JP2006236447A - Dsv調整ビットの決定方法及びdsv調整ビットの決定装置 - Google Patents

Dsv調整ビットの決定方法及びdsv調整ビットの決定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】エンコード時のDSV演算時間を短縮することができるDSV調整ビットの決定方法を提供すること。
【解決手段】DSVコントローラ44は、各コードワードに対して、コードワードの先頭チャネルビットからDSV調整ビットまでのDSVを累積的に演算した先行値DSVbと、DSV調整ビットを所定値に仮設定するとともに該DSV調整ビットからコードワードの最終チャネルビットまでのDSVを累積的に演算した第1後続値DSVaと、第1後続値に対してDSV調整ビットのビット位置に応じた値を加味した第2後続値DSVmとを算出する。そして、DSVコントローラ44は、後続コードワードが2つのDSV調整ビットを含む場合には先行コードワードの処理において直前のDSV調整ビットまでの累積的なDSVに第2後続値DSVmを加算する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ビット列のDC成分を0に近づけるようにコードワードに含まれるDSV調整ビットを決定するDSV調整ビットの決定方法及びDSV調整ビットの決定装置に関するものである。
近年、光記録媒体の規格の一つとしてHD−DVD(High Definition DVD )規格がある。この規格において、光記録媒体へ書き込むビット列(チャネルビットストリーム:Channel bit Stream)のDC成分が変動するため、再生時、データのスレッショルドレベルが相対的に変化し、正しいデータが再生されない場合がある。このため、データ列のDSV(Digital Sum Value )を0(ゼロ)に近づけるようにデータ列を作成するためのコードワード(Code word )に含まれるDSV調整ビット(DSVCB)を決定する必要があり、そのDSV調整ビットを決定するための演算時間を短縮することが求められている。
従来、光記録媒体にデータを記録する記録方式の一つとして、マークエッジ記録方式が知られている。そのマークエッジ記録方式にて光記録媒体にデータを記録する記録装置は、ホストコンピュータ等から受信した記録データ(データワード:Data word)を、所定の変換テーブルを用いて所定チャネルビット数のコネクトコントロールワードに変換する。このコネクトコントロールワードを連続的に出力したビット列により光記録媒体にデータを記録する。
ビット列(記録波形列)において、シンボル「1」を+1点、シンボル「0」を−1点として、ある波形列の点数の和をデジタル・サム・バリュー(DSV)といい、ある所定区間におけるDSVが0あるいは有限値の符号は、その波形列に直流成分(DC成分)を持たないのでDCフリー符号という。DCフリー符号を使用すると、再生信号に直流成分が無いので、再生装置の2値化回路が簡易で、2値化誤差によって生じるジッタが小さくなるという効果がある。
ところで、ビット列のDC成分が変動すると、再生時、データのスレッショルドレベルが相対的に変化し、正しいデータが再生されない場合がある。このため、データ列のDSVを0に近づけるように、書き込み時のビット列を作成するひつようがある。このため、一部のコードワード(Code word )には1ビット又は2ビットのDSV調整ビット(DSVCB)が含まれている。
記録装置は、所定位置のDSV調整ビットの直前のチャネルビットまでの累積的なDSVが0に近づくようにその所定位置の1つ前のDSV調整ビットを決定する。つまり、記録装置は、DSV調整ビットが「1」の場合の累積的なDSV(DSV1)と、DSV調整ビットが「0」の場合の累積的なDSV(DSV0)とを算出し、DSV1とDSV0とを比較して0(ゼロ)に近いDSVを選択し、そのDSVに対応するシンボルによりDSV調整ビットを決定する。
ところで、上記のように生成されたチャネルビットストリームを受け付け、光記録媒体にデータを書き込むライトチャネルは、書き込みを開始すると全てのデータの書き込みを終了するまで連続して書き込みを行わなければならない。このため、チャネルビットストリームを生成するエンコーダ回路では、規定時間内に累積的なDSVの演算とDSVCBの決定を行わなければならない。しかしながら、1つのコードワードに2つのDSVCB場合、規定時間内に処理を終了することができないという問題がある。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、エンコード時のDSV演算時間を短縮することができるDSV調整ビットの決定方法及びDSV調整ビットの決定装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1,4に記載の発明によれば、各コードワードに対して、コードワードの先頭チャネルビットからDSV調整ビットまでのDSVを累積的に演算した先行値と、DSV調整ビットを所定値に仮設定するとともに該DSV調整ビットからコードワードの最終チャネルビットまでのDSVを累積的に演算した第1後続値と、前記第1後続値に対してDSV調整ビットのビット位置に応じた値を加味した第2後続値とが算出され、後続コードワードが2つのDSV調整ビットを含む場合には先行コードワードの処理において直前のDSV調整ビットまでの累積的なDSVに前記第2後続値が加算される。このため、後続コードワードのDSV調整ビットの前までの累積的なDSVの演算が先行コードワードの処理期間において実行されるため、後続コードワードの処理にかかる時間が短縮される。
請求項2に記載の発明によれば、着目するDSV調整ビットをシンボル0と設定した場合におけるDSVを累積的に演算したDSV0と、前記着目するDSV調整ビットをシンボル1と設定した場合におけるDSVを累積的に演算したDSV1との絶対値の大小関係が比較され、該比較結果に基づいて絶対値が小さい方に対応するシンボルにより前記着目するDSV調整ビットが決定される。
請求項3,5に記載の発明によれば、各コードワードに対して、コードワードの先頭チャネルビットからDSV調整ビットまでのDSVを累積的に演算した先行値と、DSV調整ビットを所定値に仮設定するとともに該DSV調整ビットからコードワードの最終チャネルビットまでのDSVを累積的に演算した第1後続値と、前記第1後続値に対してDSV調整ビットのビット位置に応じた値を加味した第2後続値とが算出される。そして、先行コードワードと後続コードワードの隣接する2つのコードワードにおいて、前記後続コードワードが2つのDSV調整ビットを含む場合には先行コードワードの処理期間において直前のDSV調整ビットまでの累積的なDSVに前記第2後続値が加算されるため、後続コードワードのDSV調整ビットの前までの累積的なDSVの演算が先行コードワードの処理期間において実行されるため、後続コードワードの処理にかかる時間が短縮される。
次に、2つのDSV調整ビットを含むコードワードを処理する期間において、着目するDSV調整ビットをシンボル0と設定した場合におけるDSVを累積的に演算したDSV0と、前記着目するDSV調整ビットをシンボル1と設定した場合におけるDSVを累積的に演算したDSV1との絶対値の大小関係を比較し、該比較結果に基づいて絶対値が小さい方に対応するシンボルにより前記着目するDSV調整ビットを決定する第1サイクルと、1つ目のDSV調整ビットまでの累積的なDSVの符号と前記第1後続値の符号の符号が異なるように前記1つ目のDSV調整ビットの値を決定し、累積的なDSVに前記第1後続値を加算する第2サイクルと、前記第2サイクルにおいて算出した累積的なDSVに所定のシンボルに対応する固定値を加算する第3サイクルと、が実行される。このため、1つ目のDSV調整ビットをシンボル0に設定した場合の累積的なDSV0とシンボル1に設定した場合の累積的なDSV1を算出しそれらを比較して1つ目のDSV調整ビットを決定する場合に比べて処理時間が短くなり、規定の時間内にDSV調整ビットの決定とDSVの演算を終了することができる。
以上記述したように、本発明によれば、エンコード時のDSV演算時間を短縮することができるDSV調整ビットの決定方法及びDSV調整ビットの決定装置を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施の形態を図1〜図10に従って説明する。
図1は、記録装置10の概略構成を示すブロック回路図である。
記録装置10は、記録媒体としてHD−DVD(High Definition DVD )規格の光ディスク11に対してデータの書き込みを行う装置である。
記録装置10は、制御装置21を有している。制御装置21は、1つのチップから構成され、光ディスク11の回転を駆動制御するに対するデータの書き込みを制御する。例えば、制御装置21は、ピックアップ22により光ディスク11からの反射光を受光した信号をRF回路23を介して入力し、該信号に基づいてモータドライバ24を介してスピンドルモータ25の回転を制御し、光ディスク11を書き込み/読み出しを行うトラックに応じた回転数で回転駆動する。また、制御装置21は、上記信号に基づいてピックアップ22に設けられたアクチュエータを制御し、ピックアップ22のトラッキング/フォーカスサーボ用及びチルト制御用を行う。
制御装置21は、ホスト装置(HOST)26に接続され、該ホスト装置26から受け取るコマンド(及び書き込みデータ)に基づいて、光ディスク11に対するデータの書き込みを制御する。
制御装置21は、モータドライバ24を介してスピンドルモータ25を駆動し、光ディスク11を回転させる。また、制御装置21は、ピックアップ22が設けられたステージ27を駆動して該ピックアップ22を光ディスク11の径方向に移動させる。ピックアップ22は、制御装置21から供給される書き込みのための信号により光ディスク11にデータを記録する。また、ピックアップ22は、光ディスク11からの反射光に応じた信号を出力し、その信号はRF回路23を介して制御装置21に入力される。
制御装置21は、ホストインタフェース31を備え、該ホストインタフェース31を介してホスト装置26との間で通信を行う。フォーマッタ32はエンコーダ回路33を含み、該エンコーダ回路はホスト装置26から供給される書き込みのためのデータを、光ディスク11にデータを書き込むためのビットストリームに変換する。
尚、制御装置21は、光ディスク11の反射光に応じた信号から制御のための信号や読み出しデータを生成するためのADC34,リードチャネル35、等を含んでいる。
図2は、エンコーダ回路33の機能を示すブロック図である。
エンコーダ回路33は、第1変換部41、ステートレジスタ42、第2変換部43、調整ビット決定装置としてのDSVコントローラ44を含む。
第1変換部41は、ステートレジスタ42に格納されたステート情報を参照し、図4に示すコードテーブル41aを用いてホスト装置26から入力されるデータワード(B(t))をコードワード(X(t))に変換し、ネクストステート(S(t+1))をステートレジスタ42に格納する。
図4に示すように、テーブル41aには、データワードと、各データワードに対応する複数(図4において3つ)のコード対が格納されている。各コード対は、それぞれ異なるステート状態に設定されている。各コード対は、コードワード(Code word )と次のステートを示す値(Next state)とから構成されている。コードワードは12チャネルビットから構成されている。従って、第1変換部41は、8ビットのデータワードを12チャネルビットのコードワードに変換するETM変調(Eight to Twelve Modulation)を行う。
図4において、シンボル「#」で示されるチャネルビットはDSV調整ビット(DSVCB)である。テーブル41aには、DSVCBを含まないコードワードと、1つのDSVCBを含むコードワードと、2つのDSVCBを含むコードワードがある。尚、図4において、いくつかのコードワードに含まれるシンボル「*」は合成ビット(マージビット)であり、連結のためのパターン比較を決定するためのビットである。
例えば、データワードが「DF」であり、且つ前のステートが「0」の場合、第1変換部41は、データワード「DF」に対応するステート0のコードワード「000010001000」を出力し、ステートレジスタ42にネクストステートとして対応する「2」をステート情報として格納する。次のデータワードが「E1」の場合、第1変換部41は、このデータワード「E1」に対応するステート2のコードワード「00#00100000#」を出力し、ステートレジスタ42にネクストステートとして対応する「1」を格納する。
第2変換部43は、図5に示すテーブル43aと先行するコードワードを記憶するためのレジスタとを有している。このテーブル43aには、隣接する2つのコードワードと比較するコードと、そのコードに対応する連結コードワード(Concatenated code word)が記憶されている。第2変換部43は、隣接する2つのコードワード(Previous code word,Current code word)がテーブル43aのコードの何れかと一致する場合、それらコードワードを連結コードワードに置き換える。第2変換部43は、先行するコードワードをレジスタに記憶し、次に入力する現在のコードワードと先行コードワードがテーブル43aに記憶されたコードと一致するか否かを判断する。尚、図5において、「?」で示されるチャネルビットは「0,1,#,*」のうちの何れのシンボルでもよいものである。第2変換部43は、先行コードワードと現在のコードワードがテーブル43aのコードと一致する場合、それらコードワードに変えて連結コードワードを出力する。
DSVコントローラ44は、FIFO44aを含む。DSVコントローラ44は、第2変換部43から出力されるコードワードを入力し、該コードワードをビットストリームに変換する。この際、DSVコントローラ44は、複数のコードワードをFIFO44aに記憶し、生成するビットストリームのDSVを算出し、該DSVに基づいてコードワードに含まれるDSV調整ビットを設定する。
図6に示すように、ビットストリームは、シンボル「1」の時点で極性が反転し、シンボル「0」の部分においては変化しない信号であり、DSVは、ビットストリームにおいて、シンボル「1」を+1点、シンボル「0」を−1点として、あるビットストリーム(波形列)の点数の和である。このDSVを0(或いは有限値の符号)とすることは、ビットストリームに直流成分を持たないようにし、再生装置に設ける2値化回路が簡易で、2値化誤差によって生じるジッタを小さくする。
DSVコントローラ44は、コードワードをビットストリームに変換する。つまり、DSVコントローラ44は、コードワードに対して、該コードワードのシンボル「1」が出現する毎に信号を反転する、例えば、シンボル「1」が出現する毎に「1」又は「0」を連続的に出力することで、ビットストリームを生成する。
そして、DSVコントローラ44は、算出するDSVに基づいてDSVCBを決定する。例えば、図7に示すように、2つのDSVCBを含むコードワードに対して、DSVコントローラ44は、2つ目のDSVCB(次DSVCB)の前までの累積的なDSVを算出し、該DSVに基づき1つ目(図において左側)のDSVCB(着目DSVCB(Target DSVCB))を決定する。この時、DSVコントローラ44は、着目DSVCBを「1」とした場合における累積的なDSV(DSV1)と、当該着目DSVCBを「0」とした場合における累積的なDSV(DSV0)と算出し、それらDSV1とDSV0を比較する。そして、DSVコントローラ44は、0又は0に近いDSVに応じたシンボルを選択し、それを1つ目のDSVCBとする。
図7において、着目DSVCBを「1」とした場合のDSV1は「−5」であり、着目DSVCBを「0」とした場合のDSV0は「+1」である。従って、DSVコントローラ44は、DSV0に対応するシンボル「0」を選択し、それを着目DSVCBのシンボルとする。尚、コードワードに1つのDSVCBが含まれる場合、そのDSVCBのシンボルを決定するためにこれ以後のコードワードに含まれるDSV値を計算しておく。
次に、DSVコントローラ44の構成を説明する。尚、以下の説明において、処理中のコードワードの開始が「L」(NRZI信号がLレベル)から始まるものとして説明する。コードワードの開始が「H」の場合、全ての符号が反転される。
図3に示すように、DSVコントローラ44は、記憶回路としてのラッチ回路51〜55、ロジック部56、加算器57,58、選択回路59,60、比較器61,62、制御回路としてのDSV計算制御部63を含む。各ラッチ回路51〜55は、それぞれクロック信号(図示略)が入力され、該クロック信号に応答して入力信号をラッチし、該ラッチしたレベルを持つ信号を出力する。尚、以後の説明において、各ラッチ回路51〜55の出力信号は入力信号と実質的に同じレベルを持つため、出力信号を入力信号と同じ符号を用いて説明する。
第1〜第3ラッチ回路51〜53には、図示しないDSV演算部の出力信号が入力される。
第1ラッチ回路51には、処理中のコードワードに含まれる1つ目のDSVCB(着目DSVCB(Target DSVCB))の前までの累積的なDSV(先行値DSVb)が入力される。尚、処理中のコードワードにDSVCBが含まれない場合、該コードワードの全てのビットのDSVを先行値DSVbとする。
第2ラッチ回路52には、着目DSVCBから次DSVCB(Next DSVCB)の前までの累積的なDSV(第1後続値DSVa)が入力される。この第1後続値DSVaは、着目DSVCBをシンボル「0」と仮定し、且つ「L」から始まるものとした値である。尚、処理中のコードワードに次DSVCBが含まれない場合、着目DSVCBから最終ビットまでの累積的なDSVを第1後続値DSVaとする。また、処理中のコードワードがDSVCBを含まない場合、第1後続値DSVaは「0」である。
第3ラッチ回路53には、第1後続値DSVaから固定値「2」を減算した値を持つ第2後続値DSVmが入力される。この固定値「−2」は、DSVCBを含むコードワードにおけるDSVCBのビット位置により決定されている。図4に示すように、2つのDSVCBを含むコードワードにおいて、1つ目のDSVCBは3ビット目であり、1,2ビット目は必ず「0」である。従って、コードワードが「L」から始まるものとした場合、そのコードワードの1つ目のDSVCBの前までの累積的なDSVは、先行するコードワードの最終ビットまでの累積的なDSVに1,2ビット目の「0」に応じて「2」を減算する。つまり、DSVコントローラ44は、次に2つのDSVCBを含むコードワードが来る場合を想定し、該コードワードの1つ目のDSVCBまでの累積的なDSVを予め用意しておく。これにより、DSVコントローラ44は、実際に2つのDSVCBを含むコードワードの処理を行う場合、1つ目のDSVCBまでの累積的なDSVの演算を、そのコードワードに先行して処理するコードワードの処理サイクルにおいて予め実行する。
ロジック部56には、第1〜第3ラッチ回路51〜53の出力信号と、固定値「−1」を持つ信号Fmが入力される。この信号Fmの固定値は2つのDSVCBを含むコードワードにおいて、2つ目のDSVCBを着目DSVCBとした場合の第1後続値DSVaである。図4に示すように、2つのDSVCBを含むコードワードにおいて、2つ目のDSVCBは最終ビット(12チャネルビット目)である。従って、着目DSVCBをシンボル「0」と仮定した場合、この着目DSVCBから最終ビットまでの累積的なDSVの値は着目DSVCBによる値、即ち「−1」である。従って、DSV演算を行わなくても、2つのDSVCBを含むコードワードにおいて2つ目のDSVCBに対する第1後続値DSVaは常に一定値となるため、これを固定値として入力する。
ロジック部56は、DSV計算制御部63からの第1選択信号SELAと極性信号POLに基づいて、第1加算器57及び第2加算器58への入力を決定する。極性信号POLは、処理対象の直前のDSVの極性(正,負)を示す信号である。つまり、ロジック部56は、第1選択信号SELAに応答して先行値DSVb,第1後続値DSVa,第2後続値DSVm,固定値Fmのうちの1つを選択する。そして、ロジック部56は、極性信号POLに応答して、第1加算器57及び第2加算器58に対して選択した値を持つ信号の極性を決定する。例えば、極性信号POLが「0」の場合、選択した値を持つ信号を第1加算器57に出力するとともに該信号を反転した反転信号を第2加算器58に出力し、極性信号POLが「1」の場合、選択した値を持つ信号を第2加算器58に出力するとともに該信号を反転した反転信号を第1加算器57に出力する。
第1加算器57は、第1選択回路59の出力信号が入力され、該出力信号にロジック部56の出力信号を加算した結果を持つ信号を出力する。第2加算器58は、第2選択回路60の出力信号が入力され、該出力信号にロジック部56の出力信号を符号反転して加算した結果を持つ信号を出力する。つまり、第2加算器58は、第2選択回路60の出力信号からロジック部56の出力信号を減算する減算器として機能する。
第4及び第5ラッチ回路54,55は第1〜第3ラッチ回路51〜53と同様に図示しないクロック信号が入力され、該クロック信号に応答して第1加算器57の出力信号を第2加算器58の出力信号をそれぞれラッチし、該ラッチしたレベルを持つ信号を出力する。
第1選択回路59には、第4及び第5ラッチ回路54,55の出力信号、つまり第1加算器57と第2加算器58の出力信号が入力される。第2選択回路60には、第5及び第4ラッチ回路55,54の出力信号、つまり第2加算器58と第1加算器57の出力信号が入力される。また、第1選択回路59及び第2選択回路60には、共通の第2選択信号SELBが入力される。第1及び第2選択回路59,60は、第2選択信号SELBに応答して、互いに異なる信号を選択し、該選択した信号を出力する。例えば、第2選択信号SELBがHレベルの場合、第1選択回路59は第1加算器57の出力信号を選択して出力し、第2選択回路60は第2加算器58の出力信号を選択して出力する。
ロジック部56は、第1選択信号SELAに応答して先行値DSVb,第1後続値DSVa,第2後続値DSVm,固定値Fmのうちの1つを第1加算器57及び第2加算器58に出力する。出力する値は、所定区間のコードワードに対するDSV値である。そして、第1加算器57及び第2加算器58は、入力信号に第4ラッチ回路54又は第5ラッチ回路55に記憶された値を加算する。従って、第1加算器57及び第2加算器58の出力信号、即ち第4及び第5ラッチ回路54,55に記憶された値は、累積的なDSV値である。
そして、ロジック部56は、第1加算器57に出力する信号に対して、反転した信号を第2加算器58に出力する。ロジック部56に入力される信号(先行値DSVb等)は、各値を算出する範囲において「L」から始まる値として計算したものである。従って、第1加算器57に出力する値は、同様に「L」から始まる値として計算したもの、即ち直前のDSVCBをシンボル「0」として計算した値であり、第4ラッチ回路54に記憶される値は直前のDSVCBをシンボル「0」として計算した累積的なDSV値(DSV0)である。一方、第2加算器58に出力する信号は、第1加算器57に出力する信号を反転した信号であるため、各値を算出する範囲において「H」から始まる値として計算したものとなる。従って、第2加算器58に出力する値は、直前のDSVCBをシンボル「1」として計算した値であり、第5ラッチ回路55に記憶される値は直前のDSVCBをシンボル「1」として計算した累積的なDSV値(DSV1)である。
第1比較器61には、第4及び第5ラッチ回路54,55に記憶された値、即ちDSV0,DSV1が入力される。第1比較器61は絶対値の大小を比較するものであり、DSV0とDSV1の絶対値を比較し、値が小さい方に対応するシンボルを出力する。例えばDSV0の絶対値がDSV1の絶対値より小さい場合、第1比較器61はシンボル「0」を出力する。
第2比較器62には第1後続値DSVaと極性信号POLと第2選択回路60の出力信号が入力される。第2比較器62は、2つのDSVCBを含むコードワードの処理に使用される。極性信号POLは、上記したように、処理対象(コードワード)の直前のDSVの極性を示す。第2比較器62は、入力信号に基づいて、1つ目のDSVCBまでのDSV値と、第1後続値DSVaの符号を比較し、比較結果に応じた信号を出力する。
DSV計算制御部63は、第1比較器61の出力信号に基づいて、直前のDSVCBの値を設定する。つまり、DSV計算制御部63は、DSV0とDSV1の比較結果に基づいて、DSVが0となる又は0に近づくように直前のDSVCBを決定する。
また、DSV計算制御部63は、第2比較器62の出力信号に基づいて、2つのDSVCBを含むコードワードに対して、1つ目のDSVCBまでのDSV値と第1後続値DSVaの符号が互いに異なるように、直前のDSVCBの値を設定する。つまり、DSV計算制御部63は、例えば、1つ目のDSVCBまでのDSV値の符号が正(+)の場合、第1後続値DSVaの符号が負(−)となるように設定する。これにより、累積的なDSVと0との差が1つ目のDSVCBまでのDSV値よりも大きくなるのを防ぎ、第1後続値DSVaを含めたときの累積的なDSVを0とする又は0に近づける。
そして、DSV計算制御部63は、コードワードの種類(DSVCBの数)や演算のサイクルに応じて第1選択信号SELAを生成し、ロジック部56に出力する。また、DSV計算制御部63は、設定したDSVCBに応じて極性信号POLを生成し、ロジック部56に出力する。
次に、上記のように構成されたDSVコントローラ44によるDSVCBの決定を、連続する2つのコードワード(先行コードワード、後続コードワード)に含まれるDSVCBの数に応じて、図8〜図10に従って説明する。
(A)先行コードワードに含まれるDSVCBが0個、後続コードワードに含まれるDSVCBが1個以下の場合。
この場合、着目DSVCB(ターゲットDSVCB)は、先行コードワードよりも先に処理されたコードワードに含まれている。サイクル1(Cyc1)において、ロジック部56は先行値DSVbを出力する。この先行値DSVbは、コードワードにDSVCBを含んでいないため、最終チャネルビットまでの累積的なDSVである。第1加算器57は、第4ラッチ回路54に記憶されたDSV0に先行値DSVbを加算する。従って、第4ラッチ回路54には、着目DSVCBを「0」としてこのコードワードにおけるシンボルに応じて算出したDSV(DSV0)が記憶される。また、第2加算器58は、第5ラッチ回路55に記憶されたDSV1に負の先行値DSVbを加算する。従って、第5ラッチ回路55には、着目DSVCBを「1」としてこのコードワードにおけるシンボルに応じて算出したDSV(DSV1)が記憶される。
(B)先行コードワードに含まれるDSVCBが0個、後続コードワードに含まれるDSVCBが2個の場合。
サイクル1(Cyc1)において、上記(A)のサイクル1と同様に、先行コードワードのシンボルに応じてDSV0,DSV1を算出する。次に、サイクル3(Cyc3)において、ロジック部56は、次に2つのDSVCBを含むコードワードを処理することが判っているため、第2後続値DSVmを出力する。第1加算器57は、DSV0に第2後続値DSVmを加算する。従って、第4ラッチ回路54には、着目DSVCBを「0」としたときの次のDSVCBまでの累積的なDSV(DSV0)が記憶される。また、第2加算器58は、DSV1に負の第2後続値DSVmを加算する。従って、第5ラッチ回路55には、着目DSVCBを「1」としたときの次のDSVCBまでの累積的なDSV(DSV1)が記憶される。
(C)先行コードワードに含まれるDSVCBが0個、後続コードワードに含まれるDSVCBが1個以下の場合。
サイクル1(Cyc1)において、上記(A)のサイクル1と同様に、先行コードワードのシンボルに応じてDSV0,DSV1を算出する。但し、この時の先行値DSVbは、先行コードワードに含まれるDSVCBの直前までのDSVである。
次に、サイクル2(Cyc2)において、第1比較器61の比較結果(絶対値大小比較)に基づきこの先行コードワードより先に処理されたコードワードに含まれる着目DSVCB(Target DSVCB)を決定する。
次に、サイクル3(Cyc3)において、DSV計算制御部63は、決定した着目DSVCBのシンボルに応じて、第4ラッチ回路54に記憶されたDSV0又は第5ラッチ回路55に記憶されたDSV1を決定DSVとして第1加算器57及び第2加算器58に出力するように選択回路59,60を制御するべく第2選択信号SELBを出力する。つまり、決定したDSVCBに応じた累積的なDSVを選択する。尚、図9では、着目DSVCBを「0」に設定した場合を示し、DSV計算制御部63は、第4ラッチ回路54に記憶されたDSV0を以後の演算に使用するために第1選択回路59と第2選択回路60から出力させる。
また、DSV計算制御部63は、ロジック部56から第1後続値DSVaを出力するよう第1選択信号SELAを出力する。この時の第1後続値DSVaは、このコードワードに含まれるDSVCBを「0」とし、そのDSVCBから先行コードワードの最終チャネルビットまでのDSVである。従って、第4ラッチ回路54には、着目DSVCBを「0」としてこのコードワードにおけるシンボルに応じて算出したDSV(DSV0)が記憶され、第5ラッチ回路55には、着目DSVCBを「1」としてこのコードワードにおけるシンボルに応じて算出したDSV(DSV1)が記憶される。
(D)先行コードワードに含まれるDSVCBが0個、後続コードワードに含まれるDSVCBが2個の場合。
サイクル1(Cyc1)において、上記(C)のサイクル1と同様に、先行コードワードのシンボルに応じてDSV0,DSV1を算出する。次に、サイクル2(Cyc2)において、上記(C)のサイクル2と同様に、着目DSVCBを決定する。
次に、サイクル3(Cyc3)において、上記(C)のサイクル3と同様に、決定した着目DSVCBのシンボルに応じて、第4ラッチ回路54に記憶されたDSV0又は第5ラッチ回路55に記憶されたDSV1を決定DSVとして第1加算器57及び第2加算器58に出力するように選択回路59,60を制御するべく第2選択信号SELBを出力する。そして、上記(B)のサイクル3と同様に、DSV計算制御部63は、ロジック部56が第2後続値DSVmを出力するよう第1選択信号SELAを出力する。従って、第4ラッチ回路54には、DSVCBを「0」としたときの次のDSVCBまでの累積的なDSV(DSV0)が記憶され、第5ラッチ回路55には、DSVCBを「1」としたときの次のDSVCBまでの累積的なDSV(DSV1)が記憶される。
(E)2個のDSVCBを含むコードワードに対する処理。
2個のDSVCBを含むコードワードに対する処理において、1つ目のDSVCBの直前までの累積的なDSVを算出する必要がある。しかし、この演算処理は、上記(B)又は(D)のサイクル3において終了している。つまり、上記(B)又は(D)のサイクル3では、先行コードワードの最終チャネルビットまでの累積的なDSVの算出と、次のDSVCBの直前までの累積的なDSVの算出が同時に行われ、これらの算出処理を平行して行ったことと等価となる。
従って、サイクル1(Cyc1)において、DSV計算制御部63は、上記(C)又は(D)のサイクル2と同様に、第1比較器61の比較結果(絶対値大小比較)に基づきこの先行コードワードより先に処理されたコードワードに含まれる着目DSVCB(Target DSVCB)を決定する。
次に、サイクル2(Cyc2)において、DSV計算制御部63は、第2比較器62の比較結果に基づき、この先行コードワードの1つ目のDSVCBを決定する。更に、DSV計算制御部63は、上記(C)のサイクル3と同様に、決定したDSVCBに応じた累積的なDSVを選択し、ロジック部56から第1後続値DSVaを出力するよう第1選択信号SELAを出力する。従って、第4ラッチ回路54には、着目DSVCBを「0」としてこのコードワードにおけるシンボルに応じて算出したDSV(DSV0)が記憶され、第5ラッチ回路55には、着目DSVCBを「1」としてこのコードワードにおけるシンボルに応じて算出したDSV(DSV1)が記憶される。
次に、サイクル3(Cyc3)において、DSV計算制御部63は、上記(C)のサイクル3と同様に、決定したDSVCBに応じた累積的なDSVを選択し、ロジック部56から第1後続値DSVaを出力するよう第1選択信号SELAを出力する。更に、ロジック部56から固定値Fmが出力されるように第1選択信号SELAを出力する。従って、第4ラッチ回路54には、2つ目のDSVCBを「0」としたときの次のDSVCBまでの累積的なDSV(DSV0)が記憶され、第5ラッチ回路55には、2つ目のDSVCBを「1」としたときの次のDSVCBまでの累積的なDSV(DSV1)が記憶される。
以上記述したように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)DSVコントローラ44は、各コードワードに対して、コードワードの先頭チャネルビットからDSV調整ビットまでのDSVを累積的に演算した先行値DSVbと、DSV調整ビットを所定値に仮設定するとともに該DSV調整ビットからコードワードの最終チャネルビットまでのDSVを累積的に演算した第1後続値DSVaと、第1後続値に対してDSV調整ビットのビット位置に応じた値を加味した第2後続値DSVmとを算出する。そして、DSVコントローラ44は、後続コードワードが2つのDSV調整ビットを含む場合には先行コードワードの処理において直前のDSV調整ビットまでの累積的なDSVに第2後続値DSVmを加算するようにした。このため、後続コードワードのDSV調整ビットの前までの累積的なDSVの演算を、先行コードワードの処理期間において実行するため、後続コードワードの処理にかかる時間を短縮することができる。
(2)DSVコントローラ44は、コードワードが2つのDSV調整ビットを含む場合、1つ目のDSV調整ビットまでの累積的なDSVの符号と第1後続値の符号の符号が異なるように1つ目のDSV調整ビットの値を決定するようにした。従って、1つ目のDSV調整ビットをシンボル0に設定した場合の累積的なDSV0とシンボル1に設定した場合の累積的なDSV1を算出しそれらを比較して1つ目のDSV調整ビットを決定する場合に比べて処理時間が短くなり、規定の時間内にDSV調整ビットの決定とDSVの演算を終了することができる。
(3)DSVコントローラ44は、2つのDSV調整ビットを含むコードワードに対する処理期間のサイクル3において、累積的なDSVに所定のシンボルに対応する固定値(−1)を加算するようにした。コードワードに含まれる2つ目のDSV調整ビットは、最終チャネルビットにあるため、そのDSV調整ビットを0に設定した場合における後続値は一定値となる。従って、固定値を累積的なDSVに加算することで、後続値を算出する必要がなく、演算に要する時間を短縮することができる。
尚、上記各実施形態は、以下の態様で実施してもよい。
・上記実施形態において、DSVコントローラ44の構成を適宜変更しても良い。例えば、第1加算器57と第2加算器58の少なくとも一方を減算器にて構成し、ロジック部56は加算器又は減算器に、第1選択信号SELAと極性信号POLに基づいて決定した値を出力する。
上記各形態から把握できる技術的思想を以下に記載する。
(付記1)
所定数のチャネルビットからなる複数のコードワードを順次DSV演算し、累積的なDSVを0に近づけるように前記コードワードに含まれるDSV調整ビットを決定するDSV調整ビットの決定方法において、
前記複数のコードワードは、前記DSV調整ビットを0個,1個,2個のうちの何れかの個数を含むコードワードから構成され、
各コードワードに対して、コードワードの先頭チャネルビットからDSV調整ビットまでのDSVを累積的に演算した先行値と、DSV調整ビットを所定値に仮設定するとともに該DSV調整ビットからコードワードの最終チャネルビットまでのDSVを累積的に演算した第1後続値と、前記第1後続値に対してDSV調整ビットのビット位置に応じた値を加味した第2後続値とを算出し、
先行コードワードと後続コードワードの隣接する2つのコードワードにおいて、前記後続コードワードが2つのDSV調整ビットを含まない場合には直前のDSV調整ビットまでの累積的なDSVに前記第1後続値を加算し、前記後続コードワードが2つのDSV調整ビットを含む場合には直前のDSV調整ビットまでの累積的なDSVに前記第2後続値を加算するようにしたことを特徴とするDSV調整ビットの決定方法。
(付記2)
着目するDSV調整ビットをシンボル0と設定した場合におけるDSVを累積的に演算したDSV0と、前記着目するDSV調整ビットをシンボル1と設定した場合におけるDSVを累積的に演算したDSV1との絶対値の大小関係を比較し、該比較結果に基づいて絶対値が小さい方に対応するシンボルにより前記着目するDSV調整ビットを決定することを特徴とする付記1記載のDSV調整ビットの決定方法。
(付記3)
コードワードが2つのDSV調整ビットを含む場合、1つ目のDSV調整ビットまでの累積的なDSVの符号と前記第1後続値の符号の符号が異なるように前記1つ目のDSV調整ビットの値を決定することを特徴とする付記1又は付記2記載のDSV調整ビットの決定方法。
(付記4)
所定数のチャネルビットからなる複数のコードワードを順次DSV演算し、累積的なDSVを0に近づけるように前記コードワードに含まれるDSV調整ビットを決定するDSV調整ビットの決定方法において、
前記複数のコードワードは、前記DSV調整ビットを0個,1個,2個のうちの何れかの個数を含むコードワードから構成され、
各コードワードに対して、コードワードの先頭チャネルビットからDSV調整ビットまでのDSVを累積的に演算した先行値と、DSV調整ビットを所定値に仮設定するとともに該DSV調整ビットからコードワードの最終チャネルビットまでのDSVを累積的に演算した第1後続値と、前記第1後続値に対してDSV調整ビットのビット位置に応じた値を加味した第2後続値とを算出し、
先行コードワードと後続コードワードの隣接する2つのコードワードにおいて、前記後続コードワードが2つのDSV調整ビットを含む場合には先行コードワードの処理期間において直前のDSV調整ビットまでの累積的なDSVに前記第2後続値を加算し、
2つのDSV調整ビットを含むコードワードを処理する期間において、
着目するDSV調整ビットをシンボル0と設定した場合におけるDSVを累積的に演算したDSV0と、前記着目するDSV調整ビットをシンボル1と設定した場合におけるDSVを累積的に演算したDSV1との絶対値の大小関係を比較し、該比較結果に基づいて絶対値が小さい方に対応するシンボルにより前記着目するDSV調整ビットを決定する第1サイクルと、
1つ目のDSV調整ビットまでの累積的なDSVの符号と前記第1後続値の符号の符号が異なるように前記1つ目のDSV調整ビットの値を決定し、累積的なDSVに前記第1後続値を加算する第2サイクルと、
前記第2サイクルにおいて算出した累積的なDSVに所定のシンボルに対応する固定値を加算する第3サイクルと、
を実行することを特徴とするDSV調整ビットの決定方法。
(付記5)
所定数のチャネルビットからなる複数のコードワードを順次DSV演算し、累積的なDSVを0に近づけるように前記コードワードに含まれるDSV調整ビットを決定するDSV調整ビットの決定装置において、
前記複数のコードワードは、前記DSV調整ビットを0個,1個,2個のうちの何れかの個数を含むコードワードから構成され、
各コードワードに対して、コードワードの先頭チャネルビットからDSV調整ビットまでのDSVを累積的に演算した先行値と、DSV調整ビットを所定値に仮設定するとともに該DSV調整ビットからコードワードの最終チャネルビットまでのDSVを累積的に演算した第1後続値と、前記第1後続値に対してDSV調整ビットのビット位置に応じた値を加味した第2後続値とを記憶する記憶回路と、
先行コードワードと後続コードワードの隣接する2つのコードワードにおいて、前記後続コードワードが2つのDSV調整ビットを含まない場合には直前のDSV調整ビットまでの累積的なDSVに前記第1後続値を加算し、前記後続コードワードが2つのDSV調整ビットを含む場合には直前のDSV調整ビットまでの累積的なDSVに前記第2後続値を加算する制御回路と、
を備えたことを特徴とするDSV調整ビットの決定装置。
(付記6)
前記複数のコードワードを記憶する記憶回路と、
着目するDSV調整ビットをシンボル0と設定した場合におけるDSVを累積的に演算したDSV0と、前記着目するDSV調整ビットをシンボル1と設定した場合におけるDSVを累積的に演算したDSV1との絶対値の大小関係を比較する比較器と、を備え、
前記制御回路は、前記比較結果に基づいて絶対値が小さい方に対応するシンボルにより前記記憶回路に記憶されたコードワードの前記着目するDSV調整ビットを設定する、
ことを特徴とする付記5記載のDSV調整ビットの決定装置。
(付記7)
前記制御回路は、コードワードが2つのDSV調整ビットを含む場合、1つ目のDSV調整ビットまでの累積的なDSVの符号と前記第1後続値の符号の符号が異なるように前記1つ目のDSV調整ビットの値を決定する、
ことを特徴とする付記5又は付記6記載のDSV調整ビットの決定装置。
(付記8)
所定数のチャネルビットからなる複数のコードワードを順次DSV演算し、累積的なDSVを0に近づけるように前記コードワードに含まれるDSV調整ビットを決定するDSV調整ビットの決定装置において、
前記複数のコードワードは、前記DSV調整ビットを0個,1個,2個のうちの何れかの個数を含むコードワードから構成され、
各コードワードに対して、コードワードの先頭チャネルビットからDSV調整ビットまでのDSVを累積的に演算した先行値と、DSV調整ビットを所定値に仮設定するとともに該DSV調整ビットからコードワードの最終チャネルビットまでのDSVを累積的に演算した第1後続値と、前記第1後続値に対してDSV調整ビットのビット位置に応じた値を加味した第2後続値とを記憶する記憶回路と、
先行コードワードと後続コードワードの隣接する2つのコードワードにおいて、前記後続コードワードが2つのDSV調整ビットを含む場合には先行コードワードの処理期間において直前のDSV調整ビットまでの累積的なDSVに前記第2後続値を加算する加算器と、を備え、
2つのDSV調整ビットを含むコードワードを処理する期間において、
着目するDSV調整ビットをシンボル0と設定した場合におけるDSVを累積的に演算したDSV0と、前記着目するDSV調整ビットをシンボル1と設定した場合におけるDSVを累積的に演算したDSV1との絶対値の大小関係を比較し、該比較結果に基づいて絶対値が小さい方に対応するシンボルにより前記着目するDSV調整ビットを決定する第1サイクルと、
1つ目のDSV調整ビットまでの累積的なDSVの符号と前記第1後続値の符号の符号が異なるように前記1つ目のDSV調整ビットの値を決定し、累積的なDSVに前記第1後続値を加算する第2サイクルと、
前記第2サイクルにおいて算出した累積的なDSVに所定のシンボルに対応する固定値を加算する第3サイクルと、
を実行することを特徴とするDSV調整ビットの決定装置。
記録装置の概略構成を示すブロック回路図である。 フォーマッタのブロック回路図である。 DSVコントローラのブロック回路図である。 コードテーブルの説明図である。 連結コードワードテーブルの説明図である。 ビットストリーム、DSV、コードワードの説明図である。 コードワードとDSVCBの説明図である。 DSVコントローラの動作説明図である。 DSVコントローラの動作説明図である。 DSVコントローラの動作説明図である。
符号の説明
44 DSVコントローラ
51〜55 ラッチ回路
57,58 加算器
61,62 比較器。
63 DSV計算制御部
Fm 固定値
DSVb 先行値
DSVm 第2後続値
DSVa 第1後続値

Claims (5)

  1. 所定数のチャネルビットからなる複数のコードワードを順次DSV演算し、累積的なDSVを0に近づけるように前記コードワードに含まれるDSV調整ビットを決定するDSV調整ビットの決定方法において、
    前記複数のコードワードは、前記DSV調整ビットを0個,1個,2個のうちの何れかの個数を含むコードワードから構成され、
    各コードワードに対して、コードワードの先頭チャネルビットからDSV調整ビットまでのDSVを累積的に演算した先行値と、DSV調整ビットを所定値に仮設定するとともに該DSV調整ビットからコードワードの最終チャネルビットまでのDSVを累積的に演算した第1後続値と、前記第1後続値に対してDSV調整ビットのビット位置に応じた値を加味した第2後続値とを算出し、
    先行コードワードと後続コードワードの隣接する2つのコードワードにおいて、前記後続コードワードが2つのDSV調整ビットを含まない場合には直前のDSV調整ビットまでの累積的なDSVに前記第1後続値を加算し、前記後続コードワードが2つのDSV調整ビットを含む場合には直前のDSV調整ビットまでの累積的なDSVに前記第2後続値を加算するようにしたことを特徴とするDSV調整ビットの決定方法。
  2. 着目するDSV調整ビットをシンボル0と設定した場合におけるDSVを累積的に演算したDSV0と、前記着目するDSV調整ビットをシンボル1と設定した場合におけるDSVを累積的に演算したDSV1との絶対値の大小関係を比較し、該比較結果に基づいて絶対値が小さい方に対応するシンボルにより前記着目するDSV調整ビットを決定することを特徴とする請求項1記載のDSV調整ビットの決定方法。
  3. 所定数のチャネルビットからなる複数のコードワードを順次DSV演算し、累積的なDSVを0に近づけるように前記コードワードに含まれるDSV調整ビットを決定するDSV調整ビットの決定方法において、
    前記複数のコードワードは、前記DSV調整ビットを0個,1個,2個のうちの何れかの個数を含むコードワードから構成され、
    各コードワードに対して、コードワードの先頭チャネルビットからDSV調整ビットまでのDSVを累積的に演算した先行値と、DSV調整ビットを所定値に仮設定するとともに該DSV調整ビットからコードワードの最終チャネルビットまでのDSVを累積的に演算した第1後続値と、前記第1後続値に対してDSV調整ビットのビット位置に応じた値を加味した第2後続値とを算出し、
    先行コードワードと後続コードワードの隣接する2つのコードワードにおいて、前記後続コードワードが2つのDSV調整ビットを含む場合には先行コードワードの処理期間において直前のDSV調整ビットまでの累積的なDSVに前記第2後続値を加算し、
    2つのDSV調整ビットを含むコードワードを処理する期間において、
    着目するDSV調整ビットをシンボル0と設定した場合におけるDSVを累積的に演算したDSV0と、前記着目するDSV調整ビットをシンボル1と設定した場合におけるDSVを累積的に演算したDSV1との絶対値の大小関係を比較し、該比較結果に基づいて絶対値が小さい方に対応するシンボルにより前記着目するDSV調整ビットを決定する第1サイクルと、
    1つ目のDSV調整ビットまでの累積的なDSVの符号と前記第1後続値の符号の符号が異なるように前記1つ目のDSV調整ビットの値を決定し、累積的なDSVに前記第1後続値を加算する第2サイクルと、
    前記第2サイクルにおいて算出した累積的なDSVに所定のシンボルに対応する固定値を加算する第3サイクルと、
    を実行することを特徴とするDSV調整ビットの決定方法。
  4. 所定数のチャネルビットからなる複数のコードワードを順次DSV演算し、累積的なDSVを0に近づけるように前記コードワードに含まれるDSV調整ビットを決定するDSV調整ビットの決定装置において、
    前記複数のコードワードは、前記DSV調整ビットを0個,1個,2個のうちの何れかの個数を含むコードワードから構成され、
    各コードワードに対して、コードワードの先頭チャネルビットからDSV調整ビットまでのDSVを累積的に演算した先行値と、DSV調整ビットを所定値に仮設定するとともに該DSV調整ビットからコードワードの最終チャネルビットまでのDSVを累積的に演算した第1後続値と、前記第1後続値に対してDSV調整ビットのビット位置に応じた値を加味した第2後続値とを記憶する記憶回路と、
    先行コードワードと後続コードワードの隣接する2つのコードワードにおいて、前記後続コードワードが2つのDSV調整ビットを含まない場合には直前のDSV調整ビットまでの累積的なDSVに前記第1後続値を加算し、前記後続コードワードが2つのDSV調整ビットを含む場合には直前のDSV調整ビットまでの累積的なDSVに前記第2後続値を加算する制御回路と、
    を備えたことを特徴とするDSV調整ビットの決定装置。
  5. 所定数のチャネルビットからなる複数のコードワードを順次DSV演算し、累積的なDSVを0に近づけるように前記コードワードに含まれるDSV調整ビットを決定するDSV調整ビットの決定装置において、
    前記複数のコードワードは、前記DSV調整ビットを0個,1個,2個のうちの何れかの個数を含むコードワードから構成され、
    各コードワードに対して、コードワードの先頭チャネルビットからDSV調整ビットまでのDSVを累積的に演算した先行値と、DSV調整ビットを所定値に仮設定するとともに該DSV調整ビットからコードワードの最終チャネルビットまでのDSVを累積的に演算した第1後続値と、前記第1後続値に対してDSV調整ビットのビット位置に応じた値を加味した第2後続値とを記憶する記憶回路と、
    先行コードワードと後続コードワードの隣接する2つのコードワードにおいて、前記後続コードワードが2つのDSV調整ビットを含む場合には先行コードワードの処理期間において直前のDSV調整ビットまでの累積的なDSVに前記第2後続値を加算する加算器と、を備え、
    2つのDSV調整ビットを含むコードワードを処理する期間において、
    着目するDSV調整ビットをシンボル0と設定した場合におけるDSVを累積的に演算したDSV0と、前記着目するDSV調整ビットをシンボル1と設定した場合におけるDSVを累積的に演算したDSV1との絶対値の大小関係を比較し、該比較結果に基づいて絶対値が小さい方に対応するシンボルにより前記着目するDSV調整ビットを決定する第1サイクルと、
    1つ目のDSV調整ビットまでの累積的なDSVの符号と前記第1後続値の符号の符号が異なるように前記1つ目のDSV調整ビットの値を決定し、累積的なDSVに前記第1後続値を加算する第2サイクルと、
    前記第2サイクルにおいて算出した累積的なDSVに所定のシンボルに対応する固定値を加算する第3サイクルと、
    を実行することを特徴とするDSV調整ビットの決定装置。
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