JP2006238021A - デジタルカメラシステム及びデジタルカメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】デジタルカメラの撮像動作や画像データの保存先等を遠隔で制御すること。
【解決手段】ホストデジタルカメラ1によって無線通信ネットワーク5を介してリンクが確立している各スレーブデジタルカメラ2〜4のうち少なくとも1つのスレーブデジタルカメラに対して撮像条件の設定やレリーズなどの撮像動作に関する各制御信号(カメラコントロールコマンド)を送信し、かつ各スレーブデジタルカメラ2〜4のうち少なくとも1つのスレーブデジタルカメラの画像データを任意のデジタルカメラ1〜4、例えばホストデジタルカメラ1又は各スレーブデジタルカメラ3、4に保存する。
【選択図】図1
【解決手段】ホストデジタルカメラ1によって無線通信ネットワーク5を介してリンクが確立している各スレーブデジタルカメラ2〜4のうち少なくとも1つのスレーブデジタルカメラに対して撮像条件の設定やレリーズなどの撮像動作に関する各制御信号(カメラコントロールコマンド)を送信し、かつ各スレーブデジタルカメラ2〜4のうち少なくとも1つのスレーブデジタルカメラの画像データを任意のデジタルカメラ1〜4、例えばホストデジタルカメラ1又は各スレーブデジタルカメラ3、4に保存する。
【選択図】図1
Description
本発明は、ホスト及びスレーブを有する複数のデジタルカメラによりネットワークを構築して各デジタルカメラの撮像及び画像データの保存先等を制御するデジタルカメラシステム、及びこのデジタルカメラシステムを構成するデジタルカメラに関する。
互いに無線通信可能なカメラとして例えば特許文献1、2に開示されている技術がある。特許文献1には、ホストのカメラから他のカメラに対してカメラ情報の要求を行ない、これら他のカメラから送られてきたカメラ情報に基づいてホスト及び他のカメラによってそれぞれ同じような明るさ、コントラスト、画質等で各画像が得られるように撮像条件の設定、すなわち協調撮像設定を行い、この設定データを他のカメラに通知することが開示されている。
特許文献2には、通信可能なカメラをリモートコントロールとして機能させ、例えば画像表示用の他の外部機器を遠隔無線操作することが開示されている。
特開2001−111866号公報
特開2002−64740号公報
しかしながら、特許文献1は、ホスト及び他のカメラにおける各撮像条件を共通化し、ホスト又は他のカメラにおいてそれぞれ個別で撮像を行なうもので、ホストから他のカメラを遠隔地から制御して撮像を行なわせるものではない。
特許文献2は、例えば画像表示用の他の外部機器の遠隔操作用として用いるもので、これもカメラを遠隔地から制御して撮像を行なわせるものではない。
本発明は、無線通信機能を有する複数のデジタルカメラを有し、これらデジタルカメラのうち少なくとも1つのデジタルカメラがホストとなり、他の各デジタルカメラがスレーブとなって相互に無線通信を行う無線通信ネットワークを構築可能なデジタルカメラシステムにおいて、ホストデジタルカメラは、各スレーブデジタルカメラからそれぞれ送信される各スルー画像を受信し、これらスルー画像のうち当該ホストデジタルカメラに対して送信要求を行うスルー画像を選択指示し、当該選択指示されたスルー画像を送信するスレーブデジタルカメラに対して本画像データの送信要求を送信する送信指定手段を備え、スレーブデジタルカメラは、ホストデジタルカメラから送信された送信要を受けると本画像データをホストデジタルカメラに送信するデジタルカメラシステムである。
本発明は、被写体を撮像する撮像機能と無線通信を行なう無線通信機能とを有し、他の各デジタルカメラとの間でネットワークを構築可能とし、当該ネットワークでホスト又はスレーブとして機能するデジタルカメラにおいて、ホストとなった場合、各スレーブデジタルカメラからそれぞれ送信される各スルー画像を受信し、これらスルー画像のうち当該ホストデジタルカメラに対して送信要求を行うスルー画像を選択指示し、当該選択指示されたスルー画像を送信するスレーブデジタルカメラに対して本画像データの送信要求を送信し、スレーブとなった場合、ホストデジタルカメラから送信された送信要を受けると本画像データをホストデジタルカメラに送信するデジタルカメラである。
本発明は、デジタルカメラの撮像動作や画像データの保存先等を遠隔で制御できるデジタルカメラシステム及びこのデジタルカメラシステムを構成するデジタルカメラを提供できる。
以下、本発明の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1はデジタルカメラシステムの全体構成図を示す。このデジタルカメラシステムは、無線通信機能を有する一眼レフの複数のデジタルカメラ、例えば4台のデジタルカメラ1〜4と、これらデジタルカメラ1〜4の相互間での撮像画像データなどの各種データ等のデータ通信を行う無線通信ネットワーク5とを有する。無線通信ネットワーク5は、通信ネットワーク6に複数のアクセスポイント(AP)、例えば2つのアクセスポイント7、8が接続されている。
複数のデジタルカメラ1〜4は、それぞれ同一機能を有し、少なくとも1つのデジタルカメラ、例えばデジタルカメラ1がホストになり、他の各デジタルカメラ2〜4がスレーブとなっている。
図2は一眼レフの各デジタルカメラ1〜4の機能ブロック図を示す。なお、各デジタルカメラ1〜4は、それぞれ同一構成を有するものであり、他のデジタルカメラ2〜4の説明は省略する。このデジタルカメラ1は、ボディユニット(カメラ本体)10と、アクセサリ装置としてのレンズユニット(レンズ鏡筒)11と、記録メディア12及びストロボユニットとを有する。レンズユニット11は、ボディユニット10に対して交換可能である。記録メディア12は、通信コネクタ14に対して着脱可能であり、この通信コネクタ14を通して撮像画像データを記録する。ストロボユニット13は、ボディユニット10に対してストロボ通信コネクタ15を介して外付けされる。
レンズユニット11は、ボディユニット10の前面に対して図示しないレンズマウントを介して着脱可能に装着されている。このレンズユニット11は、各撮像レンズ16と、17と、絞り18と、レンズ駆動機構19と、絞り駆動機構20と、レンズ制御用マイクロコンピュータ21とから構成される。
各撮像レンズ16、17は、レンズ駆動機構19内に存在する図示しないDCモータの駆動によって光軸方向にそれぞれ移動する。絞り18は、絞り駆動機構20内に存在する図示しないステッピングモータの駆動によって絞り径が変化する。
レンズ制御用マイクロコンピュータ21は、レンズユニット11内に収納されているレンズ駆動機構19及び絞り駆動機構20等の各機能を駆動制御する。このレンズ制御用マイクロコンピュータ21は、レンズ通信コネクタ22を介して後述するボディ制御用マイクロコンピュータ23との間で相互にデータ授受が可能となり、ボディ制御用マイクロコンピュータ23から発せられた指令に従って制御される。
ボディユニット10内には、クイックリターンミラー24が設けられている。このクイックリターンミラー24は、レンズユニット11内の各撮像レンズ16、17、絞り18を介して入射される図示しない被写体からの光束上に設けられている。このクイックリターンミラー24の反射光束上には、フォーカシングスクリーン25と、ペンタプリズム26とが設けられ、さらにペンタプリズム26から出射される光束上に接眼レンズ27が設けられている。これにより、レンズユニット11内の各撮像レンズ16、17と、絞り18とを介して入射された被写体からの光束は、クイックリターンミラー24の上面側で反射され、フォーカシングスクリーン25と、ペンタプリズム26とを介して接眼レンズ27に至る。
クイックリターンミラー24の中央部は、ハーフミラーに形成されている。このクイックリターンミラー24の下面側には、サブミラー28が略垂直方向に設けられている。このクイックリターンミラー24は、アップダウン移動可能に設けられている。なお、同図に示すクイックリターンミラー24は、ダウンした位置にある。このダウンした位置にクイックリターンミラー24がある場合、レンズユニット11内の各撮像レンズ16、17と、絞り18とを介して入射された被写体からの光束の一部がクイックリターンミラー24を透過する。この透過した光束は、サブミラー28で反射し、自動測距を行うためのAF(オートフォーカス)センサユニット29に入射する。
クイックリターンミラー24を透過した光束上には、フォーカルプレーン式のシャッタユニット30と撮像モジュール31とが設けられている。撮像モジュール31は、光学系を通過した被写体像を光電変換する固体撮像素子(CCD)32を収容した撮像ユニット33を備えている。なお、クイックリターンミラー24が光束上から退避した場合、各撮像レンズ16、17を通った光束は、撮像モジュール31内の固体撮像素子(CCD)32に結像される。
クイックリターンミラー24のアップ時には、サブミラー28は折り畳まれる。このクイックリターンミラー24がアップ位置にあると、レンズユニット11内の各撮像レンズ16、17と、絞り18とを介して入射された被写体からの光束が撮像モジュール31で撮像され、動画であるスルー画像を得る。
ボディユニット10内には、画像処理を行う画像処理コントローラ34が内蔵されている。この画像処理コントローラ34には、撮像素子インターフェイス回路35と、SDRAM36と、通信コネクタ14とを介して記録メディア12とが接続されている。撮像素子インターフェイス回路35は、撮像モジュール31内の撮像素子30に接続されている。SDRAM36は、データ等の記憶領域として設けられている。
記録メディア12は、例えば各種のメモリカードや外付けのハードディスクドライブ(HDD)等の外部記録媒体であり、通信コネクタ14を介してカメラボディ10と通信可能で、かつ交換可能に装着されている。
ボディ制御用マイクロコンピュータ23には、レンズ通信コネクタ22と、測光回路38と、ミラー駆動機構39と、AFセンサ駆動回路40と、シャッタ駆動制御回路41と、不揮発性メモリ(EEPROM)42と、カラー液晶TFT(Thin Film Transistor)ディスプレイ(以下、TFT液晶ディスプレイと称する)43と、カメラ操作ボタン群44と、図示しない電源回路を介して電池とが接続されている。
測光回路38は、ペンタプリズム26からの光束に基づいて測光処理を行う。ミラー駆動機構39は、クイックリターンミラー24を駆動制御する。AFセンサ駆動回路40は、AFセンサユニット29を駆動制御する。シャッタ駆動制御回路41は、シャッタユニット30の先幕と後幕との動きを制御すると共に、ボディ制御用マイクロコンピュータ23との間でシャッタユニット30の開閉動作を制御する信号とストロボと同調する信号の授受を行う。
不揮発性メモリ42は、デジタルカメラ制御に必要な所定の制御パラメータを記憶するもので、ボディ制御用マイクロコンピュータ23からアクセス可能である。
TFT液晶ディスプレイ43は、例えばレンズユニット11を通して捉えられる被写体の動画をスルー画像として表示したり、被写体を撮像したときの静止画像をフル画像で表示したり、又はこの静止画像を圧縮したサムネイル画像等を表示する。
カメラ操作ボタン群44は、当該デジタルカメラを操作するため各種ボタン、例えば撮像動作の実行を指示するレリーズボタンと、撮像モードと画像表示モードとを切り替えるモード変更ボタンと、電源投入を行なうパワーボタン、画像データの送信を行う送信ボタン、例えばTFT液晶ディスプレイ43中に表示される被写体の静止画像又はそのサムネイル画像等を選択するため十字キー等を有する。なお、カメラ操作スイッチ44は、必要な操作釦を含む。電源回路は、電池の出力電圧値を、当該デジタルカメラで必要とする所定の電圧値に変換して供給する。
ボディ制御用マイクロコンピュータ23とレンズ制御用マイクロコンピュータ21とは、レンズユニット11の装着時に、レンズ通信コネクタ22を介してデータ通信可能に電気的に接続される。そして、デジタルカメラとしてレンズ制御用マイクロコンピュータ21は、ボディ制御用マイクロコンピュータ23に対して従属的に協働しながら稼動する。
ストロボユニット13は、閃光発光部45と、ストロボ発光回路46と、ストロボ制御用マイクロコンピュータ47及び図示しない電池とから構成される。このストロボユニット13は、ストロボ通信コネクタ47を介してボディユニット10と通信可能でかつ着脱可能に装着されている。
無線通信回路48がボディ制御用マイクロコンピュータ23に接続されている。この無線通信回路48は、ボディユニット10に内蔵されている。この無線通信回路48は、アンテナ49が接続され、無線通信ネットワーク5を介して各デジタルカメラ2〜4との間でリンクを確立してデータ通信を行う。
図3はボディユニット10の背面の構成図を示す。ボディユニット10の背面50には、TFT液晶ディスプレイ43と、カメラ操作ボタン群44を構成する各操作ボタン44−1〜44−4、例えば撮像動作の実行を指示するレリーズボタン44−5及び十字キー44−6等と、ファインダ51とが設けられ、又は上面にはアンテナ49が設けられている。各操作ボタン44−1〜44−4は、例えば撮像モードと画像表示モードとを切り替えるモード変更ボタン、電源投入を行なうパワーボタン、カメラ撮像条件確認を行なうためのボタン、撮像指示ボタン、画像データの送信を行う送信ボタンなどが割り振られている。十字キー44−6は、例えばTFT液晶ディスプレイ43中に表示される被写体の静止画像又は被写体の静止画像等を圧縮処理したサムネイル画像等を選択するために操作されるもので、互いに直交する4方向(例えば上下左右方向)の各指示キー52〜55を有する。
ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、ホストとなった場合(以下、デジタルカメラ1の場合)、スレーブとなった他の各デジタルカメラ2〜4のうち無線通信ネットワーク5を介してリンクが確立している各スレーブデジタルカメラ、例えば全デジタルカメラ2〜4に対してそれぞれ撮像条件の設定やレリーズなどの撮像動作に関する各制御信号(カメラコントロールコマンド)を送信させる。
ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、ホストとなった場合、各スレーブデジタルカメラ2〜4からそれぞれ送信される各スルー画像を受信し、これらスルー画像のうち当該ホストデジタルカメラ1に対して送信要求を行うスルー画像を選択指示し、当該選択指示されたスルー画像を送信する例えば各スレーブデジタルカメラ2、4に対して被写体の静止画像である本画像データの送信要求(カメラコントロールコマンド)を送信する。
スルー画像の選択は、次のように行われる。ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、ホストとなった場合、自身で撮像している被写体の動画であるスルー画像をTFT液晶ディスプレイ43に表示すると共に、リンクが確立されている各スレーブデジタルカメラ2〜4から送信されてくる被写体の動画である各スルー画像を表示する。図3に示すTFT液晶ディスプレイ43には、ホストとなった自身のデジタルカメラ1で撮像している被写体の動画であるスルー画像D1と、各スレーブデジタルカメラ2〜4でそれぞれ撮像している被写体の動画である各スルー画像D2〜D4とが表示されている。この場合、各スルー画像D1〜D4は、TFT液晶ディスプレイ43の表示画面上に4分割されて表示されている。
ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、ホストとなった場合、TFT液晶ディスプレイ43に表示されている各スルー画像D1〜D4の中から例えば十字キー44−6への操作により任意のスルー画像、例えば図4に示すように各スルー画像D2、D4を選択すると、この選択された各スルー画像D2、D4を撮像しているスレーブの各デジタルカメラ2、4に対してそれぞれリレーズや本画像データの送信要求などの各制御信号(カメラコントロールコマンド)を送信する。
ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、各スルー画像D1〜D4の中から任意のスルー画像を選択する場合、例えば十字キー44−6への操作を受けて選択すべきスルー画像、例えば図4に示すように各スルー画像D2、D4の外周縁にそれぞれ各選択指示枠W(W2、W4)を表示させる。選択するスルー画像の枚数は、各スルー画像D2、D4の2枚に限らず、1枚、3枚、4枚でもよい。
ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、ホストとなった場合、TFT液晶ディスプレイ43の表示画面上に、図5に示すようにリンクが確立されている各スレーブデジタルカメラ2〜4を確認するネットワーク確認画面Ha、又は図6に示すように各スレーブデジタルカメラ2〜4及び自身の撮像動作に関する設定条件を変更可能とするカメラ撮像条件確認画面Hbを表示する。
このボディ制御用マイクロコンピュータ23は、図5に示すネットワーク確認画面Ha上に、ホストのデジタルカメラ1及びスレーブの各デジタルカメラ2〜4の各選択ボタン、例えば「HOST」「MY カメラ」「SLAVE」「カメラ1、カメラ2、…」などの各選択ボタンをリスト表示する。なお、同ネットワーク確認画面Ha上には、スレーブの各デジタルカメラ2〜4以外のデジタルカメラの各選択ボタンも表示可能になっている。
このボディ制御用マイクロコンピュータ23は、ネットワーク確認画面Haを表示している状態で、撮影者が例えば十字キー44−6を操作して例えばスレーブデジタルカメラ2を選択すると、当該スレーブデジタルカメラ4の設定ウィンドウSをネットワーク確認画面Ha内に表示する。このネットワーク確認ウィンドウSaには、例えばスレーブデジタルカメラ2のネットワーク情報として例えばESS−ID、セキュリティ、無線の種類、MACアドレスなどが表示される。
又、ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、図6に示すカメラ撮像条件確認画面Hb上に、ホストのデジタルカメラ1及びスレーブの各デジタルカメラ2〜4の各選択ボタン、例えば「HOST」「MY カメラ」「SLAVE」「カメラ1、カメラ2、…」などの各選択ボタンをリスト表示する。なお、同カメラ撮像条件確認画面Hb上にもスレーブの各デジタルカメラ2〜4以外のデジタルカメラの各選択ボタンも表示可能になっている。
このボディ制御用マイクロコンピュータ23は、カメラ撮像条件確認画面Hbを表示している状態で、撮影者が例えば十字キー44−6を操作して例えばスレーブデジタルカメラ2を選択すると、当該スレーブデジタルカメラ2の撮像条件確認変更ウィンドウSbをカメラ撮像条件確認画面Hb内に表示する。この撮像条件確認変更ウィンドウSbには、例えばスレーブデジタルカメラ2のカメラ撮像条件として例えば撮像時間、マニュアル又はオートの撮像モード、露出、シャッタスピード、F値、さらには記録メディア12の空き領域の容量(以下、空き領域と称する)、本画像データの保存先、本画像データのバックアップ保存先などが表示される。
この撮像条件確認変更ウィンドウSbが表示されている状態で、撮影者が例えば各操作ボタン44−1〜44−4や十字キー44−6を操作すると、ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、例えばスレーブデジタルカメラ2のカメラ撮像条件として例えば撮像時間、マニュアル又はオートの撮像モード、露出、シャッタスピード、F値、さらには本画像データの保存先、本画像データのバックアップ保存先などを変更設定できる。
ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、スレーブとなった場合、ホストデジタルカメラ1から送信された静止画像である本画像データの送信要求(カメラコントロールコマンド)を受けると、本画像データをホストデジタルカメラ1に送信する。
ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、ホストとなった場合、各スレーブデジタルカメラ2〜4とリンクを確立すると、当該各スレーブデジタルカメラ2〜4の各撮像条件を取得し、当該撮像条件を内蔵メモリである例えばSDRAM36に記憶する。
ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、スレーブとなった場合、自身で撮像により取得した本画像データを、無線通信ネットワーク5に接続されている他のスレーブデジタルカメラ、例えばスレーブデジタルカメラ3、4の記録メディア12等に保存させる。
ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、スレーブとなった場合、例えば他のスレーブデジタルカメラ3、4から送られてきた本画像データを保存すると、当該保存完了の情報をホストデジタルカメラ1に送信する。
ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、ホストとなった場合、本画像データを保存する先の例えばスレーブデジタルカメラ3の記録メディア14の記憶容量が満杯(フル)で空き容量が無い場合、無線通信ネットワーク5に接続されている例えば他のスレーブデジタルカメラ4のメディアに本画像データを保存させる。
ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、スレーブとなった場合、本画像データを保存させるための固有のフォルダを例えば記録メディア12に作成する。
ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、ホストとなった場合、本画像データを各スレーブデジタルカメラ2〜4において作成された各フォルダにそれぞれ振り分けて保存させる。
ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、ホストとなった場合、無線通信ネットワーク5に接続されている例えばスレーブデジタルカメラ2の撮像により取得された本画像データを、無線通信ネットワーク5に接続されている任意の例えばスレーブデジタルカメラ4のメディアに保存させる。
ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、スレーブとなった場合、撮像により取得された本画像データを、無線通信ネットワーク5に接続されている例えばスレーブデジタルカメラ3のメディアに保存させると共に、他のスレーブデジタルカメラ4のメディアにバックアップ保存させる。
ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、ホストとなった場合、図7に示すようにTFT液晶ディスプレイ43に、ホストデジタルカメラ1のスルー画像D1を表示すると共に、各スレーブデジタルカメラ2〜4の撮像により取得された各画像の通信状態、例えばスレーブデジタルカメラ2の撮像により取得された本画像データD2をスレーブデジタルカメラ3に送信中であることを当該本画像データD2の外周縁に赤色で点滅する画像通信状態枠W2で表示する。スレーブデジタルカメラ3でスレーブデジタルカメラ2からの本画像データD2を受信中であることを例えば緑色で点滅する画像通信状態枠W3により表示すると共に、「受信中」を文字表示する。さらにスレーブデジタルカメラ4でスレーブデジタルカメラ2からの本画像データD2をバックアップ保存するために受信待ちであることを例えば青色の画像通信状態枠W4により表示すると共に、「受信待ち」を文字表示する。
ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、ホストとなった場合、図8に示すようにTFT液晶ディスプレイ43に、各スレーブデジタルカメラ2〜4から自身の記録メディア12の空き容量が無く満杯(フル)であることを通知するメディアフル情報を受信すると、当該スレーブデジタルカメラ2〜4、例えばスレーブデジタルカメラ3のスルー画像D3の表示に代わってスレーブデジタルカメラ3の記録メディア12の空き容量が無く満杯(フル)であることを示す「メディアフル」の警告を文字表示する。この場合、ホストデジタルカメラ1のボディ制御用マイクロコンピュータ23は、例えば画像通信状態枠W3を例えば緑色で点滅して警告する。
次に、上記の如く構成されたデジタルカメラシステムの動作について図9A及び図9Bに示すカメラコントロールフローチャート及び図10に示すカメラコントロールの動作タイミング図に従って説明する。なお、図9A及び図9Bでは各工程をステップ「S」により示し、図10ではステップ「#」により示す。
ホストデジタルカメラ1は、ステップS1(ステップ#1)において、電源が投入される。同様に、スレーブの各デジタルカメラ2〜4においても各ステップ#1−1、#1−2、#1−3においてそれぞれ電源が投入される。
次に、ホストデジタルカメラ1は、ステップS2(ステップ#2)において、無線LANの電源が投入されると、カメラシステムのソフトウエアを起動し、次のステップS3において、各スレーブデジタルカメラ2〜4に対してそれぞれ無線通信ネットワーク5を介して所定の無線コネクション動作により例えばビーコン検出等を行い、次のステップS4において、複数のスレーブデジタルカメラ、ここでは各スレーブデジタルカメラ2〜4を検出して当該スレーブデジタルカメラ2〜4との間でリンクが確立する。
次に、ホストデジタルカメラ1は、ステップS5において、各スレーブデジタルカメラ2〜4からの各デバイスの通知(Device Inform)を受け取り、例えば各スレーブデジタルカメラ2〜4のカメラ撮像条件として例えば撮像時間、マニュアル又はオートの撮像モード、露出、シャッタスピード、F値、さらには本画像データの保存先、本画像データのバックアップ保存先、記録メディア12の残り容量などを取得する。
次に、ホストデジタルカメラ1は、ステップS6において、各スレーブデジタルカメラ2〜4のカメラ撮像条件として例えば撮像時間、マニュアル又はオートの撮像モード、露出、シャッタスピード、F値、さらには本画像データの保存先、本画像データのバックアップ保存先、記録メディア12の残り容量などをSDRAM36等に保存する。
ここで、ホストデジタルカメラ1は、ステップ#3において、図5に示すようにリンクが確立されている各スレーブデジタルカメラ2〜4を確認するネットワーク確認画面HaをTFT液晶ディスプレイ43の表示画面上に表示する。この状態で、撮影者がホストデジタルカメラ1における例えば十字キー44−6を操作して例えばスレーブデジタルカメラ2を選択すると、当該デジタルカメラ2の設定ウィンドウSがネットワーク確認画面Ha内に表示される。撮影者は、ネットワーク確認ウィンドウSaを見ることにより例えばデジタルカメラ2のネットワーク情報として例えばESS−ID、セキュリティ、無線の種類、MACアドレスなどを確認できる。
次に、各スレーブデジタルカメラ2〜4は、それぞれ自身で撮像している被写体の動画である各スルー画像をホストデジタルカメラ1に送信する。ここで、各スレーブデジタルカメラ2〜4での各スルー画像の撮像及び送信動作について図2を参照して説明する。
先ず、ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、画像処理コントローラ34に対して動作指示を与える。この画像処理コントローラ34は、撮像素子インターフェイス回路35を制御し、撮像モジュール31から撮像素子インターフェイス回路35を介して画像データを取り込み、この撮像画像データを一時保管用メモリであるSDRAM36に一時保存する。画像処理コントローラ34は、SDRAM36に一時保存された撮像画像データを例えばJPEGデータに変換し、通信コネクタ14を介して記録メディア12に保管する。
クイックリターンミラー24がミラー駆動機構39によってダウン位置にあるとき、各撮像レンズ16及び17からの光束は、AFセンサユニット29側とペンタプリズム26側へとそれぞれ分割されて導かれる。
AFセンサユニット29内のAFセンサは、各撮像レンズ16及び17からの光束を受光してAFセンサ信号を出力する。このAFセンサ信号は、AFセンサ駆動回路40を介してボディ制御用マイクロコンピュータ23へ送信される。このボディ制御用マイクロコンピュータ23は、AFセンサユニット29の出力を取り込んで周知の測距処理を行う。
ペンタプリズム26側に導かれた光束は、ペンタプリズム26内を通って接眼レンズ27に導かれる。これにより、撮影者は、接眼レンズ27を通して被写体を目視できる。これと共にペンタプリズム26を通過した光束の一部は、測光回路38内のホトセンサ(図示せず)へ導かれ、ここで検知された光量に基づいて周知の測光処理が行われる。
ここで、クイックリターンミラー24がミラー駆動機構39によってアップ位置にあると、各撮像レンズ16及び17からの光束は、撮像モジュール31に入射する。この撮像モジュール31は、各撮像レンズ16及び17からの光束を受光し、被写体の動画の画像データを出力する。
画像処理コントローラ34は、撮像モジュール31から出力された被写体の動画の画像データを送信に適したデータに変換して無線通信回路48に送る。この無線通信回路48は、被写体の動画の画像データをスルー画像としてホストデジタルカメラ1に向けてアンテナ49から送信する。
ホストデジタルカメラ1は、ステップ#4において、各スレーブデジタルカメラ2〜4から送信された各スルー画像を受信する。すなわち、ホストデジタルカメラ1のボディ制御用マイクロコンピュータ23は、アンテナ49から無線通信回路48を通して各スレーブデジタルカメラ2〜4からの各スルー画像を受け、これらスルー画像を図3に示すようにTFT液晶ディスプレイ43の表示画面上に各スルー画像D2〜D4として表示する。なお、ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、自身で撮像している被写体の動画であるスルー画像D1も表示する。
次に、ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、ステップ#5において、TFT液晶ディスプレイ43に表示されている各スルー画像D1〜D4の中から例えば十字キー44−6への操作を受けて任意のスルー画像、例えば図4に示すように各スルー画像D2、D4を選択する。
次に、ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、各操作ボタン44−1〜44−4のうちカメラ撮像条件確認を行なうためのボタンの操作を受けると、ステップ#6において、図6に示すようにホストのデジタルカメラ1及び各スレーブデジタルカメラ2〜4の各選択ボタン(「HOST」「MY カメラ」「SLAVE」「カメラ1、カメラ2、…」など)をリスト表示するカメラ撮像条件確認画面Hbを表示する。
この状態で、撮影者が例えば十字キー44−6を操作して例えばスレーブデジタルカメラ2を選択すると、ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、ステップS7(ステップ#6)において、図6に示すように当該デジタルカメラ2の撮像条件確認変更ウィンドウSbをカメラ撮像条件確認画面Hb内に表示する。
ここで、撮影者が例えば各操作ボタン44−1〜44−4や十字キー44−6を操作すると、ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、これら操作ボタン44−1〜44−4や十字キー44−6の操作を受けて例えばスレーブデジタルカメラ2のカメラ撮像条件として例えば撮像時間、マニュアル又はオートの撮像モード、露出、シャッタスピード、F値などを変更設定できる。
同様に、撮影者が例えば各操作ボタン44−1〜44−4や十字キー44−6を操作すると、ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、ステップS8において、各操作ボタン44−1〜44−4や十字キー44−6の操作を受けて例えばスレーブデジタルカメラ2の本画像データの保存先、本画像データのバックアップ保存先などを変更設定できる。例えば、スレーブデジタルカメラ2の撮像により取得された本画像データの保存先をスレーブデジタルカメラ3に変更設定し、かつ本画像データのバックアップ保存先をスレーブデジタルカメラ4に変更設定できる。
次に、ホストデジタルカメラ1において各操作ボタン44−1〜44−4における送信ボタンが操作されると、当該ホストデジタルカメラ1のボディ制御用マイクロコンピュータ23は、ステップS9において、スレーブデジタルカメラ2に対して変更設定したカメラ撮像動作に関する制御信号(カメラコントロールコマンド)を無線通信回路48からアンテナ49を介して送信する。
次に、スレーブデジタルカメラ2は、ステップ#7において、ホストデジタルカメラ1から送信されたカメラ撮像動作に関する制御信号(カメラコントロールコマンド)を受信する。このスレーブデジタルカメラ2のボディ制御用マイクロコンピュータ23は、受信したカメラ撮像動作に関する制御信号を例えばSDRAM36に保存し、これにより撮像時間、撮像モード、露出、シャッタスピード、F値などを設定変更すると共に、本画像データの保存先をスレーブデジタルカメラ3に変更設定し、かつ本画像データのバックアップ保存先をスレーブデジタルカメラ4に変更設定する。
次に、ホストデジタルカメラ1において、各操作ボタン44−1〜44−4における撮像指示ボタン及び送信ボタンが操作されると、当該ホストデジタルカメラ1のボディ制御用マイクロコンピュータ23は、ステップS10(ステップ#8)において、スレーブデジタルカメラ2に対して撮像指示の制御信号(カメラコントロールコマンド)を無線通信回路48からアンテナ49を介して送信する。
撮像指示を受けたスレーブデジタルカメラ2は、ステップS11(ステップ#9)において被写体の撮像を行なう。すなわち、スレーブデジタルカメラ2のボディ制御用マイクロコンピュータ23は、変更設定された撮像時間、撮像モード、露出、シャッタスピード、F値に従ってシャッタ駆動制御回路41、絞り駆動制御回路20などを動作制御する。
シャッタ駆動制御回路41は、ボディ制御用マイクロコンピュータ23からシャッタを駆動制御するための信号を受取ると、この信号に基づいてシャッタユニット30を制御する。それと共に、シャッタ駆動制御回路41から図示しない検出回路を介してフォトリフレクタが通電され、このフォトリフレクタの検出出力が検出回路、シャッタ駆動制御回路41を介して検出信号として所定のタイミングでボディ制御用マイクロコンピュータ23に送られる。シャッタ駆動制御回路41は、ボディ制御用マイクロコンピュータ23からシャッタユニット30を駆動制御するための信号を受取ると、この信号に基づいてシャッタユニット30を駆動制御する。
それと共に、シャッタ駆動制御回路41は、所定のタイミングでボディ制御用マイクロコンピュータ23に対してストロボを発光させるためのストロボ同調信号を出力する。ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、このストロボ同調信号に基づいてストロボユニット13に通信により発光指令信号を出力する。これにより、閃光発光部45は、閃光を発する。
この結果、シャッタユニット30が開放されたときに撮像モジュール31から出力された被写体の静止画像である本画像データは、画像処理コントローラ34によってSDRAM36に一時保存され、例えばJPEGデータに変換され、通信コネクタ14を介して記録メディア12に保管される。
次に、スレーブデジタルカメラ2で撮像動作が終了すると、当該スレーブデジタルカメラ2のボディ制御用マイクロコンピュータ23は、ステップS12において、記録メディア12に保管されている本画像データを読み出し、この本画像データを画像処理コントローラ36で画像圧縮処理してサムネイル画像を作成し、このサムネイル画像をホストデジタルカメラ1に向けて無線通信回路48を介してアンテナ49から送信する。
これと共に、スレーブデジタルカメラ2のボディ制御用マイクロコンピュータ23は、ステップS13において、SDRAM36に保存されているカメラ撮像条件の情報から本画像データの保存先がスレーブデジタルカメラ3であることを認識すると、記録メディア12から読み出した本画像データをスレーブデジタルカメラ3に向けて無線通信回路48を介してアンテナ49から送信する。なお、ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、本画像データの送信と共に、例えば当該本画像データの撮像日付、本画像データの種類(例えばJPEG)、送信先であるスレーブデジタルカメラ2の旨の情報等もスレーブデジタルカメラ3に送信する。
スレーブデジタルカメラ2からの本画像データを受信したスレーブデジタルカメラ3のボディ制御用マイクロコンピュータ23は、スレーブデジタルカメラ2から送信されてきた本画像データを無線通信ネットワーク8を介して無線通信回路48で受信する。
ここで、スレーブデジタルカメラ3のボディ制御用マイクロコンピュータ23は、ステップS14において、自身の記録メディア12の空き容量があるか否かを判断する。この判断の結果、記録メディア12の空き容量が充分あって満杯(フル)でなければ、ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、ステップS15に移り、例えば記録メディア12にスレーブデジタルカメラ2から送信されてきた本画像データを保存させるための固有のフォルダを例えば記録メディア12に作成する。
次に、スレーブデジタルカメラ3のボディ制御用マイクロコンピュータ23は、ステップS16(ステップ#10)において、スレーブデジタルカメラ2から送信されてきた本画像データを記録メディア12に作成した固有のフォルダに保存する。このとき、同ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、固有のフォルダへの本画像データの保存と共に、例えば当該本画像データの撮像日付、本画像データの種類(例えばJPEG)、送信先であるスレーブデジタルカメラ2の旨の情報等も本画像データに添付された固有のフォルダに保存する。
次に、スレーブデジタルカメラ3のボディ制御用マイクロコンピュータ23は、ステップS17において、例えばスレーブデジタルカメラ2から送られてきた本画像データの固有のフォルダへの保存が完了すると、当該保存完了の情報をホストデジタルカメラ1に送信する。
次に、スレーブデジタルカメラ2のボディ制御用マイクロコンピュータ23は、ステップS18において、本画像データのバックアップ先が設定されているか否かを判断する。バックアップ先が設定されていなければ、デジタルカメラシステムでのカメラコントロールが終了する。
一方、本画像データのバックアップ先が例えばスレーブデジタルカメラ4であることが設定されていると、スレーブデジタルカメラ2のボディ制御用マイクロコンピュータ23は、ステップS31に移り、記録メディア12から読み出した本画像データをスレーブデジタルカメラ4に向けて無線通信回路48を介してアンテナ49から送信する。
このスレーブデジタルカメラ2からの本画像データを受信したスレーブデジタルカメラ4のボディ制御用マイクロコンピュータ23は、スレーブデジタルカメラ2から送信されてきた本画像データを無線通信ネットワーク8を介して無線通信回路48で受信する。
このスレーブデジタルカメラ4のボディ制御用マイクロコンピュータ23は、ステップS32において、例えば記録メディア12にスレーブデジタルカメラ2から送信されてきた本画像データをバックアップ保存させるための固有のフォルダを例えば記録メディア12に作成する。
次に、スレーブデジタルカメラ4のボディ制御用マイクロコンピュータ23は、ステップS33(ステップ#12)において、スレーブデジタルカメラ2から送信されてきた本画像データを記録メディア12に作成した固有のフォルダにバックアップ保存する。このとき、同ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、上記同様に、固有のフォルダへの本画像データのバックアップ保存と共に、例えば当該本画像データの撮像日付、本画像データの種類、送信先であるスレーブデジタルカメラ2の旨の情報等も本画像データに添付された固有のフォルダに保存する。
次に、スレーブデジタルカメラ4のボディ制御用マイクロコンピュータ23は、ステップS34において、例えばスレーブデジタルカメラ2から送られてきた本画像データの固有のフォルダへのバックアップ保存が完了すると、当該バックアップ保存完了の情報をホストデジタルカメラ1に送信する。
一方、スレーブデジタルカメラ2の撮像により取得された本画像データをスレーブデジタルカメラ3に保存すると共に、スレーブデジタルカメラ3にバックアップ保存しているとき、ホストデジタルカメラ1は、ステップ#11において、図7に示すように各スレーブデジタルカメラ2〜4の画像通信状態を表示する。
すなわち、ホストデジタルカメラ1のボディ制御用マイクロコンピュータ23は、同図に示すようにTFT液晶ディスプレイ43に、ホストデジタルカメラ1のスルー画像D1を表示すると共に、スレーブデジタルカメラ2の撮像により取得された本画像データD2をスレーブデジタルカメラ3に送信中であることを当該本画像データD2の外周縁の画像通信状態枠W2を例えば赤色で点滅表示し、スレーブデジタルカメラ3でスレーブデジタルカメラ2からの本画像データD2を受信中であることを画像通信状態枠W3を例えば緑色で点滅表示し、さらにスレーブデジタルカメラ4でスレーブデジタルカメラ2からの本画像データD2をバックアップ保存するために受信待ちであることを画像通信状態枠W4を例えば青色で点滅表示する。なお、スレーブデジタルカメラ2からスレーブデジタルカメラ3への本画像データD2の送信が終了すれば、送信終了の表示を行ってもよい。
上記したようにスレーブデジタルカメラ3のボディ制御用マイクロコンピュータ23は、ステップS14において、自身の記録メディア12の空き容量が無く満杯(フル)であるか否かを判断しているが、この判断の結果、記録メディア12の空き容量が無く満杯(フル)であれば、ステップS19に移り、自身の記録メディア12の空き容量が無く満杯(フル)である情報を無線通信ネットワーク5を介してホストデジタルカメラ1に送信する。
ホストデジタルカメラ1のボディ制御用マイクロコンピュータ23は、スレーブデジタルカメラ3からメディアフル情報を受信すると、図10に示すようにスルー画像D3の表示に代わってスレーブデジタルカメラ3の記録メディア12の空き容量が無く満杯(フル)であることを示す「メディアフル」の警告を表示する。この場合、ホストデジタルカメラ1のボディ制御用マイクロコンピュータ23は、例えば「メディアフル」を文字表示すると共に、画像通信状態枠W3を点滅して、当該スレーブデジタルカメラ3の記録メディア12を交換する必要があることを撮影者に警告する。
撮影者がスレーブデジタルカメラ3の記録メディア12を空き容量を充分有する記録メディア12に交換すると、当該スレーブデジタルカメラ3のボディ制御用マイクロコンピュータ23は、ステップS23において、メディアフル情報の送信を解除するので、ホストデジタルカメラ1のボディ制御用マイクロコンピュータ23は、スレーブデジタルカメラ3の記録メディア12の空き容量が充分あることを認識し、その旨をスレーブデジタルカメラ2に通知する。
しかるに、スレーブデジタルカメラ2のボディ制御用マイクロコンピュータ23は、ステップS24において、記録メディア12から読み出した本画像データをスレーブデジタルカメラ3に向けて無線通信回路48を介してアンテナ49から送信する。
スレーブデジタルカメラ3のボディ制御用マイクロコンピュータ23は、スレーブデジタルカメラ2からの本画像データを無線通信ネットワーク8を介して無線通信回路48で受信する。ここで、スレーブデジタルカメラ3のボディ制御用マイクロコンピュータ23は、ステップS25において、交換した記録メディア12にスレーブデジタルカメラ2から送信されてきた本画像データを保存させるための固有のフォルダを作成する。
次に、スレーブデジタルカメラ3のボディ制御用マイクロコンピュータ23は、ステップS26において、スレーブデジタルカメラ2から送信されてきた本画像データを交換した記録メディア12に作成した固有のフォルダに保存する。このとき、同ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、上記同様に、例えば当該本画像データの撮像日付、本画像データの種類(例えばJPEG)、送信先であるスレーブデジタルカメラ2の旨の情報等を本画像データに添付された固有のフォルダに保存する。
次に、スレーブデジタルカメラ3のボディ制御用マイクロコンピュータ23は、ステップS27において、例えばスレーブデジタルカメラ2から送られてきた本画像データの固有のフォルダへの保存が完了したことを示す保存完了情報をホストデジタルカメラ1に送信する。
一方、上記ホストデジタルカメラ1のボディ制御用マイクロコンピュータ23は、ステップS21において、各操作ボタン44−1〜44−4からの操作から記録メディア12を交換しない指示を受けると、ステップS28に移り、例えば図11に示すようなバックアップ先選択用のメディア容量情報リストLaをTFT液晶ディスプレイ43に表示する。
撮影者が例えば各操作ボタン44−1〜44−4や十字キー44−6を操作してメディア容量情報リストLa中から例えばバックアップ先としてスレーブデジタルカメラ4を選択すると、ホストデジタルカメラ1のボディ制御用マイクロコンピュータ23は、ステップS29において、バックアップ先としてスレーブデジタルカメラ4を認識し、次のステップS30において、スレーブデジタルカメラ2に対してバックアップ先がスレーブデジタルカメラ4に変更された旨を通知する。なお、ホストデジタルカメラ1のボディ制御用マイクロコンピュータ23は、スレーブデジタルカメラ4にもスレーブデジタルカメラ2の本画像データのバックアップ先になることを通知する。
バックアップ先の変更は、ホストデジタルカメラ1において、図6に示すカメラ撮像条件確認画面Hbを表示させ、このカメラ撮像条件確認画面Hb上で撮影者が例えば各操作ボタン44−1〜44−4や十字キー44−6を操作することにより変更設定してもよい。
次に、スレーブデジタルカメラ2のボディ制御用マイクロコンピュータ23は、ステップS31において、記録メディア12から読み出した本画像データをスレーブデジタルカメラ4に向けて無線通信回路48を介してアンテナ49から送信する。
スレーブデジタルカメラ4のボディ制御用マイクロコンピュータ23は、スレーブデジタルカメラ2からの本画像データを受信した本画像データを無線通信ネットワーク8を介して無線通信回路48で受信する。
このスレーブデジタルカメラ4のボディ制御用マイクロコンピュータ23は、ステップS32において、例えば記録メディア12にスレーブデジタルカメラ2から送信されてきた本画像データをバックアップ保存させるための固有のフォルダを例えば記録メディア12に作成し、ステップS33(ステップ#12)において、スレーブデジタルカメラ2から送信されてきた本画像データを記録メディア12に作成した固有のフォルダにバックアップ保存する。このとき、同ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、上記同様に、例えば当該本画像データの撮像日付、本画像データの種類、送信先であるスレーブデジタルカメラ2の旨の情報等も本画像データに添付された固有のフォルダに保存する。
次に、スレーブデジタルカメラ4のボディ制御用マイクロコンピュータ23は、ステップS34において、例えばスレーブデジタルカメラ2から送られてきた本画像データの固有のフォルダへのバックアップ保存が完了すると、当該バックアップ保存完了の情報をホストデジタルカメラ1に送信する。
次に、2つのスレーブデジタルカメラ3、4に対するカメラコントロールについて説明する。
ホストデジタルカメラ1のボディ制御用マイクロコンピュータ23は、ステップ#13において、TFT液晶ディスプレイ43に自身のスルー画像D1を表示すると共に、各スレーブデジタルカメラ2〜4の各スルー画像D2〜D4を表示する。この状態で、ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、各スルー画像D1〜D4の中から例えば十字キー44−6への操作を受けて任意のスルー画像、例えば図4に示すように各スルー画像D2、D4を選択する。
次に、ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、各操作ボタン44−1〜44−4のうちカメラ撮像条件確認を行なうためのボタンの操作を受けると、ステップ#14において、図6に示すカメラ撮像条件確認画面Hbを表示する。この状態で、撮影者が例えば十字キー44−6を操作して例えばスレーブデジタルカメラ3を選択すると、ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、当該スレーブデジタルカメラ3の撮像条件確認変更ウィンドウSbをカメラ撮像条件確認画面Hb内に表示する。ここで、撮影者が例えば各操作ボタン44−1〜44−4や十字キー44−6を操作すると、ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、これら操作ボタン44−1〜44−4や十字キー44−6の操作を受けて例えばスレーブデジタルカメラ3のカメラ撮像条件として例えば撮像時間、マニュアル又はオートの撮像モード、露出、シャッタスピード、F値などを変更設定できる。
これと共に、撮影者が例えば各操作ボタン44−1〜44−4や十字キー44−6を操作すると、ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、ステップS8において、各操作ボタン44−1〜44−4や十字キー44−6の操作を受けて例えばスレーブデジタルカメラ2の本画像データの保存先、本画像データのバックアップ保存先などを変更設定できる。例えば、スレーブデジタルカメラ3の撮像により取得された本画像データのバックアップ保存先をスレーブデジタルカメラ2に変更設定できる。
同様に、スレーブデジタルカメラ4に対してもカメラ撮像条件として例えば撮像時間、マニュアル又はオートの撮像モード、露出、シャッタスピード、F値などを変更設定できると共に、例えば、スレーブデジタルカメラ4の撮像により取得された本画像データのバックアップ保存先をスレーブデジタルカメラ2に変更設定できる。
次に、ホストデジタルカメラ1において各操作ボタン44−1〜44−4における送信ボタンが操作されると、当該ホストデジタルカメラ1のボディ制御用マイクロコンピュータ23は、各スレーブデジタルカメラ3、4に対して変更設定したカメラ撮像動作に関する各制御信号(カメラコントロールコマンド)を無線通信回路48からアンテナ49を介して送信する。
次に、各スレーブデジタルカメラ3、4は、それぞれ各ステップ#15−1、#15−2において、ホストデジタルカメラ1から送信されたカメラ撮像動作に関する各制御信号(カメラコントロールコマンド)を受信し、この受信したカメラ撮像動作に関する制御信号を例えばSDRAM36に保存し、これにより撮像時間、撮像モード、露出、シャッタスピード、F値などを設定変更すると共に、本画像データのバックアップ保存先をスレーブデジタルカメラ2に変更設定する。
次に、ホストデジタルカメラ1において、各操作ボタン44−1〜44−4における撮像指示ボタン及び送信ボタンが操作されると、当該ホストデジタルカメラ1のボディ制御用マイクロコンピュータ23は、ステップS16において、各スレーブデジタルカメラ3、4に対してそれぞれ各撮像指示の制御信号(カメラコントロールコマンド)を無線通信回路48からアンテナ49を介して送信する。
撮像指示を受けた各スレーブデジタルカメラ3、4は、各ステップ#17−1、#17−2において被写体の撮像を行なう。すなわち、各スレーブデジタルカメラ3、4のボディ制御用マイクロコンピュータ23は、それぞれ上記同様に、変更設定された撮像時間、撮像モード、露出、シャッタスピード、F値に従ってシャッタ駆動制御回路41、絞り駆動制御回路20などを動作制御する。
この結果、各スレーブデジタルカメラ3、4において、シャッタユニット30が開放されたときに撮像モジュール31から出力された本画像データは、画像処理コントローラ34によってSDRAM36に一時保存され、例えばJPEGデータに変換され、通信コネクタ14を介して記録メディア12に保管される。
次に、各スレーブデジタルカメラ3、4でそれぞれ撮像動作が終了すると、当該各デジタルカメラ3、4のボディ制御用マイクロコンピュータ23は、記録メディア12に保管されている本画像データを読み出し、この本画像データを画像処理コントローラ36で画像圧縮処理させてサムネイル画像を作成し、このサムネイル画像をホストデジタルカメラ1に向けて無線通信回路48を介してアンテナ49から送信する。
これと共に、各スレーブデジタルカメラ2、3のボディ制御用マイクロコンピュータ23は、SDRAM36に保存されているカメラ撮像条件の情報から本画像データのバックアップ先が共にスレーブデジタルカメラ2であることを認識すると、記録メディア12から読み出した本画像データをスレーブデジタルカメラ2に向けて無線通信回路48を介してアンテナ49から送信する。
スレーブデジタルカメラ2のボディ制御用マイクロコンピュータ23は、各スレーブデジタルカメラ3、4から送信されてきた各本画像データを無線通信ネットワーク8を介して無線通信回路48で受信すると、これら本画像データを保存させるための固有のフォルダを例えば記録メディア12に作成し、当該固有のフォルダに各スレーブデジタルカメラ3、4から送信されてきた各本画像データを保存する。このとき、同ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、例えば当該各本画像データの撮像日付、本画像データの種類(例えばJPEG)、送信先である各スレーブデジタルカメラ3、4の旨の情報等も各本画像データにそれぞれ添付して保存する。
このようにスレーブデジタルカメラ2の撮像により取得された本画像データを各スレーブデジタルカメラ3、4にバックアップ保存しているとき、ホストデジタルカメラ1は、ステップ#19において、各スレーブデジタルカメラ2〜4の画像通信状態をTFT液晶ディスプレイ43に表示する。
この場合、TFT液晶ディスプレイ43には、例えば図12に示すようにホストデジタルカメラ1のスルー画像D1が表示されると共に、スレーブデジタルカメラ3からスレーブデジタルカメラ2へ本画像データD3を送信中であること、スレーブデジタルカメラ2でスレーブデジタルカメラ3からの本画像データD2を受信中であること、スレーブデジタルカメラ4からスレーブデジタルカメラ2への本画像データD2の送信待ちであることが各画像通信状態枠W2〜W4の点滅又は色別で表示される。なお、上記同様に、例えば送信中は赤色による点滅、受信中は緑色の点滅、送信待ちは青色で表示する。
なお、スレーブデジタルカメラ2の記録メディア12の空き容量が無く満杯(フル)であれば、上記同様に、ホストデジタルカメラ1のボディ制御用マイクロコンピュータ23によってスレーブデジタルカメラ2の記録メディア12の空き容量が無く満杯(フル)であることを示す「メディアフル」の警告が表示される。
この場合、スレーブデジタルカメラ2の記録メディア12を新しい記録メディア12に交換するか、又はバックアップ先をスレーブデジタルカメラ3、4又はホストデジタルカメラ1のうち少なくとも1つのデジタルカメラ1、3、4に変更設定される。
撮像が終了すると、ホストデジタルカメラ1は、ステップ#21において、各スレーブデジタルカメラ2〜4に対してそれぞれ無線通信ネットワーク5を介して無線コネクションを閉じる。
この後、ホストデジタルカメラ1は、ステップ#22において、電源が遮断される。同様に、各スレーブデジタルカメラ2〜4は、各ステップ#22−1、#22−2、#22−3においてそれぞれ電源が遮断される。
このように上記第1の実施の形態によれば、ホストデジタルカメラ1によって無線通信ネットワーク5を介してリンクが確立している各スレーブデジタルカメラ2〜4のうち少なくとも1つのスレーブデジタルカメラに対して撮像条件の設定やレリーズなどの撮像動作に関する各制御信号(カメラコントロールコマンド)を送信し、かつ各スレーブデジタルカメラ2〜4のうち少なくとも1つのスレーブデジタルカメラの画像データを任意のデジタルカメラ1〜4、例えばホストデジタルカメラ1又は各スレーブデジタルカメラ3、4に保存できるので、各スレーブデジタルカメラ2〜4の各撮像動作や各画像データの保存先等を遠隔で制御できる。
例えば、ホストデジタルカメラ1においてTFT液晶ディスプレイ43に表示されている各スルー画像D1〜D4の中からリレーズや本画像データの送信要求を行うスルー画像を選択でき、かつ例えばスレーブデジタルカメラ2により撮像により取得された本画像データの保存先をホストデジタルカメラ1又は各スレーブデジタルカメラ3、4などに任意に変更設定可能であり、かつ同スレーブデジタルカメラ2により撮像により取得された本画像データのバックアップ保存先もホストデジタルカメラ1又は各スレーブデジタルカメラ3、4などに任意に変更設定可能である。しかるに、本画像データの保存先及びそのバックアップ保存先は、ホストデジタルカメラ1又は各スレーブデジタルカメラ2、3、4に振り分けることができる。
又、例えば、スレーブデジタルカメラ2の撮像により取得された本画像データのスレーブデジタルカメラ3又は各スレーブデジタルカメラ3、4への保存が完了すると、これら保存完了情報をホストデジタルカメラ1に送信するので、ホストデジタルカメラ1は、本画像データの保存先を把握できる。
又、例えば、スレーブデジタルカメラ2の撮像により取得された本画像データをスレーブデジタルカメラ3に保存すると共に、スレーブデジタルカメラ3にバックアップ保存しているとき、ホストデジタルカメラ1において各スレーブデジタルカメラ2〜4の画像通信状態を表示するので、撮影者は、現在の本画像データの通信処理状態がリアルタイムで認識することができる。この場合、例えば本画像データDの送信中を赤色による画像通信状態枠Wの点滅で、受信中を緑色の画像通信状態枠Wの点滅で、受信待ちを画像通信状態枠Wの青色で表示するので、撮影者は、TFT液晶ディスプレイ43を見るだけで、本画像データDの送信中、受信中、受信待ちの画像通信状態を一見して視覚的に認識できる。
ホストデジタルカメラ1において各スレーブデジタルカメラ2〜4をコントロールするのは、本画像データの保存先やバックアップ保存先に限らず、カメラ撮像条件として例えば撮像時間、マニュアル又はオートの撮像モード、露出、シャッタスピード、F値などもコントロールできる。
本画像データを保存する先の例えばスレーブデジタルカメラ3のメディアの記憶容量が満杯になった場合、スレーブデジタルカメラ3の記録メディア12の残り容量が満杯(フル)であることを示す「フルメディアフル」の警告を表示するので、スレーブデジタルカメラ3の記録メディア12を新しい空き容量を充分有する記録メディア12に交換するか、又はバックアップ先を他のデジタルカメラ、例えばスレーブデジタルカメラ2、4又はホストデジタルカメラ1のうち少なくとも1つのデジタルカメラ1、3、4に変更設定できる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態は、各デジタルカメラ1〜4における無線機能をボディユニット10に対して着脱可能に構成したものである。
図13は各デジタルカメラ1〜4の機能ブロック図を示す。ボディユニット10には、アクセサリ装置として無線装置60が着脱可能に設けられている。この無線装置60は、ボディユニット10に設けられた無線装置通信コネクタ61に対して着脱し、かつ電気的に接続又は切り離される。この無線装置60は、無線装置制御用マイクロコンピュータ62に対してSDRAM63及び無線通信回路64を接続したものとなっている。無線通信回路64には、アンテナ65が接続されている。
無線装置制御用マイクロコンピュータ62は、アンテナ65から無線通信回路64を通して受信した撮像時間、撮像モード、露出、シャッタスピード、F値などを一時SDRAM63に保存し、無線装置通信コネクタ61を通してボディユニット10内のボディ制御用マイクロコンピュータ33に渡す。
無線装置制御用マイクロコンピュータ62は、ボディ制御用マイクロコンピュータ33から無線装置通信コネクタ61を通して受取った撮像画像データ等を一時SDRAM63に保存し、この撮像画像データ等を無線通信回路64を通してアンテナ65から他の各デジタルカメラ、例えばホストとなったデジタルカメラ1から各デジタルカメラ2〜4に向かって送信する。
このように無線装置60をボディユニット10に対して着脱可能に設けてたとしても上記第1の実施の形態と同様の作用、効果を奏することができる。
なお、本発明は、上記各実施の形態に限定されるものではなく、次のように変形してもよい。
例えば、図14に示すようにディスクトップ型等の端末装置70を設け、この端末装置70をローカルエリアネットワーク(LAN)又はワイドエリアネットワーク(WAN)71や交換機72を有する通信ネットワーク73に接続してもよい。端末装置70は、上記ホストとなったデジタルカメラ1と同様に、リンクが確立されている各デジタルカメラ1〜3から送信されてくる被写体の動画である各スルー画像を表示し、これらデジタルカメラ1〜3に対してそれぞれ無線通信ネットワーク73を介してそれぞれ撮像動作に関する各制御信号を同時に送信する。
ホストデジタルカメラ1のTFT液晶ディスプレイ43には、図15に示すようにカメラネットワーク確認画面Ha、カメラ撮像条件確認画面Hb、保存先やバックアップ先選択用のメディア容量情報リストLaなどを選択するための画面を表示してもよい。これらが面を選択すれば、カメラネットワークの確認、カメラ撮像条件の確認又はバックアップ先選択用のメディア容量の確認が容易にできる。
ホストデジタルカメラ1は、例えばパーソナルコンピュータを用いてもよい。このパーソナルコンピュータは、無線通信ネットワーク5を介してリンクが確立している各スレーブデジタルカメラ2〜4のうち少なくとも1つのスレーブデジタルカメラに対して撮像条件の設定やレリーズなどの撮像動作に関する各制御信号(カメラコントロールコマンド)を送信し、かつ各スレーブデジタルカメラ2〜4のうち少なくとも1つのスレーブデジタルカメラの画像データを任意のデジタルカメラ1〜4、例えばホストデジタルカメラ1又は各スレーブデジタルカメラ3、4に保存するものとなる。
1〜4:デジタルカメラ、5:無線通信ネットワーク、6:通信ネットワーク、7,8:アクセスポイント、10:ボディユニット(カメラ本体)、11:レンズユニット、12:記録メディア、13:ストロボユニット、14:通信コネクタ、15:ストロボ通信コネクタ、16,17:撮像レンズ、18:絞り、19:レンズ駆動機構、20:絞り駆動機構、21:レンズ制御用マイクロコンピュータ、22:レンズ通信コネクタ、23:ボディ制御用マイクロコンピュータ、24:クイックリターンミラー、25:フォーカシングスクリーン、26:ペンタプリズム、27:接眼レンズ、28:サブミラー、29:AF(オートフォーカス)センサユニット、30:シャッタユニット、31:撮像モジュール、32:固体撮像素子(CCD)、33:撮像ユニット、34:画像処理コントローラ、35:撮像素子インターフェイス回路、36:SDRAM、38:測光回路、39:ミラー駆動機構、40:AFセンサ駆動回路、41:シャッタ駆動制御回路、42:不揮発性メモリ(EEPROM)、43:TFT液晶ディスプレイ、44:カメラ操作ボタン群、45:閃光発光部、46:ストロボ発光回路、47:ストロボ制御用マイクロコンピュータ、48:無線通信回路、49:アンテナ、50:ボディユニットの背面、44−1〜44−4:操作ボタン、44−5:レリーズボタン、44−6:十字キー、51:ファインダ、52〜55:指示キー、60:無線装置、61:無線装置通信コネクタ、62:無線装置制御用マイクロコンピュータ、63:SDRAM、64:無線通信回路、65:アンテナ、70:端末装置、71:ローカルエリアネットワーク(LAN)又はワイドエリアネットワーク(WAN)、72:交換機、73:通信ネットワーク。
Claims (20)
- 無線通信機能を有する複数のデジタルカメラを有し、これらデジタルカメラのうち少なくとも1つの前記デジタルカメラがホストとなり、他の前記各デジタルカメラがスレーブとなって相互に無線通信を行う無線通信ネットワークを構築可能なデジタルカメラシステムにおいて、
前記ホストデジタルカメラは、前記各スレーブデジタルカメラからそれぞれ送信される各スルー画像を受信し、これらスルー画像のうち当該ホストデジタルカメラに対して送信要求を行う前記スルー画像を選択指示し、当該選択指示された前記スルー画像を送信する前記スレーブデジタルカメラに対して本画像データの送信要求を送信する送信指定手段を備え、
前記スレーブデジタルカメラは、前記ホストデジタルカメラから送信された前記送信要を受けると前記本画像データを前記ホストデジタルカメラに送信する、
ことを特徴とするデジタルカメラシステム。 - 前記ホストデジタルカメラは、前記各スレーブデジタルカメラとリンクを確立すると、当該各スレーブデジタルカメラの各撮像条件を取得し、当該撮像条件を内蔵メモリに記憶することを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラシステム。
- 前記ネットワークに接続されている前記スレーブデジタルカメラは、撮像により取得した前記本画像データを、前記ネットワークに接続されている他の前記スレーブデジタルカメラのメディアに保存させることを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラシステム。
- 前記スレーブデジタルカメラは、前記本画像データを保存すると、当該保存完了の情報を前記ホストデジタルカメラに送信することを特徴とする請求項3記載のデジタルカメラシステム。
- 前記ホストデジタルカメラは、前記メディアの記憶容量が満杯になった場合、前記ネットワークに接続されている他の前記スレーブデジタルカメラのメディアに前記本画像データを保存することを特徴とする請求項3記載のデジタルカメラシステム。
- 前記各スレーブデジタルカメラは、それぞれ固有のフォルダを作成可能とし、
前記ホストデジタルカメラは、前記本画像データを前記各スレーブデジタルカメラの前記各フォルダにそれぞれ振り分けて保存することを特徴とする請求項3又は5記載のデジタルカメラシステム。 - 前記ホストデジタルカメラは、前記ネットワークに接続されている前記スレーブデジタルカメラの撮像により取得された前記本画像データを、前記ネットワークに接続されている任意の前記スレーブデジタルカメラのメディアに保存させることを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラシステム。
- 前記スレーブデジタルカメラは、撮像により取得された前記本画像データを、前記ネットワークに接続されている少なくとも1つの前記スレーブデジタルカメラのメディアに保存させると共に、他の前記スレーブデジタルカメラのメディアにバックアップ保存させることを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラシステム。
- 前記ホストデジタルカメラは、前記各スレーブデジタルカメラに対して前記本画素データの保存先又は当該本画像データのバックアップ保存先のいずれか一方又は両方を設定可能であることを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラシステム。
- 前記ホストデジタルカメラは、無線通信機能を有するパーソナルコンピュータに代えることを可能とすることを特徴とする請求項1乃至9のうちいずれか1項記載のデジタルカメラシステム。
- 被写体を撮像する撮像機能と無線通信を行なう無線通信機能とを有し、他の各デジタルカメラとの間でネットワークを構築可能とし、当該ネットワークでホスト又はスレーブとして機能するデジタルカメラにおいて、
前記ホストとなった場合、前記各スレーブデジタルカメラからそれぞれ送信される各スルー画像を受信し、これらスルー画像のうち当該ホストデジタルカメラに対して送信要求を行う前記スルー画像を選択指示し、当該選択指示された前記スルー画像を送信する前記スレーブデジタルカメラに対して本画像データの送信要求を送信し、
前記スレーブとなった場合、前記ホストデジタルカメラから送信された前記送信要を受けると前記本画像データを前記ホストデジタルカメラに送信する、
ことを特徴とするデジタルカメラ。 - 前記ホストとなった場合、前記各スレーブデジタルカメラとリンクを確立すると、当該各スレーブデジタルカメラの各撮像条件を取得し、当該撮像条件を内蔵メモリに記憶することを特徴とする請求項11記載のデジタルカメラ。
- 前記スレーブとなった場合、撮像により取得した前記本画像データを、前記ネットワークに接続されている他の前記スレーブデジタルカメラのメディアに保存させることを特徴とする請求項11記載のデジタルカメラ。
- 前記スレーブとなった場合、前記本画像データを保存すると、当該保存完了の情報を前記ホストデジタルカメラに送信することを特徴とする請求項13記載のデジタルカメラ。
- 前記ホストとなった場合、前記スレーブデジタルカメラの前記メディアの記憶容量が満杯になった場合、前記ネットワークに接続されている他の前記スレーブデジタルカメラのメディアに前記本画像データを保存させることを特徴とする請求項13記載のデジタルカメラ。
- 前記スレーブとなった場合、前記本画像データを保存させる固有のフォルダを作成することを特徴とする請求項13記載のデジタルカメラ。
- 前記ホストとなった場合、前記本画像データを前記各スレーブデジタルカメラの前記各フォルダにそれぞれ振り分けて保存させることを特徴とする請求項13又は15記載のデジタルカメラ。
- 前記ホストとなった場合、前記ネットワークに接続されている前記スレーブデジタルカメラの撮像により取得された前記本画像データを、前記ネットワークに接続されている任意の前記スレーブデジタルカメラのメディアに保存させることを特徴とする請求項11記載のデジタルカメラ。
- 前記ホストとなった場合、前記各スレーブデジタルカメラに対して前記本画素データの保存先又は当該本画像データのバックアップ保存先のいずれか一方又は両方を設定可能であることを特徴とする請求項11記載のデジタルカメラ。
- 前記スレーブとなった場合、撮像により取得された前記本画像データを、前記ネットワークに接続されている少なくとも1つの前記スレーブデジタルカメラのメディアに保存させると共に、他の前記スレーブデジタルカメラのメディアにバックアップ保存させることを特徴とする請求項11記載のデジタルカメラ。
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