JPH01271897A - 警備システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は警備システムに関し、特に一般家屋における防
犯に適した警備システムに関する。

〈従来技術〉 従来の一般家屋における防犯警備システムは大別して２
通りに分類することができる。即ち、第１のシステムは
いわゆる機械警備システムであって、予め特定の警備会
社と契約した対象家屋内外の適所にセンサを設置し、不
法侵入者を感知したときに該センサから送信機を通じて
非常信号が自動発信されこれを受けて警備会社から警備
員が出動する。第２はいわゆる自家警備システムであっ
て、家屋内外の適所に同様にセンサを配置すると共に、
これに連動する警報ブザーを配備し、センサか不法侵入
者を感知したときに該警報ブザーを自動的に作動させて
、大きな音により侵入者に対して威嚇効果を与えると共
に近隣の人々に異常発生を知らせるものである。

〈発明が解決しようとする課題〉 これら従来の警備システムは、しかしながら、次のよう
な問題点を包含するものであった。即ち、機械警備シス
テムの場合には専門の警備員の出動によって効果的な警
備態勢が敷かれるものの、関連機器類の設置に伴うイニ
シャルコストが割高であり、しかも警備会社との契約に
伴うランニングコストの負担を強いられるために、一般
家庭では採用されにくい。また、異常事態発生から警備
員の出動までに一定のタイムラグが不可避であると共に
、警備会社の対象地域外においてはこのシステムを導入
することができない。一方、自家警備システムは比較的
安価かつ容易に、また地域を問わず導入することができ
るものの、警報ブザーによる威嚇音が特に夜間において
は近所迷惑となる等多くの問題点を抱えており、普及の
妨げとなっている。

一４＝ 〈課題を解決するための手段及び作用〉そこで本発明は
、従来の警備システムにおける問題点を解消し、比較的
安価に導入することができ、侵入者が敷地内に侵入した
時点で即座に作動して侵入者を撃退することができ、し
かも近所迷惑となることのない、新規且つ効果的な警備
システムを提供することを目的とする。

かかる目的を達成するため、本発明による警備システム
は、家屋敷地内の適所に配置され、人間の体温に感熱し
て感知信号を送出するよう作動されるーまたは二以上の
感熱センサと、該感熱センサからの感知信号を日中に受
信したときに応答してその後所定時間出力をオンにする
よう作動される第１の制御手段と、該感熱センサからの
感知信号を夜間に受信したときに応答してその後所定時
間出力全オンにするよう作動される第２の制御手段と、
該第１の制御手段からの出力がオンとされたときに自動
的に音声を発生するよう該第１の制御手段に接続された
音声発生手段と、該第２の制御手段からの出力がオンと
されたときに自動的に点灯されるよう該第２の制御手段
に接続された室内照明とを配して成る。これにより、日
中の侵入者に対しては上記音声発生手段によって威嚇し
、夜間の侵入者に対しては−Ｆ記室内照明の自動点灯に
よって疑似在宅効果を演出する。

〈実施例〉 以下添付図面に基づいて本発明による警Ｏｉｉ＋７ステ
ムの実施例を説明する。

図中Ａ１及びＡ２は屋外敷地内の適所に配備された感熱
センサであり、それぞれ矢印方向に指向する感知エリア
を動物が通過したときにその体温を検知する。なお、こ
れら感熱センサＡｌ、Ａ２は人間以外の動物、例えば犬
や猫のような動物にも感応するため、該感熱センサの感
知エリアは、地」二例えば５０ｃｎ＋−１ｍ程度の高さ
となるように調整されて、これら小動物の通過によって
作動されることのないよう配慮されている。

屋外感熱センサＡｍ　Ａ２は太陽熱充電バッテリを内蔵
しており、その充電能力を自ら検知することによって、
充電能力か一定レベル以上であるときにおいて感知エリ
ア内の動物体温を検知したときには日中感知信号を、ま
た充電能力が該一定レベルに満たないときにおいて感知
エリア内の動物体温を検知したときには夜間感知信号を
、それぞれ自動送信する。

屋内の適所に設置された制御器Ｂｌ、Ｂ２は、屋外感熱
センサＡｌ、Ａ２から送信される上記日中感知信号また
は夜間感知信号をそれぞれ受信し、その後所定の時間だ
け出力をオンにするよう作動される。これら制御器Ｂｌ
、Ｂ２は、上記非常信号に応答して作動すべく常時スタ
ンバイするＯＮ位置、上記非常信号を受信しても作動さ
れないＯＦＦ位置との間で切り換え可能であると共に、
全日モードと夜間モードとの間で切り換え可能とされて
いる。即ち、全日モードのときは感熱センサＡ１．、Ａ
２から送信される上述した日中感知信号及び夜間感知信
号のいずれにも応答して作動し、夜間モードのときは夜
間感知信号にのみ応答して作動する。制御器Ｂｌは通常
全日モードにセットされ、制御器Ｂ２は通常夜間モード
にセットされている。

制御器Ｂ１はタイマーＣと接続されている。このタイマ
ーＣは制御器Ｂ１かもの出力電気信号の入力端子ＩＮと
連動する出力端子０ＵＴ１と、連動しない出力端子０Ｕ
Ｔ２とを備え、それぞれの出力端子ごとに任意のプログ
ラムを設定することができるものである。

タイマー〇の出力端子０ＵＴｌは低音電子ブザーＤに配
線されており、該出力端子０ＵＴｌは日中、例えば午前
６時〜午後６時の間においてブザーＤに対して給電し得
るように予めプログラム設定されている。この出力端子
０ＵＴｌは制御器Ｂｌからの入力に連動しているので、
ブザーＤは、制御器Ｂ１が感熱センサＡ１またはＡ２か
らの日中または夜間感知信号を受けてタイマーＣに電気
信号が入力され、かつその入力がプログラム設定された
午前６時〜午後６時の間にあった場合にのみ、給電され
て所定音量（例えば７５ホン）の低音を所定時間（例え
は５秒〜１０分における任意時間）だけ鳴動される。制
御器Ａｔの切換スイッチをＯＦＦにすれば、あるいはタ
イマーＣをスイッチオフにすることにより、該プログラ
ム設定時間中に感熱センサＡｌ、Ａ２から感知信号が発
信されたとしても、ブザーＤを不作動に保持しておくこ
とができる。

タイマーＣの出力端子０ＵＴ２は屋内の任意の部屋、例
えば食堂における天井灯Ｅｌに接続され、該出力端子０
ＵＴ２を何効とすべく設定された任意プログラムに従っ
て、該天井灯Ｅｌを自動的に点灯・消灯させる。例えば
、出力端子○ＵＴ２を午後６時〜午後１１時の間有効と
するようにプログラムを設定すれば、天井灯Ｅ１は午後
６時に自動点灯され、午後１１時に自動消灯される。天
井灯Ｅｌに接続されるタイマー出力端子０ＵＴ２は制御
器Ｂｌの作動・不作動に影響を受けることなく、設定さ
れたプログラムに基づいて天井灯Ｅ１を自動点灯・消灯
させる。出力端子ＯＵ　Ｔ　２と天井灯Ｅ１とはスイッ
チＦ１を介して接続され、該スイッチＦｌを操作するこ
とによって−」二部設定されたプログラムとは無関係に
天井灯Ｅｌを点灯・消灯させることができるよう構成さ
れている。

一方、制御器Ｂ２は、スイッチＦ２を介して、屋内の任
意の部屋、例えば居間における天井灯Ｅ２に接続されて
いる。前述したように制御器Ｂ２の切換スイッチは通常
の場合夜間モードにセットされているので、感熱センサ
Ａ１またはＡ２から夜間感知信号が発信されたときにそ
れを受けて所定時間（例えば５秒〜ｌＯ分における任意
時間）だけ天井灯Ｅ２を点灯させるよう作動される。制
御器Ｂ２の作動・不作動とは無関係に、スイッチＦ２の
操作によって照明Ｅ２は点灯・消灯が可能である。

感熱センサは想定され得る家屋に対する侵入経路の全て
に対応するよう多数配備してもよく、それによって後述
するような優れた警備防犯効果が得られるが、本実施例
ではコスト面を考慮して２つの感熱センサＡｌ、Ａ２を
図示の各所に配備し、家屋の構造上侵入経路となりにく
い部分にはビームライトＧｌ、Ｇ２を配置している。こ
のビームライトＧｌ、Ｇ２は照度センサ及び感熱センサ
を内蔵し、前者によって夜間のみ作動可能状態とされ、
該夜間作動可能状態において一定の感知エリア内に人間
が入ると後者によってその体温を感知して作動し、ビー
ムライトを一定時間（例えば５秒〜ｌＯ分の間の任意時
間）だけ点灯又は点滅させることができるものである。

なおビームライトＧｌは玄関からの来客に対しても作動
することとなるため「点灯」するよう設定することが好
ましく、ビームライトＧ２は庭先からの不法侵入者に対
して威嚇効果を十分に発揮させるために「点滅」させる
ことが効果的である。

上記したように構成された本実施例による警備システム
の作動について説明する。感熱センサＡｌまたはＡ２に
よってその感知エリアを横切る人間の体温が検知される
と、該感熱センサＡｌまたはＡ２から日中は日中感知信
号が、また夜間は夜間感知信号が、制御器Ｂｌ及びＢ２
に送信される。

まず日中に侵入者が検知されて感熱センサＡｌまたはＡ
２から日中感知信号が送信された場合に１１一 ついて説明すると、制御器Ｂｌは全日モードに設定され
ているので、該日中感知信号に対しても応答してタイマ
ー〇の入力端子ＩＮをオンにし、しかもタイマーＣの出
力端子０ＵＴＩについて設定されているプログラムの有
効時間（午前６時〜午後６時）内であるとき、該出力端
子０ＵＴｌからブザーＤに通電され、該ブザーＤを所定
時間作動させて侵入者を威嚇し撃退する。一方、制御器
Ｂ２は夜間モードに設定されているので、感熱センサＡ
ｔ、Ａ２からの日中感知信号を受けても作動されない。

なお家人が在宅中で日中ブザーＤを作動させる必要に乏
しいときは、制御器Ｂｌの切換スイッチをＯＦＦにし、
あるいはタイマーＣをスイッチオフにしておけばよい。

次に、感熱センサＡｌ、Ａ２から夜間感知信号が発信さ
れたとき、全日モードである制御器Ｂ１及び夜間モード
である制御器Ｂ２は共に作動されるが、前者に接続され
たタイマーＣの出力端子０ＵＴＩについてのプログラム
設定時間外であるのでブザーＤへの通電は強制的にカッ
トされ、ブザ一りを鳴らすことはない。従って夜間にブ
ザーの大音量が鳴り響いて近所迷惑となることがない。

これに対し、制御器Ｂ２は夜間感知信号を受けて作動し
、居間の室内灯Ｅ２を所定時間自動点灯させる。これに
よって家人が留守中あるいは就寝中であってもあたかも
居間に存在するかのような疑似在宅効果を演出し、侵入
者を撤退させる。なお夜間実際に家人が居間に居て照明
Ｅ２を点灯させておく必要があるときは、制御器Ｂ２の
切換スイッチをＯＮにし、あるいはスイッチＦ２をスイ
ッチオンにすればよい。

本実施例においては、更に、キッチンの照明Ａ１をタイ
マーＣのプログラム設定によって任意時間ＯＮ、ＯＦＦ
するよう構成されている。これは感熱センサＡｌ、Ａ２
が侵入者を検知したときに発信される感知信号を受けて
作動される制御器の制御システムとは無関係であるが、
家人が留守中のときもこのタイマーＣを任意にプログラ
ムして夜間照明Ｅｌを自動点灯させることにより疑似在
宅効果を発揮させることができ、更に警備防犯上の効果
を向上させるに役立つものである。

本実施例において用いた制御器Ｂｌ、Ｂ２は全日モード
と夜間モードとの間で切換可能とされたものであったが
、日中モードと夜間モードとの間で切換可能なように構
成し、制御器Ｂｌを通常日中モードに設定しておいて、
タイマーＣを介さずに、ブザーＤに直接接続するように
してもよい。

この場合、日中感知信号が感熱センサＡｌまたはＡ２か
ら送信されたときに制御器Ｂｌがこれに応答してブザー
Ｄを鳴動させるよう作動する。しかしながら、感熱セン
サＡｌ、Ａ２における日中／夜間自動識別能力は必ずし
も厳密なものではないので、近隣家屋の就寝時にブザー
を作動させることを防止するためにタイマーＣを介在さ
せることか好ましい。

本実施例においては、日中は感熱センサＡｌ。

Ａ２からの日中感知信号を受けて制御器ＢｌがブザーＤ
を鳴らして侵入者を威嚇し、夜間は夜間感知信号を受け
て制御器Ｂ２が居間等の室内灯Ｅ２を点灯させるように
作動して疑似在宅効果を発揮するものであるか、本発明
の警備システムはこれに限定されることなく多くの変形
態様によって実施することが可能である。例えば、制御
器ＢｌはブザーＤを鳴らず代わりに、ラジオやテレビを
鳴らしたり、予めテープレコーダに録音した犬の泣き声
や「となたですか」等の音声を自動的に流すようにして
もよい。また制御器Ｂ２は居間の室内灯Ｅ２を自動点灯
させるが、これと同時に人形のシルエットを窓に写し出
すようにすれば更に在宅効果を高めることができる。制
御器Ｂ２からの出力を切換スイッチを介して複数の室内
灯と接続すれば、該スイッチの切換操作によって自動点
灯させる室内灯を変えることができる。また室内灯を自
動点灯させることに代えて、或はそれと併用して、家屋
の外壁等における適所に設置した「警戒中」　「警備中
」等の表示灯を自動点灯ないし点滅させて侵入者に対し
て威嚇効果を与えることができる。

〈発明の効果〉 本発明によれば、比較的低コストにて効果的な自家警備
システムを導入することができる。本発明の警備システ
ムは、日中は威嚇音による威嚇効果を通じて、また夜間
は疑似在宅効果を通じて、自動警備態勢が敷かれるので
、常に侵入者に対して即座に作動して撃退することがで
き、また夜間に大音量を発して近所迷惑をひき起こすこ
ともない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による警備システムの一実施例によるシ
ステム構成を示す概略説明図、第２図はシステムに用い
られる各機器の配置状態を示す家屋平面図である。 符号の説明 Ａｌ、Ａ２・・・屋外感熱センサ　Ｂｌ、Ｂ２・・・制
御器　Ｃ・・・タイマー　Ｄ・・・電子ブザー　ＥＩ　
Ｂ２・・・室内灯　Ｆｌ、Ｆ２・・・スイッチ　Ｇｌ、
Ｇ２・・ヒームライト １６一 手続補正書 ｊ、事件の表示 昭和６３年特許願第１００９１２号 ２、発明の名称 警備システム ３、補正をする者 事件との関係　　特許出願人 氏名又は名称　　株式会社　ザ　ン　し　−４　復代理
人　　〒１０２ 住　所　　　　　東京都千代田区飯田橋３丁目１１番５
号６、補正の対象　　　（１）図面の浄書（内容に変更
なし）１通（２）代理権を証明する書面　　　　１通（
３）復代理権を証明する書面　　　１通”（−７ど゛

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. （１）家屋敷地内の適所に配置され、人間の体温に感熱
   して感知信号を送出するよう作動される一または二以上
   の感熱センサと、該感熱センサからの感知信号を日中に
   受信したときに応答してその後所定時間出力をオンにす
   るよう作動される第１の制御手段と、該感熱センサから
   の感知信号を夜間に受信したときに応答してその後所定
   時間出力をオンにするよう作動される第２の制御手段と
   、該第１の制御手段からの出力がオンとされたときに自
   動的に音声を発生するよう該第１の制御手段に接続され
   た音声発生手段と、該第２の制御手段からの出力がオン
   とされたときに自動的に点灯されるよう該第２の制御手
   段に接続された室内照明とを配して成り、日中の侵入者
   に対しては上記音声発生手段によって威嚇し、夜間の侵
   入者に対しては上記室内照明の自動点灯によって疑似在
   宅効果を演出するよう構成されたことを特徴とする、警
   備システム。
2. （２）上記感熱センサが日中であるか夜間であるかを自
   動識別する手段を内蔵し、日中に人間の体温を感熱感知
   したときには日中感知信号を、夜間に人間の体温を感熱
   感知したときには夜間感知信号を、それぞれ送信するよ
   う構成されている、請求項１に記載の警備システム。
3. （３）上記第１の制御手段が上記日中感知信号及び夜間
   感知信号に応答して出力をオンとするよう作動される第
   １の制御器と、該第１の制御器と上記音声発生手段とに
   接続され且つ任意に時間設定し得るプログラムを内蔵し
   該設定時間の間において該第１の制御器からの出力を受
   けたときに出力をオンとするよう作動されるタイマーと
   より成る、請求項２に記載の警備システム。
4. （４）上記第２の制御手段が上記夜間感知信号に応答し
   て出力をオンとするよう作動される第２の制御器より成
   る、請求項２に記載の警備システム。
5. （５）上記タイマーを第２の室内照明に接続し、該該タ
   イマーに内蔵された上記プログラムの任意時間設定に基
   づいて該第２の室内照明を自動的に点灯及び消灯させる
   、請求項３に記載の警備システム。
6. （６）上記音声発生手段が低音ブザーである請求項１に
   記載の警備システム。
7. （７）上記室内灯に代えて、あるいはそれと併用して、
   警備中である旨の表示灯が家屋外壁等に設置されて、夜
   間における上記非常信号の受信に応答して作動される上
   記第２の制御手段によって該表示灯が自動的に点灯され
   るものである、請求項１に記載の警備システム。
8. （８）更に、感熱センサ及び照度センサを内蔵する照明
   装置が家屋敷地内の適所に配備され、夜間において近隣
   に存在する人間の体温を感知したときに自動的に所定時
   間だけ点灯あるいは点滅するものである、請求項１に記
   載の警備システム。