JP2006236268A - 防犯システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 屋外配置の人検知センサで人を検知した時に威嚇装置により的確な威嚇動作が行えるようにする
【解決手段】 屋外配置の給湯器1と、屋内配置のリモコン装置3とを通信線2を介して接続する。給湯器1には、その近傍に人がいることを検知する人検知センサ7と、人検知センサ7が人の検知を行ったときに光と音の少なくとも一方により威嚇動作を行う1つ以上の威嚇装置8の信号接続部とを設け、該信号接続部に威嚇装置8を接続する。前記リモコン装置3には、威嚇装置8による威嚇動作の内容を設定する威嚇内容設定操作部4を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば給湯器や暖房熱源機等の給湯熱源装置等、住宅等の屋外に配置される熱交換住設備と、屋内に配置されるリモコン装置とを利用する防犯システムに関するものである。
近年、住宅等において、様々な防犯システムが用いられており、例えばインターホンにより、玄関先にいる人の映像を屋内で確認できるようにしたり、屋外に人を検知できる人検知センサを設け、この人検知センサによる人の検知が行われたときに、光や音により威嚇したりすることが提案されている(例えば、特許文献1、参照。)。
特開2003−346259号公報
しかしながら、人を検知するためのセンサは、人を検知して区別することはできないので、センサが配置されている領域付近を訪問者が通った場合も検知してしまい、その検知に基づいて威嚇動作を行うと、威嚇しなくてもよい場合にも威嚇動作を行ってしまうことになるといった問題があった。
そこで、本発明者は、時と場合によって威嚇動作内容を可変設定できる防犯システムが望ましいと考えた。なお、威嚇動作内容の設定を屋外で行うことは面倒であり、上記設定のために、その設定信号を屋内から屋外に伝達できることが望ましいと考えられる。
しかしながら、従来提案されている防犯システムは、システム構成を住宅等に新たに設置するものであるので、このような従来のシステムを応用して、上記のような威嚇動作内容を屋内で設定できるような防犯システムを形成しようとしても、そのためには、新たな通信線を敷設する必要が生じて工事費用がかかり、結果的に、防犯システムを設けるためのコストが高くなってしまう。
本発明は、上記課題を解決するために成されたものであり、その目的は、住宅等に防犯システムを設けるためだけに工事をする必要が無く、安価に設けることができ、かつ、人を検知するセンサが人を検知したときの威嚇等の動作を適切に設定することができる防犯システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成をもって課題を解決する手段としている。すなわち、第1の発明は、屋外に配置される熱交換住設備と、該熱交換住設備と通信線により接続されて屋内に配置されるリモコン装置とを有し、前記熱交換住設備には該熱交換住設備近傍に人がいることを検知する人検知センサと、該人検知センサが人の検知を行ったときに光と音の少なくとも一方により威嚇動作を行う1つ以上の威嚇装置の信号接続部とが設けられて、該信号接続部に威嚇装置が接続されており、該威嚇装置による威嚇動作の内容を設定する威嚇内容設定操作部が前記リモコン装置に設けられている構成をもって課題を解決する手段としている。
また、第2の発明は、上記第1の発明の構成に加え、前記威嚇内容設定操作部は、人検知センサが人の検知を行ったときに威嚇装置から音声を連続出力させる音声連続出力設定操作部と、前記人検知センサが人の検知を行ったときに前記威嚇装置から音声を断続出力させる音声断続出力設定操作部の少なくとも一方を有している構成をもって課題を解決する手段としている。
さらに、第3の発明は、上記第2の発明の構成に加え、前記威嚇内容設定操作部は、人検知センサが人の検知を行っても威嚇装置からの音声出力を行わないようにする音声オフ設定操作部を有している構成をもって課題を解決する手段としている。
さらに、第4の発明は、上記第1または第2または第3の発明の構成に加え、前記威嚇内容設定操作部は、人検知センサが人の検知を行ったときに威嚇装置により光を点灯させる光点灯設定操作部と、前記人検知センサが人の検知を行ったときに前記威嚇装置により光を点滅させる光点滅設定操作部の少なくとも一方を有している構成をもって課題を解決する手段としている。
さらに、第5の発明は、上記第4の発明の構成に加え、前記威嚇内容設定操作部は、人検知センサが人の検知を行っても威嚇装置からの光出力を行わないようにする光出力オフ設定操作部を有している構成をもって課題を解決する手段としている。
さらに、第6の発明は、上記第1乃至第5のいずれか一つの発明の構成に加え、前記リモコン装置には、威嚇装置による威嚇動作内容が互いに異なる複数の威嚇動作モードが予め与えられており、威嚇内容設定操作部は前記複数の威嚇動作モードのうち1つの威嚇動作モードを選択するモード選択操作部を有して該モード選択操作部により選択されたモードを前記威嚇装置に指令し、該威嚇装置は人検知センサによる人の検知時に前記選択されたモードの威嚇動作を行う構成をもって課題を解決する手段としている。
さらに、第7の発明は、上記第6の発明の構成に加え、前記威嚇装置は少なくとも音声出力部と建物の入口近傍領域に設けられた光出力部とを備えており、威嚇動作モードは、人検知センサが人の検知を行ったときに前記威嚇装置の光出力部からの光出力動作と音声出力部からの音声出力動作のうちの少なくとも音声出力動作を行う警戒モードと、人検知センサが人の検知を行ったときに前記威嚇装置の光出力部からの光連続出力動作のみを行う来客モードとを有している構成をもって課題を解決する手段としている。
さらに、第8の発明は、上記第1乃至第7のいずれか一つの発明の構成に加え、前記人検知センサが人の検知を行っている時間を検出する人検知時間検出手段と、該人検知時間検出手段による検出時間に応じて威嚇装置から出力する音声の音量と音質と音声出力オンオフ周期と前記威嚇装置から発信する光の強弱と光出力オンオフ周期との少なくとも一つを可変制御する威嚇動作内容可変制御手段とを有する構成をもって課題を解決する手段としている。
さらに、第9の発明は、上記第1乃至第8のいずれか一つの発明の構成に加え、前記威嚇装置は音声と光の少なくとも一方を断続的に出力する機能を有し、リモコン装置と熱交換住設備の少なくとも一方には、前記威嚇装置から出力される音声出力のオンオフ周期と光出力のオンオフ周期の少なくとも一方を可変設定操作するための周期可変設定操作手段が設けられている構成をもって課題を解決する手段としている。
さらに、第10の発明は、上記第1乃至第9のいずれか一つの発明の構成に加え、前記人検知センサが人の検知を行ったときには人検知有りの信号が通信線を介して熱交換住設備から前記リモコン装置へ伝達され、この伝達された信号を受けて人検知有りの情報を表示と音声の少なくとも一方により報知する報知手段が前記リモコン装置に設けられている構成をもって課題を解決する手段としている。
さらに、第11の発明は、上記第10の発明の構成に加え、前記熱交換住設備は給湯熱源装置とし、人検知有りの信号を前記給湯熱源装置からリモコン装置に伝達する通信線は給湯熱源装置の制御用の通信回線を共用した構成をもって課題を解決する手段としている。
本発明は、熱交換住設備に設けられた人検知センサによる人の検知信号に基づき、熱交換住設備の信号接続部に接続された1つ以上の威嚇装置による威嚇動作が行われるが、威嚇装置による威嚇動作の内容を設定する威嚇内容設定操作部が屋内配置のリモコン装置に設けられているので、屋内で威嚇内容設定操作部を操作することによって威嚇動作の内容を設定できる。
したがって、本発明によれば、例えば防犯システムの利用者が在宅か不在か等、そのときの条件に応じて前記威嚇動作の内容設定を行うことにより、人検知センサが人を検知したときの威嚇等の動作を適切に設定することができる。
また、本発明によれば、威嚇内容設定操作部を設けた屋内配置のリモコン装置と、威嚇装置が接続された屋外配置の熱交換住設備とは、通信線を介して接続されているので、屋内のリモコン装置と屋外の威嚇装置とを接続するための新たな線を設ける必要はなく、そのための工事も不要であるので、安価に防犯システムを構築できる。
また、本発明において、威嚇内容設定操作部は、人検知センサが人の検知を行ったときに威嚇装置から音声を連続出力させる音声連続出力設定操作部と、前記人検知センサが人の検知を行ったときに前記威嚇装置から音声を断続出力させる音声断続出力設定操作部の少なくとも一方を有している構成によれば、音声連続出力設定操作部や音声断続出力設定操作部を操作することにより、威嚇装置による音声出力の形態を所望の形態に設定操作することができる。
さらに、この音声出力の設定操作部に加え、威嚇内容設定操作部が、人検知センサが人の検知を行っても威嚇装置からの音声出力を行わないようにする音声オフ設定操作部を有している構成によれば、音声出力を行わないようにしたいときに音声オフ設定操作部を操作することにより、人検知センサが人の検知を行っても音声出力をオフできる。
したがって、音声オフ設定操作部を有する発明においては、利用者が在宅時に予定している訪問者があるといった際に、ブザー等の音声出力が不要と判断する場合には、音声オフ設定操作部を操作することにより、前記訪問者をブザー等の音声で威嚇してしまうといった不都合を防止できる。
さらに、本発明において、威嚇内容設定操作部は、人検知センサが人の検知を行ったときに威嚇装置により光を点灯させる光点灯設定操作部と、前記人検知センサが人の検知を行ったときに前記威嚇装置により光を点滅させる光点滅設定操作部の少なくとも一方を有している構成によれば、光点灯設定操作部や光点滅設定操作部を操作することにより、威嚇装置による光出力の形態を所望の形態に設定操作することができる。
さらに、この光出力の設定操作部に加え、威嚇内容設定操作部が、人検知センサが人の検知を行っても威嚇装置からの光出力を行わないようにする光出力オフ設定操作部を有している構成によれば、光出力を行わないようにしたいときに光出力オフ設定操作部を操作することにより、人検知センサが人の検知を行っても光出力をオフできる。
したがって、光出力オフ設定操作部を有する構成においては、例えば昼間等に、光による威嚇効果が低いときには光出力オフ操作部を操作して光出力をオフしておくことにより、省電力化を図ることができる。
さらに、本発明において、リモコン装置には、威嚇装置による威嚇動作内容が互いに異なる複数の威嚇動作モードが予め与えられており、威嚇内容設定操作部は前記複数の威嚇動作モードのうち1つの威嚇動作モードを選択するモード選択操作部を有して該モード選択操作部により選択されたモードを前記威嚇装置に指令し、該威嚇装置は人検知センサによる人の検知時に前記選択されたモードの威嚇動作を行う構成によれば、複数の威嚇動作モードを設定しておき、随時選択できるので、そのときの条件に応じて前記威嚇動作の内容を設定することにより、人検知センサが人を検知したときの威嚇等の動作を適切に設定することができる。
さらに、本発明において、威嚇装置は少なくとも音声出力部と建物の入口近傍領域に設けられた光出力部とを備えており、威嚇動作モードは、警戒モードと、来客モードとを有している構成によれば、例えば利用者が不在の時には、警戒モードとし、利用者が在宅の時には来客モードとすることにより、以下のような効果を発揮できる。
すなわち、利用者が不在の警戒モードの設定時には、人検知センサが人の検知を行ったときに、威嚇装置の光出力部からの光出力動作と音声出力部からの音声出力動作のうちの少なくとも音声出力動作を行うことにより、不審者等の威嚇を適切に行え、かつ、利用者が在宅時の来客モードの設定時には、人検知センサが人の検知を行ったときに、前記威嚇装置の光出力部からの光連続出力動作のみを行うことにより、予定している訪問者があった際にも、その訪問者をブザー等の音声で威嚇してしまうことを避け、訪問者の足下等を光で照らして訪問者を快く迎えることができる。
さらに、本発明において、人検知センサが人の検知を行っている時間を検出する人検知時間検出手段と、該人検知時間検出手段による検出時間に応じて威嚇装置から出力する音声の音量と音質と音声出力オンオフ周期と前記威嚇装置から発信する光の強弱と光出力オンオフ周期との少なくとも一つを可変制御する威嚇動作内容可変制御手段とを有する構成によれば、例えば不審者等の威嚇動作をより効果的に行うことができる。
例えば、人検知センサによる人の検知動作が開始されたときに光点灯や光点滅、音声の連続または断続出力を行っても、その人が人検知センサの検知領域から離れず、とどまっていると、その時間に応じて、例えば音声の音量を大きくしたり、音質をより不快なものとしたり、音声出力オンオフ周期を短くして、単位時間当たりのブザーの鳴る回数を多くしたりすれば、不審者等の威嚇効果を上げることができる。また、光出力に関しても、同様に、人が人検知センサの検知領域から離れずにとどまっている時間に応じて、光の強度を強くしたり、点滅回数を多くしたりすることにより、不審者等の威嚇効果を上げることができる。
さらに、本発明において、威嚇装置は音声と光の少なくとも一方を断続的に出力する機能を有し、リモコン装置と熱交換住設備の少なくとも一方には、前記威嚇装置から出力される音声出力のオンオフ周期と光出力のオンオフ周期の少なくとも一方を可変設定操作するための周期可変設定操作手段が設けられている構成によれば、周期可変設定操作手段によって、音声出力のオンオフ周期と光出力のオンオフ周期の少なくとも一方を可変設定操作することにより、時と場合に応じて、例えば単位時間当たりのブザーの鳴る回数を可変したり、光の点滅回数を可変したりして、威嚇動作形態を所望の形態に可変設定できる。
さらに、本発明において、人検知センサが人の検知を行ったときには人検知有りの信号が通信線を介して熱交換住設備から前記リモコン装置へ伝達され、この伝達された信号を受けて人検知有りの情報を表示と音声の少なくとも一方により報知する報知手段が前記リモコン装置に設けられている構成によれば、不審者等の威嚇のみならず、屋内にいる利用者に、人検知センサが人の検知を行ったことを報知できるので、利用者に、不審者等が屋外にいることを知らせて注意を促すことができる。
また、この発明において、人検知センサが人を検知して人検知有りの信号を出力したときに、該人検知有りの信号は熱交換住設備とリモコン装置とを接続する通信線を介してリモコン装置から熱交換住設備へ伝達されるので、屋外の人検知センサにより検知した情報を屋内の利用者に伝達するための新たな通信線を敷設する必要がないので、そのための工事費用が不要で、防犯システムを設けるためのコストを安くできる。
さらに、人検知有りの信号をリモコン装置に伝達する構成を有する発明において、熱交換住設備は給湯熱源装置であり、人検知有りの信号伝達を行う通信線は給湯熱源装置の制御用の通信回線を共用した構成によれば、通常、住宅に必然的に設置される給湯熱源装置の制御用通信回線を利用して防犯システムを構成できるので、熱交換住設備とリモコン装置との間の通信回線を増やす必要は無く、通信回線の設置により見栄えを損なうこともなく、より安価に防犯システムを構築できる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1には、本発明に係る防犯システムの第1実施形態例の配置構成が、屋外配置図により模式的に示されており、図2には、その制御構成がブロック図により示されている。本実施形態例の防犯システムは、図1に示すように、屋外に配置される熱交換住設備としての給湯器1と、図2に示すように、給湯器1と通信線2により接続されて屋内に配置されるリモコン装置3とを有している。給湯器1は給湯熱源装置であり、風呂釜用、台所給湯用等、様々なものが適用されるが、いずれも、通常、住宅に必然的に設けられる。
給湯器1の設置場所は特に限定されるものではないが、本実施形態例においては、図1に示す、アルコーブ設置の給湯器(外壁の凹部に設置された給湯器)としている。給湯器1には、給湯器1の近傍に人がいることを検知する人検知センサ7が設けられており、人検知センサ7の電源は給湯器1に設けられている。
また、給湯器1には、人検知センサ7が人の検知を行ったときに光と音の少なくとも一方により威嚇動作を行う1つ以上(ここでは3つ)の威嚇装置8の信号接続部28が設けられており、各信号接続部28(28a,28b,28c)にそれぞれ威嚇装置8が接続されている。
威嚇装置8は、給湯器1に設けられた音声出力部としてのブザー30を有する装置と、信号線35を介して給湯器1から離れた場所に設けられた光出力部としてのライト29(29a,29b)を有する装置とを有している。ライト29aは浴室の窓23の上部側に設けられ、ライト29bは、建物の入口近傍領域である玄関のドア33の上部側に設けられている。
なお、ライト29aは、例えばパトライトのようなもの(点灯しながら、中で反射鏡が回転するもの)でもよく、信号線やパトライトの電源線が切断されることを避けるために、給湯器1とパトライトとの間の信号通信は赤外線通信を行うことが好ましい。また、パトライトの電源線は、屋外に露出しないように、直接パトライトの取り付け面の壁背面から配線してもよい。
図2に示すように、給湯器1には、人検知センサ7、リモコン用信号送受信部14、威嚇動作指令送信部13、電話用データ送信部9、燃焼制御部18が設けられており、前記の如く、威嚇装置8が接続されている。
また、リモコン装置3には、給湯器用信号送受信部15、ディスプレイ部6、報知指令部21、音声発信部12、威嚇内容設定操作部4、警告発生部10、給湯運転指示部19が設けられている。威嚇内容設定操作部4は、威嚇装置8による威嚇動作の内容を設定するものであり、本実施形態例では、モード選択操作部36、メモリ37、周期可変設定操作手段38を有している。
リモコン装置3の給湯器用信号送受信部15は、リモコン装置3からの送信信号を、通信線2を介して給湯器1に送信したり、給湯器1側からの送信信号を、通信線2を介して受信したりするものである。
給湯器1のリモコン用信号送受信部14は、給湯器1側からの送信信号を、通信線2を介してリモコン装置3側に送信したり、リモコン装置3からの送信信号を、通信線2を介して受信したりするものである。
このように、本実施形態例では、給湯器用信号送受信部15とリモコン用信号送受信部14とにより、通信線2を介しての、給湯器1とリモコン装置3との双方向通信を行う構成と成している。
前記人検知センサ7は、例えば遠赤外線センサや超音波センサ等、適宜のセンサにより形成されており、人検知センサ7は、センサ受信信号を閾値と比較し、センサ受信信号が閾値以上の時に人検知有りの信号を出力する。人検知センサ7が例えば遠赤外線センサの場合、センサ受信信号は、人や物から発せられる遠赤外線の受信信号である。
人検知センサ7により人の検知が行われたときには、人検知有りの信号が人検知センサ7からリモコン用信号送受信部14と威嚇動作指令送信部13と電話用データ送信部9とに加えられる。なお、人検知センサ7からの人検知有りの信号は、リモコン用信号送受信部14に直接加えるようにしてもよいし、燃焼制御部18を介してリモコン用信号送受信部14に加えるようにしてもよい。
威嚇動作指令送信部13は、人検知センサ7により人の検知動作が行われたとき(人検知センサ7から人検知有りの信号が加えられたとき)に、リモコン装置3の威嚇内容設定操作部4により予め設定される威嚇動作内容の威嚇動作指令を威嚇装置8に送信するものである。なお、威嚇内容設定操作部4により予め設定される威嚇装置8による威嚇動作内容は以下に述べる。
リモコン装置3には、威嚇装置8による威嚇動作内容が互いに異なる複数の威嚇動作モードが予め与えられており、メモリ37に格納されている。表1には、メモリ37に格納されている威嚇動作モードの例が示されており、それぞれのモードが区別できるように、それぞれの威嚇動作モードに番号を付けて示している。
Figure 2006236268
威嚇動作モードは、人検知センサ7が人の検知を行ったときに威嚇装置8の光出力部(ライト29)からの光出力動作と音声出力部(ブザー30)からの音声出力動作のうちの、少なくとも音声出力動作を行う警戒モード(表1のNo.2〜No.7)と、人検知センサ7が人の検知を行ったときに前記威嚇装置8のライト29からの光連続出力動作(光点灯動作)のみを行う来客モード(表1のNo.1)とを有している。
また、本実施形態例においては、威嚇動作モードは、警戒モードの一つとして、人検知センサ7が人の検知を行ったときに、ブザー30からの音声出力動作は行わず、ライト29からの光断続出力動作(光点滅動作)のみを行う警戒モード(表1のNo.8)も有し、さらに、人検知センサ7が人の検知を行っても、ブザー30もライト29も動作しない停止モード(表1のNo.9)を有している。
前記モード選択操作部36は、メモリ37に格納された前記複数の威嚇動作モードのうち1つの威嚇動作モードを選択し、選択したモードを前記威嚇装置8に指令するものである。
モード選択操作部36は、例えばリモコン装置3に選択スイッチを設けて構成される。この選択スイッチを一度押すと、表1のNo.1の威嚇動作モード(来客モード)となり、前記選択スイッチをもう一度押すと、表1のNo.2の威嚇動作モード(警戒モード)となり、さらに、前記選択スイッチをもう一度押すと、表1のNo.3の威嚇動作モード(警戒モード)となる、といったように、選択スイッチを押すごとに、一つずつ順番に、表1の威嚇動作モードが選択される。
なお、モード選択操作部36の構成は特に限定されるものでなく、適宜設定されるものである。例えば威嚇動作モードのモード番号に対応させて1つずつモード選択スイッチを設けてモード選択操作部36を構成することもできる。
モード選択操作部36が選択したモード情報は、前記給湯器用信号送受信部15と前記リモコン用信号送受信部14を介し、前記威嚇動作指令送信部13に加えられる。
威嚇動作指令送信部13は、受信したモード情報に応じ、つまり、モード選択操作部36が選択した威嚇動作モードの指令(選択設定された威嚇内容の威嚇動作指令)を威嚇装置8に送信する。この指令を受けて、威嚇装置8は人検知センサ7による人の検知時に、前記選択されたモードの威嚇動作(ブザー30による音声出力動作やライト29による光出力動作)を行う。
なお、本実施形態例において、威嚇装置8は、ブザー30からの音声出力を連続的または断続的に行う機能と、ライト29を点灯(光を連続的に出力)または点滅(光を断続的に出力)する機能を有している。
前記周期可変設定操作手段38は、威嚇装置8から出力される音声出力のオンオフ周期と光出力のオンオフ周期の少なくとも一方を可変設定操作する。威嚇動作モードにおける音声断続出力やランプ点滅の周期は、前記メモリ37に格納する際に、周期可変設定操作手段38の操作によって、予め設定することもできるし、メモリ37に格納後に、必要に応じて随時可変することもできる。
前記リモコン用信号送信部14に加えられた人検知有りの信号は、リモコン装置3の給湯器用信号送信部15を介して報知指示部21に加えられる。報知指示部21は、上記人検知有りの信号を受けて、リモコン装置3に人検知有りの情報を表示と音声の両方により報知する指示を行うものである。人検知有りの情報報知の指示は、ディスプレイ部6と音声発信部12とに加える。
ディスプレイ部6は、上記報知指示部21からの指示を受けて、人検知有りの情報の表示を行う。この情報表示は、文字情報によるものや、人検知有りを示すランプの点滅、点灯等の、予め定められた適宜の表示方法により行われるものである。なお、ディスプレイ部6は、給湯器1の燃焼運転の有無や、給湯関連設定情報、時計情報等も表示画面に表示するものである。
本実施形態例において、ディスプレイ部6による給湯関連の情報や時計情報の表示と、人検知有りの情報の表示とは、切り替えて行われる。つまり、ディスプレイ部6は、給湯関連の情報や時計情報の表示(ここでは時間表示)と「人検知有り」の文字表示とを、適宜、切り替えて行う。なお、このように、給湯関連の情報や時計情報の表示と「人検知有り」の文字表示とを切り替え表示は好ましいが、ディスプレイ部6を大きくして、上記表示を同一画面で行ってもよい。
音声発信部12は、報知指示部21からの指示を受けて、人検知有りの情報をリモコン装置3のスピーカー(図示せず)から発信する。この情報の発信は、例えば「人を検知しました。」といったような言葉での伝達や、ブザーや警報器の疑似音による伝達等、予め定められた適宜の方法により行われる。また、音声発信部12は、例えば給湯器1による浴槽の自動湯張り動作の開始時や終了時に、この動作情報を音声により発信することも行う。
本実施形態例では、上記報知指示部21と、ディスプレイ部6と、音声発信部12を有して、人検知センサ7によって、その検知領域(給湯器1の近傍領域)に人がいることが検知されたときに、リモコン装置3に人検知有りの情報を表示と音声の両方により報知する報知手段が形成されている。
前記電話用データ送信部9は、前記人検知センサ7が給湯器1の近傍に人がいることを検知したときに、「人検知有り」の情報を、予め定められている設定電話番号の電話に送信するものであり、本実施形態例では、「人検知有り」の情報を携帯電話50に送信する。このデータは、例えばメールの形態で携帯電話50に送信され、ディスプレイ部に文字情報として表示されたり、音声情報として送信され、携帯電話50の持ち主に音声で伝達されたりする。
なお、電話用データ送信部9を有線により警察や警備会社等の電話に接続し、人検知センサ7が給湯器1の近傍に人がいることを検知したときに、人検知センサ7が人を検知したという信号を、110番や予め定められている設定電話番号の警備会社の電話に送信してもよい。
本実施形態例は以上のように構成されており、人検知センサ7によって人の検知が行われると、モード選択操作部36が選択設定しているモードの威嚇動作が威嚇装置8により行われる。
また、人検知センサ7から出力される「人検知有り」の信号が、リモコン用信号送受信部14に加えられ、さらに、通信線2を介してリモコン3の給湯器用信号送受信部15に伝達され、「人検知有り」の情報が、上記のように適宜の方法により、リモコン装置3のディスプレイ部6に表示されると共に、「人検知有り」の情報が、音声発信部12から発信され、上記のような適宜の方法により、スピーカーを介して報知される。また、警告発生部10によって、例えばスピーカー等を介して警告を音声により出力したり光を発生したりする等、様々な態様により警告を発する動作が行われる。
なお、例えば、通信線2の切断等を検出するセンサを設け、例えば不審者により通信線2が切断されたときにも、リモコン装置3の警告発生部10が警告を発するように構成することもできる。このように構成すると、警告により、不審者を追い払う等の効果を発揮できる。また、本体(ここでは給湯器1)に警告発生部を設け、電源線が切断された場合は、給湯器1のメモリバックアップ用バッテリーを用いて給湯器1から警告を発してもよい。
なお、本実施形態例において、前記通信線2は、給湯器1の通信回線を使用(共用)しているので、リモコン装置3の給湯運転指示部19の指示を給湯器用信号送受信部15から給湯器1のリモコン用信号送受信部14に加える機能も有しており、給湯運転指示部19の指示がリモコン用信号送受信部14に加えられると、この指示信号は燃焼制御部18に加えられ、給湯器1が給湯燃焼運転等を適宜行うが、この給湯燃焼運転に関する説明は省略する。
本実施形態例の防犯システムによれば、上記のように、給湯器1に設けられた人検知センサ7による人の検知信号に基づき、給湯器1の信号接続部28に接続された1つ以上の威嚇装置8による威嚇動作が行われるが、威嚇装置8による威嚇動作の内容を設定する威嚇内容設定操作部4が屋内配置のリモコン装置3に設けられているので、屋内で威嚇内容設定操作部4を操作することによって威嚇動作の内容を設定できる。
したがって、本実施形態例によれば、例えば防犯システムの利用者が在宅か不在か等、そのときの条件に応じて前記威嚇動作の内容設定を行うことにより、人検知センサ7が人を検知したときの威嚇等の動作を適切に設定することができる。
つまり、本実施形態例によれば、リモコン装置3に、予め表1に示したような複数の威嚇動作モードを与え、そのうちの1つの威嚇動作モードをモード選択操作部36により選択し、その選択されたモードを威嚇動作指令送信部13によって威嚇装置8に指令し、威嚇装置8が、人検知センサ7による人の検知時に前記選択されたモードの威嚇動作を行うので、そのときの条件に応じて前記威嚇動作の内容を設定することにより、人検知センサ7が人を検知したときの威嚇等の動作を適切に設定し、実行することができる。
例えば、利用者が不在の警戒モードの設定時には、人検知センサ7が人の検知を行ったときに、表1のNo.2〜No.8の警戒モードのうち予め選択設定した(モード選択操作部36により設定した)モードの動作により、威嚇装置8のブザー30の音声出力動作とライト29の光出力動作の少なくとも一方によって、不審者等の威嚇を適切に行える。
なお、表1に示す警戒モードのうち、No.8は、ブザー30の音声出力をオフとしており、威嚇効果が比較的小さいと考えられるので、少なくともブザー30による音声出力を有する警戒モード、つまり、表1のNo.2〜No.7の警戒モード動作を選択すると、より威嚇効果を高めることができる。
また、利用者が在宅時には、表1のNo.1の来客モードをモード選択操作部36により選択しておけば、この設定時には、人検知センサ7が人の検知を行ったときに、威嚇装置8のライト29の光出力動作のみを行うことにより、予定している訪問者があった際にも、その訪問者をブザー30等の音声で威嚇してしまうことを避け、訪問者の足下等をライト29の光で照らして訪問者を快く迎えることができる。
また、本実施形態例によれば、周期可変設定操作手段38によって、音声出力のオンオフ周期と光出力のオンオフ周期の少なくとも一方を可変設定操作することにより、時と場合に応じて、例えば単位時間当たりのブザー30の鳴る回数を可変したり、ライト29の点滅回数を可変したりして、威嚇動作形態を所望の形態に可変設定できる。
さらに、本実施形態例によれば、通常、住宅に必然的に設置される給湯器1の通信回線(通信線2)を利用して防犯システムを構成できるので、新たな通信線の配線を行う手間を省け、配線設置により見栄えを損なうこともなく、より安価に防犯システムを構築できる。
さらに、本実施形態例によれば、人検知センサ7によって給湯器1の近傍領域に人がいることを検知したときに、人検知有りの情報を予め定められている設定電話番号の電話に送信する電話用データ送信部を有するので、例えば使用者が留守中であっても、設定電話番号の携帯電話50等によって不審者等が検知されたことを把握することができる。
さらに、本実施形態例によれば、リモコン装置3には、人検知センサ7によって給湯器1の近傍領域に人がいることを検知したときに警告を発する警告発生部10が設けられているので、例えば泥棒等の不審者が給湯器1の近傍領域に近づいた時に、警告発生部10から警報を発すれば、リモコン装置3の近くに使用者がいない場合でも、不審者等が近づいたことを使用者が直ちに気づくことができ、防犯機能を高めることができる。
次に、本発明に係る防犯システムの第2実施形態例について説明する。第2実施形態例の防犯システムも上記第1実施形態例と同様に、図1に示すような設置構成を有しており、第2実施形態例の説明において、上記第1実施形態例と同一名称部分には同一符号を付し、その重複説明は省略または簡略化する。
第2実施形態例が上記第1実施形態例と異なる特徴的なことは、リモコン装置3に設けた威嚇内容設定操作部4の構成を図3に示すような構成としたことであり、それ以外の構成は上記第1実施形態例とほぼ同様に構成されている。
図3に示すように、第2実施形態例において、威嚇内容設定操作部4は、人検知時間検出手段40と、威嚇動作内容可変制御手段41とを有している。
人検知時間検出手段40は、人検知センサ7が人の検知を行っている時間を検出するものであり、検出する時間を逐次、威嚇内容可変制御手段41に加える。
威嚇内容可変制御手段41は、人検知時間検出手段41による検出時間に応じて威嚇装置8から出力する音声の音量と音質と音声出力オンオフ周期と前記威嚇装置8から発信する光の強弱と光出力オンオフ周期との少なくとも一つを可変制御する。つまり、威嚇内容可変制御手段41は、ブザー30による音声の断続出力と、ライト29による光の点滅周期の少なくとも一方を可変制御する。
第2実施形態例は、威嚇内容設定操作部4を上記のように構成しており、例えば、人検知センサ7による人の検知動作が開始されたときに、ライト29による光点灯や光点滅、ブザー30による音声の連続または断続出力を行っても、その人が人検知センサ7の検知領域から離れず、とどまっていると、その時間が人検知時間検出手段40によって検出される。
そして、威嚇内容可変制御手段41は、その時間に応じて、例えばブザー30から出力する音声の音量を大きくしたり、音質をより不快なものとしたり、音声出力オンオフ周期を短くして、単位時間当たりのブザーの鳴る回数を多くしたりする。また、光出力に関しても、同様に、人検知時間検出手段40によって検出される時間(つまり、人が人検知センサ7の検知領域から離れずにとどまっている時間)に応じて、光の強度を強くしたり、点滅回数を多くしたりする。
第2実施形態例は、このように、人検知時間検出手段40によって検出される時間に応じ、威嚇装置8による威嚇動作内容を可変するので、威嚇装置8によって威嚇動作を行っても、人が人検知センサ7の検知領域から離れずにとどまっていると、その時間が長くなるほど、威嚇内容可変制御手段41は、人が人検知センサ7の検知領域に居づらくなるような威嚇内容に威嚇装置8を動作させるので、不審者等の威嚇効果を上げることができる。
次に、本発明に係る防犯システムの第3実施形態例について説明する。第3実施形態例の防犯システムも上記第1、第2実施形態例と同様に、図1に示すような設置構成を有しており、第3実施形態例の説明において、上記第1、第2実施形態例と同一名称部分には同一符号を付し、その重複説明は省略または簡略化する。
第3実施形態例が上記第1、第2実施形態例と異なる特徴的なことは、リモコン装置3に設けた威嚇内容設定操作部4の構成を図4に示すような構成としたことであり、それ以外の構成は上記第1実施形態例とほぼ同様に構成されている。
図4に示すように、第3実施形態例において、威嚇内容設定操作部4は、音声連続出力設定操作部43、音声断続出力設定操作部44、音声オフ設定操作部45、光点灯設定操作部46、光点滅設定操作部47、光出力オフ設定操作部48を有している。
音声連続出力設定操作部43は、人検知センサ7が人の検知を行ったときに威嚇装置8から音声を連続出力させるものである。音声断続出力設定操作部44は、人検知センサ7が人の検知を行ったときに威嚇装置8から音声を断続出力させるものである。音声オフ設定操作部44は、人検知センサ7が人の検知を行っても威嚇装置8からの音声出力を行わないようにするものである。
光点灯設定操作部46は、人検知センサ7が人の検知を行ったときに威嚇装置8により光を点灯させるものである。光点滅設定操作部47は、人検知センサ7が人の検知を行ったときに威嚇装置8により光を点滅させるものである。光出力オフ設定操作部48は、人検知センサ7が人の検知を行っても威嚇装置8からの光出力を行わないようにするものである。
上記それぞれの操作部43〜48は、例えば、リモコン装置3に個別のボタンを設ける等して設けることができる。なお、リモコン装置3に、例えば威嚇装置動作モードスイッチを設け、この威嚇装置動作モードスイッチを操作したときに、他のスイッチ(例えば給湯温度や風呂温度の設定用のスイッチ等)を押すことにより、上記操作部43〜48として機能するように、兼用のスイッチとしてもよい。
第3実施形態例は、以上のように構成されており、威嚇内容設定操作部4が、音声連続出力設定操作部43、音声断続出力設定操作部44、音声オフ設定操作部45、光点灯設定操作部46、光点滅設定操作部47、光出力オフ設定操作部48を有しているので、音声連続出力設定操作部43、音声断続出力設定操作部44のいずれかを選択して操作することにより、音声出力の形態を所望の形態に設定できるし、光点灯設定操作部46、光点滅設定操作部47のいずれかを選択して操作することにより、光出力の形態を所望の形態に設定できる。
また、音声出力や光出力が必要ない場合は、音声オフ設定操作部45や光出力オフ設定操作部48を操作することにより、音声出力をオフとしたり光出力をオフとしたりして、臨機応変に対応することができる。
例えば、利用者が在宅時等に、予定している訪問者があった際等には、音声オフ設定操作部45を操作することにより、その訪問者をブザー等の音声で威嚇してしまうといった不都合を防止できるし、光出力オフ設定操作部48を操作することにより、例えば昼間等に、光による威嚇効果が低いときには光出力オフ操作部を操作して光出力をオフしておくことにより、省電力化を図ることができる。
なお、本発明は上記実施形態例に限定されることはなく、様々な態様を採り得る。例えば、上記実施形態例では、ライト29aとライト29bは、同様の動作を行うようにしたが、複数のライト29を設ける場合に、ライト29の動作を互いに同じにしても異なるようにしてもよく、例えば来客モードの動作時には、建物の入り口近傍領域に設けたライト29bのみを点灯させるようにしてもよい。また、ライト29やブザー30の配設数や配設場所も特に限定されるものではなく、適宜設定されるものである。
また、本発明において、威嚇内容設定操作部4は、上記各実施形態例の態様に限定されるものではなく、適宜設定されるものであり、例えば第3実施形態例に設けた音声連続出力設定操作部43、音声断続出力設定操作部44、光点灯設定操作部46、光点滅設定操作部47のうち、1つ以上の操作部を設けて構成してもよいし、その構成に、音声オフ設定操作部45、光出力オフ設定操作部48の少なくとも一方を加えた構成としてもよい。
さらに、上記第1実施形態例で設けたような周期可変設定手段38を、図4の破線に示すように、上記第3実施形態例に設けてもよい。この場合、例えば周期可変設定手段38は、音声断続出力設定操作部4の操作時に威嚇装置8のブザー30から出力される音声出力のオンオフ周期を可変設定したり、光点滅設定操作部47の操作時に威嚇装置8のライト29が点滅する光出力のオンオフ周期を可変設定したりできる。
さらに、周期可変設定操作手段38は、音声と光の少なくとも一方を断続的に出力する機能を有する構成の威嚇装置8を備えた様々な態様の防犯システムに設けることができるものであり、周期可変設定操作手段38を、リモコン装置3と給湯器1の少なくとも一方に設けて必要に応じて操作することにより、時と場合に応じて、例えば単位時間当たりのブザーの鳴る回数を可変したり、光の点滅回数を可変したりして、威嚇動作形態を所望の形態に可変設定できる。
さらに、上記各実施形態例では、電話用データ送信部9を給湯器1に設けたが、電話用データ送信部9はリモコン装置3側に設けてもよい。また、電話用データ送信部9は省略することもできる。また、電話データ送信部9は、インターネットを用いたメールサービスやIP電話等で送信してもよい。
さらに、上記各実施形態例の防犯システムにおいて、リモコン装置3と給湯器1の少なくとも一方に、人検知センサ7による人の検知感度を可変設定できる人検知感度の可変設定部を設けてもよい。
例えば、給湯器1に人検知感度可変設定部を設ける場合、給湯器1の制御基板にディップスイッチ(DIP SW)を設け、このスイッチを人検知感度可変設定部とすることができ、このスイッチを手動で動かすことにより、人検知センサ7による人の検知感度を、例えば大中小の3段階や1〜5といった適宜の数字に合わせた適宜の段階に設定できる。
また、リモコン装置3に人検知感度可変設定部を設ける場合、リモコン装置3の操作パネルに感度設定スイッチを設けて人検知感度可変設定部とすることができ、このスイッチを手動で操作することにより人検知センサ7による人の検知感度を、連続的または断続的に可変設定できる。
さらに、リモコン装置3の操作パネルには、給湯設定温度や湯張り量、浴槽湯水温度等の給湯情報を設定するために、例えば温度を高く設定したり低く設定したり、湯量を多く設定したり少なく設定したりする給湯情報設定操作ボタンが設けられていることが多いので、この給湯情報設定操作ボタンを人検知感度可変設定部として兼用できるように構成してもよい。
この場合、例えば、リモコン装置3により設定するモードの選択スイッチを設け、このスイッチの操作によって、給湯情報設定操作ボタンが給湯情報の設定用として機能するか、人検知センサ7の感度を変える人検知感度可変設定部として機能するかを適宜変えて、給湯情報設定操作ボタンの操作を行うようにすると、給湯情報設定操作ボタンの操作によって、給湯情報と人検知センサ7の感度とを適宜設定できる。
さらに、人検知センサ7による人の検知感度を小さくする時間帯を、給湯器1に内蔵されているタイマーと連動させてもよい。つまり、例えばリモコン装置3に、閾値と時間との設定操作部を設けて、この設定操作部を人検知感度可変設定部とし、猫が給湯器1の周辺を通りやすい時間帯や、車のヘッドライトによる光の外乱が生じやすい時間帯、風呂の湯張りや追い焚き等により給湯器1から排気ガスが排出されやすい時間帯等には、人検知センサ7による人の検知感度が小さくなるように、上記タイマーとの連動制御を行うようにしてもよい。
さらに、上記実施形態例では、人検知センサに7よって給湯器1の近傍領域に人がいることを検知したときには、人検知有りの情報を表示と音声の両方により報知したが、人検知有りの情報は、表示と音声のいずれか一方により報知する構成としてもよい。
さらに、リモコン装置3は、オン操作によって給湯器1の遠隔操作を可能状態に設定し、オフ操作によってその遠隔操作の可能状態を解除するスイッチを有する構成とし、このスイッチをスイッチオンすることによりリモコン装置3の回路と給湯器1に設けられている制御用の回路とを動作可能な状態にし、スイッチオフすることにより回路動作を停止状態にする省エネタイプの装置としてもよい。この場合、リモコン装置3の回路動作を停止状態時も人検知センサ7のみはONとしておき、この人検知センサ7からの人検知有りの信号を受けたならば、この信号で、リモコン装置3の電源スイッチをONとしてディスプレイ表示可能状態にできるようにすることで、省エネと防犯を両立できる。
さらに、上記実施形態例では、人検知センサ7を設ける熱交換住設備を給湯器1としたが、熱交換住設備は、冷暖房熱源機やコジェネレーション給湯熱源装置、石油式給湯、電気温水器、ヒートポンプ式給湯器を備えた給湯熱源システム等の熱源装置としてもよい。この場合も、人検知センサ7の検知信号をリモコン装置3に伝達する通信線2は熱源装置の制御用の通信回線を使用しても使用しなくてもよいが、通信線2は熱源装置の制御用の通信回線を使用したほうが、設置が容易となり、コストも低減できるので好ましい。
さらに、上記実施形態例では、人検知センサ7を設ける熱交換住設備を給湯器1としたが、熱交換住設備は、冷暖房熱源機やコジェネレーション給湯熱源装置を備えた給湯熱源システム等の熱源装置としてもよい。この場合も、人検知センサ7の検知信号をリモコン装置3に伝達する通信線2は熱源装置の制御用の通信回線を使用しても使用しなくてもよいが、通信線2は熱源装置の制御用の通信回線を使用したほうが、設置が容易となり、コストも低減できるので好ましい。
さらに、屋外に配置される熱交換住設備は、給湯器1等の給湯熱源装置とするとは限らず、エアコンの室外機等の設備としてもよい。
本発明に係る防犯システムの一実施形態例の配置構成を模式的に示す説明図である。 本発明に係る防犯システムの第1実施形態例の制御構成をブロック図により示す説明図である。 本発明に係る防犯システムの第2実施形態例の威嚇内容設定操作部の制御構成をブロック図により示す説明図である。 本発明に係る防犯システムの第3実施形態例の威嚇内容設定操作部の制御構成をブロック図により示す説明図である。
符号の説明
1 給湯器
2 通信線
3 リモコン装置
4 威嚇内容設定操作部
6 ディスプレイ部
7 人検知センサ
9 電話用データ送信部
10 警告発生部
13 威嚇動作指令送信部
14 リモコン用信号送受信部
15 給湯器用信号送受信部
36 モード選択操作部
37 メモリ
38 周期可変設定操作手段
40 人検知時間検出手段
43 音声連続出力設定操作部
44 音声断続出力設定操作部
45 音声オフ設定操作部
46 光点灯設定操作部
47 光点滅設定操作部
48 光出力オフ設定操作部

Claims (11)

  1. 屋外に配置される熱交換住設備と、該熱交換住設備と通信線により接続されて屋内に配置されるリモコン装置とを有し、前記熱交換住設備には該熱交換住設備近傍に人がいることを検知する人検知センサと、該人検知センサが人の検知を行ったときに光と音の少なくとも一方により威嚇動作を行う1つ以上の威嚇装置の信号接続部とが設けられて、該信号接続部に威嚇装置が接続されており、該威嚇装置による威嚇動作の内容を設定する威嚇内容設定操作部が前記リモコン装置に設けられていることを特徴とする防犯システム。
  2. 威嚇内容設定操作部は、人検知センサが人の検知を行ったときに威嚇装置から音声を連続出力させる音声連続出力設定操作部と、前記人検知センサが人の検知を行ったときに前記威嚇装置から音声を断続出力させる音声断続出力設定操作部の少なくとも一方を有していることを特徴とする請求項1記載の防犯システム。
  3. 威嚇内容設定操作部は、人検知センサが人の検知を行っても威嚇装置からの音声出力を行わないようにする音声オフ設定操作部を有していることを特徴とする請求項2記載の防犯システム。
  4. 威嚇内容設定操作部は、人検知センサが人の検知を行ったときに威嚇装置により光を点灯させる光点灯設定操作部と、前記人検知センサが人の検知を行ったときに前記威嚇装置により光を点滅させる光点滅設定操作部の少なくとも一方を有していることを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3記載の防犯システム。
  5. 威嚇内容設定操作部は、人検知センサが人の検知を行っても威嚇装置からの光出力を行わないようにする光出力オフ設定操作部を有していることを特徴とする請求項4記載の防犯システム。
  6. リモコン装置には、威嚇装置による威嚇動作内容が互いに異なる複数の威嚇動作モードが予め与えられており、威嚇内容設定操作部は前記複数の威嚇動作モードのうち1つの威嚇動作モードを選択するモード選択操作部を有して該モード選択操作部により選択されたモードを前記威嚇装置に指令し、該威嚇装置は人検知センサによる人の検知時に前記選択されたモードの威嚇動作を行う構成としたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載の防犯システム。
  7. 威嚇装置は少なくとも音声出力部と建物の入口近傍領域に設けられた光出力部とを備えており、威嚇動作モードは、人検知センサが人の検知を行ったときに前記威嚇装置の光出力部からの光出力動作と音声出力部からの音声出力動作のうちの少なくとも音声出力動作を行う警戒モードと、人検知センサが人の検知を行ったときに前記威嚇装置の光出力部からの光連続出力動作のみを行う来客モードとを有していることを特徴とする請求項6記載の防犯システム。
  8. 人検知センサが人の検知を行っている時間を検出する人検知時間検出手段と、該人検知時間検出手段による検出時間に応じて威嚇装置から出力する音声の音量と音質と音声出力オンオフ周期と前記威嚇装置から発信する光の強弱と光出力オンオフ周期との少なくとも一つを可変制御する威嚇動作内容可変制御手段とを有することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一つに記載の防犯システム。
  9. 威嚇装置は音声と光の少なくとも一方を断続的に出力する機能を有し、リモコン装置と熱交換住設備の少なくとも一方には、前記威嚇装置から出力される音声出力のオンオフ周期と光出力のオンオフ周期の少なくとも一方を可変設定操作するための周期可変設定操作手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか一つに記載の防犯システム。
  10. 人検知センサが人の検知を行ったときには人検知有りの信号が通信線を介して熱交換住設備から前記リモコン装置へ伝達され、この伝達された信号を受けて人検知有りの情報を表示と音声の少なくとも一方により報知する報知手段が前記リモコン装置に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一つに記載の防犯システム。
  11. 熱交換住設備は給湯熱源装置とし、人検知有りの信号を前記給湯熱源装置からリモコン装置に伝達する通信線は給湯熱源装置の制御用の通信回線を共用したことを特徴とする請求項10記載の防犯システム。
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