JPH10178347A - データ変調方法、データ変調装置およびそれを使用したデータ記録装置、並びにデータ復調方法、データ復調装置およびそれを使用したデータ再生装置 - Google Patents

データ変調方法、データ変調装置およびそれを使用したデータ記録装置、並びにデータ復調方法、データ復調装置およびそれを使用したデータ再生装置

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JPH10178347A
JPH10178347A JP33996796A JP33996796A JPH10178347A JP H10178347 A JPH10178347 A JP H10178347A JP 33996796 A JP33996796 A JP 33996796A JP 33996796 A JP33996796 A JP 33996796A JP H10178347 A JPH10178347 A JP H10178347A
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nrzi
dsv
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Minoru Hida
実 飛田
Yoshiyuki Teraoka
善之 寺岡
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】NRZIの変調を基本とし、あまり冗長度を増
やすことなく、出力データ列のDC成分を低減する。 【解決手段】エンコーダ31で、入力データWDをNビ
ット毎のブロックに分割し、各ブロックの先頭に夫々1
ビットのデータ“0”を付加してNRZI変換する。エ
ンコーダ31の出力データWDMをレジスタ32に入力
し、このレジスタ32の出力データをバッファ33及び
インバータ34に供給し、夫々より出力される“0”ブ
ロック及び“1”ブロックをスイッチ回路35で選択的
に取り出して出力データ(変調データ)Drとする。ス
イッチ回路35にセレクタ38より選択信号SELを供
給し、スイッチ回路35より、前のブロックに続くブロ
ックの記録データDrとして、そのブロックの記録デー
タDrのDSVと前のブロックまでの記録データのDS
Vの総和VAとの和がゼロに近づくように“0”ブロッ
クまたは“1”ブロックを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば光磁気デ
ィスク装置等に適用して好適なデータ変調方法、データ
変調装置およびそれを使用したデータ記録装置等に関す
る。詳しくは、一定ビット長の入力データを複数ビット
毎のブロックに分割し、各ブロックのデータに対してそ
れぞれ先頭に1ビットのデータを付加した後にNRZI
変換を行って出力データ(変調データ)を得るものであ
って、1ビットのデータをそのブロックの出力データの
DSVと前のブロックまでの出力データのDSVの総和
の和がゼロに近づくように“1”または“0”のいずれ
かに選択的に設定することによって、あまり冗長度を増
やすことなく、しかも小規模の回路構成によって、出力
データ列のDC成分を大幅に低減しようとしたデータ変
調方法、データ変調装置およびそれを使用したデータ記
録装置等に係るものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、光磁気ディスク装置においてデ
ータの記録時には、通常、データに対して誤り訂正符号
化の処理が行われ、さらにこの誤り訂正符号化されたデ
ータに対して記録変調処理が行われて記録データが得ら
れ、この記録データが光磁気ディスクに磁界変調方式ま
たは光変調方式によって記録される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、記録変調方
式のひとつにNRZI(Non Return to Zero Inverte
d)がある。このNRZIは、冗長度が小さく、高密度
化が容易な記録変調方式といわれているが、NRZI変
換後のデータ列のスペクトラムには、図9の曲線aに示
すように低域の周波数成分が含まれている。したがっ
て、実際に上述した光磁気ディスク装置等で用いるため
には、電気回路としてはDC(Direct Current)成分ま
で全て通すものである必要があり、消費電力が大きく、
コスト高となる等の問題点があった。
【0004】そこで、この発明では、NRZIの変調を
基本とし、あまり冗長度を増やすことなく、しかも小規
模の回路構成で実現でき、出力データ列のDC成分を大
幅に低減し得るデータ変調方法等を提供するものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係るデータ変
調方法は、一定ビット長の入力データを複数ビット毎の
ブロックに分割する工程と、各ブロックのデータに対し
てそれぞれ先頭に1ビットのデータを付加した後にNR
ZI変換を行って出力データを得る工程とを備え、1番
目のブロックの先頭に付加される1ビットのデータを
“1”または“0”に任意に設定すると共に、2番目以
降のブロックの先頭に付加される1ビットのデータをそ
のブロックの出力データのDSVと前のブロックまでの
出力データのDSVの総和との和がゼロに近づくように
“1”または“0”のいずれかに選択的に設定するもの
である。
【0006】また、この発明に係るデータ変調装置は、
一定ビット長の入力データを複数ビット毎のブロックに
分割するブロック分割手段と、各ブロックのデータに対
してそれぞれ先頭に1ビットのデータを付加した後にN
RZI変換を行って出力データを得るNRZIエンコー
ド手段とを備え、NRZIエンコード手段では、1番目
のブロックの先頭に付加される1ビットのデータを
“1”または“0”に任意に設定すると共に、2番目以
降のブロックの先頭に付加される1ビットのデータをそ
のブロックの出力データのDSVと前のブロックまでの
出力データのDSVの総和との和がゼロに近づくように
“1”または“0”のいずれかに選択的に設定するもの
である。
【0007】また、この発明に係るデータ記録装置は、
一定ビット長の入力データを複数ビット毎のブロックに
分割し、各ブロックのデータに対してそれぞれ先頭に1
ビットのデータを付加した後にNRZI変換を行って出
力データを得るデータ変調部と、このデータ変調部より
出力される出力データを記録媒体に記録するデータ記録
部とを備え、データ変調部では、1番目のブロックの先
頭に付加される1ビットのデータを“1”または“0”
に任意に設定すると共に、2番目以降のブロックの先頭
に付加する1ビットのデータをそのブロックの出力デー
タのDSVと前のブロックまでの出力データのDSVの
総和との和がゼロに近づくように“1”または“0”の
いずれかに選択的に設定するものである。
【0008】この発明においては、一定ビット長、例え
ば1セクタ分の入力データが複数ビット毎、例えば8×
nビット毎(nは正の整数)のブロックに分割される。
そして、各ブロックのデータに対して、それぞれ先頭に
1ビットのデータが付加されてからNRZI変換されて
出力データが得られる。この場合、1番目のブロックの
先頭に付加される1ビットのデータは“1”または
“0”に任意に設定される。2番目以降のブロックの先
頭に付加される1ビットのデータはそのブロックの出力
データのDSVと前のブロックまでの出力データのDS
Vの総和との和がゼロに近づくように“1”または
“0”のいずれかに選択的に設定される。これにより、
出力データ列(記録変調データ列)のDC成分は大幅に
低減されることとなる。そして、上述した出力データが
記録媒体に記録される。
【0009】また、この発明に係るデータ復調方法は、
一定ビット長の入力データをNビット毎のブロックに分
割し、各ブロックのデータに対してそれぞれ先頭に1ビ
ットのデータを付加した後にNRZI変換を行って得ら
れたデータに対してNRZI逆変換を行う工程と、この
NRZI逆変換によって得られるデータのN+1ビット
毎に先頭データを除いて出力データを得る工程とを備え
るものである。
【0010】また、この発明に係るデータ復調装置は、
一定ビット長の入力データをNビット毎のブロックに分
割し、各ブロックのデータに対してそれぞれ先頭に1ビ
ットのデータを付加した後にNRZI変換を行って得ら
れたデータに対してNRZI逆変換を行うNRZIデコ
ード手段と、このNRZIデコード手段より出力される
データのN+1ビット毎に先頭データを除いて出力デー
タを得るデータ出力手段とを備えるものである。
【0011】また、この発明に係るデータ再生装置は、
記録媒体より一定ビット長の入力データをNビット毎の
ブロックに分割し、各ブロックのデータに対してそれぞ
れ先頭に1ビットのデータを付加した後にNRZI変換
を行って得られたデータが再生するデータ再生部と、こ
のデータ再生部より出力されるデータに対してNRZI
逆変換を行った後にN+1ビット毎に先頭データを除い
て出力データを得るデータ復調部とを備えるものであ
る。
【0012】この発明においては、例えば記録媒体より
一定ビット長の入力データをNビット毎のブロックに分
割し、各ブロックのデータに対してそれぞれ先頭に1ビ
ットのデータを付加した後にNRZI変換を行って得ら
れたデータが再生される。その再生データはNRZI逆
変換される。この場合、NRZI逆変換されて得られる
データは、N+1ビット毎の先頭データを除き、NRZ
I変換をする前のデータと全く等しくなる。これによ
り、NRZI逆変換を行った後にN+1ビット毎に先頭
データを除くことで、出力データ(再生復調データ)が
得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形
態としての光磁気ディスク装置10の構成を示してい
る。
【0014】このディスク装置10は、光磁気ディスク
11を回転駆動するためのスピンドルモータ12を有し
ている。光磁気ディスク11は、記録時および再生時に
は角速度一定で回転駆動される。スピンドルモータ12
の回転軸には、その回転速度を検出するための周波数発
電機13が取り付けられている。
【0015】また、ディスク装置10は、外部磁界発生
用の磁気ヘッド14と、この磁気ヘッド14の磁界発生
を制御する磁気ヘッドドライバ15と、半導体レーザ、
対物レンズ、光検出器等から構成される光学ヘッド16
と、この光学ヘッド16の半導体レーザの発光を制御す
るレーザドライバ17とを有している。磁気ヘッド14
と光学ヘッド15は光磁気ディスク11を挟むように対
向して配設されている。レーザドライバ17には、後述
するサーボコントローラよりレーザパワー制御信号SPC
が供給され、光学ヘッド16の半導体レーザより出力さ
れるレーザ光のパワーが記録時および再生時のそれぞれ
で最適となるように制御される。
【0016】記録時には、後述するように磁気ヘッドド
ライバ15に記録データDrが供給され、磁気ヘッド1
4より記録データDrに対応した磁界が発生され、光学
ヘッド16からのレーザビームとの共働により光磁気デ
ィスク11のデータ部(MO領域)に記録データDrが
光磁気記録される。再生時には、光学ヘッド16より光
磁気ディスク11のデータ部からの再生信号(以下、
「MO信号」という)SMOが出力される。また、記録時
および再生時には、光学ヘッド16より光磁気ディスク
11のプリフォーマット部(ROM領域)からの再生信
号(以下、「RF信号」という)SRFが出力される。さ
らに、光学ヘッド16からは従来周知の検出方法による
トラッキングエラー信号ETおよびフォーカスエラー信
号EFが出力される。
【0017】また、ディスク装置10は、CPU(cent
ral processing unit)を備えるサーボコントローラ1
8を有している。サーボコントローラ18には光学ヘッ
ド16より出力されるエラー信号ET,EFが供給され
る。このサーボコントローラ18には、さらに上述した
周波数発電機13より出力される周波数信号SFGが供給
される。
【0018】サーボコントローラ18の動作は後述する
システムコントローラによって制御される。このサーボ
コントローラ18によって、トラッキングコイルやフォ
ーカスコイル、さらには光学ヘッド16をラジアル方向
に移動させるためのリニアモータを含むアクチュエータ
19が制御され、トラッキングやフォーカスのサーボが
行われ、また光学ヘッド16のラジアル方向への移動が
制御される。また、サーボコントローラ18によってス
ピンドルモータ12が制御され、上述したように記録時
や再生時に光磁気ディスク11が角速度一定で回転する
ように制御される。
【0019】また、ディスク装置10は、CPUを備え
るシステムコントローラ(以下、「シスコン」という)
21と、データを連続的に入力して離散的に出力あるい
はその逆の動作をさせるために必要なバッファメモリ2
2とを有している。シスコン21はシステム全体を制御
するためのものである。ディスク装置10は、シスコン
21およびSCSIインタフェース23を通じてホスト
コンピュータ(図示せず)に接続される。
【0020】また、ディスク装置10は、ホストコンピ
ュータからシスコン21およびバッファメモリ22を通
じて供給される書き込みデータに対して誤り訂正符号の
付加処理を行うと共に、後述するチャネルエンコーダ/
デコーダより供給される読み出しデータに対して誤り訂
正処理を行うためのECC(error correction code)
エンコーダ/デコーダ24を有している。このECCエ
ンコーダ/デコーダ24より出力される読み出しデータ
は、シスコン21およびバッファメモリ22を通じてホ
ストコンピュータに供給される。
【0021】また、ディスク装置10は、ECCエンコ
ーダ/デコーダ24で誤り訂正符号が付加された書き込
みデータに対してディジタル変調処理をして記録データ
Drを得ると共に、後述するデータ識別器より出力され
る再生データDpに対してディジタル復調処理をして読
み出しデータを得るためのチャネルエンコーダ/デコー
ダ25と、光学ヘッド16より出力されるMO信号SMO
の周波数特性を補償するためのイコライザ回路26と、
このイコライザ回路26の出力信号にデータ識別処理を
して再生データDpを得るデータ識別器27とを有して
いる。データ識別器27は、2値化回路やビタビ復号器
等で構成される。
【0022】また、ディスク装置10は、光学ヘッド1
6より出力されるRF信号SRFの周波数特性を補償する
ためのイコライザ回路28と、このイコライザ回路28
の出力信号よりアドレスデータADを得るためのアドレ
スデコーダ29を有している。このアドレスデータAD
は、シスコン21に供給され、データ書き込み時やデー
タ読み出し時におけるアクセス制御に利用される。
【0023】以上の構成において、データ書き込み時に
は、ホストコンピュータからの書き込みデータがシスコ
ン21およびバッファメモリ22を介してECCエンコ
ーダ/デコーダ24に供給されて誤り訂正符号が付加さ
れ、その後にチャネルエンコーダ/デコーダ25に供給
されて変調処理される。そして、チャネルエンコーダ/
デコーダ25より出力される記録データ(変調データ)
Drが磁気ヘッドドライバ15に供給される。これによ
り、磁気ヘッド14より記録データDrに応じた磁界が
発生され、光学ヘッド16からのレーザビームとの共働
により光磁気ディスク11のデータ部(MO領域)に記
録データDrが光磁気記録される。
【0024】また、データ読み出し時には、光学ヘッド
16より出力されるMO信号SMOがイコライザ回路26
で周波数特性が補償され、その後にデータ識別器27で
データの識別が行われて再生データDpが得られる。こ
の再生データDpはチャネルエンコーダ/デコーダ25
に供給されて復調処理され、さらにECCエンコーダ/
デコーダ24に供給されて誤り訂正処理される。そし
て、ECCエンコーダ/デコーダ24より出力される読
み出しデータはシスコン21およびバッファメモリ22
を介してホストコンピュータに供給される。
【0025】次に、チャネルエンコーダ/デコーダ25
を構成するチャネルエンコーダ部30およびチャネルデ
コーダ部40の詳細を説明する。
【0026】図2は、チャネルエンコーダ部30の構成
を示している。このエンコーダ部30は、データ書き込
み時にECCエンコーダ/デコーダ24より出力される
書き込みデータWDを複数ビット毎のブロックに分割
し、各ブロックのデータに対してそれぞれ先頭に1ビッ
トのデータを付加した後にNRZI変換を行うNRZI
エンコーダ31を有している。このNRZIエンコーダ
31には、クロック信号CLK(図3Bに図示)が動作
クロックとして供給されると共に、ブロック同期パルス
PBL(図3Cに図示)が供給される。例えば、各セク
タのデータがそれぞれ8×n(nは正の整数)ビット毎
に分割される。また、各ブロックのデータの先頭に付加
されるデータは“0”または“1”のいずれでもよい
が、本実施の形態においては“0”が付加される。
【0027】なお、NRZI変換においては、図4に示
すように、その先頭に1ビットデータ“0”が付加され
たブロックデータ[“0”,d1,d2,d3,d4,
d5,・・・]が、データ[“0”,d1′,d2′,
d3′,d4′,d5′,・・・]のように変換され
る。この場合、d1′は“0”とd1との排他的論理和
(エクスクルーシブオア)をとることで得られ、d2′
はd1′とd2との排他的論理和をとることで得られ、
以下同様の論理演算によってd3′,d4′,d5′,
・・・が得られる。
【0028】また、エンコーダ部30は、NRZIエン
コーダ31の出力データWDMを一時的に格納するため
のシフトレジスタ32を有している。このシフトレジス
タ32としては、分割されて得られる各ブロックがNビ
ットで構成される場合にはN+1ビットのシフトレジス
タが使用される。このシフトレジスタ32には、クロッ
ク信号CLKがシフトクロックとして供給される。
【0029】また、エンコーダ部30は、シフトレジス
タ32の出力データをバッファリングするバッファ33
と、シフトレジスタ32の出力データを反転するインバ
ータ34と、バッファ33の出力データ、つまりシフト
レジスタ32の出力データとインバータ34の出力デー
タとを選択的に取り出して変調データ(出力データ)と
しての記録データDrを得るスイッチ回路35とを有し
ている。この場合、バッファ33の出力側はスイッチ回
路35のa側の固定端子に接続され、インバータ34の
出力側はスイッチ回路35のb側の固定端子に接続さ
れ、そしてスイッチ回路35の可動端子より記録データ
Drが導出される。
【0030】また、エンコーダ部30は、NRZI変換
後の各ブロックのDSV(DigitalSum Value)を求める
DSV算出手段としてのアップダウンカウンタ36を有
している。このカウンタ36にはクロック信号CLKが
カウントクロック信号として供給されると共に、ブロッ
ク同期パルスPBLがクリア信号として供給される。ま
た、このカウンタ36のアップダウン制御端子U/Dに
は、NRZIエンコーダ31の出力データWDMが供給
される。これにより、カウンタ36は各ブロックの開始
時点で「0」にクリアされると共に、その後はクロック
信号CLKに同期してカウントされる。そして、NRZ
Iエンコーダ31の出力データWDMが“0”であると
きはカウントダウンされ、“1”であるときはカウント
アップされることから、このカウンタ36のカウント出
力COTは、各ブロックの終了時点ではNRZI変換後
のそのブロックのDSVを表すものとなる。
【0031】また、エンコーダ部30は、アップダウン
カウンタ36のカウント出力COTを一時的に保持する
ためのレジスタ37を有している。このレジスタ37に
は、ブロック同期パルスPBLが取り込みクロックとし
て供給されると共に、セクタ同期パルスPSE(図3A
に図示)がクリア信号として供給される。これにより、
レジスタ37は各セクタの開始時点で「0」にクリアさ
れると共に、このレジスタ37には各ブロックの終了時
点のカウンタ36のカウント出力COT、従って各ブロ
ックのNRZI変換後のDSVが順次取り込まれる。
【0032】また、エンコーダ部30は、選択信号SE
LおよびデータVCを出力するセレクタ38と、前のブ
ロックまでの記録データ(出力データ)DrのDSVの
総和を求めるDSV演算手段を構成する加算器39Aお
よびレジスタ39Bとを有している。
【0033】この場合、セレクタ38には、レジスタ3
7の出力データVBが供給されると共に、レジスタ39
Bの出力データVAが供給される。ここで、レジスタ3
9Bの出力データVAは後述するように前のブロックま
での記録データDrのDSVの総和を表すものとなる。
セレクタ38より出力される選択信号SELは、データ
VA,VBに基づき、以下のように制御される。すなわ
ち、選択信号SELは、VA≧0、かつVB≧0である
ときはハイレベルとされ、VA≧0、かつVB<0であ
るときはローレベルとされ、VA<0、かつVB≧0で
あるときはローレベルとされ、VA<0、かつVB<0
であるときはハイレベルとされる。このセレクタ38よ
り出力される選択信号SELはスイッチ回路35に供給
される。そして、スイッチ回路35は、選択信号SEL
がローレベルであるときはa側に接続され、選択信号S
ELがハイレベルであるときはb側に接続される。
【0034】これにより、前のブロックまでの記録デー
タDrのDSVの総和VAが正である場合、先頭に1ビ
ットのデータ“0”を付加した後にNRZI変換したブ
ロック(以下、「“0”ブロック」という)のDSV、
つまりVBが正であるときは、スイッチ回路35はb側
に接続され、続くブロックの記録データDrとしてイン
バータ34の出力データ、つまり先頭に1ビットデータ
“1”を付加した後にNRZI変換したブロック(以
下、「“1”ブロック」という)が出力される。なお、
“1”ブロックのDSVは−VBとなる。同様に、VA
が正であり、VBが負であるときは、スイッチ回路35
はa側に接続され、続くブロックの記録データDrとし
て“0”ブロックが出力され、VAが負であり、VBが
正であるときは、スイッチ回路35はa側に接続され、
続くブロックの記録データDrとして“0”ブロックが
出力され、VAが負であり、VBが負であるときは、ス
イッチ回路35はb側に接続され、続くブロックの記録
データDrとして“1”ブロックが出力される。
【0035】また、セレクタ38より出力されるデータ
VCは、データVA,VBに基づき、以下のように制御
される。すなわち、データVCは、VA≧0、かつVB
≧0であるときは−VBとされ、VA≧0、かつVB<
0であるときはVBとされ、VA<0、かつVB≧0で
あるときはVBとされ、VA<0、かつVB<0である
ときは−VBとされる。つまり、セレクタ38より出力
されるデータVCは、上述した続くブロックの記録デー
タDrのDSVとなる。
【0036】セレクタ38より出力されるデータVCは
加算器39Aに供給され、この加算器39Aの出力デー
タはレジスタ39Bに供給され、さらにこのレジスタ3
9Bの出力データVAは加算器39Aに供給される。そ
して、レジスタ39Bには、ブロック同期パルスPBL
が取り込みクロックとして供給されると共に、セクタ同
期パルスPSEがクリア信号として供給される。
【0037】これにより、レジスタ39Bは各セクタの
開始時点で「0」にクリアされると共に、このレジスタ
39Bには各ブロックの終了時点の加算器39Aの出力
データが順次取り込まれる。この場合、加算器39Aで
は前のブロックまでの記録データDrのDSVの総和V
Aと続くブロックの記録データDrのDSVとが加算さ
れる。したがって、上述した続くブロックの記録データ
Drがスイッチ回路35より出力された次のブロックの
開始時点で、レジスタ39Bには前のブロックまでの記
録データDrのDSVの総和VAと続くブロックの記録
データDrのDSVとの加算値が取り込まれて保持され
る。つまり、次のブロックから考えると、レジスタ39
Bの出力データVAは前のブロックまでの記録データD
rのDSVの総和となる。
【0038】以上の構成において、ECCエンコーダ/
デコーダ24より出力される書き込みデータWDはNR
ZIエンコーダ31に供給され、Nビット(複数ビッ
ト)毎のブロックに分割され、各ブロックのデータに対
してそれぞれ先頭に1ビットのデータ“0”が付加され
てNRZI変換される。そして、このNRZIエンコー
ダ31の出力データWDMは、クロック信号CLKに同
期してシフトレジスタ32に順次入力される。ここで、
1ブロック期間はN+1クロック期間で構成され、従っ
てシフトレジスタ32に入力されたデータはN+1クロ
ック後に出力される。
【0039】また、NRZIエンコーダ31の出力デー
タWDMはアップダウンカウンタ36のアップダウン制
御端子U/Dに供給され、カウンタ36のカウント出力
COTとして、各ブロックの終了時点にNRZI変換後
のそのブロックのDSVが得られる。そして、このNR
ZI変換後の各ブロックのDSVはレジスタ37に順次
取り込まれて保持される。
【0040】そして、前のブロックまでの記録データ
(出力データ)DrのDSVの総和VAが正である場
合、“0”ブロックのDSVであるVBが正であるとき
は、セレクタ38より出力される選択信号SELはハイ
レベルとなり、スイッチ回路35はb側に接続される。
そのため、続くブロックの記録データDrとしてDSV
が−VBとなる“1”ブロックが出力される。同様に、
VAが正であり、VBが負であるときは、選択信号SE
Lはローレベルとなり、スイッチ回路35はa側に接続
され、続くブロックの記録データDrとして“0”ブロ
ックが出力され、VAが負であり、VBが正であるとき
は、選択信号SELはローレベルとなり、スイッチ回路
35はa側に接続され、続くブロックの記録データDr
として“0”ブロックが出力され、VAが負であり、V
Bが負であるときは、選択信号SELはハイレベルとな
り、スイッチ回路35はb側に接続され、続くブロック
の記録データDrとして“1”ブロックが出力される。
このように、スイッチ回路35からは、続くブロックの
記録データDrとして、そのブロックの記録データDr
のDSVと前のブロックまでの記録データのDSVの総
和VAとの和がゼロに近づくように“0”ブロックまた
は“1”ブロックが選択的に出力される。
【0041】ここで、図3DはNRZIエンコーダ31
の出力データWDMを示しており、、図3Eはスイッチ
回路35より出力される記録データDrを示している。
ここで、時点t2からの1ブロック期間で出力される記
録データDrは、時点t1より1ブロック期間の出力デ
ータWDMと等しくなる。そして、時点t3からの1ブ
ロック期間で出力される記録データDrは、時点2より
1ブロック期間の出力データWDMと同じか、あるいは
それを反転したものとなる。以下、各ブロックの開始時
点からの1ブロック期間で出力される記録データDr
は、それぞれ直前の1ブロック期間の出力データWDM
と同じか、あるいはそれを反転したものとなる。
【0042】また、図3Fはレジスタ39Bの出力デー
タ、つまり前のブロックまでの記録データDrのDSV
の総和VAを示し、図3Gはレジスタ37の出力デー
タ、つまり各ブロックのNRZI変換後のDSVである
VBを示し、図3Hはセレクタ38より出力されるデー
タVCを示している。最初のブロックの開始時点t1で
は、レジスタ37,39Bがクリアされるため、その後
の1ブロック期間はVA,VB,VCのそれぞれが
「0」となる。そして、次のブロックの開始時点t2で
第1ブロックのNRZI変換後のDSVであるB1がレ
ジスタ37に取り込まれ、レジスタ37の出力データV
BはB1となり、それに伴ってセレクタ38より出力さ
れるデータVCはC1となる。
【0043】そして、次のブロックの開始時点t3でレ
ジスタ39Bの出力データVAとセレクタ38より出力
されるデータVCとの加算値がレジスタ39Bに取り込
まれ、このレジスタ39Bの出力データVAはC1とな
る。また、この時点t3で第2ブロックのNRZI変換
後のDSVであるB2がレジスタ37に取り込まれ、こ
のレジスタ37の出力データVBはB2となり、それに
伴ってセレクタ38より出力されるデータVCはC2と
なる。以下同様に、各ブロックの開始時点でVA,V
B,VCが変化していく。
【0044】図5は、チャネルデコーダ部40の構成を
示している。このデコーダ部40は、上述したエンコー
ダ部30のNRZIエンコーダ31で、8×nビット毎
のブロックに分割し、各ブロックのデータに対してそれ
ぞれ先頭に1ビットのデータを付加した後にNRZI変
換を行った場合に対応したものである。
【0045】このデコーダ部40は、データ読み出し時
にデータ識別器27より出力される再生データDpに対
してNRZI逆変換をするNRZIデコーダ41と、こ
のNRZIデコーダ41の出力データDDMをシリアル
データから8ビットパラレルデータに変換するためのシ
リアル/パラレル変換器42と、このシリアル/パラレ
ル変換器42の出力データを取り込んで読み出しデータ
RDとして出力するレジスタ43とを有している。
【0046】シリアル/パラレル変換器42にはクロッ
ク信号CLK(図6Bに図示)がシフトクロックとして
供給される。また、レジスタ43にはクロック信号CL
Kが取り込みクロックとして供給されると共に、イネー
ブルパルスPENが供給される。このイネーブルパルス
PENは、図6Dに示すように、各ブロック期間におい
て、第9クロック期間に最初にハイレベルとなると共
に、その後は8クロック期間毎にハイレベルとなる信号
である。レジスタ43では、イネーブルパルスPENが
ハイレベルとなる期間にクロック信号CLKによって取
り込み動作が行われる。図6Aは、ブロック同期パルス
PBLを示している。
【0047】なお、NRZI逆変換においては、図7に
示すように、データ[e1,e2,e3,e4,e5,
・・・]が、データ[e1,e2′,e3′,e4′,
e5′,・・・]のように変換される。この場合、第1
のブロックの最初のデータe1のみそのままとされる。
e2′はe1とe2との排他的論理和をとることで得ら
れ、e3′はe2とe3との排他的論理和を取ることで
得られ、以下同様の論理演算によってe4′,e5′,
・・・が得られる。第2ブロック以降の最初のデータに
関しても同様である。
【0048】以上の構成において、データ識別器27よ
り出力される再生データDpはNRZIデコーダ41に
供給され、その再生データDpに対してNRZI逆変換
が行われる。そして、NRZIデコーダ41の出力デー
タDDMは、クロック信号CLKに同期してシリアル/
パラレル変換器42に順次入力される。この場合、出力
側の各ビット出力が順次シフトしていくが、各ブロック
期間において、第9クロック期間およびその後の8クロ
ック期間毎にシリアル/パラレル変換器42の出力デー
タ(8ビットパラレルデータ)がレジスタ43に取り込
まれて読み出しデータRDとして出力される。
【0049】図6CはNRZIデコーダ41の出力デー
タDDMを示しており、図6Eは読み出しデータRDを
示している。この場合、NRZIデコーダ41で各ブロ
ックの再生データDpを連続的にNRZI逆変換して
も、読み出しデータRDとしてチャネルエンコーダ部3
0のNRZIエンコーダ31に供給される書き込みデー
タWDと同じデータが得られる。これを、理解が容易と
なるように、NRZIエンコーダ31で4ビット毎のブ
ロックに分割される場合を例にとって説明する。
【0050】書き込みデータWDが図8Aに示すようで
あるとき、NRZIエンコーダ31の出力データWDM
は図8Bに示すようになり、図8Cに示すように記録デ
ータDrが出力されるものとする。この場合、再生デー
タDpも図8Cに示すようになり、NRZIデコーダ4
1でNRZI逆変換をすると、図8Dに示すように出力
データDDMが得られる。したがって、レジスタ43よ
り出力される読み出しデータRDは、図8Eに示すよう
になり、パラレルデータとシリアルデータとの違いはあ
るが、図8Aに示す書き込みデータWDと同じデータと
なる。
【0051】このように本実施の形態においては、チャ
ネルエンコーダ/デコーダ25のチャネルエンコーダ部
30では、基本的に、書き込みデータWDを複数ビット
(Nビット)毎のブロックに分割し、各ブロックのデー
タの先頭に1ビットデータを付加した後にNRZI変換
を行って記録データDrを得るものであり、あまり冗長
度を増やすことなく、しかも小規模の回路構成で実現す
ることができる。
【0052】また、チャネルエンコーダ部30のスイッ
チ回路35からは、続くブロックの記録データDrとし
て、そのブロックの記録データDrのDSVと前のブロ
ックまでの記録データのDSVの総和VAとの和がゼロ
に近づくように“0”ブロックまたは“1”ブロックが
選択的に出力されるものであり、記録データDr列のD
C成分を大幅に低減できる。これにより、電気回路とし
てはDC成分まで全て通すものでなくても済み、消費電
力を節約でき、またコスト削減を図ることができる。
【0053】図9の曲線b,c,d,eは、それぞれN
RZIエンコーダ31で、それぞれ320ビット毎、1
60ビット毎、80ビット毎、40ビット毎、20ビッ
ト毎のブロックに分割した場合における記録データDr
列のパワースペクトラムのシミュレーション結果を示し
ている。1ブロックを構成するビット数が少ない程DC
成分を低減できることがわかる。しかし、1ブロックを
構成するビット数が少ない程付加される1ビットのデー
タが多くなり、冗長度が増すこととなる。なお、図9に
おいて、横軸の周波数は、ビットクロック周波数fbで
規格化して示している。
【0054】また、チャネルデコーダ部40では、再生
データDpに対してNRZI逆変換をし、その後にN+
1ビット毎に先頭データを除くものであり、チャネルエ
ンコーダ部30に供給される書き込みデータWDと全く
同じ読み出しデータRDを良好に得ることができる。
【0055】なお、上述実地の形態においては、この発
明を光磁気ディスク装置10に適用したものであるが、
この発明はその他のデータ記録再生装置にも適用できる
ことは勿論である。
【0056】
【発明の効果】この発明によれば、一定ビット長の入力
データを複数ビット毎のブロックに分割し、各ブロック
のデータに対してそれぞれ先頭に1ビットのデータを付
加してからNRZI変換を行って出力データ(変調デー
タ)を得るものであって、1ビットのデータをそのブロ
ックの出力データのDSVと前のブロックまでの出力デ
ータのDSVの総和の和がゼロに近づくように“1”ま
たは“0”のいずれかに選択的に設定するものである。
したがって、あまり冗長度を増やすことなく、しかも小
規模の回路構成によって実現できる。また、出力データ
列のDC成分を大幅に低減でき、光磁気ディスク装置等
の電気回路としてDC成分まで全て通すものを使用しな
くても済み、消費電力を節約でき、またコスト削減を図
ることができる。
【0057】また、一定ビット長の入力データをNビッ
ト毎のブロックに分割し、各ブロックのデータに対して
それぞれ先頭に1ビットのデータを付加した後にNRZ
I変換を行って得られたデータ(変調データ)に対して
NRZI逆変換を行った後に、N+1ビット毎に先頭デ
ータを除いて出力データ(復調データ)を得るものであ
り、入力データと全く同じ出力データを得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態としての光磁気ディスク装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】チャネルエンコーダ部の構成を示すブロック図
である。
【図3】チャネルエンコーダ部の動作を説明するための
タイミングチャートである。
【図4】NRZI変換の処理を説明するための図であ
る。
【図5】チャネルデコーダ部の構成を示すブロック図で
ある。
【図6】チャネルデコーダ部の動作を説明するためのタ
イミングチャートである。
【図7】NRZI逆変換の処理を説明するための図であ
る。
【図8】チャネルエンコーダ部に入力される書き込みデ
ータとチャネルデコーダ部より出力される読み出しデー
タとの関係を示す図である。
【図9】記録データ列のパワースペクトラムのシミュレ
ーション結果を示す図である。
【符号の説明】
10・・・光磁気ディスク装置、11・・・光磁気ディ
スク、14・・・ 磁気ヘッド、15・・・磁気ヘッド
ドライバ、16・・・光学ヘッド、17・・・レーザド
ライバ、18・・・サーボコントローラ、21・・・シ
ステムコントローラ、22・・・バッファメモリ、24
・・・ECCエンコーダ/デコーダ、25・・・チャネ
ルエンコーダ/デコーダ、27・・・データ識別器、2
9・・・アドレスデコーダ、30・・・チャネルデコー
ダ部、31・・・NRZIエンコーダ、32・・・シフ
トレジスタ、33・・・バッファ、34・・・インバー
タ、35・・・スイッチ回路、36・・・アップダウン
カウンタ、37・・・レジスタ、38・・・セレクタ、
39A・・・加算器、39B・・・レジスタ、40・・
・チャネルデコーダ部、41・・・NRZIデコーダ、
42・・・シリアル/パラレル変換器、43・・・レジ
スタ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定ビット長の入力データを複数ビット
    毎のブロックに分割する工程と、 各ブロックのデータに対してそれぞれ先頭に1ビットの
    データを付加した後にNRZI変換を行って出力データ
    を得る工程とを備え、 1番目のブロックの先頭に付加される1ビットのデータ
    を“1”または“0”に任意に設定すると共に、2番目
    以降のブロックの先頭に付加される1ビットのデータを
    そのブロックの上記出力データのDSVと前のブロック
    までの上記出力データのDSVの総和との和がゼロに近
    づくように“1”または“0”のいずれかに選択的に設
    定することを特徴とするデータ変調方法。
  2. 【請求項2】 一定ビット長の入力データを複数ビット
    毎のブロックに分割するブロック分割手段と、 各ブロックのデータに対してそれぞれ先頭に1ビットの
    データを付加した後にNRZI変換を行って出力データ
    を得るNRZIエンコード手段とを備え、 上記NRZIエンコード手段では、1番目のブロックの
    先頭に付加される1ビットのデータを“1”または
    “0”に任意に設定すると共に、2番目以降のブロック
    の先頭に付加される1ビットのデータをそのブロックの
    上記出力データのDSVと前のブロックまでの上記出力
    データのDSVの総和との和がゼロに近づくように
    “1”または“0”のいずれかに選択的に設定すること
    を特徴とするデータ変調装置。
  3. 【請求項3】 一定ビット長の入力データを複数ビット
    毎のブロックに分割するブロック分割手段と、 上記各ブロックのデータに対してそれぞれ先頭に1ビッ
    トのデータを付加した後にNRZI変換を行うNRZI
    エンコード手段と、 上記NRZIエンコード手段より出力されるデータを反
    転して出力するデータインバート手段と、 上記NRZIエンコード手段より出力されるデータまた
    は上記データインバート手段より出力されるデータを選
    択的に取り出して出力データとするスイッチ手段と、 上記各ブロックのデータに対して上記NRZIエンコー
    ド手段よりそれぞれ出力されるデータのDSVを求める
    第1のDSV算出手段と、 前のブロックまでの上記出力データのDSVの総和を求
    める第2のDSV算出手段と、 上記第1のDSV算出手段で求められるDSVと上記第
    2のDSV算出手段で求められる前のブロックまでのD
    SVの総和に基づき、上記スイッチ手段の切り換えを制
    御するスイッチ制御手段とを備えることを特徴とするデ
    ータ変調装置。
  4. 【請求項4】 上記ブロック分割手段は、上記入力デー
    タを8×n(nは正の整数)毎のブロックに分割するこ
    とを特徴とする請求項3に記載のデータ変調装置。
  5. 【請求項5】 一定ビット長の入力データを複数ビット
    毎のブロックに分割し、各ブロックのデータに対してそ
    れぞれ先頭に1ビットのデータを付加した後にNRZI
    変換を行って出力データを得るデータ変調部と、 このデータ変調部より出力される出力データを記録媒体
    に記録するデータ記録部とを備え、 上記データ変調部では、1番目のブロックの先頭に付加
    される1ビットのデータを“1”または“0”に任意に
    設定すると共に、2番目以降のブロックの先頭に付加さ
    れる1ビットのデータをそのブロックの上記出力データ
    のDSVと前のブロックまでの上記出力データのDSV
    の総和との和がゼロに近づくように“1”または“0”
    のいずれかに選択的に設定することを特徴とするデータ
    記録装置。
  6. 【請求項6】 上記データ変調部は、 一定ビット長の入力データを複数ビット毎のブロックに
    分割するブロック分割手段と、 上記各ブロックのデータに対して、それぞれ先頭に1ビ
    ットのデータを付加した後にNRZI変換を行うNRZ
    Iエンコード手段と、 上記NRZIエンコード手段より出力されるデータを反
    転して出力するデータインバート手段と、 上記NRZIエンコード手段より出力されるデータまた
    は上記データインバート手段より出力されるデータを選
    択的に取り出して出力データとするスイッチ手段と、 上記各ブロックのデータに対して上記NRZIエンコー
    ド手段よりそれぞれ出力されるデータのDSVを求める
    第1のDSV算出手段と、 前のブロックまでの上記出力データのDSVの総和を求
    める第2のDSV算出手段と、 上記第1のDSV算出手段で求められるDSVと上記第
    2のDSV算出手段で求められる前のブロックまでのD
    SVの総和に基づき、上記スイッチ手段の切り換えを制
    御するスイッチ制御手段とを有することを特徴とする請
    求項5に記載のデータ記録装置。
  7. 【請求項7】 一定ビット長の入力データをNビット毎
    のブロックに分割し、各ブロックのデータに対してそれ
    ぞれ先頭に1ビットのデータを付加した後にNRZI変
    換を行って得られたデータに対してNRZI逆変換を行
    う工程と、 このNRZI逆変換によって得られるデータのN+1ビ
    ット毎に先頭データを除いて出力データを得る工程とを
    備えることを特徴とするデータ復調方法。
  8. 【請求項8】 一定ビット長の入力データをNビット毎
    のブロックに分割し、各ブロックのデータに対してそれ
    ぞれ先頭に1ビットのデータを付加した後にNRZI変
    換を行って得られたデータに対してNRZI逆変換を行
    うNRZIデコード手段と、 このNRZIデコード手段より出力されるデータのN+
    1ビット毎に先頭データを除いて出力データを得るデー
    タ出力手段とを備えることを特徴とするデータ復調装
    置。
  9. 【請求項9】 記録媒体より一定ビット長の入力データ
    をNビット毎のブロックに分割し、各ブロックのデータ
    に対してそれぞれ先頭に1ビットのデータを付加した後
    にNRZI変換を行って得られたデータを再生するデー
    タ再生部と、 このデータ再生部より出力されるデータに対してNRZ
    I逆変換を行った後にN+1ビット毎に先頭データを除
    いて出力データを得るデータ復調部とを備えることと特
    徴とするデータ再生装置。
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