対して位置ずれ補正を行う。
ここで、投影データの時間軸方向についての加算平均処理(図8:ステップ204)について説明する。
通常線量の1/Nの線量で撮影した場合、通常線量で撮影した場合と同等以上の再構成像上でのS/N比を得るためには、N周回分以上の投影データの加算平均をとることが望ましい。
以下、任意の時相tとその前後の時相tn−1及び時相tn+1の計3つの時相の投影データを用いて加算平均処理を行う場合について説明する。
時相tにおける投影データをR(t)とすると、時間方向への加算平均処理後の投影データR’(t)は、[数式8]のように表される。
Figure 2006239049
wは、重み関数であり、[数式9]のように表される。
Figure 2006239049
図15は、w(Δt)(重み)とΔt(時相差)との関係を示すグラフである。
w(Δt)は、時相差に依存して決定される重みである。w(Δt)は、例えば、図15に示すグラフにより決定することができる。
図16は、w(l)(重み)とl(X線管球から検出器に向かう軸に水平な方向への体動に基づくずれ量)との関係を示すグラフである。
w(l)は、矢印72方向(図14)の位置ずれに依存して決定される重みである。W(l)は、例えば、図16に示すグラフにより決定することができる。尚、lは、[数式10]のように表される。
Figure 2006239049
図17は、W(m)(重み)とm(X線管球から検出器に向かう軸に垂直な方向への体動に基づくずれ量)との関係を示すグラフである。
W(m)は、矢印71方向(図14)のずれに依存して決定される重みである。W(m)は、例えば、図17に示すグラフにより決定することができる。尚、mは、[数式11]のように表される。
Figure 2006239049
図16のk3(=w(l=0))及び図17のk4(=w(m=0))は、0から1の間の実数であり、操作者が任意に指定することができる。
位置ずれが比較的小さい場合、k3及びk4は、1に近い値を設定することが望ましい。
位置ずれが比較的大きい場合、k3及びk4は、位置ずれの大きさに応じて1より小さな値を設定することが望ましい。
尚、[数式8]において、時相tの前後の投影データR(tn−1)、投影データR(tn+1)に関しては、1周回分のデータを用いてもよいし、ハーフイメージ分のデータを用いてもよく、例えば、R(tn−1)に関しては、投影角度180°〜360°における投影データを使用し、R(tn+1)に関しては、投影角度0°〜180°における投影データを使用してもよい。
本実施の形態では、任意の時相tとその前後の時相tn−1及び時相tn+1の計3つの時相の投影データから加算平均をとる方法について説明したが、加算平均をとる時相は3つに限定されるものではなく、任意の数の時相から加算平均をとる場合も同様にして実現される。
以上の過程を経て、X線CT装置1は、複数の時相について投影データを収集し、投影データのプロファイルに基づいて投影データの位置ずれを検出し、位置ずれを検出した時相の投影データについて位置ずれ補正を行い、複数の時相の投影データを加算平均して対象の時相の投影データを作成し、一連の投影データ群に対して画像再構成処理を行って再構成像を作成する。
このように、第2の実施の形態では、X線CT装置は、位置ずれを検出した時相の投影データについて位置ずれ補正を行うので、全ての投影データについて繰り返し演算を行う必要がなく、また、X線CT装置は、各時相では通常より少ない線量で撮影を行い、複数の時相の投影データについて時間方向への加算平均を行うことにより、各時相における投影データを作成する。
従って、体動補正に要する処理時間を短縮すると共に、撮像画像の品質を向上させ、S/N比、時間分解能等を犠牲にすることなく、被曝線量を低減することができる。
また、第2の実施の形態のX線CT装置は、投影データのプロファイルの立ち上がり位置及び立ち下がり位置に基づいて位置ずれ検出処理を行う。すなわち、X線CT装置は、画像再構成前に投影データにおいて位置ずれ検出処理及び位置ずれ補正処理を行う。従って、X線CT装置は、先述の第1の実施の形態のように画像モーメントに係る演算処理([数式1]及び[数式2]参照。)を行う必要がなく、再構成像についての処理負担を軽減することができる。
次に、図18及び図19を参照しながら、本発明の第3の実施の形態に係るX線CT装置1の動作について説明する。
図18は、第3の実施の形態における、X線CT装置1の動作を示すフローチャートである。
図19は、第3の実施の形態における、X線CT装置1の動作の流れを示す図である。
X線CT装置1は、スキャナ部3において、被検者25に対するX線照射を行い、投影データ51を収集する(ステップ301)。
尚、X線照射に関しては、被曝線量の低減のために通常の線量の1/N倍の線量で照射することが望ましい。この場合、Nを大きくするに従い被曝線量の低減効果が向上するが、Nは、概ね2〜3程度とすることが望ましい。
X線CT装置1は、スキャナ部3において収集した投影データに基づいて、演算処理部7の再構成手段33により画像再構成を行い、再構成像53(断層画像データ)を作成する(ステップ302)。
X線CT装置1は、再構成手段33により作成した再構成像に対して、演算処理部7の位置ずれ検出手段35により再構成像の位置ずれが存在するか否かを判定し(ステップ303)、再構成像の位置ずれが生じている場合(ステップ303のYes)、再構成像の位置ずれが前後の時相においても生じているか、あるいは、当該時相のみにおいて生じているかを判定する(ステップ304)。
再構成像の位置ずれが前後の時相においても生じている場合、すなわち、再構成像の位置ずれが連続的に生じている場合(再構成像の位置ずれを生じている時間が所定の時間以上である場合等)(ステップ304のYes)、X線CT装置1は、演算処理部7の位置ずれ補正手段37により再構成像の位置ずれ補正を行う(ステップ305)。
再構成画像の位置ずれが当該時相のみにおいて生じている場合、すなわち、再構成像の位置ずれが連続的ではない場合(再構成像の位置ずれを生じている時間が所定の時間未満である場合等)(ステップ304のNo)、X線CT装置1は、当該時相の前後の時相の再構成像を用いて補間処理を行い、当該時相における再構成像を作成する(ステップ306)。
X線CT装置1は、これまでの処理により得られた再構成像に対して、時間軸方向に加算平均を行う(ステップ307)。
尚、再構成像の位置ずれの検出処理(ステップ303)、再構成像の位置ずれ補正処理(ステップ305)、再構成像の時間軸方向の加算平均処理(ステップ307)に関しては、第1の実施の形態の説明で述べた手法と同一の手法を用いることができる。
以上の過程を経て、X線CT装置1は、複数の時相について投影データを収集し、画像再構成を行って再構成像を作成し、画像モーメントの差異に基づいて再構成像の位置ずれを検出し、再構成像の位置ずれが連続的に生じている場合、当該位置ずれを検出した時相の再構成像について位置ずれ補正を行い、再構成像の位置ずれが散発的に生じている場合、当該時相の前後の時相の再構成像を用いて補間処理を行い、当該時相における再構成像を作成する。また、X線CT装置1は、複数の時相の再構成像を加算平均して対象の時相の再構成像を作成する。
このように、第3の実施の形態のX線CT装置は、第1の実施の形態と同様に、X線CT装置は、各時相では通常より少ない線量で撮影を行い、複数の時相の再構成像について時間方向への加算平均を行うことにより、各時相における再構成像を作成する。従って、体動補正に要する処理時間を短縮すると共に、撮像画像の品質を向上させ、S/N比、時間分解能等を犠牲にすることなく、被曝線量を低減することができる。また、位置ずれ検出処理機能及び位置ずれ補正処理機能を既存のX線CT装置に容易に実装可能である。
また、第3の実施の形態では、X線CT装置は、位置ずれの発生度合に応じて、比較的処理負担の大きい画像モーメントの差異等に基づく位置ずれ補正処理と処理負担が小さい補間処理とを適宜選択して実行するので、位置ずれ補正精度を維持しつつ、処理負担を軽減して処理の迅速性を向上させることができる。
次に、図20及び図21を参照しながら、本発明の第4の実施の形態に係るX線CT装置1の動作について説明する。
図20は、第4の実施の形態における、X線CT装置1の動作を示すフローチャートである。
図21は、第4の実施の形態における、X線CT装置1の動作の流れを示す図である。
X線CT装置1は、スキャナ部3において、被検者25に対するX線照射を行い、投影データ51を収集する(ステップ401)。
尚、X線照射に関しては、被曝線量の低減のために通常の線量の1/N倍の線量で照射することが望ましい。この場合、Nを大きくするに従い被曝線量の低減効果が向上するが、Nは、概ね2〜3程度とすることが望ましい。
X線CT装置1は、収集した投影データに対して、演算処理部7の位置ずれ検出手段35により投影データの位置ずれが存在するか否かを判定し(ステップ402)、投影データの位置ずれが生じている場合(ステップ402のYes)、投影データの位置ずれが前後の時相においても生じているか、あるいは、当該時相のみにおいて生じているかを判定する(ステップ403)。
投影データの位置ずれが前後の時相においても生じている場合、すなわち、投影データの位置ずれが連続的に生じている場合(投影データの位置ずれを生じている時間が所定の時間以上である場合等)(ステップ403のYes)、X線CT装置1は、演算処理部7の位置ずれ補正手段37により投影データの位置ずれ補正を行う(ステップ404)。
投影データの位置ずれが当該時相のみにおいて生じている場合、すなわち、投影データの位置ずれが連続的ではない場合(投影データの位置ずれを生じている時間が所定の時間未満である場合等)(ステップ403のNo)、X線CT装置1は、当該時相の前後の時相の投影データを用いて補間処理を行い、当該時相における投影データを作成する(ステップ405)。
X線CT装置1は、これまでの処理により得られた一連の投影データ群に対して、時間軸方向に加算平均を行う(ステップ406)。
X線CT装置1は、ステップ406で得られた投影データに基づいて、演算処理部7の再構成手段33により画像再構成を行い、再構成像53(断層画像データ)を作成する(ステップ407)。
尚、投影データの位置ずれの検出処理(ステップ402)、投影データの位置ずれ補正処理(ステップ404)、投影データの時間軸方向の加算平均処理(ステップ406)に関しては、第2の実施の形態の説明で述べた手法と同一の手法を用いることができる。
以上の過程を経て、X線CT装置1は、複数の時相について投影データを収集し、投影データのプロファイルに基づいて投影データの位置ずれを検出し、投影データの位置ずれが連続的に生じている場合、当該位置ずれを検出した時相の投影データについて位置ずれ補正を行い、投影データの位置ずれが散発的に生じている場合、当該時相の前後の時相の投影データを用いて補間処理を行い、当該時相における投影データを作成する。また、X線CT装置1は、複数の時相の投影データを加算平均して対象の時相の投影データを作成し、一連の投影データ群に対して画像再構成処理を行って再構成像を作成する。
このように、第4の実施の形態のX線CT装置は、第2の実施の形態と同様に、X線CT装置は、各時相では通常より少ない線量で撮影を行い、複数の時相の投影データについて時間方向への加算平均を行うことにより、各時相における投影データを作成する。従って、体動補正に要する処理時間を短縮すると共に、撮像画像の品質を向上させ、S/N比、時間分解能等を犠牲にすることなく、被曝線量を低減することができる。また、画像モーメントに係る演算処理([数式1]及び[数式2]参照。)を行う必要がなく、再構成像についての処理負担を軽減することができる。
また、第4の実施の形態では、X線CT装置は、位置ずれの発生度合に応じて、比較的処理負担の大きい投影データのプロファイル等に基づく位置ずれ補正処理と処理負担が小さい補間処理とを適宜選択して実行するので、位置ずれ補正精度を維持しつつ、処理負担を軽減して処理の迅速性を向上させることができる。
尚、上述の第1の実施の形態〜第4の実施の形態における処理の動作制御、各種処理等については、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memoy)、RAM(Random Access Memory)、記憶装置(ハードディスク等)、入出力装置(メディアリーダ等)等を備えるコンピュータ等の電子計算機等を用いることができる。
各種処理・制御等に必要なプログラム、プログラム実行に必要なデータ、入力データ等を記憶装置に保持し、CPUが処理実行時にこれらをRAM上のワークメモリ領域に呼び出して実行し、演算処理(四則演算や比較演算等)、ハードウェアやソフトウェアの動作制御等を行い、上述の各種機能を実現することができる。
また、各種処理・制御等に必要なプログラム等をCD−ROM等の記録媒体に保持させて流通させてもよいし、このプログラムを通信回線を介して送受することもできる。
また、X線CT装置1の演算処理部7に関しては、デジタルデータ等の演算処理及び記憶処理等を行うことができるものであれば、装置構成は限定されない。X線CT装置1と一体として構成するようにしてもよいし、一般のパーソナルコンピュータ等を用いて、X線CT装置1本体とは別に、演算処理部7を構成するようにしてもよい。
以上、添付図面を参照しながら、本発明に係るX線CT装置等の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
X線CT装置1の構成を示すブロック図 X線CT装置1の動作を示すフローチャート(第1の実施の形態) X線CT装置1の動作の流れを示す図(第1の実施の形態) 再構成像の位置ずれの検出処理、再構成像の位置ずれ補正処理における、X線CT装置1の動作を示すフローチャート W(Δt)(重み)とΔt(時相差)との関係を示すグラフ W(Δr)(重み)とΔr(重心の位置ずれ)との関係を示すグラフ W(Δθ)(重み)とΔθ(慣性主軸のずれ)との関係を示すグラフ X線CT装置1の動作を示すフローチャート(第2の実施の形態) X線CT装置1の動作の流れを示す図(第2の実施の形態) 時相tにおける、投影データを示す図 時相t’における、投影データを示す図 投影角度62=φにおける投影データのプロファイルを示す図 投影角度62=φにおける投影データのプロファイルを示す図 被検者25の体動の方向を示す図 w(Δt)(重み)とΔt(時相差)との関係を示すグラフ w(l)(重み)とl(X線管球から検出器に向かう軸に水平な方向への体動に基づくずれ量)との関係を示すグラフ W(m)(重み)とm(X線管球から検出器に向かう軸に垂直な方向への体動に基づくずれ量)との関係を示すグラフ X線CT装置1の動作を示すフローチャート(第3の実施の形態) X線CT装置1の動作の流れを示す図(第3の実施の形態) X線CT装置1の動作を示すフローチャート(第4の実施の形態) X線CT装置1の動作の流れを示す図(第4の実施の形態)
符号の説明
1………X線CT装置
3………スキャナ部
5………スキャナ制御部
7………演算処理部
9………画像表示部
11………ガントリ
13………X線源
15………コリメータ
17………検出器アレイ
19………検出器素子
21………X線
23………回転中心
27………X線制御手段
29………ガントリ制御手段
31………DAS
33………再構成手段
35………位置ずれ検出手段
37………位置ずれ補正手段
39………加算平均手段
41………保存手段
43………一時格納手段
45………入力手段
51………投影データ
53………再構成像
61………チャネル
62………投影角度
67………信号強度

Claims (7)

  1. 被検体を走査しながら撮影して複数の時相について投影データを収集し、前記投影データに対して画像再構成処理を行い、前記複数の時相について再構成像を作成するX線CT装置であって、
    前記投影データまたは前記再構成像の少なくともいずれかの位置ずれを検出する位置ずれ検出手段と、
    前記位置ずれが検出された前記投影データまたは前記再構成像の少なくともいずれかに対して位置ずれ補正処理を行う位置ずれ補正手段と、
    を具備することを特徴とするX線CT装置。
  2. 前記投影データまたは前記再構成像の少なくともいずれかに対して時間方向への加算平均を行う時間方向加算平均手段を具備することを特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
  3. 前記位置ずれ検出手段は、前記投影データのプロファイルに基づいて前記位置ずれの有無を判定し、
    前記位置ずれ補正手段は、前記位置ずれがある投影データまたはこの投影データから作成した再構成像の少なくともいずれかに対して、前記位置ずれ補正処理を行うことを特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
  4. 前記位置ずれ検出手段は、前記再構成像の画像モーメントの差異に基づいて前記位置ずれの有無を判定し、
    前記位置ずれ補正手段は、前記位置ずれがある再構成像に対して、前記位置ずれ補正処理を行うことを特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
  5. 複数の時相についての投影データまたは再構成像の少なくともいずれかを重み付け加算することにより、対象の時相の投影データまたは再構成像の少なくともいずれかを作成する重み付け加算手段を具備することを特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
  6. 前記位置ずれを生じた時相が連続する回数を計数し、前記回数が所定数に達するか否かを判定する判定手段をさらに具備し、
    前記位置ずれ補正手段は、
    前記判定手段が、前記回数は前記所定数に達していないと判定した場合、前後の時相の投影データまたは再構成像の少なくともいずれかを用いて補間処理を行い、対象の時相の投影データまたは再構成像の少なくともいずれかを作成し、
    前記判定手段が、前記回数は前記所定数に達していると判定した場合、複数の時相についての投影データまたは再構成像の少なくともいずれかを重み付け加算し、対象の時相の投影データまたは再構成像の少なくともいずれかを作成することを特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
  7. 前記位置ずれの大きさ及び時相差に応じて、前記重み付け加算の重みを決定する重み決定手段を具備することを特徴とする請求項5または請求項6に記載のX線CT装置。
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