JP2004032953A - モータ駆動制御回路及びモータ駆動装置 - Google Patents

モータ駆動制御回路及びモータ駆動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】位置センサレス方式モータ制御において静音化を図る。
【解決手段】モータに駆動電流を供給するドライブ部を制御するモータ駆動制御回路は、モータ回転に同期する三角波を正規化かつレベル変更した信号VP1’、VP2’とPWMキャリア三角波C1とを比較してPWM信号P1、P2を生成し、U相ドライブ信号(U10、U13)の通電区間から非通電区間に切り替わった後の一定期間及び非通電区間から通電区間に切り替わる前の一定期間にPWM信号P1又はP2を取り出して信号U10add及びU13addを生成し、U相ドライブ信号に付加してドライブ部に出力する。V相、W相も同様の制御を行う。これにより、モータ駆動電流Iu、Iv、Iwが急峻に変化しなくなる。
【選択図】   図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、位置センサレス方式のモータの駆動制御回路及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の位置センサレス方式のモータ駆動について、三相ブラシレスモータを通電角が120°で駆動制御する場合を例に挙げて説明する。従来の位置センサレス方式のモータ制御を行った場合の三相センサレスモータのU相におけるモータ電圧及びモータ駆動電流を図7に示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
図7から明らかなように、U相モータ電圧E’は通電区間(Highレベル又はLowレベルの区間)が120°であり、非通電区間(ハイインピーダンス区間)が60°である。尚、非通電区間ではモータのコイルの逆起電力による電圧が表れている。一方、U相モータ駆動電流I’は通電区間と非通電区間との切り替わりポイントで急峻に立ち上がる又は立ち下がる波形となっている。V相のモータ電圧及びモータ駆動電流はU相に対して120°ずれた波形であり、W相のモータ電圧及びモータ駆動電流はU相に対して240°ずれた波形である。そして、モータ駆動電流が急峻に変化すると、モータトルクも急峻に変化する。このトルク変動によって騒音が発生するという問題があった。
【0004】
本発明は、上記の問題点に鑑み、静音化を図ることができるモータ駆動制御回路、モータ駆動装置、及び該モータ駆動装置を用いた電気機器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係るモータ駆動装置においては、複数の低インピーダンスの出力状態を順次切り替えることによりモータを駆動するとともに、前記低インピーダンスの1つの出力状態から他の出力状態に切り替わる間に前記低インピーダンス状態よりインピーダンスの高い高インピーダンス状態の区間を有し、前記高インピーダンス状態から前記低インピーダンスの出力状態に切り替わる前の期間であって、前記高インピーダンス状態の区間の1/2未満である期間及び前記低インピーダンスの出力状態から前記高インピーダンス状態に切り替わった後の期間であって前記高インピーダンス状態の区間の1/2未満である期間に、デューティがスイープするPWM信号によってPWM駆動を行うようにする。
【0006】
また、前記低インピーダンスの出力状態がそれぞれ略120°の区間であり、前記高インピーダンス状態の区間がそれぞれ略60°の区間であるようにしてもよい。
【0007】
また、前記高インピーダンスの状態から出力レベルが高い高レベル出力又は高レベル区間がより長いPWM駆動に切り替わるときには前記デューティが徐々に大きく又は前記低インピーダンスの出力状態におけるPWM波形のデューティに近づくように、高インピーダンスの状態から出力レベルが低い低レベル出力又は高レベル区間がより短いPWM駆動に切り替わるときには前記デューティが徐々に小さく又は前記低インピーダンスの出力状態におけるPWM波形のデューティに近づくようにしてもよい。
【0008】
また、前記デューティがスイープするPWM信号が、モータの回転に応じて形成される第1の三角波と、第1の三角波よりも周波数の高い第2の三角波との合成により形成されるとともに、前記第1の三角波の最低電圧が、所定時間一定レベルを出力してもよい。
【0009】
また、前記モータが三相センサレスモータであってもよい。
【0010】
本発明に係るモータ駆動制御回路においては、モータと該モータが有する複数のステータコイルに順次駆動電流を供給するドライバ部との各接続ノードの電圧であるそれぞれのモータ電圧を検出し、前記モータ電圧それぞれに応じて前記ドライバ部を制御する回路であって、前記モータの回転に応じた三角波を生成する三角波生成手段と、該三角波生成手段から出力される三角波のレベルを変更するレベル変更手段と、前記レベル変更手段から出力されるレベル変更された三角波と前記三角波より周波数の高い第2の三角波とを比較してPWM信号を生成するPWM信号生成手段と、所定のデューティでPWM駆動する通電区間と高インピーダンス出力である非通電区間とからなるPWMドライブ信号を前記モータのステータコイル各々に対応するように各々位相を異ならせて複数生成する手段と、前記PWMドライブ信号各々に対して、通電区間から非通電区間に切り替わった後の期間であって非通電区間の1/2未満である期間及び非通電区間から通電区間に切り替わる前の期間であって非通電区間の1/2未満である期間に前記PWM信号を付加して前記ドライブ部に出力する出力手段と、を備え、 前記レベル変更手段により、通電区間と非通電区間との切り替わりポイントにおける前記PWM信号のデューティは、徐々に前記PWMドライブ信号の通電区間のデューティと略同一になるように変更されるようにする。
【0011】
また、前記三角波生成手段が互いに180°位相の異なる二つの三角波を生成し、これら二つの三角波を足すことによって合成波を求め、前記二つの三角波それぞれを前記合成波に応じた値に基準化するようにしてもよい。
【0012】
本発明に係るモータ駆動装置においては、モータと、該モータが有する複数のステータコイルに順次駆動電流を供給するドライバ部と、前記ドライバ部を制御する上記いずれかのモータ駆動制御回路と、を備える構成とする。
【0013】
本発明に係る電気機器においては、上記いずれかのモータ駆動装置と、該モータ駆動装置によって駆動される回転体と、を備える構成とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。本発明に係るモータ駆動装置の一構成例を図1に示す。図1のモータ駆動装置は、ダウンコンバータ1、ドライバ部2、三相ブラシレスモータ3(以下、モータ3という)、及びモータ駆動制御回路4(以下、制御回路4という)から構成される。
【0015】
ダウンコンバータ1は、端子5と、n形チャネルMOSFET(Metal OXide Semiconductor Field Effect Transistor)6及び7と、コイル8と、コンデンサ9とを備えている。端子5がMOSFET6のドレインに接続され、MOSFET6のソースとMOSFET7のドレインとが接続される。そして、MOSFET7のソースは接地される。さらに、MOSFET6とMOSFET7との接続ノードにコイル8の一端が接続される。また、コイル8の他端がコンデンサ9の一端に接続され、コンデンサ9の他端は接地される。
【0016】
ダウンコンバータ1は制御回路4から出力される制御信号に応じて端子5に印加される電圧を降圧し、その降圧した電圧を次段のドライバ部2に供給する。尚、ダウンコンバータ1を使用しない場合には、ドライバ部2に定電圧を印加すればよい。
【0017】
ドライバ部2は、n形チャネルMOSFET10〜15を備えている。MOSFET10〜12のドレインは共通接続され、ダウンコンバータ1のコイル8とコンデンサ9との接続ノードに接続される。MOSFET10のソースがMOSFET13のドレインに接続され、MOSFET11のソースがMOSFET14のドレインに接続され、MOSFET12のソースがMOSFET15のドレインに接続される。そして、MOSFET13〜15のソースは共通接続され、接地される。
【0018】
MOSFET10とMOSFET13との接続ノードにモータ3のU相ステータコイル16の一端及び制御回路4が接続され、MOSFET11とMOSFET14との接続ノードにモータ3のV相ステータコイル17の一端及び制御回路4が接続され、MOSFET12とMOSFET15との接続ノードにモータ3のW相ステータコイル18の一端及び制御回路4が接続される。ステータコイル16〜18の他端は共通接続され、制御回路4に接続される。さらに、MOSFET10〜15のゲートに制御回路4が接続される。
【0019】
ドライバ部2は、制御回路4から出力される制御信号に応じてダウンコンバータから供給された電圧を120°通電のモータ印加電圧に変換してモータ3に出力する。なお、モータ3はホールセンサ等の位置センサを具備していない。
【0020】
制御回路4はモータ印加電圧に誘起電圧が重畳されたモータ電圧を各相毎に入力する。また、制御回路4はステータコイルの中点電位も入力する。制御回路4は、ステータコイルの中点電位と各相のモータ電圧とのクロスポイントからモータ3のロータ位置を認識し、その認識したロータ位置に応じてドライバ部2に送出する制御信号を作成する。また、制御回路4はロータ位置の変化から求まるモータ回転数と外部信号である速度指令との比較に基づいてダウンコンバータ1を制御する。
【0021】
以下、本発明の特徴部分である制御回路4についてさらに詳細に説明する。制御回路4は、タイミング回路40と、三角波生成回路41及び42と、正規化回路43と、レベル変更回路44と、発振器45と、比較器46及び47と、ダウンコンバータ制御回路48と、三相マトリックス回路49とを備えている。
【0022】
タイミング回路40はモータ電圧Eu、Ev、及びEwとステータコイルの中点電位Vとを入力し、ステータコイルの中点電位Vと各相のモータ電圧Eu、Ev、及びEwとのクロスポイントをそれぞれ検出し、その検出結果に応じたタイミング信号を三相マトリックス回路49に出力する。
【0023】
三角波生成回路41及び42はモータ電圧Eu、Ev、及びEwとステータコイルの中点電位Vとを入力し、それぞれ三角波CSL1、CSL2を正規化回路43及びダウンコンバータ制御回路48に出力する。
【0024】
正規化回路43は、三角波CSL1、CSL2をそれぞれ正規化した三角波VP1、VP2を生成し、レベル変更回路44に出力する。レベル変更回路44は三角波VP1、VP2をそれぞれレベル変更した三角波VP1’、VP2’を生成し、三角波VP1’を比較器47の反転入力端子に出力し、三角波VP2’を比較器46の反転入力端子に出力する。
【0025】
発振器45、比較機46、比較器47はPWM回路を構成しており、発振器45はPWMキャリア信号C1を比較器46の非反転入力端子と、比較器47の非反転入力端子と、三相マトリックス回路49に出力する。
【0026】
ダウンコンバータ制御回路48は、三角波CSL1及びCSL2からモータ回転数を検出し、モータ回転数と外部速度指令Sとの比較結果に応じてダウンコンバータ1を制御する。
【0027】
三相マトリックス回路49は、比較器47から出力されるPWM信号P1、比較器46から出力されるPWM信号P2、タイミング信号40から出力されるタイミング信号、及び発振器45から出力されるPWMキャリア信号C1を入力し、それらの信号に応じて制御信号を作成し、その制御信号をドライブ部2に出力する。
【0028】
制御回路4が備える三角波生成回路41及び42の一実施態様を図2に示す。図2の三角波生成回路は、端子19及び25と、定電流源20及び23と、スイッチ制御回路21と、スイッチ22と、コンデンサ24と、基準電圧源Vrefと、比較器COM1とを備えている。
【0029】
端子19は定電流源20を介してスイッチ22の一端、コンデンサ24の一端、比較器COM1の非反転入力端子、及び端子25に接続される。スイッチ22の他端は定電流源23を介して接地され、コンデンサ24の他端は接地される。また、比較器COM1の反転入力端子には電圧VBGを基準とする出力波形とするために基準電圧源Vrefの正極が接続され、基準電圧源Vrefの負極は接地される。スイッチ22は、スイッチ制御回路21の出力信号及び比較器COM1の出力信号によって制御される。
【0030】
スイッチ制御回路21は、ステータコイルの中点電位Vと各相のモータ電圧Eu、Ev、及びEwとを入力し、ステータコイルの中点電位Vと各相のモータ電圧Eu、Ev、及びEwとのクロスポイントをそれぞれ検出し、その検出結果に基づいてスイッチ22を制御する。
【0031】
制御回路4は図2の三角波生成回路を二つ備えている。一方の三角波生成回路において、U相のモータ電圧Euが立ち上がってステータコイルの中点電位Vとクロスする際(図7参照)にスイッチ22がオフになり、ステータコイルの中点電位Vと各相のモータ電圧Eu、Ev、及びEwとのクロスポイント毎にスイッチ22のオン/オフを切り替える。さらに、比較器COM1がLowレベルの信号を出力した場合は、スイッチ22がオフになるので、端子25から出力される三角波CSL1の最低電圧VBGは一定時間一定のレベルとなる。これにより、端子25出力される三角波CSL1は図3に示す波形となる。また、他方の三角波生成回路において、U相のモータ電圧Euが立ち上がってステータコイルの中点電位Vとクロスする際にスイッチ22がオンになるようにし、ステータコイルの中点電位Vと各相のモータ電圧Eu、Ev、及びEwとのクロスポイント毎にスイッチ21及び22のオン/オフを切り替える。さらに、比較器COM1がLowレベルの信号を出力した場合は、スイッチ22がオフになるので、端子25から出力される三角波CSL2の最低電圧VBGは一定時間一定のレベルとなる。これにより、端子25出力される三角波CSL2は図3に示す波形となる。
【0032】
なお、三角波の電圧が徐々に上昇してしまわないように、定電流源23の出力電流を定電流源20の出力電流よりわずかに大きくしている。具体的には、定電流源23の出力電流を定電流源20の出力電流の2.1倍にしている。
【0033】
図2の三角波生成回路は定電流でコンデンサ24を充放電している。また、モータ回転数が大きいほどスイッチ22のスイッチングが頻繁になるのでコンデンサ24の充放電の間隔が短くなる。したがって、モータ回転数が大きくなればなるほど十分に充放電が行われなくなり三角波CSL1及びCSL2の波高値が小さくなる。
【0034】
正規化回路43はモータ回転数に応じて波高値の変化する三角波CSL1及びCSL2を正規化する。この正規化の手順について図3の波形図を参照して以下に説明する。図3に示すように三角波CSL1及びCSL2は互いに180°位相がずれており、且つローエッジが同一の電位VBGである。このため、三角波CSL1から電位VBGを差分することで求まる三角波V1と三角波CSL2から電位VBGを差分することで求まる三角波V2とを加算すれば、三角波CSL1及びCSL2の波高値をピークホールドしたような波形の信号V0が得られる。この信号V0で三角波CSL1、CSL2を別々に除算するとピーク値を1とする基準化された三角波V01及びV02が得られる。そして、三角波V01及びV02の各々に必要とする電圧Vを掛け合わせれば、ピーク値がVである三角波VP1及びVP2を得ることができる。すなわち、モータ回転数にかかわらず波高値Vに正規化された三角波を得ることができる。
【0035】
上記正規化を行うために制御回路4内に設けられる正規化回路43の一実施態様について説明する。正規化回路43は、図4に示す正規化回路を2つ備えた構成である。図4の正規化回路は、端子26〜28、32、及び34と、定電流源29と、可変電流源30及び31と、抵抗33と、NPN型トランジスタQ1〜Q4と、PNP型トランジスタQ5及びQ6とを備えている。
【0036】
端子26がトランジスタQ1のコレクタに接続され、トランジスタQ1のエミッタが可変電流源30を介して接地される。また、端子28がトランジスタQ2のコレクタに接続され、トランジスタQ2のエミッタが可変電流源31を介して接地される。そして、端子27が定電流源29を介してトランジスタQ1のベース、トランジスタQ2のベース、及びトランジスタQ3のコレクタに接続される。トランジスタQ3のベースはトランジスタQ1と可変電流源30との接続ノードに接続され、トランジスタQ3のエミッタは接地される。
【0037】
端子32はトランジスタQ5のエミッタ及びトランジスタQ6のエミッタに接続される。トランジスタQ5のコレクタ−ベースが共通接続され、トランジスタQ5のベースとトランジスタQ6のベースとが共通接続される。トランジスタQ5のコレクタはトランジスタQ4コレクタに接続される。トランジスタQ4のベースはトランジスタQ2のエミッタと可変電流源31との接続ノードに接続され、トランジスタQ4のエミッタは接地される。トランジスタQ6のコレクタは端子34及び抵抗33の一端に接続され、抵抗33の他端は接地される。
【0038】
なお、前述のように、正規化回路43は図4の正規化回路を二つ備えている。一方の正規化回路において、電圧信号である三角波CSL1が電圧−電流変換回路(図示せず)によってローエッジ電位VBGを基準として電流変換され、その電流によって可変電流源30が制御される。また、他方の正規化回路においては、電圧信号である三角波CSL2が電圧−電流変換回路(図示せず)によってローエッジ電位VBGを基準として電流変換され、その電流によって可変電流源30が制御される。
【0039】
また、三角波CSL1が電圧−電流変換回路(図示せず)によってローエッジ電位VBGを基準として電流変換された結果得られる電流と、電圧信号である三角波CSL2が電圧−電流変換回路(図示せず)によってローエッジ電位VBGを基準として電流変換された結果得られる電流との合成電流によって可変電流源31が制御される。したがって、可変電流源30は三角波CSL1(図3参照)に応じた電流ICSL1を出力し、可変電流源31は三角波V0(図3参照)に応じた電流IV0を出力する。
【0040】
ここで、トランジスタにおいてベース−エミッタ間電圧Vbeとエミッタ電流Iとの間には(1)式の関係が成り立つ。ただし、Vは熱電圧、Iは飽和電流を示している。
be=V×ln(I/I)…(1)
【0041】
(1)式を用いて、トランジスタQ1〜Q4のベース−エミッタ間電圧VQ1〜VQ4を各々求めると、以下の(2)式〜(5)式のようになる。ただし、Iconstは定電流源29が出力する電流、IはトランジスタQ5及びQ6から成るカレントミラー回路が出力する電流を示している。
Q1=V×ln(Iconst/I)…(2)
Q2=V×ln(ICSL1/I)…(3)
Q3=V×ln(IV0/I)…(4)
Q4=V×ln(I/I)…(5)
【0042】
ここで、トランジスタQ2のベースとトランジスタQ3のベースとの接続ノードの電位に注目すると、(6)式が成り立つ。
Q3+VQ1=VQ4+VQ2…(6)
【0043】
(2)式〜(6)式より、(7)式が成り立つ。
=ICSL1/IV0×Iconst…(7)
【0044】
したがって、端子34から出力される電圧VP1は(8)式で表される。ただし、抵抗33の抵抗値をR0とする。なお、(8)式中のIconst×R0が図3中のVに該当する。
VP1=ICSL1/IV0×Iconst×R0…(8)
【0045】
三角波CSL2が電圧−電流変換回路(図示せず)によってローエッジ電位VBGを基準として電流変換され、その電流によって可変電流源30が制御される他方の正規化回路も同様の動作を行うので、(9)式が成立する。
VP2=ICSL2/IV0×Iconst×R0…(9)
【0046】
正規化回路43はこのような二つの正規化回路を備えているので、モータ回転数にかかわらず所定の波高値Vに正規化された電圧信号である三角波VP1及びVP2を出力することができる。
【0047】
次に、三相マトリックス回路49からドライバ部2に出力される制御信号とモータ駆動電流とについて説明する。三相マトリックス回路49が生成するPWM信号とドライバ部2がモータ3に供給するモータ駆動電流とを図5に示す。
【0048】
発振器45は、ドライバ部2に出力する制御信号を作成する際に用いるPWMキャリア信号C1(図5参照)を内部で発生させている。比較器47は、このPWMキャリア信号C1と正規化された三角波信号VP1の電位レベルをレベル変更回路44によって変更させた三角波信号VP1’とを比較してPWM信号P1を作成する。比較器46は、このPWMキャリア信号C1と正規化された三角波信号VP2の電位レベルをレベル変更回路44によって変更させた三角波信号VP2’とを比較してPWM信号P2を作成する。なお、PWMキャリア信号C1の電位レベルを変更せずに正規化された三角波VP1及びVP2の電位レベルを変更する理由は、PWMキャリア信号C1が三角波VP1及びVP2に比べて高周波信号であるために電位レベルの変更が困難になるからである。即ち、正規化された三角波信号VP1及びVP2の電位レベルを変更するようにしなければレベル変更回路が複雑になるからである。
【0049】
比較器47は、PWMキャリア信号C1と三角波信号VP1’とを比較し、キャリア信号C1が三角波信号VP1’より大きいときはHighレベルとなりキャリア信号C1が三角波信号VP1’より大きくないときはLowレベルとなる信号を作成する。この信号がPWM信号P1である。また、比較器46は、キャリア信号C1と三角波信号VP2’とを比較し、キャリア信号C1が三角波信号VP2’より大きいときはHighレベルとなりキャリア信号C1が三角波信号VP2’より大きくないときはLowレベルとなる信号を作成する。この信号がPWM信号P2である。
【0050】
また、三相マトリックス回路49はPWM駆動する120°の通電区間とハイインピーダンス出力状態である60°の非通電区間とからなるドライブ信号を各相毎に生成する。U相のドライブ信号はパルス制御信号U10とU13から構成され、パルス制御信号U10とパルス制御信号U13のいずれか一方がPWMデューティ100%のときに通電区間となり、パルス制御信号U10とパルス制御信号U13がともに低レベル(OFF)のときに非通電区間となる。
【0051】
ドライブ信号の通電区間と非通電区間との切り替わりポイントにおけるPWM信号P1及びP2のデューティと通電区間中におけるドライブ信号のデューティとが一致するように、三角波信号VP1及びVP2から三角波信号VP1’及びVP2’への電位レベル変更量が調整される。図5に示す状態のときは通電区間におけるドライブ信号のデューティは100%であるので、通電区間と非通電区間との切り替わりポイントで三角波VP1’及びVP2’がPWMキャリア信号C1のボトム電位に一致するようにレベル変更回路44における三角波信号VP1及びVP2から三角波信号VP1’及びVP2’への電位レベル変更量を設定している。
【0052】
例えば、図5の状態と異なり、通電区間におけるドライブ信号のデューティが50%である場合は、ドライブ信号の通電区間と非通電区間との切り替わりポイントにおいて三角波VP1’及びVP2’がPWMキャリア信号C1の中間電位に一致するように、レベル変更回路44における三角波信号VP1及びVP2から三角波信号VP1’及びVP2’への電位レベル変更量を設定する。これにより、ドライブ信号が通電区間から非通電区間に切り替わった後の一定期間及び非通電区間から通電区間に切り替わる前の一定期間においてドライブ信号にPWM信号を付加しても非通電区間と通電区間との切替ポイントにおいてPWMデューティが滑らかにつながるので、静音化を図ることができる。
【0053】
三相マトリックス回路49は、パルス制御信号U10の立ち上がりエッジ直前の所定区間t1ではPWM信号P2を取り出し、パルス制御信号U10の立ち下がりエッジ直後の所定区間t2ではPWM信号P1を取り出し、その他の部分はLowレベルとする信号U10addを作成する。また、パルス制御信号U13の立ち上がりエッジ直前の所定区間t3ではPWM信号P1を取り出し、パルス制御信号U13の立ち下がりエッジ直後の所定区間t4ではPWM信号P2を取り出し、その他の部分はLowレベルとする信号U13addを作成する。なお、タイミング回路40がモータ回転を検出できるようにするため、所定期間t1〜t4はそれぞれ30°未満にしなければならない。また、三相ブラシレスモータにおいて120°通電を行う場合は、期間t1〜t4は概ね15°以上30°未満が好適である。
【0054】
パルス制御信号U10と信号U10addの合成信号によってMOSFET10が制御され、パルス制御信号U13と信号U13addの合成信号によってMOSFET13が制御される。したがって、図5に示すU相モータ電圧Euが得られる。その結果、図5に示すU相モータ駆動電流Iuが得られる。同様にしてIv、Iwが得られる。これらのモータ駆動電流は急峻に変化することがないので、モータトルクの脈動が従来の制御方法に比べて減少する。これにより、モータ回転時における騒音の発生を従来の制御方法に比べて低減することができる。特に、モータトルクの大きい加速時や逆転ブレーキに著しい効果を奏する。
【0055】
なお、三角波CSL1やCSL2にオフセットがあっても三角波信号VP1’と三角波信号VP2’との交点位置はほとんど変化しない。したがって、三角波信号VP1’と三角波信号VP2’との交点位置がドライブ信号の非通電区間と通電区間との切り替わりポイントに対してずれることはなく、PWM信号P1及びP2のデューティの変化率が変わるだけであるので、三角波CSL1やCSL2にオフセットがない場合と同様にモータの静音化を図ることができる。
【0056】
また、本実施形態では図4に示す正規化回路を用いて正規化を実現しているので、制御回路を比較的簡単な構成にすることができる。
【0057】
次に、本発明に係る電気機器の一例として図6の光ディスク再生装置について説明する。光ピックアップ装置37は、CDやDVD−ROM等の光ディスク38に対してレーザー光を照射し、光ディスク38に反射したレーザー光から信号の読み取りを行い、その読み取った信号をマイクロコンピュータ35に送出する。
【0058】
ドライバ回路36はマイクロコンピュータ35からの指令に応じて光ピックアップ装置37を駆動する。光ピックアップ装置37は内蔵するステッピングモータ(図示せず)によって光ディスク38の半径方向にステップ移動され、信号を読み取るべき目的トラックに位置決めがなされる。
【0059】
また、ドライバ回路39はマイクロコンピュータ35からの指令に応じてスピンドルモータ50を駆動する。光ディスク38はスピンドルを介してスピンドルモータ50によって回転される。
【0060】
そして、スピンドルモータ50及びドライバ回路39に図1のモータ駆動装置を用いる。すなわち、スピンドルモータ50に三相ブラシレスモータ3を用い、ドライバ回路39にダウンコンバータ1、ドライバ部2、及び制御回路4からなる回路を用いる。
【0061】
スピンドルモータ50は光ディスク38を線速度一定で回転させるためにモータ回転数を変化させる。本発明に係るモータ制御装置は、モータ回転数にかかわらず正規化した三角波を生成することができるので、上記光ディスク再生装置のようにモータ回転数を変化させる必要のある電気機器に好適である。
【0062】
なお、本実施形態では三相ブラシレスモータを用いた場合について説明したが本発明はこれに限定されることはなく、通電区間と非通電区間との切替ポイントにおけるモータ駆動電流の変化が急峻であるモータ制御に適用することができ、例えばステッピングモータ等に適用することができる。
【0063】
【発明の効果】
上記で説明した通り、本発明に係るモータ駆動装置は、複数の低インピーダンスの出力状態を順次切り替えることによりモータを駆動するとともに、前記低インピーダンスの1つの出力状態から他の出力状態に切り替わる間に前記低インピーダンス状態よりインピーダンスの高い高インピーダンス状態の区間を有し、前記高インピーダンス状態から前記低インピーダンスの出力状態に切り替わる前の期間であって、前記高インピーダンス状態の区間の1/2未満である期間及び前記低インピーダンスの出力状態から前記高インピーダンス状態に切り替わった後の期間であって前記高インピーダンス状態の区間の1/2未満である期間に、デューティがスイープするPWM信号によってPWM駆動を行うようにしている。
【0064】
このようにするにより、モータ駆動電流が急峻に変化しなくなるので、モータトルクの脈動が減少する。これにより、モータ回転時における騒音の発生を低減することができる。特に、モータトルクの大きい加速時や逆転ブレーキに著しい効果を奏する。さらに、デューティがスイープする期間を高インピーダンス区間の1/2未満にしているので、ステータコイルの中点電位と各相のモータ電圧とのクロスポイントを検出することができる。これにより、モータの回転を検出できなくなる不具合は発生しない。
【0065】
また、前記低インピーダンスの出力状態がそれぞれ略120°の区間であり、前記高インピーダンス状態の区間がそれぞれ略60°の区間であるようにしてもよい。これにより、いわゆる120°通電を実現することができる。
【0066】
また、前記高インピーダンスの状態から出力レベルが高い高レベル出力又は高レベル区間がより長いPWM駆動に切り替わるときには前記デューティが徐々に大きく又は前記低インピーダンスの出力状態におけるPWM波形のデューティに近づくように、高インピーダンスの状態から出力レベルが低い低レベル出力又は高レベル区間がより短いPWM駆動に切り替わるときには前記デューティが徐々に小さく又は前記低インピーダンスの出力状態におけるPWM波形のデューティに近づくようにしてもよい。
【0067】
これにより、低インピーダンスの出力状態と高インピーダンスの出力状態との切替ポイントにおいてPWMデューティが滑らかにつながるので、静音化を図ることができる。
【0068】
また、前記デューティがスイープするPWM信号が、モータの回転に応じて形成される第1の三角波と、第1の三角波よりも周波数の高い第2の三角波との合成により形成されるとともに、前記第1の三角波の最低電圧が、所定時間一定レベルを出力してもよい。
【0069】
これにより、デューティがスイープするPWM信号を簡単な回路によって得ることができる。
【0070】
また、前記モータが三相センサレスモータであってもよい。これにより、モータの低コスト化及び小型化を図ることができる。
【0071】
本発明に係るモータ駆動制御回路は、モータと該モータが有する複数のステータコイルに順次駆動電流を供給するドライバ部との各接続ノードの電圧であるそれぞれのモータ電圧を検出し、前記モータ電圧それぞれに応じて前記ドライバ部を制御する回路であって、前記モータの回転に応じた三角波を生成する三角波生成手段と、該三角波生成手段から出力される三角波のレベルを変更するレベル変更手段と、前記レベル変更手段から出力されるレベル変更された三角波と前記三角波より周波数の高い第2の三角波とを比較してPWM信号を生成するPWM信号生成手段と、所定のデューティでPWM駆動する通電区間と高インピーダンス出力である非通電区間とからなるPWMドライブ信号を前記モータのステータコイル各々に対応するように各々位相を異ならせて複数生成する手段と、前記PWMドライブ信号各々に対して、通電区間から非通電区間に切り替わった後の期間であって非通電区間の1/2未満である期間及び非通電区間から通電区間に切り替わる前の期間であって非通電区間の1/2未満である期間に前記PWM信号を付加して前記ドライブ部に出力する出力手段と、を備え、 前記レベル変更手段により、通電区間と非通電区間との切り替わりポイントにおける前記PWM信号のデューティは、徐々に前記PWMドライブ信号の通電区間のデューティと略同一になるように変更される構成にしている。
【0072】
このような構成にすることにより、モータ駆動電流が急峻に変化しなくなるので、モータトルクの脈動が減少する。これにより、モータ回転時における騒音の発生を低減することができる。特に、モータトルクの大きい加速時や逆転ブレーキに著しい効果を奏する。また、通電区間と非通電区間との切り替わりポイントにおけるPWM信号のデューティとPWMドライブ信号の通電区間のデューティとが略同一になるようにしているので、非通電区間と通電区間との切替ポイントにおいてPWMデューティが滑らかにつながる。これにより、静音化を図ることができる。さらに、PWMドライブ信号にPWM信号を付加する期間を非通電区間の1/2未満にしているので、ステータコイルの中点電位と各相のモータ電圧とのクロスポイントを検出することができる。これにより、モータの回転を検出できなくなる不具合は発生しない。
【0073】
また、本発明によると、前記三角波生成手段が互いに180°位相の異なる二つの三角波を生成し、これら二つの三角波を足すことによって合成波を求め、前記二つの三角波それぞれを前記合成波に応じた値に基準化するので、前記三角波生成手段を比較的簡単な構成の回路によって実現することができる。
【0074】
また、本発明に係るモータ駆動装置は、モータと、該モータが有する複数のステータコイルに順次駆動電流を供給するドライバ部と、前記ドライバ部を制御する上記いずれかのモータ駆動制御回路と、を備える構成であるので、モータ駆動装置の静音化を図ることができる。
【0075】
また、本発明に係る電気機器は、上記構成のモータ駆動装置と、該モータ駆動装置によって駆動する回転体と、を備えるので、電気機器の静音化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るモータ駆動装置の一構成例を示す図である。
【図2】図1のモータ駆動装置に設けられる制御回路が具備する三角波生成回路の一構成例を示す図である。
【図3】図1のモータ駆動装置に設けられる制御回路が行う正規化の手順を示す信号波形図である。
【図4】図1のモータ駆動装置に設けられる制御回路が具備する正規化回路の一構成例を示す図である。
【図5】図1のモータ駆動装置に設けられる制御回路が生成するPWM信号波形及び図1のモータ駆動装置に設けられるドライバ部がモータに供給するモータ駆動電流波形を示す図である。
【図6】本発明に係る光ディスク再生装置の一構成例を示す図である。
【図7】従来のモータ駆動装置のモータ電圧波形及びモータ駆動電流波形を示す図である。
【符号の説明】
1  ダウンコンバータ
2  ドライバ部
3  三相ブラシレスモータ
4  モータ駆動制御回路
39  ドライバ回路
50  スピンドルモータ

Claims (9)

  1. 複数の低インピーダンスの出力状態を順次切り替えることによりモータを駆動するとともに、前記低インピーダンスの1つの出力状態から他の出力状態に切り替わる間に前記低インピーダンス状態よりインピーダンスの高い高インピーダンス状態の区間を有するモータ駆動装置であって、
    前記高インピーダンス状態から前記低インピーダンスの出力状態に切り替わる前の期間であって、前記高インピーダンス状態の区間の1/2未満である期間及び前記低インピーダンスの出力状態から前記高インピーダンス状態に切り替わった後の期間であって前記高インピーダンス状態の区間の1/2未満である期間に、デューティがスイープするPWM信号によってPWM駆動を行うことを特徴とするモータ駆動装置。
  2. 前記低インピーダンスの出力状態がそれぞれ略120°の区間であり、前記高インピーダンス状態の区間がそれぞれ略60°の区間である請求項1に記載のモータ駆動装置。
  3. 前記高インピーダンスの状態から出力レベルが高い高レベル出力又は高レベル区間がより長いPWM駆動に切り替わるときには前記デューティが徐々に大きく又は前記低インピーダンスの出力状態におけるPWM波形のデューティに近づくように、高インピーダンスの状態から出力レベルが低い低レベル出力又は高レベル区間がより短いPWM駆動に切り替わるときには前記デューティが徐々に小さく又は前記低インピーダンスの出力状態におけるPWM波形のデューティに近づくようにPWM駆動を行う請求項1又は請求項2に記載のモータ駆動装置。
  4. 前記デューティがスイープするPWM信号が、モータの回転に応じて形成される第1の三角波と、第1の三角波よりも周波数の高い第2の三角波との合成により形成されるとともに、前記第1の三角波の最低電圧が、所定時間一定レベルを出力する請求項1〜3のいずれかに記載のモータ駆動装置。
  5. 前記モータが三相センサレスモータである請求項1〜4のいずれかに記載のモータ駆動装置。
  6. モータと該モータが有する複数のステータコイルに順次駆動電流を供給するドライバ部との各接続ノードの電圧であるそれぞれのモータ電圧を検出し、前記モータ電圧それぞれに応じて前記ドライバ部を制御するモータ駆動制御回路において、
    前記モータの回転に応じた三角波を生成する三角波生成手段と、
    該三角波生成手段から出力される三角波のレベルを変更するレベル変更手段と、
    前記レベル変更手段から出力されるレベル変更された三角波と前記三角波より周波数の高い第2の三角波とを比較してPWM信号を生成するPWM信号生成手段と、
    所定のデューティでPWM駆動する通電区間と高インピーダンス出力である非通電区間とからなるPWMドライブ信号を前記モータのステータコイル各々に対応するように各々位相を異ならせて複数生成する手段と、
    前記PWMドライブ信号各々に対して、通電区間から非通電区間に切り替わった後の期間であって非通電区間の1/2未満である期間及び非通電区間から通電区間に切り替わる前の期間であって非通電区間の1/2未満である期間に前記PWM信号を付加して前記ドライブ部に出力する出力手段と、
    を備え、
    前記レベル変更手段により、通電区間と非通電区間との切り替わりポイントにおける前記PWM信号のデューティは、徐々に前記PWMドライブ信号の通電区間のデューティと略同一になるように変更されることを特徴とするモータ駆動制御回路。
  7. 前記三角波生成手段が互いに180°位相の異なる二つの三角波を生成し、
    これら二つの三角波を足すことによって合成波を求め、前記二つの三角波それぞれを前記合成波に応じた値に基準化する請求項6に記載のモータ駆動制御回路。
  8. モータと、
    該モータが有する複数のステータコイルに順次駆動電流を供給するドライバ部と、
    前記ドライバ部を制御する請求項6又は7に記載のモータ駆動制御回路と、
    を備えることを特徴とするモータ駆動装置。
  9. 請求項1〜5又は8のいずれかに記載のモータ駆動装置と、
    該モータ駆動装置によって駆動される回転体と、
    を備えることを特徴とする電気機器。
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