JP2006234011A - シフトフォークの操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 3つのシフトフォークを選択的に操作する操作軸を1つの戻しバネでその軸心方向3位置の中間位置に戻すようにすることによりコストダウン、構造の簡素化を図ったシフトフォークの操作装置を提供する。
【解決手段】 軸心方向に移動することにより3つのシフトフォークのいずれか1つを選択し、軸心回りに回動することにより該選択したシフトフォークを操作する操作軸73を備え、該操作軸73に、軸心方向に対向配置された一対のバネ受部材89,90を軸心方向相対移動自在に外嵌し、該バネ受部材89,90間に戻しバネ76を介装し、操作軸73を軸心方向移動自在に支持する支持部77側に、基準位置において各バネ受部材89,90の反対向側への移動を規制する規制部92,95を設け、操作軸73を基準位置から軸心方向一方側又は軸心方向他方側に移動させる際に、バネ受部材89,90を押圧して戻しバネ76の付勢力に抗して該バネ受部材76を対向方向に移動させるべく該バネ受部材89,90に接当する接当部91,94を操作軸73に設ける。
【選択図】図10

Description

本発明は、トラクタの動力伝達装置に採用されるシフトフォークの操作装置に関するものである。
従来、6段に変速可能とされた主変速装置を有する動力伝達装置を備えたトラクタがあり、前記動力伝達装置の主変速装置にあっては、第1速ギヤ列と第2速ギヤ列との間、第3速ギヤ列と第4速ギヤ列との間、第5速ギヤ列と第6速ギヤ列との間のそれぞれに、1速と2速との切換、3速と4速との切換、5速と6速との切換を行う切換機構が設けられ、各切換機構には、スライドすることによりギヤ列の切換を行うシフタが設けられている(特許文献1参照)。
また、動力伝達機構を収納する伝動ケース内には、各切換機構のシフタに係合して、シフタをシフト操作するシフトフォークが設けられ、これら3つのシフトフォークは、1本の主変速レバーによって選択的に操作される。
特開平5−346144号公報
前記従来のものにおいて、例えば、主変速レバーの一端側を伝動ケース内に挿入すると共に、前後左右に揺動自在に支持し、この主変速レバーを左右に揺動操作することにより、1速・2速切換え用のシフトフォーク、3速・4速切換え用のシフトフォーク、5速・6速切換え用のシフトフォークのいずれかを選択し、主変速レバーを前後に揺動操作することにより選択したシフトフォークを操作するようにすると、前記各シフトフォーク及び該シフトフォークを支持するシフトロッドを主変速レバーが設けられる位置の近傍に集中して設けなければならず、配置の制約が大きいので、軸心方向に移動することにより3つのシフトフォークのいずれかを選択し、軸心回りに回動することにより選択したシフトフォークを操作する操作軸を設け、この操作軸を主変速レバーによって遠隔操作することが考えられている。
この場合において、操作軸をその軸心方向3位置の中間位置に戻す戻しバネを設ける場合、操作軸を軸心方向一方側に付勢する戻しバネと、操作軸を軸心方向他方に付勢する戻しバネとによって、操作軸を軸心方向3位置の中間位置に戻すように構成すると、コストアップ、構造の複雑化を招くという問題がある。
そこで、本発明は、前記問題点に鑑みて、3つのシフトフォークを選択的に操作する操作軸を1つの戻しバネでその軸心方向3位置の中間位置に戻すようにすることによりコストダウン、構造の簡素化を図ったシフトフォークの操作装置を提供することを目的とする。
前記技術的課題を解決するために本発明が講じた技術的手段は、エンジンからの動力を伝達する動力伝達装置に設けられる3つのシフトフォークを備え、これらシフトフォークのいずれか1つを選択して軸心回りに回動することにより該選択したシフトフォークを操作する操作軸を備え、この操作軸は、1つのシフトフォークを選択する基準位置と、該基準位置から軸心方向一方に移動して他のシフトフォークを選択する第1移動位置と、前記基準位置から軸心方向他方に移動して残りの他のシフトフォークを選択する第2移動位置とに位置変更自在とされ、操作軸を基準位置から第1移動位置又は第2移動位置に移動させるときに弾性変形してその復元力によって操作軸を基準位置に戻す1つの戻しバネを備えていることを特徴とする。
また、前記操作軸に、軸心方向に対向配置された一対のバネ受部材が軸心方向相対移動自在に外嵌され、このバネ受部材間に前記戻しバネが介装され、前記操作軸を軸心方向移動自在に支持する支持部側に、基準位置において各バネ受部材の反対向側への移動を規制する規制部を設け、操作軸を基準位置から第1移動位置又は第2移動位置に移動させる際に、バネ受部材を押圧して戻しバネの付勢力に抗して該バネ受部材を対向方向に移動させるべく該バネ受部材に接当する接当部を操作軸に設けるのがよい。
また、動力伝達装置を収納する伝動ケースに形成された開口部を閉塞するように前記伝動ケースに着脱自在に取り付けられるカバーを備え、このカバーに前記3つのシフトフォーク及び操作軸を組み付けるのがよい。
また、操作軸の軸心に直交する方向に平行な軸心回りに揺動することにより操作軸を軸心方向に移動させるセレクト部材を備え、前記カバーに操作軸を軸心方向移動自在に収納する支持部と、前記セレクト部材を収納する収納部とを設けるのがよい。
本発明によれば、3つのシフトフォークを選択的に操作する操作軸を1つの戻しバネで軸心方向3位置の中間位置に戻すことができ、構造の簡素化が図れる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図3において、1はクラッチハウジングであり、このクラッチハウジング1はエンジンの後端側に連結されたフライホイールハウジング2の後端側に連結されており、図4において、3は、クラッチハウジング1の後端側に連結されたミッションケースであり、このミッションケース3の後端側開口は後部カバー4によって閉塞されている。
前記クラッチハウジング(前部ケース)1とミッションケース(後部ケース)3とで、トラクタの車体の一部を構成する伝動ケース5が構成され、該伝動ケース5と、エンジンと、フライホイールハウジング2等とでトラクタの車体が主構成されている。
前記伝動ケース5内には、エンジンからの動力を、駆動輪に伝達する走行系動力伝達系統とPTO軸6に伝達するPTO系動力伝達系統とを有する動力伝達装置7が収容されている。
この動力伝達装置7の走行系は、エンジンのクランク軸8からフライホイール9等を介して動力が伝達される推進軸10と、この推進軸10からの動力をトルクを変換して後輪等へと伝達する変速装置11と、推進軸10から変速装置11へと伝達される動力の回転方向を変えてトラクタの前・後進を切り換える前後進切換装置(シャトル)12と、変速装置11からの動力を左右の後輪に伝達する後輪差動装置13と、変速装置11を経た後の動力を前輪へと伝達する前輪推進軸14とを備えている。
推進軸10及び前輪推進軸14は前後方向の軸心を有する。
また、動力伝達装置7のPTO系は、前記推進軸10の後部に同軸心状として直結されたPTO駆動軸16と、このPTO駆動軸16の後方に同軸心状に設けられたPTO伝動軸17と、PTO駆動軸16からPTO伝動軸17に動力を断接自在に伝達するPTOクラッチ18と、PTO伝動軸17からの動力を減速してPTO軸6に伝達する減速装置19とを備えている。
推進軸10は、その前部側が、フライホイール9が設けられたクラッチハウジング1の第1室20と前後進切換装置12が設けられたクラッチハウジング1の第2室21とを区画する隔壁22に軸受を介して支持されており、後部側が、前記第2室21と、変速装置11が設けられたクラッチハウジング1の第3室24とを区画する仕切壁25に軸受を介して支持されている。
図5にも示すように、前後進切換装置12は、推進軸10上に設けられた油圧クラッチ26と、この油圧クラッチ26の後側において推進軸10上に相対回転自在に支持された前進出力ギヤ27と、油圧クラッチ26の前側において推進軸10上に相対回転自在に支持された後進出力ギヤ28と、推進軸10の下方側に該推進軸10と平行状に配置されていて隔壁22・仕切壁25間に回転自在に支持された後進伝動軸29と、この後進伝動軸29の前部に一体回転自在に設けられた後進第1伝動ギヤ30と、後進伝動軸29の後部に一体回転自在に設けられた後進第2伝動ギヤ31とを備えている。
前進出力ギヤ27と後進第2伝動ギヤ31とは、変速装置11に動力を入力する入力ギヤ32に噛合しており、後進第1伝動ギヤ30は後進出力ギヤ28に噛合している。
油圧クラッチ26は、推進軸10上に同軸心状として固定されたクラッチボディ33と、推進軸10上に同軸心状で且つ相対回転自在に設けられた後側の前進用インナー筒体34及び前側の後進用インナー筒体35と、これらクラッチボディ33と各インナー筒体34,35との間に介装された前進用クラッチ部材36及び後進用クラッチ部材37と、クラッチボディ33の内部に軸心方向に摺動自在に設けられた前進用ピストン38及び後進用ピストン39とを備えている。
前進出力ギヤ27は前進用インナー筒体34に一体形成され、後進出力ギヤ28は後進用インナー筒体35に一体形成されている。
前進用及び後進用の各クラッチ部材36,37は、多数の摩擦板を互いに近接させてなる油圧多板式ものであり、図示省略の切換バルブからの作動油で作動する前進用及び後進用の各ピストン38,39によって圧接・離反可能となっている。
前記構成の前後進切換装置12にあっては、前進用ピストン38を作動させて前進用クラッチ部材36を圧接すると、前進用インナー筒体34がクラッチボディ33に直結して推進軸10の動力が前進出力ギヤ27に伝達され、この前進出力ギヤ27から前記入力ギヤ32に前進動力が伝達され、また、後進用ピストン39を作動させて後進用クラッチ部材37を圧接すると、後進用インナー筒体35がクラッチボディ33に直結して推進軸10の動力が後進出力ギヤ28→後進第1伝動ギヤ30→後進伝動軸29を経由して後進第2伝動ギヤ31に伝達され、この第2伝動ギヤ31から前記入力ギヤ32に後進動力が伝達されるようになっている。
変速装置11は、前後進切換装置12を経た動力を第1速〜第6速の6段に変速可能な主変速装置41と、この主変速装置41を経た動力をさらに高低2段に変速可能な副変速装置42と、主変速装置41を経た後の動力を副変速装置42の低速よりも遅い超低速に変速可能なクリープ変速装置43と、前後進切換装置12から動力が入力される入力軸44と、この入力軸44から主変速装置41を介して動力が伝達されるカウンタ軸45と、変速装置11によって変速された動力を出力する出力軸46とを備えている。
入力軸44は、前後進切換装置12の後方側で且つPTO駆動軸16の右側に該PTO駆動軸16と平行状として配置されており、この入力軸44の前部は仕切壁25に軸受を介して支持され、後部はクラッチハウジング1の後端壁47に軸受を介して支持されており、入力軸44の前端は仕切壁25から前方側に突出しており、この第2室21に突出した部分に前記入力ギヤ32が一体回転自在に設けられている。
入力軸44の前端を前後進切換装置12側に突出して該突出部分に入力ギヤ32を設け、入力軸44を推進軸10及び後進伝動軸29の側方に配置することで、入力ギヤ32を前進出力ギヤ27と後進第2伝動ギヤ31とに同時に噛合させている。
カウンタ軸45は、筒状に形成されていて前記PTO駆動軸16に相対回転自在に外嵌されている。
出力軸46は、前後方向の軸心を有し、前記後進伝動軸29の後方の、カウンタ軸45の真下に配置されており、この出力軸46は、仕切壁25及び後端壁47に軸受を介して軸心回りに回転自在に支持されていると共にミッションケース3内に挿入されており、該出力軸46の後端側は、後輪差動装置13に動力を伝達するデフ駆動軸48にカップリングを介して連結されている。
主変速装置41は、入力軸44からカウンタ軸45へと動力を伝達する第1〜第6速のギヤ列49〜54と、この第1〜第6速のギヤ列49〜54のいずれか1つのギヤ列49〜54を介して動力を伝達するように動力伝達経路を切り換える第1〜第3の主変速切換機構55〜57とを備えている。
前記第1〜第6速のギヤ列49〜54は、後方に向けて、第4速ギヤ列52、第3速ギヤ列51、第6速ギヤ列54、第5速ギヤ列53、第2速ギヤ列50、第1速ギヤ列49の順で配置されており、これら第1〜第6速のギヤ列49〜54の入力側ギヤ49a〜54aは入力軸44に相対回転自在に外嵌され、出力側ギヤ49b〜54bはカウンタ軸45に一体回転自在に外嵌されている。
第1主変速切換機構55は、第1速ギヤ列49と第2速ギヤ列50との入力側ギヤ49a,50a間に設けられていて1速又は2速の切り換えを行い、第2主変速切換機構56は、第3速ギヤ列51と第4速ギヤ列52との入力側ギヤ51a,52a間に設けられていて3速又は4速の切り換えを行い、第3主変速切換機構57は、第5速ギヤ列53と第6速ギヤ列54との入力側ギヤ53a,54a間に設けられていて5速又は6速の切り換えを行う。
この第1〜第3の主変速切換機構55〜57は、動力伝動側(入力軸44)と被動力伝動側(主変速装置41のギヤ列の入力側ギヤ)との回転数を同期させてギヤ列49〜54を切り換える(ギヤチェンジする)シンクロメッシュ機構が採用されており、各主変速切換機構55〜57は、入力軸44に一体回転自在に外嵌されたカップリング55a〜57aと、このカップリング55a〜57aに一体回転自在で且つ軸心方向(前後方向)移動自在に外嵌された主変速用シフタ(クラッチギヤ)55b〜57bとを備えている。
第1主変速切換機構55の主変速用シフタ55bを第1主変速用シフタ55bといい、第2主変速切換機構56の主変速用シフタ56bを第2主変速用シフタ56bといい、第3主変速切換機構57の主変速用シフタ57bを第3主変速用シフタ57bという。
第1〜第6速のギヤ列49〜54の入力側ギヤ49a〜54aには、それぞれ第1〜第3の主変速用シフタ55b〜57bが噛み合う噛合部49c〜54cが設けられ、この噛合部49c〜54cに第1〜第3の主変速用シフタ55b〜57bが噛み合っていない状態が第1〜第6速のギヤ列49〜54を介して入力軸44からカウンタ軸45に動力を伝達しない非動力伝動状態であって中立位置とされ、第1〜第3の主変速用シフタ55b〜57bのいずれか1つを、中立位置から軸心方向(前後方向)にスライドさせて、第1〜第6速のギヤ列49〜54の入力側ギヤ49a〜54aの噛合部49c〜54cのいずれか1つとカップリング55a〜57aとにわたって噛み合わせることにより、入力軸44→カップリング55a〜57a→主変速用シフタ55b〜57b→噛合部49c〜54c→入力側ギヤ49a〜54a→出力側ギヤ49b〜54bを経てカウンタ軸45に動力が伝達され、入力軸44に入力された動力が主変速装置41の第1速〜第6速のいずれかに選択的に変速されてカウンタ軸45に伝達されるように構成されている。
図3及び図6に示すように、クラッチハウジング1の右側の側壁には開口部59が形成され、この開口部59はクラッチハウジング1に着脱自在に取り付けられるカバー60によって閉塞される。
図7〜図13に示すように、このカバー60には、前記第1〜第3の主変速用シフタ55b〜57bに係合してこれを軸心方向に移動操作することで動力伝達経路を切り換えるための第1〜第3の主変速用シフトフォーク61〜63が設けられており、第1主変速用シフトフォーク61は第1主変速用シフタ55bに係合し、第2主変速用シフトフォークは62第2主変速用シフタ56bに係合し、第3主変速用シフトフォーク63は第3主変速用シフタ57bに係合する。
また、カバー60には、第1〜第3の主変速用シフトフォーク61〜63を支持するシフトロッド64〜66が該主変速用シフトフォーク61〜63に対応して3本設けられている。
カバー60の内面上部側には、前後一対の支持壁67,68と、この前後支持壁67,68の上部間に設けられた中間支持壁69とが設けられている。
前記シフトロッド64〜66は前後方向の軸心を有し、第1主変速用シフトフォーク61を支持する第1シフトロッド64は、後支持壁68と中間支持壁69との上部間にわたって前後方向移動自在に支持され、第3主変速用シフトフォーク63を支持する第3シフトロッド66は、前記第1シフトロッド64の左右方向内方側に配置されていて後支持壁68と中間支持壁69とにわたって前後方向移動自在に支持され、第2主変速用シフトフォーク62を支持する第2シフトロッド65は、第1シフトロッド64と第3シフトロッド66との間の上部側に配置されていて前支持壁67と中間支持壁69とにわたって前後方向移動自在に支持されている。
第1主変速用シフトフォーク61の基部は第1シフトロッド64に固定状に取り付けられ、第2主変速用シフトフォーク62の基部は第2シフトロッド65に固定状に取り付けられ、第3の主変速用シフトフォーク63の基部は第3シフトロッド66に固定状に取り付けられていて、第1〜第3の主変速用シフトフォーク61〜63が第1〜第3のシフトロッド64〜66を介して、カバー60に前後方向移動自在に支持されている。
第1、第3シフトロッド64,66及び第2主変速用シフトフォーク62の基部には、それぞれ溝等からなる係合部70A〜70Cが設けられ、この係合部70A〜70Cは左右方向に並ぶように設けられ、第2主変速用シフトフォーク62の基部に設けられた係合部(第1係合部)70Aは、第1シフトロッド64に形成された係合部(第2係合部)70Bと第3シフトロッド66に形成された係合部(第3係合部)70Cとの間に位置している。
また、カバー60には、トラクタの車体に揺動自在に支持された主変速レバー(操作レバー)71に連動連結されていて第1〜第3の主変速用シフトフォーク61〜63を操作するための操作機構72が設けられている。
この操作機構72は、第1〜第3の主変速用シフトフォーク61〜63のいずれかを選択して操作する操作軸73と、この操作軸73に係合して該操作軸73を軸心方向に移動させることにより第1〜第3の主変速用シフトフォーク61〜63のいずれかを選択させるためのセレクト部材74と、操作軸73に軸心方向相対移動自在で且つ一体回転自在に取り付けられて該操作軸73を回転させることにより選択した主変速用シフトフォーク61〜63を移動させるための回動部材75と、操作軸73を基準位置に戻すための戻しバネ76とを有する。
一方、カバー60には、左右方向外方に突出状に一体形成された支持部77が設けられ、この支持部77には左右方向の軸心を有する支持孔78が貫通状に形成されており、この支持孔78に操作軸73が挿通(収納)されている。
操作軸73は、左右方向内端側の径大部73aと、この径大部73aよりも径小に形成された左右方向中途部の中径部73bと、この中径部73bよりも径小に形成された左右方向外端側の小径部73cとを有する。
前記径大部73aは前記支持孔78に軸心方向(左右方向)移動自在に支持されていると共に、径大部73aの左右方向内端側には、径方向外方側で且つ上方側に突出するアーム部材79が設けられ、該径大部73aの左右方向外端側には、係合溝80が周方向にわたって形成されている。
前記アーム部材79の先端側(上端側、被係合部)79aは操作軸73の基準位置において第2主変速用シフトフォーク62の係合部70Aに係合しており、該基準位置から操作軸73を左右方向外方側(第1移動位置)に移動することにより、アーム部材79の先端側79aが第1シフトロッド64の係合部70Bに係合し、基準位置から操作軸73を左右方向内方側(第2移動位置)に移動することにより、アーム部材79の先端側79aが第3シフトロッド66の係合部70Cに係合するように構成されており、操作軸73を左右方向に移動させることにより第1〜第3の主変速用シフトフォーク61〜63のいずれか1つが選択されるように構成されている。
そして、操作軸73を、基準位置、第1移動位置又は第2移動位置で軸心回りに(左右軸回りに)回動することにより、アーム部材79が左右軸回りに前後に揺動し、選択された主変速用シフトフォーク61〜63が前後に移動されるように構成されている。
前記支持部77の前部の、前記係合溝80に対応する位置には、前記セレクト部材74を収納する収納部82が設けられている。
この収納部82には、該収納部82形成部分を前後方向に貫通する孔の前側を塞ぐことにより形成されていて支持部77の支持孔78に連通する収納室83が設けられていると共に、該収納室83を上下方向に横切るように設けられていて上下方向(操作軸73の軸心に直交する方向に平行な方向)の軸心回りに回動自在に支持された回動軸84が設けられている。
前記収納室83にはセレクト部材74が収納され、該セレクト部材74は前記回動軸84から径方向外方で且つ後方側に突出状としてその基端側が該回動軸84に固定されていると共に、該セレクト部材74の先端側74aは支持孔78に挿入されて係合溝80に係合しており、回動軸84を軸心回りに回動することにより、セレクト部材74が左右に揺動して操作軸73を左右方向に移動させるように構成されている。
前記回動軸84の下端側は収納部82から下方に突出しており、この下方に突出した部分に第1レバー部材85が径方向外方で且つ左右方向外方側に突出状として固定され、この第1レバー部材85にワイヤ連結用のピン86が設けられている。
前記回動部材75は、筒状に形成されていて、その左右方向内方側が、前記支持孔78の左右方向外端側に左右軸回りに回動自在に挿入されていると共に、該回動部材75の内周部の左右方向内方側が操作軸73の中径部73bに一体回動自在に外嵌(スプライン嵌合)されている。
この回動部材75は、支持部77の外面にボルトによって固定されたプレート87によって、左右方向の軸心回りに回動可能として抜止めされている。
また、回動部材75の内周部の左右方向外方側は、内方側のスプライン部よりも径大に形成された収容孔88とされていて、回動部材75の内周部が段付き状の孔に形成されており、操作軸73の小径部73cが前記収容孔88内に突出状とされている。
この操作軸73の小径部73cには、左右方向に対向配置された左右一対のリング状のバネ受け部材89,90が左右方向(操作軸73の軸心方向)に相対移動自在に外嵌されていると共に、これらバネ受け部材間89,90に、圧縮状に介装されたコイルバネからなる戻しバネ76が外嵌されている。
左右方向外方側のバネ受部材(これを外側バネ受部材という)89は、小径部73cの左右方向外端側に嵌め込まれた止め輪からなる接当部(これを外側接当部という)91によって、小径部73cからの抜止めが図られている。
また、外側バネ受部材89の左右方向外方側には、外側バネ受部材89の反対向側への移動を規制する筒体からなる規制部(これを外側規制部という)92が内嵌され、この外側規制部92は、抜止め部材93によって収容孔88から左右方向外方側への抜止めが図られている。
また、外側規制部92の内周径は、操作軸73の小径部73cに設けられた外側接当部91よりも径大に形成されていて、小径部73c及び外側接当部91は外側規制部92内を左右方向に相対移動可能とされている。
前記操作軸73は、基準位置においては、図10に示すように、外側バネ受部材89は、戻しバネ76の付勢力により付勢されて外側規制部92及び外側接当部91に接当しており、左右方向内方側のバネ受部材(これを内側バネ受部材という)90は戻しバネ76の付勢力により付勢されて中径部73bの左右方向外端面(この部分が内側バネ受部材90に接当する接当部94とされ、これを内側接当部という)及び回動部材75の内周部の段部(この部分が内側バネ受部材90の反対向側への移動を規制する規制部95とされ、これを内側規制部という)に接当しており、戻しバネ76の付勢力により操作軸73が基準位置に保持されている。
アーム部材79の先端部79aを第2の係合部70Bに係合させるべく操作軸73を基準位置から左右軸方向外方側に移動させると、内側バネ受部材90が内側接当部94によって押圧されて戻しバネ76を圧縮させながら左右方向外方側に移動し、これによって操作軸73の左右方向外方側への移動が許容され、この状態から操作軸73に対する左右方向外方側への操作力を解除すると、内側バネ受部材90が戻しバネ76の付勢力により押圧されて左右方向内方側に移動し、操作軸73が基準位置に戻される。
また、アーム部材79の先端部79aを第3の係合部70Cに係合させるべく操作軸73を基準位置から左右軸方向内方側に移動させると、外側バネ受部材89が外側接当部91によって押圧されて戻しバネ76を圧縮させながら左右軸方向内方側に移動し、これによって操作軸73の左右方向内方側への移動が許容され、この状態から操作軸73に対する左右方向内方側への操作力を解除すると、外側バネ受部材89が戻しバネ76の付勢力により押圧されて左右方向外方側に移動し、操作軸73が基準位置に戻される。
したがって、左右軸方向3位置に位置変更自在な操作軸73を、1つの戻しバネ76によって前記3位置の中間の基準位置に戻すことが可能とされている。
回動部材75の、支持部77から突出した部分には第2レバー部材96が径方外方で且つ後方側に突出状として固定されている。
なお、収容孔88の左右方向外端側は蓋体97によって閉塞されている。
前記第1レバー部材85はプッシュプルワイヤ等によって構成されたセレクトワイヤによって主変速レバー71に連動連結され、第2レバー部材96はリンク機構等を介して主変速レバー71に連動連結されており、主変速レバー71は、一方向aと、この一方向aに直交する他方向bに揺動操作自在とされ、一方向aの揺動操作によって、第1レバー部材85、回動軸84、セレクト部材74を介して操作軸73が左右軸方向に移動し、他方向の操作によって第2レバー部材96、回動部材75を介して操作軸73が左右軸回りに回動するように構成されている(図14(a)参照)。
なお、カバー60の外面には、前記セレクトワイヤのアウタワイヤを取り付ける取付部材98が固定されている。
この主変速レバー71の操作パターンは、図14(a)に示すようになっており、主変速レバー71を枢支部99を支点として一方向aに揺動操作することによって、アーム部材79の先端部79aが第1の係合部70Aに係合する第1セレクト位置dと、アーム部材79の先端部79aが第2の係合部70Bに係合する第2セレクト位置eと、アーム部材79が第3の係合部70Cに係合する第3セレクト位置fとに操作可能とされ、第2セレクト位置e又は第3セレクト位置fから戻しバネ76の付勢力により第1セレクト位置dに戻され、第1、第2又は第3セレクト位置d,e,fのいずれかの位置において主変速レバー71を他方向bに揺動操作することによって、主変速装置41が第1速〜第6速のいずれかに変速されるようになっている。
前記構成の操作機構72にあっては、セレクト部材74を収納室83内に収納することにより操作軸73のセレクト部材74との係合部分が支持孔78内に収納でき、シール性が良好となり、オイル漏れを防止することができる。
図5に示すように、副変速装置42は、高速ギヤ列101と、この高速ギヤ列101の後方に位置する低速ギヤ列102と、出力軸46の高速ギヤ列101と低速ギヤ列102との間に一体回転自在に外嵌(スプライン嵌合)されたスプラインボス103と、このスプラインボス103に軸心方向移動自在で一体回転自在に外嵌(スプライン嵌合)された副変速用シフタ104とを有する。
高速ギヤ列101の入力側ギヤは主変速装置41の第4速ギヤ列52の出力側ギヤ52bによって構成され、出力側ギヤ101bは出力軸46に相対回転自在に外嵌されている。
また、低速ギヤ列102の入力側ギヤ102aは、カウンタ軸45上の、第5速ギヤ列53と第6速ギヤ列54との出力側ギヤ53b,54b間に一体形成され、出力側ギヤ102bは出力軸46に相対回転自在に外嵌されている。
また、高速ギヤ列101の出力側ギヤ101bの後部側及び低速ギヤ列102の出力側ギヤ102bの前部側には、副変速用シフタ104に噛み合う噛合部105,106が設けられ、この噛合部105,106に副変速用シフタ104が噛み合っていない状態で非動力伝動状態とされ、この位置から副変速用シフタ104を軸心方向前方にスライドさせて、該副変速用シフタ104をスプラインボス103と高速ギヤ列101の出力側ギヤ101bの噛合部105とにわたって噛合させることにより、高速ギヤ列101、副変速用シフタ104、スプラインボス103を介してカウンタ軸45から出力軸46へと動力を伝達する副変速装置42の高速状態となり、前記非動力伝動位置から副変速用シフタ104を軸心方向後方にスライドさせて、該副変速用シフタ104をスプラインボス103と低速ギヤ列102の出力側ギヤ102bの噛合部106とにわたって噛合させることにより、低速ギヤ列102、副変速用シフタ104、スプラインボス103を介してカウンタ軸45から出力軸46へと動力を伝達する副変速装置42の低速状態となる。
また、低速ギヤ列102の出力側ギヤ102bの噛合部106は、副変速用シフタ104の軸方向長さよりも長く(又はほぼ同じ長さに)形成されており、副変速用シフタ104をスプラインボス103から外れた位置に位置させることができるように構成されており、この副変速用シフタ104がスプラインボス103から外れた位置が副変速装置42を高速状態又は低速状態のどちらにもしない位置であってクリープ変速装置43を入り状態とするためのクリープ変速切換位置Cとされ、副変速用シフタ104を、その移動域の前端側位置から後方に向けて(軸心方向一方に向けて)移動させることにより、副変速装置42を高速状態とする高速位置Hと、副変速装置42を低速状態とする低速位置Lと、副変速装置42を高速状態又は低速状態のどちらにもしないクリープ変速切換位置Cとに副変速用シフタ104が位置変更自在とされている。
なお、副変速用シフタ104は、デテント機構によって、高速位置H、低速位置L、クリープ変速切換位置Cに保持可能とされている。また、高速位置Hと低速位置Lとの間の中立位置Cにも保持できるようにしてもよい。
低速ギヤ列102の後部には、クリープ変速装置43へと動力を出力する出力ギヤ107が一体形成され、この出力ギヤ107の後方には、クリープ変速装置43を経た後の動力を入力する入力ギヤ108が配置され、該入力ギヤ108は出力軸46に一体回転自在に外嵌されている。
なお、前記入力ギヤ108の後部側には、前輪動力取出ギヤ列109の入力側ギヤ109aが一体形成され、該前輪動力取出ギヤ109の出力側ギヤ109bは前記前輪推進軸14に相対回転自在に外嵌されており、この前輪推進軸14上に前後方向摺動自在に設けられたクラッチ110の摺動操作によって、変速装置11を経た後の動力が前輪に断接自在に伝達可能とされている。
クリープ変速装置43は、前記カバー60に組み付けられていて、該カバー60をクラッチハウジング1に取り付けることにより、クリープ変速装置43が副変速装置42と後輪差動装置13との間の動力伝達系統に係脱自在に介装可能とされており、このクリープ変速装置43をカバー60に組み付けた状態のクリープ変速有り仕様と、クリープ変速装置43をカバー60に組み付けない状態のクリープ変速なし仕様とに変速装置11を簡単に仕様変更できるように構成されている。
このクリープ変速装置43は、図1、図2、図7、図8、図11及び図12に示すように、カバー60の内面に設けられた前後支持壁67,68の下部間にわたって設けられていて前後方向の軸心回りに回転自在に支持された左右一対の伝動軸111,112を備え、一方の(左右方向外方側の)伝動軸111は入力側伝動軸とされ、他方の(左右方向内方側の)伝動軸112は出力側伝動軸とされている。
また、クリープ変速装置43は、出力側伝動軸112の中途部に相対回転自在に外嵌され且つ前記出力ギヤ107に噛合する第1クリープ変速ギヤ113と、この第1クリープ変速ギヤ113の後部側に一体形成された第2クリープ変速ギヤ114と、この第2クリープ変速ギヤ114に噛合すると共に入力側伝動軸111に一体回転自在に外嵌された第3クリープ変速ギヤ115と、この第3クリープ変速ギヤ115の後方側に配置されていて入力側伝動軸111に一体回転自在に外嵌された第4クリープ変速ギヤ116と、この第4クリープ変速ギヤ116と噛合する第5クリープ変速ギヤ117と、出力側伝動軸112に相対回転自在に外嵌され且つ第5クリープ変速ギヤ117が一体回転自在に外嵌された伝動筒118と、この伝動筒118に軸心方向移動自在で且つ一体回転自在に外嵌されたクリープ変速用シフタ119と、前記第2クリープ変速ギヤ114の後方側に配置されていて前記入力ギヤ108に噛合すると共に出力側伝動軸112に一体回転自在に外嵌された第6クリープ変速ギヤ120とを備えている。
また、クリープ変速用シフタ119の前後方向の移動域の後端側には、クリープ変速用シフタ119に噛み合う噛合部121が出力側伝動軸112に設けられている。
前記構成のクリープ変速装置43にあっては、クリープ変速用シフタ119を噛合部121に噛み合わせると、カウンタ軸45から低速ギヤ列102→出力ギヤ107→第1クリープ変速ギヤ113→第2クリープ変速ギヤ114→第3クリープ変速ギヤ115→入力側伝動軸111→第4クリープ変速ギヤ116→第5クリープ変速ギヤ117→伝動筒118→クリープ変速用シフタ119→噛合部121→出力側伝動軸112→第6クリープ変速ギヤ120→入力ギヤ108を経て出力軸46へと動力が超低速に減速されて伝達されるクリープ変速装置43の入り状態(クリープ変速状態)となり、クリープ変速用シフタ119と噛合部121との噛み合いを外すと、入力側伝動軸111から出力側伝動軸112へとは動力が伝達しないクリープ変速装置43の切り状態となる。
副変速用シフタ104を前後に移動操作するための副変速用シフトフォーク122と、クリープ変速用シフタ119を前後に移動操作するためのクリープ変速用シフトフォーク123とは、前記カバー60に組み付けられており、クリープ変速用シフトフォーク123は副変速用シフトフォーク122に一体形成されていて、副変速用シフトフォーク122とクリープ変速用シフトフォーク123とは一本の副変速レバー(操作レバー)で同方向に同時に移動可能とされている。
前記カバー60に設けられた前後支持壁68にわたって第4シフトロッドが前後方向の軸心方向に移動自在に設けられており、この第4シフトロッド124に副変速用シフトフォーク122及びクリープ変速用シフトフォーク123の基部が取り付けられており、該シフトロッド124を軸心方向に移動させることにより、副変速用シフトフォーク122及びクリープ変速用シフトフォーク123が前後に移動自在とされていて、副変速用シフタ104とクリープ変速用シフタ119とが同時に一方向に移動するように構成されている。
なお、副変速用シフタ104とクリープ変速用シフタ119とを別体で形成して、同一のシフトロッドに取り付けることにより、副変速用シフタ104とクリープ変速用シフタ119とを一体的に移動させるようにしてもよい。
また、前記クリープ変速用シフタ119は、副変速用シフタ104が高速位置H及び低速位置Lに位置するときには、噛合部121との噛み合いが外れた状態とされ、副変速用シフタ104がクリープ変速切換位置Cに位置したときに噛合部121に噛み合うように構成されている。
したがって、図14(b)に示す操作パターンで示すように、1本の副変速レバー125を一方向に直線的に枢支部126を支点として揺動操作して、該副変速レバー125を高速位置H、低速位置L、クリープ位置Cに切り換えることにより、副変速装置42の高速状態→副変速の低速状態→クリープ変速状態に順次切り換わるように構成されている。
一方、カバー60の後下部には、左右方向の軸心を有すると共に軸心方向両端側が開放状とされた挿通孔128を有する支持部129が設けられ、この支持部129の挿通孔128に回動軸130が挿通されて該回動軸130が左右方向の軸心回りに回動自在に支持されている。
この回動軸130は支持部129の外面にボルトによって固定された抜止めプレート131によって左右方向外方に抜け止めされている。
この回動軸130の内端側はカバー60からクラッチハウジング1内に突出しており、この回動軸130の内端側にアーム部材132が径方向外方で且つ上方側に突出状に設けられており、このアーム部材132の先端側(上端側)132aが副変速用シフトフォーク122及びクリープ変速用シフトフォーク123の基部133に設けられた係合溝136に係合している。
また、この回動軸130の左右方向外端側は、支持部129から突出しており、この突出部分に筒部材134が外嵌されてピンで固定されており、この筒部材134にレバー部材135が径方向外方で且つ後方側に突出状に設けられている。
このレバー部材135の後端側は、副変速レバー125に連動機構を介して連動連結されている。
したがって、副変速レバー125を揺動操作することにより、レバー部材135が上下に揺動して回動軸130が回動すると共にアーム部材132が前後に揺動して、第4シフトロッド124を介して副変速用シフトフォーク122及びクリープ変速用シフトフォーク123が前後移動するように構成されている。
図15〜図17は、他の実施の形態を示しており、主変速装置41が第1速〜第4速の4段変速仕様とされた動力伝達装置7の変速装置11を示しており、この変速装置11の主変速装置41にあっては、第2速ギヤ列137が前記実施の形態における第3速ギヤ列51の変速比に相当し、第3速ギヤ列138が前記実施の形態における第4速ギヤ列52の変速比に相当し、第4速ギヤ列139が前記実施の形態における第6速ギヤ列54の変速比に相当する。
また、この実施の形態では、第3速ギヤ列138が前記実施の形態における第4速ギヤ列52に相当するので、この実施の形態の副変速装置42の高速ギヤ列101の出力側ギヤ101bは、第3速ギヤ列138の出力側ギヤ138bと噛合するように構成されており、高速ギヤ列101の出力側ギヤ101bの前方側の空いたスペースには、駐車時において車輪をロックするためのパーキング装置141が設けられている。
このパーキング装置141は、出力軸46に相対回転自在で且つ軸心方向移動自在に外嵌されたパーキング用シフタ142と、このパーキング用シフタ142に固定状に設けられていると共にカウンタ軸45に係合してパーキング用シフタ142の回転を規制するロック部材143と、出力軸46に一体回転自在に外嵌されていて前記パーキング用シフタ142が係脱自在に係合することによりパーキング用シフタ142を出力軸46と一体回転自在とするための噛合体144とを備えている。
パーキング用シフタ142は、出力軸46の前端側に配置されていて該出力軸46に一体回転自在に外嵌(スプライン嵌合)された筒体145に相対回転自在で且つ軸心方向移動自在に外嵌されている。
また、パーキング用シフタ142の後面側の外周部には噛合部146が設けられており、この噛合部146は出力軸46の軸心を中心とした円周方向に所定間隔をおいて配置された多数個の噛合歯から構成されている。
噛合体144は、前記筒体145と高速ギヤ列101の出力側ギヤ101bとの間に配置されていて出力軸46に一体回転自在に嵌合(スプライン嵌合)された筒状の基部144aと、該筒状基部144aの後端側から径方向に突出状に設けられた円板部144bとを有する。
前記円板部144bの前面側の外周部には噛合部148が設けられており、この噛合部148は、前記パーキング用シフタ142の噛合部146と同様に、出力軸46の軸心を中心とした円周方向に所定間隔をおいて配置された多数個の噛合歯から構成されており、パーキング用シフタ142を後方に移動することによりパーキング用シフタ142の噛合部146と係脱自在に噛合する。
ロック部材143は、パーキング用シフタ142から上方に突出するように該パーキング用シフタ142に一体形成され、左右一対の接当部149を有し、パーキング用シフタ142の噛合部146が噛合体144の噛合部148から離反しているときには、前記一対の接当部149間に第4速ギヤ列139の出力側ギヤ139bの筒状基部151の下部側が所定の隙間をあけて位置しており、パーキング用シフタ142を後方に移動させて該パーキング用シフタ142の噛合部146を噛合体144の噛合部148に噛合させることにより、前記一対の接当部149間に第3速ギヤ列138の出力側ギヤ138bの筒状基部152の下部側が所定の隙間をあけて位置する。
パーキング用シフタ142の噛合部146を噛合体144の噛合部148に噛合させている状態では、出力軸46とパーキング用シフタ142とが噛合体144を介して一体回転するように連結されるが、パーキング用シフタ142はロック部材143の接当部149の一方が第3速ギヤ列138の出力側ギヤ138bの筒状基部152に接当することによりパーキング用シフタ142の回転が規制されるので、出力軸46の回転が規制され、車輪がロックされる。
前記カバー60には、主変速装置41の第1速ギヤ列49又は第2速ギヤ列137に動力伝達経路を切り換える第1主変速切換機構153のシフタ156をシフト操作する第1主変速用シフトフォーク157と、主変速装置41の第3速ギヤ列138又は第4速ギヤ列139に動力伝達経路を切り換える第2主変速切換機構154のシフタ158をシフト操作する第2主変速用シフトフォーク159と、前記パーキング用シフタ142をシフト操作するパーキング用シフトフォーク160とが、それぞれシフトロッド161,162,163を介して前後方向移動自在として組み付けられている。
これら第1主変速用シフトフォーク157と、第2主変速用シフトフォーク159と、パーキング用シフトフォーク160とは、カバー60に組み付けられた、前述した操作機構72と同様の操作機構72によって選択的に操作可能とされ、この操作機構72は前記実施の形態と同様に1本の主変速レバーによって遠隔操作されるように構成されている。
この操作機構72の操作軸73が基準位置に位置するときには、アーム部材79の先端側79aは第2主変速用シフトフォーク159の係合部164Aに係合しており、前記操作軸73が第1移動位置に位置するときには、アーム部材79の先端側79aは第1主変速用シフトフォーク157を支持するシフトロッド161の係合部164Bに係合し、前記操作軸73が第2移動位置に位置するときには、アーム部材79の先端側79aはパーキング用シフトフォーク160の係合部164Cに係合する。
前記パーキング用シフタ142の噛合部146は、該噛合部146の噛合歯が噛合体144の噛合部148の噛合歯間に介入することにより、噛合体144の噛合部148に噛合するが、パーキング用シフタ142の噛合部146が噛合体144の噛合部148から離反している状態で、一方の噛合部146(148)の噛合歯が、他方の噛合部148(146)の噛合歯間に対応する位置に位置していないときには、噛合部146,148同士を噛合させるときに、パーキング用シフタ142が軸心周りに若干回動しながら噛合部146,148同士が噛合することとなるので、このパーキング用シフタ142の回動を許容するために、ロック部材143の左右の接当部149と、第3速ギヤ列138又は第4速ギヤ列139の出力側ギヤ138b,139bの筒状基部151,152との間には隙間が設けられている。
また、車輪をロックするときには、ロック部材143の接当部149は第3速ギヤ列138の出力側ギヤ138bの筒状基部152に接当する。
また、パーキング用シフトフォーク160には、動力伝達状態においてロック部材143の接当部149が第3速ギヤ列138又は第4速ギヤ列139の出力側ギヤ138b,139bの筒状基部151,152に摺接しないように、第3速ギヤ列138又は第4速ギヤ列139の出力側ギヤ138b,139bの筒状基部151,152がロック部材143の左右の接当部149の中間に位置するようにロック部材143を位置決めするデテント機構166が設けられている。
このデテント機構166は、パーキング用シフタ142の外周面に設けられた円錐溝167に係合するボール168と、このボール168をパーキング用シフタ142の径方向に出退自在に収容する収容孔169を有する収容部170と、前記ボール168を円錐溝167に向けて押し出す方向に付勢するバネ部材171と、このバネ部材171をバックアップすべく収容孔169にねじ込まれたボルト172を有する。
前記デテント機構166にあっては、パーキング用シフタ142が回動してロック部材143の接当部149が第3速ギヤ列138又は第4速ギヤ列139の出力側ギヤ138b,139bの筒状基部151,152に接当している状態では、ボール168が円錐溝167によって押圧されてバネ部材171の付勢力に抗して収容孔169内に押し込まれ、バネ部材171の付勢力によってボール168が円錐溝167に押しつけられる力によって、第3速ギヤ列138又は第4速ギヤ列139の出力側ギヤ138b,139bの筒状基部151,152がロック部材143の左右の接当部149の中間に位置するようにロック部材143を位置決めするようになっている。
その他の構成については、前記図1〜図14に示す実施の形態と略同様に構成される。
副変速装置及びクリープ変速装置の底面断面図である。 副変速装置及びクリープ変速装置のシフト部分の断面拡大図である。 トラクタ車体前部の右側からみた側面断面図である。 トラクタ車体後部の右側からみた側面断面図である。 前後進切換装置及び変速装置の側面断面図である。 クラッチハウジング及びカバー等の背面断面図である。 カバーの側面図である。 主変速装置、副変速装置及びクリープ変速装置のシフト機構の側面図である。 主変速装置、副変速装置及びクリープ変速装置のシフト機構の平面図である。 主変速装置の操作機構の平面断面図である。 図7のA−A線矢示図である。 図7のB−B線矢示図である。 図7のC−C線矢示図である。 (a)は主変速装置の変速パターンを示す図、(b)は副変速装置及びクリープ変速装置の変速パターンを示す図である。 他の実施の形態に係る変速装置の側面断面図である。 他の実施の形態に係るクラッチハウジングの背面断面図である。 主変速装置及びパーキングの操作手段の背面一部断面図である。
符号の説明
7 動力伝達装置
5 伝動ケース
59 開口部
60 カバー
61 第1主変速用シフトフォーク
62 第2主変速用シフトフォーク
63 第3主変速用シフトフォーク
73 操作軸
74 セレクト部材
76 戻しバネ
77 支持部
82 収納部
89 バネ受部材
90 バネ受部材
91 接当部
92 規制部
94 接当部
95 規制部

Claims (4)

  1. エンジンからの動力を伝達する動力伝達装置(7)に設けられる3つのシフトフォーク(61〜63)を備え、これらシフトフォーク(61〜63)のいずれか1つを選択して軸心回りに回動することにより該選択したシフトフォーク(61〜63)を操作する操作軸(73)を備え、この操作軸(73)は、1つのシフトフォーク(62)を選択する基準位置と、該基準位置から軸心方向一方に移動して他のシフトフォーク(61)を選択する第1移動位置と、前記基準位置から軸心方向他方に移動して残りの他のシフトフォーク(63)を選択する第2移動位置とに位置変更自在とされ、操作軸(73)を基準位置から第1移動位置又は第2移動位置に移動させるときに弾性変形してその復元力によって操作軸(73)を基準位置に戻す1つの戻しバネ(76)を備えていることを特徴とするシフトフォークの操作装置。
  2. 前記操作軸(73)に、軸心方向に対向配置された一対のバネ受部材(89,90)が軸心方向相対移動自在に外嵌され、このバネ受部材(89,90)間に前記戻しバネ(76)が介装され、前記操作軸(73)を軸心方向移動自在に支持する支持部(77)側に、基準位置において各バネ受部材(89,90)の反対向側への移動を規制する規制部(92,95)を設け、操作軸(73)を基準位置から第1移動位置又は第2移動位置に移動させる際に、バネ受部材(89,90)を押圧して戻しバネ(76)の付勢力に抗して該バネ受部材(76)を対向方向に移動させるべく該バネ受部材(89,90)に接当する接当部(91,94)を操作軸(73)に設けたことを特徴とするシフトフォークの操作装置。
  3. 動力伝達装置(7)を収納する伝動ケース(5)に形成された開口部(59)を閉塞するように前記伝動ケース(5)に着脱自在に取り付けられるカバー(60)を備え、このカバー(60)に前記3つのシフトフォーク(61〜63)及び操作軸(73)を組み付けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のシフトフォークの操作装置。
  4. 操作軸(73)の軸心に直交する方向に平行な軸心回りに揺動することにより操作軸(73)を軸心方向に移動させるセレクト部材(74)を備え、前記カバー(60)に操作軸(73)を軸心方向移動自在に収納する支持部(77)と、前記セレクト部材(74)を収納する収納部(82)とを設けたことを特徴とする請求項3に記載のシフトフォークの操作装置。
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