JP2006232531A - 給紙装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】給紙すべき用紙以外の物が積載板上に置かれているか否かを正確に判断することができ、給紙すべき用紙以外の物が装置の内壁に衝突することによる装置の破損を未然に防止する。
【解決手段】給紙方向の前端部近傍で積載板21に載置された給紙すべき用紙Pの最上面を検出する用紙センサ11に加えて、給紙方向における用紙センサ11の下流側で物体P2の最上面の位置を検出する物体センサ12を備えた。LCC1に対する用紙補給時、及び、LCC1における給紙動作時に、物体センサ12が給紙すべき用紙Pの以外の用紙P1又は物体P2を検出した際に積載板21の上昇を停止して警告ランプ37を点灯する。
【選択図】図6

Description

この発明は、用紙に所定の処理を行う処理装置に対して給紙すべき多量の用紙を収容する大容量給紙装置(以下、LCC:Large Capacity Cassette という。)等の給紙装置、及び、この給紙装置を備えた画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置等の処理装置に備えられるLCC等の給紙装置は、処理装置の側面に配置され、その処理装置において最も多用されるサイズの用紙を収納していた。例えば、画像形成装置である複写機に備えられるLCCとして、A4サイズの普通紙を長手方向が給紙方向に直交する方向にして2000枚程度収納するものがある。
LCCは、用紙載置台の内部に所定の昇降範囲内で昇降する積載板を備え、この積載板上に用紙が載置される。載置板に載置された複数枚の用紙のうち最上部に位置する用紙から順に給紙される。積載板は、載置枚数が減少するにしたがって上昇していき、積載板上に用紙を補給する際に下降する。積載板上における積載枚数が少なくなると、積載板の下方に大きな空間が形成される。この空間に誤って用紙が置かれると、積載板が下降できなくなり、装置に破損を生じる。
そこで、昇降範囲の下限位置で積載板を検出するセンサを備え、積載板の下降時に下降開始時からセンサがオンするまでの時間を計測し、この計測時間が基準時間より短い場合に、積載板の下方に誤って用紙が置かれていると判断して警告を発生するようにした画像形成装置がある(例えば、特許文献1参照。)。
近年、画像形成装置は、利用目的の多様化、プリンタ機能やFAX機能の追加による多機能化によって、処理枚数が増加するとともに使用される用紙のサイズや種類が増加する傾向にある。
そこで、用紙載置台に4000枚以上の用紙を収納することができ、複数のサイズの用紙を収納することができるLCCが提案されている。このようなLCCでは、収納可能なサイズのうちで最大のサイズ以外のサイズの用紙が収納された場合、用紙積載台の内部における積載板上に常時、空間が形成されることになる。
用紙載置台の内部における積載板上には給紙すべき用紙以外の物を収納しないことが前提であるが、積載板上に常時空間が形成されると、この空間に補給用の用紙等の給紙すべき用紙以外の物が収納される可能性が生じる。積載板上に給紙すべき用紙とともに給紙すべき用紙以外の物が収納されている場合、用紙の給紙が繰り返されて給紙すべき用紙が減少していき、積載板上において給紙すべき用紙の高さよりも給紙すべき用紙以外の物の高さが高くなると、積載板が上昇した際に給紙すべき用紙以外の物がLCCの内側上面に衝突し、装置の破壊を招く。
特開平9−86681号公報
しかしながら、従来のLCCでは、最上部の用紙が給紙可能な高さに位置するように積載板を上昇させるために、給紙すべき用紙における給紙方向の下流側の端部近傍で、最上部の用紙の位置を検出する手段を備えてはいるが、積載板上において給紙すべき用紙以外の物の有無を検出するようにしたものがなかった。このため、給紙すべき用紙以外の物がLCCの内側上面に衝突することによる装置の破壊を防止することができなかった。
この発明の目的は、給紙すべき用紙において、給紙方向の下流側の端部近傍で最上部の用紙の位置を検出する手段だけでなく、給紙方向のより上流側の位置で物体の有無を検出する手段を設けることにより、給紙すべき用紙以外の物が積載板上に置かれているか否かを正確に判断することができ、給紙すべき用紙以外の物が装置の内壁に衝突することによる装置の破損を未然に防止することができる給紙装置及びこの給紙装置を備えた画像形成装置を提供することにある。
この発明は、上記の課題を解決するための手段として、以下の構成を備えたものである。
(1)複数枚の用紙を載置して上下移動自在にされた積載板と、
前記積載板を上下移動させる移動機構と、
前記積載板上に載置された用紙のうちで最上部に位置する用紙における給紙方向の下流側端部近傍に所定の高さ範囲において給紙方向の搬送力を作用させる給紙部材と、
前記給紙部材の近傍で前記所定の高さ範囲における給紙すべき用紙の有無を検出する第1のセンサと、
給紙方向における前記第1のセンサの上流側で少なくとも前記所定の高さ範囲における物体の有無を検出する第2のセンサと、
前記第1のセンサ及び前記第2のセンサの検出結果に基づいて前記移動機構の動作を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする。
この構成においては、積載板に載置された用紙又は物体が、給紙部材による用紙の給紙が可能な所定の高さ範囲において第1のセンサ及び第2のセンサによって給紙方向の2箇所で検出される。第1のセンサは給紙部材の近傍で給紙すべき用紙を検出し、第2のセンサは給紙方向における第1のセンサよりも上流側で物体を検出する。したがって、積載板上に給紙すべき用紙として給紙可能な最大サイズよりも小さいサイズの用紙が載置されて積載板における給紙方向の上流側に空間が形成され、この空間に給紙すべき用紙以外の物体が置かれた場合に、給紙すべき用紙の最上部の位置だけでなく給紙すべき用紙以外の物体の最上部の位置をも考慮して積載板の位置が決定される。このため、給紙すべき用紙以外の物体の最上部の位置が給紙すべき用紙の最上部の位置より高い場合に、給紙すべき用紙以外の物体の最上部が所定の高さ範囲を超えて上方に移動することがない。
(2)前記第2のセンサは、少なくとも給紙可能な最大サイズについて給紙方向における下流側の1/2の範囲よりも上流側で物体を検出することを特徴とする。
この構成においては、給紙可能な最大サイズについて給紙方向における下流側の1/2の範囲よりも上流側で給紙すべき用紙以外の物体が第2のセンサによって検出される。給紙方向について給紙可能な最大サイズの1/2以下のサイズの用紙が給紙すべき用紙として積載板に載置されることによって給紙方向における給紙すべき用紙の上流側に給紙すべき用紙のサイズ以上の空間が形成され、この空間に給紙すべき用紙と同一サイズの用紙が補給用紙として置かれる可能性が高い。この場合に、補給用紙の最上部の位置が給紙すべき用紙の最上部の位置より高い場合に、補給用紙の最上部が所定の高さ範囲を超えて上方に移動することがない。
(3)前記制御部は、前記積載板に給紙すべき用紙が補給された直後における前記積載板の上昇時に、前記第1のセンサ及び前記第2のセンサの検出結果に基づいて積載板の上昇位置を決定することを特徴とする。
この構成においては、積載板に対する用紙の補給作業の終了後に、積載板の上方に用紙を充填するための空間を形成すべく下方に下降されていた積載板を上昇させる際に、給紙すべき用紙の最上部の位置だけでなく給紙すべき用紙以外の物体の最上部の位置をも考慮して積載板の位置が決定される。このため、積載板に対する用紙の補給作業の終了後における積載板の上昇時に、給紙すべき用紙以外の物体の最上部の位置が給紙すべき用紙の最上部の位置より高い場合に、給紙すべき用紙以外の物体の最上部が所定の高さ範囲を超えて上方に移動することがない。
(4)前記制御部は、前記給紙すべき用紙の給紙動作中に、前記第1のセンサ及び前記第2のセンサの検出結果に基づいて積載板の上昇位置を決定することを特徴とする。
この構成においては、用紙の給紙動作中に、給紙すべき用紙の最上部の位置を給紙部材によって給紙可能な所定の高さ範囲に位置させるべく積載板を上昇させる際に、給紙すべき用紙の最上部の位置だけでなく給紙すべき用紙以外の物体の最上部の位置をも考慮して積載板の位置が決定される。このため、用紙の給紙動作中における積載板の上昇時に、給紙すべき用紙以外の物体の最上部の位置が給紙すべき用紙の最上部の位置より高い場合に、給紙すべき用紙以外の物体の最上部が所定の高さ範囲を超えて上方に移動することがない。
(5)前記制御部は、前記積載板の上昇中に、前記第1のセンサが用紙を検出する前に前記第2のセンサが前記所定の高さ範囲において物体を検出した時に、前記積載板の上昇を停止するとともに警告を発生することを特徴とする。
この構成においては、給紙すべき用紙以外の物体の最上部が給紙すべき用紙の最上部よも先に所定の高さ位置に達した時に、積載板の上昇が停止されるとともに警告が発せられる。したがって、給紙すべき用紙以外の物体の最上部が所定の高さ範囲を超えて上方に移動することが確実に防止されるとともに、積載板における不適正な載置状態がユーザに認識される。
(6)前記第2のセンサは、発光部と受光部とからなる光学センサであることを特徴とする。
この構成においては、給紙部材の近傍で給紙すべき用紙を検出する第1のセンサよりも給紙方向の上流側で物体を検出する第2のセンサが、発光部と受光部とからなる光学センサによって構成される。したがって、発光部及び受光部を適切に配置することで、給紙すべき用紙以外の物体の最上部が第2のセンサによって所定の高さ位置において確実に検出される。
(7)給紙された用紙に対して画像形成処理を行う画像形成装置において、(1)〜(6)の何れかに記載の給紙装置を装着したことを特徴とする。
この構成においては、積載板に載置された画像形成装置に給紙されるべき用紙又は画像形成装置に給紙すべき用紙以外の物体が、給紙部材による用紙の給紙が可能な所定の高さ範囲において第1のセンサ及び第2のセンサによって給紙方向の2箇所で検出される。したがって、画像形成装置に給紙すべき用紙以外の物体の最上部の位置が画像形成装置に給紙すべき用紙の最上部の位置より高い場合に、画像形成装置に給紙すべき用紙以外の物体の最上部が所定の高さ範囲を超えて上方に移動することがない。
この発明は、上記の構成を備えたことにより、以下の効果を奏する。
(1)積載板における給紙方向の上流側に形成された空間に給紙すべき用紙以外の物体が置かれた場合に、給紙すべき用紙の最上部の位置だけでなく給紙すべき用紙以外の物体の最上部の位置をも考慮して積載板の位置を決定することができる。これによって、給紙すべき用紙以外の物体の最上部の位置が給紙すべき用紙の最上部の位置より高い場合に、給紙すべき用紙以外の物体の最上部が所定の高さ範囲を超えて上方に移動することを防ぎ、給紙すべき用紙以外の物体が装置の内壁に衝突することによる装置の破壊を未然に防止することができる。
(2)給紙方向について給紙可能な最大サイズの1/2以下のサイズの用紙が給紙すべき用紙として積載板に載置されることによって給紙方向における給紙すべき用紙の上流側に形成された空間に給紙すべき用紙と同一サイズの用紙が補給用紙として置かれた場合にも、補給用紙の最上部が所定の高さ範囲を超えて上方に移動することを防ぎ、補給用紙が装置の内壁に衝突することによる装置の破壊を未然に防止することができる。
(3)積載板に対する用紙の補給作業の終了後における積載板の上昇時に、給紙すべき用紙以外の物体の最上部が所定の高さ範囲を超えて上方に移動することを防ぎ、給紙すべき用紙以外の物体が装置の内壁に衝突することによる装置の破壊を未然に防止することができる。
(4)用紙の給紙動作中における積載板の上昇時に、給紙すべき用紙以外の物体の最上部が所定の高さ範囲を超えて上方に移動することを防ぎ、給紙すべき用紙以外の物体が装置の内壁に衝突することによる装置の破壊を未然に防止することができる。
(5)給紙すべき用紙以外の物体の最上部が所定の高さ範囲を超えて上方に移動することを確実に防止できるとともに、積載板における不適正な載置状態をユーザに認識させることができ、積載板における載置状態を素早く是正させることができる。
(6)発光部及び受光部を適切に配置することで、給紙すべき用紙以外の物体の最上部を第2のセンサによって所定の高さ位置において確実に検出することができる。
(7)画像形成装置に給紙すべき用紙以外の物体の最上部の位置が画像形成装置に給紙すべき用紙の最上部の位置より高い場合に、画像形成装置に給紙すべき用紙以外の物体の最上部が所定の高さ範囲を超えて上方に移動することを防ぎ、給紙すべき用紙以外の物体が装置の内壁に衝突することによる装置の破壊を未然に防止することができる。
以下に、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。図1は、この発明の実施形態に係るLCC1から給紙を受ける処理装置としての画像形成装置100の概略の構成を示す断面図である。LCC1は、画像形成装置100の側方に配置される。この実施形態では、給紙装置1は、画像形成装置100の側方に1個のみ配置されているが、並列して複数個配置することもできる。また、給紙装置1は、この実施形態では画像形成装置100にシート体の一例である用紙Pを供給するが、OHPフィルム等の他のシート体を供給することもできる。
画像形成装置100は、電子写真方式の画像形成プロセスによって用紙Pに画像を形成する。画像形成装置100は、底部に給紙カセット101,102,103,104を備え、上部に排紙トレイ105を備えている。給紙カセット101,102,103と排紙トレイ105との間に用紙搬送路F1が設けられている。用紙搬送路F1の近傍に感光体ドラム106が配置されている。感光体ドラム106の周囲に、帯電装置107、光走査ユニット108、現像ユニット109、転写装置110、クリーニングユニット111等が配設されている。
用紙搬送路F1における感光体ドラム106の上流側には、感光体ドラム106と転写装置110との間の転写部に、感光体ドラム106の回転に同期して用紙Pを供給するレジストローラ112が配置されている。用紙搬送路F1における感光体ドラム106の下流側には、定着装置113が配置されている。
帯電装置107は、感光体ドラム106の外周面を所定の電位に帯電させる。光走査ユニット108は、外部から入力された画像データに基づいて感光体ドラム106の外周面に静電潜像を形成する。現像ユニット109は、感光体ドラム106の外周面にトナーを供給して静電潜像を可視化し、トナー像を形成する。感光体ドラム106の外周面に形成されたトナー像は、転写装置110によって用紙Pに転写され、さらに定着装置111によって用紙Pに定着される。トナー像を定着した用紙Pは、排紙トレイ105に排出される。トナー像が用紙Pに転写された後に感光体ドラム106の外周面に残留するトナーは、クリーニングユニット111によって回収される。
また、画像形成装置100は、用紙Pの両面に画像を形成する際に、片面に画像を形成した用紙Pの表裏を反転させて転写部に搬送するための反転搬送路F2を備えている。さらに、画像形成装置100は、給紙カセット104をレジストローラ112の上流側で用紙搬送路F1に合流させる用紙搬送路F3を備えている。用紙搬送路F3は、略水平に設けられている。用紙搬送路F3は、画像形成装置100の側面に設けられ不定型サイズの用紙を供給する手差しトレイ114、および、LCC1から供給される用紙Pを受け入れる用紙受入部115に通じており、手差しトレイ114又は用紙受入部115から供給された用紙Pを転写部へ搬送する。
図2は、LCC1の構成を示す前面の断面図である。LCC1は、用紙載置台2、ピックアップローラ3、フィードローラ4、リバースローラ5、搬送ローラ6等を備えている。
用紙載置台2は、積載板21、前基準板22、側面基準板23,24(側面基準板24は図示されない。)及び後端基準板25等を備えている。用紙Pは、水平に配置された積載板21上に、前基準板22、側面基準板23,24及び後端基準板25によって位置決めされて、積層して収納される。
ピックアッフローラ3は、この発明の給紙部材であり、フィードローラ4の回転軸を中心軸として、上下方向の所定範囲D内において揺動自在にされている。この所定範囲Dが、この発明の所定の高さ範囲である。ピックアップローラ3は、この所定範囲D内で、積載板21上に載置された用紙Pの最上面に給紙方向の下流側端部近傍において当接して回転し、最上部の用紙Pをフィードローラ4とリバースローラ5との間に導く。
用紙Pは、フィードローラ4とリバースローラ5との間を通過する。リバースローラ5は、フィードローラ4及びリバースローラ5は、ともに図2中時計方向に回転する。ピックアップローラ3が同時に複数枚の用紙Pをフィードローラ4とリバースローラ5との間に導いた場合、最上部の1枚の用紙Pのみがフィードローラ4に当接して搬送ローラ6に導かれる。最上部の1枚以外の用紙は、リバースローラ5によって積載板21側に戻される。
LCC1は、積載板21上に多数(この実施形態では約5000枚)の用紙Pを収納可能にされている。また、LCC1は、A3サイズ、B4サイズ、A4サイズ及びB5サイズ等の複数のサイズの用紙を収納可能にされている。
このため、側面基準板23,24は、積載板21上において、LCC1の前後方向、即ち、用紙の給紙方向に直交する方向について、所定範囲内に移動自在にされている。側面基準板23,24の一方の移動は、他方に反対方向に伝達される。この結果、積載板21上に載置された用紙は、給紙方向に直交する方向の中央位置を基準に給紙される。
また、後端基準板25は、積載板21上において、LCC1の左右方向、即ち、用紙の給紙方向について、所定範囲内に移動自在にされている。後端基準板25は、下端部が積載板21の下方に位置する図示しないレールに摺動自在に保持されている。後端基準板25の上端部にはレバーが設けられており、このレバーは後端基準板25を上下に貫通するロッドを介して後端基準板25の下端部においてレールの孔部に嵌合するストッパに接続されている。このレバーを把持するとレバーの移動がロッドを介してストッパに伝達され、レールの孔部に対するストッパの嵌合が解除されて後端基準板25を給紙方向に移動させることができるようになる。
用紙載置台2の背面には、昇降用モータが備えられている。昇降用モータの回転がワイヤを介して伝達されることにより、積載板21は、水平状態を保ったまま、図示しないガイドシャフトに沿って上下方向に昇降する。
LCC1の内壁面及び用紙載置台2の外壁面の互いに対向する部分には、スライドレール7,8が設けられている。用紙載置台2は、スライドレール7,8に案内されて、LCC1の前面側に挿脱自在にされている。用紙載置台2は、LCC1の内部に収納された収納位置と、積載板21の全面がLCC1の前面側に露出する露出位置との間を水平方向に移動する。
LCC1の内側上面には、用紙センサ11が取り付けられている。用紙センサ11は、この発明の第1のセンサであり、一例として、当接部材11Aを揺動自在に備えたスイッチによって構成されている。用紙センサ11は、ピックアップローラ3の近傍で所定範囲Dにおける給紙すべき用紙Pの有無を検出する。
また、LCC1の内側上面には、物体センサ12の発光部12Aが取り付けられている。積載板21の上面、LCC1の左内壁面及びLCC1の内側上面には、それぞれ物体センサ12の受光部12B,12C,12Dが取り付けられている。発光部12Aは、範囲Wに光を照射する。範囲Wは、積載板21に用紙等が載置されていない状態で、受光部12B,12Cが光を受光できるように決定されている。物体センサ12は、この発明の第2のセンサであり、給紙方向における用紙センサ11の上流側で少なくとも所定範囲Dにおける物体の有無を検出する。
実際には、物体センサ12は、発光部12Aから照射した光の受光部12B,12C,12Dのそれぞれにおける受光結果に基づいて、3種類の状態を検出する。即ち、発光部12Aから照射した光が受光部12Bによって受光されるか否かに基づいて、積載板21上における物体の有無を検出する。発光部12Aから照射した光が受光部12Cによって受光されるか否かに基づいて、積載板21上の給紙方向の上流側における上方で物体の有無を検出する。発光部12Aから照射した光の文体の上面における反射光が受光部12Dが受光するか否かに基づいて、積載板21上の給紙方向の上流側における所定範囲D内に物体の最上面が達したか否かを検出する。
なお、図2に示すように、受光部12Bは積載板21上における給紙方向の所定範囲内に連続して配置されている。このため、受光部12Bの検出信号から受光部12Bにおける発光部12Aの光の受光領域を判別することで、積載板21上における給紙方向の所定範囲内における物体の有無を検出することができる。また、受光部12Bの検出信号に基づいて、LCC1において給紙可能な複数のサイズのそれぞれについて給紙可能な位置における用紙の有無を検出することができる。給紙可能な位置とは、給紙方向の用紙の前端が前基準板22に当接する位置である。
図3は、LCC1の制御部30の構成を示すブロック図である。LCC1の制御部30は、ROM32及びRAM33を備えたCPU31に、モータドライバ34,35、クラッチドライバ36、用紙センサ11、物体センサ12の発光部12A、物体センサ12の受光部12B,12C,12D、警告ランプ37等の入出力機器を接続して構成されている。CPU31は、画像形成装置100の制御部200に含まれるCPU201に接続されている。
CPU31は、ROM32に予め格納されたプログラムにしたがって、CPU201における画像形成動作に連動して各入出力機器を統括して制御する。CPU31は、用紙センサ11及び受光部12B,12C,12Dから入力される検出信号に基づいて、モータドライバ34、モータドライバ35、クラッチドライバ36に駆動データを出力する。
モータドライバ34には、この発明の移動機構を構成する昇降用モータ41が接続されている。モータドライバ34は、CPU31から入力される駆動データに基づいて昇降用モータ41を正転又は逆転方向に駆動し、積載板21を上下方向に移動させる。
モータドライバ35には、給紙用モータ42が接続されている。モータドライバ35は、CPU31から入力される駆動データに基づいて給紙用モータ42を駆動する。給紙用モータ42の回転は、ピックアップローラ3、フィードローラ4、リバースローラ5、搬送ローラ6に伝達される。
クラッチドライバ36には、給紙用モータ42とピックアップローラ3との間を選択的に接続するクラッチ43が接続されている。クラッチドライバ36は、CPU31から供給される駆動データに基づいてクラッチ43を駆動する。クラッチ43が駆動されている間にのみ、給紙用モータ42の回転がピックアップローラ3に伝達される。
警告ランプ37は、LCC1の外側面の前面側に配置されている。CPU31は、異常発生時に警告ランプ37を点灯する。
図4は、LCC1の制御部30及び画像形成装置100の制御部200の処理手順を示すフローチャートである。画像形成装置100のCPU201は、電源投入後に所定のウォーミングアップを実行し、ウォーミングアップが完了すると画像形成要求の入力を待機している。
CPU201は、画像形成要求が入力されると(S1)、画像形成要求に含まれる画像形成条件を読み取り、LCC1に収納されている用紙を給紙すべきか否かの判別を行う(S2)。画像形成条件に含まれる用紙サイズがLCC1に収納されている用紙でない場合には、CPU201は、画像形成装置100の給紙部である給紙カセット101,102,103,104又は手差しトレイ114の何れかから用紙を給紙し(S3)、この用紙に対する画像形成動作を画像形成要求とともに入力された各画像データの全てについて実行する(S4,S5)。
画像形成条件に含まれる用紙サイズがLCC1に収納されている用紙である場合には、CPU201は、LCC1に給紙すべき用紙が収納されているか否かの判別を行う(S6)。この判別において、CPU201は、LCC1のCPU31に用紙の有無の確認を要求するデータを送信する。CPU31は、このデータを受信すると、受光部12A,12B,12Cの検出信号に基づいて積載板21上に用紙が載置されているか否かの検出を行い、この検出結果をCPU201に送信する。
LCC1に給紙すべき用紙が収納されていない場合には、CPU31はモータドライバ34を介して昇降モータ41を逆転駆動し、積載板21を下降させる。また、CPU201はLCC1に対する用紙の補給を促す表示を行う(S7)。積載板21の下降は、CPU201からの下降命令により、または、CPU31自身の判断で行われる。また、用紙の補給を促す表示は、画像形成装置100の表示部及びLCC1の表示部の両方、又は、何れか一方において行われる。
用紙の補給が完了すると(S8)、CPU31は、発光部12Aを駆動して光を照射させた状態で受光部12Aの検出信号から受光領域を読み取り(S9)、受光部12Aの受光領域が給紙すべき用紙のサイズに対して適正であるか否かの判別を行う(S10)。受光部12Aの受光領域が給紙すべき用紙のサイズに対して適正でない場合、積載板21を下降させてLCC1に対する給紙すべき用紙の補給を促す表示を行う(S10→S7)。
受光部12Aの受光領域が給紙すべき用紙のサイズに対して適正である場合、又は、ステップS6においてLCC1に給紙すべき用紙が収納されている場合には、CPU31は、モータドライバ34を介して昇降用モータ41を正転駆動し、積載板21を上昇させる(S11)。積載板21の上昇は、用紙センサ11がオンし、給紙すべき用紙の最上面が所定範囲Dの最上部位置に達するまで継続される(S12)。
用紙センサ11がオンするまでの間において、CPU31は、受光部12C又は受光部12Dが物体上面を検出するか否かの判別を行う(S13,S14)。用紙センサ11がオンする前に受光部12C又は受光部12Dが物体上面を検出すると、CPU31は、給紙方向における給紙すべき用紙の上流側に給紙すべき用紙以外の用紙等の物体が載置されていると判断し、積載板21を上昇を停止するとともに、警告ランプ37を点灯して物体の除去を促す(S15)。さらに、CPU31は、積載板21を下限位置まで下降させ(S16)、物体の除去を待機する(S17)。
用紙載置台2の引き出し及び押し込み動作によって物体の除去がなされたと判断すると、CPU31は、積載板21の上昇を再開する(S17→S11)。
受光部12C又は受光部12Dが物体上面を検出することなく用紙センサ11がオンすると、CPU31は積載板21の上昇を停止し(S18)、CPU201からの給紙の指示のデータが送信された時にモータドライバ35を介して給紙用モータ42を駆動するとともに、クラッチドライバ36を介してクラッチ43を所定時間駆動して、最上部に位置する1枚用紙を画像形成装置100に向けて給紙する(S19)。画像形成装置100は、LCC1から給紙された用紙に対して画像形成処理を実行する(S20)。
次の給紙の指示のデータが入力されると、CPU31は、用紙センサ11が給紙すべき用紙の最上面を検出していることを条件に給紙動作を繰り返し実行し(S21→S22→S19)、画像形成装置100において全ての画像データについての画像形成処理が行われる。次の用紙の給紙時に用紙センサ11が用紙の最上面を検出していない場合には、昇降モータ41を正転駆動して積載板21を所定範囲の上限位置まで上昇させる(S23)。
上記の処理により、図5(A)に示すように、LCC1に対する用紙Pの補給時に、給紙方向におけるA4サイズの用紙の上流側に次に給紙すべき用紙が予備用紙P1として載置された場合、物体センサ12の受光部12Bの検出信号によって予備用紙P1の存在が検出される。予備用紙P1が検出されると、CPU31は、積載板21を上昇させることなく、警告ランプ37の点灯によって予備用紙P1を除去すべき旨の警告を行う。したがって、図5(B)に示すように予備用紙P1の最上部がLCC1の内部上面に衝突することがなく、装置の破損を未然に防止することができる。
また、LCC1に対する用紙Pの補給時に、受光部12Bの検出信号によって予備用紙P1が検出できなかった場合や、受光部12Bによる検出が困難な物体P2が、給紙方向における給紙すべき用紙の上流側に載置された場合に、図6(A)に示す状態から給紙すべき用紙Pの給紙が繰り返されて積載板21が徐々に上昇されて図6(B)に示す状態になった時点で受光部12C又は受光部12Dによって物体P2が検出される。給紙動作後に予備用紙P1や物体P2が検出された場合にも、CPU31は、積載板21を上昇させることなく、警告ランプ37の点灯によって予備用紙P1を除去すべき旨の警告を行う。したがって、図6(C)に示すように予備用紙P1の最上部がLCC1の内部上面に衝突することがなく、装置の破損を未然に防止することができる。
なお、上記の実施形態では画像形成装置100の側面に配置されたLCC1を例にあげて説明したが、画像形成装置100の内部に装着される給紙装置、及び、画像形成装置100以外の用紙に対する処理を行う装置に適用される給紙装置においてもこの発明を同様に適用することができる。
この発明の実施形態に係るLCC1から給紙を受ける処理装置としての画像形成装置100の概略の構成を示す断面図である。 LCC1の構成を示す前面の断面図である。 LCC1の制御部30の構成示すブロック図である。 画像形成装置100の制御部200及びLCC1の制御部30の処理手順を示すフローチャートである。 LCC1に対する用紙補給時の予備用紙P1等の検出状態を説明する図である。 LCC1における給紙動作時の予備用紙P1等の検出状態を説明する図である。
符号の説明
1 LCC
2 用紙載置台
3 ピックアップローラ
11 用紙センサ
12 物体センサ
12A 発光部
12B,12C,12D 受光部
21 積載板
25 後端規制板
30 制御部
41 昇降用モータ
42 給紙用モータ
100 画像形成装置

Claims (7)

  1. 複数枚の用紙を載置して上下移動自在にされた積載板と、
    前記積載板を上下移動させる移動機構と、
    前記積載板上に載置された用紙のうちで最上部に位置する用紙における給紙方向の下流側端部近傍に所定の高さ範囲において給紙方向の搬送力を作用させる給紙部材と、
    前記給紙部材の近傍で前記所定の高さ範囲における給紙すべき用紙の有無を検出する第1のセンサと、
    給紙方向における前記第1のセンサの上流側で少なくとも前記所定の高さ範囲における物体の有無を検出する第2のセンサと、
    前記第1のセンサ及び前記第2のセンサの検出結果に基づいて前記移動機構の動作を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする給紙装置。
  2. 前記第2のセンサは、少なくとも給紙可能な最大サイズについて給紙方向における下流側の1/2の範囲よりも上流側で物体を検出することを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。
  3. 前記制御部は、前記積載板に給紙すべき用紙が補給された直後における前記積載板の上昇時に、前記第1のセンサ及び前記第2のセンサの検出結果に基づいて積載板の上昇位置を決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の給紙装置。
  4. 前記制御部は、前記給紙すべき用紙の給紙動作中に、前記第1のセンサ及び前記第2のセンサの検出結果に基づいて積載板の上昇位置を決定することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の給紙装置。
  5. 前記制御部は、前記積載板の上昇中に、前記第1のセンサが用紙を検出する前に前記第2のセンサが前記所定の高さ範囲において物体を検出した時に、前記積載板の上昇を停止するとともに警告を発生することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の給紙装置。
  6. 前記第2のセンサは、発光部と受光部とからなる光学センサであることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の給紙装置。
  7. 給紙された用紙に対して画像形成処理を行う画像形成装置において、請求項1乃至6の何れかに記載の給紙装置を装着したことを特徴とする画像形成装置。
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