JP2006217174A - デジタルカメラシステム及びアクセサリ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】カメラの構え方によらずに良好な無線通信が可能なデジタルカメラシステム及びアクセサリ装置を提供すること。
【解決手段】デジタルカメラのボディユニット1に装着自在に構成された無線装置11の複数の面に複数のアンテナ部材12a、12b、12cを配置するようにする。無線送信時には、アンテナ部材12a、12b、12cを無線通信可能なように順次接続していき、そのときの受信信号の信号強度を検出する。そして、最も信号強度の強いアンテナ部材を用いて無線送信を行うようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタルカメラシステム及びアクセサリ装置に関する。
デジタルカメラで撮影した画像などをカメラ外部の機器に無線によって送信するような場合、アンテナ部材の位置によって、無線通信時の無線通信品質が大きな影響を受ける。特に、カメラの本体や内部装置は金属製であることが多いため、アンテナ部材の配置は重要である。また、カメラを把持したときに、撮影者の手がアンテナ部材に近い位置にあると、アンテナ部材のアンテナ特性が劣化する。これにより、アンテナ出力が低下して通信距離が短くなったり、伝送エラーが発生したりすることがある。
そこで、特許文献1においては、撮影者がレリーズ釦を操作する際に無線通信用のアンテナ部材を右手で覆わない位置、具体的にはカメラの本体の中心線を挟んで反対側に配置するようにして、アンテナ特性の劣化を防止するようにしている。
特開2002−314862号公報
ここで、撮影者が無線送信する画像を選択し、選択した画像の送信を指示するという一連の操作を行う場合、右手だけでカメラを保持するのはカメラが不安定になりやすい。したがって、このような操作は両手で保持して行えるようにすることが好ましい。しかしながら、上記特許文献1の手法では、カメラを両手で保持するようにした場合に、撮影者の手によってアンテナ部材が覆われてしまうおそれがある。
また、カメラを縦位置で構えて撮影を行うための縦位置グリップのあるカメラの場合には、無線送信の際の最適なアンテナ部材の配置は、カメラを横位置で構えた場合と縦位置で構えた場合とで変化する。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、カメラの構え方によらずに良好な無線通信が可能なデジタルカメラシステム及びアクセサリ装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の態様によるデジタルカメラシステムは、デジタルカメラと該デジタルカメラの本体に着脱自在に構成されたアクセサリ装置とを含むデジタルカメラシステムであって、被写体像を撮像する撮像手段と、上記撮像手段で取得した画像データを外部機器に送信する無線通信手段と、上記デジタルカメラの本体の複数の面に配置された複数のアンテナ部材と、上記無線通信手段によって上記画像データを上記外部機器に送信する際に、上記複数のアンテナ部材の何れかを上記無線通信手段に接続する接続手段とを具備することを特徴とする。
また、上記の目的を達成するために、本発明の第2の態様によるアクセサリ装置は、デジタルカメラの本体に装着自在に構成されたアクセサリ装置において、上記デジタルカメラで取得した画像データを外部機器に送信する無線通信手段と、上記デジタルカメラの本体の複数の面に配置された複数のアンテナ部材と、上記無線通信手段によって上記画像データを上記外部機器に送信する際に、上記複数のアンテナ部材の何れかを上記無線通信手段に接続する接続手段とを具備することを特徴とする。
これら第1及び第2の態様によれば、複数の面に配置された複数のアンテナ部材のうちで、無線通信時に良好な通信を行うことができるアンテナ部材を選択して無線通信を行うことができる。
本発明によれば、カメラの構え方によらずに良好な無線通信が可能なデジタルカメラシステム及びアクセサリ装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
[第1の実施形態]
図1(a)は、本発明の第1の実施形態に係るデジタルカメラシステムの構成を示す正面図である。本デジタルカメラシステムは、デジタルカメラ(以下、カメラと称する)と、このデジタルカメラに対して着脱自在に構成されたアクセサリ装置としての無線装置とから構成されている。
まず、カメラについて説明する。図1(a)に示すカメラには、カメラの本体であるボディユニット1を横位置で把持するためのグリップ部2が設けられており、このグリップ部2の上側にはレリーズ釦3が設けられている。撮影者によってレリーズ釦3が操作された場合には、ボディユニット1の前面側(被写体側)に装着されたレンズユニット4を介して被写体像の撮像が行われる。
また、図1(a)に示すように、ボディユニット1の下部には、ボディユニット1を縦位置で保持するための縦位置グリップ5が設けられている。この縦位置グリップ5の近傍にもレリーズ釦6が設けられている。
図1(b)は、カメラシステムの背面図である。図1(b)に示すように、ボディユニット1の背面には、撮影者が各種選択を行うための十字キーや選択した内容を決定するための決定キーなどの各種の操作部材7や、画像表示を行うための液晶モニタ8、撮影者が被写体を観察するためのファインダ接眼窓9などが設けられている。
次に、無線装置11について説明する。図2は、図1のデジタルカメラシステムを無線装置11が装着されている側の面から見たときの図である。なお、図2のようにしてボディユニット1に無線装置11を装着した際にボディユニット1から無線装置11に電源が供給されるようになっている。このボディユニット1と無線装置11との接続インターフェイスは特に限定されるものではなく、例えばUSBやIEEE1394などが用いられる。
図2に示すように、無線装置11の複数の面には、それぞれアンテナ部材が配置されている。即ち、無線装置11の前面(ここでは、カメラを図1(a)のようにして構えたときに被写体のほうを向く面を前面とする)にはアンテナ部材12aが配置され、無線装置11の上面にはアンテナ部材12bが配置され、無線装置11の側面にはアンテナ部材12cが配置されている。ここで、これらアンテナ部材の構成は特に限定されるものではないが、チップアンテナやフィルムアンテナなどの薄型のアンテナ部材を用いて構成することにより、装置の小型化を図ることができるとともに、撮影時などにおいて邪魔にもならない。
このように、無線装置11の複数の面にそれぞれアンテナ部材を配置するようにすることで、カメラの姿勢が変化しても何れかのアンテナ部材が上方を向くので、無線通信時には通信状態が良好なアンテナ部材を選択して無線通信を行うようにすることができる。
ここで、図2に示すように、無線装置11の前面に配置されたアンテナ部材12aと無線装置11の上面に配置されたアンテナ部材12bとは、無線装置11から突出して配置されているが、この突出部分を必要最小限とすることが好ましい。このように突出部を小さくしておくことにより、カメラを任意の構え方で構えても邪魔になりにくい。
図3は、本発明の第1の実施形態に係るデジタルカメラシステムの内部の詳細な電気回路構成について示すブロック図である。ここで、図3に示すカメラは、デジタル一眼レフレクスカメラを想定しており、レンズユニット4と、ボディユニット1とから構成されている。
図3において、レンズユニット4は、撮影レンズ41a、41bと、絞り42と、レンズ駆動機構43と、絞り駆動機構44と、レンズ制御用マイクロコンピュータ45とから構成されている。
撮影レンズ41a、41bは、レンズ駆動機構43内に存在する図示しないDCモータによって、その光軸方向(図示一点鎖線で示す方向)に駆動される。絞り42は、絞り駆動機構44内に存在する図示しないステッピングモータによって駆動され、撮影レンズ41a、41bを介して入射される図示しない被写体からの光束の光量を調整してボディユニット1方向に入射させる。レンズ制御用マイクロコンピュータ45は、レンズ駆動機構43や絞り駆動機構44等、レンズユニット4内の各部を駆動制御する。このレンズ制御用マイクロコンピュータ45は、レンズ通信コネクタ46を介して、後述するボディ制御用マイクロコンピュータ51とデータ通信可能に構成されており、ボディ制御用マイクロコンピュータ51からの指令に従って制御される。ボディ制御用マイクロコンピュータ51は、ボディユニット1内部の、ミラー駆動機構54、測光回路58、AFセンサ駆動回路61、シャッタ駆動制御回路64、画像処理コントローラ71等に接続されており、これら各回路や機構の制御も行う。このような制御は、ボディ制御用マイクロコンピュータ51からアクセス可能に設けられた不揮発性メモリ(例えばEEPROM)52に記憶された所定の制御プログラムに従って行われる。なお、不揮発性メモリ52には、カメラ制御に必要な所定の制御パラメータも記憶されている。
撮影時には、図示しない被写体からの光束が、レンズユニット4内の撮影レンズ41a、41b、及び絞り42を介してボディユニット1内のクイックリターンミラー53に入射される。ここで、クイックリターンミラー53は、ミラー駆動機構54により移動可能に構成されている。ミラー駆動機構54は、クイックリターンミラー53をアップ位置(撮影レンズ41a、41bの光軸から退避する位置)とダウン位置(図示の位置)とに移動させる。
ミラー駆動機構54によりクイックリターンミラー53がダウン位置に移動された時には、撮影レンズ41a及び41bからの光束の一部は、クイックリターンミラー53で反射されて、フォーカシングスクリーン55、ペンタプリズム56を介して接眼レンズ57に至る。これにより接眼レンズ57を介して撮影者は被写体を目視観察できる。また、ペンタプリズム56の近傍には、測光回路58が配置されている。測光回路58には図示しないフォトセンサが設けられており、このフォトセンサにおいて検出された光束の光量に基づいて周知の測光処理が行われる。
また、クイックリターンミラー53に入射した光束の一部はクイックリターンミラー53を透過して、この透過した光束が、クイックリターンミラー53に設置されたサブミラー59で反射される。そして、サブミラー59で反射された光束は、自動測距を行うためのAFセンサユニット60に導かれる。AFセンサユニット60内には、図示しないAFセンサが設けられており、このAFセンサからの出力は、AFセンサ駆動回路61を介してボディ制御用マイクロコンピュータ51へ送信される。そして、ボディ制御用マイクロコンピュータ51において周知の測距処理が行われる。
また、クイックリターンミラー53の後方には、フォーカルプレーン式のシャッタユニット62と、光学系を通過した被写体像を光電変換するための撮像素子(CCD)を収容した撮像ユニット63とを備えた撮像モジュールが設けられている。
ここで、シャッタユニット62は、シャッタ駆動制御回路64により開閉駆動される。シャッタ駆動制御回路64に、ボディ制御用マイクロコンピュータ51からのシャッタ駆動制御信号が入力されると、その信号に基づいてシャッタユニット62が制御される。それと共に、シャッタ駆動制御回路64から、所定のタイミングでストロボを発光させるためのストロボ同調信号が、ボディ制御用マイクロコンピュータ51に出力される。このストロボ同調信号に基づいて、ボディ制御用マイクロコンピュータ51からストロボユニット65に発光指令信号が出力される。
ここで、ストロボユニット65は、閃光発光部66と、ストロボ発光回路67と、ストロボ制御用マイクロコンピュータ68とから構成されている。また、ストロボユニット65は、ストロボ通信コネクタ69を介してボディユニット1と通信可能に装着できるようになっている。
ミラー駆動機構54によりクイックリターンミラー53がアップ位置に移動され、シャッタ駆動制御回路64によりシャッタが開かれると、撮影レンズ41a及び41bを通過した光束は撮像素子に結像される。ここで、クイックリターンミラー53がアップ位置にある時には、サブミラー59は折り畳まれるようになっている。
撮像素子には、撮像素子インターフェイス回路70が接続されている。撮像素子インターフェイス回路70では、ボディ制御用マイクロコンピュータ51からの撮像信号読み出し開始信号に従って、撮像素子における光電変換によって得られた撮像信号が読み出される。その後、読み出された撮像信号がデジタルの画像データに変換され、変換された画像データが画像処理コントローラ71を介して一時保管用のバッファメモリであるSDRAM72に書き込まれる。このSDRAM72は、画像データが変換される際のワークエリア等に使用されている。
SDRAM72に書き込まれた画像データは、画像処理コントローラ71により読み出される。画像処理コントローラ71では、画像データに対し、ホワイトバランス補正処理、色変換処理、ガンマ変換処理等の周知の画像処理が施される。その後、周知のJPEG圧縮処理が施される。このようにして圧縮された画像データがSDRAM72に書き込まれる。このSDRAM72に書き込まれた画像データが、画像処理コントローラ71により再び読み出され、通信コネクタ73を介して記録メディア74に記録される。ここで、記録メディア74は、各種のメモリカードや外付けのハードディスクドライブ(HDD)等の外部記録媒体であり、通信コネクタ73を介してボディユニット1と通信可能、かつ交換可能に装着される。
また、ボディ制御用マイクロコンピュータ51には、更に動作表示用LCD75と、カメラ操作スイッチ(SW)76とが接続されている。
動作表示用LCD75は、カメラの動作状態を表示出力によって撮影者へ告知するためのものである。
また、カメラ操作SW76は、上記レリーズ釦の操作によってオンオフするレリーズスイッチや、カメラの動作モードを切り替えるためのモード選択スイッチ、及びカメラの電源をオンオフするためのパワースイッチ等のスイッチ群で構成され、レリーズ釦や選択ダイアルなどの操作部材の操作状態が検出される。
例えば、撮影者によってカメラの動作モードが撮影モードから画像表示モードへ切り替えられると、記録メディア74に保管された画像データが画像処理コントローラ71により読み出されて伸長される。その後、伸長されたデータがビデオ信号に変換され、液晶モニタ77に画像表示が行われる。
また、カメラに無線装置11が装着されているときには、ボディユニット1内のボディ制御用マイクロコンピュータ51と無線装置11内の無線装置制御用マイクロコンピュータ81とが無線通信コネクタ78を介して通信可能なように接続される。これにより、画像処理コントローラ71で処理された画像データなどのデータをボディ制御用マイクロコンピュータ51から無線装置制御用マイクロコンピュータ81に転送したり、逆に無線装置制御用マイクロコンピュータ81からボディ制御用マイクロコンピュータ51にデータを転送したりすることが可能である。
無線装置制御用マイクロコンピュータ81に転送された画像データなどのデータは、SDRAM82に一時格納される。その後、無線装置制御用マイクロコンピュータ81によりSDRAM82に格納されたデータが読み出されて変調処理などの無線送信に必要な処理が施された後、無線通信回路83に出力される。
図4は、無線通信回路83の内部の構成について示す図である。図4に示すように、無線通信回路83は、通信制御部83aと、判定部83bと、アンテナ選択部83cと、切換スイッチ部83dと、送受信部83eとから構成されている。ここで、判定部83b及びアンテナ選択部83cにより選択手段が構成されている。
通信制御部83aでは無線通信回路83の各部の制御が行われる。判定部83bでは、無線通信に使用すべきアンテナ部材を選択するために、各アンテナ部材を介して受信された信号の信号強度の判定が行われる。このアンテナ部材の選択処理については後で詳しく説明する。アンテナ選択部83cでは、送受信部83eに接続されるアンテナ部材を切り換えるための接続手段としての切換スイッチ部83dのスイッチ状態を切り換えることにより、送受信部83eとアンテナ部材との接続切換が行われる。
無線通信手段としての送受信部83eでは、現在接続されているアンテナ部材を介して受信された信号の、あるタイミングにおける信号強度RSが検出される。ここで検出された信号強度RSは判定部83bに入力される。また、送受信部83eに変調信号が入力された場合に、その変調信号がアンテナ部材を介してPCなどの外部機器に送信される。
図5は、アンテナ部材の選択処理について示すフローチャートである。なお、この図5の処理は、画像データなどのデータを送信する直前に行われるものである。
まず、通信制御部83aからアンテナ選択部83cに対して、送受信部83eとアンテナ部材12aとを接続するように指示がなされる。この指示を受けてアンテナ選択部83cでは、切換スイッチ部83dのスイッチ切り換えが行われ、送受信部83eとアンテナ部材12aとが接続される(ステップS1)。これにより、アンテナ部材12aを介して受信された信号が送受信部83eに入力される。これを受けて送受信部83eでは、アンテナ部材12aを介して入力された受信信号の信号強度RS1が検出される(ステップS2)。この信号強度RS1は、図6においてアンテナ部材12aが送受信部83eに接続されたタイミングtから所定時間経過後のタイミングtRS1において検出される。
次に、通信制御部83aからアンテナ選択部83cに対して、送受信部83eとアンテナ部材12bとを接続するように指示がなされる。この指示を受けてアンテナ選択部83cでは、切換スイッチ部83dのスイッチ切り換えが行われ、送受信部83eとアンテナ部材12bとが接続される(ステップS3)。これにより、アンテナ部材12bを介して受信された信号が送受信部83eに入力される。これを受けて送受信部83eでは、アンテナ部材12bを介して受信された受信信号の信号強度RS2が検出される(ステップS4)。この信号強度RS2は、図6においてアンテナ部材12bが送受信部83eに接続されたタイミングtから上記所定時間と同時間経過後のタイミングtRS2において検出される。
次に、通信制御部83aからアンテナ選択部83cに対して、送受信部83eとアンテナ部材12cとを接続するように指示がなされる。この指示を受けてアンテナ選択部83cでは、切換スイッチ部83dのスイッチ切り換えが行われ、送受信部83eとアンテナ部材12cとが接続される(ステップS5)。これにより、アンテナ部材12cを介して受信された信号が送受信部83eに入力される。これを受けて送受信部83eでは、アンテナ部材12cを介して受信された受信信号の信号強度RS3が検出される(ステップS6)。この信号強度RS3は、図6においてアンテナ部材12cが送受信部83eに接続されたタイミングtから上記所定時間と同時間経過後のタイミングtRS3において検出される。
信号強度RS1、RS2、RS3が検出された後、これら信号強度の比較が判定部83bにおいて行われる。まず、判定部83bでは、信号強度RS1が信号強度RS2以上の強さであるか否かが判定される(ステップS7)。ステップS7の判定において、信号強度RS1が信号強度RS2以上の強さであると判定された場合には、ステップS7をステップS8に分岐して、信号強度RS1が信号強度RS3以上の強さであるか否かが判定される(ステップS8)。ステップS8の判定において、信号強度RS1が信号強度RS3以上の強さであると判定された場合には、アンテナ部材12aを接続した場合に最も信号強度が強くなっているので、アンテナ部材12aを利用して無線通信を行うことが好ましい。したがってこの場合には、ステップS8をステップS9に分岐して、判定部83bからアンテナ選択部83cに対して、送受信部83eとアンテナ部材12aとを接続するように指示がなされ、送受信部83eとアンテナ部材12aとが再接続される(ステップS9)。この後、図5の処理が終了する。
一方、ステップS8の判定において、信号強度RS1が信号強度RS3よりも弱いと判定された場合には、アンテナ部材12cを接続した場合に最も信号強度が強くなっている状態である。したがって、この場合にはアンテナ部材12cの接続をそのまま維持するために、図5の処理を終了させる。
また、ステップS7の判定において、信号強度RS1が信号強度RS2よりも弱いと判定された場合には、ステップS7をステップS10に分岐して、信号強度RS2が信号強度RS3以上の強さであるか否かが判定される(ステップS10)。ステップS10の判定において、信号強度RS2が信号強度RS3以上の強さであると判定された場合には、アンテナ部材12bを接続した場合に最も信号強度が強くなっている状態である。したがって、この場合には、ステップS10をステップS11に分岐して、判定部83bからアンテナ選択部83cに対して、送受信部83eとアンテナ部材12bとを接続するように指示がなされ、送受信部83eとアンテナ部材12bとが再接続される(ステップS11)。この後、図5の処理が終了する。
一方、ステップS10の判定において、信号強度RS2が信号強度RS3よりも弱いと判定された場合には、アンテナ部材12cを接続した場合に最も信号強度が強くなっている状態である。したがって、この場合にはアンテナ部材12cの接続をそのまま維持するために、図5の処理を終了させる。
例えば、ステップS1〜ステップS6の処理によって、信号強度RS1、RS2、RS3が図6のようにして検出された場合には、アンテナ部材12aが無線通信に用いるアンテナ部材として送受信部83eに接続される。
ここで、図5の処理は、アンテナ部材の選択中に、各アンテナ部材の受信感度が変わらないように、比較的短い時間内で行うようにすることが好ましい。
以上説明したように、第1の実施形態では、カメラに装着自在な無線装置11の複数の面にアンテナ部材を配置するようにし、これら複数のアンテナ部材のうちで、最も受信感度が良いアンテナ部材を、各アンテナ部材が受信した信号の信号強度から判定するようにしているので、カメラの構え方などによってカメラの姿勢が変化しても良好な無線通信を行うことができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、通信時に用いるアンテナ部材をカメラの姿勢を検出することにより検出するものである。ここで、第1の実施形態では、無線装置とデジタルカメラとから構成されるカメラシステムについて説明したが、第2の実施形態では、無線機能を有するカメラを例にして説明する。
図7は、本発明の第2の実施形態に係るカメラの外観図である。図2に示すように、ボディユニット1の上面と側面にはそれぞれ、例えばチップアンテナやフィルムアンテナで構成されたアンテナ部材12d、12eが設けられている。ここで、アンテナ部材は、第1の実施形態と同様に、ボディユニット1の前面に配置するようにしても良い。
更に、図7に示すように、第2の実施形態においては、ボディユニット1の内部に姿勢センサ79が設けられている。
図8は、本発明の第2の実施形態に係るデジタルカメラシステムの内部の詳細な電気回路構成について示すブロック図である。ここで、第1の実施形態と同様の構成については説明を省略し、第1の実施形態と異なる部分のみ説明する。即ち、第2の実施形態では、カメラに直接アンテナ部材が設けられているので、無線通信コネクタ78、無線装置制御用マイクロコンピュータ81、及びSDRAM82が必要なく、ボディユニット1内部のボディ制御用マイクロコンピュータ51に直接無線通信回路83が接続されている。また、無線通信回路83には、アンテナ部材12d及び12eと姿勢センサ79とが接続されている。
図9は、姿勢センサ79の概念的な構成について示す図である。なお、図9は、カメラを横位置で構えたときの様子を示すものである。図9に示すように、姿勢センサ79は、切片101と、電極102と、電極103とから構成されている。
切片101は、電極102及び電極103に対して相対的に回転可能に構成されている。この切片101が回転することにより、切片101に設けられた接点101aが電極102上を移動し、切片101に設けられた接点101bが電極103上を移動するようになっている。更に、電極102は中心角が180°の扇型形状をしており、ボディユニット1の内部に固定されている。また、電極103は電極102よりも角度θ分だけ弧の長さが短くなっており、電極102と同様にボディユニット1の内部に固定されている。
また、切片101の下端部には、錘101cが取り付けられている。この錘101cにより、カメラが回転しても切片101が回転しないように保持される。
このような構成を有する姿勢センサ79は、カメラが横位置で構えられたときに、図9に示す状態となる。このときは、切片101の接点101a、101bが電極102、電極103にそれぞれ接触して導通状態となっている。この状態が無線通信回路83において検知されることにより、カメラが横位置で構えられえていることが検知される。
一方、カメラが縦位置で構えられたとき、即ちカメラが図示矢印a方向に回転されたときには、カメラの回転に伴って電極102及び電極103は回転するが、切片101は錘101cの作用により図9の位置を保持する。これにより、切片101の接点101bと電極103とが非導通状態となる。この状態が無線通信回路83において検知されることにより、カメラが縦位置で構えられていることが検知される。
図10は、第2の実施形態における無線通信回路83の内部の構成について示す図である。なお、図4と同様の構成については、同様の参照符号を付すことにより、説明を省略する。
図10に示すように、姿勢センサ79の状態は、無線通信回路83内部の検知部83fにおいて検知される。これにより、カメラの姿勢が横位置であるか縦位置であるかが判定される。カメラの姿勢が横位置の場合には、図7に示すようにアンテナ部材12dが上方を向くので、アンテナ選択部83cから切換スイッチ部83dに、送受信部83eとアンテナ部材12dとを接続するように指示がなされる。一方、カメラの姿勢が縦位置の場合には、アンテナ部材12eが上方を向くので、アンテナ選択部83cから切換スイッチ部83dに、送受信部83eとアンテナ部材12eとを接続するように指示がなされる。
以上説明したように、第2の実施形態によれば、カメラの姿勢の変化を検知することによって無線通信時に使用すべきアンテナ部材を選択することができる。
なお、第2の実施形態の姿勢センサ79は、第1の実施形態のカメラシステムに用いることができることは言うまでもない。逆に、第1の実施形態で説明した各アンテナ部材の受信感度によってアンテナ部材の選択を行う手法を第2の実施形態のカメラに適用することもできる。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。本発明の第3の実施形態は、無線送信に用いるアンテナ部材を撮影者自身が決定できる例である。
図11は、本発明の第3の実施形態の無線通信回路83の構成について示す図である。図11に示すように、第3の実施形態の無線通信回路83には、操作部材83gが接続されており、撮影者によって操作部材83gが操作された場合には、その情報が検知部83fにおいて検知される。この操作情報に基いて、アンテナ選択部83cから切換スイッチ部83dに、スイッチ切換の指示がなされる。
ここで、図11の無線通信回路83は、無線装置11の内部に設けるようにしても良いし、カメラのボディユニット1の内部に設けるようにしても良い。特に、ボディユニット1の内部に図11の無線通信回路83を設けるようにした場合には、操作部材83gとしてカメラのボディユニット1に設けられた操作部材を用いることができる。
以上説明したように、第3の実施形態によれば、撮影者の所望するアンテナ部材を用いて無線通信を行うことができる。
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
さらに、上記した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
図1(a)は本発明の第1の実施形態に係るデジタルカメラシステムの構成を示す正面図であり、図1(b)は本発明の第1の実施形態に係るデジタルカメラシステムの構成を示す背面図である。 本発明の第1の実施形態に係るデジタルカメラシステムを無線装置が装着されている側の面から見たときの図である。 本発明の第1の実施形態に係るデジタルカメラシステムの内部の詳細な電気回路構成について示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態における無線通信回路の内部の構成について示す図である。 本発明の第1の実施形態におけるアンテナ部材の選択処理について示すフローチャートである。 アンテナ部材の信号強度について示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るカメラの外観図である。 本発明の第2の実施形態に係るカメラの内部の詳細な電気回路構成について示すブロック図である。 姿勢センサの概念的な構成について示す図である。 本発明の第2の実施形態における無線通信回路の内部の構成について図である。 本発明の第3の実施形態における無線通信回路の内部の構成について示す図である。
符号の説明
1…ボディユニット、2…グリップ部、3,6…レリーズ釦、4…レンズユニット、5…縦位置グリップ、7,83g…操作部材、8…液晶モニタ、9…ファインダ接眼窓、11…無線装置、12a〜12e…アンテナ部材、78…無線通信コネクタ、79…姿勢センサ、81…無線装置制御用マイクロコンピュータ、82…SDRAM、83…無線通信回路、83a…通信制御部、83b…判定部、83c…アンテナ選択部、83d…切換スイッチ部、83e…送受信部、83f…検知部

Claims (10)

  1. デジタルカメラと該デジタルカメラの本体に着脱自在に構成されたアクセサリ装置とを含むデジタルカメラシステムであって、
    被写体像を撮像する撮像手段と、
    上記撮像手段で取得した画像データを外部機器に送信する無線通信手段と、
    上記デジタルカメラの本体の複数の面に配置された複数のアンテナ部材と、
    上記無線通信手段によって上記画像データを上記外部機器に送信する際に、上記複数のアンテナ部材の何れかを上記無線通信手段に接続する接続手段と、
    を具備することを特徴とするデジタルカメラシステム。
  2. 上記複数のアンテナ部材は、上記デジタルカメラの本体の前面、上面、及び側面の少なくとも2面に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラシステム。
  3. 上記接続手段は、上記無線通信手段によって上記画像データを上記外部機器に送信するのに先立って、上記複数のアンテナ部材の中から上記無線通信手段に接続するアンテナ部材を選択する選択手段を含むことを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラシステム。
  4. 上記選択手段は、上記複数のアンテナ部材のそれぞれを上記無線通信手段に順次接続し、その際に最も受信感度が良いアンテナ部材を上記無線通信手段に接続するアンテナ部材として選択することを特徴とする請求項3に記載のデジタルカメラシステム。
  5. 上記選択手段は、上記デジタルカメラの姿勢を検出し、その検出結果に応じて上記無線通信手段に接続するアンテナ部材を選択することを特徴とする請求項3に記載のデジタルカメラシステム。
  6. 上記選択手段は、上記デジタルカメラの姿勢を検出することにより、上記デジタルカメラを構えた際に上側となる面を検出し、この上側となる面に配置されたアンテナ部材を上記無線通信手段に接続するアンテナ部材として選択することを特徴とする請求項5に記載のデジタルカメラシステム。
  7. 上記選択手段は、手動操作によって選択されたアンテナ部材を上記無線通信手段に接続するアンテナ部材として選択することを特徴とする請求項3に記載のデジタルカメラシステム。
  8. 上記アクセサリ装置の複数の面には、複数のアンテナ部材が配置されており、
    上記無線通信手段及び上記接続手段は、上記アクセサリ装置内に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラシステム。
  9. デジタルカメラの本体に装着自在に構成されたアクセサリ装置において、
    上記デジタルカメラで取得した画像データを外部機器に送信する無線通信手段と、
    上記アクセサリ装置の本体の複数の面に配置された複数のアンテナ部材と、
    上記無線通信手段によって上記画像データを上記外部機器に送信する際に、上記複数のアンテナ部材の何れかを上記無線通信手段に接続する接続手段と、
    を具備することを特徴とするアクセサリ装置。
  10. 上記複数のアンテナ部材は、上記アクセサリ装置の前面、上面、及び側面の少なくとも2面に配置されていることを特徴とする請求項9に記載のアクセサリ装置。
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