JP2006238527A - 信号発生回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】誤信号の発生の可能性を低減する。
【解決手段】第1周期ごとにパルス信号を発生するパルス信号発生回路と、コンデンサの充電を行う充電回路と、コンデンサの放電を行う放電回路と、第2周期(>前記第1周期)内で所定変化する入力電圧と、コンデンサの一端に現れる充放電電圧とを比較する比較回路と、充放電電圧が入力電圧より小のときの比較回路の比較結果に基づいて、充電回路がコンデンサの充電を行うことを許可し、充放電電圧が入力電圧に達したときの比較回路の比較結果に基づいて、パルス信号が発生するまで放電回路がコンデンサの放電を行うことを許可する充放電制御回路と、第1周期において、充電回路がコンデンサの充電を許可されている期間一方の論理レベルとなり、放電回路が前記コンデンサの放電を許可されている期間他方の論理レベルとなるPWM信号を発生するPWM信号発生回路と、を備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、信号発生回路に関する。
モータをPWM(Pulse Width Modulation)制御で駆動する場合、モータの駆動コイルに駆動電流を供給する出力トランジスタをPWM信号によって制御している。また、PWM信号のデューティを変化させることによって、出力トランジスタのオン/オフのデューティを変化させている。そして、出力トランジスタのオン/オフのデューティの変化に応じてモータの駆動電流を増減させている。例えば3相モータの場合、各相の駆動コイルにソース側の出力トランジスタ(以下ソーストランジスタとする)とシンク側の出力トランジスタ(以下シンクトランジスタとする)がそれぞれ接続されている。そして、3相モータをPWM制御する場合、例えば、ある相のソーストランジスタがオンしている期間に、他の相のシンクトランジスタを、PWM信号に応じて間欠的にオン/オフさせる。そして、シンクトランジスタのオン/オフのデューティに応じて駆動コイルに流れる駆動電流を増減させ、モータの回転数を制御している。
このようなPWM信号は、例えばホール素子から得られる正弦波と、一定振幅の三角波との大小比較を行うことによって得ることができる(例えば、特許文献1参照)。
図5は、従来のPWM信号の発生を説明するための一例を示すブロック図である。
三角波発生回路540は、一定周期Tおよび一定振幅の三角波を発生する。
整流回路500は、ホール素子550から得られる正弦波を全波整流する。なお整流回路500は、PNP型バイポーラトランジスタ(以下、PNPトランジスタとする)502、504、510、512、NPN型バイポーラトランジスタ(以下、NPNトランジスタとする)506、508、定電流回路514、抵抗516、電源520を有している。
PNPトランジスタ502とPNPトランジスタ504は電流ミラー回路を構成しており、ダイオード接続されたPNPトランジスタ502のコレクタはNPNトランジスタ506のコレクタに接続され、PNPトランジスタ504のコレクタはPNPトランジスタ512のコレクタに接続されている。また、PNPトランジスタ502およびPNPトランジスタ504のエミッタは、共に電源電圧VCCに接続されている。
PNPトランジスタ510とPNPトランジスタ512は電流ミラー回路を構成しており、ダイオード接続されたPNPトランジスタ510のコレクタはNPNトランジスタ508のコレクタに接続され、PNPトランジスタ512のコレクタは抵抗516を介して電源520の正極に接続されている。また、PNPトランジスタ510およびPNPトランジスタ08のエミッタは、共に電源電圧VCCに接続されている。
NPNトランジスタ506のベースと、NPNトランジスタ508のベースには、ホール素子550からそれぞれ逆相の電圧が印加される。また、NPNトランジスタ506およびNPNトランジスタ508のエミッタは、定電流回路514に接続されている。なお、抵抗516に発生する電圧が、整流回路500の出力電圧VA(以下、単にVAとする)となる。
次に整流回路500の動作について説明する。
NPNトランジスタ506のベース電圧がNPNトランジスタ508のベース電圧より高い場合は、NPNトランジスタ506がオン、NPNトランジスタ508がオフとなる。NPNトランジスタ506がオンすることによって、電流ミラー回路を構成するPNPトランジスタ502、504がオンする。また、NPNトランジスタ508がオフなので電流ミラー回路を構成するPNPトランジスタ510、512はオフとなる。そして、NPNトランジスタ506のベースに印加されるホール素子550の電圧の大きさに応じて、PNPトランジスタ504のコレクタ電流及びVAが変化する。
一方、NPNトランジスタ508のベース電圧がNPNトランジスタ506のベース電圧より高い場合は、NPNトランジスタ508がオン、NPNトランジスタ506がオフとなる。NPNトランジスタ508がオンすることによって、電流ミラー回路を構成するPNPトランジスタ510、512がオンする。また、NPNトランジスタ506がオフなので、電流ミラー回路を構成するPNPトランジスタ502、504はオフとなる。そして、NPNトランジスタ508のベースに印加されるホール素子550の電圧の大きさに応じて、PNPトランジスタ512のコレクタ電流及びVAが変化する。
以上の動作によって、VAはホール素子550で発生する正弦波を全波整流した波形となる。なお、電源520によって抵抗516に発生する電圧は、VAの下限電圧となる。また、PNPトランジスタ502、504、510、512のトランジスタサイズ比、抵抗516の抵抗値、によって、VAの振幅が変化する。そして、これらの値は、VAが三角波と交差する大きさとなるように適宜設定されている。
比較回路530の非反転入力端子(+端子)には、VAが印加され、比較回路530の反転入力端子(−端子)には三角波発生回路540で発生する三角波が印加される。そして比較回路530はVAと三角波とを大小比較した比較結果をPWM信号VPWMとして出力する。
図6はVPWMの発生を説明するための図である。
比較回路530は、VAが三角波より大きい期間にハイレベル(以下「H」とする)を出力し、VAが三角波より小さい期間にローレベル(以下「L」とする)を出力する。そして、比較回路530から出力されるVPWMは、図6に示すように、VAと三角波との大小関係に応じて、周期Tにおける「H」と「L」のデューティが変化するPWM信号となる。
比較回路530によって得られたVPWMは、3相モータのPWM制御に適用される場合、例えばある相のソーストランジスタがオンしている期間に、他の相のシンクトランジスタの制御電極に印加される。そして、当該シンクトランジスタを、間欠的にオン/オフさせて駆動電流を制御する。
このように、従来ではPWM信号を発生する場合、一定振幅の三角波と、正弦波を全波整流したVAとの大小比較を行うことによって、PWM信号を発生していた。
特開昭63−28277号公報
VAと三角波の大きさを比較してPWM信号を発生する場合、2つの波形が交差する付近、つまり2つの波形の値が等しくなる付近では、チャタリングが発生しやすくなる。そのため、VAと三角波の大きさの比較結果であるVPWMが誤信号となる可能性が高くなる。そして、VPWMがモータ駆動のPWM制御に使用される場合、例えば「H」となるべき期間に、「L」になると駆動電流が減少してしまい、モータ駆動の効率が悪化する。
このように従来では、PWM信号の発生において、2つの波形の値が等しくなる付近でチャタリングが発生し、誤信号のPWM信号が発生する可能性が高い、という問題点があった。
そこで、本発明は、チャタリングの発生を低減し、誤信号のPWM信号が出力される可能性を低減することができる信号発生回路を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための主たる発明は、第1周期ごとにパルス信号を発生するパルス信号発生回路と、コンデンサの充電を行う充電回路と、前記コンデンサの放電を行う放電回路と、第2周期(>前記第1周期)内で所定変化する入力電圧と、前記コンデンサの一端に現れる充放電電圧とを比較する比較回路と、前記充放電電圧が前記入力電圧より小のときの前記比較回路の比較結果に基づいて、前記充電回路が前記コンデンサの充電を行うことを許可し、前記充放電電圧が前記入力電圧に達したときの前記比較回路の比較結果に基づいて、前記パルス信号が発生するまで前記放電回路が前記コンデンサの放電を行うことを許可する充放電制御回路と、前記第1周期において、前記充電回路が前記コンデンサの充電を許可されている期間一方の論理レベルとなり、前記放電回路が前記コンデンサの放電を許可されている期間他方の論理レベルとなるPWM信号を発生するPWM信号発生回路と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、誤信号のPWM信号が出力される可能性を低減することができる。
本明細書および添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
===モータ駆動回路===
以下、本発明の信号発生回路をモータ駆動回路のPWM制御に適用した場合について説明する。特に、本実施の形態では3相ブラシレスモータのモータ駆動回路に本発明の信号発生回路を適用した場合について説明する。
図2は、本発明の信号発生回路を適用したモータ駆動回路の構成の一例を示すブロック図である。
U相コイル2、V相コイル4、W相コイル6は、スター結線されるとともに電気角120度の位相差を有してステータに巻回されたものである。
NPNトランジスタ8は、電源VCCからU相コイル2へ電流を供給するためのソーストランジスタであり、NPNトランジスタ10は、U相コイル2から接地VSSへ電流を供給するためのシンクトランジスタである。これらのNPNトランジスタ8、10のコレクタ−エミッタ路は、電源VCCと接地VSSの間に直列接続され、これらのNPNトランジスタ8、10のコレクタ−エミッタ接続部は、U相コイル2の一端と接続されている。
また、NPNトランジスタ12は、電源VCCからV相コイル4へ電流を供給するためのソーストランジスタであり、NPNトランジスタ14は、V相コイル4から接地VSSへ電流を供給するためのシンクトランジスタである。これらのNPNトランジスタ12、14のコレクタ−エミッタ路は、電源VCCと接地VSSの間に直列接続され、これらのNPNトランジスタ12、14のコレクタ−エミッタ接続部は、V相コイル4の一端と接続されている。
さらに、NPNトランジスタ16は、電源VCCからW相コイル6へ電流を供給するためのソーストランジスタであり、NPNトランジスタ18は、W相コイル6から接地VSSへ電流を供給するためのシンクトランジスタである。これらのNPNトランジスタ16、18のコレクタ−エミッタ路は、電源VCCと接地VSSの間に直列接続され、これらのNPNトランジスタ16、18のコレクタ−エミッタ接続部は、W相コイル6の一端と接続されている。
そして、NPNトランジスタ8、10、12、14、16、18が適宜のタイミングでオン/オフすると、モータは、U相コイル2、V相コイル4、W相コイル6に駆動電流が供給されて予め定められた方向へ回転(例えば正転)することとなる。これにより、U相コイル2、V相コイル4、W相コイル6の一端には電気角120度の位相差を有するコイル電圧が現れることとなる。なおソーストランジスタおよびシンクトランジスタとしてバイポーラトランジスタのみならず、MOSFETを使用することも可能である。
ホール素子20、22、24は、電気角120度の位相差を生じるロータの外周位置に設けられており、ロータが回転したときの磁極の変化に応じて、電気角120度の位相差を有する正弦波形のホール信号を出力するものである。このホール信号は、ロータの回転位置を示す信号である。ホールアンプ26は、微小な振幅を有するホール信号を増幅するものである。なお、ホールアンプ26は、後段の制御回路においてホール信号に基づくロジック処理が可能となるまで、ホール信号の振幅を増幅する。
駆動ロジック28は、マイクロコンピュータ等からの指示に応じて、モータに正転トルクを与えるための正転ロジックまたはモータに逆転トルクを与えるための逆転ロジックの一方が設定される。詳しくは、駆動ロジック28は、正転ロジックが設定されているとき、ロータの回転位置を示すホールアンプ26の増幅信号に応じて、モータに正転トルクを与える適宜の順序でNPNトランジスタ8、10、12、14、16、18をオン/オフするためのロジック信号を出力する。また、駆動ロジック28は、逆転ロジックが設定されているとき、ロータの回転位置を示すホールアンプ26の増幅信号に応じて、モータに逆転トルクを与える適宜の順序でNPNトランジスタ8、10、12、14、16、18をオン/オフするためのロジック信号を出力する。
プリドライバ30は、駆動ロジック28からのロジック信号に応じて、NPNトランジスタ8、12、16をオン/オフするための制御信号を出力するものである。
プリドライバ32は、駆動ロジック28からのロジック信号に応じて、NPNトランジスタ10、14、18をオン/オフするための制御信号を出力するものである。これによりU相コイル2、V相コイル4、W相コイル6へ駆動電流が供給されることとなる。
さらに、プリドライバ32は信号発生回路100の出力のVPWMに応じて、ある相のソーストランジスタがオンしている期間に、他の相のシンクトランジスタを間欠的にオン/オフするPWM制御を行う。このVPWMのデューティに応じてU相コイル2、V相コイル4、W相コイル6に流れる駆動電流の大きさが変化することになる。
整流回路500は、ロータの回転位置に応じてホール素子20、22、24に発生する正弦波を、それぞれ全波整流する。そして、正弦波を全波整流したVAを信号発生回路100に出力する。
信号発生回路100は、VA、所定周波数のPWMパルス信号、およびPWMパルス信号より周波数の高いクロック信号CLKを入力し、これらの信号を用いてPWM信号VPWMを発生する。
なお、整流回路500および信号発生回路100は、ホール素子20、22、24に対して3相分設けられており、各相についてそれぞれVPWMが発生するが、便宜上1相分のVPWMを発生する場合について説明する。
===信号発生回路の構成===
図1を用いて本発明の信号発生回路100の構成について説明する。図1は本発明の信号発生回路100の構成の一例を示す回路図である。
本発明の信号発生回路100は、PNPトランジスタ102、106、108、120、122、NPNトランジスタ110、112、118、124、126、定電流回路104、140、Dフリップフロップ回路(以下DFF回路とする)128、130、132を有している。
定電流回路104は定電流I1を発生する。
PNPトランジスタ102、106、108のエミッタには、電源電圧VCCが印加される。さらにPNPトランジスタ102、106、108のベースは共通に接続され、PNPトランジスタ102のコレクタは、定電流回路104に接続されるとともに、PNPトランジスタ102のベースに接続されている。従って、PNPトランジスタ102、106、108は電流ミラー回路を構成しており、トランジスタサイズ比が全て等しいとすると、PNPトランジスタ102、106、108は、PNPトランジスタ102のコレクタ電流と等倍のコレクタ電流を流そうとする。
NPNトランジスタ110(『第3トランジスタ』)のコレクタは、PNPトランジスタ106のコレクタに接続され、エミッタは接地VSSされている。また、NPNトランジスタ110のベースはDFF回路128の*Q出力に接続されている。
NPNトランジスタ112(『第2トランジスタ』)のコレクタは、PNPトランジスタ108のコレクタ、およびコンデンサ114の非接地側の電極(以下、B点とし、B点の電圧をVBとする)に接続され、エミッタは接地VSSされている。また、NPNトランジスタ112のベースはNPNトランジスタ110のコレクタに接続されている。
なお、定電流回路104、PNPトランジスタ102、PNPトランジスタ108(『第1トランジスタ』)は、コンデンサ114を充電する充電回路を構成し、定電流回路104、PNPトランジスタ102、106、NPNトランジスタ112はコンデンサ114を放電する放電回路を構成している。
定電流回路140は電源電圧VCCに接続され定電流I2を発生する。
PNPトランジスタ120およびPNPトランジスタ122のエミッタはともに定電流回路140に接続されている。また、PNPトランジスタ120のコレクタはNPNトランジスタ124のコレクタに接続され、PNPトランジスタ122のコレクタはNPNトランジスタ126のコレクタに接続されている。そして、PNPトランジスタ120のベースはB点に接続され、PNPトランジスタ122のベース(以下A点とする)には、整流回路500の出力VA(『入力電圧』)が印加される。
NPNトランジスタ124とNPNトランジスタ126は、NPNトランジスタ126がダイオード接続された、電流ミラー回路を構成しており、NPNトランジスタ124とNPNトランジスタ126のエミッタはともに接地VSSされている。
なお、定電流回路140、PNPトランジスタ120、122、NPNトランジスタ124、126は比較回路を構成している。
NPNトランジスタ118のコレクタは、抵抗116を介して電源電圧VCCと接続され、エミッタは、接地VSSされている。またNPNトランジスタ118のベースはNPNトランジスタ124のコレクタに接続されている。
DFF回路128のD入力には、例えば電源電圧VCCが印加され、C入力はNPNトランジスタ118のコレクタに接続されている。また、DFF回路128の*Q出力(Q出力の反転)が信号発生回路100の出力VPWMとなる。
このDFF回路128とNPNトランジスタ118は、PWM信号VPWMを発生するPWM信号発生回路を構成している。さらに、NPNトランジスタ118、DFF回路128、およびNPNトランジスタ110は、コンデンサ114における充電/放電を制御する充放電制御回路を構成している。
DFF回路130のD入力には、所定周波数のPWMパルス信号が印加され、C入力にはPWMパルス信号より周波数の高いクロック信号CLKが印加される。
DFF回路132のD入力は、DFF回路130のQ出力と接続され、C入力にはクロック信号CLKが印加される。
AND回路134は、DFF回路130のQ出力とDFF回路132の*Q出力の論理積をDFF回路128のR入力に出力する。
なお、DFF回路130、132、およびAND回路134は、パルス発生回路を構成している。
===信号発生回路100の動作===
次に図1、図3および図4を用いて、A点に整流回路500の出力VAを印加した場合の信号発生回路100の動作について説明する。
図3は信号発生回路100の動作を説明するためのタイムチャートである。また、図4はVPWMの発生を説明するための波形図である。
前述のように、クロック信号CLKはPWMパルス信号に比べて周波数が高い信号である。DFF回路130のQ出力は、図3に示すように、PWMパルス信号が「H」であるときにクロック信号CLKの立ち上がりエッジによって「H」となる。またPWMパルス信号が「L」であるときにクロック信号CLKの立ち上がりエッジによって「L」となる。
このDFF回路130のQ出力はDFF回路132のD入力となる。そしてDFF回路132のQ出力は、D入力が「H」であるときにクロック信号CLKの立ち上がりエッジによって「H」となる。またD入力が「L」であるときにクロック信号CLKの立ち上がりエッジによって「L」となる。
DFF回路132のD入力はDFF回路130のQ出力であるため、DFF回路132のQ出力は、遅延によってクロックCLKの1周期分ずれることになる。
AND回路134の出力は、DFF回路130のQ出力とDFF回路132の*Q出力との論理積である。つまり、DFF回路130のQ出力とDFF回路132の*Q出力とがともに「H」のときに「H」となり、それ以外は「L」となる。従って、AND回路134の出力は、図3に示すように時刻t1から時刻t3の周期(『第1周期』)ごとに、クロック信号CLKの1周期分だけ「H」のパルス信号となる。以下AND回路134の出力をパルス信号とする。なお、パルス信号の周期(時刻t1〜時刻t3)は、A点に印加されるVAの周期(『第2周期』)よりも短くなるように設定されている。
図3の時刻t1ではコンデンサ114の充放電電圧がゼロ、つまりVA>VBであるとする。時刻t1でパルス信号が「H」となることによってDFF回路128がリセットされる。DFF回路128がリセットされるとDFF回路128の*Q出力が「H」になる。するとNPNトランジスタ110がオンしてNPNトランジスタ112のベースに電流が供給されなくなり、NPNトランジスタ112がオフとなる。そしてコンデンサ114はPNPトランジスタ108のコレクタ電流(『第1定電流』)で充電される。よって、図4に示すようにVBは上昇する。このVA>VBの期間では、PNPトランジスタ122および電流ミラー回路を構成するNPNトランジスタ126、124がオフし、PNPトランジスタ120がオンする。よって、NPNトランジスタ118がオンするのでDFF128のC入力は「L」である。
そして、時刻t2でVBがVAに達すると、PNPトランジスタ120がオフしPNPトランジスタ122および電流ミラー回路を構成するNPNトランジスタ126、124がオンする。よってNPNトランジスタ118は、ベースに電流が供給されなくなりオフとなる。DFF128のC入力は電源電圧VCCが抵抗116を介して印加さることによって「H」となる。DFF128のC入力が「H」となることによって*Q出力は「L」となり、NPNトランジスタ110はオフとなる。よってNPNトランジスタ112のベースにはPNPトランジスタ106のコレクタ電流が供給されるので、NPNトランジスタ112はオンする。コンデンサ114は、NPNトランジスタ112のコレクタ電流(『第2定電流』)とPNPトランジスタ108のコレクタ電流の差電流で放電される。よってVBはVAよりも低くなり、図3に示すようにDFF回路128のC入力は「L」となる。一方、DFF回路128の*Q出力は変化せず、「L」に保持される。よって、時刻t2から時刻t3までは、VAとVBとの大きさの比較結果にかかわらずコンデンサ114の放電状態が維持される。なお、NPNトランジスタ112のコレクタ電流はNPNトランジスタ108のコレクタ電流よりも大きく、例えば、パルス信号が「H」となる時刻t3までに、コンデンサ114の充放電電圧が放電されることとする。
そして、時刻t3でパルス信号が「H」になると、DFF回路128はリセットされる。すると、DFF回路128の*Q出力は「H」となり、時刻t1と同様にNPNトランジスタ112がオフとなる。そのため、コンデンサ114はPNPトランジスタ108のコレクタ電流によって充電される。
そして、VBがVAに達する時刻t4でDFF回路128のC入力が「H」となることによって、DFF回路128の*Q出力が「L」になりコンデンサ114はNPNトランジスタ112のコレクタ電流とPNPトランジスタ108のコレクタ電流の差電流で放電される。
以下、同様に一定周期ごとにコンデンサ114における充電と放電を繰り返す。
VPWMは、DFF回路128の*Q出力である。つまり、NPNトランジスタ110がオン、NPNトランジスタ112がオフとなってコンデンサ114を充電する期間は、VPWMが「H」となり、NPNトランジスタ110がオフ、NPNトランジスタ112がオンとなってコンデンサ114を放電する期間は、VPWMが「L」となる。
このように、信号発生回路100は、コンデンサ114の充電と放電を制御することによって、パルス信号の一定周期に「H」と「L」のデューティのPWM信号VPWMを発生させる。
このVPWMは、プリドライバ32に入力される。そして、ある相のソーストランジスタがオンしている期間に、他の相のシンクトランジスタを間欠的にオン/オフさせる。そして、そのオン/オフのデューティに応じた駆動電流によってモータを駆動させる。
また、本実施の形態ではシンクトランジスタ10、14、18をPWM制御することとしたが、ある相のシンクトランジスタがオンしている期間に他の相のソーストランジスタをオン/オフするPWM制御を行ってもよい。
===その他の実施形態===
本発明の信号発生回路は、モータ駆動以外のPWM制御にも用いることが可能である。例えば、パルス信号の周期より長い周期の三角波をA点に印加し、コンデンサ114の充電と放電を、VAが印可された時と同様に制御することによって、PWM信号を発生させてもよい。その場合、A点に印可される三角波の振幅位置に応じてデューティが変化するPWM信号を発生させることができる。
以上、説明したように、本発明の信号発生回路は、コンデンサを充電することでVBを増加させVAに達した場合に、VAとVBの大小に関係なくコンデンサを放電させる。そして、コンデンサを充電している期間に「H」、コンデンサを放電している期間に「L」のPWM信号を出力する。このように、コンデンサの充放電電圧のVBがVAに達した時点で強制的に放電を行うので、チャタリング発生を低減し、誤信号のVPWMが出力される可能性を低減することができる。
また、コンデンサ114を充電する期間にはNPNトランジスタ112をオフとすることで、PNPトランジスタ108のコレクタ電流でコンデンサ114を充電できる。また、コンデンサ114を放電する期間にはNPNトランジスタ112をオンとすることで、NPNトランジスタ112のコレクタ電流と、PNPトランジスタ108のコレクタ電流の差電流でコンデンサ114を放電することができる。
さらに、DFF回路128の*Q出力の「H」と「L」によって、NPNトランジスタ112のオン/オフを制御することによって、コンデンサ114における充電と放電を制御することができる。
本発明の信号発生回路をモータの出力トランジスタ、例えば3相モータの出力トランジスタに適用した場合、ある相のソーストランジスタがオンしている期間に、ロータの回転位置に応じて他の相のシンクトランジスタを間欠的にオン/オフすることでモータの駆動電流を制御することができる。また、本発明の信号発生回路は、モータ以外にも適用することができる。例えば、A点に三角波を印加することによって、同様にPWM信号を発生することができる。
以上、本実施の形態について、その実施の形態に基づき具体的に説明したが、これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
本発明の実施形態にかかる信号発生回路の構成を示す回路図である。 本発明の信号発生回路をモータ駆動回路に適用した場合の構成を示すブロック図である。 信号発生回路の動作を説明するためのタイムチャートである。 本発明の実施形態にかかるPWM信号の発生を説明するための波形図である。 従来のPWM信号の発生を説明するための構成を示すブロック図である。 従来のPWM信号の発生を説明するための波形図である。
符号の説明
2 U相コイル
4 V相コイル
6 W相コイル
8、10、12、14、16、18 NPNトランジスタ
110、112、118、124、126 NPNトランジスタ
506、508 NPNトランジスタ
102、106、108、120、122 PNPトランジスタ
502、504、510、512 PNPトランジスタ
20、22、24、550 ホール素子
26 ホールアンプ
28 駆動ロジック
30、32 プリドライバ
100 信号発生回路
104、140、514 定電流回路
114 コンデンサ
116、516 抵抗
128、130、132 DFF回路
134 AND回路
500 整流回路
530 比較回路
540 三角波発生回路

Claims (4)

  1. 第1周期ごとにパルス信号を発生するパルス信号発生回路と、
    コンデンサの充電を行う充電回路と、
    前記コンデンサの放電を行う放電回路と、
    第2周期(>前記第1周期)内で所定変化する入力電圧と、前記コンデンサの一端に現れる充放電電圧とを比較する比較回路と、
    前記充放電電圧が前記入力電圧より小のときの前記比較回路の比較結果に基づいて、前記充電回路が前記コンデンサの充電を行うことを許可し、前記充放電電圧が前記入力電圧に達したときの前記比較回路の比較結果に基づいて、前記パルス信号が発生するまで前記放電回路が前記コンデンサの放電を行うことを許可する充放電制御回路と、
    前記第1周期において、前記充電回路が前記コンデンサの充電を許可されている期間一方の論理レベルとなり、前記放電回路が前記コンデンサの放電を許可されている期間他方の論理レベルとなるPWM信号を発生するPWM信号発生回路と、
    を備えたことを特徴とする信号発生回路。
  2. 前記充電回路は、前記コンデンサに直列接続されるとともに第1定電流を出力する第1トランジスタを有し、
    前記放電回路は、前記コンデンサに並列接続されるとともに第2定電流(>前記第1定電流)を出力する第2トランジスタを有し、
    前記コンデンサは、前記第1定電流で充電を行うとともに、前記第1定電流及び前記第2定電流との差電流で放電を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載の信号発生回路。
  3. 前記充放電制御回路は、
    前記充放電電圧が前記入力電圧より小のときの前記比較回路の比較結果に基づいて、前記一方の論理レベルを出力し、前記充放電電圧が前記入力電圧に達したときの前記比較回路の比較結果に基づいて、前記他方の論理レベルを出力するDフリップフロップと、
    前記Dフリップフロップが出力する前記一方の論理レベルに基づいて、前記第2トランジスタをオフすることで前記充電回路が前記コンデンサの充電を行うことを許可し、前記Dフリップフロップが出力する前記他方の論理レベルに基づいて、前記第2トランジスタをオンすることで前記放電回路が前記コンデンサの放電を行うことを許可する第3トランジスタと、
    を有することを特徴とする請求項2に記載の信号発生回路。
  4. 前記PWM信号は、
    モータの駆動コイルに駆動電流を間欠的に供給するための信号であり、
    前記入力電圧は、
    前記モータを構成するロータの回転位置に応じて発生する正弦波を全波整流して得られる電圧であることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の信号発生回路。

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